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JP3216358B2 - 半導体装置の配線構造及びその形成方法 - Google Patents
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JP3216358B2 - 半導体装置の配線構造及びその形成方法 - Google Patents

半導体装置の配線構造及びその形成方法

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JP3216358B2
JP3216358B2 JP24626393A JP24626393A JP3216358B2 JP 3216358 B2 JP3216358 B2 JP 3216358B2 JP 24626393 A JP24626393 A JP 24626393A JP 24626393 A JP24626393 A JP 24626393A JP 3216358 B2 JP3216358 B2 JP 3216358B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の配線構造
及びその形成方法、より詳しくは所謂バリアメタル層に
特徴を有する配線構造及びその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置には多数のコンタクトホー
ル、スルーホールあるいはビヤホール(以下、これらを
総称して接続孔ともいう)が形成されている。通常、こ
の接続孔は、例えば不純物拡散層等の下層導体層が形成
された半導体基板から成る基体上に絶縁層を形成し、か
かる絶縁層に開口部を設けた後、開口部に金属配線材料
を埋め込むことによって形成される。半導体装置の高集
積化に伴い、半導体装置の製造プロセスの寸法ルールも
微細化しつつあり、高いアスペクト比を有する開口部を
金属配線材料で埋め込む技術が重要な課題となってい
る。
【0003】開口部を金属配線材料で埋め込む方法とし
て、一般には、純アルミニウムあるいはアルミニウム合
金(以下、Al系合金ともいう)を用いたスパッタ法が
採用されている。然るに、このスパッタ法においては、
開口部のアスペクト比が高くなるに従い、Al系合金か
ら成るスパッタ粒子が所謂シャドウイング効果によって
開口部底部あるいはその近傍の開口部側壁に堆積し難く
なる。ここで、シャドウイング効果とは、Al系合金か
ら成るスパッタ粒子が開口部の側壁あるいは底部に形成
される光学的に影の部分には堆積され難い現象を指す。
その結果、開口部底部あるいはその近傍の開口部側壁に
おけるAl系合金のステップカバレッジが悪くなり、か
かる部分で断線不良が発生し易くなるという問題があ
る。
【0004】このような問題を解決する一手段として、
所謂高温アルミニウムスパッタ法あるいはアルミニウム
リフロー法が検討されている。これらの技術は、接続孔
と上層配線層を同時に形成できるといった半導体装置製
造プロセスの簡便性等から有望視されている技術であ
る。
【0005】高温アルミニウムスパッタ法においては、
Al系合金をスパッタする際、半導体基板等の基体を高
温(約500゜C以上Al系合金の融点以下の温度)に
加熱しておく。そして、絶縁層上に堆積したAl系合金
を流動状態として開口部内に流入させて、開口部をAl
系合金で埋め込み、接続孔を形成する。併せて、絶縁層
上のAl系合金を平坦化して上層配線層を形成する。
尚、基体にバイアス電圧を印加しながら高温スパッタを
行う高温バイアススパッタ法も、本明細書における高温
アルミニウムスパッタ法に包含される。これらを総称し
て単に高温アルミニウムスパッタ法ともいう。
【0006】また、アルミニウムリフロー法において
は、基体を例えば150゜C程度に加熱した状態で、開
口部内を含む絶縁層上にスパッタ法にてAl系合金を堆
積させる。その後、基体を高温(約500゜C以上Al
系合金の融点以下の温度)に加熱して、絶縁層上に堆積
したAl系合金を流動状態として開口部内に流入させ
て、開口部をAl系合金で埋め込み、接続孔を形成す
る。併せて、絶縁層上のAl系合金を平坦化して上層配
線層を形成する。
【0007】これらの方法を用いることによって、開口
部の径が0.1μmでも、完全にAl系合金で開口部を
埋め込むことが可能である。
【0008】従来の高温アルミニウムスパッタ法による
配線構造の形成方法の概要を、半導体素子の模式的な一
部断面図である図6を参照して、以下、説明する。
【0009】[工程−10] 先ず、不純物拡散層(下層導体層)12が形成された半
導体基板から成る基体10上に、SiO2から成る厚さ
500nmの絶縁層14をCVD法にて形成した後、不
純物拡散層12の上の絶縁層14に例えばRIE法で開
口部16を形成する(図6の(A)参照)。
【0010】[工程−20] その後、バリアメタル層60を、通常のスパッタ法にて
開口部16内及び絶縁層14上に形成する(図6の
(B)参照)。バリアメタル層60は、例えば下からチ
タン(Ti)層62及び酸化窒化チタン(TiON)層
64の2層から構成される。TiON層64は、次の工
程で開口部16内に形成されるAl系合金層が不純物拡
散層12を突き抜け、アルミニウムスパイクが発生し
て、不純物拡散層12が破壊されることを防止するため
のバリア層としての機能を有する。また、Ti層62
は、TiON層64と不純物拡散層12との間のコンタ
クト抵抗を低減させる機能を有する。
【0011】[工程−30] 次いで、基体10を500゜C以上に加熱した状態の高
温アルミニウムスパッタ法にて、開口部16内を含む絶
縁層14の全面にAl系合金層(例えばAl−1%S
i)30を堆積させる。絶縁層14上に堆積したAl系
合金層30は流動状態となり、開口部16内に流入し、
開口部16はAl系合金で確実に埋め込まれる。こうし
て、絶縁層14上には、バリアメタル層60及びAl系
合金層30が積層された上層配線層が形成される(図6
の(C)参照)。また、開口部16内にはバリアメタル
層60及びAl系合金層30が埋め込まれた接続孔26
が形成される。次いで、上層配線層をパターニングして
所望の上層配線32を完成させる(図6の(D)参
照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】高温アルミニウムスパ
ッタ法あるいはアルミニウムリフロー法においては、基
体の加熱温度が高いほどAl系合金の流動性が高くな
り、小さな径の開口部にAl系合金を埋め込むことが可
能になる。上記の高温アルミニウムスパッタ法あるいは
アルミニウムリフロー法において、基体の加熱温度が約
500゜Cでは、Al系合金が開口部16内に流入する
際、Al系合金が下地である不純物拡散層12を突き抜
けることをバリアメタル層60によって阻止することが
できる。しかしながら、基体の加熱温度を550゜C前
後にした場合、バリアメタル層60のバリア性が不十分
となり、Al系合金が開口部16内に流入した際、Al
系合金が下地である不純物拡散層12を突き抜けること
をバリアメタル層60によって阻止することができなく
なる。
【0013】バリアメタル層のバリア性を向上させるた
めの方法が幾つか報告されている。例えば、特開平4−
196122号には、コンタクトホールの内側及び層間
絶縁膜上に窒化チタン膜を形成し、この窒化チタン膜を
窒素と酸素の混合ガス中で熱処理することによって、窒
化チタン膜の表面に酸化チタン膜を形成し、同時に窒化
チタン膜の結晶性を高めることによって、窒化チタン膜
のバリア性を向上させる技術が開示されている。
【0014】この特開平4−196122号に開示され
た技術においては、表面に酸化チタンが形成された窒化
チタン膜は500゜C程度の熱処理に耐え得るバリア性
を有する。しかしながら、基体を約550゜Cに加熱し
て高温アルミニウムスパッタ法あるいはアルミニウムリ
フロー法を実施した場合、表面に酸化チタンが形成され
た窒化チタン膜のバリア性が不十分となり、Al系合金
が不純物拡散層12を突き抜けることを阻止することが
できなくなる。
【0015】また、特開平4−196122号に開示さ
れた技術に基づき半導体装置を作製したところ、半導体
素子のリーク電流が1枚のウエハ内及びウエハ間におい
てばらつくことが判明した。これは、窒化チタン膜の表
面の酸化処理は窒化チタン膜中の窒素含有率やTi−N
の結合状態、あるいは窒化チタンの結晶性の影響を受け
易いため、酸化チタンの膜厚が不均一になり易いことに
起因すると考えられる。
【0016】バリアメタル層のバリア性を向上させるた
めの別の方法を、本出願人は平成4年4月24日付で出
願した特願平4−131835号にて提案した。この方
法は、バリアメタル層の形成後、自然酸化によってバリ
アメタル層の表面に酸化層を形成する方法である。
【0017】この方法は、バリアメタル層のバリア性を
向上させるための効果的な方法である。しかしながら、
自然酸化による酸化層を形成する場合、酸化層は自然酸
化時の温度や湿度の影響を受け、また、酸化速度や酸化
層の厚さは自然酸化前のバリアメタル層の最表面の影響
を受け易い。従って、均一な酸化層の形成が困難であ
る。そのため、特願平4−131835号にて提案され
た方法では、基体を約550゜Cに加熱して高温アルミ
ニウムスパッタ法あるいはアルミニウムリフロー法を実
施した場合、バリアメタル層のバリア性が不十分とな
り、Al系合金が不純物拡散層12を突き抜けることを
阻止することができなくなる場合がある。
【0018】ドライエッチングにおける酸化チタンのエ
ッチングレートは、窒化チタンの1/2以下である。先
に説明した[工程−30]において、絶縁層14上のバ
リアメタル層60及びAl系合金層30から成る上層配
線層をドライエッチングして上層配線32を形成する
際、酸化チタンの膜厚が不均一であると、膜厚が厚い酸
化チタンの部分がエッチングされる前に、膜厚が薄い酸
化チタンの部分がエッチングされる。その結果、膜厚が
薄い酸化チタンの下方の絶縁層14は、膜厚の厚い酸化
チタンの下方の絶縁層14よりも、多くエッチングされ
るという問題がある。また、接続孔26と下地導体層1
2との間のコンタクト抵抗は酸化チタンの厚さの影響を
受けるので、酸化チタンの膜厚が不均一であるとコンタ
クト抵抗の値にばらつきが生じるという問題もある。
【0019】従って、本発明の第1の目的は、優れたバ
リア性を有し、しかも、ウエハ内あるいはウエハ間で特
性のばらつきが少ない接続孔を形成し得る、半導体装置
の配線構造及びその形成方法を提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、均一な膜厚を有するバリア
メタル層を形成することができ、しかも、一層高温の処
理に耐えることができる優れたバリア性を有する接続孔
を形成し得る、半導体装置の配線構造及びその形成方法
を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するための本発明の第1の態様に係る半導体装置の配線
構造の形成方法は、 (イ)下層導体層が形成された基体上に絶縁層を形成し
た後、下層導体層上の絶縁層に開口部を形成する工程
と、 (ロ)開口部内を含む絶縁層上に金属層を形成する工程
と、 (ハ)金属層上に金属化合物層を形成する工程と、 (ニ)酸素を含まないガス雰囲気中で金属化合物層のア
ニール処理を行う工程と、 (ホ)窒素ガス及び酸素ガスの混合された金属化合物層
の酸化処理を行って金属化合物層の表面に金属酸化物層
を形成し、以って金属層、金属化合物層及び金属酸化
物層から成るバリアメタル層を形成する工程と、 (へ)高温アルミニウムスパッタ法又はアルミニウムリ
フロー法にてバリアメタル層上にアルミニウム系合金層
を堆積させて開口部をアルミニウム系合金層で埋め込
み、次いで、絶縁層上のアルミニウム系合金層及びバリ
アメタル層を所望の形状にパターニングしてアルミニウ
ム系合金層及びバリアメタル層から成る上層配線を形成
する工程、から成り、 金属酸化物層を形成する前の金属
化合物層の厚さをtとしたとき、金属酸化物層が形成さ
れた後の金属化合物層の厚さは0.3t〜0.7tであ
ることを特徴とする
【0021】この場合、金属層をチタン(Ti)から、
そして、金属化合物層を窒化チタン(TiN)又は酸化
窒化チタン(TiON)あるいは又チタンタングステン
(TiW)から構成することができる。工程(ロ)にお
ける金属層の形成及び/又は工程(ハ)における金属化
合物層の形成を、コリメーションスパッタ法を含むスパ
ッタ法、あるいは又、化学気相成長法(CVD法)に
て行うことができる。更には、工程(ホ)と工程(へ)
の間に、バリアメタル層を構成する金属酸化物層上にチ
タン層を形成する工程を更に含ませることができる。
【0022】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第1の態様に係る半導体装置の配線構造は、 (A)下層導体層が形成された基体と、 (B)該基体上に形成され、該下層導体層上方に開口部
を有する絶縁層と、 (C)該開口部内を含む絶縁層上に形成されたアルミニ
ウム系合金層から成る上層配線と、 (D)該アルミニウム系合金層と絶縁層との間、及び、
該アルミニウム系合金層と下層導体層との間に形成され
たバリアメタル層、から成り、 該バリアメタル層は、下
から、金属層、金属化合物層及び金属酸化物層から成
り、 (金属化合物層の厚さ)/(金属酸化物層の厚さ)
の比は、3/7乃至7/3であることを特徴とする。
【0023】上記の第2の目的を達成するための本発明
の第2の態様に係る半導体装置の配線構造の形成方法
は、 (イ)下層導体層が形成された基体上に絶縁層を形成し
た後、下層導体層上の絶縁層に開口部を形成する工程
と、 (ロ)開口部内を含む絶縁層上に金属層を形成する工程
と、 (ハ)金属層を緻密化するために、酸素を含まないガ
囲気中で金属層のアニール処理を行い、次いで、酸素
を含むガス雰囲気中で金属層の酸化処理を行って金属層
の表面に金属酸化物層を形成し、以って金属層及び金
属酸化物層から成るバリアメタル層を形成する工程と、 (ニ)高温アルミニウムスパッタ法又はアルミニウムリ
フロー法にてバリアメタル層上にアルミニウム系合金層
を堆積させて開口部をアルミニウム系合金層で埋め込
み、次いで、絶縁層上のアルミニウム系合金層及びバリ
アメタル層を所望の形状にパターニングしてアルミニウ
ム系合金層及びバリアメタル層から成る上層配線を形成
する工程、から成り、 金属酸化物層を形成する前の金属
層の厚さをt’とした場合、金属酸化物層が形成された
後の金属層の厚さは0.3t’〜0.7t’であること
を特徴とする
【0024】この場合、金属層をチタンから構成するこ
とができる。工程(ハ)における金属層のアニール処理
を窒素ガス雰囲気中での300乃至600゜Cの熱処理
とし、金属層の酸化処理を窒素ガス及び酸素ガスの混合
された雰囲気中での熱処理とすることができる。工程
(ロ)における金属層の形成を、コリメーションスパッ
タ法を含むスパッタ法、あるいは、化学気相成長法
(CVD法)にて行うことができる。尚、アニール処理
の温度が300゜C未満では、金属層を緻密化すること
ができず、あるいは結晶性を向上させることができず、
優れたバリア性をバリアメタル層に付与することができ
ない。また、アニール処理の温度が600゜Cを越える
と、絶縁層を構成している二酸化シリコン等の中の酸素
によって金属層が酸化され、コンタクト部の抵抗が高く
なるという問題が発生する。
【0025】更には、工程(ハ)と工程(ニ)の間に、
バリアメタル層を構成する金属酸化物層上にチタン層を
形成する工程を更に含ませることができる。
【0026】上記の第2の目的を達成するための本発明
の第2の態様に係る半導体装置の配線構造は、 (A)下層導体層が形成された基体と、 (B)該基体上に形成され、該下層導体層上方に開口部
を有する絶縁層と、 (C)該開口部内を含む絶縁層上に形成されたアルミニ
ウム系合金層から成る 上層配線と、 (D)該アルミニウム系合金層と絶縁層との間、及び、
該アルミニウム系合金層と下層導体層との間に形成され
たバリアメタル層、から成り、 該バリアメタル層は、下
から、金属層及び金属酸化物層から成り、 (金属層の厚
さ)/(金属酸化物層の厚さ)の比は、3/7乃至7/
3であることを特徴とする。
【0027】上記の第2の目的を達成するための本発明
の第3の態様に係る半導体装置の配線構造の形成方法
は、 (イ)下層導体層が形成された基体上に絶縁層を形成し
た後、該下層導体層上の絶縁層に開口部を形成する工程
と、 (ロ)該開口部内を含む絶縁層上に、金属層及び金属化
合物層の2層から成る下層バリアメタル層を形成する工
程と、 (ハ)下層バリアメタル層上に金属層を形成する工程
と、 (ホ)該金属層を緻密化するために、酸素を含まないガ
ス雰囲気中で該金属層のアニール処理を行い、次いで、
酸素を含むガス雰囲気中で該金属層の酸化処理を行って
金属酸化物層を形成し、以って、少なくとも表面に金属
酸化物層が形成されたバリアメタル層を形成する工程
と、 (ヘ)該バリアメタル層上にチタン層を形成する工程
と、 (ト)高温アルミニウムスパッタ法又はアルミニウムリ
フロー法にてチタン層上にアルミニウム系合金層を堆積
させて開口部をアルミニウム系合金層で埋め込み、次い
で、絶縁層上の該アルミニウム系合金層、チタン層、バ
リアメタル層及び下層バリアメタル層を所望の形状にパ
ターニングしてアルミニウム系合金層、チタン層、バリ
アメタル層及び下層バリアメタル層から成る上層配線を
形成する工程、から成ることを特徴とする。
【0028】尚、下層バリアメタル層を構成する金属層
をチタン(Ti)から、そして、下層バリアメタル層を
構成する金属化合物層を窒化チタン(TiN)又は酸化
窒化チタン(TiON)から構成することが望ましい。
【0029】
【作用】本発明の第1の態様に係る半導体装置の配線構
造の形成方法においては、酸素を含まないガス雰囲気中
で金属化合物層のアニール処理を行う。これによって、
金属化合物層の結晶性が向上する。その結果、次に形成
される金属酸化物層の成膜速度のばらつきを抑えること
ができ、しかも、金属化合物層中を酸素が拡散し難くな
るため、金属化合物層の下に形成された金属層が酸化さ
れ難くなる。それ故、ウエハ内あるいはウエハ間で特性
のばらつきが少ない接続孔を有する半導体装置の配線構
造を形成することができる。また、金属化合物層の表面
に金属酸化物層を形成するので、優れたバリア性を有す
るバリアメタル層を得ることができる。
【0030】工程(ロ)における金属層の形成及び/又
は工程(ハ)における金属化合物層の形成を、コリメー
ションスパッタ法あるいはCVD法にて行えば、金属層
及び/又は金属化合物層を一層均一に且つカバレッジ良
く形成することができる。バリアメタル層を構成する金
属酸化物層の上にチタン層を形成することによって、高
温アルミニウムスパッタ法又はアルミニウムリフロー法
にてバリアメタル層上にアルミニウム系合金層を形成す
る際のアルミニウム系合金の下地に対する濡れ性を向上
させることができる。
【0031】本発明の第2の態様あるいは第3の態様
係る半導体装置の配線構造の形成方法においては、酸素
を含まないガス雰囲気中で金属層のアニール処理を行う
ので、金属層を緻密化し、しかも、結晶性を向上させる
ことができる。また、金属化合物層を酸化するのではな
く、金属層を酸化処理する。それ故、バリア性に優れた
金属酸化物層を均一に且つ安定して形成することができ
る。その結果、極めて優れたバリア性をバリアメタル層
に付与することができる。
【0032】金属層の形成を、コリメーションスパッタ
法あるいはCVD法にて行えば、金属層を一層均一に且
つカバレッジ良く形成することができる。下層バリアメ
タル層を形成することによって、接続孔と下層導体層と
の間のコンタクト抵抗を安定化させることができる。バ
リアメタル層を構成する金属酸化物層の上にチタン層を
形成することによって、高温アルミニウムスパッタ法又
はアルミニウムリフロー法にてバリアメタル層上にアル
ミニウム系合金層を形成する際のアルミニウム系合金の
下地に対する濡れ性を向上させることができる。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明の半導体装置の配線構造の形成方法を説明する。
【0034】(実施例1) 実施例1は、本発明の第1の態様に係る配線構造及びそ
の形成方法に関する。実施例1においては、金属層をチ
タン(Ti)から、そして、金属化合物層を窒化チタン
(TiN)から構成した。また、金属層及び金属化合物
層の形成を、通常のスパッタ法にて行う。以下、図1を
参照して、実施例1の配線構造及びその形成方法を説明
する。
【0035】[工程−100] 先ず、不純物拡散層である下層導体層12が形成された
半導体基板である基体10上に、例えばCVD法にてS
iO2から成る絶縁層14を形成する。その後、下層導
体層12の上の絶縁層14に、例えばRIE法にて開口
部16を形成する(図1の(A)参照)。
【0036】[工程−110] 次に、開口部16内を含む絶縁層14上に、チタン(T
i)から成る厚さ60nmの金属層20をスパッタ法に
て形成する。尚、この場合の厚さは、絶縁層14上での
厚さを意味する。以下の各種の層を形成する場合の厚さ
も同様である。金属層20を形成することによって、最
終的に形成される接続孔と下層導体層12との間のコン
タクト抵抗を低減させることができる。スパッタリング
の条件を、例えば以下のとおりとすることができる。 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 4kW 成膜温度 : 150゜C
【0037】[工程−120] 次いで、金属層20上に、金属化合物層22(具体的に
は、実施例1においては窒化チタン、TiN)をスパッ
タ法にて形成する(図1の(B)参照)。金属化合物層
22の厚さを120nmとした。スパッタリングの条件
を、例えば以下のとおりとすることができる。 プロセスガス : N2/Ar=70/30sccm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 4kW 成膜温度 : 150゜C
【0038】[工程−130] その後、従来の半導体装置製造プロセスで用いられてい
る例えば横型の酸化炉を用いて、酸素を含まないガス雰
囲気中で金属化合物層22のアニール処理を行う。アニ
ール処理を、例えば以下の条件とすることができる。 使用ガス : N2=10slm 基体加熱温度 : 500゜C アニール時間 : 30分
【0039】このアニール処理によって、金属化合物層
22の結晶性が向上する。その結果、次に形成される金
属酸化物層の成膜速度のばらつきを抑えることができ、
しかも、次の酸化処理工程において金属化合物層22中
を酸素が拡散し難くなるため金属層20が酸化され難く
なる。それ故、ウエハ内あるいはウエハ間で特性のばら
つきが少ない接続孔を有する半導体装置の配線構造を形
成することができる。尚、アニール処理は、縦型熱処理
炉や、赤外線ランプ等を用いたRTP(RapidThenal Pr
ocess)にて行うこともできる。
【0040】[工程−140] 次いで、例えば横型の酸化炉を用いて、酸素を含むガ
囲気中で金属化合物層22の酸化処理を行って金属化
合物層22の表面に金属酸化物層24を形成する(図1
の(C)参照)。酸化処理を、例えば以下の条件とする
ことができる。 使用ガス : N2/O2=8/2slm 基体加熱温度 : 500゜C アニール時間 : 60分 尚、酸化処理は、縦型熱処理炉や、赤外線ランプ等を用
いたRTPにて行うこともできる。
【0041】これによって、Tiから成る金属層20、
TiNから成る金属化合物層22及び金属酸化物層24
から成るバリアメタル層が形成される。金属酸化物層2
4の組成はTiOXY(X>Y)である。優れたバリア
性を得るためには、金属酸化物層を形成する前の金属化
合物層22の厚さをtとした場合、金属酸化物層が形成
された後の金属化合物層22の厚さは0.3t〜0.7
tであることが望ましい。尚、TiNから成る金属化合
物層を形成した後、スパッタ法にてTiONから成る層
を金属化合物層上に形成すれば、実施例1のバリアメタ
ル層に類似した構成になるが、一般に、このように形成
されたTiON層の膜質は良くなく、バリア性に乏し
い。
【0042】[工程−150] その後、必要に応じて、バリアメタル層を構成する金属
酸化物層24上に、スパッタ法にて厚さ60nmのチタ
ン層を形成する。スパッタリングの条件は、[工程−1
10]と同様とすることができる。このチタン層を形成
することによって、次の工程で形成されるアルミニウム
系合金とバリアメタル層との濡れ性が改善され、アルミ
ニウム系合金で開口部16を一層確実に埋め込むことが
可能になる。
【0043】[工程−160] 次いで、高温アルミニウムスパッタ法にて、開口部16
内及びバリアメタル層上に([工程−150]を採用し
てチタン層を形成した場合には、チタン層上に)、例え
ばAl−1%Siから成り厚さ0.5μmのアルミニウ
ム系合金層30を堆積させる(図1の(D)参照)。ス
パッタリングの条件を、例えば以下のとおりとすること
ができる。 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 10kW 成膜温度 : 500゜C これによって、開口部16はアルミニウム系合金層30
で確実に埋め込まれ、接続孔26が形成される。
【0044】あるいは又、アルミニウムリフロー法に
て、開口部16内及びバリアメタル層上に([工程−1
50]を採用してチタン層を形成した場合には、チタン
層上に)、例えばAl−1%Siから成り厚さ0.5μ
mのアルミニウム系合金層30を堆積させる。スパッタ
リングの条件を、例えば以下のとおりとすることができ
る。 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 10kW 成膜温度 : 150゜C
【0045】次いで、基体10の温度を約500゜Cに
加熱する。これによって、絶縁層14上に堆積したアル
ミニウム系合金層30は流動状態となり、開口部16内
に流入し、開口部16はアルミニウム系合金層30で確
実に埋め込まれ、接続孔26が形成される。加熱条件
を、例えば以下のとおりとすることができる。 加熱方式 : 基板裏面ガス加熱 加熱温度 : 500゜C 加熱時間 : 3分 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧力: 1.1×103Pa ここで、基板裏面ガス加熱方式とは、基板裏面に配置し
たヒーターブロックを所定の温度(加熱温度)に加熱
し、ヒーターブロックと基板裏面の間にプロセスガスを
導入することによって基体を加熱する方式である。加熱
方式としては、この方式以外にもランプ加熱方式等を用
いることができる。
【0046】[工程−170] その後、従来のフォトリソグラフィ技術及びドライエッ
チング技術によって、絶縁層14上のアルミニウム系合
金層30及びバリアメタル層を所望の形状にパターニン
グして、アルミニウム系合金層30及びバリアメタル層
20,22,24から成る上層配線32を形成する(図
1の(E)参照)。
【0047】実施例1にて説明した配線構造の形成方法
に従って作製した多数の半導体装置のリーク電流を測定
し、或るリーク電流値を有する半導体装置の個数の分布
(頻度)を調べた。その結果を図2に示す。図2中、実
線で示した曲線は、実施例1にて説明した配線構造の形
成方法に従って作製した半導体装置に関するデータであ
る。また、点線は、金属化合物層のアニール処理並びに
金属化合物層の酸化処理による金属酸化物層の形成のど
ちらも行っていない半導体装置に関するデータである。
更に、一点鎖線は、金属化合物層のアニール処理を行わ
ずに金属化合物層の酸化処理による金属酸化物層の形成
のみを行った半導体装置に関するデータである。
【0048】図2から明らかなように、金属化合物層の
アニール処理並びに金属化合物層の酸化処理による金属
酸化物層の形成を行う本発明の配線構造の形成方法によ
って得られた半導体装置は、リーク電流の値が低く、し
かも、リーク電流値のばらつきも少ない。
【0049】(実施例2) 実施例2は、実施例1の変形であり、実施例1と相違す
る点は、金属化合物層を酸化窒化チタン(TiON)か
ら構成した点にある。実施例2の配線構造の形成方法
は、実施例1の[工程−120]を除き、実施例1と同
様とすることができる。以下、実施例1の[工程−12
0]に相当する実施例2の工程のみを説明する。
【0050】即ち、実施例1の[工程−100]及び
[工程−110]と同様の工程を実行する。そして、開
口部内を含む絶縁層上にスパッタ法にて形成されたチタ
ン(Ti)から成る厚さ60nmの金属層の上に、金属
化合物層(具体的には、実施例2においては酸化窒化チ
タン、TiON)をスパッタ法にて形成する。金属化合
物層の厚さを120nmとした。スパッタリングの条件
を、例えば以下のとおりとすることができる。 プロセスガス : Ar/N2−6%O2=30/70sc
cm DCパワー : 5kW プロセスガス圧: 0.4Pa 成膜温度 : 150゜C
【0051】以降、実施例1の[工程−130]〜[工
程−170]と同様の工程を経て配線構造を完成させ
る。
【0052】尚、金属化合物層として、TiNの代わり
に、ターゲットを変更してスパッタ法にて形成されたチ
タンタングステン(TiW)を用いることもできる。
【0053】実施例1及び実施例2においては、金属層
20及び金属化合物層22の形成を通常のスパッタ法に
て行ったが、その代わりに、所謂コリメーションスパッ
タ法にて金属層20及び金属化合物層22のいずれか一
方又は両方の形成を行うことができる。コリメーション
スパッタ法とは、図3の(A)に模式的に示すように、
スパッタ装置のターゲットと被成膜材(本発明において
は基体)との間にコリメータを配置した状態で、スパッ
タ法を実施する技術を意味する。
【0054】コリメータとは、図3の(B)に模式的な
平面図を示すように、薄膜形成用の各種粒子ビームを一
軸異方性をもって通過させ被成膜材上に到達させるため
の、厚さ方向に多数の貫通孔を有し大きな開口率を有す
る格子状の治具を指す。そして、貫通孔の軸線方向の長
さと開口径の比を適当に設計することにより、コリメー
タを通過する粒子ビームの被成膜材への入射角を制御す
る機能を有する。貫通孔の平面形状は円形、六角形等の
多角形等であり、材質は金属、セラミックあるいはプラ
スチック等、目的に応じて選択される。
【0055】コリメータを用いることによって、開口部
内部に光学的に影の部分ができないように、即ち、スパ
ッタ粒子の被成膜材に対する入射角が余り大きくならな
いように、例えば0〜30度の低入射角範囲に制御する
ことができる。これによって開口部底部におけるバリア
メタル層の厚さを厚くすることができる。尚、図3の
(B)に示したコリメータの貫通孔の断面形状は正六角
形である。
【0056】コリメーションスパッタ法の具体的な条件
は、実施例1、実施例2のスパッタリングにおける条件
と同様とすることができ、詳細な説明は省略する。尚、
コリメーションスパッタ法にて、アルミニウム系合金層
の堆積、金属酸化物層上のチタン層の形成を行うことも
できる。
【0057】(実施例3) 実施例3も実施例1の変形である。実施例1と相違する
点は、金属層及び金属化合物層の形成をCVD法にて行
う点にある。以下、実施例3の配線構造の形成方法を、
図1を再び参照して説明する。
【0058】[工程−300] 先ず、不純物拡散層である下層導体層12が形成された
半導体基板である基体10上に、例えばCVD法にてS
iO2から成る絶縁層14を形成する。その後、下層導
体層12の上の絶縁層14に、例えばRIE法にて開口
部16を形成する(図1の(A)参照)。
【0059】[工程−310] 次いで、開口部16を含む絶縁層14の全面にチタンか
ら成る厚さ60nmの金属層20を形成する。実施例3
においては、金属層20をECR CVD法で形成し
た。金属層20の形成条件を、例えば以下のとおりとす
ることができる。 使用ガス : TiCl4/H2=10/50sc
cm マイクロ波パワー : 2.8kW 圧力 : 0.12Pa 基体温度 : 420゜C
【0060】[工程−320] 次いで、金属層20上に、金属化合物層22(具体的に
は、実施例3においては窒化チタン、TiN)をECR
CVD法にて形成する(図1の(B)参照)。金属化
合物層22の厚さを120nmとした。金属化合物層2
2の形成の条件を、例えば以下のとおりとすることがで
きる。 使用ガス : TiCl4/H2/N2=20/
26/8sccm マイクロ波パワー : 2.8kW 圧力 : 0.23Pa 基体温度 : 420゜C
【0061】[工程−330] その後、実施例1の[工程−130]と同様に、酸素を
含まないガス雰囲気中で金属化合物層22のアニール処
理を行い、更に、実施例1の[工程−140]と同様
に、酸素を含むガス雰囲気中で金属化合物層22の酸化
処理を行って金属化合物層22の表面に金属酸化物層2
4を形成する(図1の(C)参照)。
【0062】[工程−340] その後、必要に応じて、バリアメタル層を構成する金属
酸化物層24上に、ECR CVD法にて厚さ60nm
のチタン層を形成する。チタン層の形成条件を、例えば
[工程−310]と同様とすることができる。
【0063】[工程−350] その後、実施例1の[工程−160]及び[工程−17
0]と同様に、高温アルミニウムスパッタ法あるいはア
ルミニウムリフロー法による、アルミニウム系合金層3
0の堆積、接続孔26の形成、及び上層配線32の形成
を行う。
【0064】実施例3においては、各層の形成を全てE
CR CVD法にて行ったが、ECR CVD法とコリ
メーションスパッタ法を含むスパッタ法とを用いて、各
層を形成することもできる。
【0065】(実施例4) 実施例4は、本発明の第2の態様に係る配線構造及びそ
の形成方法に関する。実施例4においては、金属層をチ
タン(Ti)から構成した。また、金属層の形成を通常
のスパッタ法にて行った。酸素を含まないガス雰囲気中
での金属層のアニール処理は窒素ガス雰囲気中で行い、
酸素を含むガス雰囲気中での金属層の酸化処理は窒素ガ
ス及び酸素ガスの混合された雰囲気中で行った。実施例
4においては、実施例1〜実施例3と異なり、金属化合
物層の形成は不要である。以下、図4を参照して、実施
の配線構造及びその形成方法を説明する。
【0066】[工程−400] 先ず、不純物拡散層から成る下層導体層12が形成され
た半導体基板から成る基体10上に、SiO2から成る
絶縁層14を通常のCVD法にて形成する。その後、下
層導体層12の上の絶縁層14に、RIE法にて開口部
16を形成する(図4の(A)参照)。
【0067】[工程−410] 次に、開口部16内を含む絶縁層14上に、チタン(T
i)から成る厚さ120nmの金属層40をスパッタ法
にて形成する(図4の(B)参照)。スパッタリングの
条件を、例えば以下のとおりとすることができる。 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 4kW 成膜温度 : 150゜C
【0068】[工程−420] その後、酸素を含まないガス雰囲気中で金属層40のア
ニール処理を行い、次いで、酸素を含むガス雰囲気中で
金属層40の酸化処理を行って金属層40の表面に酸化
チタンから成る金属酸化物層44を形成する。具体的に
は、先ず、従来の半導体装置製造プロセスで用いられて
いる例えば横型の酸化炉を用いて、酸素を含まないガ
囲気(具体的には窒素ガス雰囲気)中で金属層40の
アニール処理を行う。アニール処理を、例えば以下の条
件とすることができる。 使用ガス : N2=5slm 基体加熱温度 : 500゜C アニール時間 : 30分
【0069】このアニール処理によって、金属層40が
緻密化され、金属層40の結晶性が向上する。酸素を含
まないガス雰囲気中で金属層40のアニール処理を行う
ので、金属層40の表面は酸化されない。
【0070】次いで、酸素を含むガス雰囲気(具体的に
は窒素ガス及び酸素ガスの混合された雰囲気)中で金属
層40の酸化処理を行って金属層40の表面に酸化チタ
ンから成る金属酸化物層44を形成する(図4の(C)
参照)。酸化処理を、例えば以下の条件とすることがで
きる。 使用ガス : N2/O2=4/1slm 基体加熱温度 : 500゜C アニール時間 : 60分
【0071】この酸化処理によって、金属層40及び金
属酸化物層44から成るバリアメタル層が形成される。
金属層40の表面には厚さ40nmの金属酸化物層44
が形成された。尚、優れたバリア性を得るためには、金
属酸化物層を形成する前の金属層40の厚さをt’とし
た場合、金属酸化物層が形成された後の金属層40の厚
さは0.3t’〜0.7t’であることが望ましい。ア
ニール処理及び/又は酸化処理は、縦型熱処理炉や、赤
外線ランプ等を用いたRTPにて行うこともできる。
【0072】実施例1〜実施例3においては金属化合物
層22の表面を酸化した。一方、実施例4においては、
金属層40の表面を酸化する。金属化合物層22より
も、金属層40の表面の方が酸化され易く、実施例1〜
実施例3よりも、金属酸化物層44を安定して均一に形
成することができる。
【0073】[工程−430] その後、必要に応じて、バリアメタル層を構成する金属
酸化物層44上に、スパッタ法にて厚さ60nmのチタ
ン層を形成する。スパッタリングの条件は、[工程−4
10]と同様とすることができる。このチタン層を形成
することによって、次の工程で形成されるアルミニウム
系合金とバリアメタル層との濡れ性が改善され、アルミ
ニウム系合金で開口部16を一層確実に埋め込むことが
可能になる。
【0074】[工程−440] 次いで、高温アルミニウムスパッタ法にて、開口部16
内及びバリアメタル層上に([工程−430]を採用し
てチタン層を形成した場合には、チタン層上に)、例え
ばAl−1%Siから成り厚さ0.5μmのアルミニウ
ム系合金層30を堆積させる(図4の(D)参照)。ス
パッタリングの条件を、例えば以下のとおりとすること
ができる。 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 10kW 成膜温度 : 550゜C 成膜温度を550゜Cとすることによって、絶縁層14
上におけるアルミニウム系合金の流動性を一層向上させ
ることができる。その結果、開口部をアルミニウム系合
金層でより一層確実に埋め込むことができ、接続孔26
が形成される。しかも、このような温度においても、バ
リアメタル層は十分なるバリア性を有する。
【0075】あるいは又、アルミニウムリフロー法に
て、開口部16内及びバリアメタル層上に([工程−4
30]を採用してチタン層を形成した場合には、チタン
層上に)、例えばAl−1%Siから成り厚さ0.5μ
mのアルミニウム系合金層30を堆積させ、次いで基体
10を加熱する。スパッタリングの条件を、例えば実施
例1の[工程−160]と同様とすることができる。ま
た、基体10の加熱条件を、例えば以下のとおりとする
ことができる。 加熱方式 : 基板裏面ガス加熱 加熱温度 : 550゜C 加熱時間 : 3分 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧力: 1.1×103Pa 加熱温度を550゜Cとすることによって、絶縁層14
上におけるアルミニウム系合金の流動性を一層向上させ
ることができる。その結果、開口部をアルミニウム系合
金層にてより一層確実に埋め込むことができ、接続孔2
6が形成される。しかも、このような温度においても、
バリアメタル層は十分なるバリア性を有する。
【0076】[工程−450] その後、従来のフォトリソグラフィ技術及びドライエッ
チング技術によって、絶縁層14上のアルミニウム系合
金層30及びバリアメタル層40,44を所望の形状に
パターニングして、アルミニウム系合金層30及びバリ
アメタル層40,44から成る上層配線32を形成する
(図4の(E)参照)。
【0077】バリアメタル層を構成する金属酸化物層4
4が均一に形成されているため、上層配線32をドライ
エッチングにて形成する際、金属酸化物層44が均等に
エッチングされる。その結果、下地である絶縁層14が
均一性良く露出し、絶縁層14のエッチング量を均一化
することができる。
【0078】実施例4においては、金属層40の形成を
通常のスパッタ法にて行ったが、その代わりに、図3に
示したスパッタ装置を用いた所謂コリメーションスパッ
タ法にて金属層40の形成を行うことができる。
【0079】あるいは又、金属層40の形成を、実施例
3の[工程−310]にて説明したECR CVD法に
て行うこともできる。
【0080】(実施例5) 実施例5は、本発明の第3の態様に係る配線構造の形成
方法に関する。実施例5が実施例4と相違する点は、
[工程−400]と[工程−410]の間に、金属層及
び金属化合物層の2層から成る下層バリアメタル層を形
成する工程を更に含む点にある。実施例5において、下
層バリアメタル層を構成する金属層はチタン(Ti)か
ら成り、下層バリアメタル層を構成する金属化合物層は
窒化チタン(TiN)又は酸化窒化チタン(TiON)
から成る。以下、図5を参照して、実施例5の配線構造
の形成方法を説明する。
【0081】[工程−500] 先ず、不純物拡散層から成る下層導体層12が形成され
た半導体基板から成る基体10上に、SiO2から成る
絶縁層14を通常のCVD法にて形成する。その後、下
層導体層12の上の絶縁層14に、RIE法にて開口部
16を形成する。
【0082】[工程−510] 次に、開口部16内を含む絶縁層14上に、Tiから成
る金属層50及びTiN若しくはTiONから成る金属
化合物層52から構成された下層バリアメタル層を形成
する。そのために、先ず、Tiから成る厚さ60nmの
金属層50をスパッタ法にて形成する(図5の(A)参
照)。スパッタリングの条件を、例えば以下のとおりと
することができる。 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 4kW 成膜温度 : 150゜C
【0083】次いで、金属層50の上にTiNから成る
厚さ120nmの金属化合物層52をスパッタ法にて形
成する(図5の(A)参照)。スパッタリングの条件
を、例えば以下のとおりとすることができる。 プロセスガス : N2/Ar=70/30sccm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 4kW 成膜温度 : 150゜C
【0084】窒化チタンの代わりにTiONから成る金
属化合物層52をスパッタ法にて形成してもよい。この
場合、スパッタリングの条件を、例えば以下のとおりと
することができる。 プロセスガス : N2/Ar−6%O2=30/70sc
cm プロセスガス圧: 0.4Pa DCパワー : 4kW 成膜温度 : 150゜C
【0085】[工程−520] 次に、バリアメタル層を形成するために、開口部16を
含む絶縁層上(より具体的には下層バリアメタル層上)
に、金属層40をスパッタ法にて形成する。金属層40
は、厚さ40nmのチタン(Ti)から成る。スパッタ
リングの条件を、例えば実施例4の[工程−410]と
同様とすることができる。
【0086】[工程−530] その後、酸素を含まないガス雰囲気中で金属層40のア
ニール処理を行い、次いで、酸素を含むガス雰囲気中で
金属層40の酸化処理を行って金属層40の表面に酸化
チタンから成る金属酸化物層44を形成する。この工程
は、実施例4の[工程−420]と同様とすることがで
きる。これによって、金属層40の表面には厚さ40n
mの金属酸化物層44が形成された(図5の(B)参
照)。尚、この場合、金属層40の全てが金属酸化物層
44となっても、金属層40の酸化は下地である金属化
合物層52で止まる。従って、金属層40の全てを金属
酸化物層44としてもよい。
【0087】金属化合物層52を有する下層バリアメタ
ル層が予め形成されているので、金属層40の表面に酸
化チタンから成る金属酸化物層44を一層均一に形成す
ることができる。また、金属層40の酸化処理時、金属
層40中を酸素が拡散する。この酸素の拡散は、下層バ
リアメタル層を構成する金属化合物層52で止まり、酸
素は、下層バリアメタル層を構成するチタンから成る金
属層50には達しない。従って、最終的に形成される接
続孔と下層導体層12との間のコンタクト抵抗の増加を
極めて効果的に抑制することができる。
【0088】[工程−540] その後、必要に応じて、バリアメタル層を構成する金属
酸化物層44上に、スパッタ法にて厚さ60nmのチタ
ン層を形成する。スパッタリングの条件は、[工程−4
10]と同様とすることができる。このチタン層を形成
することによって、次の工程で形成されるアルミニウム
系合金とバリアメタル層との濡れ性が改善され、アルミ
ニウム系合金で開口部16を一層確実に埋め込むことが
可能になる。
【0089】[工程−550] 次いで、高温アルミニウムスパッタ法にて、開口部16
内及びバリアメタル層上に([工程−540]を採用し
てチタン層を形成した場合には、チタン層上に)、例え
ばAl−1%Siから成り厚さ0.5μmのアルミニウ
ム系合金層30を堆積させる。あるいは又、アルミニウ
ムリフロー法にて、開口部16内及びバリアメタル層上
に([工程−540]を採用してチタン層を形成した場
合には、チタン層上に)、例えばAl−1%Siから成
り厚さ0.5μmのアルミニウム系合金層30を堆積さ
せ、次いで基体10を加熱する。これらの工程は、実施
例4の[工程−440]と同様とすることができる。
【0090】[工程−560] その後、従来のフォトリソグラフィ技術及びドライエッ
チング技術によって、絶縁層14上のアルミニウム系合
金層30並びにバリアメタル層40,44及び下層バリ
アメタル層50,52を所望の形状にパターニングし
て、アルミニウム系合金層30並びにバリアメタル層4
0,44及び下層バリアメタル層50,52から成る上
層配線32を形成する。この工程は、実施例4の[工程
−550]と同様とすることができる。
【0091】実施例5においては、下層バリアメタル層
50,52及び金属層40の形成を通常のスパッタ法に
て行ったが、その代わりに、図3に示したスパッタ装置
を用いた所謂コリメーションスパッタ法にてこれらの層
の形成を行うことができる。
【0092】あるいは又、これらの層の形成を、実施例
3の[工程−310]、[工程−320]にて説明した
ECR CVD法にて行うこともできる。更には、これ
らの層を、コリメーションスパッタ法を含むスパッタ法
とECR CVD法を用いて、それぞれ形成することも
できる。
【0093】以上、好ましい実施例に基づき本発明を説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0094】各実施例における成膜条件や数値は例示で
あり、適宜変更することができる。下層導体層が形成さ
れた基体として、各種電極から成る下層導体層が形成さ
れた半導体基板、アルミニウム系合金から成る下層配線
を下層導体層としてこの下層導体層が形成された下層絶
縁層から成る基体等を挙げることができる。また、絶縁
層14は、SiO2以外にも、BPSG、PSG、BS
G、AsSG、PbSG、SbSGあるいはSiN等の
公知の絶縁材料若しくはこれらの絶縁材料の組み合わせ
から構成することができる。アルミニウム系合金層は、
Al−1%Si以外にも、純Al、あるいはAl−Si
−Cu、Al−Cu、Al−Ge等のAl合金から構成
することができる。
【0095】スパッタ法による各種の層の形成は、マグ
ネトロンスパッタリング装置、DCスパッタリング装
置、RFスパッタリング装置、ECRスパッタリング装
置、また基板バイアスを印加するバイアススパッタリン
グ装置等各種のスパッタリング装置にて行うことができ
る。
【0096】
【発明の効果】本発明の第1の態様に係る半導体装置の
配線構造の形成方法においては、金属化合物層の結晶性
が向上するので、ウエハ内あるいはウエハ間で特性のば
らつきが少ない接続孔を有する半導体装置の配線構造を
形成することができる。また、金属化合物層の表面に金
属酸化物層を形成するので、優れたバリア性を有するバ
リアメタル層を得ることができる。
【0097】本発明の第2の態様あるいは第3の態様
係る半導体装置の配線構造の形成方法においては、金属
層のアニール処理を行うので、金属層を緻密化し、しか
も結晶性を向上させることができ、550゜C前後の高
温アルミニウムスパッタ法やアルミニウムリフロー法に
おいても極めて優れたバリア性をバリアメタル層に付与
することができる。また、バリア性に優れた金属酸化物
層を均一に且つ安定して形成することができる。その結
果、コンタクト抵抗の安定化を図ることができ、更に
は、上層配線の形成時の絶縁層のエッチング量を均一化
することもできる。金属化合物層を形成する必要がない
ので、配線構造の形成工程の簡略化を図れる。
【0098】また、第3の態様に係る半導体装置の配線
構造の形成方法においては、下層バリアメタル層を形成
るので、接続孔と下層導体層との間のコンタクト抵抗
の一層の安定化を図ることができる。
【0099】金属層の形成及び/又は金属化合物層の形
成をコリメーションスパッタ法あるいはCVD法にて行
えば、これらの層を一層均一に且つカバレッジ良く形成
することができる。バリアメタル層を構成する金属酸化
物層の上にチタン層を形成することによって、高温アル
ミニウムスパッタ法又はアルミニウムリフロー法にてバ
リアメタル層上にアルミニウム系合金層を形成する際の
アルミニウム系合金の下地に対する濡れ性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の配線構造の形成方法を説明するため
の半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図2】リーク電流値及びかかるリーク電流値を有する
半導体装置の個数の分布を調べた結果を示す図である。
【図3】コリメーションスパッタ法の実施に適したスパ
ッタ装置及びコリメータの模式図である。
【図4】実施例4の配線構造の形成方法を説明するため
の半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図5】実施例5の配線構造の形成方法を説明するため
の半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図6】従来の高温アルミニウムスパッタ法による配線
構造の形成方法を説明するための半導体素子の模式的な
一部断面図である。
【符号の説明】
10 基体 12 下層導体層 14 絶縁層 16 開口部 20 金属層 22 金属化合物層 24 金属酸化物層 26 接続孔 30 アルミニウム系合金層 32 上層配線 40 金属層 44 金属酸化物層 50 下層バリアメタル層を構成する金属層 52 下層バリアメタル層を構成する金属化合物層 60 バリアメタル層 62 チタン(Ti)層 64 酸化窒化チタン(TiON)層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−249273(JP,A) 特開 平5−182926(JP,A) 特開 平4−264719(JP,A) 特開 平5−152248(JP,A) 特開 平5−160070(JP,A) 特開 昭63−310965(JP,A) 特開 平5−114581(JP,A) 特開 平5−190466(JP,A) 特開 平3−286527(JP,A) 特開 平5−102075(JP,A) 特開 平4−284668(JP,A) 特開 平2−235372(JP,A) 特開 平5−234936(JP,A) 特開 平5−304107(JP,A) 特開 平5−182928(JP,A) 特開 平5−74961(JP,A) 特開 平4−259242(JP,A) 特開 平4−196122(JP,A) 特開 平1−218017(JP,A) 実開 平2−70461(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 301 H01L 21/768

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)下層導体層が形成された基体上に絶
    縁層を形成した後、 該下層導体層上の絶縁層に開口部を形成する工程と、 (ロ)該開口部内を含む絶縁層上に金属層を形成する工
    程と、 (ハ)該金属層上に金属化合物層を形成する工程と、 (ニ)酸素を含まないガス雰囲気中で金属化合物層のア
    ニール処理を行う工程と、 (ホ)窒素ガス及び酸素ガスの混合された雰囲気中で該
    金属化合物層の酸化処理を行って該金属化合物層の表面
    に金属酸化物層を形成し、以って金属層、金属化合物
    層及び金属酸化物層から成るバリアメタル層を形成する
    工程と、 (へ)高温アルミニウムスパッタ法又はアルミニウムリ
    フロー法にてバリアメタル層上にアルミニウム系合金層
    を堆積させて開口部をアルミニウム系合金層で埋め込
    み、次いで、絶縁層上の該アルミニウム系合金層及びバ
    リアメタル層を所望の形状にパターニングしてアルミニ
    ウム系合金層及びバリアメタル層から成る上層配線を形
    成する工程、 から成り、 金属酸化物層を形成する前の金属化合物層の厚さをtと
    したとき、金属酸化物層が形成された後の金属化合物層
    の厚さは0.3t〜0.7tである ことを特徴とする半
    導体装置の配線構造の形成方法。
  2. 【請求項2】前記金属層はチタンから成り、金属化合物
    層は窒化チタン又は酸化窒化チタンから成ることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体装置の配線構造の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記工程(ホ)と工程(へ)の間に、バリ
    アメタル層を構成する金属酸化物層上にチタン層を形成
    する工程を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の半導体装置の配線構造の形成方法。
  4. 【請求項4】 (イ)下層導体層が形成された基体上に絶
    縁層を形成した後、該下層導体層上の絶縁層に開口部を
    形成する工程と、 (ロ)該開口部内を含む絶縁層上に金属層を形成する工
    程と、 (ハ)該金属層を緻密化するために、酸素を含まないガ
    ス雰囲気中で該金属層のアニール処理を行い、次いで、
    酸素を含むガス雰囲気中で該金属層の酸化処理を行って
    該金属層の表面に金属酸化物層を形成し、以って金属
    層及び金属酸化物層から成るバリアメタル層を形成する
    工程と、 (ニ)高温アルミニウムスパッタ法又はアルミニウムリ
    フロー法にてバリアメタル層上にアルミニウム系合金層
    を堆積させて開口部をアルミニウム系合金層で埋め込
    み、次いで、絶縁層上の該アルミニウム系合金層及びバ
    リアメタル層を所望の形状にパターニングしてアルミニ
    ウム系合金層及びバリアメタル層から成る上層配線を形
    成する工程、から成り、 金属酸化物層を形成する前の金属層の厚さをt’とした
    場合、金属酸化物層が形成された後の金属層の厚さは
    0.3t’〜0.7t’である ことを特徴とする半導体
    装置の配線構造の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記金属層はチタンから成ることを特徴と
    する請求項4に記載の半導体装置の配線構造の形成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記工程(ハ)における金属層のアニール
    処理は窒素ガス雰囲気中での300乃至600゜Cの熱
    処理であり、金属層の酸化処理は窒素ガス及び酸素ガス
    の混合された雰囲気中での熱処理であることを特徴とす
    請求項4又は請求項5に記載の半導体装置の配線構造
    の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(ハ)と工程(ニ)の間に、バリ
    アメタル層を構成する金属酸化物層上にチタン層を形成
    する工程を更に含むことを特徴とする請求項4乃至請求
    項6のいずれか1項に記載の半導体装置の配線構造の形
    成方法。
  8. 【請求項8】(イ)下層導体層が形成された基体上に絶
    縁層を形成した後、 該下層導体層上の絶縁層に開口部を形成する工程と、 (ロ)該開口部内を含む絶縁層上に、金属層及び金属化
    合物層の2層から成る下層バリアメタル層を形成する工
    程と、 (ハ)下層バリアメタル層上に金属層を形成する工程
    と、 (ホ)該金属層を緻密化するために、酸素を含まないガ
    ス雰囲気中で該金属層 のアニール処理を行い、次いで、
    酸素を含むガス雰囲気中で該金属層の酸化処理を行って
    金属酸化物層を形成し、以って、少なくとも表面に金属
    酸化物層が形成されたバリアメタル層を形成する工程
    と、 (ヘ)該バリアメタル層上にチタン層を形成する工程
    と、 (ト)高温アルミニウムスパッタ法又はアルミニウムリ
    フロー法にてチタン層上にアルミニウム系合金層を堆積
    させて開口部をアルミニウム系合金層で埋め込み、次い
    で、絶縁層上の該アルミニウム系合金層、チタン層、バ
    リアメタル層及び下層バリアメタル層を所望の形状にパ
    ターニングしてアルミニウム系合金層、チタン層、バリ
    アメタル層及び下層バリアメタル層から成る上層配線を
    形成する工程、 から成ることを特徴とする半導体装置の配線構造の形成
    方法。
  9. 【請求項9】 下層バリアメタル層を構成する金属層はチ
    タンから成り、下層バリアメタル層を構成する金属化合
    物層は窒化チタン又は酸化窒化チタンから成ることを特
    徴とする請求項8に記載の半導体装置の配線構造の形成
    方法。
  10. 【請求項10】(A)下層導体層が形成された基体と、 (B)該基体上に形成され、該下層導体層上方に開口部
    を有する絶縁層と、 (C)該開口部内を含む絶縁層上に形成されたアルミニ
    ウム系合金層から成る上層配線と、 (D)該アルミニウム系合金層と絶縁層との間、及び、
    該アルミニウム系合金層と下層導体層との間に形成され
    たバリアメタル層、 から成り、 該バリアメタル層は、下から、金属層、金属化合物層及
    び金属酸化物層から成り、 (金属化合物層の厚さ)/(金属酸化物層の厚さ)の比
    は、3/7乃至7/3であることを特徴とする半導体装
    置の配線構造。
  11. 【請求項11】(A)下層導体層が形成された基体と、 (B)該基体上に形成され、該下層導体層上方に開口部
    を有する絶縁層と、 (C)該開口部内を含む絶縁層上に形成されたアルミニ
    ウム系合金層から成る上層配線と、 (D)該アルミニウム系合金層と絶縁層との間、及び、
    該アルミニウム系合金層と下層導体層との間に形成され
    たバリアメタル層、 から成り、 該バリアメタル層は、下から、金属層及び金属酸化物層
    から成り、 (金属層の厚さ)/(金属酸化物層の厚さ)の比は、3
    /7乃至7/3であることを特徴とする半導体装置の配
    線構造。
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