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JP3260967B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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JP3260967B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3260967B2
JP3260967B2 JP11801094A JP11801094A JP3260967B2 JP 3260967 B2 JP3260967 B2 JP 3260967B2 JP 11801094 A JP11801094 A JP 11801094A JP 11801094 A JP11801094 A JP 11801094A JP 3260967 B2 JP3260967 B2 JP 3260967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段から被記録材へ
インクを吐出して記録を行う、インクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の記録装置は、画像情報に基づいて、紙やプラスチッ
ク薄板等の被記録材上にドットパターンから成る画像を
記録するように構成されている。
【0003】上記記録装置は記録方式により、インクジ
ェット式、ワイヤードット式、サーマル式、レーザービ
ーム式等に分けることができ、そのうちのインクジェッ
ト式(インクジェット記録装置)は、インクジェット記
録ヘッドの吐出口から記録液(インク)滴を吐出飛翔さ
せ、これを被記録材に付着させて記録するように構成さ
れている。
【0004】上記インクジェット記録装置は騒音の発生
が極めて少なく、かつ、高速記録が可能であり、しかも
特別な特性の被記録材を必要とせずに普通紙を使用でき
る等多くの利点を有しており、種々なタイプの記録ヘッ
ドおよびインクジェット記録装置が提案されている。
【0005】中でも熱エネルギーをインクに作用させ
て、熱膨張による圧力を利用してインク滴を吐出させる
方式(バブルジェット方式)の記録ヘッドは、記録信号
に対する応答性が良く、吐出口の高密度化が容易である
等の利点を有している。
【0006】また、この熱エネルギーを利用してインク
を吐出させる方式であって、被記録材の幅に略対応して
吐出口および電気熱変換体(吐出エネルギー発生素子)
を配列させた、ラインタイプの記録ヘッド(ライン記録
ヘッド)および該記録ヘッドを用いるインクジェット記
録装置は、その高速記録性能の面から大いに期待されて
いる。
【0007】従来、上述したようなインクジェット記録
装置においては、吐出するインクを貯蔵するインクタン
クを記録ヘッド自体に設けたものがある。また、大量に
インクを消費する大画像記録用の大型のインクジェット
記録装置においては、記録ヘッドにサブインクタンクを
設け、該サブインクタンクにはインク供給用のパイプを
介して主インクタンクよりインクの供給を行うものがあ
る。
【0008】上記のいずれのインクタンクも、記録ヘッ
ドとともに記録ヘッド駆動用のキャリアに搭載されて、
記録動作に応じて移動するように構成されている。
【0009】分離された各インクタンクはチューブによ
って接続することが一般的であり、主インクタンクのみ
がチューブより取外し可能とされ、記録ヘッド側はチュ
ーブと固定されていることが多かった。
【0010】また、サブインクタンクを持たないディス
ポーザブルタイプの記録ヘッドについては、記録ヘッド
がキャリアから取外し可能とされ、インクがなくなると
記録ヘッドごと交換するように構成されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェット記録装置のうち、記録ヘッドのみにインクタン
クを設けたものにおいては、インクの貯蔵量を大とする
ことができないため、記録量が制限されるという問題点
がある。
【0012】記録ヘッドにサブインクタンクを設け、主
インクタンクよりインクを供給するインクジェット記録
装置においては上記のような問題点は生じないものの、
サブインク容量分の重量が、記録ヘッドを駆動するヘッ
ドキャリアの負荷となる。このため、キャリアスピード
を速くすることができなくなり(特に、インク貯蔵量が
最大のとき)、記録速度を速くできないという問題点が
ある。
【0013】また、サブインクタンクと主インクタンク
とを結ぶパイプの剛性がヘッドキャリアの負荷とになる
ため、この点からもキャリアスピードを速くすることが
できない。
【0014】また、パイプ等のジョイント部分の装置が
複雑化し、故障の原因となるという問題点がある。
【0015】さらに、インク経路が長くなり、パイプス
ペースが大きなうえに、記録動作時に必要とされる空間
がインクタンクが動くスペースを含むものとなるため、
インクジェット記録装置が大型化してしまうという問題
点がある。
【0016】上記の各問題点は、複数のインク、インク
タンクおよびインクジェットヘッドを必要とするカラー
記録を行うインクジェット記録装置においては、各色分
のインク供給系が必要となるために、大きな問題とな
る。
【0017】上記のような各問題点が生ずる原因となる
サブインクタンクを持たないディスポーザブルタイプの
記録ヘッドを用いる場合には、キャリア上に記録ヘッド
とインクタンクが載るため、インクタンク容量を大きく
することができなかった。これにより、記録ヘッド寿命
に対するインク寿命が非常に短くなってしまい、ランニ
ングコストが不必要に高くなるという問題点がある。
【0018】また、記録ヘッドの移動に伴ってインクも
移動するため、駆動源負荷および移動スペースが大きく
なり、キャリアの移動スピードが制限されて高速記録が
できないという問題点がある。
【0019】さらに、キャリアの慣性が大きなため、速
度制御が困難であり、記録ヘッドを速やかに交換するた
めの複雑なキャリア装置が必要となるという問題点があ
る。
【0020】本発明は上述したような従来の技術が有す
る様々な問題点に鑑みてなされたものであって、装置を
大型化することなく、高速な記録を行うことができ、信
頼性が向上されたインクジェット記録装置を実現するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、記録用のインクを貯蔵する主インクタンク
と、記録ヘッドを搭載するキャリアヘッド内に設けら
れ、前記主インクタンクより供給されたインクを一時貯
蔵して記録ヘッドへ供給するサブインクタンクとを具備
するインクジェット記録装置において、前記主インクタ
ンクおよびサブインクタンクにはインクの供給を行うた
めの第1のインク供給手段および第2のインク供給手段
がそれぞれ設けられており、主インクタンクが記録ヘッ
ドのキャリアガイドレールを兼ねるとともに、キャリア
ヘッドが所定の位置にあるときに、前記第1のインク供
給手段および第2のインク供給手段が当接して前記主イ
ンクタンクからサブインクタンクへのインクの供給が行
われるように構成されていることを特徴とする。
【0022】
【0023】
【0024】また、インクジェット記録装置より主イン
クタンクと記録ヘッドとが合せて取り外し可能に構成し
てもよい。
【0025】
【0026】
【0027】また、1つの主インクタンクおよびサブイ
ンクタンクのそれぞれに、第1のインク供給手段および
第2のインク供給手段が複数設けられ、インク要求動作
が複数の箇所にて行われるように構成してもよい。
【0028】
【0029】
【0030】記録ヘッドと合せて取り外し可能とされる
主インクタンクを支持するクランプ機構にホームポジシ
ョン検出用の光学センサが設けられ、記録ヘッドには前
記光学センサの被検出体が設けられてもよい。
【0031】また、キャリアヘッドにはキャリアガイド
レールを兼ねる主インクタンクを挿通するための貫通孔
が形成されるとともに、該貫通孔に連通する部分的な開
口部が形成され、主インクタンクを支持する支持部は、
主インクタンクが支持された状態にて前記キャリアヘッ
ドを交換可能とするために前記開口部に対応適合する形
状に形成されてもよい。
【0032】さらに、主インクタンクおよびサブインク
タンク内にはインクを吸収して貯蔵するインク吸収体が
収容されており、インク供給動作時に、第1のインク供
給手段および第2のインク供給手段の各供給口付近の各
インク吸収体の少なくとも一方を、他方のインク吸収体
に押し付ける押圧機構が設けられてもよい。
【0033】
【作用】本発明のインクジェット記録装置によれば、イ
ンクタンクをサブインクタンクと主インクタンクに分離
しヘッド動作時のサブインクタンクと主インクタンクの
供給手段を全く断ち、キャリアヘッドの特定の位置での
み、主インクタンクよりサブインクタンクへインク供給
がなされる様にすることにより、サブインクタンクを極
力小型にすることができる。キャリア負荷も少なく、キ
ャリアスピードを速くすることが可能となるとともに移
動タンクスペースやパイプスペースを省くことができ
る。
【0034】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0035】[実施例1]図1は本発明の第1の実施例
の要部構成を示す図である。
【0036】図1中、101はキャリアヘッド、102
はキャリアヘッド101内に設けられたサブインクタン
ク、101aはインク吐出部、101bは第2のインク
供給手段であるサブインクタンク102の開口部、10
1cはワイヤホールド、101dは回り止めピン、10
3は主インクタンク、104はシャッタ、105はシャ
ッタスプリング、106はワイヤ、107はモータプー
リ、108は張り車、109はキャリアモータである。
【0037】キャリアヘッド101には貫通孔が設けら
れており、該貫通孔に挿通する、内部に海綿状のインク
吸収体が詰められた円筒形の主インクタンク103に案
内されて移動する。キャリアモータ109の回転軸には
モータプーリ107が取り付けられ、ワイヤ106は該
モータプーリ107と張り車108の間に掛け回されて
いる。キャリアヘッド101はワイヤホールド101c
にてワイヤ106と係止されており、ワイヤ106を介
して伝達されるキャリアモータ109の回転力に応じて
主インクタンク103に沿って移動する。キャリアヘッ
ド101には、移動の際に移動方向と垂直な方向に回転
することを防止するために主インクタンク103へ向け
て突出する回り止めピン101dが設けられ、主インク
タンク103の回り止めピン101dに対応する位置に
は、回り止めピンと適合し、キャリアヘッド101の移
動方向に延在する回り止め溝103bが設けられてい
る。
【0038】キャリアヘッド101は、主インクタンク
103に沿って往復移動(図中の矢印方向)しながらサ
ブインクタンク102に貯蔵されたインクをフレキシブ
ルな信号線(不図示)を介して送られてくる記録信号に
応じてインク吐出部101aより吐出して記録を行う。
【0039】主インクタンク103の一端近傍には、第
1のインク供給手段であるインク供給口103aが設け
られている。インク供給口103aの開口面は、記録動
作時には主インクタンク103と同様の円筒状のシャッ
タ104にて覆われた状態とされている。該シャッタ1
04は、主インクタンク103の端部にシャッタスプリ
ング105を介して取り付けられており、キャリアヘッ
ド101が移動してシャッタ104を押圧することによ
りシャッタスプリング105が縮み、シャッタ104は
スライドする。
【0040】サブインクタンク102の内部には主イン
クタンク101と同様に海綿状のインク吸収体が収容さ
れており、上記のようにキャリアヘッド101がシャッ
タ104をスライドさせた状態としたときのインク供給
口103aと対応する位置には主インクタンク103か
らのインク供給を受けるための開口部101bが設けら
れている。
【0041】上記のように構成された本実施例におい
て、インクの供給はキャリアヘッド101がシャッタ1
04をスライドさせる度に行われる。シャッタ104が
キャリアヘッド101に押されて移動すると、主インク
タンク101のインク供給口103aとサブインクタン
ク102の開口部101bとが向き合い、主インクタン
ク103の中の海綿状のインク吸収体とサブインクタン
ク102のインク吸収体とが接触し、主インクタンク1
03よりサブインクタンク102へインクの供給が行わ
れる。
【0042】本実施例における開口部101b,インク
供給口103aを設ける位置およびインク供給動作を行
うタイミングは特に限定されるものではない。
【0043】例えば、各開口部101b,103aを設
ける位置をキャリアヘッド101が記録を行う領域内と
し、主インクタンク103からサブインクタンク102
へのインクの供給動作をキャリアヘッド101の記録時
の往復移動を行う度に行うものとしてもよい。
【0044】また、開口部101b,インク供給口10
3aを設ける位置をキャリアヘッド101が記録を行う
領域外とし、主インクタンク103からサブインクタン
ク102へのインクの供給動作をキャリアヘッド101
の記録を所定回数行った毎、もしくは所定時間経過毎、
もしくは電源投入時毎等に行うものとしてもよい。
【0045】記録時の往復移動の度にインク供給が行わ
れる場合にインクの供給が充分なものとなり、記録品位
が安定する。
【0046】さらに、上記のようなシャッタ機構を設け
たことにより、 (1)装置が衝撃を受けた時など開口部よりインクが漏
れる。 (2)インクが蒸発し、粘度等が変化したり酸化したり
する。 (3)大気中のゴミなどが付着する。 等のことが防止され、これにより、記録ヘッドの目詰ま
りによる不吐出、固着インクによるキャリアの動きが悪
くなること、および装置の汚染が防止されるという効果
を奏する。
【0047】[実施例2]次に、本発明の他の実施例に
ついて説明する。図2は本発明の第2の実施例の要部構
成を示す図である。
【0048】本実施例は、図1に示した第1の実施例に
おいてインク供給口103a,開口部101bによって
行われていた主インクタンク103からキャリアヘッド
101へのインク供給を、注射針110とシート栓10
2aによって行うようにしたものである。この他の構成
は図1に示した実施例と同様であるため、図1と同じ番
号を付して説明は省略する。
【0049】注射針110は、図1に示した第1の実施
例におけるインク供給口103aと同じく主インクタン
ク103の一端近傍に設けられており、形状は、キャリ
アヘッド101側へ突出し、中途からキャリアヘッド1
01の側面へ向けて折れ曲がったL字状とされている。
【0050】キャリアヘッド101に設けられるシート
栓102aは、キャリアヘッド101内のサブタンク1
02の開口部を覆うゴム状シートの栓であり、キャリア
ヘッド101が端部に移動したときに注射針110と当
接する位置に設けられている。
【0051】上記の構成の本実施例においては、キャリ
アヘッド101が注射針110が設けられた端部に移動
した際に、注射針110がシート栓102aを突き破
り、注射針110を介して主インクタンク103内のイ
ンクがサブインクタンク102へ導引されてインクの供
給がなされる。インクの供給場所がキャリアヘッド10
1と主インクタンク103の摺動面ではないために、こ
れらの間をクリーンに保つことができる。また、注射針
を用いることによりインク供給動作以外のときにインク
の漏れ出し防止を良好とすることができ、装置動作が安
定したものなった。
【0052】[実施例3]図3は本発明の第3の実施例
の要部構成を示す図である。
【0053】本実施例は、図1に示した第1の実施例に
おいてインク供給口103aによって行われていた主イ
ンクタンク103からキャリアヘッド101へのインク
供給を、帯状開口部103cによって行うようにしたも
のである。この他の構成は図1に示した実施例と同様で
あるため、図1と同じ番号を付して説明は省略する。
【0054】帯状開口部103cは、サブインクタンク
102の開口部101bと向い合う位置の主インクタン
ク103に、その長手方向に沿って形成されたもので、
開口面にはインク吸収体が配置されている。
【0055】上記構成の本実施例においては、主インク
タンク103の帯状開口部103cのインク吸収体とサ
ブタンク101の開口部101bが常時接触状態とされ
るため、主インクタンク103からサブタンク102へ
のインク供給が連続的になされ、記録品位が、より安定
した。
【0056】[実施例4]図4は本発明の第4の実施例
の要部構成を示す図である。
【0057】本実施例は、図1に示した第1の実施例に
おいてインク供給口103a,開口部101bによって
行われていた主インクタンク103からキャリアヘッド
101へのインク供給を、主インクタンク103の端部
に設けたインク導引部103dのインク供給口103
a’とキャリアヘッド101に設けた開口部101b’
によって行うようにしたものである。この他の構成は図
1に示した実施例と同様であるため、図1と同じ番号を
付して説明は省略する。
【0058】インク導引部103dは、主インクタンク
103の端部に設けられ、主インクタンク103と連通
して、内部にインクを貯蔵するもので、キャリアヘッド
101側に突出する形状とされている。インク導引部1
03dのキャリアヘッド101側に突出する部分のキャ
リアヘッド101側の面にはインク供給口103a’が
形成されている。キャリアヘッド101のインク供給口
103a’と向き合う部分にはサブインクタンク102
の開口部101b’が形成されている。
【0059】上記のように構成される本実施例におい
て、キャリアヘッド101が移動して’インク供給口1
03a,101b’が圧接した状態となるとインクの供
給がなされる。本実施例においても、図2に示した第2
の実施例と同様にキャリアヘッド101と主インクタン
ク103の摺動面にインクが付着することはなく、この
面をクリーンに保つことができるため、装置動作が安定
したものとなる。また、開口部によるインクの供給がな
されるため注射針に比較すると、大量のインクを1度に
供給することができ、インク供給動作の信頼性が向上し
たものとなった。
【0060】[実施例5]図5は本発明の第5の実施例
の要部構成を示す図である。
【0061】本実施例での記録インクを吐出するキャリ
アカラーヘッド201は、カラー記録を行うための4色
(シアン、マゼンタ、ブラック、イエロー)のインクを
吐出するインクジェットヘッドとキャリアを兼ねるよう
に構成されており、内部には、各色分のインクをそれぞ
れ貯蔵するサブインクタンク202a〜202dが設け
られている。キャリアカラーヘッド201には2つの貫
通孔が設けられており、該2つの貫通孔のそれぞれに挿
通する2本の主インクタンク203,203’に沿って
移動する。
【0062】主インクタンク203の内部は2室に区切
られてカラーインク室203e,203fとされてい
る。主インクタンク203’も同様である。各カラーイ
ンク室の中にはインク吸収体が設けられ、各インク吸収
体にはそれぞれ異なる色のインクが吸収された形態にて
貯蔵されている。
【0063】キャリアカラーヘッド201を主インクタ
ンク203,203’に沿って移動させる移動機構は、
ベルトホールド204、ベルト206、モータプーリ2
07、張り車208およびキャリアモータ209により
構成されている。これらの個性は図1に示した実施例の
ワイヤホールド104、ワイヤ106、モータプーリ1
07、張り車108およびキャリアモータ109と同様
であるために説明は省略する。
【0064】主インクタンク203e,203fの各カ
ラーインク室にはキャリアカラーヘッド201内のサブ
インクタンク202a〜202dにインクを供給するた
めのインク供給口203a〜203dが設けられ、サブ
インクタンク202a〜202dの上記各開口部203
a〜203dに対応する位置には主インクタンク201
からのインクの供給を受けるための開口部201a〜2
01dが設けられている。
【0065】開口部201a−インク供給口203a,
201b−203b,201c−203c,201d−
203dの各組合せは、キャリアカラーヘッド201の
移動に際し、主インクタンク203側よりサブインクタ
ンク202a〜202dへインクの各色が供給され、か
つ、互いに干渉しないように配置されていて、具体的に
は、図5に示すように、カラーキャリアヘッド201が
キャリアモータ209側にあるときに開口部201c−
インク供給口203c,201d−203dが接触する
ことによりインクが供給され、カラーキャリアヘッド2
01が他端側にあるときには開口部201a−インク供
給口203a,201b−203bの組合せでインクが
供給されるように構成されている。
【0066】上記のように、異なる複数の色のインクを
吐出するカラーインクジェット記録装置においても、装
置を小型化し、記録速度を向上することができた。
【0067】[実施例6]図6は本発明の第6の実施例
の要部構成を示す図である。
【0068】本実施例は、図5に示した第5の実施例で
の主インクタンク203’に設けられる開口部201
c,201dの位置を、反キャリアモータ209側に設
けられた開口部601c,601dとし、主インクタン
ク203,203’からキャリアカラーヘッド201へ
の各色インクの供給が同時になされるように構成したも
のである。この他の構成は図5に示した第5の実施例と
同様であるために同じ符号を付して説明は省略する。
【0069】本実施例においては、実施例5と同様の装
置が小型化され、記録速度が向上され、また、各色イン
クの供給が同時に行われるインクジェット記録装置とす
ることができた。
【0070】[実施例7]図7は本発明の第7の実施例
の要部構成を示す図である。
【0071】本実施例は、図5に示した第5の実施例に
おいて2本設けられていた主インクタンクを、内部が4
つのカラーインク室7003e〜7003hに分けられ
た1本の主インクタンク7003としたものである。キ
ャリアガイドを兼ねる主インクタンクを1本としたこと
により、カラーキャリアヘッド7001には、移動の際
に移動方向と垂直な方向に回転することを防止するため
の、主インクタンク7003へ向けて突出する回り止め
ピン(不図示)が設けられ、主インクタンク7003の
上記回り止めピンに対応する位置には、回り止めピンと
適合し、キャリアヘッド7001の移動方向に延在する
回り止め溝7003iが設けられている。カラーキャリ
アヘッド7001内のサブインクタンク7002a〜7
002dにそれぞれ設けられた開口部7001a〜70
01dと、主インクタンク7003内の各カラーインク
室7003e〜7003hにそれぞれ設けられたインク
供給口7003a〜7003dの関係は、インク供給に
関しては図5に示した第5の実施例における開口部20
1a〜201dとインク供給口203a〜203dと同
様であり、ただ、本実施例においては図6に示した第6
の実施例と同様に各色インクの供給が同時に行われる位
置に各開口部とインク供給口が設けられている。カラー
キャリアヘッド7001を移動させるためのベルトホー
ルド204、ベルト206、モータプーリ207、張り
車208およびキャリアモータ209については図5お
よび図6に示した第5および第6の実施例と同様である
ために同じ番号を付して説明は省略する。
【0072】上記のように構成される本実施例のものに
おいては、主インクタンクが1本とされるため、図5お
よび図6に示した第5および第6の実施例のものと比較
して装置構成が簡略化され、製造コストを低いものとす
ることができた。
【0073】[実施例8]図8は本発明の第8の実施例
の要部構成を示す図である。
【0074】図8中の、キャリアヘッド301、サブイ
ンクタンク302、インク吐出部301a、サブインク
タンク302の開口部301b、主インクタンク30
3、ワイヤ306、モータプーリ307、張り車308
およびキャリアモータ309のそれぞれは、図1に示し
たキャリアヘッド101、サブインクタンク102、イ
ンク吐出部101a、サブインクタンク102の開口部
101b、主インクタンク103、ワイヤ106、モー
タプーリ107、張り車108およびキャリアモータ1
09と同様であるために説明は省略する。
【0075】本実施例の主インクタンク303は両端部
がカートリッジクランプ台311,311’とクランプ
バネ312,312’により挟持されるもので、開放さ
れている上方から主インクタンク303を押し込むこと
により装着状態となる。キャリアヘッド301は、キャ
リアヘッド301の移動機構を構成するワイヤ306と
は、該ワイヤ306に取り付けられたワイヤ取付部30
5とジョイント機構であるスナップ304を介して係合
される。
【0076】上記のように構成される本実施例において
は、記録ヘッドカートリッジとして交換される範囲がキ
ャリアガイドレールを兼ねる主インクタンク303迄と
なり、交換時の部品点数が少なく、ランニングコストが
低減されたものとなる。
【0077】なお、主インクタンク303およびキャリ
アモータ309それぞれの寿命の兼ね合いから、記録ヘ
ッドカートリッジとして交換される範囲をキャリアヘッ
ド301、主インクタンク303、キャリアモータ30
9を含むキャリア駆動装置迄のディスポーザブルインク
カートリッジとしてもよい。
【0078】さらに、プリンタエンジンメカ部分の寿命
によっては、記録ヘッドカートリッジとして交換される
範囲を、さらにプリンタエンジンメカ部分を含むものと
してもよい。
【0079】また、本実施例は図5乃至図7に示したよ
うなカラー記録を行うインクジェット記録装置にも当然
適用可能である。
【0080】[実施例9]図9は本発明の第9の実施例
の要部構成を示す図である。
【0081】図1に示した第1の実施例はシャッタ機構
を設けることにより、記録ヘッドの目詰まりによる不吐
出、固着インクによるキャリアの動きが悪くなること、
および装置の汚染が防止されたものとなっている。図1
に示した実施例においては、シャッタ104を開くこと
がキャリアヘッド101がシャッタ104を押すことに
より行われていたのに対し、本実施例では、シャッタを
開けることをアクチュエータを用いて行うことによりキ
ャリアヘッドを移動させるキャリアモータにかかる負荷
を低減させたものである。
【0082】図9はシャッタ機構部分を詳細に示す正面
図である。図9中の主インクタンク403、インク供給
口403a、シャッタ404および戻しバネ405のそ
れぞれは、図1中の主インクタンク103、インク供給
口103a、シャッタ104およびシャッタスプリング
105と同様である。また、図示されないこの他の構成
は図1に示した実施例と同様である。
【0083】本実施例においては、シャッタ404に部
分的に突出する突出部が設けられ、該突出部は装置本体
410に取り付けられたアクチュエータであるソレノイ
ド411と継ぎピン412によって係合されている。ソ
レノイド411は、図面右方向へ移動するキャリアヘッ
ドが所定の位置まで達したときに、そのことを検知する
センサ(不図示)の出力によって動作するもので、キャ
リアヘッドが所定の位置となるとオンとなりシャッタ4
04を装置本体410側に引き寄せる。
【0084】ソレノイド411は、キャリアヘッドがイ
ンク供給口403a上まで移動し、インクの供給を受け
た後に移動方向を図面左方向に変えて再度センサによっ
て検出されると、オフとなる。ソレノイド411がオフ
となると、シャッタ404は、ソレノイド411に押え
られていた戻しバネ405により図面左方向に押されて
インク供給口403aを覆う位置まで移動する。
【0085】上記のように構成される本実施例において
は、キャリアモータには、キャリアヘッドを移動させる
ための負荷以外は加わらないので、モータ寿命が長いも
のとなった。
【0086】なお、シャッタを移動させるアクチュエー
タとしてはソレノイド以外にモータ等を用いることがで
き、本実施例の構成に特に限定されるものではない。
【0087】また、アクチュエータの駆動に際して、セ
ンサ出力を用いるものとして説明したが、キャリアヘッ
ドを移動させる記録信号を応用してもよい。
【0088】[実施例10]図10は本発明の第10の
実施例の構成を示す図である。
【0089】本実施例は、記録動作の円滑化を図ったも
のである。図10中の、キャリアヘッド401、インク
吐出部401a、開口部401b、ワイヤホールド40
1c、主インクタンク403、インク供給口403a、
回り止め溝403b、シャッタ404’、戻しバネ40
5’、モータプーリ407、張り車408およびキャリ
アモータ409のそれぞれは、図1に示したキャリアヘ
ッド101、インク吐出部101a、開口部101b、
ワイヤホールド101c、主インクタンク103、イン
ク供給口103a、回り止め溝103b、シャッタ10
4、シャッタスプリング105、モータプーリ107、
張り車108およびキャリアモータ109と同様であ
る。また、上記以外の符号を付していない部品であって
も、記録動作に関する構成部品については、図1に示し
た第1の実施例と同様に構成されている。
【0090】本実施例において、インク供給口403a
を覆うシャッタ404’には、キャリアモータ側へ向け
て突出するアクチュエータ部404aが設けられてい
る。該アクチュエータ部404aの端部はキャリアヘッ
ド401へ向けてL字状に折り曲げられており、その先
端部は、キャリアヘッド401が記録動作につれて移動
して所定の位置となるとワイヤホールド401cと当接
するように構成されている。
【0091】図1に示した第1の実施例が、キャリアヘ
ッド101の側面でシャッタ104を押す形態とされ
て、キャリアモータ109の回転による力の方向がワイ
ヤ106、ワイヤホールド101c、キャリアヘッド1
01を経てシャッタ104に伝えられる構成であったの
に対し、本実施例では、ワイヤと連結するワイヤホール
ド401cでシャッタ404’を押す形態であるため
に、キャリアモータからシャッタの間に介在する機械要
素が少なくなり、その動作が滑らかなものとなった。
【0092】[実施例11]図11は本発明の第11の
実施例の要部構成を示す図である。
【0093】本実施例は図1に示した第1の実施例にお
けるインクジェット記録装置に、サブタンク内のインク
残量を検知する手段を設けたものである。
【0094】図11中の、キャリアヘッド501、イン
ク吐出部501a、開口部501b、サブインクタンク
502、主インクタンク503、インク供給口503
a、シャッタ504、シャッタスプリング505、ワイ
ヤ506、モータプーリ507、張り車508およびキ
ャリアモータ509のそれぞれの構成および動作は、図
1に示したキャリアヘッド101、インク吐出部101
a、開口部101b、サブインクタンク102、主イン
クタンク103、インク供給口103a、シャッタ10
4、シャッタスプリング105、ワイヤ106、モータ
プーリ107、張り車108およびキャリアモータ10
9と同様である。
【0095】本実施例のサブインクタンク502内に
は、吸収体(図示せず)が挿入されており、また、該吸
収体に接するように結露検知用のデューセンサ510が
設けられている。デューセンサ510はビデオヘッドシ
リンダ等の結露感知に用いられるもので、感面が上記の
吸収体に接するように配設されている。
【0096】サブインクタンク502のインク残量が小
となり、デューセンサ510の感面に接する吸収体が渇
いた状態となると、インクジェット記録装置の動作を制
御する制御部は、キャリアヘッド501を主インクタン
ク503のインク供給口504上に移動させ、インク補
給を行なわせる。この補給動作により主インクタンク5
03内のインクがサブインクタンク502内のインク吸
収体に吸収されて該インク吸収体が濡れた状態となる
と、このことがデューセンサ510によって検知され、
制御部はインク補給動作の終了を検知し、以後は通常の
記録動作継続に移る。
【0097】以上のように構成される本実施例において
は、サブインクタンク内のインク残量に応じたインク補
給が行われるため印字途中のインク途切れミスを防止す
ることができる。
【0098】また、上記のデューセンサを用いることに
より、様々な機能を実現することが可能となる。
【0099】本実施例のように、主インクタンク内のイ
ンク吸収体に接する様に、デューセンサを配置すること
により主インクタンクのインク量の多少を検知できる。
【0100】また、記録ヘッドより吐出された記録イン
クのうち、記録に使用されない廃インクを吸収する廃イ
ンク吸収体を設けたものにおいては、廃インク吸収体に
デューセンサを接するように配置することにより、廃イ
ンク吸収体の交換時期を知らせたり、使用の可否を知ら
せることが可能となる。
【0101】さらに、インクジェット記録装置内の記録
後の記録紙に接する位置にデューセンサを配置すること
により、印字インクのかわき具合、紙のぬれ具合等を検
知することができ、使用条件の良否を知らせることがで
きる。
【0102】[実施例12]図12は本発明の第12の
実施例の要部構成を示す図である。
【0103】図1に示した実施例ではインク供給動作が
なされる場所が1箇所しか設けられていない。このよう
な構成の場合には、キャリアヘッドの印字終了時の位置
は、記録内容に応じた任意の位置であるが、インク供給
動作を行うためにはキャリアヘッドが主タンクに設けら
れたインク供給口の上の位置迄戻る必要があり、これら
の位置が離れている場合には戻り時間が長くなってしま
い、記録に不必要な時間がかかってしまう。
【0104】本実施例は、記録時間短縮を目的とするも
のである。図13中の、キャリアヘッド601、開口部
601a、サブインクタンク602、ワイヤ606、モ
ータプーリ607、張り車608およびキャリアモータ
609のそれぞれは、図1に示した第1の実施例のキャ
リアヘッド101、開口部101b、サブインクタンク
102、ベルト106、モータプーリ107、張り車1
08およびキャリアモータ109と同様である。
【0105】本実施例の主インクタンク603には一端
には、図1に示した主インクタンク103に設けられた
インク供給口103a、シャッタ104およびシャッタ
スプリング105と同様のインク供給口603a、シャ
ッタ604aおよびシャッタスプリング605aが設け
られており、さらに、主インクタンク603の他端にも
インク供給口603b、シャッタ604bおよびシャッ
タスプリング605bが設けられている。
【0106】記録動作を制御する制御部は記録動作が終
了となると、インク供給口603a,603bのうち、
開口部601aに近い方のインク供給口によるインク供
給動作が行われるようにキャリアヘッド601を移動さ
せる。このため、インク供給を行うために必要とされる
キャリアヘッドの戻し時間は短くなり、記録時間も短縮
された。
【0107】[実施例13]図13は本発明の第13の
実施例の要部構成を示す図である。
【0108】図13中の、キャリアヘッド601’、開
口部601a’、サブインクタンク602a’、ワイヤ
606’、モータプーリ607’、張り車608’およ
びキャリアモータ609’のそれぞれは、図5に示した
第5の実施例のキャリアカラーヘッド201、開口部2
01a、サブインクタンク202a、ベルト206、モ
ータプーリ207、張り車208およびキャリアモータ
209と同様である。
【0109】本実施例における主インクタンク603’
は、図5に示した主インクタンク203と同様に2室に
分けられてそれぞれ異なる色のインクを貯蔵するもので
あるが、各インク室に対して2つのインク供給口603
a’と603c’、603b’と603d’が設けられ
ている。上記の開口部601a’に対してはインク供給
口603a’,603c’が設けられている。
【0110】記録動作を制御する制御部は記録動作が終
了となると、インク供給口603a’,603c’のう
ち、開口部601a’に近い方のインク供給口によるイ
ンク供給動作が行われるようにキャリアヘッド601’
を移動させる。このため、インク供給を行うために必要
とされるキャリアヘッドの戻し時間は短くなり、記録時
間も短縮された。
【0111】[実施例14]図14は、本発明の第14
の実施例の要部構成を示す図である。
【0112】本実施例は図2に示した第2の実施例と同
様に注射針状のインク供給口603a”,603b”を
用いてインクの供給を行うものである。各インク供給口
603a”,603b”は主インクタンク603の両端
に設けられており、キャリアヘッド601”内のサブイ
ンクタンク602”には、各インク供給口603a”,
603b”へ向かう2つの開口部601a”が設けられ
ている。また、上記以外の符号を付していない部品であ
っても、記録動作に関する構成部品については、図2に
示した第2の実施例と同様に構成されている。
【0113】本実施例においても、記録動作を制御する
制御部は記録動作が終了となると、インク供給口603
a”,603b”のうち、開口部601a”に近い方の
インク供給口によるインク供給動作が行われるようにキ
ャリアヘッド601”を移動させる。このため、インク
供給を行うために必要とされるキャリアヘッドの戻し時
間は短くなり、記録時間も短縮された。
【0114】[実施例15]図15は本発明の第15の
実施例の要部構成を示す断面図である。
【0115】上述した各実施例において、キャリアヘッ
ドの待期場所でサブインクタンクが主タンクよりインク
の供給を受ける装置はサブタンク内の吸収体と主タンク
内の吸収体が接触することによりインクが主タンク側よ
りサブタンク側に浸み渡るように構成されているが、吸
収体の材質等によっては以下のような状態のときにイン
ク供給量不足が起ることが考えられる。 (1)装置の放置姿勢によりインク供給口付近の吸収体
がインク枯濁状態になる。 (2)インク供給頻度が大であるとインク枯渇状態にな
る。 (3)主タンクとサブタンクの吸収体の接触状態が悪い
とインク供給不足になる。 (4)主タンク内のインク残量が少なくなると供給口付
近の吸収体の乾燥化が早い。
【0116】本実施例は、インクの供給を充分とするた
めのものであり、主インクタンクのインク供給口付近に
インク溜り部分を設けることにより、インク供給口付近
の吸収体を常に湿潤状態に保つことにより、主インクタ
ンクよりサブインクタンクへのインク供給を容易にする
ものである。
【0117】本実施例のインクジェット記録装置自体の
構成は図1に示した第1の実施例と同様であるため、図
15にはインク供給時の主インクタンクのインク供給口
およびサブインクタンクのみを示す。
【0118】図15中の開口部701b、サブインクタ
ンク702、主インクタンク703、インク供給口70
3a、シャッタ704およびシャッタスプリング705
のそれぞれは、図1中の開口部101b、サブインクタ
ンク102、主インクタンク103、インク供給口10
3a、シャッタ104およびシャッタスプリング105
と同様である。
【0119】本実施例の主インクタンク703には、イ
ンク溜り部703bが設けられている。主インクタンク
703内に収容されるインク吸収体703cに浸された
インクは傾斜部703dを伝わって流れ、インク溜り部
703bに溜る。このため、インク溜り部703bは常
に湿潤状態に保たれ、キャリアヘッドがシャッタ704
を押して開け、インク供給状態となると、湿潤状態に保
たれたインク溜り部703bにサブインクタンク702
内のインク吸収体702aが接触してインクが浸み渡
り、インク供給がなされる。
【0120】なお、上記実施例では主インクタンクに設
けられるインク供給口の位置については特に言及しなか
ったが、インク供給口の開口部(インク溜り部)が鉛直
下方となるように構成することが望ましい。
【0121】[実施例16]図16および図17のそれ
ぞれは本発明の第16の実施例の構成を示す斜視図およ
び断面図である。
【0122】図16または図17中のキャリアヘッド7
01’、インク吐出部701a’、開口部701b’、
回り止めピン701c’、ワイヤホルダ706a、サブ
インクタンク702’、主インクタンク703’、イン
ク供給口703a’、回り止め溝703e’、シャッタ
704’、シャッタスプリング705’、ワイヤ70
6’、モータプーリ707’、張り車708’およびキ
ャリアモータ709’のそれぞれの構成および動作は、
シャッタ機構が設けられる位置が異なる点以外は、図1
に示したキャリアヘッド101、インク吐出部101
a、開口部101b、回り止めピン101d、ワイヤホ
ールド701c、サブインクタンク102、主インクタ
ンク103、インク供給口103a、回り止め溝103
e、シャッタ104、シャッタスプリング105、ワイ
ヤ106、モータプーリ107、張り車108およびキ
ャリアモータ109と同様であり、図17中のインク吸
収体702a’,703c’は図15に示したインク吸
収体702a,703cと同様である。
【0123】本実施例はキャリアヘッド701に設けら
れるインク吐出部701a’の位置が図1に示した実施
例のものを略90度回転させた形態となるように取付
け、また、主インクタンク703’を立ててインク供給
口703a’付近を鉛直下方に位置させてインク溜り部
を兼ねるように構成したものである。
【0124】上記のような構成とすることによりインク
供給口付近の吸収体は常にインク湿潤状態に保たれ、イ
ンクの供給が円滑に行われる。
【0125】なお、以上説明した第15の実施例および
第16の実施例においてはインク吐出部が単一の、モノ
クロームの記録装置として説明したが、それぞれ異なる
色のインクを吐出する複数の記録ヘッドを搭載し、それ
ぞれ異なる色のインクを貯蔵する主インクタンクを有す
るカラーインクジェット記録装置においても、記録ヘッ
ド、主インクタンクを並列とし、インク溜りを各々に配
置することによりインクの供給を円滑に行うことができ
る。
【0126】[実施例17]図18および図19のそれ
ぞれは本発明の第17の実施例の要部構成を示す斜視図
および断面図である。
【0127】上述した各実施例では主インクタンクとシ
ャッタとの間にパッキンが設けられていなかったので、
各構成部品の材質や、寸法によっては以下のようなとき
に印字中の主インクタンクとシャッタ間や、インク供給
中のサブインクタンクと主インクタンク間でインクが漏
れ出すことが考えられる。 (1)主インクタンク内部の吸収体の保水能力を越えた
インク量の時シャッタとインク供給口間でインクが漏れ
る。 (2)装置が動いたり、衝撃を与えられたりするとシャ
ッタとインクタンク供給口間でインクが漏れる。
【0128】上記のようないずれの場合においても、イ
ンクが漏れ出すと、すべて装置や記録紙を汚損する虞れ
がある。
【0129】本実施例は、主インクタンクをサブインク
タンク間及び主インクタンクとシャッタ間に弾性的に接
触するパッキンを設けることによりインクの漏出を防止
するものである。
【0130】図18または図19中のキャリアヘッド8
01、インク吐出部801a、開口部801b、ワイヤ
ホルダ801c、回り止めピン801d、サブインクタ
ンク802、主インクタンク803、インク供給口80
3a、回り止め溝803b、シャッタ804、シャッタ
スプリング805、ワイヤ806、モータプーリ80
7、張り車808およびキャリアモータ809のそれぞ
れの構成および動作は、図1に示したキャリアヘッド1
01、インク吐出部101a、開口部101b、ワイヤ
ホールド101c、回り止めピン101d、サブインク
タンク102、主インクタンク103、インク供給口1
03a、回り止め溝103b、シャッタ104、シャッ
タスプリング105、ワイヤ106、モータプーリ10
7、張り車108およびキャリアモータ109と同様で
ある。
【0131】本実施例は、インク供給口803aの周囲
に弾性材パッキンであるOリング811を埋設したもの
である。図18は、印字動作時等のインク供給口803
aがシャッタ804により覆われている状態が示され、
図19の拡大断面図では、インク供給動作時のインク供
給口803aと開口部801bの状態が示されている。
【0132】上述したようにインク供給口803a周囲
にはOリング溝が施設され、該Oリング溝にOリング8
11がキャリアヘッド801およびシャッタ804に接
する様に埋設されている。Oリング811はキャリアヘ
ッド801およびシャッタ804に共用されてこれらの
間での気密状態を保つため、インクが漏れ出すことはな
い。
【0133】[実施例18]図20は本発明の第18の
実施例の要部構成を示す拡大断面図である。
【0134】第17の実施例においては弾性材パッキン
としてOリングを用いていたのに対し、本実施例では主
インクタンク803’を構成する材料の弾性を利用し、
主インクタンク803’に形成されるインク供給口80
3a’の周囲に、先端部がシャッタ804’へ向けて山
状に加工され、主インクタンク803’との接合部分が
薄肉部とされたパッキン部分803d’を設けている。
パッキン部分803d’の山状に加工された部分がイン
ク吸収体803c’に押されてシャッタ804に押し付
けられるため、主インクタンク803’と一体に形成さ
れたパッキン部分によって気密を保つことができる。
【0135】[実施例19]図21は本発明の第19の
実施例の要部構成を示す図である。
【0136】本実施例は、図8に示した第8の実施例が
主インクタンクを交換されることに着目し、主インクタ
ンクのクランパー部品にホームポジション検出用光学セ
ンサを配設し、カートリッジのキャリアヘッド部に被検
出部を設けたものである。
【0137】従来の記録ヘッドのみが交換可能とされる
インクジェット記録装置では、ホームポジション検出は
キャリアに取付けられた光学センサと装置基台に設けら
れた被検出体によって行なわれていた。キャリアを含む
ディスポーサブルカートリッジの場合、カートリッジ側
に光学センサを設ける必要があるため、カートリッジの
コストが高くなるうえに、フレキシブルケーブル等の線
数が増え、フレキシブルケーブルやコネクタのコストも
上昇し、記録ヘッドの交換に必要とされるコストが高い
ものとなってしまう。また、センサをカートリッジ側に
取り付けて交換可能とすると、カートリッジの交換操作
が煩雑になる。
【0138】本実施例は、キャリアヘッドとともに主イ
ンクタンクが交換される第8の実施例の構成を用いて、
低コストで簡単に記録ヘッドの交換が可能なインクジェ
ット記録装置を実現するものである。
【0139】図21中のキャリアヘッド901、インク
吐出部901a、開口部901b、サブインクタンク9
02、主インクタンク903、インク供給口903a、
スナップ904、ワイヤホルダ905、ワイヤ906、
モータプーリ907、張り車908およびキャリアモー
タ909のそれぞれは、図8に示した第8の実施例のキ
ャリアヘッド301、インク吐出部301a、開口部3
01b、サブインクタンク302、主インクタンク30
3、インク供給口303a、スナップ304、ワイヤ取
付部305、ワイヤ306、モータプーリ307、張り
車308およびキャリアモータ309と同様である。
【0140】本実施例の主インクタンク903は、両端
に突出する支持部903bが装置本体に固設されるクラ
ンパー911にて交換可能にキャッチングされる。クラ
ンパー911には発光素子913と受光素子914とか
らなり、透過型のフォトインタラプタとして構成された
光学センサが中継PCB915とともに収納されてい
る。キャリアヘッド901の光学センサ側となる側面に
は、光学センサに向けて突出する遮蔽板部901cが設
けられている。遮蔽板部901cは、キャリアヘッド9
01がホームポジション位置となると光学センサを構成
する発光素子913と受光素子914の間に侵入するよ
うに配置されており、該遮蔽部材901cが発光素子9
13の光軸が遮ることによりキャリアヘッド901がホ
ームポジション位置であることが検出される。
【0141】以上説明したように本実施例においては、
固定とされるクランパーに光学センサを設け、交換され
るキャリアヘッドには光学センサの被検出体のみを設け
た構成としたので、キャリアヘッドの交換を低コストか
つ容易に行うことができるものとなった。
【0142】[実施例20]図22は本発明の第20の
実施例の構成を示す図である。
【0143】本実施例は第19の実施例での発光素子9
13と受光素子914とから構成された透過型のフォト
インタラプタの代わりに反射式のフォトインタラプタを
用いたものである。
【0144】図22に示すクランパー911’のキャリ
アヘッド901に向き合う面には、発光素子と受光素子
とが所定の角度に傾けて配置された反射式のフォトイン
タラプタ916が設けられている。キャリアヘッド90
1のクランパー911’に向き合う面にはフォトインタ
ラプタ916に対応する位置に反射面部901dが形成
されている。本実施例におけるこの他の構成は図21に
示した第19の実施例と同様であるため、図21と同じ
符号を付して説明は省略する。
【0145】上記のフォトインタラプタ916と反射面
部901dのそれぞれは、キャリアヘッド901がホー
ムポジション位置のときに、フォトインタラプタを構成
する発光素子にて生じた光が反射面部901dにて反射
され、フォトインタラプタ916を構成する受光素子に
入射するように配置されており、フォトインタラプタの
検知状態によりキャリアヘッド901がホームポジショ
ン位置であるかが確認される。
【0146】本実施例においても、図21に示した第1
9の実施例と同様に、キャリアヘッドの交換を低コス
ト、かつ、容易に行うことができるものとなった。
【0147】[実施例21]図23は本発明の第21の
実施例の構成を示す図である。
【0148】以上説明した各実施例のいずれも、キャリ
アガイドを兼ねる主インクタンクが取外し可能に構成さ
れている。キャリアヘッドと主インクタンクとは、キャ
リアヘッドに設けられた貫通孔に主インクタンクが挿通
される形態とされており、主インクタンクを交換するこ
となくキャリアヘッドのみを交換する場合には、主イン
クタンクを装置より取外し、キャリアガイドの一端より
キャリアヘッドを挿入、あるいは取り外してキャリアヘ
ッドを交換する。
【0149】本実施例はキャリアヘッドの交換を容易と
し、かつ、交換時の位置決め精度を向上するものであ
る。
【0150】図23中の、キャリアヘッド1001、イ
ンク吐出部1001a、開口部1001b、回り止めピ
ン1001d、サブインクタンク1002、主インクタ
ンク1003、インク供給口1003a、回り止め溝1
003b、シャッタ1004、シャッタスプリング10
05、ワイヤ1006、ワイヤホルダ1006a、モー
タプーリ1007、張り車1008およびキャリアモー
タ1009のそれぞれは、図1に示した第1の実施例に
おけるキャリアヘッド101、インク吐出部101a、
開口部101b、回り止めピン101d、サブインクタ
ンク102、主インクタンク103、インク供給口10
3a、回り止め溝103b、シャッタ104、シャッタ
スプリング105、ワイヤ106、ワイヤホールド10
1c、モータプーリ107、張り車108およびキャリ
アモータ109と同様であり、係止部1001cは図8
に示した第8の実施例におけるスナップ304と同様で
ある。
【0151】本実施例における主インクタンク1003
の保持は、主インクタンク1003の両端部をそれぞれ
支持する支持部1003cおよび1003dによってな
される。各支持部のうち、支持部1003dは主インク
タンク1003の端部の全面を覆う形態にて支持してい
るのに対し、突起状の断面を有する支持部1003c
は、主インクタンク1003の端部を部分的に覆う形態
にて支持している。支持部1003cは、上記の支持状
態のときに主インクタンク1003の長手方向に向けて
支持断面が延在する形状とされている。
【0152】キャリアヘッド1001の形状は、主イン
クタンク1003が挿通されるガイド穴1001eに連
設され、支持部1003cに対応適合する形状の開口部
1001fが形成されている。
【0153】上記のように構成される本実施例のインク
ジェット記録装置において、キャリアヘッド1001の
交換は、主インクタンク1003を固定支持する支持部
1003cを開口部1001fに入り込ませ、キャリア
ヘッド1001を主インクタンク1003の上方あるい
は端部方向へ取外し、または挿入することにより、主イ
ンクタンク1003を固定保持された状態のまま行う。
ガイド穴1001fを設けることによって半島部100
1gが生じるが、該半島部1001gによって主インク
タンク1003に微かに付勢力が発生する様に構成する
ことで嵌合ガタを減らすことができ、精度良く印字を行
うことが可能となった。
【0154】[実施例22]図24は本発明の第22の
実施例の要部構成を示す図である。
【0155】本実施例は主インクタンク1003を固定
する固定部1003c’を図示するように主インクタン
ク1003の下部を、主インクタンク1003長手方向
に沿って部分的に支持するように構成したものである。
この他の構成は図23に示した第22の実施例と同様で
あるために同じ符号を付して説明は省略する。
【0156】キャリアヘッド1001に開口部1001
fを設けることにより、上記のような主インクタンク1
003の固定部1003cをガイド方向により長く設け
ることが可能となった。
【0157】本実施例においては、主インクタンク10
03がその長手方向全域にわたって支持されるために、
印字状態での記録装置の強度が向上し、キャリアヘッド
1001の駆動負荷による歪等がなく、より印字精度が
向上したものとなった。キャリアヘッド1001の交換
は、主インクタンク1003の片端より引き抜いて、あ
るいは挿入することにより、容易に行うことが可能とな
っている。
【0158】[実施例23]図25は本発明の第23の
実施例の要部構成を示す断面図である。
【0159】以上説明した各実施例のいずれも、主イン
クタンクよりサブインクタンクへのインク供給は、主イ
ンクタンク内に収容されるインク吸収体とサブインクタ
ンク内に収容されるインク吸収体それぞれの弾性を利用
してこれらを接触させることで行なわれていた。
【0160】しかしながら、各インクタンクや各インク
吸収体自体の寸法に問題が有り、接触圧が弱い場合、イ
ンク吸収体の材質の劣化により、適性圧が得られなくな
った場合、または、インクの乾燥具合で弾性特性が変化
した場合にはインク供給不良が発生することが考えられ
る。
【0161】本実施例は、インク供給を確実に行うため
のものであり、主インクタンク内にインク供給時にイン
ク吸収体を押圧する機構を設けたものである。この他の
構成は図1に示した第1の実施例と同様であるため、図
25には、主インクタンクの断面のみを示す。
【0162】主インクタンク1103の内部にはインク
吸収体1103b,1103cとクランク1111とが
設けられている。インク吸収体1103cは、主インク
タンク1103の反シャッタ側の端部からインク供給口
1103aまでの主インクタンク1103内の大部分を
占め、大容量のインクを吸収して貯蔵している。インク
吸収体1103bはインク供給口1103aに対応する
位置に設けられてその開口部分を塞ぐもので、インク吸
収体1103cに圧接するように配置されている。キャ
リアヘッド1101に設けられたサブインクタンク11
02内のインク吸収体1102aへのインク供給は、該
インク吸収体1103bによってなされるが、インク吸
収体1103bは上記のようにインク吸収体1103c
に圧接されているため、インク吸収体1102aへ供給
した分のインクはインク吸収体1103cからインク吸
収体1103bへ補給される。
【0163】2辺がL字状に組み合わされたクランク1
111は、各辺の接合部にて軸支され、シャッタ104
には、主インクタンク1103内部に向けて突出する突
起1104aが設けられている。クランク1111の両
開放端は、突起1104aおよびインク吸収体1103
bと係合するように配置されている。
【0164】図25に示すインク供給動作時には、キャ
リアヘッド1101に押されたシャッタ1104の移動
に伴ってクランク1111が反時計方向に回転し、イン
ク吸収体1103bと係合する端部が該インク吸収体1
103bを押圧する。これにより、サブインクタンク1
102内のインク吸収体1102aに1103bが圧接
し、インク吸収体1102aにインク吸収体1103b
のインクが確実に供給される。
【0165】[実施例24]図26は本発明の第24の
実施例の要部構成を示す断面図である。
【0166】図25に示した第23の実施例がクランク
を用いて主インクタンク内のインク吸収体を押圧してサ
ブインクタンク内のインク吸収体と圧接させていたのに
対し、本実施例は、コッタをサブインクタンク内のイン
ク吸収体に突出させて押圧することにより各インク吸収
体を圧接するものである。
【0167】主インクタンク1103’内にはインク吸
収体1103c’が収容され、キャリアヘッド110
1’内のサブインクタンク内にはインク吸収体1102
a’が収容されている。キャリアヘッド1101’には
主インクタンク1103’の移動方向と並行に移動可能
なコッタ1112’がシャッタ1104’と対応する位
置に設けられている。コッタ1112’のキャリアヘッ
ド側はスタイラス形状とされてサブインクタンク内のイ
ンク吸収体1102a’へ突出し、インク吸収体110
2a’には、該スタイラス形状に対応する形状の穴が形
成されている。
【0168】インク供給動作時には、インク吸収体11
02a’をインク吸収体1103c’側に押し付ける様
に1112’のコッタが配置されている。キャリアヘッ
ド1101’がインク供給口1103a’に近づくと、
シャッタ1104’あるいは固定物(図示せず)にコッ
タ1112’のスタイラス部が押されてキャリアヘッド
1101’内のインク吸収体が押圧され、インク吸収体
1103c’とインク吸収体1102a’とが圧接され
て確実なインク供給動作が行われる。
【0169】[実施例25]図27は本発明の第25の
実施例の要部構成を示す断面図である。
【0170】本実施例は、図25,26にそれぞれ示し
た本発明の第23,24の実施例の特徴を組み合せたも
のである。
【0171】主インクタンク1103”内には、図25
に示した第23の実施例のインク吸収体1103c,1
103bおよびクランク1111と同様のインク吸収体
1103c”,1103b”およびクランク1111”
が設けられ、また、シャッタ1104”には突起が設け
られている。キャリアヘッド1101”には図26に示
した第24の実施例のインク吸収体1102a、コッタ
1112と同様のインク吸収体1102a”、コッタ1
112”が設けられている。
【0172】上記のように構成される本実施例のインク
ジェット記録装置においては、インク供給時には、主イ
ンクタンクおよびキャリアヘッド内のサブインクタンク
それぞれに収容されるインク吸収体がともに接する方向
に押圧されるため、各インク吸収体の圧接力がさらに強
いものとなり、より確実なインク供給動作が行われる。
【0173】上記のように本発明の第23〜25の実施
例によれば、サブインクタンクが具備するキャリアヘッ
ドが主インクタンクのインク供給口に近づいた時に主イ
ンクタンク又はサブインクタンクに設置されたキャリア
ヘッドの動作による吸収体押圧機構が働く事により、吸
収体どうしが確実に接触押圧され、主インクタンクから
サブインクタンクへのインク供給が確実になされる。
【0174】なお、以上説明した各実施例の説明におい
ては、各実施例毎の特徴が最もよく表われる図面を用い
て説明し、各実施例それぞれの特徴となる構成要素が組
み合わされる実施例については特に図示しなかったが、
これらは当然さまざまな形態にて組み合わされてもよ
い。さまざまな組み合せとすることにより、各実施例の
特徴となる効果が加えられ、または、相乗されてさらに
品質のよいインクジェット記録装置を実現することがで
きる。
【0175】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でもキヤノン(株)の提唱する、熱エネルギーを利用
してインクを吐出する方式の記録ヘッド、記録装置にお
いて、優れた効果をもたらすものである。
【0176】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4,723,129号明細書、同第4,
740,796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行なうものが好ましい。
【0177】この方式はいわゆるオンデマンド型、コン
ティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、
オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持され
ているシートや液路に対応して配置されている電気熱変
換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な
温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加する
ことによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せし
め、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこ
の駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形
成出来るので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4,463,359号明細書、同第4,
345,262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、前記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4,313,124号明細書に記載さ
れている条件を採用すると、さらに優れた記録を行なう
ことができる。
【0178】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4,558,333号明細書、米国特
許第4,459,600号明細書を用いた構成も本発明
に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に
対して、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とす
る構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱
エネルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させ
る構成を開示する特開昭59−138461号公報に基
づいた構成としても本発明は有効である。
【0179】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満
たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【0180】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0181】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段などを付加することは本発明の効果を一層安定化で
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリー
ニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体ある
いはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせ
による予備加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐
出モードを行なうことも安定した記録を行なうために有
効である。
【0182】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラーまたは、混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0183】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化もしくは液体あるい
は、上述のインクジェットではインク自体を30℃以上
70℃以下の範囲内で温度調整を行なってインクの粘性
を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的
であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなす
ものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギーによ
る昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化のエ
ネルギーとして使用せしめることで防止するかまたは、
インクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するイン
クを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録
信号に応じた付与によってインクが液化してインク液状
として吐出するものや記録媒体に到達する時点ではすで
に固化し始めるものなどのような、熱エネルギーによっ
て初めて液化する性質のインク使用も本発明には適用可
能である。このような場合インクは、特開昭54−56
847号公報あるいは特開昭60−71260号公報に
記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液
状または固形物として保持された状態で、電気熱変換体
に対して対向するような形態としてもよい。本発明にお
いては、上述した各インクに対して最も有効なものは、
上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0184】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0185】請求項に記載のものにおいては、 (1)主インクタンクの容量制限を広げることができ、
インク寿命を伸ばすことができる効果がある。
【0186】(2)キャリアヘッドを小型軽量とするこ
とができ、キャリアスピードを増し、記録速度を速くす
ることができる効果がある。
【0187】(3)タンクやインク導引チューブの移動
スペースを少なくし、またはなくすことができ、装置を
小型化することができる効果がある。
【0188】(4)少ない部品点数で構成できるため、
コストを低くすることができる効果がある。
【0189】
【0190】
【0191】請求項に記載のものにおいては、上記各
効果に加えて、 (1)ディスポーザブルカートリッジ内に大容量インク
タンクを設けることが可能となり、インク寿命を大幅に
延ばすことができる効果がある。
【0192】(2)ディスポーザブルカートリッジを用
いることにより、サービス性が向上することができる効
果がある。
【0193】
【0194】
【0195】
【0196】
【0197】請求項に記載のものにおいては、 (1)記録後複数個有るインク供給口の最も近い場所へ
戻ることで、ヘッドの戻り時間を短縮することが出来、
記録速度をより高速とすることができる効果がある。
【0198】
【0199】
【0200】請求項に記載のものにおいては、 (1)ホームポジションにキャリアヘッドがあることの
検出を、カートリッジ内に光学センサを収納することな
く行えるため、カートリッジを低コストで製造すること
ができ、また、カートリッジの交換作業を容易とするこ
とができる効果がある。
【0201】請求項に記載のものにおいては、 (1)キャリアガイドレールである主インクタンクをシ
ャーシベースに固定したままヘッド交換が可能となり、
キャリアガイドレールの強度や位置精度を向上し、印字
精度を向上することができる効果がある。
【0202】請求項に記載のものにおいては、 (1)主インクタンク内の吸収体とサブインクタンク内
の吸収体が圧接することにより、接触不良がなくなり、
主インクタンク内のインク吸収体からサブインクタンク
内のインク吸収体へのインク供給を確実とすることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の第6の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の第7の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の第8の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図9】本発明の第9の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図10】本発明の第10の実施例の要部構成を示す図
である。
【図11】本発明の第11の実施例の要部構成を示す図
である。
【図12】本発明の第12の実施例の要部構成を示す図
である。
【図13】本発明の第13の実施例の要部構成を示す図
である。
【図14】本発明の第14の実施例の要部構成を示す図
である。
【図15】本発明の第15の実施例の要部構成を示す図
である。
【図16】本発明の第16の実施例の要部構成を示す図
である。
【図17】本発明の第16の実施例の要部構成を示す図
である。
【図18】本発明の第17の実施例の要部構成を示す図
である。
【図19】本発明の第17の実施例の要部構成を示す図
である。
【図20】本発明の第18の実施例の要部構成を示す図
である。
【図21】本発明の第19の実施例の要部構成を示す図
である。
【図22】本発明の第20の実施例の要部構成を示す図
である。
【図23】本発明の第21の実施例の要部構成を示す図
である。
【図24】本発明の第22の実施例の要部構成を示す図
である。
【図25】本発明の第23の実施例の要部構成を示す図
である。
【図26】本発明の第24の実施例の要部構成を示す図
である。
【図27】本発明の第25の実施例の要部構成を示す図
である。
【符号の説明】
101,301,401,501,601,601’,
601”,701,701’,801,901,100
1,1101,1101’,1101” キャリアヘ
ッド 101a,301a,401a,501a,701
a’,801a,901a,1001a,1101a
インク吐出部 101b,101b’,301b,401b,501
b,601a,601a’,601a”,701b,7
01b’,801b,901b,1001b,1001
f,1101b 開口部 101c,401c ワイヤホールド 101d,701c’,801d,1001d 回り
止めピン 102,202a〜202d,502,602,602
a’,602”,702,702’,802,902
d,7002a〜7002d,1002 サブインク
タンク 102a シート栓 103,203,203’,303,403,503,
603,603’,603”,703,703’,80
3,803’,1003,1103,7003,110
3’,1103” 主インクタンク 103a,203a〜203d,103a’,303
a,403a,503a,601c,601d,603
a,603b,603a’〜603d’,603a”,
603b”,703a,703a’803a,803
a’7003a〜7003d,903a,1003a
インク供給口 103b,7003i,403b,703e’,803
b,1003b 回り止め溝 103d インク導引部 104,404,504,604a,604b,70
4,704’,804,1004,1104,110
4’,1104” シャッタ 105,505,605a,605b,705,70
5’,805,805’,1005,1105 シャ
ッタスプリング 106,306,506,606,706’,806,
906,1006,1106 ワイヤ 107,207,307,407,507,607,6
07’,707’,807,907,1007 モー
タプーリ 108,208,308,408,508,608,6
08’,708’,808,908,1008 張り
車 109,209,309,409,509,609,6
09’,709’,809,909,1009 キャ
リアモータ 110 注射針 201 キャリアカラーヘッド 203e,203f,7003e〜7003h カラ
ーインク室 204 ベルトホールド 206 ベルト 304,904 スナップ 306 モータ取付部 311,311’ カートリッジクランプ台 312,312’ クランプバネ 404a アクチュエータ部 405 戻しバネ 410 装置本体 411 ソレノイド 412 継ぎピン 702a,703c,702a’,703c’,803
c’,1103a〜1103c,1102a,1102
a’,1102a”,1103b”,1103c”11
03a’,1103c’ インク吸収体 703b インク溜り部 703d 傾斜部 706a’,801c,905,1006a ワイヤ
ホルダ 803d’ パッキン部分 811 Oリング 901c 遮蔽部材 901d 反射面部 903b,1003c,1003d 支持部 911,911’ クランパー 912,922 クランプバネ 913 発光素子 914 受光素子 915 中継PCB 916 フォトインタラプタ 1001c 係止部 1001e ガイド穴 1001g 半島部 1003c’ 固定部 1104a 突起部 1111,1111’ クランク 1112’,1112” コッタ 7001 カラーキャリアヘッド 7001a〜7001d サブインクタンク開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/21

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用のインクを貯蔵する主インクタン
    クと、記録ヘッドを搭載するキャリアヘッド内に設けら
    れ、前記主インクタンクより供給されたインクを一時貯
    蔵して記録ヘッドへ供給するサブインクタンクとを具備
    するインクジェット記録装置において、 前記主インクタンクおよびサブインクタンクにはインク
    の供給を行うための第1のインク供給手段および第2の
    インク供給手段がそれぞれ設けられており、主インクタンクが記録ヘッドのキャリアガイドレールを
    兼ねるとともに、 キャリアヘッドが所定の位置にあるときに、前記第1の
    インク供給手段および第2のインク供給手段が当接して
    前記主インクタンクからサブインクタンクへのインクの
    供給が行われるように構成されていることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項に記載のインクジェット記録装
    置において、 インクジェット記録装置より主インクタンクと記録ヘッ
    ドとが合せて取り外し可能に構成されていることを特徴
    とするとしたインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項に記載のインク
    ジェット記録装置において、 1つの主インクタンクおよびサブインクタンクのそれぞ
    れに、第1のインク供給手段および第2のインク供給手
    段が複数設けられ、インク要求動作が複数の箇所にて行
    われることを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載のインクジェット記録装
    置において、 記録ヘッドと合せて取り外し可能とされる主インクタン
    クを支持するクランプ機構にホームポジション検出用の
    光学センサが設けられ、 記録ヘッドには前記光学センサの被検出体が設けられて
    いることを特徴としたインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項乃至請求項のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置において、 キャリアヘッドにはキャリアガイドレールを兼ねる主イ
    ンクタンクを挿通するための貫通孔が形成されるととも
    に、該貫通孔に連通する部分的な開口部が形成され、 主インクタンクを支持する支持部は、主インクタンクが
    支持された状態にて前記キャリアヘッドを交換可能とす
    るために前記開口部に対応適合する形状に形成されてい
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置において、 主インクタンクおよびサブインクタンク内にはインクを
    吸収して貯蔵するインク吸収体が収容されており、 インク供給動作時に、第1のインク供給手段および第2
    のインク供給手段の各供給口付近の各インク吸収体の少
    なくとも一方を、他方のインク吸収体に押し付ける押圧
    機構が設けられていることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
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