JP3228385B2 - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドの製造方法Info
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Description
方法に関し、更に詳しくは、空気ベアリング面の微細加
工に適した薄膜磁気ヘッドの製造方法に係る。
のトラック方向幅設定、電磁変換特性改善または浮上姿
勢改善等のために、スライダの空気ベアリング面に微細
加工を施す必要を生じることがある。例えば、特開平4
ー274014号、4ー274008号公報では、空気
ベアリング面にポール部の幅方向または厚み(長さ)方
向の端部に微小深さの凹部を設け、ポール部のトラック
方向幅を高精度で設定し、または電磁変換特性を改善す
る技術を開示している。
を施す手段として、空気ベアリング面に、有機質レジス
トを付着させ、この有機質レジストを、微細加工に対応
したパターンとなるようにパターンニングし、次にパタ
ーンニングされて残った有機質レジストを保護膜とし
て、例えばイオンミリング等による微細加工を施す手段
がとられている。保護膜として残っていた有機質レジス
トは化学的物理的エッチングによって微細加工終了後に
除去される。
例えばAl2O3−TiC(以下ALTICと称する)等
で構成され、磁極は例えばパーマロイ等によって構成さ
れる。このため、イオンミリング時のエッチングレート
が両者間で著しく異なる。微細加工によって得られる凹
部の深さは、磁極の一定値(0.5〜2.0μm)に対
し、0.5μm以上の任意の値に設定することが要求さ
れる。その手段として、従来は、磁極パターニングのた
めのレジストマスク形成加工を行った後、スライダ基体
パターニングのためのレジストマスクを形成加工を行う
2投階工程を採るか、CF4又はCCl4等の反応ガスを
用いて磁極とスライダ基体のエッチング速度を合わせる
方法を採っていた。
法のうち、磁極パターニングのためのレジストマスク形
成加工を行った後、スライダ基体パターニングのための
レジストマスクを形成加工を行う2投階工程法は、工程
数増加、処理能力の限界及び歩留の低下等を招き易く、
それがコストアップを引き起こす原因になっていた。
ッチング速度比を制御する方法の場合は、反応過程にお
けるエッチング速度バラツキを生じ易く、一定の深さを
有する凹部を得ることが困難で、それが歩留の低下を招
く原因となっていた。また排ガス処理設備を設けること
が必須であるため、設備コストが高くなること、前述し
たような反応ガスを取り扱うため安全性に問題があるこ
と等、種々の解決しなければならない問題点を抱えてい
る。
の一部と、スライダ基体とを、マスクのパターンに従っ
た高精度のパターンとなるようにエッチングし得る薄膜
磁気ヘッドの製造方法を提供することである。
チング速度及び良好な加工面状態を保ったまま、ポール
部とスライダ基体でなる空気ベアリング面とを、同時プ
ロセスにおいて、意図する形状及び深さとなるように加
工し得る薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供することであ
る。
少、処理能力の増大及び歩留の向上等を図り、それによ
ってコストダウンを達成し得る薄膜磁気ヘッドの製造方
法を提供することである。
さを有する凹部を容易に得ることができ、設備コストが
安価で、安全な作業環境を保ち得る薄膜磁気ヘッドの製
造方法を提供することである。
め、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法は、磁気変
換素子を支持したスライダ基体の空気ベアリング面に加
工を施す工程を含んでおり、前記磁気変換素子は、ポー
ル部を含み、前記ポール部の端面が前記スライダ基体に
よって構成された前記空気ベアリング面の表面に現れて
おり、前記工程は、前記ポール部を含む前記空気ベアリ
ング面の表面に、少なくとも前記ポール部の端面の一部
と、その周りに間隔を隔ててスライダ基体とを覆うパタ
ーンを有するように、マスクを付着させた後、空気ベア
リング面の法線に対して入射角度を有するように、斜め
方向から異方性ドライエッチングを施し、前記入射角
度、前記間隔及び前記マスクの高さに応じて、前記ポー
ル部及び前記スライダ基体のエッチングレートを制御す
る。
なくともポール部の端面の一部と、その周りに間隔を隔
ててスライダ基体とを覆うパターンを有するように、マ
スクを付着させた後、ドライエッチングを施すことによ
り、ポール部の端面の一部と、その周りに間隔を隔てて
スライダ基体とを、マスクのパターンに従った高精度の
パターンとなるようにエッチングすることができる。
を付着させた後、空気ベアリング面の法線に対して入射
角度を有するように、斜め方向から異方性ドライエッチ
ングを施し、入射角度、間隔及びマスクの高さに応じ
て、前記ポール部及び前記スライダ基体のエッチングレ
ートを制御する。これにより、効果的なエッチング速度
及び良好な加工面状態を保ったまま、ポール部とスライ
ダ基体でなる空気ベアリング面とを、同時プロセスにお
いて、意図する形状及び深さとなるように加工し得る。
ング面とを同時に加工し得るので、工程数減少、処理能
力の増大及び歩留の向上等を達成し、それによってコス
トダウンが達成される。
るので、反応ガスを用いる場合と異なって、エッチング
速度バラツキを生じにくく、一定の深さを有する凹部を
容易に得ることができる。排ガス処理設備等は不要であ
るから、設備コストが安価になること、安全な作業環境
を保つことができること等の利点が得られる。
薄膜磁気ヘッドの斜視図、図2は図1に示した薄膜磁気
ヘッドの磁気変換素子部分の拡大斜視図、図3は図1に
示した薄膜磁気ヘッドの磁気変換素子部分の拡大断面
図、図4は図1に示した薄膜磁気ヘッドポール部の拡大
断面図、図5は図1に示した薄膜磁気ヘッドのポール部
を媒体対向面側から見た拡大図である。各図において、
寸法は誇張されている。図を参照すると、スライダ1は
媒体対向面側にレール部101、102を有している。
レール部101、102は表面が空気ベアリング面10
3を構成している。レール部101、102は2本に限
らない。1本または3本設けられることもある。
上部磁性膜23及びコイル膜24を含む薄膜磁気回路を
有し、レール部101、102の一方または両者に対
し、その空気流出方向aの端縁に設けられている。 薄
膜磁気変換素子2の構造は、図3に詳細に示されてい
る。図3において、スライダ1は、ALTIC等で構成
される基体部分110に、Al2O3等でなる絶縁膜12
0をスパッタ等の手段によって付着させた構造となって
いて、薄膜磁気変換素子2は絶縁膜120の上に設けら
れている。薄膜磁気変換素子2はIC製造テクノロジと
同様のプロセスにしたがって形成された薄膜素子であ
る。21はパーマロイ等でなる下部磁性膜、22はAl
2O3等で形成されたギャップ膜、23はパーマロイ等で
なる上部磁性膜、24はコイル膜、251〜253はフ
ォトレジスト等で形成された膜間絶縁膜、26はAl2
O3等の保護膜、27、28はリード導体である。
端面にギャップ膜22を介して対向する下部ポール部P
1及び上部ポール部P2を有している。下部ポール部P
1及び上部ポール部P2の先端面は空気ベアリング面1
03に現れている。下部磁性膜21及び上部磁性膜23
は、下部ポール部P1及び上部ポール部P2の後方に連
続するヨーク部211、231を有しており、ヨーク部
211、231は後方の結合部において磁気回路を完成
するように互いに結合されている。コイル膜24は結合
部のまわりを渦巻状にまわるように形成されている。コ
イル膜24の両端はリード導体27、28に接続されて
いる。リード導体27、28は取出電極41、42を形
成する領域まで導出され、その端縁に取出電極41、4
2を有している。取出電極41、42の周りは薄膜磁気
変換素子2の全体を保護する保護膜26によって覆われ
ている。
部104を有し、凹部104はギャップ膜22とは反対
側において、ポール先端面を部分的に削除して形成され
ている。凹部104は先端面との境界である端縁がギャ
ップ膜22と非平行となっている。上部ポール部P2も
同様に凹部104を有し、凹部104はギャップ膜22
とは反対側において、ポール先端面を部分的に削除して
形成されている。凹部104は先端面との境界である端
縁がギャップ膜22と非平行となっている。本発明は上
述のような凹部104を形成するための技術を開示する
ものである。凹部104は適当な非磁性充填材、例えば
セラミックによって埋めることもできる。
は、ギャップ膜22とは反対側の端縁がギャップ膜22
と非平行となっている。この構造は、ポール部P1また
はP2の磁気特性を、磁気記録媒体の走行方向aに沿っ
て徐々に低下させ、疑似ギャップを消滅させたのと等価
である。このため、サブパルスが時間軸上で分散され、
サブパルスを殆ど含まなくなり、ローレンツパルスに近
い出力波形が得られる。これによりパーシャル.レスポ
ンス信号方式を適用することの可能な薄膜磁気ヘッドが
得られる。
μm〜2.0μmの範囲に設定することが望ましい。後
退量dが0.5μm以下ではオーバーライト特性の劣化
が起こり、本発明の構造が実質的に機能しなくなり、2
μm以上では磁極側の絶縁膜の露出等による信頼性上の
問題が起こる。
さである後退量dが、本発明の構造が機能する一定の深
さのまま、空気ベアリング面103の深さを浮上特性を
満足する任意の値になるように設定するのが理想である
が、空気ベアリング面103を構成するスライダは、例
えばALTIC等で構成され、ポール部P1及びP2は
例えばパーマロイ等によって構成されるため、イオンミ
リング時のエッチングレートが両者間で著しく異なる。
このため、ポール部P1及びP2の後退量dを一定値に
保ったまま、その周りにおいて空気ベアリング面103
を構成するスライダ1の後退量を任意に設定することが
困難であり、本発明は、そのような困難性を解決し得る
手段を開示するものであることは、既に述べた通りであ
る。次に、図1〜図5に示した薄膜磁気ヘッドについ
て、本発明を適用した具体例を、図6〜図8を参照して
説明する。
膜磁気ヘッド5が配置されている。薄膜磁気ヘッド5の
それぞれは治具3の上に配列され、かつ、接着等の手段
によって固定されている。図示では、薄膜磁気ヘッド5
は既に個々に分離された状態となっているが、分離され
る前の集合体の状態であってもよい。薄膜磁気ヘッド5
の接着面とは反対側に現れる空気ベアリング面103は
既に研磨工程の終了した平面度の高い面となっている。
そして、ポール部P1及びP2を含む空気ベアリング面
103の表面に、少なくともポール部P1及びP2の端
面の一部と、その周りに間隔を隔ててスライダ1とを覆
うパターンを有するように、マスク61、62を付着さ
せる。
マスク61、62はポール部P1及びP2の端面の一部
と、その周りにマスク間隔Xを隔ててスライダ1とを覆
うパターンを有するように付着させてある。マスク6
1、62は有機レジストによって構成されており、その
パターニングは周知のフォトリソグラフィ工程によって
行われている。
図8及び図9に示すように、空気ベアリング面103の
法線nに対して入射角度θを有するように、斜め方向か
ら異方性ドライエッチングを施す。ドライエッチングの
具体例はイオンミリングである。このときのポール部P
1及びP2及びスライダ1のエッチングレートは、入射
角度θ、マスク間隔X及びマスク61、62の高さY
(図9参照)に応じて制御される。従って、入射角度
θ、マスク間隔X及びマスク61、62の高さYを適切
に選定することにより、ポール部P1及びP2及びスラ
イダ1のエッチングレート比を変化させ、ポール部P1
及びP2の後退量dを一定値に保ったまま、スライダ1
の後退量を同時プロセスにおいて任意に設定することが
可能になる。
マスク間隔X及びマスク61、62の高さYとの関係を
示す実測データである。図において、縦軸にミリング・
レート(×10Å/min)をとり、横軸に入射角度θ
をとって示している。マスク61、62の高さYは4.
9μmとした。マスク61、62間の距離Xは、NiF
e(X)として図10に図示されている。ALTICの
データは十分にマスク間隔が広いときのデータである。
50度の時に、スライダ1であるALTICのミリング
・レート曲線とNiFe(X=5)のミリング・レート
曲線とが交叉している。即ち、マスク61、62の高さ
を4.9μmに設定した場合、入射角度θを50度前後
に選定し、マスク61、62間の距離Xを5μmに選定
すると、ポール部P1及びP2を構成するNiFeのミ
リング・レートと、スライダ1を構成するALTICの
ミリング・レートを一致させ、凹部104の深さである
後退量dを、ポール部P1及びP2と、スライダ1とで
同じ値に設定することが可能になる。ポール部P1及び
P2と、スライダ1のミリング・レート比を任意に設定
できることは言うまでもない。
合、入射角度θが0〜30度未満の領域では、入射角度
θが増大するにつれてNiFe及びALTICのミリン
グ・レートがほぼ同じように増大する。これに対して、
入射角度θが30度を越えると、NiFeのミリング・
レートが入射角度θの増大とともに急激に低下する領域
がある。この間、スライダ部であるALTICのミリン
グ・レートは入射角度θの増大と共に増大するか、また
は横ばい状態を保つ。従って、入射角度θが30度を越
すと、NiFeのミリング・レートがスライダ部のAL
TICのミリング・レートに近づく方向となるから、入
射角度θは30度以上に選定する。入射角度θが60度
を越すと、ミリング・レートが小さくなり過ぎ、作業効
率が低下する。よって、入射角度θは30〜60度の範
囲に設定することが望ましい。また、このQ値において
良好なALTICのマッチング面精度を維持できる。
合、マスク間隔Xが5〜12.5μm、入射角度θが3
0〜60度の範囲で、NiFeのミリング・レートとA
LTICのミリング・レートとの間のずれを、実用上許
容できる範囲に押さえることができる。等価的には、入
射角度θを30〜60度の範囲に設定した場合、1≦
(X/Y)≦3.0を満たすと、NiFeのミリング・
レートとALTICのミリング・レートとの間のずれ
を、実用上許容できる範囲に押さえることができる。
基体1でなる空気ベアリング面103とを同時に加工し
得るので、工程数減少、処理能力の増大及び歩留の向上
等を達成し、それによってコストダウンが達成される。
ので、反応ガスを用いる場合と異なって、エッチング速
度バラツキを生じにくく、一定の深さを有する凹部10
4を容易に得ることができる。排ガス処理設備等は不要
であるから、設備コストが安価になること、安全な作業
環境を保つことができること等の利点が得られる。
したが、空気ベアリング面103に微細加工を施す必要
のある場合に広く適用できる。例えば、TPC型スライ
ダやシュイプトレールなどを得る場合に用いることがで
きる。
のような効果を得ることができる。 (a)ポール部の端面の一部と、その周りのスライダ基
体とを、マスクのパターンに従った高精度のパターンと
なるようにエッチングし得る薄膜磁気ヘッドの製造方法
を提供することができる。 (b)効果的なエッチング速度及び良好な加工面状態を
保ったまま、ポール部とスライダ基体でなる空気ベアリ
ング面とを同時に任意の深さになるように加工し得る薄
膜磁気ヘッドの製造方法を提供することができる。 (c)工程数減少、処理能力の増大及び歩留の向上等を
達成し、それによってコストダウンを達成し得る薄膜磁
気ヘッドの製造方法を提供することができる。 (d)一定の深さを有する凹部を容易に得ることがで
き、設備コストが安価で、安全な作業環境を保ち得る薄
膜磁気ヘッドの製造方法を提供することができる。
ヘッドの斜視図である
分の拡大斜視図である。
分の拡大断面図である。
面図である。
対向面側から見た拡大図である。
を示す図である。
面図である。
程を示す図である。
面図である。
X及びマスクの高さYとの関係を示す実測データであ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気変換素子を支持したスライダ基体の
空気ベアリング面に加工を施す工程を含む薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法であって、 前記磁気変換素子は、ポール部を含み、前記ポール部の
端面が前記スライダ基体によって構成された前記空気ベ
アリング面の表面に現れており、 前記工程は、前記ポール部を含む前記空気ベアリング面
の表面に、少なくとも前記ポール部の端面の一部と、そ
の周りに間隔を隔ててスライダ基体とを覆うパターンを
有するように、マスクを付着させた後、空気ベアリング
面の法線に対して入射角度を有するように、斜め方向か
ら異方性ドライエッチングを施し、前記入射角度、前記
間隔及び前記マスクの高さに応じて、前記ポール部及び
前記スライダ基体のエッチングレートを制御する薄膜磁
気ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 前記入射角度は、30〜60度の範囲に
設定される請求項1に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方
法。 - 【請求項3】 前記間隔をXとし、前記マスクの高さを
Yとしたとき、1≦(X/Y)≦3.0を満たす請求項
1または2に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
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| JPH07192242A JPH07192242A (ja) | 1995-07-28 |
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Family
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Family Applications (1)
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| JP33605293A Expired - Fee Related JP3228385B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
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-
1993
- 1993-12-28 JP JP33605293A patent/JP3228385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH07192242A (ja) | 1995-07-28 |
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