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JP3186540B2 - 質量励磁音響装置 - Google Patents
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JP3186540B2 - 質量励磁音響装置 - Google Patents

質量励磁音響装置

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JP3186540B2 JP24235395A JP24235395A JP3186540B2 JP 3186540 B2 JP3186540 B2 JP 3186540B2 JP 24235395 A JP24235395 A JP 24235395A JP 24235395 A JP24235395 A JP 24235395A JP 3186540 B2 JP3186540 B2 JP 3186540B2
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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に電磁トランスデ
ューサに関し、さらに詳しくは、同調されたサウンドボ
ードを用いて可聴音声メッセージ信号の音声を再生する
ために用いられる質量励磁音響装置(mass excited aco
ustic device)に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポケ
ットサイズのセルラ電話および第2世代(CT2 )コード
レス電話などの携帯無線電話は、特に携帯無線電話の寸
法と価格とが下がったためにますます普及しつつある。
現在の携帯無線電話は、携帯無線電話のユーザに着信呼
を知らせるために可聴呼出信号を利用する。しかし、可
聴呼出信号の使用には欠点がある。このような欠点の1
つは、携帯無線電話をポケットに入れて持ち運ぶと、可
聴呼出信号が聞こえにくくなり、携帯無線電話のユーザ
が呼を聞き逃す場合があることである。さらに、公共の
ビジネスの場には、劇場やレストランなど、可聴呼出信
号がそこにいる他の客の迷惑になるために、可聴呼出信
号を発生する装置の使用が禁止されている場所が多くあ
る。
【0003】振動警告信号を発生するために、ページャ
などの携帯用通信装置に触覚による、すなわち無音の警
告装置が利用されている場合がある。従来の技術による
携帯用通信装置の中で進んだ触覚警告装置は、モータで
駆動される偏心重量振動子(eccentric weight vibrato
r )である。このようなモータ駆動の偏心重量振動子
は、ある種の携帯通信装置で用いられているが、モータ
を搭載するために必要とされるスペースが大きいために
現在の携帯無線電話での使用は、あまり歓迎されない。
また、大半の携帯無線電話は非常に限られたバッテリ寿
命しか持たないので、動作にかなりの電流量を必要とす
るモータ駆動の偏心重量振動子を用いると、このような
携帯無線電話が利用することのできる動作時間がさらに
短くなる。触覚と音声の両方の出力を発生するトランス
デューサは、1992年7月6日McKee 他により出願さ
れ、「Stabilized Electromagnetic Resonant Armature
Tactile Vibrator 」と題された米国特許出願第07/
909,261号に説明される。このトランスデューサ
は、携帯無線電話などの携帯通信装置において、触覚と
音声の出力を発生することができるが、使用することの
できる従来の搭載方法は、充分に低周波の、すなわち低
音の応答を行う音声周波数応答を発生することには概し
て成功していない。
【0004】そのため、携帯無線電話またはその他の音
声発生装置に用いることのできるトランスデューサを搭
載するための改善された手段が必要とされる。改善され
た搭載手段は、サウンドボードを共鳴周波数に関して最
適化して、それによりサウンドボードを直接的に駆動
し、強化された低音応答を発生する手段となるもので、
また多数のトランスデューサのいずれとも互換性を持っ
たものでなければならない。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明の好適な実施例において
は、質量励磁音響装置は、運動エネルギを装置のユーザ
に結合する所定の共鳴周波数を有するサウンドボード;
プラットフォームとこれに対向して配置されサウンドボ
ードに結合されて、プラットフォームより実質的に寸法
が小さい脚部とによって構成される台座;およびプラッ
トフォームと脚部との中央に延在する軸の周囲でプラッ
トフォームに結合され、電気入力信号を軸に平行な方向
に発生される運動エネルギに変換するトランスデューサ
であって、これにより、サウンドボードの共鳴周波数を
実質的に変更することなく運動エネルギが脚部を通じて
サウンドボードに与えられるトランスデューサ;によっ
て構成される。
【0006】本発明の代替の実施例においては、質量励
磁音響装置は、運動エネルギを装置のユーザに結合する
所定の共鳴周波数を有するサウンドボード;プラットフ
ォームとこれに対向して配置されサウンドボードに結合
されて、プラットフォームより実質的に寸法が小さい脚
部とによって構成される台座;プラットフォームと脚部
との中央に延びる軸の周囲でプラットフォームに結合さ
れ、音声入力信号に応答して交番電磁界を機能させる電
磁ドライバと、電磁ドライバに結合された上部と下部の
実質的に平行な平面懸架部材を含む電気子であって、そ
れぞれの平面懸架部材が平面周縁領域内の中央平面領域
周囲に規則的に配列された複数の独立した平面円形非線
形バネ部材によって構成される電気子と、中央平面領域
周囲の上部および下部平面懸架部材の間に懸架された磁
気運動質量部であって、電磁界に結合されてそれに応答
して磁気運動質量部を交互に移動し、この磁気運動質量
部の動きが平面非線形バネ部材と電磁ドライバとを通じ
て軸に平行な方向に発生される運動エネルギに変換され
る磁気運動質量部とによって構成される二重モード・ト
ランスデューサから構成され、これにより、サウンドボ
ードの共鳴周波数を実質的に変更することなく、運動エ
ネルギが脚部を通じてサウンドボードに伝えられる。
【0007】本発明の第1の側面においては、音声伝達
システムは、音声入力信号を発生する音源;音声入力信
号を処理してトランスデューサを駆動する処理手段;お
よびそこに伝えられた運動エネルギを装置のユーザに結
合する所定の共鳴周波数を有するサウンドボードと、プ
ラットフォームおよびこれに対向して配置されサウンド
ボードに結合されて、プラットフォームより実質的に寸
法が小さい脚部によって構成される台座と、プラットフ
ォームと脚部との間の中央に延びる軸の周囲でプラット
フォームに結合され、音声入力信号を軸に平行な方向に
発生される運動エネルギに変換するトランスデューサと
によって構成される1つまたはそれ以上の質量励磁音響
装置であって、それによって、サウンドボードの共鳴周
波数を実質的に変更することなく脚部を通じて運動エネ
ルギがサウンドボードに伝えられる質量励磁音響装置;
およびサウンドボードに結合されて台座とトランスデュ
ーサとを収納するハウジングによって構成される。
【0008】本発明の第2の側面においては、個人用通
信装置は、所定の共鳴周波数を有するサウンドボードを
形成する部分を有するハウジング;ハウジング内に収納
されて、そこに送信される符号化されたメッセージ信号
を受信および検出する受信機;検出された被符号化メッ
セージ信号を処理する処理手段;およびプラットフォー
ムと脚部との中央に延在する軸の周囲でプラットフォー
ムに結合されて、そこに結合された処理符号化メッセー
ジ信号に応答して、交番電磁界を生じる電磁ドライバ
と、電磁ドライバに結合された上部および下部の実質的
に平行な平面懸架部材を含む電気子であって、この平面
懸架部材のそれぞれが平面周縁領域内の中央平面領域の
周囲に規則的に配置された複数の独立した平面円形非線
形バネ部材によって構成される電気子と、上部および下
部の平面懸架部材間で中央の平面領域周囲に懸架され、
電磁界に結合されてそれに応答して磁気運動質量部を交
互に移動させる磁気運動質量部であって、この磁気運動
質量部の動きが平面非線形バネ部材と電磁ドライバとを
介して軸に平行な方向に発生される運動エネルギに変換
される磁気運動質量部とよって構成されるトランスデュ
ーサ;によって構成される。
【0009】
【実施例】図1を参照して、本発明の好適な実施例によ
る質量励磁音響装置内に利用される平面非線形バネ部材
100の上面図が示される。平面非線形バネ部材100
は、ある実施例では円形の内径104と円形の外径10
6とを有し、改善された実施例においては図1に示され
るように楕円形の内径104と円形の外径106とを有
する平面状の実質的に円形のバネ部材102を有する。
【0010】図1に示される平面非線形バネ部材100
の改善された実施例は、均一でない幅を有するバネ部材
を提供し、幅「2X」が端部の拘束部108までの領域
において最も幅が広く、実質的に円形の平面バネ部材1
02の中間点114周辺で幅「X」まで狭くなってい
る。円形バネ部材102は、実質的に均一な幅「2.5
7X」をもつ端部拘束部108を通り、中央の平面領域
110と平面周縁部112とに結合する。
【0011】図2は、図1の直線1−1で切断した断面
図である。図示されるように、改善された平面非線形バ
ネ部材100の厚みは、たとえば「.43X」である。
平面非線形バネ部材100の寸法と厚みは、二重モード
振動子が共鳴する共鳴周波数に影響を与え、異なる動作
周波数に対応するために変更することができることを理
解頂きたい。
【0012】図3は、二重モード・トランスデューサ3
00の真上面図(回路基板306を外した状態)であ
る。図3には、コイル型302が図示され、これはたと
えば直径が約0.7インチ(17.78mm)で、音声
入力信号などの励起信号に応答して、交番磁界を発生す
る電磁ドライバとして働く電磁コイル304(図4)を
収納する。コイル型302は、30%ガラス充填液晶ポ
リマなどコイル304に対する電気接続を行う端子32
6を除いてコイル304を完全に包み込むプラスチック
材料を用いる従来の二段射出成型法を用いて作成され
る。コイル型302に関して、他のプラスチック材料を
同様に利用することもできる点を理解頂きたい。コイル
型302は、平面周縁部308の周囲の2つの平面周辺
座面330(図4)を設定し、この上に2個の平面懸架
部材310が支持され、さらにこれには8個の連続して
成型されたボス332が含まれる。これらのボスは、熱
または超音波などを用いるかしめ処理(staking proces
s )を用いて平面バネ部材310をコイル型302に配
向および固定するために用いられる。
【0013】2個の平面懸架部材310のそれぞれは、
中央の平面領域314の周囲に規則的に配置された4個
の独立した平面非線形バネ部材312で構成される。中
央領域314は、可動質量部316を位置決めして、こ
れもかしめ処理を用いて2個の平面懸架部材310に固
定するために用いられる。平面非線形バネ部材312
は、上記の図1に説明されるように、円形の外周部と円
形または楕円形の内周部とを有して定義される。平面懸
架部材310は、モリブデンとのSandvik(TM)7C27M02ス
テンレス・マルテンサイト・クロミウム・スチール合金
または17-7PH加熱処理されたCH900 沈澱硬化ステンレス
・スチールなどの金属薄板から作成される。他の材料も
同様に利用できる点を理解頂きたい。金属薄板の厚み
は、好ましくは0.002インチ(0.0508mm)
であり、平面懸架部材は、好ましくは化学エッチングま
たは機械加工により形成される。可動質量部316は、
Zamak3 亜鉛ダイカスト合金を用いる従来のダイカスト
法で作成されるが、他の材料を用いることもできること
を理解頂きたい。
【0014】二重モード・トランスデューサ300の部
品の配置は、可動質量部316が、2つの平面懸架部材
310に垂直の方向に上下に変位することができ、この
変位に応答して独立した平面非線形バネ部材312によ
り与えられる復元力によりこの変位が制限されるように
なっている。可動質量部316は、可動質量部316の
移動中に独立平面非線形バネ部材312を貫通し、その
周囲を可動質量部316が延在するための溝318がで
きるように形成され、後述するように、二重モード・ト
ランスデューサ300は、この溝318がない場合より
も大きな出力を提供することが可能になる。可動質量部
316の駆動力は、可動質量部316に付属され電磁コ
イル304に磁気結合する4個の放射線状に成極された
永久磁石320により生成される。永久磁石320は、
最大エネルギ生成が28〜33のサマリウム・コバルト
を用いて製造され、N−S放射配向度を有して8K〜1
1Kエルステッドの保磁力を生成する。2個の平面懸架
部材310,可動質量部316および4個の永久磁石3
20が二重モード・トランスデューサ300のための共
鳴電気子システムを構成する。
【0015】図3に示される詳細部には、さらに、コイ
ル型302の各表面(上面および底面)に垂直な方向に
突出して、上部平面懸架部材310の平面周縁部308
に圧縮係合する4個の放射状突出部322がある。平面
懸架部材310各突出部322のそれぞれの側に位置
するボス332を用いてコイル型302の表面に取り付
けられる。ボス332は、熱または超音波を用いてかし
められ、平面懸架部材310コイル型302の平面周
縁部308に固定される。突出部322は、二重モード
・トランスデューサ300の動作中の可聴(高周波)寄
生振動を防ぐことに寄与する。
【0016】図4を参照すると、図3の二重モード・ト
ランスデューサの直線2−2で切断した断面図に空隙3
24が明確に示される。空隙324は、可動質量部31
6(一部が図示される)を囲み、それによって可動質量
部316は、2個の平面懸架部材310の平面に垂直の
方向に移動することができる。動作中は、電磁コイル3
04は、可動質量部316と磁気部材320と平面懸架
部材310とによって構成される共鳴電気子システム3
36の中心を通る軸342に平行な方向に成極される交
番磁界を、共鳴電気子システム336の基本共鳴周波数
と実質的に同じ周波数で発生する。交番磁界は、駆動信
号が電磁コイル304に結合されたときに発生するが、
この駆動信号は好ましくは、触覚警告を発生するための
掃引低周波駆動信号または可聴応答を発生するための可
聴駆動信号である。発生される交番磁界は、可動質量部
316に物理的に結合する4個の永久磁石320に磁気
結合される。この磁気結合により、共鳴電気子システム
336上に交番励磁力が生まれ、掃引低周波駆動信号ま
たは可聴駆動信号が与えられると、共鳴電気子システム
336を軸342に平行な変位方向に振動させる。二重
モード・トランスデューサ300が、軸342がユーザ
の身体に垂直になるよう配向されるよう装置たとえば個
人用携帯無線電話内に設置されると、従来の振動子に必
要とされるより少ない電力が二重モード・トランスデュ
ーサ300に入力された状態で、強力な触覚応答が生成
されるという利点を持つ。二重モード・トランスデュー
サ300は、初期の振動子設計に伴う多くの電力浪費特
性を克服したので、このような効率の改善が得られる。
【0017】本発明による好適な実施例は、永久磁石3
20と相互作用を行って交番励磁力を発生する電磁コイ
ル304を用いるが、たとえば圧電手段などの他の手段
を用いて交番励磁力を同様に発生することもできる。
【0018】図5は、二重モード・トランスデューサ
と、同等の線形共鳴振動子システムの変位と基本周波数
応答を比較するグラフである。周波数応答曲線502
は、たとえば.9ボルトの励磁電圧で駆動され、それに
応答して85Hzの中心駆動周波数において.035イ
ンチ(.89mm)のピーク変位を生成する線形共鳴振
動子システムに関して図示され、以下の式から計算され
る27g’sの衝撃出力に対応する:
【0019】
【数1】 g’s=0.10235(d)(f)3 ただしgはシステムが発生する衝撃出力、dは振動質量
の変位、fは駆動周波数である。
【0020】周波数応答曲線502が示すように、線形
共鳴振動子システムはQが高く、衝撃出力はピークの中
心周波数の両側で急速に落ち込む。その結果、ピークの
中心周波数を衝撃出力が最大になるよう一致させるため
に駆動周波数を制御するには、細心の注意が必要にな
る。駆動周波数に変動があると、さらに詳しくは、製造
誤差による線形共鳴振動子システムの応答に変動がある
と、発生する衝撃出力は大幅に低下する可能性がある。
【0021】それに対して、二重モード・トランスデュ
ーサは、硬化バネ形共鳴システムであり、広い範囲の駆
動周波数504において大きな衝撃出力を提供すること
ができる。上記と同様の.9ボルトの励磁電圧で駆動し
たときの硬化バネ形共鳴システムに関する衝撃出力を、
以下の表に線形振動子システムと比較する: 参照番号 衝撃 変位 駆動周波数 (g’s) (in./mm) (Hz) 506 12 0.020/.51 85 508 24 0.025/.64 95 510 45 0.035/.89 115 点512を越えると、二重モード・トランスデューサの
衝撃出力は急速に低下する。これについては後述する。
上表からわかるように、中心駆動周波数の制御に制約を
加えなくても、線形共鳴振動子システムと比較してはる
かに高い衝撃応答を得ることができる。
【0022】図6は、非線形硬化バネ形共鳴システムを
利用する二重モード・トランスデューサの周波数の関数
としての衝撃出力を示すグラフ600である。衝撃出力
を最大にするために細心に制御された駆動周波数を必要
とする線形共鳴振動子システムとは異なり、非線形の硬
化バネ形共鳴システムを利用する二重モード・トランス
デューサは、好ましくは、低い衝撃出力602を発生す
る第1駆動周波数と高い衝撃出力604を発生する第2
駆動周波数との間で動作する掃引駆動周波数により駆動
される。高い衝撃出力604は、好ましくは、安定した
動作状態が1つしかない最大駆動周波数に実質的に対応
するように選択される。図6からわかるように、駆動周
波数が衝撃出力610を得るために必要な値に設定され
ると、2つの安定動作状態604,610が可能であ
る。そして駆動周波数がそこから大きくなると、たとえ
ば衝撃出力606,608,612により示されるよう
に3つの安定状態が可能になる。二重モード・トランス
デューサ300を触覚警告装置として利用する場合は、
動作状態602と604の間にある曲線600上の衝撃
応答だけが望ましいことが理解頂けよう。これは衝撃出
力がこの周波数範囲で信頼性をともなって最大になるか
らである。以下に説明するように、動作状態612を越
える曲線600上の衝撃応答は可聴応答を設けるのに適
している。さらに、動作状態612を越える音声入力周
波数に対する応答は、二重モード・トランスデューサ3
00の高調波応答により強化される。
【0023】図7は、図3および図4に示される二重モ
ード・トランスデューサ300を利用する個人用携帯無
線電話700の真正面図である。モトローラ社(イリノ
イ州Schaumburg)製Silver link 2000 Personal Teleph
one などの個人用携帯無線電話700には、他の個人用
携帯無線電話または従来の電話網に結合された電話と双
方向の無線周波数通信を行うために利用されるトランシ
ーバ回路を収納するハウジング702が含まれる。ハウ
ジング702に結合されたキーパッド706により、ユ
ーザは、電話番号またはパスワードなどの情報を入力す
ることができ、入力されたダイヤルすべき電話番号また
はパスワードを表示するためのディスプレイ708が設
けられる。マイクロホン710は、蝶番で結合されたハ
ウジング部材704内に配置され、二重モード・トラン
スデューサ300がハウジング702の上部716に装
着される。714と識別されるハウジング部分は、後で
説明するようにサウンドボードとして機能し、二重モー
ド・トランスデューサ300を見せるために一部切断さ
れて図示される。二重モード・トランスデューサ300
は、あるモードでは触覚警告装置として機能し、第2モ
ードでは音声範囲のトランスデューサとして機能する。
双方向無線通信信号の送受信は、アンテナ718により
行われる。
【0024】図8は、図7の直線3−3で切断した断面
図で、携帯無線電話ハウジング702内に二重モード・
トランスデューサ300を搭載するための1つの方法を
示す。サウンドボード714は、従来の射出成型法およ
び熱硬化プラスチック材料を用いて上部ハウジング71
6の一部として一体成型される。円形の周縁を有するリ
ング852が、サウンドボード714の裏面に連続して
形成され、図示されるように二重モード・トランスデュ
ーサ300を搭載するために用いられる。二重モード・
トランスデューサ300は、コイル形308の周縁85
6でリング852に付着され、好ましくは、シアノアク
リレート(cyanoacrylate )またはエポキシ接着剤など
の接着剤を用いて所定の位置に保持される。サウンドボ
ード714の前面には、くぼみがあり、これが二重モー
ド・トランスデューサ300の位置を部分的に識別し
て、サウンドボードのコンプライアンスに寄与する。こ
れについては後述する。従来の音響トランスデューサで
必要であった電磁スピーカなどの音声出口孔は存在しな
い。サウンドボード714は、全体が均一な厚みを持
ち、周縁864で薄くなるよう先細りになっているが、
この先細りの形がサウンドボード714のコンプライア
ンスに寄与し、サウンドボード714の共鳴を行う。磁
気運動質量部316,320が移動すると、磁気運動質
量部の動きが電磁ドライバに結合する平面非線形バネ部
材を介して触覚または音響エネルギに変形され、これが
さらに円形リング852を介してサウンドボード714
に結合する。サウンドボード714は、ユーザに対する
触覚または音響エネルギの送信を行うイアピースとして
機能する。ハウジングがユーザの耳に接触すると、音響
エネルギは、まず、骨導により伝達される。これについ
ては後で詳述する。
【0025】前述のように、サウンドボード714の共
鳴は、サウンドボードのコンプライアンスにより行われ
る。サウンドボードのコンプライアンスは、円形のサウ
ンドボード714として示されるサウンドボードの全体
の寸法と、環状のサウンドボード領域860の剛性とに
より制御されることに留意されたい。二重モード・トラ
ンスデューサ300により発生された運動エネルギは、
中心のサウンドボード領域862周囲でサウンドボード
714に結合し、環状のサウンドボード領域860に結
合する。多くの装置は、図7に示される携帯無線電話装
置のように、サウンドボードを設けるハウジングの表面
積が限られていることを理解頂きたい。その結果、環状
のサウンドボード領域860はサウンドボード714の
活動領域全体と比べて相対的に狭くなるので、サウンド
ボード共鳴は、後述の図10に示されるように相対的に
高くなる。
【0026】図9は、二重モード・トランスデューサ3
00を利用する、図7に示される携帯無線電話の電気ブ
ロック図である。音声メッセージは無線周波数チャネル
上を送信され、CT2 (第2世代コードレス)共通空中イ
ンターフェース・プロトコル(CT2 Common Air Interfa
ce protocol )などの周知の信号化プロトコルを用いて
受信される。このプロトコルでは、音声信号は適応差動
パルス符号変調法を用いて処理され、時分割多重法で送
信される。図9に示されるように、送信された音声メッ
セージ信号は、アンテナ902により捕捉され、無線周
波数トランシーバ904により処理されて、時分割多重
情報を有する回復された音声メッセージ信号となる。時
分割多重化装置906,適応差動パルス符号変調器/復
調器908およびコーダデコーダ(codec )910によ
り構成される処理手段936は、検出した音声メッセー
ジ信号を処理する。これについては後述する。時分割多
重された音声メッセージ信号は、適応作動パルス符号変
調器/復調器908により処理された4ビットの適応差
分パルス変調信号の形で受信したチャネル情報を回復し
て、8ビットのパルス符号変調出力を生成する時分割多
重化装置906により処理される。8ビットのパルス符
号変調信号は、コーダデコーダ910の入力に結合さ
れ、これによりパルス符号変調信号は、音声信号器(au
dio ringer)信号を表すアナログ信号に変換され、この
後に元の可聴音声メッセージが続く。音声信号器信号
は、マイクロコントローラ1912内で実行される機能
である呼出検出器回路に結合され、それにより検出され
る。音声信号器信号が検出されると、信号器イネーブル
(ringer enable )信号がマイクロコントローラ912
により発生され、この信号は掃引可聴下周波数信号を発
生する掃引低周波信号発生装置916に結合される。掃
引可聴下周波数信号は、好ましくは、音声信号器信号が
受信される間、550mm秒間隔などの所定の時間間隔
で繰り返し掃引される。掃引可聴下周波数信号の周波数
範囲は、二重モード・トランスデューサ設計の関数であ
り、通常70〜110Hzから105〜190Hzの周
波数範囲をカバーする。装置のユーザに対する触覚刺激
の感受性が最も高くなる周波数範囲が選択される。
【0027】掃引可聴下周波数信号に対する二重モード
・トランスデューサ300の応答を図10に示す。これ
は携帯無線電話ハウジング702内に従来の搭載方法を
用いて装着された二重モード・トランスデューサ300
の全体周波数応答を示すグラフである。二重モード・ト
ランスデューサ300が可聴下周波数範囲で掃引される
と、二重モード・トランスデューサ300の基本共鳴周
波数において突出した応答1002が発生され、携帯ト
ランシーバ・ハウジング702に大きな触覚エネルギを
付与する。周波数入力が大きくなると、図6で説明した
ように触覚エネルギ出力は急激に低下する。相対的に一
定の可聴出力1004が生成され、二重モード・トラン
スデューサ300を被受信音声メッセージ周波数範囲上
で可聴トランスデューサとして機能することができるよ
うにする。二重モード・トランスデューサ300の出力
1006は、図10の例ではサウンドボード714の共
鳴周波数である6キロヘルツという相対的に高い周波数
で再びピークになる。これは前述のように、相対的に高
いサウンドボードの剛性を導く環状サウンドボード領域
860のコンプライアンスが相対的に低いためである。
図10に見られるように、可聴歪み1008は、可聴ま
たは音声のメッセージ周波数範囲の大部分において、相
対的に一定で低いままになる。予想されるように、可聴
歪みピーク1010は、二重モード・トランスデューサ
300の基本共鳴周波数で大きくなるが、二次サウンド
ボード714および/または二重モード・トランスデュ
ーサ300応答により起こるピークはより小さい。
【0028】図9に戻り、二重モード・トランスデュー
サ300の触覚応答を制御するために、処理手段936
の一部である高域通過フィルタ914が被受信音声経路
に配置され、二重モード・トランスデューサの基本共鳴
周波数で音声メッセージ内に受信された周波数を大幅に
減衰する。濾波された可聴メッセージ信号は、二重モー
ド・ドライバ回路に結合され、この回路が可聴メッセー
ジ信号を増幅して、二重モード・トランスデューサに結
合する。
【0029】マイクロホン920,利得調整回路922
および側音調整回路924により、携帯トランシーバの
ユーザは、当技術では周知の方法で可聴メッセージを伝
えることができる。受信された可聴信号と共に、側音調
整回路924の出力は高域通過フィルタ914を介して
二重モード・トランスデューサ300に結合され、二重
モード・トランスデューサ300による望ましくない触
覚応答を防ぐ。マイクロホン920が発生する可聴メッ
セージは、コーダデコーダ910,適応差動パルス符号
変調器908,時分割多重化装置906およびトランシ
ーバ904の送信機部分を通じて、当技術では周知の方
法で処理される。被呼者の電話番号を入力するため、ま
たは格納した電話番号を調べるためにキーボード926
が設けられる。電話番号の入力は、マイクロコントロー
ラ912により処理される。マイクロコントローラ91
2は、電話番号情報をディスプレイ・ドライバ928に
結合して、液晶ディスプレイなどのディスプレイ930
上に表示する。符号メモリ932は、携帯トランシーバ
のアドレスとPIN 番号とを記憶する。これらはマイクロ
コントローラによって用いられて、当技術では周知の方
法で、一致する選択的呼アドレス信号が受信されると携
帯トランシーバ900を選択的に接続したり、携帯トラ
ンシーバ900が電話基地局と通信することを可能にす
る。
【0030】被受信呼出信号を解読して、あらかじめ設
定された可聴呼出またはチャープ信号か、ランプアップ
可聴呼出またはチャープ信号のいずれか一方を発生し
て、ユーザに着信呼を知らせるための可聴信号を生成す
る従来の携帯無線電話ハンドセットとは異なり、二重モ
ード・トランスデューサ300を用いる携帯トランシー
バは、好ましくは触覚による警告を発生する。触覚警告
は、新たに受信された呼または「呼待機(call-waitin
g)」の呼の警告として発生されたときに、警告信号が
邪魔にならない、すなわち「呼待機」警告発生中の会話
中に携帯トランシーバをユーザの耳に当てても、ユーザ
の近くにいる他の人を妨害せず、ユーザが大きな可聴警
告音にさらされることもないという利点をもつ。
【0031】図11は、本発明の好適な実施例による質
量励磁音響装置1100の断面図である。質量励磁音響
装置は、トランスデューサ1124により発生される運
動エネルギを装置のユーザに結合するために用いられる
所定の共鳴周波数を有するサウンドボード1102によ
って構成される。サウンドボード1102には、共鳴ブ
リッジとして動作する台座1104が結合される。これ
については後述する。台座1104は、プラットフォー
ム1106と脚部1108とで構成され、これらは従来
の射出成型法および熱硬化プラスチック材料を用いてサ
ウンドボード1102の裏面に連続して形成される。円
形の周縁を有するリング1118が、プラットフォーム
1106の表面と連続して形成され、二重モード・トラ
ンスデューサ300などのトランスデューサ1124を
搭載するために用いられる。二重モード・トランスデュ
ーサ300が利用されるときは、二重モード・トランス
デューサ300は、コイル型308の周縁1120でリ
ング1118に付着され、好ましくは、シアノアクリレ
ートまたはエポキシ接着剤などの接着剤を用いて所定の
場所に保持される。サウンドボード1102の前面には
くぼみがあり、音声出口孔はない。サウンドボード11
02は、周縁1114の実質的に薄くなっている厚みま
で放射上に薄くなる厚みを有する。本発明の好適な実施
例においては、サウンドボードの厚みは、中央のサウン
ドボード領域1112の周縁で.125インチ(3.2
mm)であり、サウンドボード周縁1114で.035
インチ(.9mm)まで薄くなり、約2キロヘルツのサ
ウンドボード共鳴周波数を発生する。サウンドボードの
実際の形と寸法は、サウンドボード全体の面積に釣り合
った任意のサウンドボード共鳴周波数を設定するよう経
験的に調整することができる。低周波共鳴を提供するよ
うに質量励磁音響装置のサウンドボード共鳴を調整し、
低周波応答を提供するトランスデューサを利用すること
により、質量励磁音響装置は、高品質の音声ヘッドホン
で望まれるほどの強化された低音応答を与えるよう最適
化することができる。これについては後述する。
【0032】本発明の好適な実施例においては、脚部1
106は直径.145インチ(3.7mm)でこれはプ
ラットフォーム1106の.700インチ(17.8m
m)の直径より実質的に小さく、図7に示されるような
円形のサウンドボード1102の1.8インチ(45.
7mm)の直径よりも実質的に小さい。楕円形などの他
のサウンドボード形状も同様に利用できることを理解頂
きたい。上記に述べたサウンドボードの寸法に関して、
脚部1108の面積は、中心のサウンドボード領域86
2がサウンドボード面積の15パーセントになる図8に
示した従来の搭載方法に比べ、サウンドボードの全体の
面積のわずか.8パーセントである。その結果、サウン
ドボードのコンプライアンスと実際の共鳴周波数は、ほ
とんどサウンドボード設計および中心サウンドボード領
域1112とサウンドボード周縁1114との間のサウ
ンドボードのコンプライアンスだけで決まり、トランス
デューサとプラットフォーム1104の実際の質量によ
り決まる度合は少ない。また、トランスデューサが発生
する運動エネルギは、サウンドボード1102の共鳴周
波数を実質的に変更することなく脚部1108を通じて
サウンドボード1102に伝えられる。
【0033】サウンドボード1102の共鳴周波数がト
ランスデューサ1124の搭載により大幅に影響を受け
ることがないので、携帯無線電話700について説明さ
れたような全体のサウンドボード面積が小さいサウンド
ボードを、図8に示されるサウンドボードに比較して低
音応答を強化するよう設計することができる。図12
は、二重モード・トランスデューサ300を利用して、
携帯トランシーバ700のハウジングに内蔵した際に、
本発明の好適な実施例によるこのような強化された低音
応答を提供する質量励磁音響装置1100の周波数応答
を示すグラフである。二重モード・トランスデューサ3
00が可聴下周波数範囲で掃引されると、突出した応答
1202は前述のようにトランスデューサ300の基本
共鳴周波数で発生され、携帯トランシーバ・ハウジング
702に大きな触覚エネルギを付与する。周波数入力が
増大するにつれて、触覚エネルギ出力は、図6で前述さ
れたように急激に低下する。相対的に一定の可聴出力1
204が生成されて、二重モード・トランスデューサ3
00は、被受信音声メッセージ周波数範囲で可聴トラン
スデューサとして機能することができる。二重モード・
トランスデューサ300の出力1206は、図12の例
で示されるように2キロヘルツというかなり低い周波数
で再びピークとなり、前述のように、環状のサウンドボ
ード領域1110のコンプライアンスが大幅に改善され
るために、サウンドボード714の共鳴周波数が大幅に
低くなり、これがサウンドボードの剛性をはるかに低く
して、共鳴周波数を下げる。図12でわかるように、可
聴歪み1208は、可聴または音声メッセージ周波数範
囲の大部分で、相対的に一定で低いままである。予想さ
れるように、可聴歪み1210は、二重モード・トラン
スデューサ300の基本共鳴周波数で大きなピークとな
り、二次サウンドボード1102および/または二重モ
ード・トランスデューサ300の応答により起こるピー
クはそれより小さい。
【0034】まとめると、図8に図示および説明された
トランスデューサ搭載方法とは異なり、トランスデュー
サ1124が発生する運動エネルギは、プラットフォー
ム1106と脚部1108とを介して、トランスデュー
サがその周囲に搭載され、プラットフォーム1106と
脚部1108の間の中心に延在する軸1116に平行な
方向でサウンドボード1102に伝えられる。運動エネ
ルギは、サウンドボードの共鳴周波数を実質的に変更す
ることなく脚部を介してサウンドボードに伝えられる
が、これはサウンドボードのコンプライアンスが実際の
トランスデューサの質量に誘導される以外にはほんのわ
ずかしか変わらないためである。上記の説明では、二重
モード・トランスデューサ300を利用する質量励磁音
響装置が説明されているが、慣性型音声トランスデュー
サなどの他の種類のトランスデューサも同様に利用する
ことができることを理解頂きたい。
【0035】図13は、本発明の好適な実施例による質
量励磁音響装置1100を利用して上記のように強化さ
れた低音応答を提供するヘッドホン・システム1300
の電気ブロック図である。ヘッドホン・システム130
0は、質量励磁音響装置1100の台座1104および
トランスデューサ1124を収納するハウジング130
4で構成される単独のヘッドホン1302またはステレ
オ動作用などの1対のヘッドホンを有することがある。
ヘッドホン1302は、ヘッドバンド1306に結合さ
れ、ヘッドホン1302をユーザの頭の周りに着けるこ
とができる。フォーム・ラバーなどを用いて作成される
柔らかい装着用クッション1308を、質量励磁音響装
置に追加して、ヘッドホン装着時の快適性を改善するこ
とができる。
【0036】各ヘッドホン1302は、導電性ケーブル
またはワイヤ1310を介してステレオ音声増幅器13
12などの音声出力装置に結合される。音声増幅器13
12に与えられた音声情報は、音源1314により提供
される。音源1314は、アンテナ1316で放送信号
を受信するAM/FM 受信機などの放送用受信機とすること
ができる。チャネルの選択とチューニングを行う制御部
1318や音声プログラムの音量を制御するための制御
部1320などのユーザ制御部が設けられ、さらに当技
術で周知のその他の制御部(図示せず)が設けられる。
音源1314は、カセット・テープ・プレーヤ/レコー
ダ,CDディスク・プレーヤまたは通常に入手可能で、携
帯性があり、外部ヘッドホンを受け入れるその他の周知
の音源でもよい。音源1314からの音声出力は、高域
通過フィルタ1322を通じて音声増幅器1312に結
合される。高域通過フィルタ1322は、二重モード・
トランスデューサ300を振動モードに普通に励起させ
るような周波数を拒絶して、ヘッドホン1302から音
声プログラミングだけが得られるようにするために用い
られる。
【0037】ページング受信機1324をヘッドホン・
システム1300に追加して、非常に望ましい機能をさ
らに得ることができる。このような機能の1つに、ユー
ザが音声プログラムを聴いている間に受信されたページ
をユーザに知らせる機能がある。ページング信号はアン
テナ1326により受信され、ページング受信機132
4により当技術では周知の方法で処理される。アドレス
がページング受信機1324により受信されると、前述
のように、掃引された低周波警告信号が発生される。警
告信号は、通常アナログ信号を総計する合成回路133
2内でプログラム音声と合成される。総計された音声プ
ログラムと警告信号は、音声増幅器1312により処理
され、二重モード・トランスデューサに送られ、結果と
して音声プログラミングと同時に振動警告が発せられ
る。警告信号の発生に続き、ページング受信機1324
は音声プログラムの音量を小さくする消音信号1334
を発生する。被受信音声メッセージは、次に、合成回路
1330を介して高域通過フィルタ1322に結合され
る。被受信音声メッセージは、高域通過フィルタ132
2により処理されて、望ましくない振動応答を発生する
周波数を除く。その結果得られる濾波された音声メッセ
ージが上記のように処理され、ユーザは被受信音声メッ
セージを聞くことができる。
【0038】図14は、本発明の好適な実施例および代
替の実施例による質量励磁音響装置の動作を示す信号化
の図である。以下の説明は図9に関するものであるが、
説明される動作は図13のヘッドホン・システムにも当
てはまることを理解頂きたい。ページング受信機934
は、マイクロコントローラ912に結合されて、「呼待
機」メッセージの表示を行うことができる。ページング
受信機934を用いて設定されると、携帯無線電話ハン
ドセット900のユーザは、図14に示されるような電
話通話を行うことができる。進行中の電話通話1402
の間、携帯無線電話ハンドセット900を識別するアド
レス1404と、「呼待機」の起呼者の電話番号を識別
する数値データ・メッセージとを、ページング受信機9
34が受信することができる。アドレスとデータ・メッ
セージとは、当業者には周知の方法で処理され、警告イ
ネーブル信号938と被受信データ信号940を発生す
る。警告イネーブル信号938は、マイクロコントロー
ラ912により処理され、結果として、信号器イネーブ
ル信号を発生し、この信号は掃引周波数発生器916に
結合される。この発生器916が、上述のように掃引可
聴下周波数信号1408を発生する。掃引可聴下周波数
信号1408は、電話通話1402が進行中も二重モー
ド・ドライバ918に結合され、結果として、触覚警告
が発生されて、ユーザに対し、進行中の電話通話の音声
と同時に「呼待機」の呼があることを警告する。「呼待
機」の警告は触覚によるものなので、警告信号の振幅の
制御は、可聴警告信号が発される場合に必要になるよう
には重大ではない。可聴警告が進行中の電話通話を妨害
するのに対して、触覚警告信号は、進行中の電話通話と
同時に発することができるという別の利点を持つ。電話
通話が終了すると、被受信データ信号により伝えられた
数値データがマイクロコントローラ912により処理で
きるようになり、受信した電話番号をディスプレイ93
0上に表示することができる。当技術では周知の方法
で、キーボード926を用いて、受信した電話番号の自
動ダイヤル動作を行うことができる。
【0039】まとめると、サウンドボードに結合された
トランスデューサを利用する従来の装置に比べ、別の利
点をいくつか提供する質量励磁音響装置が説明された。
サウンドボードの共鳴周波数を設定することができ、上
述のように、トランスデューサに結合したときの共鳴周
波数との相互作用は最小限で済む。面積の小さいサウン
ドボードが強化された低音応答を有するように設計する
ことができる。質量励磁音響装置は、多くの携帯装置と
互換性を持ち、サウンドボードには孔がないので、高い
防水性が必要とされる装置にも用いることができる。上
述のように、二重モード・トランスデューサを質量励磁
音響装置に利用すると、音声プログラミングを触覚警告
と同時に再生することができる。質量励磁音響装置を用
いてヘッドホンを設けると、優れた低周波応答と広い音
声帯域幅を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例による質量励磁音響装置
内で利用される平面非線形バネ部材の上面図である。
【図2】図1の直線1−1で切断した断面図である。
【図3】本発明の好適な実施例による質量励磁音響装置
内で利用される二重モード・トランスデューサの真上面
図である。
【図4】図3の二重モード・トランスデューサを直線2
−2で切断した断面図である。
【図5】線形共鳴振動子システムと二重モード・トラン
スデューサの基本的な周波数応答と振幅を比較するグラ
フである。
【図6】硬化バネ型共鳴システムを利用する二重モード
・トランスデューサの周波数の関数として衝撃出力を示
すグラフである。
【図7】図3および図4の二重モード・トランスデュー
サを利用する個人用携帯無線電話の真正面図である。
【図8】携帯用無線電話ハウジング内に二重モード・ト
ランスデューサを搭載する1つの方法を示す図7の直線
3−3で切断した断面図である。
【図9】図3および図4の二重モード・トランスデュー
サを利用する個人用携帯無線電話の電気概略図である。
【図10】図8の搭載方法による二重モード・トランス
デューサの周波数応答を示すグラフである。
【図11】本発明の好適な実施例による質量励磁音響装
置の断面図である。
【図12】本発明の好適な実施例による質量励磁音響装
置の周波数応答を示すグラフである。
【図13】本発明の代替の実施例、すなわち低音応答が
強化された質量励磁音響装置を利用するヘッドホン・シ
ステムの電気ブロック図である。
【図14】本発明の好適な実施例による質量励磁音響装
置の動作を示す信号図である。
【符号の説明】
1100 質量励磁音響装置 1102 サウンドボード 1104 台座 1106 プラットフォーム 1108 脚部 1110 サウンドボード領域 1112 中心サウンドボード領域 1114,1120 周縁 1116 軸 1118 リング 1124 トランスデューサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールス・ダブリュ・ムーニー アメリカ合衆国フロリダ州レイク・ワー ス、アパートメント・ビー、ケイサー・ コート7521 (72)発明者 イービング・ハロルド・ホルデン アメリカ合衆国フロリダ州ボカ・レイト ン、サンエスタ・ウェイ21363 (72)発明者 ジェラルド・ユージン・ブリンクリー アメリカ合衆国フロリダ州ウエスト・パ ーム・ビーチ、ウェリントン・トレース 14335 (72)発明者 フィリップ・ポール・マクナック アメリカ合衆国フロリダ州ウエスト・パ ーム・ビーチ、ホースショー・トレース 14909 (56)参考文献 特開 平4−292025(JP,A) 特開 平4−355653(JP,A) 実開 平5−48447(JP,U) 米国特許5327120(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 13/02 H02K 33/02 H04M 1/02 H04Q 7/14

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運動エネルギを装置のユーザに結合する所
    定の共鳴周波数を有するサウンドボード; プラットフォームと、その反対側で前記サウンドボード
    に結合される脚部とを備える台座であって、前記脚部が
    前記プラットフォームよりも実質的に寸法が小さいとこ
    ろの台座;および前記プラットフォームと前記脚部の中
    心を通る軸に沿って前記プラットフォームに結合され、
    電気入力信号を前記軸に平行な方向に発生される運動エ
    ネルギに変換するトランスデューサであって、前記サウ
    ンドボードの共鳴周波数を実質的に変更することなく前
    記脚部を通じて前記サウンドボードに運動エネルギが伝
    えられるトランスデューサ;を備える ことを特徴とする質量励磁音響装置。
  2. 【請求項2】前記サウンドボードに結合され、前記台座
    および前記トランスデューサを収納するハウジングによ
    ってさらに構成される請求項1記載の質量励磁音響装
    置。
  3. 【請求項3】前記プラットフォームが、前記トランスデ
    ューサを前記台座に機械的に支持および固定する請求項
    1記載の質量励磁音響装置。
  4. 【請求項4】前記サウンドボードが前記脚部周囲で前記
    台座に連続して形成される請求項1記載の質量励磁音響
    装置。
  5. 【請求項5】前記サウンドボードが前記脚部に結合され
    た内面と、くぼみを有する外面とを有する請求項1記載
    の質量励磁音響装置。
  6. 【請求項6】前記サウンドボードが楕円形の形状を有
    所定の厚みを有する中央部から放射状に端部に向か
    って所定の方法で薄くなる請求項1記載の質量励磁音響
    装置。
  7. 【請求項7】前記サウンドボードが円形の形状を有し
    所定の厚みを有する中央部から放射状に端部に向かって
    所定の方法で薄くなる請求項1記載の質量励磁音響装
    置。
  8. 【請求項8】運動エネルギを装置のユーザに結合する所
    定の共鳴周波数を有するサウンドボード; プラットフォームと、その反対側で前記サウンドボード
    に結合される脚部とを備える台座であって 前記脚部は
    前記プラットフォームよりも実質的に寸法が小さいとこ
    ろの台座;および二重モード・トランスデューサ;より成る質量励磁音響装置であって、前記二重モード・
    トランスデューサは : 前記プラットフォームと前記脚部の中心を通る軸に沿っ
    前記プラットフォームに結合され、音声入力信号に応
    答して交番電磁界を発生させる電磁ドライバ;および
    部および下部の実質的に平行な平面懸架部材を含み、前
    記電磁ドライバに結合される電気子;より成り、前記電気子は: 中央平面領域周囲における平面周辺部内で規則的に配
    置された複数の独立した平面円形非線形バネ部材;およ
    び前記上部平面懸架部材と下部平面懸架部材との間
    で前記中央平面領域の周囲に懸架される磁気運動質量部
    であって、前記交番電磁界に応答して前記磁気運動質量
    部を交互に移動させ、前記磁気運動質量部の動きが前記
    平面非線形バネ部材と前記電磁ドライバとを通じて、前
    記軸に平行な方向に発生され運動エネルギに変換され
    る磁気運動質量部; によって構成され、前記運動エネルギが前記サウンドボ
    ードの共鳴周波数を実質的に変更することなく前記脚部
    を通じて前記サウンドボードに伝えられ、所定の低音応
    特性を有する音声出力を提供することを特徴とする質
    量励磁音響装置。
  9. 【請求項9】前記平面円形非線形バネ部材が円形の外周
    縁と楕円形の内周縁とを有する請求項8記載の質量励磁
    音響装置。
  10. 【請求項10】前記平面非線形バネ部材が前記内周縁と
    前記外周縁との差により定められる最小対向幅と最大対
    向幅とを有し、前記平面非線形バネ部材が前記最大対向
    を介して前記中央平面領域および前記平面周縁領域に
    結合する請求項9記載の質量励磁音響装置。
  11. 【請求項11】前記最大対向幅が前記最小対向幅の2倍
    である請求項10記載の質量励磁音響装置。
  12. 【請求項12】前記電磁ドライバおよび前記電気子の前
    記平面周縁部が実質的に円形の周縁を有し、前記電磁ド
    ライバが前記周縁において前記プラットフォームに結合
    される請求項1記載の質量励磁音響装置。
  13. 【請求項13】前記平面非線形バネ部材の復元力によっ
    て、前記磁気運動質量部が運動する請求項8記載の質量
    励磁音響装置。
  14. 【請求項14】交番電磁界により発生される運動エネル
    ギが前記電磁ドライバに結合される可聴入力信号に応
    答する音響エネルギである請求項9記載の質量励磁音響
    装置。
  15. 【請求項15】交番電磁界により発生される運動エネル
    ギが前記電磁ドライバに結合される可聴下入力信号に
    応答する触覚エネルギである請求項14記載の質量励磁
    音響装置。
  16. 【請求項16】共鳴電気子システムを構成する前記電気
    子および磁気運動質量部が基本モードの共鳴周波数お
    よび変位振幅を有する請求項8記載の質量励磁音響装
    置。
  17. 【請求項17】前記磁気運動質量部の変位振幅が、基本
    モード共鳴周波数を越える所定の周波数範囲で非線形
    増加する請求項16記載の質量励磁音響装置。
  18. 【請求項18】音声入力信号を生成する音源; 音声入力信号を処理してトランスデューサを駆動する処
    理手段;および1以上の質量励磁音響装置; より成る音声伝達システムであって、前記質量励磁音響
    装置が、 運動エネルギを装置のユーザに結合する所定の共鳴周波
    数を有するサウンドボード; プラットフォームと、その反対側の前記サウンドボード
    に結合された脚部とを備える台座であって、前記脚部が
    前記プラットフォームよりも実質的に寸法が小さいとこ
    ろの台座; 前記プラットフォームと前記脚部の中心を通る軸に沿っ
    前記プラットフォームに結合され、音声入力信号を前
    記軸に平行な方向に発生される運動エネルギに変換する
    トランスデューサであって、前記サウンドボードの共鳴
    周波数を実質的に変更することなく前記脚部を通じて前
    記サウンドボードに運動エネルギが伝えられるトランス
    デューサ;および前記サウンドボードに結合され、前記
    台座と前記トランスデューサとを囲むハウジング; によって構成されることを特徴とする音声伝達システ
    ム。
  19. 【請求項19】少なくとも1つの質量励磁音響装置を備
    え、ユーザの頭部周囲で質量励磁音響装置を支持するヘ
    ッドバンドによってさらに構成される請求項18記載の
    音声伝達システム。
  20. 【請求項20】前記トランスデューサが: 前記プラットフォームと前記脚部の中心を通る軸に沿っ
    前記プラットフォームに結合され、入力信号に応答し
    て交番電磁界を発生させる電磁ドライバ;および上部お
    よび下部の実質的に平行な平面懸架部材を含み、前記電
    磁ドライバに結合される電気子;より成り 前記電気子が: 中央平面領域周囲における平面周縁部内で規則的に配
    置された複数の独立した平面円形非線形バネ部材;およ
    び前記上部平面懸架部材と下部平面懸架部材との間
    で前記中央平面領域の周囲に懸架される磁気運動質量部
    であって、前記交番電磁界に応答して前記磁気運動質量
    部を交互に移動させ、前記磁気運動質量部の動きが前記
    平面非線形バネ部材と前記電磁ドライバとを通じて、前
    記軸に平行な方向に発生され運動エネルギに変換され
    る磁気運動質量部; によって構成される請求項18記載の音声伝達システ
    ム。
  21. 【請求項21】前記平面円形非線形バネ部材が円形の外
    周縁と楕円形の内周縁とを有する請求項19記載の音声
    伝達システム。
  22. 【請求項22】所定の共鳴周波数を有するサウンドボー
    ドを形成する部分を有するハウジング; 前記ハウジング内に収納され、送信された被符号化メッ
    セージ信号を受信および検出する受信機; 検出された被符号化メッセージ信号を処理する処理手
    段;およびトランスデューサ; より成る個人用通信装置であって 前記トランスデュー
    サは、 前記プラットフォームと前記脚部の中心を通る軸に沿っ
    前記プラットフォームに結合され、処理符号化された
    メッセージ信号がそこに結合されたことに応答して交番
    電磁界を発生させる電磁ドライバ; 上部および下部の実質的に平行な平面懸架部材を含み、
    前記電磁ドライバに結合され、中央平面領域周囲にお
    ける平面周縁部内で規則的に配置された複数の独立した
    平面の円形非線形バネ部材によって構成される電気子;
    および前記上部平面懸架部材と下部平面懸架部材と
    の間で前記中央平面領域の周囲に懸架される磁気運動質
    量部であって、前記交番電磁界に応答して前記磁気運動
    質量部を交互に移動させ、前記磁気運動質量部の動きが
    前記平面非線形バネ部材と前記電磁ドライバとを通じ
    て、前記軸に平行な方向に発生され運動エネルギに変
    換される磁気運動質量部; によって構成されることを特徴とする個人用通信装置。
  23. 【請求項23】前記平面円形非線形バネ部材が円形の外
    周縁と楕円形の内周縁とを有する請求項22記載の個人
    用通信装置。
  24. 【請求項24】前記被符号化メッセージ信号がそれに関
    連した少なくとも1つのアドレス信号を含み、前記処理
    手段が所定の個人用通信装置アドレスに一致するアドレ
    ス信号の検出に応答して、前記電磁ドライバに結合され
    た可聴警告信号を発生し、それに応答して交番電磁界を
    発生させるコントローラによって構成され、前記磁気運
    動質量部の動きが、前記平面非線形バネ部材と前記電磁
    ドライバとを通じて触覚エネルギに変換され、前記サウ
    ンドボードを通じてユーザに結合される振動応答を提供
    する請求項22記載の個人用通信装置。
  25. 【請求項25】前記被符号化メッセージ信号が被受信ア
    ドレスに関連する音声メッセージ信号を含み、前記処理
    手段が、前記電磁ドライバに結合され検出された音声メ
    ッセージ信号を処理して、それに応答して交番磁界を
    させ、前記磁気運動質量部の動きが、前記平面非線形
    バネ部材と前記電磁ドライバとを通じて音響エネルギに
    変換され、前記サウンドボードを通じてユーザに結合さ
    れる可聴応答を提供する請求項24記載の個人用通信装
    置。
  26. 【請求項26】前記処理手段が150Hz未満の被受信
    音声メッセージ信号を減衰させるための高域通過フィル
    を備える請求項24記載の個人用通信装置。
  27. 【請求項27】前記被符号化メッセージ信号が音声メッ
    セージ信号に含まれる呼待機信号をさらに含み、前記処
    理手段が呼待機信号および音声メッセージ信号を処理
    し、前記磁気運動質量部の動きが前記平面非線形バネ部
    材および前記電磁ドライバを通じて触覚および音響エネ
    ルギに変換され、前記サウンドボードを通じてユーザに
    結合される振動応答と可聴応答の両方を提供する請求項
    24記載の個人用通信装置。
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