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JP3134566B2 - 画像出力装置 - Google Patents
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JP3134566B2 - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP3134566B2
JP3134566B2 JP04340319A JP34031992A JP3134566B2 JP 3134566 B2 JP3134566 B2 JP 3134566B2 JP 04340319 A JP04340319 A JP 04340319A JP 34031992 A JP34031992 A JP 34031992A JP 3134566 B2 JP3134566 B2 JP 3134566B2
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reflection surface
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optical scanning
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像出力装置に関する。
前記画像出力装置は、レーザプリンタやカラー複写機な
どのカラー画像出力装置及び光偏向器の特性検出装置等
を含む。
【0002】
【従来の技術】一般に光ビーム走査型のプリンタやデジ
タル複写機等の画像出力装置では、出力画像の品質を劣
化させるスキャンジッタすなわち光走査線の開始または
終了位置のズレの存在が問題となる。特にフルカラー複
写機などでは画像の構成単位である画素の書込位置の要
求精度が単色プリンタ等に比べて非常にシビアであり、
スキャンジッタは少しでも小さくしなければならない。
【0003】また、スキャンジッタの発生には回転多面
体の各反射面形状のバラツキによる影響が特に大きいと
考えられている。この反射面形状のバラツキによって生
じるスキャンジッタはその性質上回転多面鏡の回転と同
じ周期で繰り返し現れるものである。従ってこの繰り返
しのパターンとそのパターン始まる(パターンのどこを
開始点とするかは任意である)タイミングさえわかれ
ば、画像信号の出力部などで適当な補正処理を施すこと
によりスキャンジッタを低減させることができる。通常
スキャンジッタの繰り返しのパターンは急激に変化する
ことはないので頻繁にこの計測を行う必要はないが、繰
り返しパターンの開始タイミングを知ることは少なくと
も1連の印字動作(画像書込動作)で1回は行う必要が
ある。
【0004】これまでに知られている繰り返しパターン
開始タイミングの検知方式としては下記の技術(J0
1),(J02)が知られている。(J01)回転多面鏡の
反射面以外の部分にマーキングを施し、これを発光素子
と光センサによって検出する方式、(J02)回転多面鏡
の反射面の一部を加工し鏡面の傾斜角などを部分的に変
えて入射する光ビームの一部を特別な方向に偏向させ、
その偏向光が照射する位置に光センサをおいて検出する
方式、
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の繰り返しパター
ンの開始タイミング検知方式(J01),(J02)には以
下のような問題点があった。 (J01)の問題点 この方式では回転多面鏡の近傍にマーク検出用センサを
設置する必要が生じ、回転多面鏡の風損抵抗を減少させ
る為のミラーカバーの形状や材質に制約が課せられる。 (J02)の問題点 この方式では回転多面鏡の一部とはいえ形状加工を施す
ため、遠心力による変形の効果が増大するし、回転多面
鏡や光走査装置の設計に制約が課せられることになる。
また特殊な加工によりコスト高ともなる。
【0006】さらに、スキャンジッタ繰り返しパターン
に着目した補正を行っていない光走査装置に対しこれを
導入しようとする場合、前記(J01),(J02)の方式
では光走査装置のケーシング内に光センサを入れるため
の追加工が必要となってケーシングの構造的制約などか
ら対応できない場合がしばしばあり、光走査装置のケー
シングに手を加えずに前記繰り返しパターンの開始タイ
ミングを検知することが課題となっていた。
【0007】本発明は、前述の事情に鑑み、下記の記載
内容(O01),(O02)を課題とする。 (O01) 潜像形成面への画像書き込み用の光走査が常
に回転多面鏡の特定の反射面から始まるようにした画像
出力装置において、光偏向器及び光走査装置のケーシン
グ等に手を加えずに、特定の反射面の偏向位置を検出可
能にすること。 (O02) カラー複写機等の画像出力装置において、画
像の構成単位である画素の書込位置を高精度に位置決め
できるようにすること。
【0008】
【課題を解するための手段】次に、前記課題を解決する
ために案出した本発明の構成を説明するが、本発明の構
成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易に
するため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだも
のを付記している。なお、本発明を後述の実施例の符号
と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にす
るためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためで
はない。
【0009】前記課題を解決するために、本発明の画像
出力装置は、回転界磁極の位置検出用の磁気検出素子
(11a,11b,11c)を有するスキャナモータ
(3)及びこのスキャナモータ(3)のロータに装着さ
れた複数の反射面(K1〜K8)を有する回転多面鏡
(K)により構成される光偏向器と、前記回転多面鏡
(K)の各反射面で偏向される光ビーム(L)により画
像書き込み用の光走査が行われる潜像形成面(5a)
と、前記回転多面鏡(K)の特定の反射面の光偏向位置
を検出して特定反射面検出信号を出力する特定反射面検
手段とを有し、前記潜像形成面(5a)への画像書き
込み用の光走査が常に回転多面鏡(K)の特定の反射面
から始まるようにした画像出力装置において、下記の要
件(Y01)を備えたことを特徴とする、 (Y01)前記磁気検出素子(11a,11b,11c)の
出力信号の変化に応じて特定反射面検出信号を出力する
前記特定反射面検出手段(8)。
【0010】(語句の説明)前記本発明に係る前記「画
像出力装置」は、モノクロの画像出力装置、マルチカラ
ー画像出力装置、フルカラー画像出力装置、光偏向器の
特性検出装置等を含む。また、前記「反射面」とは入射
したレーザ光等の光ビーム(L)を反射できるように加
工された平面または曲面を指す。また、前記「回転多面
鏡」とはその表面部に反射面(K1〜K8)を直接形成す
るかまたは反射面(K1〜K8)を持つ部材を固着するな
どの方法によって少なくとも2つの反射面(K1〜K8)
を有し、モータの回転部材に取り付けられるかまたはモ
ータの回転部材と一体構造であることにより回転し、光
偏向を行う部位の名称である。前記回転多面鏡(K)の
材料としてはこれを所定の回転速度で回転させたときに
破壊や形状の変化が生じないものであれば何でもよく、
例えばアルミ、鉄、樹脂等がある。前記「特定反射面」
とは前記回転多面鏡(K)が有する反射面(K1〜K8)
のうち、実際の光ビーム(L)による書込走査を開始す
る反射面(K1〜K8)を特に指すものである。前記「磁
気検出素子」とは磁気検出面を持ち、その面における磁
界の向きを電気的な状態の違いによって出力することが
できるものを指し、1例としてホール効果を利用したホ
ール素子などがある。
【0011】(本発明の実施態様1) 本発明の画像出力装置の実施態様1は、回転界磁極の位
置検出用の磁気検出素子(11a,11b,11c)を有
するスキャナモータ(3)及びこのスキャナモータ
(3)のロータに装着された複数の反射面(K1〜K8)
を有する回転多面鏡(K)により構成される光偏向器
と、前記回転多面鏡(K)の各反射面で偏向される光ビ
ーム(L)により画像書き込み用の光走査が行われる潜
像形成面(5a)とを有し、前記潜像形成面(5a)にイ
エロー、マゼンタ、及びシアンの各画像を順次書込ん
で、カラー画像を形成するカラー画像出力装置におい
て、下記の要件(Y011,(Y012)を備えたことを特徴
とする、 (Y011)前記磁気検出素子(11a,11b,11c)の
出力信号の変化に応じて特定反射面検出信号を出力する
特定反射面検出手段(8)、 (Y012)前記潜像形成面(5a)への各カラー画像書き
込み用の光走査を、常に回転多面鏡(K)の各カラー毎
に定められた特定の反射面(K1〜K8)から開始する手
段。
【0012】(本発明の実施態様2) 本発明の画像出力装置の実施態様2は、前記実施態様1
の画像出力装置において、下記の要件(Y013)〜(Y0
15)を備えたことを特徴とする、 (Y013)前記磁気検出素子(11a,11b,11c)の
出力信号が所定の状態になったときに基準反射面検出信
号を出力する手段と、前記基準反射面検出信号が出力さ
れてから光走査線の開始位置を得るために光走査装置ケ
ーシング内またはその付近に備えられたSOSセンサ出
力の出力回数nを計数する計数手段とを有する前記特定
反射面検出手段、 (Y014) 前記出力回数nが設定した回数noに達した
ときに、前記回転多面鏡(K)の前記特定の反射面から
no+1番目の所定の反射面により光走査を開始する手
段、 (Y015)前記潜像形成面(5a)への前記イエロー、マ
ゼンタ、シアンの各色の画像書き込み用の光走査を開始
する際の前記noの値は各色毎に設定された前記光走査
を開始する手段。
【0013】(本発明の実施態様3) 本発明の画像出力装置の実施態様3は、前記実施態様1
または2の画像出力装置において下記の要件(Y016)
を備えたことを特徴とする、 (Y016)前記ロータが所定の基準回転位置に有るとき
の前記スキャナモータ(3)の磁気検出素子(11a,
11b,11c)の出力状態を記憶する基準位置記憶手
段、この基準位置記憶手段に記憶された前記出力状態
と、前記磁気検出素子(11a,11b,11c)の実際
の出力状態とを比較する比較手段、及び、前記記憶され
た出力状態及び実際の出力状態が一致した場合に基準反
射面検出信号を出力する基準反射面検出信号出力手段を
有する前記特定反射面検出手段(8)。
【0014】(本発明の実施態様4) 本発明の画像出力装置の実施態様4は、前記実施態様
の画像出力装置において、下記の要件(Y017),(Y0
18)を備えたことを特徴とする、 (Y017)前記磁気検出素子(11a,11b,11c)が
3個設けられ、前記3個の出力信号の組み合わせパター
ンを前記磁気検出素子(11a,11b,11c)の前記
出力状態として記憶する前記基準位置記憶手段、 (Y018)前記回転界磁極数が2である前記スキャナモ
ータ(3)。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (本発明の作用) 前述の特徴を備えた本発明の画像出力装置は、光偏向器
を有している。この光偏向器の複数の反射面(K1〜K
8)を有する回転多面鏡(K)は、回転界磁極の位置検
出用の磁気検出素子(11a,11b,11c)を有する
スキャナモータ(3)により回転駆動される。前記回転
多面鏡(K)の各反射面(K1〜K8)で偏向される光ビ
ーム(L)により、前記潜像形成面(5a)に画像書き
込み用の光走査が行われる。前記潜像形成面(5a)へ
の画像書き込み用の光走査は、常に回転多面鏡(K)の
特定の反射面から始められる。その特定の反射面は、前
記磁気検出素子(11a,11b,11c)の出力信号の
変化に応じて特定反射面検出信号を出力する特定反射面
検出手段(8)により検出される。すなわち、前記本発
明の画像出力装置では、スキャナモータ(3)に元来設
けられている回転界磁極および磁気検出素子(11a,
11b,11c)を使用することにより、光偏光器に新た
な回転位置検出用部材を設けることなく、前記各反射面
の回転位置を検出することが可能となる。
【0019】(本発明の実施態様1の作用) 前述の特徴を備えた本発明の画像出力装置の実施態様1
は、光偏向器を有している。この光偏向器の複数の反射
面(K1〜K8)を有する回転多面鏡(K)は、回転界磁
極の位置検出用の磁気検出素子(11a,11b,11
c)を有するスキャナモータ(3)により回転駆動され
る。前記回転多面鏡(K)の各反射面(K1〜K8)で偏
向される光ビーム(L)により、前記潜像形成面(5
a)に画像書き込み用の光走査が行われる。前記光走査
は、イエロー、マゼンタ、シアンの各色毎に行われる。
各色毎の走査順序は任意に定めることができる。また、
黒色トナーで現像する黒画像書き込み用の光走査を行う
ことも可能である。前記潜像形成面(5a)への各カラ
ー画像書き込み用の光走査は、常に回転多面鏡(K)の
各カラー毎に定められた特定の反射面から始められる。
その特定の反射面は、光偏光器に新たな回転位置検出用
部材を設けることなく、スキャナモータ(3)に元来設
けられている前記磁気検出素子(11a,11b,11
c)の出力信号の変化に応じて特定反射面検出信号を出
力する特定反射面検出手段(8)により検出される。
【0020】(本発明の実施態様2の作用) 本発明の実施態様2の画像出力装置では、前記基準反射
面検出信号が出力されてから、計数手段は、光走査線の
開始位置を得るために光走査装置ケーシング内またはそ
の付近等に備えられたSOSセンサ出力の出力回数nを
計数する。そして、前記出力回数nが設定した回数no
に達したときに、前記回転多面鏡(K)の前記基準反射
面からno+1番目の所定の反射面(特定反射面)によ
り光走査を開始する。前記noの値は、Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色毎に適切な
値が設定されており、その設定された回数noに応じ
て、前記潜像形成面(5a)への前記Y,M,Cの各色
の画像書き込み用の光走査が開始される。前記回数no
の値をそれぞれの色の画像出力装置ごとに調節すること
によって、出力画像上の色ムラを低減させることができ
る。すなわち、各色を画像出力した場合のスキャンジッ
タ繰り返しパターンを印字動作に移る前に予め調査して
おき、それぞれのパターンの組合せで最も画素が偏らな
いような組合せを選び、各色用の画像書込に対しSOS
出力計数回数noの値を設定することができる。そし
て、その後画像書込動作を開始することができる。
【0021】(本発明の実施態様3の作用) 前記本発明の画像出力装置の実施態様3では、前記特定
反射面検出手段(8)の基準位置記憶手段(16)は、
前記ロータが基準回転位置に有るときの前記スキャナモ
ータ(3)の磁気検出素子(11a,11b,11c)の
出力状態を記憶している。比較手段(12)は基準位置
記憶手段(16)に記憶された前記出力状態と、前記磁
気検出素子(11a,11b,11c)の実際の出力状態
とを比較してそれらが一致した場合には一致信号(基準
反射面検出信号)を出力する。前記一致信号(基準反射
面検出信号)が出力されたときは、基準反射面が所定の
位置に来たときである。前記特定反射面検出信号は、前
記基準反射面が所定の位置に来たときに出力される一致
信号の出力に応じて出力される。
【0022】(本発明の実施態様4の作用) 本発明の画像出力装置の実施態様4では、スキャナモー
タ(3)の回転界磁極数が2であり、前記磁気検出素子
(11a,11b,11c)が3個設けられている。ま
た、前記基準位置記憶手段(16)には、前記磁気検出
素子(11a,11b,11c)の出力状態として、3個
の磁気検出素子(11a,11b,11c)出力信号の組
み合わせパターンが記憶される。1個の出力信号がO
N,OFFの2値である場合、前記組み合わせパターン
は6パターンとなる。この6パターンのうちの任意のパ
ターンを記憶させることが可能である。記憶させるパタ
ーン数は1個でもよいが複数個とすることも可能であ
る。例えば、6パターンを全部記憶させると、360°
÷6=60°回転する毎に回転多面鏡(K)の位置を検
出することが可能となる。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の光偏向器
の実施例を説明するが、本発明は実施例に限定されるも
のではない。本実施例の画像出力装置は、光偏向器の特
性検出装置であり、出力画像の縦罫線ドットと回転多面
鏡(K)の反射面(K1〜K8)とを対応づけることによ
り回転多面鏡の各部の変形量の推定を行うためのもので
ある。図1は本発明に係る実施例の構成を示す図であ
る。光走査装置4は光ビームLを出射する光ビーム源
1、回転多面鏡Kを搭載したスキャナモータ3、光ビー
ムLが通過または反射する光学レンズ系、SOSセンサ
6、並びにこれらを固定するための光学ケーシング等で
構成されている。前記スキャナモータ3は、図2に示す
ように、ロータマグネット3a及びステータ3bを有して
いる。感光体ドラム5は副走査方向に一定速度で回転す
る中空円筒であり、光走査装置4からの走査光によって
外表面に形成された潜像形成面(感光体膜)5a上に潜
像が形成される。
【0027】モータドライバ7はスキャナモータ3内部
の磁気検出素子11a,11b,11c(図2参照)から
の出力信号でステータ電流Ix,Iy,Iz(図示せ
ず)の転流制御をし、またスキャナモータ3の定速回転
制御を行う。
【0028】次に前記光偏向器のスキャナモータ3の回
転界磁極位置検出用の磁気検出素子11a,11b,11
cの出力の変化により回転多面鏡Kの所定の反射面を検
出できること、及び、その所定の反射面から光走査を開
始できることを説明する。図2は回転多面鏡Kを回転さ
せるスキャナモータ3の説明図で、図2Aは回転多面鏡
Kとスキャナモータ3との関連を示す図、図2Bはスキ
ャナモータ3内部の3個の磁気検出素子11a,11b,
11c配置の概要図である。また図3は磁気検出素子1
1a,11b,11cの出力のタイミングチャートであ
る。3個の磁気検出素子11a,11b,11cは、図2
Bのようにモータ内部においてロータマグネット3aの
周囲に配置されたステータ3bに、120度ずつ離れて
配置されている。個々の磁気検出素子11a,11b,1
1cはロータマグネット3aの最も近い部分の極性に従っ
て正または負の出力を行う。ここで3つの磁気検出素子
11a,11b,11cの出力の大きさを無視し、その極
性だけに着目すると、図3に示すようにロータマグネッ
ト3aが60度ずつ回転するにつれ少なくともどれか1
つの磁気検出素子11a,11b,11cは極性が反転
し、ロータマグネット3aが1回転する間に6種類の出
力パターンが出力されることがわかる。
【0029】従って、例えば図2Bのときに11a,1
1bの出力が正、11cの出力が負であったとすると
(図3のxの範囲)、ロータマグネット3aの磁極が図
2Bの向きから±30度の範囲にきたときには必ずこの
パターンの出力が生じることになる。そして更にロータ
が回転していきロータマグネット3aの磁極がある特定
の方向を向くと、出力パターンは次のパターンに変化す
る(図3のP点)。ここでロータマグネット3aおよび
回転多面鏡Kは共に同じ回転軸に取り付けられているこ
とから、このときの光偏向を行う反射面は毎回同じ反射
面であり毎回同じ方向を向いてることになる。ただしそ
のとき光ビームLの反射面による反射方向は、回転多面
鏡Kのモータへの取り付け方や、どの出力パターンの変
化をみるかなどによってそれぞれ異なってくる。
【0030】もし仮に、磁気検出素子(11a,11b,
11c)の出力パターンの変化する瞬間にSOSセンサ
に光ビームLが入射してSOS信号が生成された場合、
SOS信号の計数動作が不安定になり、計数ミスなどを
生じる可能性がある。このようなことを避けるためSO
S信号に遅延をかけ、この遅延量を調整することにより
磁気検出素子の出力とSOS信号が重ならないようにし
て安定な動作を実現することができる。
【0031】後述するように、本実施例では前述の磁気
検出素子(11a,11b,11c)の出力パターンの変
化を計数開始のトリガとし、次のSOSセンサ出力から
その発生する回数nをカウントしていき予め設定された
計数noに達したらその次のSOSセンサ出力から画像
書込(印字または描画)を開始するように構成されてい
る。なお、磁気検出素子(11a,11b,11c)の出
力パターンの変化を印字動作開始のトリガとし、次のS
OSセンサ(no=1に対応するセンサ)出力から画像
書込(印字または描画)を開始するように構成すること
が可能である。
【0032】図1に示す特定反射面検出手段8は前記磁
気検出素子11a,11b,11cからの出力信号と前記
SOSセンサの発生するSOS信号とから特定反射面検
出信号を生成し、プリント制御部9に出力する。プリン
ト制御部9は主制御部10からの印字指令が来ると信号
待ち状態に入り、特定反射面検出信号を検出するとレー
ザドライバ11に対して光ビームLの光量を指示するド
ットデータの送出を開始する。レーザドライバ11はこ
のドットデータに従い光ビーム源1の駆動電流を増減さ
せて、光ビームLの光量を変化させ、感光体ドラム5に
潜像の書き込みが行われる。
【0033】次に前記特定反射面検出手段8について説
明する。図4は特定反射面検出手段8を機能ブロック図
で示したものである。図4において、前記磁気検出素子
11a,11b,11cの出力はパターン比較手段12に
入力されている。基準位置記憶手段16には、回転多面
鏡Kが特定位置に来たときの前記磁気検出素子11a,
11b,11cの出力パターンが記憶されている。パター
ン比較手段12は、前記磁気検出素子11a,11b,1
1cの出力と前記基準位置記憶手段16に記憶された前
記パターンとを比較し、一致すると、リセットパルス
(基準反射面検出パルス)をダウンカウンタ13に出力
する機能を有している。
【0034】面番号記憶手段17は検出したい反射面の
面番号が記憶されていて、ダウンカウンタ13がリセッ
トされる度にこの値をプリセットする。この面番号は前
記パターン比較手段12がリセットパルス(基準反射面
検出パルス)を出力した瞬間の光偏向を行っている反射
面を0番とし、ロータの回転する向きに1,2,3…と
順番にふられた反射面Ki(i=1,2,3,…)の番
号である。遅延手段15はSOS信号を任意の時間だけ
遅延したのちダウンカウンタ13のクロック入力へ送
る。この遅延時間はSOS信号とパターン比較手段12
からのリセット信号がダウンカウンタ13へ同時刻に送
られないような値を設定する。
【0035】ダウンカウンタ13は遅延手段15からの
クロック信号が入る度に計数値を1だけ減じていき、計
数値がゼロになるまでこれを繰り返す。計数値がゼロに
なるとダウンカウンタ13は特定反射面検出信号をバッ
ファ14を介して外部に出力し、次のリセットパルスが
来るまで待機する。
【0036】一般に光走査装置を使用したレーザプリン
タやデジタル複写機などでは光走査線の開始または終了
位置のズレすなわちスキャンジッタの存在が知られてい
る。このスキャンジッタは出力画質を劣下させ、特にフ
ルカラーコピーなどではその影響が大であるためこれを
少しでも小さくしなければならない。このスキャンジッ
タの発生原因としては光走査装置内の光学部品の振動、
印字データの出力タイミングの変動、光ビームLを光偏
向するプロセスにおいて発生する光走査速度の変動など
があるが、特に光走査速度の変動の低減が最も重要視さ
れている。
【0037】この光走査速度の変動は光偏向を行う回転
多面鏡Kの回転速度変動と反射面形状のバラツキによっ
て生じる。特に後者については部品の加工精度からくる
バラツキに加え、回転することによって生じる遠心力や
部材の熱膨張などの効果が非常に大きいと言われてい
る。ところが高速回転中の反射面の状態を調べることは
大変難しく、この遠心力と熱膨張による効果を直接観察
することによって知ることができない。そこで本実施例
では、前記直接形状測定をする方法に代えて、次のよう
な方法が採用されている。すなわち図5Aに示すような
測定しようとする回転多面鏡Kを有する光偏向器をレー
ザプリンタに搭載し図5Bのように多数の縦罫線をプリ
ントアウトする。縦罫線は副走査方向に多数のドットが
並んでおり、このドットの位置ズレを測ることにより主
走査方向の速度変動を推定することができる。
【0038】このとき出力画像のドットとそのとき光走
査を行っていた反射面とは完全に対応が取れている必要
がある。これと回転多面鏡Kの静止状態の形状測定結果
から回転による反射面の変形量の推定を行うことができ
る。このドットと反射面との対応を取る方法はいくつか
考えられるが、回転多面鏡Kの反射面の一つを基準面
(すなわち、所定の反射面)と定め、常にこの基準面で
の光走査から印字を開始することにより対応を取る方法
が最も簡単である。
【0039】図5では例として8つの反射面を側面に持
つ回転多面鏡Kが時計方向に回転する場合の出力画像と
の対比を示している。仮に前記基準面を第1面とすると
この第1面による光走査によって形成される縦罫線のド
ットは第1番目,第9番目,第17番目…のドットであ
る。同様に第2面による光走査によって形成される縦罫
線のドットは第2番目,第10番目,第18番目…のド
ットというようにしてドットと反射面との対応を取るこ
とが簡単にできる。このとき基準となる位置からの各ド
ットの左右方向のズレより主走査方向の速度変動を推定
できる。
【0040】次に前記実施例の作用を図6の特定反射面
検出フローを用いて説明する。図6は前記図4の特定反
射面検出手段8の各要素12〜17の機能をマイコンを
用いて実現したときの処理の流れ(特定反射面検出フロ
ー)を示したものである。図6において、特定反射面検
出手段8の特定反射面検出フローが開始されると、ステ
ップS1において、前記磁気検出素子11a,11b,1
1cの出力信号がパターン比較手段12に取り込まれ
る。次にステップS2において、前記基準位置記憶手段
16に記憶されている信号パターン(前記磁気検出素子
11a,11b,11cの出力信号のパターン)がパター
ン比較手段12に取り込まれる。
【0041】次にステップS3において、磁気検出素子
11a,11b,11cの出力信号のパターンと基準位置
記憶手段16に記憶されている信号パターンとの比較が
行われ、前記両パターンが一致しているか否かが判断さ
れる。不一致の場合は前記ステップS1に戻る。一致し
ている場合はステップS4に移り、ダウンカウンタ13
をリセットする。次に、ステップS5において、面番号
記憶手段17の内容をダウンカウンタ13にセットす
る。次に、ステップS6に移る。ステップS6ではSOS
信号入力部から信号出力を取り込む。
【0042】次にステップS7において、SOS信号の
発生が有ったかどうか判断する。無しの場合は前記ステ
ップS6に戻る。有りの場合はステップS8に移る。ステ
ップS8において、ダウンカウンタをデクリメントす
る。次にステップS9において、計数値=0かどうか判
断する。ノー(NO)の場合は前記ステップS6に移
る。イエス(YES)の場合はステップS10に移る。ス
テップS10において、特定反射面検出信号を出力する。
そして、特定反射面検出フローの処理を終了する。
【0043】(実施例特有の効果)本実施例では従来の
ように光走査装置に新たにセンサを付加したり回転多面
鏡Kの形状を変えたりなどを行う必要がないので、内部
の加工ができない光走査装置においても回転多面鏡Kの
各部の変形量の推定を行うことができる。
【0044】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記(H01)に例示する。 (H01) 本発明は光偏向器の特性検出装置以外の画像
出力装置、例えば、レーザビームプリンタ、デジタル複
写機、等の画像出力装置にも適用可能である。そして特
に、カラーの画像出力装置に適用すると、色ずれの少な
い高画質の画像を得ることが可能になる。
【0045】
【発明の効果】本発明の 画像出力装置は下記(E01)
〜(E04)の効果を奏する。 (E01) スキャンジッタ繰り返しパターンの開始タイ
ミング検知のために回転多面鏡の近傍にマーク検出用セ
ンサを設置したりする必要がないため、回転多面鏡の風
損抵抗を減少させる為のミラーカバーの設計に対し形状
や材質の制約を課すことがない。 (E02) 回転多面鏡に余計な形状加工を行わないた
め、遠心力による反射面形状の変形を極力抑えることが
できる。 (E03) 特殊な加工をする必要が無いのでコストアッ
プとなることがない。 (E04) スキャンジッタ繰り返しパターンに着目した
補正を行っていない光走査装置に対しこれを導入しよう
とする際に、光走査装置の追加工が不必要であり殆どの
光走査装置に対して対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明に係る画像出力装置の一実施例
の構成を示す図である。
【図2】 図2は同実施例の回転多面鏡K及びそれを回
転させるスキャナモータ3の説明図で、図2Aは回転多
面鏡Kとスキャナモータ3との関連を示す図、図2Bは
スキャナモータ3内部の3個の磁気検出素子11a,1
1b,11c配置の概要図である。
【図3】 図3は同実施例の磁気検出素子11a,11
b,11cの出力のタイミングチャートである。
【図4】 図4は前記図1の特定反射面検出手段8を機
能ブロック図で示したものである。
【図5】 図5は同実施例の回転多面鏡Kとそれが時計
方向に回転する場合の出力画像との関連の説明図で、図
5Aはレーザプリンタ等に搭載される光偏向器の回転多
面鏡Kを示す図、図5Bは前記図5Aの回転多面鏡Kに
よりプリントアウトした多数の縦罫線を示す図である。
【図6】 図6は前記図4の各要素12〜17の機能を
マイコンを用いて実現したときのマイコンが行う処理の
流れ(特定反射面検出フロー)を示す図である。
【符号の説明】 L…光ビーム 1…光ビーム源、2…回転多面鏡、3…スキャナモー
タ、4…光走査装置、5…感光体ドラム、6…SOSセ
ンサ、7…モータドライバ、8…光偏向面検出手段、9
…プリント制御部、10…レーザドライバ、11a,1
1b,11c…磁気検出素子、12…パターン比較手段、
13…ダウンカウンタ、14…バッファ、15…遅延手
段、16…基準位置記憶手段、17…面番号記憶手段、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転界磁極の位置検出用の磁気検出素
    子を有するスキャナモータ及びこのスキャナモータのロ
    ータに装着された複数の反射面を有する回転多面鏡によ
    り構成される光偏向器と、前記回転多面鏡の各反射面で
    偏向される光ビームにより画像書き込み用の光走査が行
    われる潜像形成面と、前記回転多面鏡の特定の反射面の
    光偏向位置を検出して特定反射面検出信号を出力する
    定反射面検出手段とを有し、前記潜像形成面への画像書
    き込み用の光走査が常に回転多面鏡の特定の反射面から
    始まるようにした画像出力装置において、下記の要件
    (Y01)を備えたことを特徴とする、 (Y01)前記磁気検出素子の出力信号の変化に応じて特
    定反射面検出信号を出力する前記特定反射面検出手段。
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