JP3162501B2 - コンプレッサー用シール部材 - Google Patents
コンプレッサー用シール部材Info
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- JP3162501B2 JP3162501B2 JP24204092A JP24204092A JP3162501B2 JP 3162501 B2 JP3162501 B2 JP 3162501B2 JP 24204092 A JP24204092 A JP 24204092A JP 24204092 A JP24204092 A JP 24204092A JP 3162501 B2 JP3162501 B2 JP 3162501B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- ptfe
- test
- resin
- spiral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2225/00—Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
- F05C2225/04—PTFE [PolyTetraFluorEthylene]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクロール型または
ヘリカルブレード型のコンプレッサーに適用されるコン
プレッサー用シール部材に関する。
ヘリカルブレード型のコンプレッサーに適用されるコン
プレッサー用シール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫、空気調和装置などの冷
凍サイクルの冷媒ガス圧縮用のコンプレッサーの構造を
簡単にし、かつ冷凍能力を向上させるため、スクロール
型コンプレッサーやヘリカルブレード型のコンプレッサ
ーが開発され、そのようなコンプレッサーに適用される
シール部材についても種々の改良がなされてきている。
凍サイクルの冷媒ガス圧縮用のコンプレッサーの構造を
簡単にし、かつ冷凍能力を向上させるため、スクロール
型コンプレッサーやヘリカルブレード型のコンプレッサ
ーが開発され、そのようなコンプレッサーに適用される
シール部材についても種々の改良がなされてきている。
【0003】たとえば、スクロール型コンプレッサー用
のシール部材についてみると、図1および図2は、従来
公知の渦巻型の密封摺接面を形成するスクロール部材1
を示すものであり、その渦巻壁2の端面には溝3が形成
され、その溝3にシール部材4が装着されている。ま
た、図3は、スクロール部材1を可動側とし、固定スク
ロール部材1’と偏心させてかみあった状態を示してお
り、両方の渦巻壁2の各シール部材4を対抗する他のス
クロール部材1、1’の渦巻き溝の底に気密に摺接さ
せ、相互にシールを図るようになっている。
のシール部材についてみると、図1および図2は、従来
公知の渦巻型の密封摺接面を形成するスクロール部材1
を示すものであり、その渦巻壁2の端面には溝3が形成
され、その溝3にシール部材4が装着されている。ま
た、図3は、スクロール部材1を可動側とし、固定スク
ロール部材1’と偏心させてかみあった状態を示してお
り、両方の渦巻壁2の各シール部材4を対抗する他のス
クロール部材1、1’の渦巻き溝の底に気密に摺接さ
せ、相互にシールを図るようになっている。
【0004】また、ヘリカルブレード型のコンプレッサ
ー用のシール部材についてみると、図4および図5は、
従来公知のヘリカルブレード5を示すものであり、右端
側を吸入側、左端側を吐出側とした円筒状のシリンダ6
と外周面に螺旋状のブレード5を設けた円柱状のピスト
ン7とを組み合わせて、圧縮機構を構成している。すな
わち、ピストン7の外周面には、吸入側から吐出側まに
行くにしたがって小さくなるピッチで螺旋状の溝8を形
成しており、この溝8には、シリンダ6の内面にその外
周端縁を接する連続した螺旋状のブレード5が、溝8に
出入り自在に嵌め込まれている。ピストン7の軸心は、
シリンダ6の軸心に対して偏心して配置され、かつ図外
の支軸部によって回転自在に支持されている。そして、
シリンダ6がピストン7の回りで図外のロータで回転駆
動されると、ピストン7は、シリンダ6に対して旋回す
る。すなわち、シリンダ6内のピストン7は、そのブレ
ード5をシリンダ6の内面に摺接させた状態で自転しな
がら公転する。
ー用のシール部材についてみると、図4および図5は、
従来公知のヘリカルブレード5を示すものであり、右端
側を吸入側、左端側を吐出側とした円筒状のシリンダ6
と外周面に螺旋状のブレード5を設けた円柱状のピスト
ン7とを組み合わせて、圧縮機構を構成している。すな
わち、ピストン7の外周面には、吸入側から吐出側まに
行くにしたがって小さくなるピッチで螺旋状の溝8を形
成しており、この溝8には、シリンダ6の内面にその外
周端縁を接する連続した螺旋状のブレード5が、溝8に
出入り自在に嵌め込まれている。ピストン7の軸心は、
シリンダ6の軸心に対して偏心して配置され、かつ図外
の支軸部によって回転自在に支持されている。そして、
シリンダ6がピストン7の回りで図外のロータで回転駆
動されると、ピストン7は、シリンダ6に対して旋回す
る。すなわち、シリンダ6内のピストン7は、そのブレ
ード5をシリンダ6の内面に摺接させた状態で自転しな
がら公転する。
【0005】そして、各動作室9の容積は、吸入側から
吐出側にかけて徐々に小さく形成されているので、シリ
ンダ6内に取り入れられた流体は、移送されるうち徐々
に圧縮されるのである。
吐出側にかけて徐々に小さく形成されているので、シリ
ンダ6内に取り入れられた流体は、移送されるうち徐々
に圧縮されるのである。
【0006】上記したように、スクロール型またはヘリ
カルブレード型のコンプレッサー用シール部材は、通常
のピストンリング型コンプレッサーのシール部材より
も、摺動面積、摺動距離、圧力、回転速度などにおいて
過酷な条件で使用されるので、低摩擦特性に加えて耐摩
耗性、シール特性、耐屈曲性、耐クリープ性を特に必要
とする。
カルブレード型のコンプレッサー用シール部材は、通常
のピストンリング型コンプレッサーのシール部材より
も、摺動面積、摺動距離、圧力、回転速度などにおいて
過酷な条件で使用されるので、低摩擦特性に加えて耐摩
耗性、シール特性、耐屈曲性、耐クリープ性を特に必要
とする。
【0007】このような要件に対応するように改良を試
みたシール部材として、たとえば、特開昭62−113
882号公報、特開平3−88992号公報には、有機
質充填材を添加した四フッ化エチレン樹脂組成物が開示
されている。また、特開昭62−223488号公報、
特開平4−60192号公報には、ポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂などの射出成形可能な樹脂をマトリックス
に用いた樹脂組成物からなるシール部材が開示されてい
る。また、特開平3−88993号公報には、四フッ化
エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂
(以下、PFAと略記する)にてシール部材を形成する
ことが開示されている。
みたシール部材として、たとえば、特開昭62−113
882号公報、特開平3−88992号公報には、有機
質充填材を添加した四フッ化エチレン樹脂組成物が開示
されている。また、特開昭62−223488号公報、
特開平4−60192号公報には、ポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂などの射出成形可能な樹脂をマトリックス
に用いた樹脂組成物からなるシール部材が開示されてい
る。また、特開平3−88993号公報には、四フッ化
エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂
(以下、PFAと略記する)にてシール部材を形成する
ことが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のコンプレッサー用のシール部材のうち、有機質充填材
を添加した四フッ化エチレン樹脂組成物は、耐クリープ
性および耐摩耗性が劣るという問題点がある。
のコンプレッサー用のシール部材のうち、有機質充填材
を添加した四フッ化エチレン樹脂組成物は、耐クリープ
性および耐摩耗性が劣るという問題点がある。
【0009】また、ポリエーテルエーテルケトン樹脂な
どの射出成形可能な樹脂をマトリックスに用いた樹脂組
成物からなるシール部材は、マトリックス樹脂自体の柔
軟性が劣るので、耐屈曲性、シール特性が劣るという問
題点がある。
どの射出成形可能な樹脂をマトリックスに用いた樹脂組
成物からなるシール部材は、マトリックス樹脂自体の柔
軟性が劣るので、耐屈曲性、シール特性が劣るという問
題点がある。
【0010】さらにまた、PFAではシール部材の表面
層(スキン層)と内層(コア層)が、層間剥離を起こす
現象が発生し易く、結果的に摩耗が激しくなって充分な
シール特性を発揮しないという問題点もある。
層(スキン層)と内層(コア層)が、層間剥離を起こす
現象が発生し易く、結果的に摩耗が激しくなって充分な
シール特性を発揮しないという問題点もある。
【0011】そこで、この発明は、前記したコンプレッ
サー用のシール部材を、低摩擦特性に加えて、耐摩耗
性、耐屈曲性、耐クリープ性を全て満足するものとし、
所定のコンプレッサーに適当なシール部材とすることを
課題としている。
サー用のシール部材を、低摩擦特性に加えて、耐摩耗
性、耐屈曲性、耐クリープ性を全て満足するものとし、
所定のコンプレッサーに適当なシール部材とすることを
課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、スクロール型またはヘリカル
ブレード型のコンプレッサーの渦巻状または螺旋状の密
封摺接面を形成するシール部材において、このシール部
材をパーフルオロアルコキシ基を有する変性四フッ化エ
チレン樹脂および繊維状強化材とからなる組成物によっ
て形成したのである。
め、この発明においては、スクロール型またはヘリカル
ブレード型のコンプレッサーの渦巻状または螺旋状の密
封摺接面を形成するシール部材において、このシール部
材をパーフルオロアルコキシ基を有する変性四フッ化エ
チレン樹脂および繊維状強化材とからなる組成物によっ
て形成したのである。
【0013】以下、その詳細を述べる。
【0014】この発明におけるパーフルオロアルコキシ
基を有する変性四フッ化エチレン樹脂とは、四フッ化エ
チレン樹脂の単独重合体(以下、PTFEと略記す
る。)と、パーフルオロアルコキシ基を含有する単量体
との変性物(以下、変性PTFEと略記する。)であ
る。このような変性PTFEは、非溶融成形性を特徴と
する点で前記のPFAとは異なり、370℃におけるみ
かけの溶融粘度は1×109ポイズ以上の高粘度であ
り、よってメルトフローインデックスは測定不可能であ
る。このような変性PTFEは、単独のPTFEとは耐
クリープ性が著しく異なるものであるが、充填剤を添加
しない変性PTFEを用いた下記のクリープ試験(AS
TM D−621に準ずる)にて、24時間後の圧縮ク
リープ変形率が4〜10%であるものを用いることが好
ましい。
基を有する変性四フッ化エチレン樹脂とは、四フッ化エ
チレン樹脂の単独重合体(以下、PTFEと略記す
る。)と、パーフルオロアルコキシ基を含有する単量体
との変性物(以下、変性PTFEと略記する。)であ
る。このような変性PTFEは、非溶融成形性を特徴と
する点で前記のPFAとは異なり、370℃におけるみ
かけの溶融粘度は1×109ポイズ以上の高粘度であ
り、よってメルトフローインデックスは測定不可能であ
る。このような変性PTFEは、単独のPTFEとは耐
クリープ性が著しく異なるものであるが、充填剤を添加
しない変性PTFEを用いた下記のクリープ試験(AS
TM D−621に準ずる)にて、24時間後の圧縮ク
リープ変形率が4〜10%であるものを用いることが好
ましい。
【0015】記 クリープ試験条件:測定温度25℃、荷重140Kgf
/cm2 この場合、圧縮クリープ変形率が4%以下の変性PTF
Eを用いると、耐屈曲性が劣るのでシール部材が疲労に
より破損し易くなる。また、圧縮クリープ変形率が10
%以上の変性PTFEを用いると、耐クリープ性が劣
り、変形し易くなり、耐摩耗性も劣るものとなる。
/cm2 この場合、圧縮クリープ変形率が4%以下の変性PTF
Eを用いると、耐屈曲性が劣るのでシール部材が疲労に
より破損し易くなる。また、圧縮クリープ変形率が10
%以上の変性PTFEを用いると、耐クリープ性が劣
り、変形し易くなり、耐摩耗性も劣るものとなる。
【0016】次に、この発明に用いる繊維状強化材とし
ては、変性PTFEの成形温度(通常320〜400
℃)に耐えるものが好ましく、このような繊維状強化材
として、ガラス繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、ウ
ォラストナイト、チタン酸カリウムホイスカー、カーボ
ンホイスカー、シリコンカーバイドホイスカー、サファ
イアホイスカーなどの無機繊維およびホイスカー類、鋼
線、銅線、ステンレス線などの金属繊維、タングステン
心線または炭素繊維などにボロン、炭化ケイ素などを蒸
着したいわゆるボロン繊維、炭化ケイ素繊維などの複合
繊維および芳香族ポリイミド繊維などの耐熱性有機繊維
を挙げることができる。
ては、変性PTFEの成形温度(通常320〜400
℃)に耐えるものが好ましく、このような繊維状強化材
として、ガラス繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、ウ
ォラストナイト、チタン酸カリウムホイスカー、カーボ
ンホイスカー、シリコンカーバイドホイスカー、サファ
イアホイスカーなどの無機繊維およびホイスカー類、鋼
線、銅線、ステンレス線などの金属繊維、タングステン
心線または炭素繊維などにボロン、炭化ケイ素などを蒸
着したいわゆるボロン繊維、炭化ケイ素繊維などの複合
繊維および芳香族ポリイミド繊維などの耐熱性有機繊維
を挙げることができる。
【0017】ここで、変性PTFEに対する上記繊維状
強化材の添加量は、成分全体の重量を100として、変
性PTFE50〜95重量%、繊維状強化材5〜50重
量%であることが好ましく、特に、変性PTFE60〜
90重量%、繊維状強化材10〜40重量%であること
がより好ましい。なぜなら、繊維状強化材の添加量が5
重量%未満では、成形物の機械的性質、耐摩耗性はほと
んど向上せず、また50重量%を越える多量では成形性
の悪化と共に、機械的性質および耐摩耗性の低下を招い
て好ましくないからである。
強化材の添加量は、成分全体の重量を100として、変
性PTFE50〜95重量%、繊維状強化材5〜50重
量%であることが好ましく、特に、変性PTFE60〜
90重量%、繊維状強化材10〜40重量%であること
がより好ましい。なぜなら、繊維状強化材の添加量が5
重量%未満では、成形物の機械的性質、耐摩耗性はほと
んど向上せず、また50重量%を越える多量では成形性
の悪化と共に、機械的性質および耐摩耗性の低下を招い
て好ましくないからである。
【0018】また、この発明の効果を損なわない限り、
上記以外の各種の充填剤を添加することもできる。この
ような充填剤としては、芳香族ポリエーテルケトン樹
脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルサルフォン
樹脂、ポリアミドイミド樹脂、耐熱性ポリアミド樹脂、
フェノール系樹脂、芳香族ポリエステル樹脂などの有機
耐熱性高分子はじめとし、グラファイトまたは亜鉛、ア
ルミニウム、マグネシウムなどの金属もしくは酸化物な
どの熱伝導改良用無機粉末、ガラスビーズ、シリカバル
ーン、珪藻土、石綿、炭酸マグネシウムなどの無機質粉
末、グラファイト、カーボン、マイカ、タルク、二硫化
モリブデン、二硫化タングステン、リン酸化合物などの
潤滑性向上用無機質粉末、および酸化鉄、硫化カドミウ
ム、セレン化カドミウム、カーボンブラックなどの無機
質顔料、シリコーンオイル、エステルオイル、フッ素オ
イル、ポリフェニレンエーテルオイル、ワックス、ステ
アリン酸亜塩などの内部潤滑剤的添加剤など、数多くの
ものを例示することができる。
上記以外の各種の充填剤を添加することもできる。この
ような充填剤としては、芳香族ポリエーテルケトン樹
脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルサルフォン
樹脂、ポリアミドイミド樹脂、耐熱性ポリアミド樹脂、
フェノール系樹脂、芳香族ポリエステル樹脂などの有機
耐熱性高分子はじめとし、グラファイトまたは亜鉛、ア
ルミニウム、マグネシウムなどの金属もしくは酸化物な
どの熱伝導改良用無機粉末、ガラスビーズ、シリカバル
ーン、珪藻土、石綿、炭酸マグネシウムなどの無機質粉
末、グラファイト、カーボン、マイカ、タルク、二硫化
モリブデン、二硫化タングステン、リン酸化合物などの
潤滑性向上用無機質粉末、および酸化鉄、硫化カドミウ
ム、セレン化カドミウム、カーボンブラックなどの無機
質顔料、シリコーンオイル、エステルオイル、フッ素オ
イル、ポリフェニレンエーテルオイル、ワックス、ステ
アリン酸亜塩などの内部潤滑剤的添加剤など、数多くの
ものを例示することができる。
【0019】以上述べた変性PTFE、繊維状強化材、
その他充填剤の混合および成形方法は、従来から広く行
なわれている充填剤入りPTFEの通常の混合成形条件
を採用でき、たとえばタンブラーミキサー、ヘンシェル
ミキサーなどの混合機によって、変性PTFEと繊維状
強化材、その他充填剤を乾式混合し、これを金型に入れ
て380〜600kg/cm2 の圧力を加えて予備成形
した後、金型から取り出された圧縮成形体を330〜3
90℃で焼結する方法、その他加熱加圧しながら回分式
に圧縮成形する方法またはラム押し出し機による連続成
形方法などのいずれであってもよい。
その他充填剤の混合および成形方法は、従来から広く行
なわれている充填剤入りPTFEの通常の混合成形条件
を採用でき、たとえばタンブラーミキサー、ヘンシェル
ミキサーなどの混合機によって、変性PTFEと繊維状
強化材、その他充填剤を乾式混合し、これを金型に入れ
て380〜600kg/cm2 の圧力を加えて予備成形
した後、金型から取り出された圧縮成形体を330〜3
90℃で焼結する方法、その他加熱加圧しながら回分式
に圧縮成形する方法またはラム押し出し機による連続成
形方法などのいずれであってもよい。
【0020】
【作用】この発明におけるシール部材は、所定の変性P
TFEのパーフルオロアルコキシ基が、PTFE分子鎖
の絡みをより強めて、PTFE粒子間の密着性を高めて
いるので、PTFEの低摩擦特性に加えて耐クリープ性
および耐屈曲性に優れ、また耐摩耗性にも優れた特性を
有し、しかも含有する繊維状強化材は、このPTFEの
耐摩耗性をさらに向上させる。
TFEのパーフルオロアルコキシ基が、PTFE分子鎖
の絡みをより強めて、PTFE粒子間の密着性を高めて
いるので、PTFEの低摩擦特性に加えて耐クリープ性
および耐屈曲性に優れ、また耐摩耗性にも優れた特性を
有し、しかも含有する繊維状強化材は、このPTFEの
耐摩耗性をさらに向上させる。
【0021】
【実施例】実施例および比較例に使用した原材料を一括
して示すと以下の通りである。なお、( )内には略称
を示し、配合割合は全て重量%で示した。
して示すと以下の通りである。なお、( )内には略称
を示し、配合割合は全て重量%で示した。
【0022】(I)変性PTFE (1)ダイキン工業社製:ポリフロンM−112(変性
PTFE−1)(前記クリープ試験にて24時間後の圧
縮クリープ変形率が8.5%) (2)ダイキン工業社製:ポリフロンMVX (変性
PTFE−2)(前記クリープ試験にて24時間後の圧
縮クリープ変形率が9.2%) (II)繊維状強化材 (3)ガラス繊維(GF−1) 旭ファイバーグラス社製:ミルドファイバー MF−K
AC 繊維径13μm (4)ガラス繊維(GF−2) 旭ファイバーグラス社製:ミルドファイバー 繊維径6
μm (5)炭素繊維(CF) 東レ社製:ミルドファイバー トレカMLD−30 (III )その他充填剤 (6)二硫化モリブデン(MoS2 ) ダウコーニング社製:モリコートZパウダー (7)グラファイト(GRP) ロンザ社製:KSIO (IV)PTFE (8)ダイキン工業社製:ポリフロンM−15(PTF
E−1) 圧縮クリープ変形率10.8% (9)三井・デュポンフロロケミカル社製:テフロン7
J(PTFE−2) 圧縮クリープ変形率11.2% 上記の各原材料を表1および表2に示した割合で乾式混
合した後、内径50mmの金型に充填し、450kgf
/cm2 の圧力をかけて予備成形を行ない、得られた予
備成形体を360℃で3時間加熱して焼結成形体とし、
この成形体から内径8mm、外径42mm、厚さ6mm
のディスク状の試験片を作成した。そして、スクロール
型またはヘリカルブレード型のコンプレッサーの渦巻状
または螺旋状の密封摺接面の摺動状態を想定し、各組成
物の物性値を求めるための試験方法はつぎのとおりであ
る。
PTFE−1)(前記クリープ試験にて24時間後の圧
縮クリープ変形率が8.5%) (2)ダイキン工業社製:ポリフロンMVX (変性
PTFE−2)(前記クリープ試験にて24時間後の圧
縮クリープ変形率が9.2%) (II)繊維状強化材 (3)ガラス繊維(GF−1) 旭ファイバーグラス社製:ミルドファイバー MF−K
AC 繊維径13μm (4)ガラス繊維(GF−2) 旭ファイバーグラス社製:ミルドファイバー 繊維径6
μm (5)炭素繊維(CF) 東レ社製:ミルドファイバー トレカMLD−30 (III )その他充填剤 (6)二硫化モリブデン(MoS2 ) ダウコーニング社製:モリコートZパウダー (7)グラファイト(GRP) ロンザ社製:KSIO (IV)PTFE (8)ダイキン工業社製:ポリフロンM−15(PTF
E−1) 圧縮クリープ変形率10.8% (9)三井・デュポンフロロケミカル社製:テフロン7
J(PTFE−2) 圧縮クリープ変形率11.2% 上記の各原材料を表1および表2に示した割合で乾式混
合した後、内径50mmの金型に充填し、450kgf
/cm2 の圧力をかけて予備成形を行ない、得られた予
備成形体を360℃で3時間加熱して焼結成形体とし、
この成形体から内径8mm、外径42mm、厚さ6mm
のディスク状の試験片を作成した。そして、スクロール
型またはヘリカルブレード型のコンプレッサーの渦巻状
または螺旋状の密封摺接面の摺動状態を想定し、各組成
物の物性値を求めるための試験方法はつぎのとおりであ
る。
【0023】(1)摩擦摩耗試験−1 ピンオンディスク型摩擦摩耗試験機にて、ディスクとし
て変性PTFE組成物またはPTFE組成物からなる円
板を用い、ピンとして直径8mm長さ10mmで端面が
フラットな炭素工具鋼SK3を用いて下記の条件で試験
を行い、試験開始2時間後の摩擦係数と同8時間後の摩
耗量(μm)を測定した。
て変性PTFE組成物またはPTFE組成物からなる円
板を用い、ピンとして直径8mm長さ10mmで端面が
フラットな炭素工具鋼SK3を用いて下記の条件で試験
を行い、試験開始2時間後の摩擦係数と同8時間後の摩
耗量(μm)を測定した。
【0024】試験条件:荷重 1kgf、速度 216
0rpm、温度 100℃、雰囲気コンプレッサー油ス
ニソ3GSD (2)摩擦摩耗試験−2 摩擦摩耗試験−1にて、ピンとして10mm×10m
m、長さ20mmの円柱状ピンの端面を、幅10mm、
0.2R(120°)のエッジ状にした炭素工具鋼SK
3を用いること以外は、前記試験と全く同じ条件で試験
を行ない、試験開始1時間後の摩擦係数および同5時間
後の摩耗量(μm)を測定した。なお、比較例の摩耗量
の値は、試験開始5時間後までに摩耗量1mm以上の異
常摩耗が発生したため、異常摩耗までの時間を示した。
0rpm、温度 100℃、雰囲気コンプレッサー油ス
ニソ3GSD (2)摩擦摩耗試験−2 摩擦摩耗試験−1にて、ピンとして10mm×10m
m、長さ20mmの円柱状ピンの端面を、幅10mm、
0.2R(120°)のエッジ状にした炭素工具鋼SK
3を用いること以外は、前記試験と全く同じ条件で試験
を行ない、試験開始1時間後の摩擦係数および同5時間
後の摩耗量(μm)を測定した。なお、比較例の摩耗量
の値は、試験開始5時間後までに摩耗量1mm以上の異
常摩耗が発生したため、異常摩耗までの時間を示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1および表2の結果から明らかなよう
に、従来のPTFE組成物を使用した比較例1〜3は、
フラットピンを用いた試験(摩擦摩耗試験−1)にて摩
耗量が約20μmと多く、エッジピンを用いた試験(摩
擦摩耗試験−2)にて、摩耗量1mm以上の異常摩耗が
発生した。
に、従来のPTFE組成物を使用した比較例1〜3は、
フラットピンを用いた試験(摩擦摩耗試験−1)にて摩
耗量が約20μmと多く、エッジピンを用いた試験(摩
擦摩耗試験−2)にて、摩耗量1mm以上の異常摩耗が
発生した。
【0028】これに対して、所定の変性PTFE組成物
を使用した実施例1〜5は、いずれの試験においても摩
擦係数および摩耗量ともに低い値であり、前記コンプレ
ッサー用のシール部材として優れた摩擦摩耗特性を有し
ていた。
を使用した実施例1〜5は、いずれの試験においても摩
擦係数および摩耗量ともに低い値であり、前記コンプレ
ッサー用のシール部材として優れた摩擦摩耗特性を有し
ていた。
【0029】
【効果】この発明は、以上説明したように、コンプレッ
サー用のシール部材を、所定の変性四フッ化エチレン樹
脂および繊維状強化材とからなる組成物によって形成し
たので、耐屈曲性、耐クリープ性は当然のことながら、
低摩擦特性、耐摩耗性を全て満足するものとなり、スク
ロール型またはヘリカルブレード型のコンプレッサーの
渦巻状または螺旋状の密封摺接面を形成するシール部材
として、最適のものであるといえる。
サー用のシール部材を、所定の変性四フッ化エチレン樹
脂および繊維状強化材とからなる組成物によって形成し
たので、耐屈曲性、耐クリープ性は当然のことながら、
低摩擦特性、耐摩耗性を全て満足するものとなり、スク
ロール型またはヘリカルブレード型のコンプレッサーの
渦巻状または螺旋状の密封摺接面を形成するシール部材
として、最適のものであるといえる。
【図1】スクロール型コンプレッサーのスクロール部材
を示す斜視図
を示す斜視図
【図2】図1の要部断面図
【図3】スクロール型コンプレッサーの内部構造を示す
断面図
断面図
【図4】ヘリカルブレード型コンプレッサーの螺旋状ブ
レードを示す斜視図
レードを示す斜視図
【図5】ヘリカルブレード型コンプレッサーの内部構造
を示す断面図
を示す断面図
1、1’ スクロール部材 2 渦巻壁 3、8 溝 4 シール部材 5 ブレード 6 シリンダ 7 ピストン 9 動作室
Claims (1)
- 【請求項1】 スクロール型またはヘリカルブレード型
のコンプレッサーの渦巻状または螺旋状の密封摺接面を
形成するシール部材において、 このシール部材をパーフルオロアルコキシ基を有する変
性四フッ化エチレン樹脂および繊維状強化材とからなる
組成物によって形成したことを特徴とするコンプレッサ
ー用シール部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24204092A JP3162501B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | コンプレッサー用シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24204092A JP3162501B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | コンプレッサー用シール部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0693986A JPH0693986A (ja) | 1994-04-05 |
| JP3162501B2 true JP3162501B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17083385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24204092A Expired - Lifetime JP3162501B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | コンプレッサー用シール部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3162501B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018111797A (ja) * | 2017-01-10 | 2018-07-19 | 三浦工業株式会社 | 摺動材料 |
| CN120923949B (zh) * | 2025-10-13 | 2026-02-03 | 湖北宇辰新材料有限公司 | 一种低蠕变聚四氟乙烯复合材料及其制备方法 |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP24204092A patent/JP3162501B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0693986A (ja) | 1994-04-05 |
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