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JP3253920B2 - 多段型シリンダ装置 - Google Patents
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JP3253920B2 - 多段型シリンダ装置 - Google Patents

多段型シリンダ装置

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JP3253920B2 JP14374298A JP14374298A JP3253920B2 JP 3253920 B2 JP3253920 B2 JP 3253920B2 JP 14374298 A JP14374298 A JP 14374298A JP 14374298 A JP14374298 A JP 14374298A JP 3253920 B2 JP3253920 B2 JP 3253920B2
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幸雄 吉川
健 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッドとロッドカ
バーとの摺接部分から漏れた油が周囲に飛び散らないよ
うに改良された多段型シリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、多段型シリンダ装置(テ
レスコピックシリンダ装置)は、しばしば油圧エレベー
タに使用される。
【0003】図7は従来における油圧エレベータ用の多
段型シリンダ装置80を示す図である。図7に示される
ように、多段型シリンダ装置80は、最も外側の基本シ
リンダチューブ81、基本シリンダチューブ81の内側
に入れ子式に順次装着された可動シリンダチューブ8
2,83及びピストンロッド84、基本シリンダチュー
ブ81の端部に取り付けられたロッドカバー91、可動
シリンダチューブ82の端部に取り付けられたロッドカ
バー92、可動シリンダチューブ83の端部に取り付け
られたロッドカバー93、及び各ロッドカバー91,9
2,93にそれぞれ設けられたロッドパッキン91P,
92P,93Pなどから構成される。
【0004】ロッドカバー91の上端面には回収溝91
S及びドレイン管95が設けられている。ピストンロッ
ド84の先端には運搬用のカゴが取り付けられる。多段
型シリンダ装置80において、基本シリンダチューブ8
1に設けられた図示しないポートから流体室81Aに圧
油を供給すると、可動シリンダチューブ82,83及び
ピストンロッド84は上方に往動し、カゴは上方へ移動
する。これとは逆に、そのポートから圧油を排出する
と、可動シリンダチューブ82,83及びピストンロッ
ド84は下方に復動し、カゴは下方へ移動する。
【0005】多段型シリンダ装置80においては、駆動
時に、流体室81A内の駆動用の油が、グランド部つま
りロッドパッキン91P,92P,93Pと可動シリン
ダチューブ82,83又はピストンロッド84とのそれ
ぞれの間の隙間から僅かに漏れるように構成される。漏
れた油は潤滑油として作用し、摺動部のビビリなどを無
くして可動シリンダチューブ82,83及びピストンロ
ッド84の動きを円滑にする。その結果、油圧エレベー
タのカゴ等の振動が少なくなり、乗り心地が良くなる。
【0006】ところで、ロッドパッキン93Pとピスト
ンロッド84との間の隙間から漏れた油は、矢印M1で
示す経路を伝って流れ落ちる。ロッドカバー93から矢
印M1で示す経路で流れた油、及びロッドパッキン92
Pと可動シリンダチューブ83との間の隙間から漏れた
油は、矢印M2で示す経路を流れ落ちる。
【0007】つまり、油は可動シリンダチューブ83の
外周面、ロッドカバー92の上端面、外周面、及び下端
面、並びに可動シリンダチューブ83の外周面に沿って
この順に流れ、ロッドカバー91の上端面に達する。そ
してロッドカバー91の上端面に設けられた回収溝91
Sで回収され、ドレイン管95を通じて多段型シリンダ
装置80の外部へ排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来の多段型シ
リンダ装置80において、漏れた油は、ロッドカバー9
3,92の外周面の下端部93D,92Dに達したとき
に、そこで油の滴(しずく)が形成され易くなる。また
ロッドカバー93,92の下端面にはテーパが形成され
て油が流れるようにはなっているが、その傾斜が緩いの
で油の流れる速度は遅い。
【0009】したがって、下端部93D,92Dで滴と
なった油、又は各周面部を伝っている油は、可動シリン
ダチューブ82,83及びピストンロッド84が動作し
たときに、その加速度又は振動によって、周面部を伝い
切れなくなり滴となって落下することがある。そうする
と、落下した油の滴が細かい粒となって周囲に飛び散
り、多段型シリンダ装置80の周辺を汚す。また、その
周辺に油のにおいが漂うことになる。
【0010】多段型シリンダ装置80は家庭用の油圧エ
レベータとして用いられることが多く、エレベータのカ
ゴや床の周辺が油で汚れ、また油のにおいが漂うことは
好ましくない。
【0011】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、グランド部から漏れる油が周囲に飛び散ることを
防止した多段型シリンダ装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、最も外側の基本シリンダチューブと、前記基本シ
リンダチューブの内側に入れ子式に順次装着された複数
の可動シリンダチューブと、前記各可動シリンダチュー
ブの端部に設けられたロッドカバーとを有し、前記可動
シリンダチューブを略鉛直方向に沿って駆動して使用す
る多段型シリンダ装置において、各ロッドカバーには、
ロッドカバーと可動シリンダチューブとの隙間から漏れ
て出てくる油を当該ロッドカバーの設けられた可動シリ
ンダチューブの外周面に沿って流れ落ちるように導く誘
導部が設けられてなる。
【0013】請求項2の発明に係る装置は、前記誘導部
は、前記各ロッドカバーの上端面に設けられ前記上端面
の上に流れる油を回収する円環状の回収溝と、前記回収
溝に連通し前記回収溝で回収された油を前記可動シリン
ダチューブの外周面側に向けて導く連通部とからなる。
【0014】請求項3の発明に係る装置は、前記連通部
として、前記ロッドカバーの上端面側から下端面側に向
けてあけられた縦穴と、前記ロッドカバーの外周面から
内周面に貫通し且つ前記縦穴に連通する横穴とが設けら
れ、前記横穴には、当該連通部を流れる油が前記ロッド
カバーの半径方向外方へ流れ出ることを防止し且つ前記
ロッドカバーを当該ロッドカバーの設けられた可動シリ
ンダチューブに固定するためのネジ部材が設けられてな
る。
【0015】請求項4の発明に係る装置は、前記ロッド
カバーの設けられた可動シリンダチューブには、当該ロ
ッドカバーの下端部に対する部分より下方の部分におい
て、当該ロッドカバーの下端部の内径よりも大きな径を
有する径大部が設けられてなる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は本発明
に係る第1の実施形態の多段型シリンダ装置1の一部を
断面して示す正面図、図2は多段型シリンダ装置1に用
いられるロッドカバー22の要部を示す断面図、図3は
ロッドカバー22の平面図である。
【0017】図1において、多段型シリンダ装置1は、
基本シリンダチューブ11、1段目の可動シリンダチュ
ーブ21、2段目の可動シリンダチューブ31、ピスト
ンロッド41、ロッドカバー12,22,32、ダスト
ワイパー15,25,35、及びロッドパッキン14,
24,34などから構成される。
【0018】基本シリンダチューブ11は、最も外側の
シリンダチューブであり、その下端面は専用の基台に取
り付けられ建屋のピットに固定される。基本シリンダチ
ューブ11の内側には、1段目の可動シリンダチューブ
21、2段目の可動シリンダチューブ31、及びピスト
ンロッド41がこの順で入れ子式に装着されている。
【0019】基本シリンダチューブ11の上端部にはロ
ッドカバー12が取り付けられ、ロッドカバー12の内
周面を1段目の可動シリンダチューブ21が摺動する。
1段目の可動シリンダチューブ21の上端部にはロッド
カバー22が取り付けられ、ロッドカバー22の内周面
を2段目の可動シリンダチューブ31が摺動する。
【0020】2段目の可動シリンダチューブ31の上端
部にはロッドカバー32が取り付けられ、ロッドカバー
32の内周面をピストンロッド41が摺動する。ピスト
ンロッド41の先端には運搬用のカゴが取り付けられ、
多段型シリンダ装置1によって上下駆動される。
【0021】ロッドカバー12,22,32には、それ
ぞれ誘導部13,23,33が設けられている。誘導部
13,23,33は、漏れた油の流路となる。ロッドカ
バー22は、円筒状の摺動部材22Wと固定部材22F
とから構成される。
【0022】固定部材22Fは、摺動部材22Wを1段
目の可動シリンダチューブ21と固定部材22Fとの間
に挟み込んだ状態で、その内周面に設けられた雌ネジを
1段目の可動シリンダチューブ21の雄ネジに螺合させ
ることによって、1段目の可動シリンダチューブ21に
取り付けられている。
【0023】図2及び図3を参照して、固定部材22F
は、外周面が円周面であり、その上端面には外周面と同
心の円環状の回収溝23Mが設けられている。回収溝2
3Mは、固定部材22Fの上端面に流れてきた油がそれ
よりも外側へ行かないようにし、その油を捕獲して回収
する。固定部材22Fの下方の内側には、その外周と同
心の円環状の空洞部23Vが設けられている。回収溝2
3Mと空洞部23Vとは、固定部材22Fの上端面側か
ら下端面側に向かって縦方向に開けられた連通穴23R
によって連通している。したがって、回収溝23Mで回
収された油は、連通穴23Rを伝って空洞部23Vに流
れ落ちる。
【0024】回収溝23M、空洞部23V、及び連通穴
23Rによって、誘導部23が構成されている。固定部
材22Fの下端部22FSと1段目の可動シリンダチュ
ーブ21の外周面との間に、0.5〜1.0mm程度の
狭い隙間23VEが設けられている。隙間23VEが狭
いので、空洞部23Vに流れ込んだ油は滴を形成するこ
となく、全て1段目の可動シリンダチューブ21の外周
面に伝わって流れる。
【0025】また、1段目の可動シリンダチューブ21
には、ロッドカバー22の下端部22FSに対する部分
より下方の部分において、下端部22FSの内径よりも
大きな径を有した径大部21Dが設けられている。
【0026】図1に戻って、ロッドカバー32に設けら
れた連通部33も、上に述べたロッドカバー22におけ
る連通部23と同様な形状である。また、2段目の可動
シリンダチューブ31にも、上に述べた径大部21Dと
同様な径大部31Dが設けられている。
【0027】ロッドカバー12の上端面には、その外周
と同心の円環状の回収溝13Mが設けられている。ま
た、ロッドカバー12の横方向に開けられ回収溝13M
に連通する連通穴13Rが設けられ、そこにドレイン管
16が取り付けられている。
【0028】次に、多段型シリンダ装置1において、漏
れた油の流れる経路について説明する。図1において、
各グランド部から漏れた油は、矢印で示す経路で周面部
を流れ落ちる。
【0029】図2に示されるように、例えば2段目の可
動シリンダチューブ31とロッドカバー22との間の隙
間から漏れた油は、回収溝23Mで回収され、連通穴2
3Rを通って1段目の可動シリンダチューブ21の外周
面に向けて流れ出る。固定部材22Fの下端部22FS
と可動シリンダチューブ21の外周面との間の隙間23
VEは、上述したように0.5〜1.0mm程度と狭い
ので、空洞部23Vに流れ込んだ油は、滴を形成するこ
となく、全て1段目の可動シリンダチューブ21の外周
面に伝わって流れる。
【0030】ロッドカバー32に設けられた誘導部33
においても、上述した誘導部23と同様の作用を有する
ので、油が滴を形成することなく、全て2段目の可動シ
リンダチューブ31の外周面に伝わって流れる。
【0031】そのため、油がロッドカバー22,32の
下端面に滞留することがなく、またそこに油の滴が形成
されることもない。したがって、可動シリンダチューブ
21,31及びピストンロッド41が動作した場合のよ
うに加速度又は振動が発生しても、油が滴となって落下
することがなく、したがって油によって周辺が汚れたり
周辺に油のにおいが漂うことが防止される。
【0032】また、例えば固定部材22Fの加工精度が
悪かったり経年変化などにより、隙間23VEが広くな
って下端部22FSに油の滴が形成されてしまった場合
であっても、その油の滴の落下は径大部21Dで受け止
められるので、径大部21Dより下方に落下することな
く1段目の可動シリンダチューブ21の外周面に伝わっ
て流れることとなる。これによっても、油が周囲に飛び
散ることが防止される。
【0033】可動シリンダチューブ31に設けられた径
大部31Dについても、上述の径大部21Dと同様な作
用を有するので、ここでも油が周囲に飛び散ることが防
止される。
【0034】なお、矢印に示す経路を流れ落ちた油は、
ロッドカバー12の上端面に流れ落ち、ここで回収溝1
3Mで回収され、ドレイン管16を通して外部のタンク
などに排出される。排出された油は、例えばフィルタな
どを通過してきれいにされた後に油タンクに戻されて再
利用される。 [第2の実施形態]図4は本発明に係る第2の実施形態
の多段型シリンダ装置1Aに用いられるロッドカバー2
2aの要部を示す断面図、図5はロッドカバー22aに
おける連通穴23aR及びセットネジ28を拡大して示
す図である。
【0035】多段型シリンダ装置1Aは、各ロッドカバ
ーを除いては多段型シリンダ装置1と同様な構成であ
る。図4及び図5において、多段型シリンダ装置1と同
一の構成部分には同一の符号を付してある。
【0036】図4において、ロッドカバー22aは、摺
動部材22Wと固定部材22aFとから構成される。固
定部材22aFには、多段型シリンダ装置1の固定部材
22Fの場合と同様な、回収溝23aM及び連通穴23
aRが設けられている。回収溝23aM及び連通穴23
aRによって誘導部23aが構成される。
【0037】多段型シリンダ装置1Aにおいて、連通穴
23aRは、縦穴23aRTと横穴23aRYとからな
る。縦穴23aRTは、固定部材22aFの上端面側か
ら下端面側に向けて固定部材22aFの下端面を貫通し
ないところまであけられている。横穴23aRYは、固
定部材22aFの外周面から内周面に貫通し、且つ縦穴
23aRTに連通している。
【0038】図5によく示されるように、横穴23aR
Yの内周面にはネジ山が設けられており、セットネジ2
8が取り付けられている。セットネジ28は、連通穴2
3aRを流れる油が固定部材22aFの半径方向外方へ
流れ出ることを防止する作用をも有する。
【0039】セットネジ28の先端部は細くなってお
り、その外周面と横穴23aRYの内周面との間に油の
流れる流路が形成されている。また、セットネジ28
は、その先端面28Fを1段目の可動シリンダチューブ
21のネジのない部分に当接させた状態で締めつけられ
ている。これにより、固定部材22aFは1段目の可動
シリンダチューブ21にしっかりと固定される。また、
セットネジ28の先端面28Fが可動シリンダチューブ
21の外周面のネジ部の形成されていない部分に当接す
るので、パッキンの交換などのために固定部材22aF
を着脱する際に、ネジ部やパッキンを傷めることが防止
される。また、固定部材22aFにおいては、固定部材
22Fにおける空洞部23Vが不要であるので、その加
工又は成形が容易である。
【0040】このように、横穴23aRYは、油の流路
の一部を形成するだけでなく、セットネジ28の取付け
穴も兼ねる。したがって、セットネジ専用の横穴を別途
設ける必要がない。
【0041】なお、図示は省略したが、2段目の可動シ
リンダチューブ31の端部に取り付けられたロッドカバ
ーにおいても、上述したロッドカバー22aにおける場
合と同様な縦穴及び横穴が設けられ、その横穴にはセッ
トネジ28と同様なセットネジが取り付けられている。
【0042】なお、漏れた油の流れる経路は、図4に矢
印で示す通りであり、第1の実施形態の場合と同様であ
る。この実施形態においては、横穴23aRYにセット
ネジ28を設けたが、横穴23aRYには油が外方へ出
るのを防止するためのキャップを設け、セットネジのた
めのネジ穴を別途設けるように構成してもよい。
【0043】[第3の実施形態]図6は本発明に係る第
3の実施形態の多段型シリンダ装置1Bに用いられるロ
ッドカバー22bの要部を示す断面図である。
【0044】多段型シリンダ装置1Bは、各ロッドカバ
ーを除いては多段型シリンダ装置1と同様な構成であ
る。図6において多段型シリンダ装置1と同一の構成部
分には同一の符号を付してある。
【0045】ロッドカバー22bは、摺動部材22Wと
固定部材22bFとから構成される。固定部材22bF
の上端面はテーパを有している。固定部材22bFの下
方の内側には、その外周面と同心の円環状の凹部23b
Vが設けられている。固定部材22bFの周壁には、誘
導穴23bが開けられている。誘導穴23bは、固定部
材22bFの外周面側から内周面側に向けて下りの傾斜
を有する1つの貫通穴である。
【0046】固定部材22bFにおいて、誘導穴23b
より下方における外周面の径は、誘導穴23bより上方
における外周面の径よりも大きく、ここにおいて油受け
22bUが形成される。
【0047】固定部材22bFの下端部22bFSと1
段目の可動シリンダチューブ21の外周面との間の隙間
23bVEは、上述と同様0.5〜1.0mm程度に狭
く形成されている。
【0048】図6において矢印は油の流れる経路を示
す。漏れた油は、固定部材22bFの上端面に沿って固
定部材22bFの半径方向外方に流れ、固定部材22b
Fの外周面を伝って流れ落ちる。固定部材22bFの外
周面を伝って流れ落ちる油は、油受け22bUによって
誘導穴23bに導かれる。これによって、油が固定部材
22bFの下方に垂れ落ちることが防止される。誘導穴
23bに入った油は、1段目の可動シリンダチューブ2
1の外周面側に向かって流れ、凹部23bVに流れ込
む。
【0049】凹部23bVに流れ込んだ油は、第1の実
施形態の場合と同様に、滴を形成することなく、全て1
段目の可動シリンダチューブ21の外周面に伝わって流
れる。このため、油が周囲に飛び散ることがない。
【0050】上述の実施形態1及び実施形態2におい
て、連通穴23R、23aRを1つ又は複数個設けるこ
とができる。上述した第3の実施形態において、誘導穴
23bは、斜めの直線方向にあけられた1つの穴である
が、これを複数個の穴としてもよい。
【0051】上述の実施形態1〜3において、多段型シ
リンダ装置1,1A,1Bの段数は3段であるが、2段
又は4段以上としてもよい。その他、多段型シリンダ装
置1,1A,1Bの全体又は各部の構成、構造、形状、
材質、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更する
ことができる。
【0052】本発明の多段型シリンダ装置は、エレベー
タ用に限らず、照明装置の昇降用、看板の昇降用、その
他の種々の用途の多段ジャッキ又はシリンダー装置に適
用できる。
【0053】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によると、
漏れた油が滴を形成しないため油が周囲に飛び散ること
が防止される。
【0054】請求項3の発明によると、セットネジ専用
の横穴を別途設ける必要がない。請求項4の発明による
と、ロッドカバーの精度が低い場合などで万が一油の滴
が形成された場合であっても、径大部によって油の滴の
落下が受け止められ、油が周囲に飛び散ることが防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の多段型シリンダ
装置の一部断面図である。
【図2】ロッドカバーの要部を示す断面図である。
【図3】ロッドカバーの平面図である。
【図4】第2の実施形態の多段型シリンダ装置に用いら
れるロッドカバーの要部を示す断面図である。
【図5】連通穴及びセットネジを拡大して示す図であ
る。
【図6】第3の実施形態の多段型シリンダ装置に用いら
れるロッドカバーの要部を示す断面図である。
【図7】従来における油圧エレベータ用の多段型シリン
ダ装置の一部断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 多段型シリンダ装置 11 基本シリンダチューブ 12,22,32 ロッドカバー 13,23,33 誘導部 21,31 可動シリンダチューブ 21D,31D 径大部 22FS,22bFS 下端部 23M,23aM 回収溝 23R,23aR 連通穴(連通部) 23V 空洞部(連通部) 23b 誘導穴(誘導部) 23aRT 縦穴 23aRY 横穴 28 ネジ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最も外側の基本シリンダチューブと、前記
    基本シリンダチューブの内側に入れ子式に順次装着され
    た複数の可動シリンダチューブと、前記各可動シリンダ
    チューブの端部に設けられたロッドカバーとを有し、前
    記可動シリンダチューブを略鉛直方向に沿って駆動して
    使用する多段型シリンダ装置において、 各ロッドカバーには、ロッドカバーと可動シリンダチュ
    ーブとの隙間から漏れて出てくる油を当該ロッドカバー
    の設けられた可動シリンダチューブの外周面に沿って流
    れ落ちるように導く誘導部が設けられてなる、 ことを特徴とする多段型シリンダ装置。
  2. 【請求項2】前記誘導部は、前記各ロッドカバーの上端
    面に設けられ前記上端面の上に流れる油を回収する円環
    状の回収溝と、前記回収溝に連通し前記回収溝で回収さ
    れた油を前記可動シリンダチューブの外周面側に向けて
    導く連通部とからなる、 請求項1記載の多段型シリンダ装置。
  3. 【請求項3】前記連通部として、前記ロッドカバーの上
    端面側から下端面側に向けてあけられた縦穴と、前記ロ
    ッドカバーの外周面から内周面に貫通し且つ前記縦穴に
    連通する横穴とが設けられ、 前記横穴には、当該連通部を流れる油が前記ロッドカバ
    ーの半径方向外方へ流れ出ることを防止し且つ前記ロッ
    ドカバーを当該ロッドカバーの設けられた可動シリンダ
    チューブに固定するためのネジ部材が設けられてなる、 請求項2記載の多段型シリンダ装置。
  4. 【請求項4】前記ロッドカバーの設けられた可動シリン
    ダチューブには、当該ロッドカバーの下端部に対する部
    分より下方の部分において、当該ロッドカバーの下端部
    の内径よりも大きな径を有する径大部が設けられてな
    る、 請求項1乃至請求項3記載の多段型シリンダ装置。
JP14374298A 1998-05-26 1998-05-26 多段型シリンダ装置 Expired - Fee Related JP3253920B2 (ja)

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