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JP3146808B2 - テレビジョン受像機 - Google Patents
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JP3146808B2 - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JP3146808B2
JP3146808B2 JP28553593A JP28553593A JP3146808B2 JP 3146808 B2 JP3146808 B2 JP 3146808B2 JP 28553593 A JP28553593 A JP 28553593A JP 28553593 A JP28553593 A JP 28553593A JP 3146808 B2 JP3146808 B2 JP 3146808B2
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直也 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスペクト比16:9
の表示画面を有するテレビジョン受像機に係り、特に、
その表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示させる
際に、水平方向の表示サイズを表示画面の水平方向中央
部に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大させる
ことにより前記アスペクト比4:3の映像を前記表示画
面全体に表示させる非線形処理回路と、親画面の中に子
画面を挿入するピクチャ・イン・ピクチャ(PIP)回
路とを備えたテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近になって、ハイビジョン放送等、従
来のアスペクト比4:3の映像と比較してより臨場感の
得られるアスペクト比16:9の映像が登場し、これに
伴って、アスペクト比16:9の表示画面を有するテレ
ビジョン受像機が商品化され普及しつつある。このアス
ペクト比16:9の表示画面を有するテレビジョン受像
機にアスペクト比16:9の映像信号を表示させたり、
従来のアスペクト比4:3の映像信号を表示させたりす
ることが行われている。このように、アスペクト比1
6:9の映像の登場により、テレビジョン受像機の表示
画面のアスペクト比とは異なるアスペクト比の映像を表
示させることが行われるようになってきた。
【0003】アスペクト比16:9の表示画面を有する
テレビジョン受像機にアスペクト比4:3の映像信号を
表示させる際の表示方法としては、アスペクト比4:3
の映像信号を時間軸圧縮してアスペクト比16:9の表
示画面に表示するモード、アスペクト比4:3の映像信
号における垂直方向中央部のアスペクト比16:9の部
分を拡大して表示するモード、アスペクト比4:3の映
像信号をそのままアスペクト比16:9の表示画面に横
伸びさせて表示するモード等がある。他のモードとし
て、本出願人は先に、特願平4−255871号によ
り、アスペクト比16:9の表示画面を有するテレビジ
ョン受像機の表示画面にアスペクト比4:3の映像を表
示させる際に、水平方向の表示サイズを、前記表示画面
の水平方向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従
って拡大させることにより、アスペクト比4:3の映像
をアスペクト比16:9の表示画面全体に表示する方法
を提案した。
【0004】ここで、この新規な表示方法の概要につい
て説明する。この表示方法を実現する1つの手法として
水平偏向出力回路を用いるものがある。図8において、
水平出力トランジスタ1,ダンパーダイオード2,共振
コンデンサ3,水平偏向コイル4,S字補正コンデンサ
5,フライバックトランス(または水平出力トランス)
6よりなる水平偏向出力回路に、新たに、S字補正コン
デンサ5と並列にS字補正コンデンサ7と、S字補正コ
ンデンサ7の導通・非導通を切り換えるためのスイッチ
8を設ける。この時、スイッチ8をオフ(切断)し、ト
ランス6に印加する電源電圧Vccを適度に選択すること
により、アスペクト比4:3の映像をアスペクト比1
6:9の表示画面にそのまま横伸びさせて表示させた時
に、S字補正コンデンサ5の容量を表示画面上における
表示サイズが水平方向で一定となるように選ぶ。
【0005】そして、上記のように表示させる場合は、
スイッチ8をオン(投入)し、水平方向の表示範囲が表
示画面と略一致するように電源電圧Vccを増加させる。
スイッチ8がオンすると、S字補正コンデンサ5とS字
補正コンデンサ7との合成容量によりS字補正コンデン
サの容量が増大し、水平偏向コイル4に流れる水平偏向
電流は、表示画面上の左右端部ほど電子ビームの走査速
度が上昇するよう変調され、水平方向の表示サイズは、
図9(A)に示すクロスハッチ信号の表示例より分かる
ように、左右端部ほど拡大する。この図9(A)に示す
ような表示方法においては、水平方向の表示サイズは表
示画面の水平方向中央部に対し相対的に左右端部に近付
くに従って拡大しており、非線形な処理となっている。
以下、この表示方法を非線形処理と称する。
【0006】このような非線形処理によれば、図9
(B)に示すモノスコープ信号の表示例より分かるよう
に、表示画面の左右端部では歪んだ映像となるが、表示
画面の中央部では映像のアスペクト比はほぼ4:3に保
たれる。従って、アスペクト比4:3の映像をその一部
が欠落することもなく、アスペクト比16:9の表示画
面全体に視聴者に違和感を与えることなく表示させるこ
とができ、アスペクト比16:9のワイドアスペクトを
十分に生かした表示が可能となる。
【0007】ところで一方、1つの画面(親画面)の中
に別の画面(子画面)を挿入するPIP回路を備えたテ
レビジョン受像機も多く普及している。ここで、PIP
回路を備えたテレビジョン受像機の構成及び動作につい
て説明する。図10において、入力端子101には親画
面用の複合映像信号が入来し、入力端子102には子画
面用の複合映像信号が入来する。入力された親画面用の
複合映像信号は親画面用の映像信号処理回路103及び
親画面用の同期信号処理回路104に入力され、子画面
用の複合映像信号は子画面用の映像信号処理回路105
及び子画面用の同期信号処理回路106に入力される。
子画面用の映像信号処理回路105より出力された子画
面用の映像信号はメモリ107に入力される。親画面用
の同期信号処理回路104及び子画面用の同期信号処理
回路106より出力されたそれぞれの同期信号はメモリ
制御回路108に入力される。
【0008】メモリ107に入力された子画面用の映像
信号は、メモリ制御回路108による低速書き込み/高
速読み出し及びアドレス制御により、垂直方向及び水平
方向に圧縮される。このようにして、子画面用の映像信
号はメモリ107によって縮小された画面の映像信号と
なり、信号切換回路109に入力される。信号切換回路
109には親画面用の映像信号処理回路103より出力
された親画面用の映像信号が入力されており、信号切換
回路109はシステム制御回路112の制御により親画
面の中に子画面を挿入するべく、親画面用の映像信号と
子画面用の映像信号とを切り換えて出力する。また、シ
ステム制御回路112は偏向回路111を制御し、陰極
線管(CRT)110に入力された映像信号を所定の表
示状態(モード)となるよう映出させる。
【0009】このような構成において、上記した親画面
用の映像信号が例えばアスペクト比16:9の映像で子
画面用の映像信号が例えばアスペクト比4:3の映像で
あれば、CRT110には、図11に示すように、親画
面の中に子画面が挿入されて映出されることになる。な
お、この子画面表示のオン/オフの制御やその表示位置
の制御はシステム制御回路112によりなされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような水平方向
の表示サイズを表示画面の水平方向中央部に対し相対的
に左右端部に近付くに従って拡大させる非線形処理回路
と、親画面の中に子画面を挿入するPIP回路との双方
を備えたテレビジョン受像機、即ち、例えば図8に示す
ような非線形処理回路を図10中の偏向回路111内に
設けたテレビジョン受像機においては、非線形処理回路
による処理とPIP回路による処理が同時に行われる
と、親画面の右下端部に子画面を表示させる場合におい
ては、図12に示すように、子画面の映像の右端部が端
部に近付くにつれて伸長された映像となってしまうとい
う問題点があった。本発明はこのような問題点に鑑みな
されたものであり、水平方向の表示サイズを表示画面の
水平方向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従っ
て拡大させる非線形処理回路と、親画面の中に子画面を
挿入するPIP回路との双方を備えたテレビジョン受像
機において、非線形処理回路による処理とPIP回路に
よる処理を同時に行った際にも歪みのない子画面を表示
させることができるテレビジョン受像機を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、アスペクト比16:9の
表示画面と、前記表示画面にアスペクト比4:3の映像
を表示させる際に、水平方向の表示サイズを前記表示画
面の水平方向中央部に対し相対的に左右端部に近付くに
従って拡大させることにより前記アスペクト比4:3の
映像を前記表示画面全体に表示させる非線形処理回路
と、前記表示画面全体に表示する親画面の中にそれより
小なる子画面を挿入するピクチャ・イン・ピクチャ回路
とを備えたテレビジョン受像機において、前記非線形処
理回路によって前記アスペクト比4:3の映像を非線形
処理して表示させる際に、前記子画面の映像を前記非線
形処理による歪みを相殺するように補正する逆補正回路
を有し、前記逆補正回路として、前記子画面の入力画素
データを書き込むメモリと、このメモリより読み出され
た画素データの隣接した2つのデータを所定の混合比で
混合して水平方向に画素補間し、水平方向に非直線の出
力画素データを出力する混合器とを備えて構成したこと
を特徴とするテレビジョン受像機を提供するものであ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明のテレビジョン受像機につい
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明のテレ
ビジョン受像機の一実施例を示すブロック図、図2は図
1中の逆補正回路113の一例を示すブロック図、図3
及び図4は逆補正回路113の動作を説明するための
図、図5及び図6は本発明のテレビジョン受像機の動作
を説明するための図、図7は本発明のテレビジョン受像
機によるPIP画像を示す図である。
【0013】図1において、入力端子101には親画面
用の複合映像信号が入来し、入力端子102には子画面
用の複合映像信号が入来する。入力された親画面用の複
合映像信号は親画面用の映像信号処理回路103及び親
画面用の同期信号処理回路104に入力され、子画面用
の複合映像信号は子画面用の映像信号処理回路105及
び子画面用の同期信号処理回路106に入力される。子
画面用の映像信号処理回路105より出力された子画面
用の映像信号はメモリ107に入力される。親画面用の
同期信号処理回路104及び子画面用の同期信号処理回
路106より出力されたそれぞれの同期信号はメモリ制
御回路108に入力される。
【0014】メモリ107に入力された子画面用の映像
信号は、メモリ制御回路108による低速書き込み/高
速読み出し及びアドレス制御により、垂直方向及び水平
方向に圧縮される。このようにして、子画面用の映像信
号はメモリ107によって縮小された画面の映像信号と
なる。メモリ107より出力された子画面用の映像信号
は本発明により新たに加えられた逆補正回路113に入
力される。この逆補正回路113は、後に詳述するよう
に、動作オンの指令がなされたときには入力された映像
信号を逆補正して信号切換回路109に入力し、動作オ
ンの指令がなされない(動作オフの指令がなされた)と
きには入力された映像信号をそのまま信号切換回路10
9に入力する。信号切換回路109には親画面用の映像
信号処理回路103より出力された親画面用の映像信号
が入力されており、信号切換回路109はシステム制御
回路112の制御により親画面の中に子画面を挿入する
べく、親画面用の映像信号と子画面用の映像信号とを切
り換えて出力する。また、システム制御回路112は偏
向回路111を制御し、陰極線管(CRT)110に入
力された映像信号を所定の表示状態(モード)となるよ
う映出させる。
【0015】ここで、逆補正回路113の構成及び動作
について説明する。上述したように、偏向回路111内
に水平方向の表示サイズを表示画面の水平方向中央部に
対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大させる非線
形処理回路を設けて構成されるテレビジョン受像機にお
いては、非線形処理回路によってアスペクト比4:3の
映像を図9に示すように非線形処理した際にPIP回路
を動作させると、その非線形処理の影響により子画面の
映像が歪んでしまうことが問題であった。そこで、非線
形処理回路を動作させた際には、非線形処理の影響を相
殺するように子画面用の映像信号に補正をかければよ
い。即ち、親画面の右下端部に子画面を表示させる場合
においては、逆補正回路113によって子画面の映像の
左側を右側に比べて拡大するような補正(もしくは子画
面の映像の右側を左側に比べて縮小するような補正)を
かければよい。
【0016】図2は逆補正回路113の一例の構成を示
している。図2において、入力端子11より入力された
デジタルの映像信号はスイッチ12を介して2つのライ
ンメモリ13,14のいずれかに書込みクロックWCK
によって選択的に書き込まれる。ラインメモリ13,1
4は共に書込みクロックWCKと読出しクロックRCK
が独立に入力され、後に説明するようにリードイネーブ
ル信号(RE)が外部より入力されて制御される。ここ
で、入力される映像信号の水平期間の画素データ数を9
10とすると、ラインメモリ13,14の書込みクロッ
クWCKは4fsc(=14.3MHz)、読出しクロ
ックRCKは例えばその2倍の8fsc(=28.6M
Hz)である。
【0017】そして、スイッチ12と逆動作するスイッ
チ15が水平ライン毎に切り換えられ、ラインメモリ1
3,14に書き込まれたデータは読出しクロックRCK
によって読み出される。ラインメモリ13,14の出力
を選択するスイッチ15の出力はデータバッファ21に
入力され、データバッファ21からは互いに隣接した2
個の画素データが2つの出力端子よりそれぞれ出力され
る。これらの画素データは混合器22に入力され、混合
器22は外部より与えられた所定の係数に従った混合比
で2個の画素データを混合した画素データを生成し、出
力端子16より出力する。混合器22に与えられる係数
及び混合器22の動作については後に詳述する。
【0018】一方、ROMまたはRAM23には水平期
間の全画素データの位置情報が増分値の形でメモリされ
ており、この位置情報の増分値は、端子25より入力さ
れる水平ドライブパルス(HD)をトリガとして順次取
り出され、加算器24の一方の入力端子に加えられる。
加算器24の出力はその他方の入力端子に巡回される。
この加算器24は有限ビット数の入出力をもつ加算器で
あり、そのビット数を6とすれば、その最上位ビット
(MSB)はラインメモリ13,14のリードイネーブ
ル信号REとなり、また、データバッファ21の制御信
号としてデータバッファ21を制御する。MSBを除く
残りの5ビットは補間係数となり、混合器22の制御端
子に加えられる。
【0019】図3は2つのラインメモリ13,14の内
の一方のラインメモリの書込み,読出し動作を横軸を時
間、縦軸をメモリアドレスとして示したものであり、前
半の1水平期間は書込み、後半の1水平期間は読出しを
示している。他方のラインメモリは前記した一方のライ
ンメモリが書込みのときは読出し、読出しのときは書込
みと互いに逆の動作をしている。入力された映像信号は
書込みクロックWCKによって1水平期間が910デー
タに直線的に分割されてラインメモリ(13または1
4)に蓄積される。書込みの終了したラインメモリ(1
3または14)は書込みクロックWCKの2倍の周波数
の読出しクロックRCKによって読み出されるので、ラ
インメモリ(13または14)を常に読出し可能な状態
(リードイネーブル信号REを常にオン)とすると、そ
の読出しは図3中のAで示すように直線的に1水平期間
の1/2で終了してしまう。また、リードイネーブル信
号REを読出しクロックRCKの2倍の周期で加えるこ
とによって読出しは図3中のBで示すように直線的に1
水平期間で終了する。さらに、リードイネーブル信号R
Eを変則的に制御することによって読出しを図3中のC
で示す曲線のように任意の非直線にすることができる。
【0020】図4は映像信号の入力画素データ群が水平
方向に非直線的に変換されて出力画素データとなる場合
の変換の概念図である。図4において、入力画素データ
n,n+1,n+2…は水平方向の映像情報を等間隔に
サンプリングして配列されている。これに対し、時間的
に等間隔である出力画素データm,m+1,m+2…は
水平方向の映像情報を非直線的にサンプリングして配列
される。出力画素データmは入力画素データnより直接
得られるが、出力画素データm+1は入力画素データn
と入力画素データn+1を3/4,1/4の係数で混合
することによって得られ、出力画素データm+2は入力
画素データn+1を3/8,5/8の係数で混合するこ
とによって得られる。また、出力画素データm+3は入
力画素データn+1と入力画素データn+2を1/4,
3/4の係数で混合して得られる。これは出力画素デー
タmから出力画素データm+1の画素データの変化は大
きくないが、出力画素データm+1,m+2…となるに
従って徐々に変化が大きくなる状態である。このような
非直線的変換を利用して、子画面の映像の水平期間の左
側が右側に比べて拡大されている状態を作り出すことが
できる。
【0021】これら2つの係数は混合比を表し、その和
は1である。以上より明らかなように、出力画素データ
群は入力画素データ群の互いに隣接した2個の画素デー
タを混合器22によって補間して得られる。従って、混
合器22には任意の補間が得られるよう外部より制御係
数が与えられる。制御ビット数は係数の精度を決定する
が、上記のように、加算器24の有限ビット数は6であ
り、MSBがリードイネーブル信号REとなり、MSB
を除く残りの5ビットが補間係数となるので、補間係数
の精度は1/32となる。なお、本実施例では最大の精
度を得るようにMSBを除く残りの5ビット全てを混合
器22に供給して補間係数として用いているが、混合器
22を簡略化するためにその5ビットの内の例えば上位
3ビットを用いてもよい。
【0022】そして、ラインメモリ13,14の出力に
はリードイネーブル信号REを制御することにより入力
画素データ群n,n+1,n+2…が順次図3中の曲線
Cのタイミングで得られ、混合器22が補間データを発
生するに必要な互いに隣接した2個の入力画素データを
データバッファ21が保持する。従って、ラインメモリ
(13または14)のリードイネーブル信号RE、デー
タバッファ21の制御信号、混合器22の係数は互いに
リンクして一元的に制御される必要がある。その制御方
式の動作原理について以下に詳細に説明する。
【0023】図2において、加算器24の一方の入力端
子には、上記のように、ROMまたはRAM23より出
力される増分値が入力され、他方の入力端子にはその出
力がフィードバックされる。増分値は補間係数のビット
数と同等のビット数で与えられ、本実施例では最小値が
0、最大値は31(5つのビットが全て1)である。こ
こで、入力画素データn,n+1より3/4,1/4の
係数で出力画素データm+1を発生する場合、データバ
ッファ21より入力画素データn,n+1が保持されて
出力されると共に、加算器24にROMまたはRAM2
3より増分値8が入力されることにより、混合器22に
は係数8が与えられる。この係数8とは入力画素データ
n+1に対して8/32=1/4の係数とすることを意
味する。従って、混合器22は入力画素データn,n+
1を3/4,1/4の混合比で混合して出力画素データ
m+1を発生する。
【0024】次に、出力画素データm+2を得るために
加算器24にはROMまたはRAM23より増分値12
が入力され、その出力には先の増分値8と増分値12を
加算した値20が得られ、係数20として混合器22に
与えられる。よって、混合器22は入力画素データn,
n+1を3/8,5/8の比率で混合し、出力画素デー
タm+2を発生する。さらに次に、出力画素データm+
3を得るために加算器24にはROMまたはRAM23
より増分値16が入力され、同様の動作によってその出
力には値36が得られる。このとき、最大値が31であ
るのでMSBは0から1に変化し、下位5ビットは36
−32より4となる。MSBが変化するとラインメモリ
3,4のリードイネーブル端子が制御され、新たな入力
画素データn+2が読み出される。そして、データバッ
ファ21は旧データである入力画素データnを捨て、新
たに入力画素データn+1,n+2を保持して出力す
る。即ち、加算器24より出力されるデータのMSBは
データバッファ21に蓄積された画素データの更新のた
めの制御信号である。そして、混合器22には係数4が
与えられるので、入力画素データn+1,n+2を7/
8,1/8の比率で混合する。このようにして、混合器
22は2個の画素データを混合した画素データを生成す
ることにより、図3中のCで示す曲線のように水平方向
の左側を右側に比較して拡大させることができる。勿
論、このとき曲線Cとなるような最適な係数を与えるよ
うな増分値を設定する。
【0025】以上のように構成される本発明のテレビジ
ョン受像機における動作をまとめると、次のようにな
る。子画面の画像が図5(A)に示すようなアスペクト
比4:3の映像であるとすると、図6(A)に示すよう
な特性を有する逆補正回路113によって、子画面の画
像は図5(B)に示すように補正されて出力される。非
線形処理を行うと、CRT110の表示画面の端部では
図6(B)に示すような特性を有しているので、結果と
して子画面の画像は図5(A)に示すような歪みのない
アスペクト比4:3の映像として表示されることにな
る。従って、本発明のテレビジョン受像機においては、
非線形処理回路による処理とPIP回路による処理が同
時に行われても、親画面の右下端部に子画面を表示させ
る場合においては、図7に示すように、歪みのない子画
面の映像が表示される。
【0026】また、図1に構成において、システム制御
回路112が偏向回路111を制御してアスペクト比
4:3の映像を非線形処理してCRT110に映出させ
るよう動作させると同時に、システム制御回路112が
逆補正回路113を動作させるようにすれば、非線形処
理回路を動作させたときのみ子画面用の映像信号に逆補
正がかかって非線形処理回路のオン・オフにかかわらず
常に歪みのない子画面を表示することができる。ところ
で、以上説明した本実施例では図7に示すように親画面
の右下端部に子画面を表示させる場合について説明した
が、親画面の左下端部に子画面を表示させる場合には、
図3にDで示す曲線のように子画面の映像の右端部を左
端部に比べて拡大するような補正をかければよい。さら
に、非線形処理回路として偏向回路111内蔵のものに
ついて説明したが、本発明はこれに限定されず、逆補正
回路113も上記のものに限定されないことは当然であ
る。
【0027】本発明では、アスペクト比16:9の表示
画面にアスペクト比4:3の映像を表示させる際に、水
平方向の表示サイズをその表示画面の水平方向中央部に
対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大させる非線
形処理回路を備え、この非線形処理によってアスペクト
比4:3の映像をアスペクト比16:9の表示画面全体
に表示させるテレビジョン受像機について説明した。上
記した本出願人による先願、特願平4−255871号
には、アスペクト比16:9の表示画面にアスペクト比
4:3の映像を表示させる際に、垂直方向の表示サイズ
をその表示画面の垂直方向中央部に対し相対的に上下端
部に近付くに従って縮小させる非線形処理回路を備え、
この非線形処理によってアスペクト比4:3の映像をア
スペクト比16:9の表示画面全体に表示させるテレビ
ジョン受像機も提案されている。このようなテレビジョ
ン受像機においては、本発明の原理を用い、子画面の映
像に垂直方向の補正をかければよいことは容易に類推で
きる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のテ
レビジョン受像機は、アスペクト比16:9の表示画面
と、その表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示さ
せる際に、水平方向の表示サイズを表示画面の水平方向
中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大さ
せることにより前記アスペクト比4:3の映像を前記表
示画面全体に表示させる非線形処理回路と、その表示画
面全体に表示する親画面の中にそれより小なる子画面を
挿入するピクチャ・イン・ピクチャ回路とを備え、非線
形処理回路によってアスペクト比4:3の映像を非線形
処理して表示させる際に、子画面の映像を非線形処理に
よる歪みを相殺するように補正する逆補正回路を設けた
ので、非線形処理回路による処理とピクチャ・イン・ピ
クチャ回路による処理を同時に行っても、歪みのない子
画面を表示させることができる。さらに、本発明では、
逆補正回路として、前記子画面の入力画素データを水平
方向に画素補間することによって水平方向に非直線の出
力画素データとするよう構成したので、サンプリング周
波数を変化させるような極めて煩雑なメモリ制御を行う
必要がないという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1中の逆補正回路113の一例を示すブロッ
ク図である。
【図3】逆補正回路113の動作を説明するための図で
ある。
【図4】逆補正回路113の動作を説明するための図で
ある。
【図5】本発明の動作を説明するための図である。
【図6】本発明の動作を説明するための図である。
【図7】本発明によるPIP画像を示す図である。
【図8】非線形処理回路の一例を示す回路図である。
【図9】非線形処理回路による表示例を示す図である。
【図10】従来例を示すブロック図である。
【図11】PIP画像を示す図である。
【図12】従来例の問題点であるPIP画像を示す図で
ある。
【符号の説明】
101,102 入力端子 103 親画面用の映像信号処理回路 104 親画面用の同期信号処理回路 105 子画面用の映像信号処理回路 106 子画面用の同期信号処理回路 107 メモリ 108 メモリ制御回路 109 信号切換回路 110 陰極線管 111 偏向回路 112 システム制御回路 113 逆補正回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスペクト比16:9の表示画面と、 前記表示画面にアスペクト比4:3の映像を表示させる
    際に、水平方向の表示サイズを前記表示画面の水平方向
    中央部に対し相対的に左右端部に近付くに従って拡大さ
    せることにより前記アスペクト比4:3の映像を前記表
    示画面全体に表示させる非線形処理回路と、 前記表示画面全体に表示する親画面の中にそれより小な
    る子画面を挿入するピクチャ・イン・ピクチャ回路とを
    備えたテレビジョン受像機において、 前記非線形処理回路によって前記アスペクト比4:3の
    映像を非線形処理して表示させる際に、前記子画面の映
    像を前記非線形処理による歪みを相殺するように補正す
    る逆補正回路を有し、 前記逆補正回路として、前記子画面の入力画素データを
    書き込むメモリと、このメモリより読み出された画素デ
    ータの隣接した2つのデータを所定の混合比で混合して
    水平方向に画素補間し、水平方向に非直線の出力画素デ
    ータを出力する混合器とを備えて構成したことを特徴と
    するテレビジョン受像機。
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