JP3245294B2 - クラッチ押圧組立体 - Google Patents
クラッチ押圧組立体Info
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチ押圧組立体、
特に、クラッチディスクをフライホイールの摩擦面に押
圧及び押圧解除するためのクラッチ押圧組立体に関す
る。
特に、クラッチディスクをフライホイールの摩擦面に押
圧及び押圧解除するためのクラッチ押圧組立体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンジン側のクランクシャフトとトラン
スミッションとの間にはクラッチ装置が配置される。
スミッションとの間にはクラッチ装置が配置される。
【0003】クラッチ装置は、主にクラッチディスク組
立体とクラッチ押圧組立体とから構成されている。クラ
ッチディスク組立体は、フライホイールの摩擦面に当接
可能な環状のクラッチディスクと、トランスミッション
のメインドライブシャフトがスプライン係合するハブフ
ランジとを有している。クラッチ押圧組立体は、外周端
がフライホイールに固定された皿状クラッチカバーと、
クラッチカバー内に収容されクラッチディスクをフライ
ホイールの摩擦面に押圧するための環状プレッシャプレ
ートと、クラッチカバーに支持されプレッシャプレート
をフライホイール側に押圧するためのダイヤフラムスプ
リングとを有している。クラッチ押圧組立体は、さら
に、クラッチカバーとプレッシャプレートとを相対回転
不能に連結するストラッププレートを有している。スト
ラッププレートは複数の鋼帯からなる板状弾性部材であ
り、クラッチカバーに形成された複数の切欠き部分にそ
れぞれ円周接線方向に延びて設けられている。ストラッ
ププレートは、軸方向に弾性変形が可能であり、プレッ
シャプレートをフライホイールから離れる方向に付勢し
ている。これにより、プレッシャプレートに対するダイ
ヤフラムスプリングの押圧力が解除されると、プレッシ
ャプレートがフライホイール側から離れる。
立体とクラッチ押圧組立体とから構成されている。クラ
ッチディスク組立体は、フライホイールの摩擦面に当接
可能な環状のクラッチディスクと、トランスミッション
のメインドライブシャフトがスプライン係合するハブフ
ランジとを有している。クラッチ押圧組立体は、外周端
がフライホイールに固定された皿状クラッチカバーと、
クラッチカバー内に収容されクラッチディスクをフライ
ホイールの摩擦面に押圧するための環状プレッシャプレ
ートと、クラッチカバーに支持されプレッシャプレート
をフライホイール側に押圧するためのダイヤフラムスプ
リングとを有している。クラッチ押圧組立体は、さら
に、クラッチカバーとプレッシャプレートとを相対回転
不能に連結するストラッププレートを有している。スト
ラッププレートは複数の鋼帯からなる板状弾性部材であ
り、クラッチカバーに形成された複数の切欠き部分にそ
れぞれ円周接線方向に延びて設けられている。ストラッ
ププレートは、軸方向に弾性変形が可能であり、プレッ
シャプレートをフライホイールから離れる方向に付勢し
ている。これにより、プレッシャプレートに対するダイ
ヤフラムスプリングの押圧力が解除されると、プレッシ
ャプレートがフライホイール側から離れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のクラッチ押
圧組立体では、ストラッププレートがクラッチカバーの
切欠き部分に配置されているために、プレッシャプレー
トをクラッチカバーから離脱させることが困難である。
その結果、クラッチディスク組立体の交換が困難にな
る。
圧組立体では、ストラッププレートがクラッチカバーの
切欠き部分に配置されているために、プレッシャプレー
トをクラッチカバーから離脱させることが困難である。
その結果、クラッチディスク組立体の交換が困難にな
る。
【0005】さらに、プレッシャプレートにストラップ
プレートの一端を取りつけるための半径方向外方へ突出
する突出部が形成されている。この突出部を形成するこ
とによって加工が複雑になり、製造コストが上昇する。
プレートの一端を取りつけるための半径方向外方へ突出
する突出部が形成されている。この突出部を形成するこ
とによって加工が複雑になり、製造コストが上昇する。
【0006】本発明の目的は、部品の分解を容易にする
こと、プレッシャプレートにフライホイール側から離れ
る方向に付勢力を与える部材の軸方向剛性を低下させる
ことにある。
こと、プレッシャプレートにフライホイール側から離れ
る方向に付勢力を与える部材の軸方向剛性を低下させる
ことにある。
【0007】本発明の他の目的は、部品点数を減らすこ
とにある。本発明のさらに他の目的は、より大きな摩擦
面外径を得ることにある。本発明のさらに他の目的は、
加工を簡単にすることにある。
とにある。本発明のさらに他の目的は、より大きな摩擦
面外径を得ることにある。本発明のさらに他の目的は、
加工を簡単にすることにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、プレッシャプ
レートをフライホイール側から離れる方向に付勢する付
勢力を円周方向に均一化させることにある。本発明のさ
らに他の目的は、コストを下げることにある。
レートをフライホイール側から離れる方向に付勢する付
勢力を円周方向に均一化させることにある。本発明のさ
らに他の目的は、コストを下げることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクラッチ押
圧組立体は、摩擦面を有し入力側回転体に連結されるフ
ライホイールと、摩擦面に当接可能なクラッチディスク
を有し出力側回転体に連結されるクラッチディスク組立
体とを有するクラッチ装置に設けられ、クラッチディス
クを摩擦面に押圧及び押圧解除するためのものであり、
プレッシャプレートと押圧部材とプレート部材とを備え
ている。
圧組立体は、摩擦面を有し入力側回転体に連結されるフ
ライホイールと、摩擦面に当接可能なクラッチディスク
を有し出力側回転体に連結されるクラッチディスク組立
体とを有するクラッチ装置に設けられ、クラッチディス
クを摩擦面に押圧及び押圧解除するためのものであり、
プレッシャプレートと押圧部材とプレート部材とを備え
ている。
【0010】プレッシャプレートは、クラッチディスク
を摩擦面に押圧するための押圧面を有する。押圧部材
は、プレッシャプレートを摩擦面に押圧するための部材
である。プレート部材は、プレッシャプレートの押圧面
と反対側に配置され、フライホイールとプレッシャプレ
ートとを相対回転不能に連結するとともに軸方向に弾性
変形可能である。プレート部材は、押圧部材によるプレ
ッシャプレートへの押圧が解除されたときに前記プレッ
シャプレートを前記フライホイール側から引き離すため
の付勢力を前記プレッシャプレートに与える。プレート
部材には複数のスリットが形成されている。
を摩擦面に押圧するための押圧面を有する。押圧部材
は、プレッシャプレートを摩擦面に押圧するための部材
である。プレート部材は、プレッシャプレートの押圧面
と反対側に配置され、フライホイールとプレッシャプレ
ートとを相対回転不能に連結するとともに軸方向に弾性
変形可能である。プレート部材は、押圧部材によるプレ
ッシャプレートへの押圧が解除されたときに前記プレッ
シャプレートを前記フライホイール側から引き離すため
の付勢力を前記プレッシャプレートに与える。プレート
部材には複数のスリットが形成されている。
【0011】プレート部材は押圧部材を支持する支持部
を有しているのが好ましい。プレート部材は、外周部が
前記フライホイールに固定され、内周部が前記プレッシ
ャプレートに固定された円環状プレートであるのが好ま
しい。プレート部材のスリットは、外周端と内周端とか
ら径方向に交互に延びているのが好ましい。押圧部材は
複数の孔を有する円板状弾性部材であり、プレッシャプ
レートは、押圧部材の複数の孔を貫通して軸方向に突出
する突出部を有し、プレート部材の内周端は突出部に固
定されている。押圧部材は、外周端が前記プレート部材
の支持部に支持されており、半径方向中間部がプレッシ
ャプレートをフライホイール側に押圧しているのが好ま
しい。
を有しているのが好ましい。プレート部材は、外周部が
前記フライホイールに固定され、内周部が前記プレッシ
ャプレートに固定された円環状プレートであるのが好ま
しい。プレート部材のスリットは、外周端と内周端とか
ら径方向に交互に延びているのが好ましい。押圧部材は
複数の孔を有する円板状弾性部材であり、プレッシャプ
レートは、押圧部材の複数の孔を貫通して軸方向に突出
する突出部を有し、プレート部材の内周端は突出部に固
定されている。押圧部材は、外周端が前記プレート部材
の支持部に支持されており、半径方向中間部がプレッシ
ャプレートをフライホイール側に押圧しているのが好ま
しい。
【0012】
【作用】本発明に係るクラッチ押圧組立体では、プレー
ト部材がプレッシャプレートの押圧面と反対側に配置さ
れている。そのため、プレッシャプレートをフライホイ
ールから取り外す際に、プレート部材を容易に取り外せ
る。この結果、クラッチディスク組立体の交換が容易に
なる。また、プレート部材には複数のスリットが形成さ
れており、プレート部材の軸方向の剛性が低下する。
ト部材がプレッシャプレートの押圧面と反対側に配置さ
れている。そのため、プレッシャプレートをフライホイ
ールから取り外す際に、プレート部材を容易に取り外せ
る。この結果、クラッチディスク組立体の交換が容易に
なる。また、プレート部材には複数のスリットが形成さ
れており、プレート部材の軸方向の剛性が低下する。
【0013】プレート部材が押圧部材を支持する支持部
を有している場合、従来のクラッチカバーを省略できる
ので、部品点数を減らすことができ、さらにコストを下
げることができる。また、クラッチカバーを省略できる
と、クラッチディスクの外径を大きくすることができ、
クラッチの摩擦面をより大きくできる。さらに、組立体
全体の軸方向寸法を短縮できる。
を有している場合、従来のクラッチカバーを省略できる
ので、部品点数を減らすことができ、さらにコストを下
げることができる。また、クラッチカバーを省略できる
と、クラッチディスクの外径を大きくすることができ、
クラッチの摩擦面をより大きくできる。さらに、組立体
全体の軸方向寸法を短縮できる。
【0014】プレート部材が円環状プレートの場合は、
プレッシャプレートに対する付勢力を円周方向に均一化
できる。プレート部材のスリットは、外周端と内周端と
から径方向に交互に延びている場合は、プレート部材の
軸方向剛性をさらに低下させることができる。
プレッシャプレートに対する付勢力を円周方向に均一化
できる。プレート部材のスリットは、外周端と内周端と
から径方向に交互に延びている場合は、プレート部材の
軸方向剛性をさらに低下させることができる。
【0015】プレート部材の内周端が押圧部材の孔を貫
通するプレッシャプレート突出部に固定されている場合
は、プレッシャプレートにプレート部材を固定するため
の部分を特別に形成する必要が無くなる。その結果、プ
レッシャプレートの加工が容易になり、製造コストを下
げることができる。
通するプレッシャプレート突出部に固定されている場合
は、プレッシャプレートにプレート部材を固定するため
の部分を特別に形成する必要が無くなる。その結果、プ
レッシャプレートの加工が容易になり、製造コストを下
げることができる。
【0016】押圧部材は、外周端が前記プレート部材の
前記支持部に支持されており、半径方向中間部がプレッ
シャプレートをフライホイール側に押圧している場合
は、前記作用がさらに有効になる。
前記支持部に支持されており、半径方向中間部がプレッ
シャプレートをフライホイール側に押圧している場合
は、前記作用がさらに有効になる。
【0017】
【実施例】図1〜図3は、本発明の一実施例が採用され
た動力伝達装置201を示している。動力伝達装置20
1は、エンジン側のクランクシャフト301からトラン
スミッションのメインドライブシャフト302にトルク
を伝達するための装置である。図1においては、図の左
側にエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトラ
ンスミッション(図示せず)が配置されている。さら
に、図1におけるO−O線が動力伝達装置201の回転
軸線であり、図2におけるR1 方向が動力伝達装置20
1の回転方向である。
た動力伝達装置201を示している。動力伝達装置20
1は、エンジン側のクランクシャフト301からトラン
スミッションのメインドライブシャフト302にトルク
を伝達するための装置である。図1においては、図の左
側にエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトラ
ンスミッション(図示せず)が配置されている。さら
に、図1におけるO−O線が動力伝達装置201の回転
軸線であり、図2におけるR1 方向が動力伝達装置20
1の回転方向である。
【0018】動力伝達装置201は、フライホイール組
立体1と、クラッチディスク組立体202と、クラッチ
押圧組立体203とが一体に組付けられて構成されてい
る。フライホイール組立体1は、主に、フレキシブルプ
レート2と、フレキシブルプレート2に固定されたリン
グ部材8と、円板状のフライホイール3と、リング部材
8とフライホイール3とを円周方向に弾性的に連結し両
部材間の捩じり振動を減衰するための減衰部4とを主に
備えている。
立体1と、クラッチディスク組立体202と、クラッチ
押圧組立体203とが一体に組付けられて構成されてい
る。フライホイール組立体1は、主に、フレキシブルプ
レート2と、フレキシブルプレート2に固定されたリン
グ部材8と、円板状のフライホイール3と、リング部材
8とフライホイール3とを円周方向に弾性的に連結し両
部材間の捩じり振動を減衰するための減衰部4とを主に
備えている。
【0019】フレキシブルプレート2は、概ね円板状の
部材であり、曲げ方向に撓むことが可能であり、回転方
向に剛性が高い。フレキシブルプレート2は中心に中心
孔2aを有している。また、フレキシブルプレート2
は、半径方向中間部に円周方向に等間隔で形成された複
の丸孔2bを有している。この丸孔2bの内周側には複
数のボルト孔2cが円周上に形成されている。このボル
ト孔2cを貫通するボルト6によって、フレキシブルプ
レート2の内周端がクランクシャフト301の先端に固
定されている。さらに、フレキシブルプレート2の外周
部エンジン側には、複数の円弧状イナーシャ部材7がリ
ベット51により固定されている。このイナーシャ部材
7により、フライホイール組立体1の慣性モーメントが
増大している。また、イナーシャ部材7は環状部材を円
周方向に分割した形状であるために、このイナーシャ部
材7がフレキシブルプレート2の曲げ方向の撓みを妨げ
ることはない。フレキシブルプレート2の外周端は、複
数のボルト10により円板プレート9を介してリング部
材8に固定されている。イナーシャ部材7はボルト10
に対応する切欠きを有している。
部材であり、曲げ方向に撓むことが可能であり、回転方
向に剛性が高い。フレキシブルプレート2は中心に中心
孔2aを有している。また、フレキシブルプレート2
は、半径方向中間部に円周方向に等間隔で形成された複
の丸孔2bを有している。この丸孔2bの内周側には複
数のボルト孔2cが円周上に形成されている。このボル
ト孔2cを貫通するボルト6によって、フレキシブルプ
レート2の内周端がクランクシャフト301の先端に固
定されている。さらに、フレキシブルプレート2の外周
部エンジン側には、複数の円弧状イナーシャ部材7がリ
ベット51により固定されている。このイナーシャ部材
7により、フライホイール組立体1の慣性モーメントが
増大している。また、イナーシャ部材7は環状部材を円
周方向に分割した形状であるために、このイナーシャ部
材7がフレキシブルプレート2の曲げ方向の撓みを妨げ
ることはない。フレキシブルプレート2の外周端は、複
数のボルト10により円板プレート9を介してリング部
材8に固定されている。イナーシャ部材7はボルト10
に対応する切欠きを有している。
【0020】リング部材8の外周には、エンジン始動用
リングギア11が固定されている。減衰部4は、主に、
第1入力側プレート13と、第2入力側プレート14
と、ボス15と、ドリブンプレート19と、コイルスプ
リング22と、粘性抵抗発生部25とを備えている。
リングギア11が固定されている。減衰部4は、主に、
第1入力側プレート13と、第2入力側プレート14
と、ボス15と、ドリブンプレート19と、コイルスプ
リング22と、粘性抵抗発生部25とを備えている。
【0021】第1入力側プレート13と第2入力側プレ
ート14とは円板状板部材である。第2入力側プレート
14の外周部には、エンジン側に延び第1入力側プレー
ト13の外周端に固定された外周壁が形成されている。
また、この外周壁は、リング部材8の内周に溶接されて
いる。第2入力側プレート14の内周端の径は第1入力
側プレート13のそれより大きくなっている。第1入力
側プレート13と第2入力側プレート14とは、ドリブ
ンプレート19、コイルスプリング22及び粘性抵抗発
生部25等を収容する流体空間Aを形成している。この
空間A内には粘性流体が充填されている。
ート14とは円板状板部材である。第2入力側プレート
14の外周部には、エンジン側に延び第1入力側プレー
ト13の外周端に固定された外周壁が形成されている。
また、この外周壁は、リング部材8の内周に溶接されて
いる。第2入力側プレート14の内周端の径は第1入力
側プレート13のそれより大きくなっている。第1入力
側プレート13と第2入力側プレート14とは、ドリブ
ンプレート19、コイルスプリング22及び粘性抵抗発
生部25等を収容する流体空間Aを形成している。この
空間A内には粘性流体が充填されている。
【0022】ドリブンプレート19は円板状の部材であ
り、内周端が複数のリベット20によりフライホイール
3に連結されている。ドリブンプレート19の半径方向
中間部には、円周方向に延びる複数の窓孔19aが形成
されている。さらに、ドリブンプレート19の外周端両
側面には、それぞれ環状のシール用溝19bが形成され
ている。また、ドリブンプレート19の外周面19cか
らは複数の突起19dが半径方向外側に延びている。
り、内周端が複数のリベット20によりフライホイール
3に連結されている。ドリブンプレート19の半径方向
中間部には、円周方向に延びる複数の窓孔19aが形成
されている。さらに、ドリブンプレート19の外周端両
側面には、それぞれ環状のシール用溝19bが形成され
ている。また、ドリブンプレート19の外周面19cか
らは複数の突起19dが半径方向外側に延びている。
【0023】コイルスプリング22は、それぞれドリブ
ンプレート19の窓孔19a内に配置されている。コイ
ルスプリング22の両端にはシート部材23が配置され
ている。なお、第1入力側プレート13と第2入力側プ
レート14とは、ドリブンプレート19の窓孔19aに
対応する部分にスプリング収容部13a,14aを有し
ている。スプリング収容部13a,14aの円周方向両
端には、シート部材23が当接している。このようにし
て、入力側プレート13,14とドリブンプレート19
とがコイルスプリング22を介して円周方向に弾性的に
連結されていることになる。なお、図2に示す自由状態
においては、シート部材23は、入力側プレート13,
14のスプリング収容部13a,14a端部とドリブン
プレート19の窓孔19a端部とには内周部分しか当接
していない。すなわち、コイルスプリング22は偏当た
り状態で窓孔19a内に収納されている。
ンプレート19の窓孔19a内に配置されている。コイ
ルスプリング22の両端にはシート部材23が配置され
ている。なお、第1入力側プレート13と第2入力側プ
レート14とは、ドリブンプレート19の窓孔19aに
対応する部分にスプリング収容部13a,14aを有し
ている。スプリング収容部13a,14aの円周方向両
端には、シート部材23が当接している。このようにし
て、入力側プレート13,14とドリブンプレート19
とがコイルスプリング22を介して円周方向に弾性的に
連結されていることになる。なお、図2に示す自由状態
においては、シート部材23は、入力側プレート13,
14のスプリング収容部13a,14a端部とドリブン
プレート19の窓孔19a端部とには内周部分しか当接
していない。すなわち、コイルスプリング22は偏当た
り状態で窓孔19a内に収納されている。
【0024】次に、粘性抵抗発生部25について説明す
る。粘性抵抗発生部25は、空間A内で最も外周に配置
された環状ハウジング27と、ハウジング27を第1入
力側プレート13及び第2入力側プレート14に連結す
る複数のピン28と、ハウジング27内に配置された複
数のスライドストッパー29とから構成されている。
る。粘性抵抗発生部25は、空間A内で最も外周に配置
された環状ハウジング27と、ハウジング27を第1入
力側プレート13及び第2入力側プレート14に連結す
る複数のピン28と、ハウジング27内に配置された複
数のスライドストッパー29とから構成されている。
【0025】環状ハウジング27は、第2入力側プレー
ト14の外周壁の内側に配置され、軸方向両端面が入力
側プレート13,14に挟まれている。環状ハウジング
27の内周側には円周方向に延びる開口が形成されてお
り、開口内にドリブンプレート19の外周部が挿入され
ている。環状ハウジング27内には、粘性流体が充填さ
れる環状流体室Bが形成されている。さらに、環状ハウ
ジング27内には、円周方向に等間隔で複数のストッパ
ー部27aが形成されている。ストッパー部27aは、
環状流体室Bを複数の弧状流体室B1 に分割している。
ストッパー部27aはピン28が挿通される孔を有して
いる。このピン28によって環状ハウジング27が第1
入力側プレート13及び第2入力側プレート14と一体
回転するようになっている。また、このピン28の胴部
の長さによって、粘性抵抗を決定する環状ハウジング2
7の幅寸法が決定される。環状ハウジング27の半径方
向内方端部には、軸方向において互いに近づく方向に突
出する環状突起27b(前記開口を間に形成する)が形
成されており、この突起27bがドリブンプレート19
に形成された環状のシール用溝19bに嵌合することに
より、環状流体室Bの内側をシールしている。突起27
bとシール用溝19bとの係合部は、粘性流体を介し
て、入力側機構(第1及び第2入出力側プレート13,
14、ハウジング27)と出力側機構(ドリブンプレー
ト19、フライホイール3)との間で生じる荷重(スラ
スト荷重,ラジアル荷重、曲げ荷重)の一部を支持して
いる。なお、両機構間に生じる荷重は、係合部と後述す
る軸受17とで分担して支持されている。このように、
環状流体室Bのシール部分が荷重の受け部を兼任してお
り、コストが低下する。
ト14の外周壁の内側に配置され、軸方向両端面が入力
側プレート13,14に挟まれている。環状ハウジング
27の内周側には円周方向に延びる開口が形成されてお
り、開口内にドリブンプレート19の外周部が挿入され
ている。環状ハウジング27内には、粘性流体が充填さ
れる環状流体室Bが形成されている。さらに、環状ハウ
ジング27内には、円周方向に等間隔で複数のストッパ
ー部27aが形成されている。ストッパー部27aは、
環状流体室Bを複数の弧状流体室B1 に分割している。
ストッパー部27aはピン28が挿通される孔を有して
いる。このピン28によって環状ハウジング27が第1
入力側プレート13及び第2入力側プレート14と一体
回転するようになっている。また、このピン28の胴部
の長さによって、粘性抵抗を決定する環状ハウジング2
7の幅寸法が決定される。環状ハウジング27の半径方
向内方端部には、軸方向において互いに近づく方向に突
出する環状突起27b(前記開口を間に形成する)が形
成されており、この突起27bがドリブンプレート19
に形成された環状のシール用溝19bに嵌合することに
より、環状流体室Bの内側をシールしている。突起27
bとシール用溝19bとの係合部は、粘性流体を介し
て、入力側機構(第1及び第2入出力側プレート13,
14、ハウジング27)と出力側機構(ドリブンプレー
ト19、フライホイール3)との間で生じる荷重(スラ
スト荷重,ラジアル荷重、曲げ荷重)の一部を支持して
いる。なお、両機構間に生じる荷重は、係合部と後述す
る軸受17とで分担して支持されている。このように、
環状流体室Bのシール部分が荷重の受け部を兼任してお
り、コストが低下する。
【0026】なお、各ストッパー部27a間の中間部分
には、両端面の半径方向内側においてリターンホール2
7cが形成されている。リターンホール27cによって
環状流体室Bと内側の空間Aとは粘性流体が自由に行き
来可能である。
には、両端面の半径方向内側においてリターンホール2
7cが形成されている。リターンホール27cによって
環状流体室Bと内側の空間Aとは粘性流体が自由に行き
来可能である。
【0027】図2に示す自由状態においてドリブンプレ
ート19の突起19dは、ストッパー部27aの中間、
すなわちリターンホール27cに対応している。各弧状
流体室B1 内で、ドリブンプレート19の突起19dを
外周側から覆うキャップ状のスライドストッパー29が
配置されている。スライドストッパー29は環状ハウジ
ング27の外側内周面と一致する外周部を有しており、
弧状流体室B1 内で円周方向に移動自在に配置されてい
る。スライドストッパー29は、ドリブンプレート19
の突起19dに対して、円周方向壁部が突起19dに当
接する範囲内で円周方向に移動自在である。スライドス
トッパー29の内周側の四隅から半径方向内側に脚部2
9aが延びており、脚部29aの先端は環状ハウジング
27の環状突起27bに当接している。
ート19の突起19dは、ストッパー部27aの中間、
すなわちリターンホール27cに対応している。各弧状
流体室B1 内で、ドリブンプレート19の突起19dを
外周側から覆うキャップ状のスライドストッパー29が
配置されている。スライドストッパー29は環状ハウジ
ング27の外側内周面と一致する外周部を有しており、
弧状流体室B1 内で円周方向に移動自在に配置されてい
る。スライドストッパー29は、ドリブンプレート19
の突起19dに対して、円周方向壁部が突起19dに当
接する範囲内で円周方向に移動自在である。スライドス
トッパー29の内周側の四隅から半径方向内側に脚部2
9aが延びており、脚部29aの先端は環状ハウジング
27の環状突起27bに当接している。
【0028】各弧状流体室B1 内は、スライドストッパ
ー29によってR2 側の第1大分室31とR1 側の第2
大分室32とに分割されている。さらに、スライドスト
ッパー29内は、ドリブンプレート19の突起19dに
よってR2 側の第1小分室33とR1 側の第2小分室3
とに分割されている。図5及び図6に拡大して示すよう
に、第1小分室33と第2小分室34との間は、ドリブ
ンプレート19の突起19dとスライドストッパー29
との間に形成された隙間及びリターンホール27cによ
って粘性流体の行き来が可能である。さらに、粘性流体
は、第1大分室31と第1小分室33との間でスライド
ストッパー29のR2 側脚部29a間の隙間を通って自
由に行き来が可能であり、第2小分室34と第2大分室
32との間でスライドストッパー29のR1 側脚部29
aの隙間を通って自由に行き来が可能である。ただし、
スライドストッパー29の円周方向壁部が突起19dに
当接すると、スライドストッパー29の円周方向内外で
の粘性流体の通過は遮断される。
ー29によってR2 側の第1大分室31とR1 側の第2
大分室32とに分割されている。さらに、スライドスト
ッパー29内は、ドリブンプレート19の突起19dに
よってR2 側の第1小分室33とR1 側の第2小分室3
とに分割されている。図5及び図6に拡大して示すよう
に、第1小分室33と第2小分室34との間は、ドリブ
ンプレート19の突起19dとスライドストッパー29
との間に形成された隙間及びリターンホール27cによ
って粘性流体の行き来が可能である。さらに、粘性流体
は、第1大分室31と第1小分室33との間でスライド
ストッパー29のR2 側脚部29a間の隙間を通って自
由に行き来が可能であり、第2小分室34と第2大分室
32との間でスライドストッパー29のR1 側脚部29
aの隙間を通って自由に行き来が可能である。ただし、
スライドストッパー29の円周方向壁部が突起19dに
当接すると、スライドストッパー29の円周方向内外で
の粘性流体の通過は遮断される。
【0029】ストッパー部27aの内周面とドリブンプ
レート19の外周面19cとの間が、チョーク部Cとな
っている。このチョーク部Cを粘性流体が通過すると大
きな粘性抵抗が発生するようになっている。
レート19の外周面19cとの間が、チョーク部Cとな
っている。このチョーク部Cを粘性流体が通過すると大
きな粘性抵抗が発生するようになっている。
【0030】ドリブンプレート19の内周部とフライホ
イール3とがリベット20によって固定された部分に、
図4に示すようにバネシール部材35が挟まれている。
バネシール部材35は円環状の薄い板金製であり、リベ
ット20が貫通する複数の孔を有する固定部35aと、
固定部35aの外周側からトランスミッション側に延び
る外周円筒部35bと、外周円筒部35bから外周側に
延びる反発部35cとを備えている。反発部35cは、
第2入力側プレート14の内周端部エンジン側に当接
し、図4における状態で第2入力側プレート14の内周
端をトランスミッション側に付勢している。このバネシ
ール部材35により、流体空間Aにおいて第2入力側プ
レート14とフライホイール3との間がシールされてい
る。
イール3とがリベット20によって固定された部分に、
図4に示すようにバネシール部材35が挟まれている。
バネシール部材35は円環状の薄い板金製であり、リベ
ット20が貫通する複数の孔を有する固定部35aと、
固定部35aの外周側からトランスミッション側に延び
る外周円筒部35bと、外周円筒部35bから外周側に
延びる反発部35cとを備えている。反発部35cは、
第2入力側プレート14の内周端部エンジン側に当接
し、図4における状態で第2入力側プレート14の内周
端をトランスミッション側に付勢している。このバネシ
ール部材35により、流体空間Aにおいて第2入力側プ
レート14とフライホイール3との間がシールされてい
る。
【0031】第1入力側プレート13の内周端の中心孔
は、図1に示すように、ボス15に嵌合し溶接により固
定されている。ボス15のエンジン側外周面15aはフ
レキシブルプレート2の中心孔2a内に嵌入している。
ボス15内には、軸方向に貫通する中心孔15cと中心
孔15cに連通するとともに流体空間Aに通じる径方向
孔15bとが形成されている。中心孔15c内にはリベ
ット16が挿入され、中心孔15cを塞いでいる。組立
時において、中心孔15cと径方向孔15bとを利用し
て流体空間A内に粘性流体を充填できる。
は、図1に示すように、ボス15に嵌合し溶接により固
定されている。ボス15のエンジン側外周面15aはフ
レキシブルプレート2の中心孔2a内に嵌入している。
ボス15内には、軸方向に貫通する中心孔15cと中心
孔15cに連通するとともに流体空間Aに通じる径方向
孔15bとが形成されている。中心孔15c内にはリベ
ット16が挿入され、中心孔15cを塞いでいる。組立
時において、中心孔15cと径方向孔15bとを利用し
て流体空間A内に粘性流体を充填できる。
【0032】ボス15のトランスミッション側外周面
と、フライホイール3の内周部との間には軸受17が配
置されている。軸受17は、ボス15に対してフライホ
イール3を相対回転自在に支持している。軸受17のイ
ンナーレースは、ボス15の溝とリベット16の頭部と
によりボス15に固定されている。このように、ボス1
5がフレキシブルプレート2の中心孔2aによって位置
決めされ、さらに軸受17の位置決めを行っている。こ
れにより、フレキシブルプレート2、ボス15及び軸受
17の同心度が向上する。
と、フライホイール3の内周部との間には軸受17が配
置されている。軸受17は、ボス15に対してフライホ
イール3を相対回転自在に支持している。軸受17のイ
ンナーレースは、ボス15の溝とリベット16の頭部と
によりボス15に固定されている。このように、ボス1
5がフレキシブルプレート2の中心孔2aによって位置
決めされ、さらに軸受17の位置決めを行っている。こ
れにより、フレキシブルプレート2、ボス15及び軸受
17の同心度が向上する。
【0033】この実施例では、スラスト荷重及びラジア
ル荷重が、粘性抵抗発生部25においてハウジング27
の環状突起27bとドリブンプレート19のシール用溝
19bとの嵌合によっても支持されているので、軸受1
7にかかる荷重を少なくできる。そのため、軸受17を
径方向に小さくでき、ここでは、軸受17はボルト6の
配列ピッチ円D(図2)内に配置されている。このよう
に軸受17をボルト6のピッチ円D内に配置できるの
で、減衰部4の内周側の設計の自由度が向上する。その
ため、たとえば、ドリブンプレート19を内周側に延ば
したりコイルスプリング22をより内周側に配置するこ
とが可能になる。また、ボルト16の頭部が回転するた
めの空間を確保できる。また軸受17は安価となる。
ル荷重が、粘性抵抗発生部25においてハウジング27
の環状突起27bとドリブンプレート19のシール用溝
19bとの嵌合によっても支持されているので、軸受1
7にかかる荷重を少なくできる。そのため、軸受17を
径方向に小さくでき、ここでは、軸受17はボルト6の
配列ピッチ円D(図2)内に配置されている。このよう
に軸受17をボルト6のピッチ円D内に配置できるの
で、減衰部4の内周側の設計の自由度が向上する。その
ため、たとえば、ドリブンプレート19を内周側に延ば
したりコイルスプリング22をより内周側に配置するこ
とが可能になる。また、ボルト16の頭部が回転するた
めの空間を確保できる。また軸受17は安価となる。
【0034】軸受17は、両端面においてインナーレー
スとアウターレースとの間をシールするシール部材を有
している。このシール部材は、インナーレースとアウタ
ーレースとの間に潤滑剤を密封するとともに、流体空間
Aにおいてボス15とフライホイール3の内周部との間
をシールをしている。フライホイール3は、トランスミ
ッション側に摩擦面3aを有している。また、摩擦面3
aの外周側にはトランスミッション側に延びる突起3d
を有している。突起3dは円周方向に連続して形成され
ている。さらに、フライホイール3は、内周部に軸受1
7のアウターレースのエンジン側に当接する受け部3c
を有している。フライホイール3にトランスミッション
側への荷重がかかるとその荷重は軸受17にかかる。
スとアウターレースとの間をシールするシール部材を有
している。このシール部材は、インナーレースとアウタ
ーレースとの間に潤滑剤を密封するとともに、流体空間
Aにおいてボス15とフライホイール3の内周部との間
をシールをしている。フライホイール3は、トランスミ
ッション側に摩擦面3aを有している。また、摩擦面3
aの外周側にはトランスミッション側に延びる突起3d
を有している。突起3dは円周方向に連続して形成され
ている。さらに、フライホイール3は、内周部に軸受1
7のアウターレースのエンジン側に当接する受け部3c
を有している。フライホイール3にトランスミッション
側への荷重がかかるとその荷重は軸受17にかかる。
【0035】クラッチディスク組立体202は、両面に
摩擦フェーシングが貼られたクラッチディスク205
と、外周端がクラッチディスク205の内周端にリベッ
ト206aによって固定された環状プレート206と、
複数のリベット206bによって環状プレート206の
内周端に固定されたフランジ207aを有するハブフラ
ンジ207とから構成されている。また、ハブフランジ
207の内周には、メインドライブシャフト302のス
プラインと噛み合うスプライン孔207bが形成されて
いる。
摩擦フェーシングが貼られたクラッチディスク205
と、外周端がクラッチディスク205の内周端にリベッ
ト206aによって固定された環状プレート206と、
複数のリベット206bによって環状プレート206の
内周端に固定されたフランジ207aを有するハブフラ
ンジ207とから構成されている。また、ハブフランジ
207の内周には、メインドライブシャフト302のス
プラインと噛み合うスプライン孔207bが形成されて
いる。
【0036】クラッチ押圧組立体203は、プレート部
材211と、突起3dの内周側に配置された環状のプレ
ッシャプレート209と、ダイヤフラムスプリング21
0とから主に構成されている。
材211と、突起3dの内周側に配置された環状のプレ
ッシャプレート209と、ダイヤフラムスプリング21
0とから主に構成されている。
【0037】プレート部材215は、図11および図1
2に詳細に示すように、円環状に延びており、ダイヤフ
ラムスプリング210の外周側側面に配置されている。
プレート部材215の内周側には内周端から径方向外側
に延びる複数の内側スリット215aが形成されてい
る。プレート部材211の外周側には外周端から径方向
内側に延びる外側スリット215bが形成されている。
内側スリット215aと外側スリット215bは円周方
向に交互に形成されており、ともに径方向中間部を越え
ている。スリット215a,215bによって、プレー
ト部材215は、軸方向の剛性が著しく低下しており、
たわみ量が増大している。プレート部材215の外周部
には、フライホイール3側に突出する円環状支持部21
5dが外側スリット215bの対応する部分に形成され
ている。プレート部材215の外周端には、径方向外方
に延びる複数の突起215cが形成されている。突起2
15cは円周方向に等間隔であり、フライホイール3の
突起3d(後述)に係合している。
2に詳細に示すように、円環状に延びており、ダイヤフ
ラムスプリング210の外周側側面に配置されている。
プレート部材215の内周側には内周端から径方向外側
に延びる複数の内側スリット215aが形成されてい
る。プレート部材211の外周側には外周端から径方向
内側に延びる外側スリット215bが形成されている。
内側スリット215aと外側スリット215bは円周方
向に交互に形成されており、ともに径方向中間部を越え
ている。スリット215a,215bによって、プレー
ト部材215は、軸方向の剛性が著しく低下しており、
たわみ量が増大している。プレート部材215の外周部
には、フライホイール3側に突出する円環状支持部21
5dが外側スリット215bの対応する部分に形成され
ている。プレート部材215の外周端には、径方向外方
に延びる複数の突起215cが形成されている。突起2
15cは円周方向に等間隔であり、フライホイール3の
突起3d(後述)に係合している。
【0038】フライホイール3の突起3dの軸方向先端
には、複数の係合部3eが形成されている。係合部3e
は、円周方向に等間隔で形成されており、各係合部3e
間にプレート部材215の突起215cが挿入されてお
り、プレート部材215はフライホイールと相対回転不
能になっている。各係合部3eの内周側には、円周方向
に延びる溝3fが形成されている。溝3f内でエンジン
側にはプレート部材215の外周端が挿入されている。
さらに、溝3f内でトランスミッション側には、断面円
形のワイヤリング217が配置されている。このように
して、プレート部材215はフライホイール3の突起3
によって軸方向に支持されている。
には、複数の係合部3eが形成されている。係合部3e
は、円周方向に等間隔で形成されており、各係合部3e
間にプレート部材215の突起215cが挿入されてお
り、プレート部材215はフライホイールと相対回転不
能になっている。各係合部3eの内周側には、円周方向
に延びる溝3fが形成されている。溝3f内でエンジン
側にはプレート部材215の外周端が挿入されている。
さらに、溝3f内でトランスミッション側には、断面円
形のワイヤリング217が配置されている。このように
して、プレート部材215はフライホイール3の突起3
によって軸方向に支持されている。
【0039】プレッシャプレート209は、フライホイ
ール3側に押圧面209aを有している。また、プレッ
シャプレート209は、押圧面209aと反対側側面に
円周方向等間隔で複数のダイヤフラムスプリング回り止
め用突出部209bを有している。突出部209bは、
リベット216によりプレート部材215の内周部に固
定されている。この状態で、プレート部材215は、プ
レッシャプレート209をトランスミッション側に弾性
的に付勢している。
ール3側に押圧面209aを有している。また、プレッ
シャプレート209は、押圧面209aと反対側側面に
円周方向等間隔で複数のダイヤフラムスプリング回り止
め用突出部209bを有している。突出部209bは、
リベット216によりプレート部材215の内周部に固
定されている。この状態で、プレート部材215は、プ
レッシャプレート209をトランスミッション側に弾性
的に付勢している。
【0040】ダイヤフラムスプリング210は、図2か
ら明らかなように、円環状の押圧部210aと、押圧部
210aから半径方向内側に延びる多数のレバー部21
0bとから構成されている。押圧部210aの外周端
は、プレート部材215の円環状支持部215dによっ
てトランスミッション側を支持されている。すなわち、
従来のクラッチカバーは省略されている。クラッチカバ
ーが省略されることによって得られる効果は以下の通り
である。(a)部品点数が減り、その結果コストが下が
る。(b)軸方向寸法が短縮される。(c)フライホイ
ールの外周部にクラッチカバーの取付部を設ける必要が
ないので、クラッチディスクの摩擦フェーシングを径方
向に大きくできる。(d)ダイヤフラムスプリングの外
径を広げることができる。(e)プレッシャプレートの
放熱性が向上する。
ら明らかなように、円環状の押圧部210aと、押圧部
210aから半径方向内側に延びる多数のレバー部21
0bとから構成されている。押圧部210aの外周端
は、プレート部材215の円環状支持部215dによっ
てトランスミッション側を支持されている。すなわち、
従来のクラッチカバーは省略されている。クラッチカバ
ーが省略されることによって得られる効果は以下の通り
である。(a)部品点数が減り、その結果コストが下が
る。(b)軸方向寸法が短縮される。(c)フライホイ
ールの外周部にクラッチカバーの取付部を設ける必要が
ないので、クラッチディスクの摩擦フェーシングを径方
向に大きくできる。(d)ダイヤフラムスプリングの外
径を広げることができる。(e)プレッシャプレートの
放熱性が向上する。
【0041】押圧部210aの内周端はプレッシャプレ
ート209をエンジン側に付勢している。レバー部21
0bの先端は、レリーズ装置204に係合している。各
ダイヤフラムスプリング210のレバー部210bの根
元(外周側)間には、孔210cが形成されている。こ
の孔210cの一つおきにプレッシャプレート209b
の突出部209bが貫通している。
ート209をエンジン側に付勢している。レバー部21
0bの先端は、レリーズ装置204に係合している。各
ダイヤフラムスプリング210のレバー部210bの根
元(外周側)間には、孔210cが形成されている。こ
の孔210cの一つおきにプレッシャプレート209b
の突出部209bが貫通している。
【0042】以上に説明したように、従来のストラップ
レプレートの機能を果たすプレート部材215がプレッ
シャプレート209およびダイヤフラムスプリング21
0のトランスミッション側側面に配置されている。この
ため、プレート部材215の取付および取り外しが容易
になっている。その結果、クラッチディスク組立体20
2の交換が容易になる。
レプレートの機能を果たすプレート部材215がプレッ
シャプレート209およびダイヤフラムスプリング21
0のトランスミッション側側面に配置されている。この
ため、プレート部材215の取付および取り外しが容易
になっている。その結果、クラッチディスク組立体20
2の交換が容易になる。
【0043】さらに、この実施例では、プレート部材2
15がプレッシャプレート209の突出部209bとフ
ライホイール3の突起3dとに固定されているので、従
来のようにプレッシャプレートにプレート部材用の突起
を設けたり、フライホイール3の突起3bに固定部を加
工形成する必要がない。この結果、各部品の加工が容易
になり、製造コストが低くなる。
15がプレッシャプレート209の突出部209bとフ
ライホイール3の突起3dとに固定されているので、従
来のようにプレッシャプレートにプレート部材用の突起
を設けたり、フライホイール3の突起3bに固定部を加
工形成する必要がない。この結果、各部品の加工が容易
になり、製造コストが低くなる。
【0044】さらに、プレート部材21は円環状の一体
物であるで、プレッシャプレート209に対する付勢力
を円周方向に均一に与えることができる。レリーズ装置
204は、ダイヤフラムスプリング210のレバー部2
10bのエンジン側に当接するレバープレート218
と、レバープレート218の内周に固定されたレリーズ
ベアリング217と、レリーズベアリング217の内周
端が装着された第1円筒部材219と、第1円筒部材2
19内に一部が挿入固定された第2円筒部材220とか
ら構成されている。第2円筒部材220が図示しない装
置によりトランスミッション側に移動させられると、レ
バープレート218がダイヤフラムスプリング210の
レバー部210bをトランスミッション側に引き出し
て、プレッシャプレート209に対するダイヤフラムス
プリング210の押圧を解除する。
物であるで、プレッシャプレート209に対する付勢力
を円周方向に均一に与えることができる。レリーズ装置
204は、ダイヤフラムスプリング210のレバー部2
10bのエンジン側に当接するレバープレート218
と、レバープレート218の内周に固定されたレリーズ
ベアリング217と、レリーズベアリング217の内周
端が装着された第1円筒部材219と、第1円筒部材2
19内に一部が挿入固定された第2円筒部材220とか
ら構成されている。第2円筒部材220が図示しない装
置によりトランスミッション側に移動させられると、レ
バープレート218がダイヤフラムスプリング210の
レバー部210bをトランスミッション側に引き出し
て、プレッシャプレート209に対するダイヤフラムス
プリング210の押圧を解除する。
【0045】次に、動作について説明する。クランクシ
ャフト301からトルクがフレキシブルプレート2に入
力されると、そのトルクは、リング部材8、第1入力側
プレート13、第2入力側プレート14及びコイルスプ
リング22を介してドリブンプレート19に伝達され
る。ドリブンプレート19に伝達されたトルクはさらに
フライホイール3に伝達され、クラッチディスク組立体
202を介してメインドライブシャフト302へと伝え
られる。またプレッシャプレート209はプレート部材
215を介してフライホイール3と一体回転する。
ャフト301からトルクがフレキシブルプレート2に入
力されると、そのトルクは、リング部材8、第1入力側
プレート13、第2入力側プレート14及びコイルスプ
リング22を介してドリブンプレート19に伝達され
る。ドリブンプレート19に伝達されたトルクはさらに
フライホイール3に伝達され、クラッチディスク組立体
202を介してメインドライブシャフト302へと伝え
られる。またプレッシャプレート209はプレート部材
215を介してフライホイール3と一体回転する。
【0046】クランクシャフト301からリング部材8
に伝わるトルクに含まれる曲げ振動は、フレキシブルプ
レート2によって抑えられ、減衰部4側に伝達されにく
い。たとえ曲げ振動が伝達されたとしても、その曲げ荷
重は、軸受17と、ハウジング27の環状突起27bと
ドリブンプレート19のシール用溝19bとの係合部と
によって分担されて支持される。したがって、軸受17
にかかる荷重が少なくなるので、軸受17を径方向に小
型化できる。
に伝わるトルクに含まれる曲げ振動は、フレキシブルプ
レート2によって抑えられ、減衰部4側に伝達されにく
い。たとえ曲げ振動が伝達されたとしても、その曲げ荷
重は、軸受17と、ハウジング27の環状突起27bと
ドリブンプレート19のシール用溝19bとの係合部と
によって分担されて支持される。したがって、軸受17
にかかる荷重が少なくなるので、軸受17を径方向に小
型化できる。
【0047】レリーズ装置204がトランスミッション
側に移動させられると、ダイヤフラムスプリング210
のプレッシャプレート209に対する押圧が解除され
る。すると、プレート部材215の付勢力によってプレ
ッシャプレートがフライホイール3側から離れる。その
結果クラッチディスク205がフライホイール3の摩擦
面3aから離れる。このとき、レリーズ荷重がフライホ
イール3にも作用して軸受171にスラスト荷重がかか
るが、フライホイール3はドリブンプレート19とリベ
ット20により固定されているために、フライホイール
3に作用した荷重は環状ハウジング27の環状突起27
bと軸受17とによって分担して支持される。したがっ
て、軸受17にかかる荷重が少なくなるので、軸受17
を径方向に小型化でき、安価な軸受を用いることができ
る。
側に移動させられると、ダイヤフラムスプリング210
のプレッシャプレート209に対する押圧が解除され
る。すると、プレート部材215の付勢力によってプレ
ッシャプレートがフライホイール3側から離れる。その
結果クラッチディスク205がフライホイール3の摩擦
面3aから離れる。このとき、レリーズ荷重がフライホ
イール3にも作用して軸受171にスラスト荷重がかか
るが、フライホイール3はドリブンプレート19とリベ
ット20により固定されているために、フライホイール
3に作用した荷重は環状ハウジング27の環状突起27
bと軸受17とによって分担して支持される。したがっ
て、軸受17にかかる荷重が少なくなるので、軸受17
を径方向に小型化でき、安価な軸受を用いることができ
る。
【0048】次に、クランクシャフト301からフライ
ホイール組立体1に捩じり振動が伝達されたときのフラ
イホイール組立体1の動作について説明する。ただし、
ここでは、捩じり振動が伝わってきたときの動作を、出
力側機構(ドリブンプレート19及びフライホイール
3)を他の図示しない部材に回転不能に固定して、それ
に対して入出力側機構(第1入力側プレート13、第2
入力側プレート14及び環状ハウジング27)を捩じっ
た場合の動作に置き換えて説明する。
ホイール組立体1に捩じり振動が伝達されたときのフラ
イホイール組立体1の動作について説明する。ただし、
ここでは、捩じり振動が伝わってきたときの動作を、出
力側機構(ドリブンプレート19及びフライホイール
3)を他の図示しない部材に回転不能に固定して、それ
に対して入出力側機構(第1入力側プレート13、第2
入力側プレート14及び環状ハウジング27)を捩じっ
た場合の動作に置き換えて説明する。
【0049】まず、スライドストッパー29の円周方向
壁部がドリブンプレート19の突起19dに当接しない
小さな偏位角度の捩じり振動(以後、微小振動という)
が伝達されたときの動作を説明する。図5に示す自由状
態で環状ハウジング27がR2 側に捩じれたとする。す
ると、スライドストッパー29がR2 側に移動し、図6
に示すように、スライドストッパー29内で第1小分室
33は拡張され第2小分室34は縮小される。第2小分
室34から第1小分室33へは粘性流体はスライドスト
ッパー29の外周部と突起19dとの間及びリターンホ
ール27cの部分を通って自由に流れる。また、粘性流
体はスライドストッパー29内と環状空間Aとの間でリ
ターンホール27cを通って大きな抵抗がなく行き来で
きる。
壁部がドリブンプレート19の突起19dに当接しない
小さな偏位角度の捩じり振動(以後、微小振動という)
が伝達されたときの動作を説明する。図5に示す自由状
態で環状ハウジング27がR2 側に捩じれたとする。す
ると、スライドストッパー29がR2 側に移動し、図6
に示すように、スライドストッパー29内で第1小分室
33は拡張され第2小分室34は縮小される。第2小分
室34から第1小分室33へは粘性流体はスライドスト
ッパー29の外周部と突起19dとの間及びリターンホ
ール27cの部分を通って自由に流れる。また、粘性流
体はスライドストッパー29内と環状空間Aとの間でリ
ターンホール27cを通って大きな抵抗がなく行き来で
きる。
【0050】図6の状態からさらに捩じり動作を続ける
と、やがて図7に示すようにスライドストッパー29に
おいてR1 側の円周方向壁部がドリブンプレート19の
突起19dに当接する。これ以後は、スライドストッパ
ー29はドリブンプレート19に係止された状態とな
り、環状ハウジング27とスライドストッパー29との
間に相対回転が生じる。なお、図7に示す状態では第2
大分室32とリターンホール27cとは連通している
が、さらに捩じり動作が進むと図8に示すようにリター
ンホール27cは突起19dによって塞がれる。
と、やがて図7に示すようにスライドストッパー29に
おいてR1 側の円周方向壁部がドリブンプレート19の
突起19dに当接する。これ以後は、スライドストッパ
ー29はドリブンプレート19に係止された状態とな
り、環状ハウジング27とスライドストッパー29との
間に相対回転が生じる。なお、図7に示す状態では第2
大分室32とリターンホール27cとは連通している
が、さらに捩じり動作が進むと図8に示すようにリター
ンホール27cは突起19dによって塞がれる。
【0051】図5に示す自由状態から環状ハウジング2
7がR1 側に捩じれた場合にも前述した動作と同様の動
作が行われる。微小振動時にはスライドストッパー29
と環状ハウジング27との間で相対回転がないので第2
大分室32は縮小されず、チョーク部Cを粘性流体が通
過しない。すなわち、微小振動時には大粘性抵抗は生じ
ない。また、コイルスプリング22はドリブンプレート
19の窓孔19a及び入力側プレート13,14のスプ
リング収容部13a,14aに対して偏当たり状態で伸
縮している。したがって、低剛性状態が得られる。すな
わち、微小振動の場合は、低剛性・小粘性抵抗の特性が
得られ、トランスミッションの歯打ち音、こもり音等の
異音発生を効果的に抑える。
7がR1 側に捩じれた場合にも前述した動作と同様の動
作が行われる。微小振動時にはスライドストッパー29
と環状ハウジング27との間で相対回転がないので第2
大分室32は縮小されず、チョーク部Cを粘性流体が通
過しない。すなわち、微小振動時には大粘性抵抗は生じ
ない。また、コイルスプリング22はドリブンプレート
19の窓孔19a及び入力側プレート13,14のスプ
リング収容部13a,14aに対して偏当たり状態で伸
縮している。したがって、低剛性状態が得られる。すな
わち、微小振動の場合は、低剛性・小粘性抵抗の特性が
得られ、トランスミッションの歯打ち音、こもり音等の
異音発生を効果的に抑える。
【0052】次に、大きな偏位角度を有する捩じり振動
(以後、大振動という)が伝達されたときの動作につい
て説明する。図9に示す自由状態から環状ハウジング2
7がドリブンプレート19に対してR2 側に捩じれだし
たとする。すると、スライドストッパー29がR2 側に
移動し、微小振動の場合と同様に図5から図8までの動
作を行う。図8に示すように第2大分室32のR2 側が
スライドストッパー29とドリブンプレート19の突起
19dとの間でシールされた状態になると、第2大分室
32は縮小され始める。この結果、第2大分室32内の
粘性流体はチョーク部Cを通ってR1 側の弧状流体室B
1 へと流れる。粘性流体がチョーク部Cを流れるときに
は大きな粘性抵抗が生じる。なお、各第1大分室31内
には、リターンホール27cを通って流体空間Aから粘
性流体がスムーズに流入する。
(以後、大振動という)が伝達されたときの動作につい
て説明する。図9に示す自由状態から環状ハウジング2
7がドリブンプレート19に対してR2 側に捩じれだし
たとする。すると、スライドストッパー29がR2 側に
移動し、微小振動の場合と同様に図5から図8までの動
作を行う。図8に示すように第2大分室32のR2 側が
スライドストッパー29とドリブンプレート19の突起
19dとの間でシールされた状態になると、第2大分室
32は縮小され始める。この結果、第2大分室32内の
粘性流体はチョーク部Cを通ってR1 側の弧状流体室B
1 へと流れる。粘性流体がチョーク部Cを流れるときに
は大きな粘性抵抗が生じる。なお、各第1大分室31内
には、リターンホール27cを通って流体空間Aから粘
性流体がスムーズに流入する。
【0053】図10に示す位置から、ハウジング27が
R1 側に捩じれると、中立位置を通過し、図10と逆の
動作を行う。以上に説明したように、大振動時には、大
きな粘性抵抗が得られる。しかも、捩じり角度が大きく
なるとコイルスプリング22のシート部材23が窓孔1
9aの端部及びスプリング収容部13a,14aの端部
に全面的に当たるようになるので剛性が高くなってい
る。すなわち、大振動の場合は、高剛性・大粘性抵抗の
特性が得られ、ティップイン・ティップアウト時の振動
(アクセルペダルを急に操作したときに生じる車体の前
後の大きな振れ)を効果的に減衰できる。
R1 側に捩じれると、中立位置を通過し、図10と逆の
動作を行う。以上に説明したように、大振動時には、大
きな粘性抵抗が得られる。しかも、捩じり角度が大きく
なるとコイルスプリング22のシート部材23が窓孔1
9aの端部及びスプリング収容部13a,14aの端部
に全面的に当たるようになるので剛性が高くなってい
る。すなわち、大振動の場合は、高剛性・大粘性抵抗の
特性が得られ、ティップイン・ティップアウト時の振動
(アクセルペダルを急に操作したときに生じる車体の前
後の大きな振れ)を効果的に減衰できる。
【0054】図10に示すように、環状ハウジング27
がドリブンプレート19に対して一定角度R2 側に捩じ
れた状態で微小振動が伝達されたとする。すると、スラ
イドストッパー29は円周方向壁部が突起19dに当接
する角度範囲内で突起19dに対して往復捩じれ動作を
繰り返す。このときは、粘性流体はチョーク部Cを流れ
ず大きな粘性抵抗を発生しない。すなわち、環状ハウジ
ング27とドリブンプレート19との捩じれ角度が大き
くなっていても、微小振動を効果的に吸収できる。
がドリブンプレート19に対して一定角度R2 側に捩じ
れた状態で微小振動が伝達されたとする。すると、スラ
イドストッパー29は円周方向壁部が突起19dに当接
する角度範囲内で突起19dに対して往復捩じれ動作を
繰り返す。このときは、粘性流体はチョーク部Cを流れ
ず大きな粘性抵抗を発生しない。すなわち、環状ハウジ
ング27とドリブンプレート19との捩じれ角度が大き
くなっていても、微小振動を効果的に吸収できる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係るクラッチ押圧組立体では、
プレート部材がプレッシャプレートの押圧面と反対側に
配置されている。そのため、プレッシャプレートをフラ
イホイールから取り外す際に、プレート部材を容易に取
り外せる。この結果、クラッチディスク組立体の交換が
容易になる。また、プレート部材には複数のスリットが
形成されており、プレート部材の軸方向の剛性が低下す
る。
プレート部材がプレッシャプレートの押圧面と反対側に
配置されている。そのため、プレッシャプレートをフラ
イホイールから取り外す際に、プレート部材を容易に取
り外せる。この結果、クラッチディスク組立体の交換が
容易になる。また、プレート部材には複数のスリットが
形成されており、プレート部材の軸方向の剛性が低下す
る。
【0056】プレート部材が押圧部材を支持する支持部
を有している場合、従来のクラッチカバーを省略できる
ので、部品点数を減らすことができ、さらにコストを下
げることができる。また、クラッチカバーを省略できる
と、クラッチディスクの外径を大きくすることができ、
クラッチの摩擦面をより大きくできる。さらに、組立体
全体の軸方向寸法を短縮できる。
を有している場合、従来のクラッチカバーを省略できる
ので、部品点数を減らすことができ、さらにコストを下
げることができる。また、クラッチカバーを省略できる
と、クラッチディスクの外径を大きくすることができ、
クラッチの摩擦面をより大きくできる。さらに、組立体
全体の軸方向寸法を短縮できる。
【0057】プレート部材が円環状プレートの場合は、
プレッシャプレートに対する付勢力を円周方向に均一化
できる。プレート部材のスリットは、外周端と内周端と
から径方向に交互に延びている場合は、プレート部材の
軸方向剛性をさらに低下させることができる。
プレッシャプレートに対する付勢力を円周方向に均一化
できる。プレート部材のスリットは、外周端と内周端と
から径方向に交互に延びている場合は、プレート部材の
軸方向剛性をさらに低下させることができる。
【0058】プレート部材の内周端が押圧部材の孔を貫
通するプレッシャプレート突出部に固定されている場合
は、プレッシャプレートにプレート部材を固定するため
の部分を特別に形成する必要が無くなる。その結果、プ
レッシャプレートの加工が容易になり、製造コストを下
げることができる。
通するプレッシャプレート突出部に固定されている場合
は、プレッシャプレートにプレート部材を固定するため
の部分を特別に形成する必要が無くなる。その結果、プ
レッシャプレートの加工が容易になり、製造コストを下
げることができる。
【0059】押圧部材は、外周端が前記プレート部材の
前記支持部に支持されており、半径方向中間部がプレッ
シャプレートをフライホイール側に押圧している場合
は、前記作用がさらに有効になる。
前記支持部に支持されており、半径方向中間部がプレッ
シャプレートをフライホイール側に押圧している場合
は、前記作用がさらに有効になる。
【図1】本発明の一実施例による動力伝達装置の断面側
面図。
面図。
【図2】トランスミッション側から見た動力伝達装置の
一部切欠き正面図。
一部切欠き正面図。
【図3】エンジン側から見た動力伝達装置の一部切欠き
正面図。
正面図。
【図4】図1の拡大部分図。
【図5】図2の拡大部分図。
【図6】捩じれ動作の一状態を示す、図5に相当する
図。
図。
【図7】捩じれ動作の一状態を示す、図5に相当する
図。
図。
【図8】捩じれ動作の一状態を示す、図5に相当する
図。
図。
【図9】図2の拡大部分図。
【図10】捩じれ動作の一状態を示す、図9に相当する
図。
図。
【図11】エンジン側から見た動力伝達装置の一部切欠
き正面図。
き正面図。
【図12】動力伝達装置の一部断面斜視図。
1 フライホイール組立体 2 フレキシブルプレート 3 フライホイール 3a 摩擦面 3d 突起 4 減衰部 201 動力伝達装置 202 クラッチディスク組立体 203 クラッチ押圧組立体 209 プレッシャプレート 210 ダイヤフラムスプリング 215 プレート部材
Claims (4)
- 【請求項1】摩擦面を有し入力側回転体に連結されるフ
ライホイールと、前記摩擦面に当接可能なクラッチディ
スクを有し出力側回転体に連結されるクラッチディスク
組立体とを有するクラッチ装置に設けられ、前記クラッ
チディスクを前記摩擦面に押圧及び押圧解除するための
クラッチ押圧組立体であって、 前記クラッチディスクを前記摩擦面に押圧するための押
圧面を有するプレッシャプレートと、 前記プレッシャプレートを前記摩擦面に押圧するための
押圧部材と、 前記プレッシャプレートの前記押圧面と反対側に配置さ
れ、前記フライホイールと前記プレッシャプレートとを
相対回転不能に連結するとともに軸方向に弾性変形可能
であり、前記押圧部材による前記プレッシャプレートへ
の押圧が解除されたときに前記プレッシャプレートを前
記フライホイール側から引き離すための付勢力を前記プ
レッシャプレートに与えるプレート部材と、を備え、 前記プレート部材には複数のスリットが形成されてい
る、クラッチ押圧組立体。 - 【請求項2】前記プレート部材は、外周部が前記フライ
ホイールに固定され、内周部が前記プレッシャプレート
に固定された円環状プレートである、請求項1に記載の
クラッチ押圧組立体。 - 【請求項3】前記プレート部材の前記スリットは、外周
端と内周端とから径方向に交互に延びている、請求項2
に記載のクラッチ押圧組立体。 - 【請求項4】前記押圧部材は複数の孔を有する円板状弾
性部材であり、 前記プレッシャプレートは、前記複数の孔を貫通して軸
方向に突出する突出部 を有し、 前記プレート部材の前記内周端は前記突出部に固定され
ている、請求項2または3に記載のクラッチ押圧組立
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03703994A JP3245294B2 (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | クラッチ押圧組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03703994A JP3245294B2 (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | クラッチ押圧組立体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07243453A JPH07243453A (ja) | 1995-09-19 |
| JP3245294B2 true JP3245294B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=12486476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03703994A Expired - Fee Related JP3245294B2 (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | クラッチ押圧組立体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3245294B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP03703994A patent/JP3245294B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07243453A (ja) | 1995-09-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |