JP3148938B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP3148938B2 JP3148938B2 JP01138392A JP1138392A JP3148938B2 JP 3148938 B2 JP3148938 B2 JP 3148938B2 JP 01138392 A JP01138392 A JP 01138392A JP 1138392 A JP1138392 A JP 1138392A JP 3148938 B2 JP3148938 B2 JP 3148938B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気入りタイヤの改良に
関し、さらに詳しくは、トレッド新品時から、トレッド
表面にタイヤ周方向に形成された主溝の深さの50%程度
摩耗するまで、すなわち主溝の深さが新品時の 1/2程度
になるまではオールシーズン用サマータイヤとしてのす
ぐれた操縦安定性、耐偏摩耗性、およびスノー性能を発
揮し、しかもトレッドが主溝の深さの50%以上摩耗した
場合にも著しいスノー性能の低下がなく、オールシーズ
ンタイヤとしてのすぐれたスノー制動性能を維持発揮す
るオールシーズン用空気入りタイヤに関するものであ
る。
関し、さらに詳しくは、トレッド新品時から、トレッド
表面にタイヤ周方向に形成された主溝の深さの50%程度
摩耗するまで、すなわち主溝の深さが新品時の 1/2程度
になるまではオールシーズン用サマータイヤとしてのす
ぐれた操縦安定性、耐偏摩耗性、およびスノー性能を発
揮し、しかもトレッドが主溝の深さの50%以上摩耗した
場合にも著しいスノー性能の低下がなく、オールシーズ
ンタイヤとしてのすぐれたスノー制動性能を維持発揮す
るオールシーズン用空気入りタイヤに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、オールシーズンタイヤとは、あ
る程度のスノー性能を有するサマータイヤを意味する
が、従来のオールシーズンタイヤにおいては、トレッド
が主溝の深さの50%以上摩耗した場合に、トレッドコン
パウンドの硬化およびトレッド表面のパターンの変化
(STIの減少) によってスノー性能が著しく低下して
しまうという問題があった。
る程度のスノー性能を有するサマータイヤを意味する
が、従来のオールシーズンタイヤにおいては、トレッド
が主溝の深さの50%以上摩耗した場合に、トレッドコン
パウンドの硬化およびトレッド表面のパターンの変化
(STIの減少) によってスノー性能が著しく低下して
しまうという問題があった。
【0003】この問題に対する対応策としては、トレッ
ドに形成するサブ溝およびサイプを主溝と同じ深さとし
て、摩耗によるパターンの変化を防ぐ手段が知られてい
るが、この方法では逆に新品時からトレッドが主溝の深
さの50%程度摩耗するまでの一般道路 (乾燥路、湿潤
路) における操縦安定性が悪化するばかりか、トレッド
表面のブロック剛性が低下するためにブロックに偏摩耗
を生じやすくなるという問題があった。
ドに形成するサブ溝およびサイプを主溝と同じ深さとし
て、摩耗によるパターンの変化を防ぐ手段が知られてい
るが、この方法では逆に新品時からトレッドが主溝の深
さの50%程度摩耗するまでの一般道路 (乾燥路、湿潤
路) における操縦安定性が悪化するばかりか、トレッド
表面のブロック剛性が低下するためにブロックに偏摩耗
を生じやすくなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来のオールシーズンタイヤにおける問題点を解決するた
めになされたものであって、新品時からトレッド主溝の
深さの50%程度摩耗するまではオールシーズンタイヤと
してのすぐれた操縦安定性、耐偏摩耗性、およびスノー
性能を発揮し、しかもトレッドが主溝の深さの50%以上
摩耗した場合においてもオールシーズンタイヤとしての
すぐれたスノー制動性能を維持発揮するオールシーズン
用空気入りタイヤの提供を目的とするものである。
来のオールシーズンタイヤにおける問題点を解決するた
めになされたものであって、新品時からトレッド主溝の
深さの50%程度摩耗するまではオールシーズンタイヤと
してのすぐれた操縦安定性、耐偏摩耗性、およびスノー
性能を発揮し、しかもトレッドが主溝の深さの50%以上
摩耗した場合においてもオールシーズンタイヤとしての
すぐれたスノー制動性能を維持発揮するオールシーズン
用空気入りタイヤの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の空気入りタイヤ
は、トレッドを外側層と内側層との二層構造となし、内
側層のJIS硬度を外側層のJIS硬度よりも3〜8小
さくし、外側層の表面の下記式で示されるスノートラク
ションインデックス (STI) を 140〜180 とすると共
に、外側層の摩滅後に現われる内側層の表面のスノート
ラクションインデックス (STI) を外側層よりも10〜
30小さくし、さらに、トレッド表面にタイヤ周方向に形
成した主溝の底からの前記内側層の高さを該主溝の深さ
の40〜60%としたことを特徴とする。 STI=−6.8 + 2202ρg + 672ρs + 7.6Dg ただし、 ρg :(ラテラル方向に投影した全溝長さ) / (接地幅×
周長) (1/mm) ρs :(ラテラル方向に投影した全サイプ長さ) / (接地
幅×周長) (1/mm) Dg : 平均溝深さ (mm) このように本発明では、トレッド外側層と内側層との二
層構造となし、外側層をいわゆるサマータイヤの構成と
し、内側層をいわゆるスノータイヤの構成となすと共
に、内側層の高さ、すなわち外側層と内側層との境界
を、主溝深さの40〜60%の箇所に位置せしめたため、ト
レッド新品時から主溝の深さの50%程度摩耗するまでは
オールシーズンタイヤとしてのすぐれた操縦安定性、耐
偏摩耗性、およびスノー性能を発揮し、しかもトレッド
がこれ以上摩耗した場合においてもオールシーズンタイ
ヤとしてのすぐれたスノー性能を維持発揮する。
は、トレッドを外側層と内側層との二層構造となし、内
側層のJIS硬度を外側層のJIS硬度よりも3〜8小
さくし、外側層の表面の下記式で示されるスノートラク
ションインデックス (STI) を 140〜180 とすると共
に、外側層の摩滅後に現われる内側層の表面のスノート
ラクションインデックス (STI) を外側層よりも10〜
30小さくし、さらに、トレッド表面にタイヤ周方向に形
成した主溝の底からの前記内側層の高さを該主溝の深さ
の40〜60%としたことを特徴とする。 STI=−6.8 + 2202ρg + 672ρs + 7.6Dg ただし、 ρg :(ラテラル方向に投影した全溝長さ) / (接地幅×
周長) (1/mm) ρs :(ラテラル方向に投影した全サイプ長さ) / (接地
幅×周長) (1/mm) Dg : 平均溝深さ (mm) このように本発明では、トレッド外側層と内側層との二
層構造となし、外側層をいわゆるサマータイヤの構成と
し、内側層をいわゆるスノータイヤの構成となすと共
に、内側層の高さ、すなわち外側層と内側層との境界
を、主溝深さの40〜60%の箇所に位置せしめたため、ト
レッド新品時から主溝の深さの50%程度摩耗するまでは
オールシーズンタイヤとしてのすぐれた操縦安定性、耐
偏摩耗性、およびスノー性能を発揮し、しかもトレッド
がこれ以上摩耗した場合においてもオールシーズンタイ
ヤとしてのすぐれたスノー性能を維持発揮する。
【0006】したがって、本発明の空気入りタイヤは、
トレッドが主溝の深さの50%以上摩耗した後において
も、スノー性能の著しい低下がなく実用に供することが
でき、オールシーズン用としての使用寿命が延び、経済
的に有利な特性を有している。以下、図にしたがって本
発明の空気入りタイヤについて、詳細に説明する。図1
は本発明の空気入りタイヤの新品時におけるトレッドの
一例のタイヤ子午線方向半断面説明図、図2は同じく新
品時におけるトレッド表面の展開図、図3は同じくトレ
ッドが摩耗して外側層が摩滅した後のトレッド表面の展
開図である。
トレッドが主溝の深さの50%以上摩耗した後において
も、スノー性能の著しい低下がなく実用に供することが
でき、オールシーズン用としての使用寿命が延び、経済
的に有利な特性を有している。以下、図にしたがって本
発明の空気入りタイヤについて、詳細に説明する。図1
は本発明の空気入りタイヤの新品時におけるトレッドの
一例のタイヤ子午線方向半断面説明図、図2は同じく新
品時におけるトレッド表面の展開図、図3は同じくトレ
ッドが摩耗して外側層が摩滅した後のトレッド表面の展
開図である。
【0007】図1において、本発明の空気入りタイヤの
トレッドTは、外側層1と内側層2の二層構造からな
り、このトレッド層Tの内側には、コードがタイヤ周方
向にほぼ平行のナイロンカバー層3、コードがプライ間
で互いに交差したベルト層4,5、および2層のカーカ
ス層6, 7が配置されている。内側層2のJIS硬度
(JIS Hs) は、外側層1のJIS硬度よりも3〜8
小さくなっている。3未満の場合には、50%摩耗時から
のスノー性能の低下が大きくなり、効果が少ない。ま
た、8を超えると新品時の操縦安定性の低下が著しくな
るからである。このために、具体的には、外側層1のゴ
ムコンパウンドとしては、20℃のJIS硬度が58〜65の
特性を有する一般のサマータイヤ用のものが用いられ
る。また、内側層2のゴムコンパウンドとしては、20℃
のJIS硬度が外側層1よりも3〜8低い一般のスノー
タイヤ用のものが使用される。なお、20℃のJIS硬度
とは、JIS6301によって定められたJIS−A型測定
機により求めた値である。
トレッドTは、外側層1と内側層2の二層構造からな
り、このトレッド層Tの内側には、コードがタイヤ周方
向にほぼ平行のナイロンカバー層3、コードがプライ間
で互いに交差したベルト層4,5、および2層のカーカ
ス層6, 7が配置されている。内側層2のJIS硬度
(JIS Hs) は、外側層1のJIS硬度よりも3〜8
小さくなっている。3未満の場合には、50%摩耗時から
のスノー性能の低下が大きくなり、効果が少ない。ま
た、8を超えると新品時の操縦安定性の低下が著しくな
るからである。このために、具体的には、外側層1のゴ
ムコンパウンドとしては、20℃のJIS硬度が58〜65の
特性を有する一般のサマータイヤ用のものが用いられ
る。また、内側層2のゴムコンパウンドとしては、20℃
のJIS硬度が外側層1よりも3〜8低い一般のスノー
タイヤ用のものが使用される。なお、20℃のJIS硬度
とは、JIS6301によって定められたJIS−A型測定
機により求めた値である。
【0008】外側層1の表面、すなわち新品時のトレッ
ド表面の前記式で示されるスノートラクションインデッ
クス (STI) は、 140〜180 である。 140未満ではオ
ールシーズンタイヤとしてのスノー性能を発揮できな
い。また、 180を超えるとオールシーズンタイヤとして
の操縦安定性が、ブロック剛性の低下により発揮できな
くなるからである。
ド表面の前記式で示されるスノートラクションインデッ
クス (STI) は、 140〜180 である。 140未満ではオ
ールシーズンタイヤとしてのスノー性能を発揮できな
い。また、 180を超えるとオールシーズンタイヤとして
の操縦安定性が、ブロック剛性の低下により発揮できな
くなるからである。
【0009】ここで、スノートラクションインデックス
(STI) とは、SAE Paper 820345に記載されているト
レッド表面の溝およびサイプの長さのタイヤ断面方向
(タイヤ幅方向) 成分と溝深さにより算出される雪上性
能レベルを示す指数である。図2は新品時におけるトレ
ッド表面の展開図であり、トレッド表面には、タイヤの
センターライン (赤道線) およびその両側にタイヤ周方
向に延びる5本の主溝10が配置されている。また、タイ
ヤ幅方向には多数のラグ溝20、および多数のサイプ30、
31、32、33、34が設けられている。
(STI) とは、SAE Paper 820345に記載されているト
レッド表面の溝およびサイプの長さのタイヤ断面方向
(タイヤ幅方向) 成分と溝深さにより算出される雪上性
能レベルを示す指数である。図2は新品時におけるトレ
ッド表面の展開図であり、トレッド表面には、タイヤの
センターライン (赤道線) およびその両側にタイヤ周方
向に延びる5本の主溝10が配置されている。また、タイ
ヤ幅方向には多数のラグ溝20、および多数のサイプ30、
31、32、33、34が設けられている。
【0010】ここで、主溝10の溝幅は通常7〜14mm、溝
深さは通常7〜10mmの範囲に設定されている。また、ラ
グ溝20の溝幅は通常3〜8mm、溝深さは通常4〜10mmの
範囲に設定されている。さらに、サイプ30〜34の溝幅は
通常0.5 〜1.5 mm、溝深さは通常4〜10mmの範囲に設定
されている。
深さは通常7〜10mmの範囲に設定されている。また、ラ
グ溝20の溝幅は通常3〜8mm、溝深さは通常4〜10mmの
範囲に設定されている。さらに、サイプ30〜34の溝幅は
通常0.5 〜1.5 mm、溝深さは通常4〜10mmの範囲に設定
されている。
【0011】ただし、図2においては、主溝10およびラ
グ溝20の深さはそれぞれ8mmであり、またサイプ32、3
3、34の溝深さは5mmと浅いが、サイプ30、31の深さは
8mmに形成されている。したがって、図2においては、
新品時のトレッド表面のSTIが、 140〜180に設定さ
れていることになる。
グ溝20の深さはそれぞれ8mmであり、またサイプ32、3
3、34の溝深さは5mmと浅いが、サイプ30、31の深さは
8mmに形成されている。したがって、図2においては、
新品時のトレッド表面のSTIが、 140〜180に設定さ
れていることになる。
【0012】また、トレッドが摩耗して外側層1の摩滅
後に現われる内側層2の表面のスノートラクションイン
デックス (STI) は、外側層1のスノートラクション
インデックス (STI) よりも10〜30小さい。10未満で
は、内側層2に外側層1より硬度の低いゴムコンパウン
ドを使用するため内側層2のブロック剛性が低すぎて新
品時の操縦安定性が著しく劣ってしまう。また、30を超
えるとスノー性能を発揮するのに必要なSTIが不足す
るためにスノー性能の低下となってしまう。
後に現われる内側層2の表面のスノートラクションイン
デックス (STI) は、外側層1のスノートラクション
インデックス (STI) よりも10〜30小さい。10未満で
は、内側層2に外側層1より硬度の低いゴムコンパウン
ドを使用するため内側層2のブロック剛性が低すぎて新
品時の操縦安定性が著しく劣ってしまう。また、30を超
えるとスノー性能を発揮するのに必要なSTIが不足す
るためにスノー性能の低下となってしまう。
【0013】図3は、図1に示したトレッドTが、主溝
10の深さの50%以上摩耗して外側層1の摩滅後に現われ
る内側層2の表面を示す。この表面においては、サイプ
32、33、34がそれぞれ消滅した状態となる。したがっ
て、トレッド主溝10の深さの50%以上摩耗した状態にお
いては、トレッドTのゴムコンパウンドがスノータイヤ
用として好適な性能のものに変換すると共に、上記のよ
うにSTIが減少することによって、ブロック剛性が向
上して、良好なスノー性能と操縦安定性を確保すること
ができるのである。
10の深さの50%以上摩耗して外側層1の摩滅後に現われ
る内側層2の表面を示す。この表面においては、サイプ
32、33、34がそれぞれ消滅した状態となる。したがっ
て、トレッド主溝10の深さの50%以上摩耗した状態にお
いては、トレッドTのゴムコンパウンドがスノータイヤ
用として好適な性能のものに変換すると共に、上記のよ
うにSTIが減少することによって、ブロック剛性が向
上して、良好なスノー性能と操縦安定性を確保すること
ができるのである。
【0014】さらに、本発明では、内側層2の主溝10の
底からの高さを、主溝の深さnの40〜60%としている。
すなわち、外側層1と内側層2との境界mを主溝の深さ
nの40〜60%の箇所に位置せしめている。この範囲から
外れる場合において、60%超では新品時の操縦安定性が
低下し、一方、40%未満では50%摩耗時からの十分なス
ノー性能の確保ができなくなる(改善効果が非常に少な
い)。
底からの高さを、主溝の深さnの40〜60%としている。
すなわち、外側層1と内側層2との境界mを主溝の深さ
nの40〜60%の箇所に位置せしめている。この範囲から
外れる場合において、60%超では新品時の操縦安定性が
低下し、一方、40%未満では50%摩耗時からの十分なス
ノー性能の確保ができなくなる(改善効果が非常に少な
い)。
【0015】
【実施例】図1に示すトレッドTを構成するゴムコンパ
ウンドとして、表1に示すゴムコンパウンドA−1およ
びB−1 (重量部) を使用して5種類のタイヤを製造し
た。なお、タイヤのカーカス層およびベルト層などの他
の構造および製造条件は従来タイヤに準じたため、詳細
は省略する。
ウンドとして、表1に示すゴムコンパウンドA−1およ
びB−1 (重量部) を使用して5種類のタイヤを製造し
た。なお、タイヤのカーカス層およびベルト層などの他
の構造および製造条件は従来タイヤに準じたため、詳細
は省略する。
【0016】実施例1および比較例3のタイヤでは、サ
イプ30〜34の溝幅はそれぞれ1.0mmとし、サイプ30、31
の深さは8.0mm、サイプ32〜34の深さは5.0mmとした。
比較例1、2および4のタイヤでは、サイプ32〜34の深
さを8.0mmとしたことを除いて、実施例1および比較例
3のタイヤと同様とした。したがって、比較例1、2お
よび4のタイヤでは、全てのサイプ30〜34の深さが8.0
mmとなり、主溝と同じ深さとなるので、摩耗時にサイプ
の消滅がなく、STIが高いまま維持される。
イプ30〜34の溝幅はそれぞれ1.0mmとし、サイプ30、31
の深さは8.0mm、サイプ32〜34の深さは5.0mmとした。
比較例1、2および4のタイヤでは、サイプ32〜34の深
さを8.0mmとしたことを除いて、実施例1および比較例
3のタイヤと同様とした。したがって、比較例1、2お
よび4のタイヤでは、全てのサイプ30〜34の深さが8.0
mmとなり、主溝と同じ深さとなるので、摩耗時にサイプ
の消滅がなく、STIが高いまま維持される。
【0017】これらのタイヤについて、タイヤサイズ:
185/70R14、使用リム:51/2JJ、使用空気圧:2.0k
g/cm2 とし、下記の方法により新品時のドライ操縦安
定性、同じく耐摩耗性、同じくスノー性能、および50%
摩耗時 (1/2 摩耗時) のスノー性能を評価した結果を表
2に併せて示す。評価結果はすべて比較例1 (従来タイ
ヤ) を 100とした時の指数評価で示してあり、いずれも
指数が大きいほど良好な結果を示す。
185/70R14、使用リム:51/2JJ、使用空気圧:2.0k
g/cm2 とし、下記の方法により新品時のドライ操縦安
定性、同じく耐摩耗性、同じくスノー性能、および50%
摩耗時 (1/2 摩耗時) のスノー性能を評価した結果を表
2に併せて示す。評価結果はすべて比較例1 (従来タイ
ヤ) を 100とした時の指数評価で示してあり、いずれも
指数が大きいほど良好な結果を示す。
【0018】ここで、スノー性能とは、雪上における制
動性能を指数化したものである。また、ドライ操縦安定
性とは、乾燥路における操縦安定性の実車官能評価点を
指数化したものである。スノー性能 : テスト車:1800cc、FF車。路面:冬期圧雪氷結路面。
評価方法:初速度40km/hで急制動し、タイヤがロック
したときから、車が停止するまでの距離を測定。
動性能を指数化したものである。また、ドライ操縦安定
性とは、乾燥路における操縦安定性の実車官能評価点を
指数化したものである。スノー性能 : テスト車:1800cc、FF車。路面:冬期圧雪氷結路面。
評価方法:初速度40km/hで急制動し、タイヤがロック
したときから、車が停止するまでの距離を測定。
【0019】ドライ操縦安定性: テスト車:1800cc、FF車。路面:夏期一般路面。評価
方法:走行時の操縦安定性実車官能評価点を指数化。耐偏摩耗性 :摩耗時におけるカッピング (ブロックの段
べり) の度合を指数評価。
方法:走行時の操縦安定性実車官能評価点を指数化。耐偏摩耗性 :摩耗時におけるカッピング (ブロックの段
べり) の度合を指数評価。
【0020】 以上の結果から、本発明の空気入りタイヤは、トレッド
が50%摩耗するまで操縦安定性を損なうことなく、しか
も50%摩耗後においても著しいスノー性能の低下がな
く、オールシーズンタイヤとしての用途をはたせること
が判る。
が50%摩耗するまで操縦安定性を損なうことなく、しか
も50%摩耗後においても著しいスノー性能の低下がな
く、オールシーズンタイヤとしての用途をはたせること
が判る。
【0021】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
空気入りタイヤは、トレッドを外側層と内側層との二層
構造となし、外側層のゴムコンパウンドおよび表面パタ
ーンをいわゆるサマータイヤの構成とし、内側層のゴム
コンパウンドおよび表面パターンをいわゆるスノータイ
ヤの構成となすと共に、外側層と内側層との境界を、主
溝深さの40〜60%の箇所に位置せしめたため、新品時か
らトレッドが主溝の深さの50%程度摩耗するまではオー
ルシーズンタイヤとしてのすぐれた操縦安定性および耐
偏摩耗性(スノー性能)を発揮し、しかもトレッドが50
%以上摩耗した場合においてもスノー性能の著しい低下
がなく、オールシーズン用タイヤとして使用することが
できる。
空気入りタイヤは、トレッドを外側層と内側層との二層
構造となし、外側層のゴムコンパウンドおよび表面パタ
ーンをいわゆるサマータイヤの構成とし、内側層のゴム
コンパウンドおよび表面パターンをいわゆるスノータイ
ヤの構成となすと共に、外側層と内側層との境界を、主
溝深さの40〜60%の箇所に位置せしめたため、新品時か
らトレッドが主溝の深さの50%程度摩耗するまではオー
ルシーズンタイヤとしてのすぐれた操縦安定性および耐
偏摩耗性(スノー性能)を発揮し、しかもトレッドが50
%以上摩耗した場合においてもスノー性能の著しい低下
がなく、オールシーズン用タイヤとして使用することが
できる。
【0022】したがって、本発明の空気入りタイヤは、
トレッドが主溝の深さの50%以上摩耗した後において
も、そのままオールシーズンタイヤとしての実用に供す
ることができ、オールシーズン用タイヤとしての使用寿
命延長により経済的に有利な特性を有している。
トレッドが主溝の深さの50%以上摩耗した後において
も、そのままオールシーズンタイヤとしての実用に供す
ることができ、オールシーズン用タイヤとしての使用寿
命延長により経済的に有利な特性を有している。
【図1】本発明の空気入りタイヤの新品時におけるトレ
ッドの一例のタイヤ子午線方向半断面説明図である。
ッドの一例のタイヤ子午線方向半断面説明図である。
【図2】同じく新品時におけるトレッド表面の展開図で
ある。
ある。
【図3】同じくトレッドが摩耗して外側層が摩滅した後
のトレッド表面の展開図である。
のトレッド表面の展開図である。
T トレッド 1 外側層 2 内側層 10 主溝 20 ラグ溝 30〜34 サイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−203506(JP,A) 特開 平3−109107(JP,A) 特開 昭60−116508(JP,A) 特開 昭62−155104(JP,A) 特開 昭62−25202(JP,A) 特開 昭61−229602(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 11/00 B60C 11/04 B60C 11/12
Claims (1)
- 【請求項1】 トレッドを外側層と内側層との二層構造
となし、内側層のJIS硬度を外側層のJIS硬度より
も3〜8小さくし、外側層の表面の下記式で示されるス
ノートラクションインデックス (STI) を 140〜180
とすると共に、外側層の摩滅後に現われる内側層の表面
のスノートラクションインデックス (STI) を外側層
よりも10〜30小さくし、さらに、トレッド表面にタイヤ
周方向に形成した主溝の底からの前記内側層の高さを該
主溝の深さの40〜60%とした空気入りタイヤ。 STI=−6.8 + 2202ρg + 672ρs + 7.6Dg ただし、 ρg :(ラテラル方向に投影した全溝長さ) / (接地幅×
周長) (1/mm) ρs :(ラテラル方向に投影した全サイプ長さ) / (接地
幅×周長) (1/mm) Dg : 平均溝深さ (mm)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01138392A JP3148938B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01138392A JP3148938B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05201210A JPH05201210A (ja) | 1993-08-10 |
| JP3148938B2 true JP3148938B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=11776490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01138392A Expired - Fee Related JP3148938B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3148938B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4147284B2 (ja) * | 2002-06-14 | 2008-09-10 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
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1992
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