JP3202664B2 - 中空コイルの製造方法およびそれを用いた電磁石 - Google Patents
中空コイルの製造方法およびそれを用いた電磁石Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管構造体、中空コイ
ルの製造方法およびこのコイルを用いた電磁石に関す
る。
ルの製造方法およびこのコイルを用いた電磁石に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の直流電磁石は、強磁性体製の磁心
に導体と冷却チャネルを兼ねて銅パイプまたはホローコ
ンダクターを巻きつけて作られていた。この方法では、
磁心にそって銅パイプ等の曲げ加工をしなければなら
ず、銅パイプ等は磁心の形状どうりには曲らないので、
出来上ったコイルの寸法が磁心に対して大き目になって
しまう。この電磁石をドリフトチューブリニアックのよ
うな加速器内部電極部品として用いると、内部電極の中
で電磁石が占めるスペースが過大になってしまい、電極
サイズが大きくなるため加速器の加速効率を下げてしま
う。
に導体と冷却チャネルを兼ねて銅パイプまたはホローコ
ンダクターを巻きつけて作られていた。この方法では、
磁心にそって銅パイプ等の曲げ加工をしなければなら
ず、銅パイプ等は磁心の形状どうりには曲らないので、
出来上ったコイルの寸法が磁心に対して大き目になって
しまう。この電磁石をドリフトチューブリニアックのよ
うな加速器内部電極部品として用いると、内部電極の中
で電磁石が占めるスペースが過大になってしまい、電極
サイズが大きくなるため加速器の加速効率を下げてしま
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解決するとともに、新たな管構造体及びコンパクトな
電磁石を提供できる中空コイルを提供し、電磁石が加速
器内で占めるスペースを小さくし、加速器の加速効率を
向上させることを目的とする。
を解決するとともに、新たな管構造体及びコンパクトな
電磁石を提供できる中空コイルを提供し、電磁石が加速
器内で占めるスペースを小さくし、加速器の加速効率を
向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ブロック状の母材の複数の面に複数の溝
を形成し、各溝を、螺旋形状が形成されるように複数の
穴で連結し、溝の上面に蓋を形成したのち、母材を所定
の形状に加工してなる螺旋状の管構造体を提供する。ま
た、ブロック状の導電材の複数の面に複数の溝を形成
し、各溝を、螺旋形状が形成されるように複数の穴で連
結し、溝の上面に蓋を形成したのち、導電材を所定の形
状に加工することを特徴とする中空コイルの製造方法を
提供する。また上記蓋を電鋳法により形成したことを特
徴とする内側中空コイルの製造方法を提供し、上記製造
方法によって作られたコイルに、磁性体を設置したこと
を特徴とする電磁石を提供するものである。
成するために、ブロック状の母材の複数の面に複数の溝
を形成し、各溝を、螺旋形状が形成されるように複数の
穴で連結し、溝の上面に蓋を形成したのち、母材を所定
の形状に加工してなる螺旋状の管構造体を提供する。ま
た、ブロック状の導電材の複数の面に複数の溝を形成
し、各溝を、螺旋形状が形成されるように複数の穴で連
結し、溝の上面に蓋を形成したのち、導電材を所定の形
状に加工することを特徴とする中空コイルの製造方法を
提供する。また上記蓋を電鋳法により形成したことを特
徴とする内側中空コイルの製造方法を提供し、上記製造
方法によって作られたコイルに、磁性体を設置したこと
を特徴とする電磁石を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】管構造体、例えば中空コイルの製
造工程を図1および図2を用いて説明する。図1(a)
〜(d)において、銅製のブロック1の相対する2面に
溝2を加工し、これら溝2の各端部をキリ穴3でつな
ぐ。そのさい、1つの面の溝2と他の面の溝2とは1溝
分角度をずらす。それによってこれらの溝2とキリ穴3
は1本につながる(図1(b))。この溝加工した表面
上に銅電鋳法によって蓋4を形成させて溝2に蓋をする
と、銅製のブロック1の内部に螺旋状の中空部5が形成
される(図1(c))。次いで、銅製のブロック1の中
央部6(溝2及びキリ穴3にて取り囲まれた部分)をく
り抜き、更に中空部5の周辺部を残して銅製のブロック
1を削り取ると、中空コイル7が得られる(図1
(d))。
造工程を図1および図2を用いて説明する。図1(a)
〜(d)において、銅製のブロック1の相対する2面に
溝2を加工し、これら溝2の各端部をキリ穴3でつな
ぐ。そのさい、1つの面の溝2と他の面の溝2とは1溝
分角度をずらす。それによってこれらの溝2とキリ穴3
は1本につながる(図1(b))。この溝加工した表面
上に銅電鋳法によって蓋4を形成させて溝2に蓋をする
と、銅製のブロック1の内部に螺旋状の中空部5が形成
される(図1(c))。次いで、銅製のブロック1の中
央部6(溝2及びキリ穴3にて取り囲まれた部分)をく
り抜き、更に中空部5の周辺部を残して銅製のブロック
1を削り取ると、中空コイル7が得られる(図1
(d))。
【0006】銅電鋳法で溝2に蓋4をする工程は、図2
(a)〜(e)に示すとおりである。即ち、まず溝2に
ワックス8を充填し(図2(a)、(b))、その表面
に金属粉例えば銀粉9を塗布し(図2(c))、電鋳
(含、仕上げ加工)10をしてから(図2(d))、ワ
ックス8を除去する(図2(e))。ワックス除去は、
熱水、アルカリ脱脂液、又は溶剤を銅製ブロックの中空
部5に流し込んでおこなう。かくして、中空部5が形成
される。
(a)〜(e)に示すとおりである。即ち、まず溝2に
ワックス8を充填し(図2(a)、(b))、その表面
に金属粉例えば銀粉9を塗布し(図2(c))、電鋳
(含、仕上げ加工)10をしてから(図2(d))、ワ
ックス8を除去する(図2(e))。ワックス除去は、
熱水、アルカリ脱脂液、又は溶剤を銅製ブロックの中空
部5に流し込んでおこなう。かくして、中空部5が形成
される。
【0007】図3は、上記中空コイルを用いた電磁石を
示す。強磁性体製の磁心11は、銅電鋳法で製作された
中空コイル7中に収納される。中空コイル7の間には絶
縁のためのスペーサー12を設けることがのぞましい。
従来の電磁石と本発明の電磁石との相違は、先にコイル
7を作り、このコイルの中に磁心であるフェライト11
を挿入して電磁石とした点およびコイルをブロックを加
工して電鋳法で製作した点にある。
示す。強磁性体製の磁心11は、銅電鋳法で製作された
中空コイル7中に収納される。中空コイル7の間には絶
縁のためのスペーサー12を設けることがのぞましい。
従来の電磁石と本発明の電磁石との相違は、先にコイル
7を作り、このコイルの中に磁心であるフェライト11
を挿入して電磁石とした点およびコイルをブロックを加
工して電鋳法で製作した点にある。
【0008】コイル7に通電すると強磁性体製の磁心1
1が磁化される。コイル7の中空部5には冷却水が流れ
ているので、通電によるジュール熱を吸収し、大きな直
流電流を負荷することが可能になる。このコイル7は磁
心11の外径寸法にフィットしているので、全体とし
て、磁心11よりわずかに大きいだけの寸法になり、非
常にコンパクトなものになる。
1が磁化される。コイル7の中空部5には冷却水が流れ
ているので、通電によるジュール熱を吸収し、大きな直
流電流を負荷することが可能になる。このコイル7は磁
心11の外径寸法にフィットしているので、全体とし
て、磁心11よりわずかに大きいだけの寸法になり、非
常にコンパクトなものになる。
【0009】上記実施の形態は、銅製ブロックを母材と
した中空コイルについて記述したが、本発明は、母材と
して任意の材料を用いて管構造体を作ることができ、電
磁石のみでなく、他の技術分野にも適用することができ
る。
した中空コイルについて記述したが、本発明は、母材と
して任意の材料を用いて管構造体を作ることができ、電
磁石のみでなく、他の技術分野にも適用することができ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、新たな管構造体及びコ
ンパクトな電磁石を提供できる中空コイルを提供し、電
磁石が加速器内で占めるスペースを小さくし、加速器の
加速効率を向上させることができる。
ンパクトな電磁石を提供できる中空コイルを提供し、電
磁石が加速器内で占めるスペースを小さくし、加速器の
加速効率を向上させることができる。
【図1】図1(a)〜(d)は、本発明の管構造体の製
造工程図である。
造工程図である。
【図2】図2(a)〜(e)は、図1(a)〜(d)に
示す製造工程において、銅製ブロックを用いて、コイル
の中空部を銅電鋳法で形成させる工程を示す概念図であ
る。
示す製造工程において、銅製ブロックを用いて、コイル
の中空部を銅電鋳法で形成させる工程を示す概念図であ
る。
【図3】図3は、本発明の中空コイルを用いた電磁石の
斜視図である。
斜視図である。
1 ブロック 2 溝 3 キリ穴 4 蓋 5 中空部 6 中央部 7 中空コイル 11 磁心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川澄 敏広 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱 重工業株式会社名古屋航空宇宙システム 製作所内 (56)参考文献 特開 平6−294482(JP,A) 特開 平3−28592(JP,A) 特開 昭49−58175(JP,A) 実公 昭48−25214(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/04 H01F 7/06
Claims (3)
- 【請求項1】 ブロック状の導電材の複数の面に複数の
溝を形成し、各溝を、螺旋形状が形成されるように複数
の穴で連結し、溝の開口面に蓋を取付けるとともに、導
電材の中央部をくり抜き、溝と穴の周辺部を残して導体
材をコイル形状に切削加工することを特徴とする中空コ
イルの製造方法。 - 【請求項2】 上記蓋を電鋳法により形成したことを特
徴とする請求項1に記載の中空コイルの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載された製造方法に
よって形成したコイルの中央部に、磁性体を設置したこ
とを特徴とする電磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25800297A JP3202664B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 中空コイルの製造方法およびそれを用いた電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25800297A JP3202664B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 中空コイルの製造方法およびそれを用いた電磁石 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1197271A JPH1197271A (ja) | 1999-04-09 |
| JP3202664B2 true JP3202664B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=17314178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25800297A Expired - Fee Related JP3202664B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 中空コイルの製造方法およびそれを用いた電磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3202664B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP25800297A patent/JP3202664B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1197271A (ja) | 1999-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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