Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3179269B2 - 面ぶれ測定装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3179269B2 - 面ぶれ測定装置 - Google Patents

面ぶれ測定装置

Info

Publication number
JP3179269B2
JP3179269B2 JP31947393A JP31947393A JP3179269B2 JP 3179269 B2 JP3179269 B2 JP 3179269B2 JP 31947393 A JP31947393 A JP 31947393A JP 31947393 A JP31947393 A JP 31947393A JP 3179269 B2 JP3179269 B2 JP 3179269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
center
pulley
measured
runout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31947393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07174505A (ja
Inventor
修司 大村
徳雄 加藤
栄一 伊藤
Original Assignee
アイワ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイワ株式会社 filed Critical アイワ株式会社
Priority to JP31947393A priority Critical patent/JP3179269B2/ja
Publication of JPH07174505A publication Critical patent/JPH07174505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3179269B2 publication Critical patent/JP3179269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Testing Of Balance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プーリなどの成形回
転体の面ぶれを測定できる測定装置、特に成形回転体の
芯ぶれも測定できる面ぶれ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テープレコーダの回転伝達系などに使用
されている円周面にV字溝が形成されたVプーリなどは
一般に射出成形品が使用される場合が多い。射出成形に
よってVプーリを形成する場合、一対の金型を使用して
成形されるものであるから、金型の衝合状態に僅かの狂
いが生じると成形品の芯ぶれや面ぶれが発生する。
【0003】芯ぶれは成形されたVプーリの中心(軸
芯)が設計値から外れているときに発生し、面ぶれはシ
ャフトの軸芯が傾いているときなどに発生する。芯ぶれ
や面ぶれがそれぞれ許容範囲(通常プラス、マイナス1
0μm程度の範囲)にないときは不良品となる。良品と
して製造するためには芯ぶれや面ぶれが許容範囲内に入
るように金型を微調整しなければならない。
【0004】金型の微調整を行なわなければならないと
きは、例えば金型(具体的にはスライドコア)の衝合位
置や、Vプーリの軸孔を形成するためのコアピン(何れ
も図示しない)の植立位置が修正される。コアピンの植
立位置を修正するには入れ子(図示はしない)を作り直
せばよい。
【0005】このような金型調整に先だって行なわれる
のが芯ぶれ測定であり、面ぶれ測定である。このうち、
図13は従来の面ぶれ測定装置10の一例を示す。
【0006】被測定回転体としては上述した射出成形さ
れたVプーリを示す。11は測定用基台であり、これの
上面12はVプーリ20の取り付け面となされる。取り
付け面12は測定の基準面となるため平面度が高い。測
定基台11のほぼ中央上面にはVプーリ20に貫通され
たシャフト22の挿通穴13が穿設され、面ぶれ測定時
には図のようにこの挿通穴13にシャフト22が挿通固
定される。
【0007】Vプーリ20はプーリ本体21aと所定の
長さのボス21bとで構成されたものを例示するが、被
測定回転体としてはこの形状に限られるものではない。
【0008】面ぶれを測定するときは図にも示すよう
に、シャフト22が貫通されたVプーリ20がそのボス
21b側が下側となるように載置される。そして、プー
リ本体21aの平面の一部、この例では平面の最外周に
面ぶれ検出子24の先端部25が軽く当接するように配
置される。
【0009】この状態でVプーリ20を一定方向に回転
させながら所定回転位置でのデータが測定される。面ぶ
れがないときは面ぶれ検出子24の先端部25は常に同
一平面内を移動する。これに対して、例えば図13のよ
うに基準回転軸に対してθだけシャフト22が傾いてい
るときはこの面ぶれ角θにしたがって先端部25は上下
動する。つまり、その移動軌跡は同一平面とはならな
い。
【0010】図14は測定結果の一例を示すもので、曲
線23aはプーリ本体21aの平面度もよく、軸芯の傾
きもないときつまり、面ぶれのないときの軌跡である。
この場合はO点を中心とした軌跡となる。平面度はよい
が軸芯が傾いている面ぶれの場合には曲線23bのよう
になり、その中心点O′が基準点Oからずれる。平面度
も悪く、軸芯も傾いている面ぶれの場合には曲線23c
のような測定結果となる。
【0011】曲線23cのような測定データを展開して
図示すると図15の曲線Laのようになる。図15の展
開図は曲線23cの測定データそのものを展開したもの
ではなく必ずしも一致していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】射出成形によってVプ
ーリを成形する場合には、上述したように金型の衝合状
態によって芯ぶれや面ぶれが発生し、面ぶれに注目する
と図13のような測定装置10を用いて測定するもので
あるから、あまり正確な測定データを得ることができな
い。それは、被測定回転体であるVプーリ20を手動で
回しながら測定データを得るものであるから、一定間隔
の測定点から測定データを収集することが困難になるか
らである。測定中、Vプーリ20に手などが接触したり
することも考えられるので、このことからも測定データ
があまり正確ではないことが判る。
【0013】また、例えば図15に示すような測定結果
が得られたときは以下に示すような方法で金型の位置修
正を行なっている。
【0014】原データが曲線Laであるとすると、この
ときはy軸(0°−180°)方向に20μmずれ、x
軸(90°−270°)方向に10μmずれているの
で、図16のような補正(修正)が行なわれる。補正量
は一対の金型を平均して補正するため片方の金型補正量
は図の半分となる。
【0015】y軸を10μm補正すると図15の曲線L
bとなり、さらにx軸に対して5μm補正すると曲線L
cのようになる。したがって補正量をどの程度にするか
は長年の経験によっている。このような経験則に基づい
た金型修正方法では、修正にばらつきが生じる他、数回
の金型修正を行なわないと規格内のVプーリ20を成形
できないため、修正時間がかかり、コストもアップする
などの弊害がある。
【0016】射出成形によってVプーリなどの回転体を
成形する場合には、面ぶれの他にも芯ぶれが発生するか
ら、測定装置では面ぶれと共に芯ぶれも測定する必要が
ある。そのため、同一の測定装置で面ぶれと芯ぶれの双
方を測定できた方が好ましい。例えば部品を着脱するだ
けで面ぶれと芯ぶれを測定できるようになれば非常に便
利である。
【0017】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、面ぶれ測定を正確に行える兼
用可能な面ぶれ測定装置を提案するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては、一対の基台上にそれぞれ進退
自在にスライダが載置され、これらスライダ上にはV字
状の軸受けがそれぞれ取り付け固定され、これらV字状
軸受けに被測定用回転体に取り付けられたシャフトが差
し渡されると共に、上記スライダとシャフトの両端をそ
れぞれ固定する着脱自在なストッパが設けられ、面ぶれ
測定時、上記被測定用回転体の平面の一部に面ぶれ検出
子を当接された状態で上記被測定用回転体を回転させな
がら上記面ぶれ検出子によって上記被測定用回転体の面
ぶれを測定するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0019】
【作用】図13のように面ぶれがあると、検出子24の
先端部25は基準面(面ぶれがゼロとしたときの基準平
面)に対して上下動する。図1は図13の面ぶれを90
°たおした状態であり、シャフト22とスライダ34,
35の双方をストッパ50A,50Bによって固定し、
検出子24の先端部25を測定面に当接すれば、測定子
25が面ぶれにより左右に動き、面ぶれに応じた測定デ
ータを得ることができる。
【0020】また、このようにして得られた測定データ
は図12に示す処理フローにしたがって金型補正量が算
出される。この場合、得られた測定データから測定デー
タを基準にしたときの重心(測定重心という)O′を求
め、これを基準の重心Oに補正するための補正値が求め
られる。このときVプーリ20の半径Rとボス21bを
含めた高さHを用いて補正値が修正される。
【0021】ストッパ50A,50Bを外すとスライダ
35はフリーになるので、図5のようにV字溝21内に
検出子24の先端部25を当接させればVプーリ20の
芯ぶれも測定できる。Vプーリ20に芯ぶれがあると先
端部25は上下動するからである。
【0022】
【実施例】続いて、この発明に係る面ぶれ測定装置の一
例をVプーリの面ぶれ測定に適用した場合につき、図面
を参照して詳細に説明する。この発明では同一の測定装
置で面ぶれと芯ぶれの双方を測定できるように構成され
ている。
【0023】図1はこの発明に係る兼用可能な面ぶれ測
定装置1の一例を示す平面図であって、その上面図を示
す図2および一部が断面された側面図を示す図3をそれ
ぞれ参照して説明すると、この面ぶれ測定装置1はその
構成部品は何れも真鍮や鋼材が使用されている。しかし
ながら、加工精度や組立精度、温度による膨張、収縮等
の条件が満足できればいわゆるエンジニアリングプラス
チックと呼ばれているような合成樹脂でも良い。
【0024】面ぶれ測定装置1は所定の距離を隔てて互
いに対向するように配置された一対の方形状基台(テー
ブル)30,31を有し、これらの各上面の中央部には
基台対向方向に平行な断面角状のレール32,33がそ
れぞれ押え板32a,32b,33a,33bとネジな
どの周知手段(図示はしない)を使用して取り付け固定
される(図1参照)。
【0025】レール32,33にはこれをガイドとして
スライドするスライダ34,35が取り付けられる。ス
ライダ34,35は図3にも示すようにその断面が逆U
字状の駒形であって、レール32,33とスライダ3
4,35との間の摩擦係数は非常に小さくなるように設
計されており、スライダ34,35に僅かな力が加わっ
てもその加圧方向(図では左右方向)にスライダ34,
35がスライドするようになっている。
【0026】スライダ34,35の上面には補助部材3
6,37が取り付けられ、この補助部材36,37の互
いの対向側面には図3に示すようなV字溝が切られた軸
受け38,39が取り付けられる。この軸受け38,3
9間には図1に示すような被測定用回転体であるVプー
リ20に挿通されたシャフト22が差し渡される。シャ
フト22にはさらにVプーリ20を回転駆動するための
補助プーリ44が挿通固定されている。
【0027】図1にも示すように一方の基台30には駆
動モータ40が固定されると共に、その回転軸41には
軸プーリ42が取り付けられ、この軸プーリ42と補助
プーリ44との間にはベルト47が取り付けられ、これ
によって面ぶれ測定中所定速度でVプーリ20が回転駆
動されるようになっている。
【0028】後述するようにVプーリ20の測定ポイン
トが多数あるときはVプーリ20の回転速度を遅くする
必要があるので、補助プーリ44としてはその径が大き
い方が好ましい。
【0029】一対の基台30と31との対向距離を一定
にするため両者は保持板46によって連結されている。
芯ぶれ測定装置1の大きさは被測定部材の大きさに応じ
て定められる。
【0030】被測定部材であるVプーリ20には上述し
たように所定長のシャフト22が取り付けられるが、こ
のシャフト22の両端を固定し、またスライダ34,3
5を固定するためのストッパ50(50A,50B)が
それぞれレール32,33上に配される。ストッパ50
A,50Bは着脱自在に構成されており、その形状は測
定装置の構成部材に併せて図4に示すように選ばれてい
る。
【0031】図4に示すようにほぼ逆L字状の本体51
に対し、その先端部にはシャフト22と当接する柱状の
衝合子52が取り付けられている。衝合子52は多少進
退できるように内部ではコイルバネなどによって支承さ
れている。衝合子52は省くこともできる。この場合、
本体51の端部で直接シャフト22を押えることにな
る。
【0032】本体51の下部はスライダ34や補助部材
36の側面形状にマッチした段部54となされ、本体5
1の下部の長さは丁度押え板32aまでの長さに選ばれ
ている。
【0033】本体下面にはレール32と係合する係合凹
部55が形成されているので、本体51をレール32と
係合するように載置すれば、スライダ34,35は図の
位置よりも右側には移動できないようになっているので
(図示はしない)、スライダ34,35およびシャフト
22を図1の状態に固定できる。
【0034】一対のストッパ50A,50Bを使用した
状態で面ぶれの測定が行なわれる。そのため、被測定回
転体であるVプーリ20に挿通されたシャフト22が図
1のように軸受け38,39間に差し渡される。補助プ
ーリ44には駆動モータ40から回転力が伝達される。
【0035】Vプーリ本体21aの側面、この例では側
面の最外周側に図13に示すような検出子24の先端部
25を当接させた状態で、Vプーリ20を所定速度で回
転させることによってVプーリ20の面ぶれが測定され
る。面ぶれがないときは先端部25の移動軌跡は基準平
面(図では垂直面)から外れることはない。面ぶれがあ
ると検出子24の先端部25の移動軌跡は基準平面を挟
んで左右にぶれるからそのときの測定データを用いれ
ば、どの程度の面ぶれかを知ることができる。
【0036】この測定装置1を芯ぶれの測定にも使用し
たいときは着脱自在に構成された一対のストッパ50
A,50Bを外して使用する。そうすると、図5に示す
ように一対のスライダ34,35はフリーとなり、シャ
フト22もフリーになる。検出子24の先端部25は図
のようにV字溝21に当接するように配置する。
【0037】芯ぶれがあると、先端部25は同一基準平
面(V字溝21を通る垂直面)内を芯ぶれ量に応じて上
下動するので、その測定データを用いればどの程度の芯
ぶれかを正確に計測できる。
【0038】一対のスライダ34,35をシャフト22
の軸方向に対してそれぞれフリーにしたのは、芯ぶれ測
定時における面ぶれの影響を除去するためである。以下
にこれを説明する。
【0039】芯ぶれと共に面ぶれがあるときは、面ぶれ
に応じて検出子24の先端部25はV字溝21の底部p
から離れるように作用する。V字溝21の底部pから検
出子24の先端部25が離れると、そのときV字溝21
に加わる検出子24からの負荷(押圧力)のうちシャフ
ト22と平行な分力によって、その分力の向きにシャフ
ト22が移動しようとする。シャフト22とシャフト2
2が載置された軸受け38,39はベルト47が補助プ
ーリ44を下方に引っぱる力により軸方向には略一体と
なり、シャフト22に対する分力がスライダ34,35
に伝達される。スライダ34,35は軸方向にフリーな
ため、このスライダ34,35が分力と同じ方向に分力
がゼロになるまでスライドする。
【0040】このスライド動作によって検出子24の先
端部25はV字溝21の底部pに向い、底部pに到達し
たときが分力がゼロとなる位置であり、これで面ぶれが
ゼロとなる。このように一対のスライダ34,35をフ
リーな状態にすることによって面ぶれがあったとして
も、検出子24の先端部25は常にV字溝21の底部p
に位置することになり、面ぶれによる芯ぶれ測定への影
響を取り除くことができる。
【0041】続いて、面ぶれ測定の具体例について説明
する。図6に示すようにボス21bが付いたVプーリ2
0が被測定回転体であるときでこれに面ぶれがあると、
基準軸qに対して例えばθだけ軸芯q′がずれているこ
とになる。このとき面ぶれはボス21bの下部中央の点
rを固定点とみなしたときのこの固定点rからのズレを
面ぶれとして測定することになる。
【0042】したがっていま図7のように基準軸qに直
交する基準面(実線図示)に対し、実際の軸芯q′がθ
だけ傾いていると、その軸芯q′と直交する面(鎖線図
示)が測定面となり、この測定面に先端部25が接触し
てデータ計測が行なわれる。この測定量ΔLに対して実
際に傾いている量はΔMである。金型をそのx軸および
y軸方向に補正するときの補正量はΔLではなく、ΔM
である。そのため、Vプーリ本体21aの半径Rとボス
21bの長さHを考慮して補正量ΔMが求められる。つ
まり、 ΔM:ΔL=H:R ・・・・(1) であるから、 ΔM=(H/R)ΔL ・・・・(2) となる。
【0043】図7を上面からみると軸芯q′がx,y軸
のどの方向にどれだけ傾いているかを知ることができ
る。図8はその上面図を示す。
【0044】図8に示す中心O′は実際に測定されたデ
ータからその重心(測定重心)を算出して求めたもので
ある。測定重心は次のようにして求めることができる。
まず、図9のようにこの例では500ポイントの測定点
を定めてそれぞれから測定データを得る。これら測定デ
ータからVプーリ20の2軸(xとy軸)を求める。例
えば最大の面ぶれとなっている測定点をx軸(0°−1
80°)が通るように定める。
【0045】次に、このx軸の0°を基準にしてこの例
では30°ごとの測定データを用いて重心が算出され
る。30°とすると全周で12角形の図形が得られるの
で、これら多角形から計算によって求められた面積重心
を測定重心の点O′とする。
【0046】上述では500ポイントの測定データを用
いて基準となるx軸とy軸をそれぞれ求めたが、あらた
めて基準軸を算出しないで測定重心を求めることもでき
る。この場合には測定重心算出のための使用する12ポ
イントだけを測定することも可能である。そしてこのよ
うな場合には最初の測定ポイントを通る軸を基準軸(0
°−180°)とみなして計測を行なってもよいので、
上述した数値は一例に過ぎない。測定重心を求めるため
の測定ポイント数も一例であり、重心算出用ポイント数
が多くなればそれだけ算出精度が向上する。しかし、そ
のための演算時間が長くなることは避けられないので、
両者を勘案しながら測定ポイント数が設定されることに
なる。実験によれば上述した測定ポイント数でも充分な
精度が得られることが確認されている。
【0047】さて、このようにして求められた測定重心
を示す中心O′は、面ぶれがゼロである理想とするVプ
ーリを計測したときの中心Oに移動させることによって
Vプーリ20の面ぶれを修正することができる。O′を
Oに移動したとき線分OO′は線分AA′と平行になる
から、実際に移動すべき量つまり金型補正量ΔMは、 ΔM={(X2+Y21/2}(H/R) =線分AA′×(H/R)=線分OO′×(H/R) ・・・・(3) ∠CO′Oは、 ∠CO′O=tan-1(X/Y) ・・・・(4) ∴∠A′Ab=φ−tan-1(X/Y) ・・・・(5) 金型補正量が0.05mm以下程度の微小な値であると
きの金型補正量(近似値である)線分ABは、 線分AB=線分AA′COS{φ−tan-1(X/Y)} ={(X2+Y21/2}・COS{φ−tan-1(X/Y)}・(H/R) ・・・・(6) 角度φにおける実測値(測定データ)をS=線分OA、
中心をO′からOに移動後の予測値をS′とすると、 S′=S+線分AB =S+{(X2+Y21/2}・COS{φ−tan-1(X/Y)}・(H/R) ・・・・(7) となる。この予測値S′と面ぶれのない理想的なVプー
リであるときの値との差が許容値内であるとき(ほぼ近
似しているとき)は上述した金型補正量ΔMがそのまま
補正値として使用される。ただし図9に示す測定点によ
って描かれる円が真円に近い場合、O′をOへ移動する
ことにより面ぶれを最小にすることができるが、実際は
複雑な形状を示すため、O′をOへ移しても面ぶれが必
ず最小になるとは限らない。
【0048】許容値から外れているときには、図10の
ような修正値(数μm以内この例では1μm、−1μ
m)を使用して中心O′を強制的にx軸およびy軸方向
にシフトさせて上述した処理を行い、そのうちで最も理
想値に近い値となったときの中心をそのVプーリ20に
おける測定重心として使用し、そのときの金型補正量O
O′が算出される。
【0049】図11は面ぶれ測定に使用される測定装置
1のうち回路系の一例を示すもので、検出子24によっ
て検出された測定データはアンプ61を経てA/D変換
器62に供給されて所定ビット数のディジタル信号に変
換されると共に、変換された測定データがCPU63に
供給され、ここに設けられた段差測定を含む面ぶれ測定
プログラムを使用してx軸(0°−180°),y軸
(90°−270°)の算出、面ぶれ補正量の算出など
が自動的に実行される。
【0050】CPU63からはドライバ66を介して駆
動モータ40に対する回転制御信号が生成される。回転
制御信号によってVプーリ20の回転速度などが決ま
る。この回転制御信号に同期して、さらに予め定められ
た測定ポイントでの検出子24からの測定データの取り
込みタイミングが決定される。
【0051】64は測定データを表示したり、算出結果
を表示したりするための表示部(CRTや液晶素子な
ど)であり、65はそれらのデータをプリントするため
のプリンタである。
【0052】上述した面ぶれ補正量などはCPU63に
内蔵されたメモリ(RAMなど)に格納され、これらは
金型補正量としてあるいは金型形成のための補正量とし
て使用される。
【0053】図12は面ぶれ補正量を算出するための処
理手順を示すフローチャートの一例である。
【0054】上述した処理プログラムが起動されると、
測定データの入力処理となり(ステップ71)、これが
終了すると測定重心の算出処理となる(ステップ7
2)。測定重心を示す中心O′を算出したあとはこの中
心O′を理想重心となる中心Oに移動させたときの実測
点の移動先(B点)の値(新測定データ)が算出される
(ステップ73)。移動先の点Bの算出は全ての測定デ
ータに対して行なってもよいが、簡易的には測定重心を
求めるときに使用した12ポイントの測定データに対し
てだけ行なってもよい。
【0055】次に、面ぶれがゼロのときのデータと新測
定データの比較が同じ実測点同士で行なわれる(ステッ
プ74)。比較結果両データが一致若しくは許容値(極
めて近似した値)の範囲内にあるときは算出された測定
重心となる中心O′の値を回転中心としてそのまま使用
すると共に(ステップ75)、この最適重心O′と理想
重心Oから面ぶれ補正量OO′が算出される。中心O′
の傾きからこの補正量OO′に相当するx,y軸方向の
ズレX,Yが求められる。
【0056】一方、比較結果がこの許容値の範囲内にな
いときには算出された測定重心に誤差があったものとし
て、測定重心の補正が行なわれる(ステップ76)。測
定重心の補正は図10に示すように例えばプラス、マイ
ナス1μmの範囲内の点O1′〜O8′に中心をシフトさ
せ、その位置から点Bまでのデータを測定データから換
算してシフト後の新測定データ(トータル8種類)を求
める(ステップ76)。
【0057】これら8種類の新測定データと上述した面
ぶれゼロのときのデータとの比較が行なわれ、それらの
うちの最小の誤差となった新測定データに関連した中心
(O1′〜O8′の何れか1つ)が最適重心として使用さ
れる。この最適重心を使用して面ぶれ補正量OO′が算
出される(ステップ78)。
【0058】上述した実施例ではこの発明をVプーリ2
0の面ぶれ測定に応用したが、被測定用回転体としては
Vプーリ以外の回転体を始めとして、テープレコーダな
どに使用される回転体以外のものにも適用できることは
容易に理解できる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る面ぶれ測
定装置では被測定用回転体を差し渡すスライダを固定し
た上述したで面ぶれを測定するようにしたものである。
【0060】これによれば、被測定回転体の面ぶれを正
確に測定できるから、この測定データを使用する限り金
型位置を精度よく修正できる特徴を有する。また、この
構成ではスライダ固定用のストッパを装置から外すだけ
で、この測定装置を芯ぶれ測定用の装置としても使用で
きるから、兼用構成の測定装置を部品点数を増加するこ
となく実現できる特徴を有する。この場合、面ぶれがあ
ったとしてもその面ぶれがゼロになるように修正した状
態で芯ぶれを測定できるため、被測定用回転体の芯ぶれ
を面ぶれに影響されることなく測定することもできる。
したがって、これによって校正される成形品の精度が大
幅に向上する特徴を有する。
【0061】以上のことから、この発明では成形品の精
度が比較的厳しく要求されるテープレコーダのプーリや
その他の回転体の面ぶれ測定に適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る芯ぶれ測定兼用の面ぶれ測定装
置の一例を示す平面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1の一部を断面した側面図である。
【図4】ストッパの斜視図である。
【図5】芯ぶれ測定装置として使用するときの平面図で
ある。
【図6】面ぶれ測定例を示す図である。
【図7】面ぶれ測定例を示す図である。
【図8】面ぶれ補正量算出の具体例を示すずである。
【図9】面ぶれ測定データと測定重心O′との関係を示
す図である。
【図10】測定重心位置の修正例を示す図である。
【図11】面ぶれ測定装置の回路系の一例を示す系統図
である。
【図12】面ぶれ測定例を示すフローチャートの図であ
る。
【図13】従来の面ぶれ測定装置の説明図である。
【図14】代表的な面ぶれを示す図である。
【図15】面ぶれ測定を示す図である。
【図16】面ぶれ補正方向を示す図である。
【符号の説明】
1 面ぶれ測定装置 20 Vプーリ 22 シャフト 34,35 スライダ 38,39 V字溝付き軸受け 50(50A,50B) ストッパ
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−99204(JP,U) 実開 昭48−84254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 5/00 - 5/30 G01B 21/00 - 21/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基台上にそれぞれ進退自在にスラ
    イダが載置され、これらスライダ上にはV字状の軸受け
    がそれぞれ取り付け固定され、 これらV字状軸受けに被測定用回転体に取り付けられた
    シャフトが差し渡されると共に、 上記スライダとシャフトの両端をそれぞれ固定する着脱
    自在なストッパが設けられ、 面ぶれ測定時、上記被測定用回転体の平面の一部に面ぶ
    れ検出子を当接させた状態で上記被測定用回転体を回転
    させながら上記面ぶれ検出子によって上記被測定用回転
    体の面ぶれを測定するようにしたことを特徴とする面ぶ
    れ測定装置。
JP31947393A 1993-12-20 1993-12-20 面ぶれ測定装置 Expired - Fee Related JP3179269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31947393A JP3179269B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 面ぶれ測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31947393A JP3179269B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 面ぶれ測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07174505A JPH07174505A (ja) 1995-07-14
JP3179269B2 true JP3179269B2 (ja) 2001-06-25

Family

ID=18110596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31947393A Expired - Fee Related JP3179269B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 面ぶれ測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3179269B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4616547B2 (ja) * 2003-07-29 2011-01-19 三ツ星ベルト株式会社 平行度測定装置及び平行度判定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07174505A (ja) 1995-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6149337B1 (ja) 表面形状測定装置
JP3468352B2 (ja) 石英ガラス製基板表面の平坦度測定装置
US4936023A (en) Method of and apparatus for mounting a position measuring device
US20100088056A1 (en) Jig, method and data generating apparatus for calibrating spectacle frame shape measuring apparatus, spectacle frame shape measuring apparatus and spectacle frame shape measuring calibrating system
JP2002346803A (ja) 溝加工法、溝加工品、及び、光学部品又は精密部品
JP3179269B2 (ja) 面ぶれ測定装置
US4897745A (en) Method of adjusting the gaps of two magnetic heads arranged on one head disc, and head disc carrying two magnetic heads
JPH07176112A (ja) 面ぶれ測定方法
JP3523249B1 (ja) カム溝付円筒の製造方法及びこの方法により製造されたカム溝付円筒
CN112697022B (zh) 一种小模数齿轮侧隙检测方法
CN109239884A (zh) 变倍光学系统中导轨的定位系统及方法
JPH07229811A (ja) 非球面レンズの偏心測定装置
JP3194557B2 (ja) 情報記録ディスクの芯出し方法及び機構
JP4574831B2 (ja) レンズ枠の心出し加工機
CN113814623A (zh) 焊接力校正方法及校正装置
CN113587764A (zh) 一种测量轴肩距的游标卡尺及测量方法
JP3428093B2 (ja) 芯ぶれ測定装置
EP0938642A1 (en) Bearing measurement system
JPS62234219A (ja) ヘツド突出量測定装置
CN121535947A (zh) 用于带转盘的注塑机模板中心的对中装置及其对中方法
JPH02120607A (ja) 形状測定装置
JPH057533Y2 (ja)
JPS6361907A (ja) 筒状物体の寸法測定装置
JPS6281518A (ja) 形状測定における設定誤差除去方法
JPS6236725A (ja) 磁気ヘツド高さ位置調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees