JP3160016B2 - 環境保全工法 - Google Patents
環境保全工法Info
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- JP3160016B2 JP3160016B2 JP20292191A JP20292191A JP3160016B2 JP 3160016 B2 JP3160016 B2 JP 3160016B2 JP 20292191 A JP20292191 A JP 20292191A JP 20292191 A JP20292191 A JP 20292191A JP 3160016 B2 JP3160016 B2 JP 3160016B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境保全工法に係り、
特に汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲に、
その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁
を構築して環境への影響を防止するものである。さら
に、捕捉材料を、その捕捉能力が低下または失活した時
点で交換するようにしたものである。
特に汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲に、
その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁
を構築して環境への影響を防止するものである。さら
に、捕捉材料を、その捕捉能力が低下または失活した時
点で交換するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】産業の発達および都市生活の多様化に伴
って、産業廃棄物や都市ごみの問題が大きくクローズア
ップされてきている。特に、その廃棄物の処理量の増大
の他、廃棄物中に含まれる有害物質、たとえば水銀、カ
ドミニウム、クロムなどの重金属が生活領域に、たとえ
ば地下水を通して流出することが大きな問題となってい
る。また、その他、鉛、亜鉛などの金属、アンモニア性
窒素、トリククロエチレン、有機塩素化合物などの流出
も阻止する要望が高い。
って、産業廃棄物や都市ごみの問題が大きくクローズア
ップされてきている。特に、その廃棄物の処理量の増大
の他、廃棄物中に含まれる有害物質、たとえば水銀、カ
ドミニウム、クロムなどの重金属が生活領域に、たとえ
ば地下水を通して流出することが大きな問題となってい
る。また、その他、鉛、亜鉛などの金属、アンモニア性
窒素、トリククロエチレン、有機塩素化合物などの流出
も阻止する要望が高い。
【0003】このためには、汚染されたまたは汚染の虞
れがある領域の周囲に、その領域から周辺への汚染物質
の移動を阻止する遮断壁を構築することが好適な解決策
となる。実際に、従来から、その領域の周囲にコンクリ
ート壁を、あるいはさらに底にコンクリートの不透水性
壁を構築することが行われてきた。
れがある領域の周囲に、その領域から周辺への汚染物質
の移動を阻止する遮断壁を構築することが好適な解決策
となる。実際に、従来から、その領域の周囲にコンクリ
ート壁を、あるいはさらに底にコンクリートの不透水性
壁を構築することが行われてきた。
【0004】しかし、コンクリート壁では、重金属を透
過する可能性が高く、またクラックが生じた場合、そこ
から集中的に流出してしまう。
過する可能性が高く、またクラックが生じた場合、そこ
から集中的に流出してしまう。
【0005】これに対して、特開昭61−105500号公報で
は、重金属の遮断性が高い材料を遮断壁のクラックなど
に注入することを提案している。
は、重金属の遮断性が高い材料を遮断壁のクラックなど
に注入することを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重金属
などの遮断のみから考究する限り、地震などの外的要因
または経年変化によりクラックが生じた場合には、全く
対処できない。しかも、仮に、後述する本発明のよう
に、その遮断壁の構成材料中に汚染物質の吸着保持材料
を含有させたとしても、遮断壁を造成した後、やがて汚
染物質を含む液との接触を繰り返す、あるいは捕捉材料
の経年変化により、その捕捉能力が低下または失活する
ことがある。しかし、この場合、新たに遮断壁全体を再
構築するのでは、建設費が嵩むとともに、再構築に必要
な長期間、汚染物質の流出を防止するための有効な手段
がない。
などの遮断のみから考究する限り、地震などの外的要因
または経年変化によりクラックが生じた場合には、全く
対処できない。しかも、仮に、後述する本発明のよう
に、その遮断壁の構成材料中に汚染物質の吸着保持材料
を含有させたとしても、遮断壁を造成した後、やがて汚
染物質を含む液との接触を繰り返す、あるいは捕捉材料
の経年変化により、その捕捉能力が低下または失活する
ことがある。しかし、この場合、新たに遮断壁全体を再
構築するのでは、建設費が嵩むとともに、再構築に必要
な長期間、汚染物質の流出を防止するための有効な手段
がない。
【0007】したがって、本発明の主たる課題は、汚染
物質の遮断または捕捉性に優れたものとするとともに、
特に捕捉材料の汚染物質の捕捉能力が低下または失活す
る時点で、捕捉能力を再び発揮させるために、交換する
ことで、常に汚染物質の捕捉性を維持し、しかも遮断壁
全体を再構築することを要しないようにすることにあ
る。
物質の遮断または捕捉性に優れたものとするとともに、
特に捕捉材料の汚染物質の捕捉能力が低下または失活す
る時点で、捕捉能力を再び発揮させるために、交換する
ことで、常に汚染物質の捕捉性を維持し、しかも遮断壁
全体を再構築することを要しないようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、汚染された
または汚染の虞れがある領域の周囲に、その領域から周
辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁を構築する工法
において、汚染されたまたは汚染の虞れがある領域を囲
み、汚染物質を含む液を遮断する部分と、この液遮断部
分の外側に設けられ、汚染物質を吸着保持する捕捉材料
を有する部分とを備える遮断壁を構築し、 前記汚染物質
を含む液を前記液遮断部分により遮断して、前記汚染さ
れたまたは汚染の虞れがある領域内に留めるとともに、
前記汚染物質を含む液が前記液遮断部分によって遮断さ
れず前記液遮断部分を透過した場合、その透過液中の汚
染物質を前記捕捉材料を有する部分により捕捉し、 他
方、前記遮断壁の外側における汚染物質の濃度を検出
し、その検出濃度が高まった場合に前記捕捉材料の捕捉
能力が低下または失活したと判断し、その時点で、捕捉
材料単独でまたは捕捉材料を保持する材料とともに、前
記遮断壁から抜き出して交換することで解決できる。こ
の場合、捕捉材料は、その粒子径より小さい透孔を有す
るホルダー内に保持されて、このホルダーを介して交換
するようにすると好適である。
または汚染の虞れがある領域の周囲に、その領域から周
辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁を構築する工法
において、汚染されたまたは汚染の虞れがある領域を囲
み、汚染物質を含む液を遮断する部分と、この液遮断部
分の外側に設けられ、汚染物質を吸着保持する捕捉材料
を有する部分とを備える遮断壁を構築し、 前記汚染物質
を含む液を前記液遮断部分により遮断して、前記汚染さ
れたまたは汚染の虞れがある領域内に留めるとともに、
前記汚染物質を含む液が前記液遮断部分によって遮断さ
れず前記液遮断部分を透過した場合、その透過液中の汚
染物質を前記捕捉材料を有する部分により捕捉し、 他
方、前記遮断壁の外側における汚染物質の濃度を検出
し、その検出濃度が高まった場合に前記捕捉材料の捕捉
能力が低下または失活したと判断し、その時点で、捕捉
材料単独でまたは捕捉材料を保持する材料とともに、前
記遮断壁から抜き出して交換することで解決できる。こ
の場合、捕捉材料は、その粒子径より小さい透孔を有す
るホルダー内に保持されて、このホルダーを介して交換
するようにすると好適である。
【0009】
【作用】本発明では、遮断壁を液を遮断する部分と、汚
染物質を吸着保持する捕捉材料を有する部分とで構成す
る。遮断部分は、汚染物質を含む液を遮断して、汚染領
域内に留める。しかし、この遮断部分を汚染物質を含む
液が透過する場合には、捕捉材料が汚染物質を吸着保持
する。さらに、遮断壁の外側における汚染物質の濃度を
検出し、その検出濃度が高まった場合に経年変化により
捕捉材料の捕捉能力が低下または失活したと判断し、そ
の時点で、捕捉材料単独でまたは捕捉材料を保持する材
料とともに、前記遮断部分から抜き出して交換すると、
捕捉性を維持できる。しかも、遮断壁全体を壊し、再構
築する場合と異なり、単に捕捉材料のみを交換するの
で、その交換作業を簡易かつ迅速に行うことができる。
染物質を吸着保持する捕捉材料を有する部分とで構成す
る。遮断部分は、汚染物質を含む液を遮断して、汚染領
域内に留める。しかし、この遮断部分を汚染物質を含む
液が透過する場合には、捕捉材料が汚染物質を吸着保持
する。さらに、遮断壁の外側における汚染物質の濃度を
検出し、その検出濃度が高まった場合に経年変化により
捕捉材料の捕捉能力が低下または失活したと判断し、そ
の時点で、捕捉材料単独でまたは捕捉材料を保持する材
料とともに、前記遮断部分から抜き出して交換すると、
捕捉性を維持できる。しかも、遮断壁全体を壊し、再構
築する場合と異なり、単に捕捉材料のみを交換するの
で、その交換作業を簡易かつ迅速に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明をさらに詳説する。図1〜図4は
本発明の第1の例を示したもので、たとえば廃棄物1の
捨場の周囲を取り囲んで遮断壁2を構築する例である。
かかる汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲
に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮
断壁2は、好ましくは下部に不透水層3が存在する場合
には、その不透水層3に達して構築する。また、不透水
層3を有しない、あるいは下方へ地下水に乗って浸透の
虞れがある場合には、汚染領域の下部に遮断壁と同様の
底壁を適宜の手段により構築することができる。その底
壁は遮断壁2と連続しているのが望ましい。また、必要
により、遮断壁2または底壁の内部には、不透液性シー
ト4を配設することができる。
本発明の第1の例を示したもので、たとえば廃棄物1の
捨場の周囲を取り囲んで遮断壁2を構築する例である。
かかる汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲
に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮
断壁2は、好ましくは下部に不透水層3が存在する場合
には、その不透水層3に達して構築する。また、不透水
層3を有しない、あるいは下方へ地下水に乗って浸透の
虞れがある場合には、汚染領域の下部に遮断壁と同様の
底壁を適宜の手段により構築することができる。その底
壁は遮断壁2と連続しているのが望ましい。また、必要
により、遮断壁2または底壁の内部には、不透液性シー
ト4を配設することができる。
【0011】さて、本発明では、前記遮断壁2は液を遮
断する部分20と、汚染物質を吸着保持する捕捉材料を
有する部分30とを備える。液の遮断部分20は、この
第1の例では、深さの深い横断面U字状のモルタル壁コ
ンクリート壁20Aにより構成される。このコンクリー
ト壁20Aは、掘削溝40を掘削するとともに、内部に
型枠(図示せず)を離間して配設し、その間隙にコンク
リートを流し込むことで構築できる。
断する部分20と、汚染物質を吸着保持する捕捉材料を
有する部分30とを備える。液の遮断部分20は、この
第1の例では、深さの深い横断面U字状のモルタル壁コ
ンクリート壁20Aにより構成される。このコンクリー
ト壁20Aは、掘削溝40を掘削するとともに、内部に
型枠(図示せず)を離間して配設し、その間隙にコンク
リートを流し込むことで構築できる。
【0012】捕捉材料を有する部分30は、この例では
カセット方式となっている。すなわち、たとえば活性炭
などからなる捕捉材料30Aを、これが透過しない目ま
たは透孔を有する金属網からなるホルダー30B内に収
容したものである。また、ホルダー30Bの上部には、
交換のための支持部分、たとえば吊り輪30Cが取り付
けられている。さらに、捕捉材料30Aの捕捉能力が低
下または失活した時点で、液の遮断部分20、すなわち
コンクリート壁20Aから抜き出して交換自在としてあ
る。この交換には、吊りワイヤー41などにより、地上
から吊り上げ、これに代わって、新規な捕捉材料30A
を有するカセット30をコンクリート壁20A内に吊り
下ろすことにより行うことができる。カセット30は、
壁の長さ方向に連続化するか、離間させて連設した場合
には、図4に示すように、その離間部位に金属やプラス
チックなどの材料からなる遮液性シート42により、遮
断性を高めることができる。カセット30は深さ方向に
複数設けることができる。
カセット方式となっている。すなわち、たとえば活性炭
などからなる捕捉材料30Aを、これが透過しない目ま
たは透孔を有する金属網からなるホルダー30B内に収
容したものである。また、ホルダー30Bの上部には、
交換のための支持部分、たとえば吊り輪30Cが取り付
けられている。さらに、捕捉材料30Aの捕捉能力が低
下または失活した時点で、液の遮断部分20、すなわち
コンクリート壁20Aから抜き出して交換自在としてあ
る。この交換には、吊りワイヤー41などにより、地上
から吊り上げ、これに代わって、新規な捕捉材料30A
を有するカセット30をコンクリート壁20A内に吊り
下ろすことにより行うことができる。カセット30は、
壁の長さ方向に連続化するか、離間させて連設した場合
には、図4に示すように、その離間部位に金属やプラス
チックなどの材料からなる遮液性シート42により、遮
断性を高めることができる。カセット30は深さ方向に
複数設けることができる。
【0013】このように遮断壁2を構成すると、汚染物
質を含む液は、コンクリート壁20Aにより遮断され
て、汚染領域内に留まる。しかし、万一コンクリート壁
20Aにクラックが生じるなどして汚染物質を含む液が
透過する場合には、その液はカセット30内に滲み込
み、このとき捕捉材料30Aが汚染物質を吸着保持す
る。一方、経年変化により捕捉材料の捕捉能力は低下ま
たは失活する。そこで、遮断壁2の外側における汚染物
質の濃度を検出し、その検出濃度が高まった場合に捕捉
材料30Aの捕捉能力が低下または失活したと判断し、
その時点で、カセット30をコンクリート壁20から抜
き出して新規なカセットと交換する。例えば、図3に示
すように、汚染領域に対して遮断壁2の外方には、観測
井戸43を設け、その井戸内に濃度計44を挿入して、
汚染物質の濃度を検出するようにし、汚染物質濃度が高
まった場合には、捕捉材料30Aの捕捉能力が低下また
は失活したと判断して、カセットの交換を行うようにす
るのが好適である。これにより、それ以降も汚染物質の
捕捉性を維持できる。したがって、たとえば単に捕捉材
料を含有させたコンクリート壁のみで遮断壁を構築する
場合においては、遮断壁全体を壊し、再構築する必要が
あることに比較すると、施工性が著しく向上する。ま
た、カセット式であると、その交換作業を簡易かつ迅速
に行うことができる。
質を含む液は、コンクリート壁20Aにより遮断され
て、汚染領域内に留まる。しかし、万一コンクリート壁
20Aにクラックが生じるなどして汚染物質を含む液が
透過する場合には、その液はカセット30内に滲み込
み、このとき捕捉材料30Aが汚染物質を吸着保持す
る。一方、経年変化により捕捉材料の捕捉能力は低下ま
たは失活する。そこで、遮断壁2の外側における汚染物
質の濃度を検出し、その検出濃度が高まった場合に捕捉
材料30Aの捕捉能力が低下または失活したと判断し、
その時点で、カセット30をコンクリート壁20から抜
き出して新規なカセットと交換する。例えば、図3に示
すように、汚染領域に対して遮断壁2の外方には、観測
井戸43を設け、その井戸内に濃度計44を挿入して、
汚染物質の濃度を検出するようにし、汚染物質濃度が高
まった場合には、捕捉材料30Aの捕捉能力が低下また
は失活したと判断して、カセットの交換を行うようにす
るのが好適である。これにより、それ以降も汚染物質の
捕捉性を維持できる。したがって、たとえば単に捕捉材
料を含有させたコンクリート壁のみで遮断壁を構築する
場合においては、遮断壁全体を壊し、再構築する必要が
あることに比較すると、施工性が著しく向上する。ま
た、カセット式であると、その交換作業を簡易かつ迅速
に行うことができる。
【0014】他方、上記例は、捕捉材料30Aをホルダ
ー30Bにより保持した例であるが、交換に際して、ホ
ルダー30Bの上面を開閉式にすることで、捕捉材料3
0Aのみを交換するようにしてもよい。さらに、ホルダ
ーを用いることなく、捕捉材料30Aのみをコンクリー
ト壁20A内に投入し、その交換に際しては、掻き取り
またはポンプアップして、これに代わって新規な捕捉材
料30Aを投入することができる。コンクリート壁20
A内のカセット30を収容する部分には、たとえば水を
張って、汚染物質を分散させながら吸着保持するように
することができる。必要ならば、ホルダー30B内に捕
捉材料30Aとともに、汚染物質の捕捉に関与しないた
とえばモルタルなどを添加して、液の遮断性も持たせる
ことができる。
ー30Bにより保持した例であるが、交換に際して、ホ
ルダー30Bの上面を開閉式にすることで、捕捉材料3
0Aのみを交換するようにしてもよい。さらに、ホルダ
ーを用いることなく、捕捉材料30Aのみをコンクリー
ト壁20A内に投入し、その交換に際しては、掻き取り
またはポンプアップして、これに代わって新規な捕捉材
料30Aを投入することができる。コンクリート壁20
A内のカセット30を収容する部分には、たとえば水を
張って、汚染物質を分散させながら吸着保持するように
することができる。必要ならば、ホルダー30B内に捕
捉材料30Aとともに、汚染物質の捕捉に関与しないた
とえばモルタルなどを添加して、液の遮断性も持たせる
ことができる。
【0015】本発明において、図5〜図11に示す態様
とすることもできる。すなわち、まず図5に示すよう
に、ガイドウォール10を構築して、長い掘削溝11を
掘削する。この掘削に際して、ベントナイトなどの安定
液12を用いながら掘削すると、孔壁が安定する。次い
で、図6に示すように、多数の透孔13aを有する中空
保持体、たとえば中空管13を掘削溝11内に挿入す
る。この場合、図11に示すように、最終的に掘削溝1
1の長手方向に捕捉部分5、5…を並らべて構築する関
係で、中空管13を掘削溝11内に間隔を置いて挿入す
る。
とすることもできる。すなわち、まず図5に示すよう
に、ガイドウォール10を構築して、長い掘削溝11を
掘削する。この掘削に際して、ベントナイトなどの安定
液12を用いながら掘削すると、孔壁が安定する。次い
で、図6に示すように、多数の透孔13aを有する中空
保持体、たとえば中空管13を掘削溝11内に挿入す
る。この場合、図11に示すように、最終的に掘削溝1
1の長手方向に捕捉部分5、5…を並らべて構築する関
係で、中空管13を掘削溝11内に間隔を置いて挿入す
る。
【0016】また、その挿入に際して、振れ止め用のス
ペーサー14を中空管13の周囲に固定しておき挿入す
ると、芯出しが容易である。スペーサー14は後に除去
するか埋め殺ししておくことができる。
ペーサー14を中空管13の周囲に固定しておき挿入す
ると、芯出しが容易である。スペーサー14は後に除去
するか埋め殺ししておくことができる。
【0017】その後、図7に示すように、底付き中空の
空間形成管15を中空管13内に挿入する。この場合、
空間形成管15を中空管13ととにも掘削溝11内に挿
入してもよい。空間形成管15は、安定液12が下部か
ら侵入しないように、底付きであるのが望ましい。空間
形成管15に代えて、中実のものでもよい。
空間形成管15を中空管13内に挿入する。この場合、
空間形成管15を中空管13ととにも掘削溝11内に挿
入してもよい。空間形成管15は、安定液12が下部か
ら侵入しないように、底付きであるのが望ましい。空間
形成管15に代えて、中実のものでもよい。
【0018】空間形成管15の挿入を終了したならば、
前記の安定液12に硬化用添加材を添加して攪拌し硬化
を図るか、安定液12をたとえばセメントと置換するな
どして、図8に示すように、固化性材料16の固化を図
る。
前記の安定液12に硬化用添加材を添加して攪拌し硬化
を図るか、安定液12をたとえばセメントと置換するな
どして、図8に示すように、固化性材料16の固化を図
る。
【0019】この固化性材料16の流動性が無くなった
または固化した後、図9に示すように、空間形成管15
を引き抜き、その引き抜いた空間を充填用空間17とす
る。その後、図10に示すように、中空管13内に汚染
物質の捕捉材料18を投入して充填して、図11に示す
捕捉部分5、5…群を、固化性材料16による液の遮断
部分中に構築できる。必要により、液の遮断膜42Aに
より中空管13、13相互を繋げて遮断を図るととも
に、中空管13内のみへの汚染物質を含む液の誘導を図
ることができる。
または固化した後、図9に示すように、空間形成管15
を引き抜き、その引き抜いた空間を充填用空間17とす
る。その後、図10に示すように、中空管13内に汚染
物質の捕捉材料18を投入して充填して、図11に示す
捕捉部分5、5…群を、固化性材料16による液の遮断
部分中に構築できる。必要により、液の遮断膜42Aに
より中空管13、13相互を繋げて遮断を図るととも
に、中空管13内のみへの汚染物質を含む液の誘導を図
ることができる。
【0020】上記例において、中空管13および空間形
成管15は金属管のほか、塩化ビニルなどのプラスチッ
ク管などとすることができる。空間形成管15の撤去の
容易化を図るために、中空管13の内面または空間形成
管15の外面にあるいは両者に、油系統の離型剤を塗布
しておくことができる。それらの間に砂などを流し込ん
でおくことでもよい。さらに、中空管13内への充填用
空間17の形成のために、空間形成管15を用いたが、
袋体などを用い、その内部に水などの流体を注入し、固
化性材料16の固化後に、流体を排除して、袋体を撤去
する方式なども採ることができる。
成管15は金属管のほか、塩化ビニルなどのプラスチッ
ク管などとすることができる。空間形成管15の撤去の
容易化を図るために、中空管13の内面または空間形成
管15の外面にあるいは両者に、油系統の離型剤を塗布
しておくことができる。それらの間に砂などを流し込ん
でおくことでもよい。さらに、中空管13内への充填用
空間17の形成のために、空間形成管15を用いたが、
袋体などを用い、その内部に水などの流体を注入し、固
化性材料16の固化後に、流体を排除して、袋体を撤去
する方式なども採ることができる。
【0021】中空管13を用いる場合には、図12に示
すように、その断面形状に合わせた内部に捕捉材料30
Aを充填した円柱状のカセット300 を用いることができ
る。
すように、その断面形状に合わせた内部に捕捉材料30
Aを充填した円柱状のカセット300 を用いることができ
る。
【0022】本発明において、地盤中に捕捉材料30A
で構築した壁と汚染領域との間にコンクリート壁などの
遮断壁を構築することもでき、この場合には、そのコン
クリート壁を通った汚染物質を含む液が透過した後、捕
捉材料30Aにより捕捉されることになるが、捕捉材料
30Aで造成した壁の液の透過性が充填密度が低いなど
の理由により高い場合には、捕捉が充分行われないま
ま、透過することがあるので、また、非汚染領域中に地
盤中の水分または地下水が流入して、捕捉材料部分にお
ける濃度を低下させるので、前述の例のように、遮断す
る部分中に捕捉材料を配設するのが好ましい。この場合
には、非汚染領域中に地盤中の水分または地下水の流入
を防止することができるとともに、汚染物質濃度が高い
状態で、かつ少量で捕捉材料中を流れるので、吸着捕捉
性が高まり望ましい。
で構築した壁と汚染領域との間にコンクリート壁などの
遮断壁を構築することもでき、この場合には、そのコン
クリート壁を通った汚染物質を含む液が透過した後、捕
捉材料30Aにより捕捉されることになるが、捕捉材料
30Aで造成した壁の液の透過性が充填密度が低いなど
の理由により高い場合には、捕捉が充分行われないま
ま、透過することがあるので、また、非汚染領域中に地
盤中の水分または地下水が流入して、捕捉材料部分にお
ける濃度を低下させるので、前述の例のように、遮断す
る部分中に捕捉材料を配設するのが好ましい。この場合
には、非汚染領域中に地盤中の水分または地下水の流入
を防止することができるとともに、汚染物質濃度が高い
状態で、かつ少量で捕捉材料中を流れるので、吸着捕捉
性が高まり望ましい。
【0023】本発明において、捕捉材料に関しては、汚
染物質を吸着または保持するもの、たとえば活性炭、ゼ
オライト、バーミキュライト、カオリン、ナトリウムベ
ントナイト、シリカ、高炉スラグのほか、他の粘土鉱物
を単独または複数混合した状態で用いることができる。
この種のものには、イオン交換能力や吸着能力を有する
ので、これを利用することができる。その他、前記公報
に開示された材料の一種または複数種を混合して用いる
ことができる。汚染物質が、あるいはアンモニア性窒素
などである場合には、これらに対応した捕捉材料を用い
ることができる。廃棄物の捨場には、多種の汚染物質が
ある場合がある。そこで、捕捉杭4、4…の使用捕捉材
料の種類を異ならせることができる。なお、捕捉材料
は、単位粒子そのままでもよいが、ペレットのように団
粒化または塊粒化させて使用することができる。さら
に、捕捉材料の表面は、他の捕捉材料、特に液との接触
で経時的に溶解する材料でコーティングすることができ
る。
染物質を吸着または保持するもの、たとえば活性炭、ゼ
オライト、バーミキュライト、カオリン、ナトリウムベ
ントナイト、シリカ、高炉スラグのほか、他の粘土鉱物
を単独または複数混合した状態で用いることができる。
この種のものには、イオン交換能力や吸着能力を有する
ので、これを利用することができる。その他、前記公報
に開示された材料の一種または複数種を混合して用いる
ことができる。汚染物質が、あるいはアンモニア性窒素
などである場合には、これらに対応した捕捉材料を用い
ることができる。廃棄物の捨場には、多種の汚染物質が
ある場合がある。そこで、捕捉杭4、4…の使用捕捉材
料の種類を異ならせることができる。なお、捕捉材料
は、単位粒子そのままでもよいが、ペレットのように団
粒化または塊粒化させて使用することができる。さら
に、捕捉材料の表面は、他の捕捉材料、特に液との接触
で経時的に溶解する材料でコーティングすることができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、汚染物質
の遮断または捕捉性に優れたものとなるとともに、特に
捕捉材料の汚染物質の捕捉能力が低下または失活する時
点で、交換することで、捕捉能力を再び発揮させること
ができ、結果として、常に汚染物質の捕捉性を維持で
き、しかも遮断壁全体を再構築することを要しないなど
の利点がもたらされる。
の遮断または捕捉性に優れたものとなるとともに、特に
捕捉材料の汚染物質の捕捉能力が低下または失活する時
点で、交換することで、捕捉能力を再び発揮させること
ができ、結果として、常に汚染物質の捕捉性を維持で
き、しかも遮断壁全体を再構築することを要しないなど
の利点がもたらされる。
【図1】本発明により遮断壁を構築した状態の断面図で
ある。
ある。
【図2】カセットの交換状態斜視図である。
【図3】そのカセットの設置状態断面図である。
【図4】その平面図である。
【図5】本発明の施工例の第1工程の概要断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の施工例の第2工程の概要断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の施工例の第3工程の概要断面図であ
る。
る。
【図8】本発明の施工例の第4工程の概要断面図であ
る。
る。
【図9】本発明の施工例の第5工程の概要断面図であ
る。
る。
【図10】本発明の施工例の第6工程の概要断面図であ
る。
る。
【図11】本発明の他のカセットの交換例の斜視図であ
る。
る。
【図12】その設置状態斜視図である。
1…廃棄物、2…遮断壁、3…不透水層、4……不透液
性シート、11…掘削溝、12…安定液、13…中空保
持体、13a…透孔、15…空間形成管、16…固化性
材料、17…空間、18…捕捉物質、20…遮断部分、
20A…コンクリート壁、30…捕捉部分(カセッ
ト)、30A…捕捉材料、30B…ホルダー、300 …カ
セット。
性シート、11…掘削溝、12…安定液、13…中空保
持体、13a…透孔、15…空間形成管、16…固化性
材料、17…空間、18…捕捉物質、20…遮断部分、
20A…コンクリート壁、30…捕捉部分(カセッ
ト)、30A…捕捉材料、30B…ホルダー、300 …カ
セット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 1/00 E02D 5/00 - 5/20 E02D 19/06 - 19/18 E02D 29/00 - 29/02
Claims (2)
- 【請求項1】汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の
周囲に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止す
る遮断壁を構築する工法において、汚染されたまたは汚染の虞れがある領域を囲み、汚染物
質を含む 液を遮断する部分と、この液遮断部分の外側に
設けられ、汚染物質を吸着保持する捕捉材料を有する部
分とを備える遮断壁を構築し、 前記汚染物質を含む液を前記液遮断部分により遮断し
て、前記汚染されたまたは汚染の虞れがある領域内に留
めるとともに、前記汚染物質を含む液が前記液遮断部分
によって遮断されず前記液遮断部分を透過した場合、そ
の透過液中の汚染物質を前記捕捉材料を有する部分によ
り捕捉し、 他方、前記遮断壁の外側における汚染物質の濃度を検出
し、その検出濃度が高まった場合に前記捕捉材料の捕捉
能力が低下または失活したと判断し、その 時点で、捕捉
材料単独でまたは捕捉材料を保持する材料とともに、前
記遮断壁から抜き出して交換することを特徴とする環境
保全工法。 - 【請求項2】捕捉材料は、その粒子径より小さい透孔を
有するホルダー内に保持されて、このホルダーを介して
交換する請求項1記載の環境保全工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20292191A JP3160016B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 環境保全工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20292191A JP3160016B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 環境保全工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05115862A JPH05115862A (ja) | 1993-05-14 |
| JP3160016B2 true JP3160016B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=16465371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20292191A Expired - Fee Related JP3160016B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 環境保全工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3160016B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6797798B2 (en) | 2000-10-02 | 2004-09-28 | Huntsman International Llc | Spray polyurea coating systems |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5072201B2 (ja) * | 2005-07-28 | 2012-11-14 | ライト工業株式会社 | 環境保全工法 |
| JP6484139B2 (ja) * | 2015-08-04 | 2019-03-13 | 鹿島建設株式会社 | 汚染拡散防止システムおよび汚染拡散防止方法 |
| JP6884527B2 (ja) * | 2016-08-10 | 2021-06-09 | 株式会社長谷工コーポレーション | 現場打ち杭工法 |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP20292191A patent/JP3160016B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6797798B2 (en) | 2000-10-02 | 2004-09-28 | Huntsman International Llc | Spray polyurea coating systems |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05115862A (ja) | 1993-05-14 |
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