JP3206264B2 - 磁気軸受の制御方法 - Google Patents
磁気軸受の制御方法Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
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- F16C32/0444—Details of devices to control the actuation of the electromagnets
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体を非接触で支承
する磁気軸受の制御方法に関する。
する磁気軸受の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としての従来例1のハードウェ
アを、図3の一般的な回路構成を用いて説明する。図3
は、磁気軸受制御系の回路構成全体を表すブロック図で
ある。図3において、1および9はA/D(アナログ→
デジタル)変換器でそれぞれ変位センサ8および位置指
令からのアナログ信号をデジタル信号化し、デジタル制
御部3に入力する。デジタル制御部3では変位センサ8
および位置指令からの両者の信号を基に、すなわち混合
器2a において位置指令から変位センサ8で検出の現在
位置を減算した位置偏差を導出した後に、デジタル演算
器2により電流指令Iref を計算する。この電流指令I
ref をD/A(デジタル→アナログ)変換器4によりア
ナログ信号に変換して、電流アンプ5に入力する。電流
アンプ5では電流指令Iref に比例した電流を磁気軸受
用電磁石6に流すことにより、回転体7は非接触で浮上
し、制御される。次に、上述した従来例1の磁気軸受制
御を行う動作のフローチャートを図4に示す。この制御
方法では、スタート[ステップ401 ]して、先ず制御演
算のためのパラメータ初期化を行う[ステップ402 ]。
それから、A/D変換器1,9では位置指令や位置セン
サのデータを取込み[ステップ403 ]、それによりデジ
タル演算器2で電流指令Iref を計算する[ステップ40
4 ]。なお、この計算で電流指令Iref はすでに線形化
されている。さらに、電流指令Iref を計算した後に、
この電流指令の絶対値|Iref |が電流アンプ5の出力
リミットの範囲内であるかを確認して[ステップ405
]、出力リミットの範囲内[ステップ405 でNO]であ
ればその指令通りに[ステップ406 ]D/A変換器4に
出力し[ステップ408 ]、出力リミットの範囲を越えて
いれば[ステップ405 でYES ]、電流指令Iref を電流
アンプ5の正あるいは負の最大電流に相当する値に置き
換えて[ステップ407 ]、D/A変換器4に出力する
[ステップ408 ]。その後、タイマ割込みによりB点に
戻り、制御ループが形成される。さらに、従来例2とし
て特開平2-42210 号がある。これは、回転体を上下方向
に支持する制御コイルと、制御コイルと回転体との距離
の増大に応じて制御電流を増大させる電流制御手段とを
備えた磁気軸受装置において、前記電流制御手段は、前
記制御コイルと回転体との離間距離が所定距離よりも短
いときには、それよりも大きなゲインで制御電流を制御
するゲイン制御手段を備えている磁気軸受装置であり、
なお回転体の高周波領域では前記ゲイン制御手段による
制御を停止し、制御可能な離間距離の全長にわたって略
一定のゲインで制御電流を制御する周波数応答手段を、
前記電流制御手段が備えている前項記載の磁気軸受装置
である。
アを、図3の一般的な回路構成を用いて説明する。図3
は、磁気軸受制御系の回路構成全体を表すブロック図で
ある。図3において、1および9はA/D(アナログ→
デジタル)変換器でそれぞれ変位センサ8および位置指
令からのアナログ信号をデジタル信号化し、デジタル制
御部3に入力する。デジタル制御部3では変位センサ8
および位置指令からの両者の信号を基に、すなわち混合
器2a において位置指令から変位センサ8で検出の現在
位置を減算した位置偏差を導出した後に、デジタル演算
器2により電流指令Iref を計算する。この電流指令I
ref をD/A(デジタル→アナログ)変換器4によりア
ナログ信号に変換して、電流アンプ5に入力する。電流
アンプ5では電流指令Iref に比例した電流を磁気軸受
用電磁石6に流すことにより、回転体7は非接触で浮上
し、制御される。次に、上述した従来例1の磁気軸受制
御を行う動作のフローチャートを図4に示す。この制御
方法では、スタート[ステップ401 ]して、先ず制御演
算のためのパラメータ初期化を行う[ステップ402 ]。
それから、A/D変換器1,9では位置指令や位置セン
サのデータを取込み[ステップ403 ]、それによりデジ
タル演算器2で電流指令Iref を計算する[ステップ40
4 ]。なお、この計算で電流指令Iref はすでに線形化
されている。さらに、電流指令Iref を計算した後に、
この電流指令の絶対値|Iref |が電流アンプ5の出力
リミットの範囲内であるかを確認して[ステップ405
]、出力リミットの範囲内[ステップ405 でNO]であ
ればその指令通りに[ステップ406 ]D/A変換器4に
出力し[ステップ408 ]、出力リミットの範囲を越えて
いれば[ステップ405 でYES ]、電流指令Iref を電流
アンプ5の正あるいは負の最大電流に相当する値に置き
換えて[ステップ407 ]、D/A変換器4に出力する
[ステップ408 ]。その後、タイマ割込みによりB点に
戻り、制御ループが形成される。さらに、従来例2とし
て特開平2-42210 号がある。これは、回転体を上下方向
に支持する制御コイルと、制御コイルと回転体との距離
の増大に応じて制御電流を増大させる電流制御手段とを
備えた磁気軸受装置において、前記電流制御手段は、前
記制御コイルと回転体との離間距離が所定距離よりも短
いときには、それよりも大きなゲインで制御電流を制御
するゲイン制御手段を備えている磁気軸受装置であり、
なお回転体の高周波領域では前記ゲイン制御手段による
制御を停止し、制御可能な離間距離の全長にわたって略
一定のゲインで制御電流を制御する周波数応答手段を、
前記電流制御手段が備えている前項記載の磁気軸受装置
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来例1に
おいては、磁気軸受に加わる外乱が大きい(例えば回転
体の不釣合いが大きい)場合、図5に示すように、電流
指令Iref は軸受を安定に保つため、回転体の回転周波
数に同期した振幅が大きな正弦波(図5中の実線51、実
際には離散化している)となる。このとき、電流指令I
ref は電流アンプ5の出力リミットを越えるため、予め
電流指令Iref に出力リミット(図5中の点線52)を設
け、電流アンプ5に過大な信号が入らないようにしてい
る。従って、磁気軸受用電磁石6に流れる電流iは出力
リミットを設けた電流指令Iref と同様な飽和した波形
となるため、制御系は線形性が崩れて不安定となり、延
いては制御不能になり、回転体のタッチダウンという異
常状態に陥る。このように、従来例1における磁気軸受
では、回転体の回転中に急激な負荷変動等により、回転
体の不釣合いが増し、上述したような不具合な現象が生
じてもそれを検出する手段がないため、遂には回転体が
タッチダウンするという問題点があった。また、従来例
2は、回転体と制御コイルの位置より、制御電流を少な
くして効率を上げるように、系の制御ゲインを設定する
手段である。これは、回転体と制御コイルの距離が長く
なれば、制御は元に戻そうとして、過大な力を必要と
し、電流が飽和し易すくなるが、制御ゲインを下げるこ
とにより、電流が飽和しないようにする磁気軸受装置で
あり、電流が飽和しないようにしても、極く瞬間的な一
過性的な原因ならいざ知らず、根本的な原因に基づく不
釣合いは是正できないとも考えられる。ところで、磁気
軸受で回転体を運転支承中に発生する回転体の不釣合い
により振動が増大した場合に、これを制御的に抑え込も
うとして過大な電流(一般的には回転周波数に同期した
正弦波波形となる)が軸受用電磁石に流れる。ところ
が、電流が大き過ぎると、電流アンプには出力制限があ
るため、この正弦波波のピーク値が制限値にかかり、飽
和した波形となり、制御的に非線形となるため磁気軸受
が発振することがある。そこで、本発明は、この電流が
制限を越えた場合に、飽和の程度をデジタル演算器内で
判断して、アラーム出力,非常停止する等の方法をと
り、回転体のタッチダウンによる損傷を未然に防止する
磁気軸受の制御方法を提供することを目的とする。
おいては、磁気軸受に加わる外乱が大きい(例えば回転
体の不釣合いが大きい)場合、図5に示すように、電流
指令Iref は軸受を安定に保つため、回転体の回転周波
数に同期した振幅が大きな正弦波(図5中の実線51、実
際には離散化している)となる。このとき、電流指令I
ref は電流アンプ5の出力リミットを越えるため、予め
電流指令Iref に出力リミット(図5中の点線52)を設
け、電流アンプ5に過大な信号が入らないようにしてい
る。従って、磁気軸受用電磁石6に流れる電流iは出力
リミットを設けた電流指令Iref と同様な飽和した波形
となるため、制御系は線形性が崩れて不安定となり、延
いては制御不能になり、回転体のタッチダウンという異
常状態に陥る。このように、従来例1における磁気軸受
では、回転体の回転中に急激な負荷変動等により、回転
体の不釣合いが増し、上述したような不具合な現象が生
じてもそれを検出する手段がないため、遂には回転体が
タッチダウンするという問題点があった。また、従来例
2は、回転体と制御コイルの位置より、制御電流を少な
くして効率を上げるように、系の制御ゲインを設定する
手段である。これは、回転体と制御コイルの距離が長く
なれば、制御は元に戻そうとして、過大な力を必要と
し、電流が飽和し易すくなるが、制御ゲインを下げるこ
とにより、電流が飽和しないようにする磁気軸受装置で
あり、電流が飽和しないようにしても、極く瞬間的な一
過性的な原因ならいざ知らず、根本的な原因に基づく不
釣合いは是正できないとも考えられる。ところで、磁気
軸受で回転体を運転支承中に発生する回転体の不釣合い
により振動が増大した場合に、これを制御的に抑え込も
うとして過大な電流(一般的には回転周波数に同期した
正弦波波形となる)が軸受用電磁石に流れる。ところ
が、電流が大き過ぎると、電流アンプには出力制限があ
るため、この正弦波波のピーク値が制限値にかかり、飽
和した波形となり、制御的に非線形となるため磁気軸受
が発振することがある。そこで、本発明は、この電流が
制限を越えた場合に、飽和の程度をデジタル演算器内で
判断して、アラーム出力,非常停止する等の方法をと
り、回転体のタッチダウンによる損傷を未然に防止する
磁気軸受の制御方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、回転体が空隙を介して磁気的に支承さ
れるように回転体が備える回転軸の両端に配置し各端に
並設した軸受用電磁石と、回転体の変位を検出する変位
センサと、位置指令とその変位センサの検出信号に基づ
き位置偏差を導出してから前記軸受用電磁石に与える電
流指令をデジタル演算するデジタル制御部と、その電流
指令に応じた電流を流す電流アンプを備えた磁気軸受制
御装置において、前記デジタル制御部で計算された電流
アンプへの電流指令を監視し、その電流指令が電流アン
プの出力リミットの値を越える時間が予め設定された期
間を超過するときは、アラーム出力を出力させあるいは
回転体の回転を停止させる磁気軸受の制御方法である。
すなわち、本発明は、デジタル演算器で計算された電流
指令を常時監視し、サンプリング周期ごとに連続して電
流リミットの範囲を越えていれば、その回数をカウント
し、その割合が回転体の回転周期のサンプリング回数と
比較して大きければ、アラーム出力するかあるいは回転
を非常停止させるような制御方法である。
めに、本発明は、回転体が空隙を介して磁気的に支承さ
れるように回転体が備える回転軸の両端に配置し各端に
並設した軸受用電磁石と、回転体の変位を検出する変位
センサと、位置指令とその変位センサの検出信号に基づ
き位置偏差を導出してから前記軸受用電磁石に与える電
流指令をデジタル演算するデジタル制御部と、その電流
指令に応じた電流を流す電流アンプを備えた磁気軸受制
御装置において、前記デジタル制御部で計算された電流
アンプへの電流指令を監視し、その電流指令が電流アン
プの出力リミットの値を越える時間が予め設定された期
間を超過するときは、アラーム出力を出力させあるいは
回転体の回転を停止させる磁気軸受の制御方法である。
すなわち、本発明は、デジタル演算器で計算された電流
指令を常時監視し、サンプリング周期ごとに連続して電
流リミットの範囲を越えていれば、その回数をカウント
し、その割合が回転体の回転周期のサンプリング回数と
比較して大きければ、アラーム出力するかあるいは回転
を非常停止させるような制御方法である。
【0005】
【作用】本発明はこのような回転軸受の制御方法である
から、回転体の回転中でのタッチダウンが完全に防止さ
れ、装置に損傷を与えることなく回転体の回転を停止さ
せることができ、制御系の信頼性が向上する。
から、回転体の回転中でのタッチダウンが完全に防止さ
れ、装置に損傷を与えることなく回転体の回転を停止さ
せることができ、制御系の信頼性が向上する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本発明の一実施例のハードウェアを表す磁
気軸受の制御系の全体の構成ブロック図は、従来例の図
3と同じであるから再掲は省略する。図1は、本発明の
一実施例における磁気軸受の制御方法のソフトウェアを
示すフローチャートである。先ず、回転体の回転軸を磁
気軸受の制御が開始されると[ステップ101 ]、制御演
算のため後述するサンプリング周期T,フィルタ(不図
示)時定数,制御ゲイン等のパラメータの初期化つまり
定数の初期設定を行う[ステップ102 ]。次に、f/V
[周波数→電圧]変換器(不図示)を通した回転体の回
転数信号と変位センサ8のデータを、A/D変換器1へ
入力するとともに、位置指令をA/D変換器9へ入力す
る[ステップ103 ]。そして、デジタル演算器2[本発
明の一実施例では、例えばパーソナルコンピュータある
いはCPUボード等を適用する]では、回転体の回転数
より回転体が1/2回転する間のサンプリング回数nを
計算する[ステップ104 ]。ここで、図2(a) はサンプ
リング回数nを表す電流アンプへの電流指令図である。
横軸に時間の経過をとり、縦軸に電流指令Iref をとっ
ている。縦軸に示す0からIref limit までが正の電流
リミットの範囲内を表し、横軸に示す0からthalfまで
が回転体の1/2回転の時間帯であり,それをn等分し
て位置検出を行うサンプリングの1周期Tを作る。その
演算は、 n=1/(2×f×T) ただし、fは回転体の回転周波数でヘルツ(Hz) Tはサンプリング周期 としている。さらに、位置指令や変位センサ8のデータ
より、電流指令Iref を計算し[ステップ105 ]、この
電流指令の絶対値|Iref |が電流アンプ5の出力リミ
ットの範囲内であれば[ステップ106 でNOのとき]、リ
ミットオーバのカウンタ値(count)を0にして、電流指
令Iref をそのままD/A変換器4へ出力し[ステップ
107 ]、そしてD/A変換器4でD/A変換をして出力
し[ステップ113 ]、A点に戻り以下の演算を繰り返
す。しかし、磁気軸受に加わる外乱により、連続して電
流指令の絶対値|Iref |が出力リミットIref limit
を越えた場合[ステップ106 でYES のとき]には、リミ
ットオーバのカウンタ値(count) を1つ増して[ステッ
プ108 ]、カウンタ値(count)≦( 1/3) nの間は電
流指令Iref として電流アンプ5の正あるいは負の出力
最大(MAX)値をD/A変換器4へ出力する[ステッ
プ112 ]。そしてD/A変換器4でD/A変換をして出
力し[ステップ113 ]、A点に戻り以下の演算を繰り返
す。さらに、ステップ109 の判断においては、電流指令
の絶対値|Iref |>電流アンプリミットである[YES
]場合、カウンタ(不図示)は電流指令の絶対値|Ir
ef |が、サンプリング毎に連続してリミツットIref l
imtを越えたときにのみ、サンプリング回数の個数をカ
ウントして行き、このカウント値と事前に計算していた
回転体1/2回転間の、サンプリング回数nと比較す
る。そして、図2(a) に示すように、電流指令の絶対値
|Iref |が連続的に出力リミットIref limit を越え
て、カウンタ値(count)がサンプリング回数nに対して
設定していた割合以上[例えば、カウンタ値(count)>
( 1/3) n]になれば[ステップ109 でYES のと
き]、電流指令Iref の飽和による制御系の非線形性が
大きいと判断して、アラーム出力するかロータの回転を
非常停止させるようにして[ステップ110 ]、この制御
は一旦は終了する[ステップ111 ]。ただし、図2(b)
に示すように、カウンタ値(count)が増えている途中
で、電流指令の絶対値|Iref |が断続的にリミツット
Iref limtの値以下になった場合、ステップ107 へ移
り、カウンタ値(count)を0に戻し、下がった電流指令
Iref そのままをD/A変換器4へ出力する。なお、前
記設定していた割合である設定値カウンタ値(count)>
( 1/3) nは、回転体を安定に制御できるまでの値と
し、これは実験等によって求められ、例えば係数の( 1
/3) などは磁気軸受の仕様,回転数等の特性によりそ
の数値が調整される。ステップ107 とステップ112 のそ
れぞれの場合において、D/A変換器4に出力した後
は、ステップ113 からタイマ割込みによりA点に戻り、
この制御ループを再度形成してこれを演算遂行する。
する。なお、本発明の一実施例のハードウェアを表す磁
気軸受の制御系の全体の構成ブロック図は、従来例の図
3と同じであるから再掲は省略する。図1は、本発明の
一実施例における磁気軸受の制御方法のソフトウェアを
示すフローチャートである。先ず、回転体の回転軸を磁
気軸受の制御が開始されると[ステップ101 ]、制御演
算のため後述するサンプリング周期T,フィルタ(不図
示)時定数,制御ゲイン等のパラメータの初期化つまり
定数の初期設定を行う[ステップ102 ]。次に、f/V
[周波数→電圧]変換器(不図示)を通した回転体の回
転数信号と変位センサ8のデータを、A/D変換器1へ
入力するとともに、位置指令をA/D変換器9へ入力す
る[ステップ103 ]。そして、デジタル演算器2[本発
明の一実施例では、例えばパーソナルコンピュータある
いはCPUボード等を適用する]では、回転体の回転数
より回転体が1/2回転する間のサンプリング回数nを
計算する[ステップ104 ]。ここで、図2(a) はサンプ
リング回数nを表す電流アンプへの電流指令図である。
横軸に時間の経過をとり、縦軸に電流指令Iref をとっ
ている。縦軸に示す0からIref limit までが正の電流
リミットの範囲内を表し、横軸に示す0からthalfまで
が回転体の1/2回転の時間帯であり,それをn等分し
て位置検出を行うサンプリングの1周期Tを作る。その
演算は、 n=1/(2×f×T) ただし、fは回転体の回転周波数でヘルツ(Hz) Tはサンプリング周期 としている。さらに、位置指令や変位センサ8のデータ
より、電流指令Iref を計算し[ステップ105 ]、この
電流指令の絶対値|Iref |が電流アンプ5の出力リミ
ットの範囲内であれば[ステップ106 でNOのとき]、リ
ミットオーバのカウンタ値(count)を0にして、電流指
令Iref をそのままD/A変換器4へ出力し[ステップ
107 ]、そしてD/A変換器4でD/A変換をして出力
し[ステップ113 ]、A点に戻り以下の演算を繰り返
す。しかし、磁気軸受に加わる外乱により、連続して電
流指令の絶対値|Iref |が出力リミットIref limit
を越えた場合[ステップ106 でYES のとき]には、リミ
ットオーバのカウンタ値(count) を1つ増して[ステッ
プ108 ]、カウンタ値(count)≦( 1/3) nの間は電
流指令Iref として電流アンプ5の正あるいは負の出力
最大(MAX)値をD/A変換器4へ出力する[ステッ
プ112 ]。そしてD/A変換器4でD/A変換をして出
力し[ステップ113 ]、A点に戻り以下の演算を繰り返
す。さらに、ステップ109 の判断においては、電流指令
の絶対値|Iref |>電流アンプリミットである[YES
]場合、カウンタ(不図示)は電流指令の絶対値|Ir
ef |が、サンプリング毎に連続してリミツットIref l
imtを越えたときにのみ、サンプリング回数の個数をカ
ウントして行き、このカウント値と事前に計算していた
回転体1/2回転間の、サンプリング回数nと比較す
る。そして、図2(a) に示すように、電流指令の絶対値
|Iref |が連続的に出力リミットIref limit を越え
て、カウンタ値(count)がサンプリング回数nに対して
設定していた割合以上[例えば、カウンタ値(count)>
( 1/3) n]になれば[ステップ109 でYES のと
き]、電流指令Iref の飽和による制御系の非線形性が
大きいと判断して、アラーム出力するかロータの回転を
非常停止させるようにして[ステップ110 ]、この制御
は一旦は終了する[ステップ111 ]。ただし、図2(b)
に示すように、カウンタ値(count)が増えている途中
で、電流指令の絶対値|Iref |が断続的にリミツット
Iref limtの値以下になった場合、ステップ107 へ移
り、カウンタ値(count)を0に戻し、下がった電流指令
Iref そのままをD/A変換器4へ出力する。なお、前
記設定していた割合である設定値カウンタ値(count)>
( 1/3) nは、回転体を安定に制御できるまでの値と
し、これは実験等によって求められ、例えば係数の( 1
/3) などは磁気軸受の仕様,回転数等の特性によりそ
の数値が調整される。ステップ107 とステップ112 のそ
れぞれの場合において、D/A変換器4に出力した後
は、ステップ113 からタイマ割込みによりA点に戻り、
この制御ループを再度形成してこれを演算遂行する。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、外乱
等のある理由回転体の不釣合いが増加して制御系が不安
定になっても、回転体がタッチダウンする以前に停止さ
せることができるため、装置も損傷を受けることがな
く、制御系の安定度の向上に著しく寄与するという特段
の効果を奏することができる。
等のある理由回転体の不釣合いが増加して制御系が不安
定になっても、回転体がタッチダウンする以前に停止さ
せることができるため、装置も損傷を受けることがな
く、制御系の安定度の向上に著しく寄与するという特段
の効果を奏することができる。
【図1】本発明の一実施例における制御の過程を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図2】本発明の電流アンプの電流指令を説明する図
【図3】本発明の一実施例におけるハードウェアとして
の全体の制御系の構成ブロック図
の全体の制御系の構成ブロック図
【図4】従来例の制御方法を表す流れ図
【図5】従来例の電流アンプの電流指令を説明する図
1 A/D変換器 2 デジタル演算器 3 デジタル制御部 4 D/A変換器 5 電流アンプ 6 磁気軸受用電磁石 7 回転体 8 変位センサ 9 A/D変換器 f 回転体回転周波数(Hz) T サンプリング周期(時間) n サンプリング回数 Iref 電流指令
Claims (1)
- 【請求項1】 回転体が空隙を介して磁気的に支承され
るように回転体が備える回転軸の両端に配置し各端に並
設した軸受用電磁石と、回転体の変位を検出する変位セ
ンサと、位置指令とその変位センサの検出信号に基づき
位置偏差を導出してから前記軸受用電磁石に与える電流
指令をデジタル演算するデジタル制御部と、その電流指
令に応じた電流を流す電流アンプを備えた磁気軸受制御
装置において、前記デジタル制御部で計算された電流ア
ンプへの電流指令を監視し、その電流指令が電流アンプ
の出力リミットの値を越える時間が予め設定された期間
を超過するときは、アラーム出力を出力させあるいは回
転体の回転を停止させることを特徴とする磁気軸受の制
御方法。
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