JP3264982B2 - 湿式バフ加工方法 - Google Patents
湿式バフ加工方法Info
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Landscapes
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被加工材の表面に、
砥粒を含有する研磨液を供給しながら回転駆動するバフ
を接触させて、被加工材の表面を研磨する湿式バフ加工
方法に関するものである。
砥粒を含有する研磨液を供給しながら回転駆動するバフ
を接触させて、被加工材の表面を研磨する湿式バフ加工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の湿式バフ加工方法においては、
バフに対する砥粒の供給は研磨液に添加して研磨液とと
もに行なわれるものである。
バフに対する砥粒の供給は研磨液に添加して研磨液とと
もに行なわれるものである。
【0003】そして、バフによる研磨作用は、バフと被
加工物との接触領域で行なわれるので、砥粒を含有する
研磨液は種々の工夫により前記接触領域内の中央部分に
到達するようにその供給が行なわれている。
加工物との接触領域で行なわれるので、砥粒を含有する
研磨液は種々の工夫により前記接触領域内の中央部分に
到達するようにその供給が行なわれている。
【0004】ところで、このようにして接触領域に供給
される砥粒は、研磨作用により摩滅するものであるの
で、研磨作用の効率等のため接触領域から適宜排出され
ることが必要であり、この種の摩滅した砥粒が多量に接
触領域内に残留すると、これに研磨による金属粉等が付
着して被加工物の表面に傷を付けたり,仕上むらを生じ
るおそれがある。
される砥粒は、研磨作用により摩滅するものであるの
で、研磨作用の効率等のため接触領域から適宜排出され
ることが必要であり、この種の摩滅した砥粒が多量に接
触領域内に残留すると、これに研磨による金属粉等が付
着して被加工物の表面に傷を付けたり,仕上むらを生じ
るおそれがある。
【0005】そのため、従来においては、この種の湿式
バフ加工方法においては、適宜にバフ交換を行い、被加
工物の表面悪化を予防することとしている。
バフ加工方法においては、適宜にバフ交換を行い、被加
工物の表面悪化を予防することとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の技術によ
れば、その作業が面倒であるうえ、とくに被加工材の表
面を良好な仕上面とする場合には頻繁にその作業を行な
うこととなり、湿式バフ加工の効率が低下する。
れば、その作業が面倒であるうえ、とくに被加工材の表
面を良好な仕上面とする場合には頻繁にその作業を行な
うこととなり、湿式バフ加工の効率が低下する。
【0007】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、面倒なバフ交換の頻度を少なくすること
によって、被加工材の表面を良好な仕上面とする場合に
おいても湿式バフ加工を効率的に行えるようにすること
を目的とするものである。
されたもので、面倒なバフ交換の頻度を少なくすること
によって、被加工材の表面を良好な仕上面とする場合に
おいても湿式バフ加工を効率的に行えるようにすること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、被加工材の表面に砥粒を含
有する研磨液を供給しながら、回転軸に取り付けたバフ
と接触させて、被加工材の表面を研磨する湿式バフ加工
方法において、前記バフによる被加工材の研磨工程中
に、前記バフと被加工材の表面との間を離間させるよう
に移動させ、この後、当該バフと被加工材の表面とを接
近させて、先と同様の押圧力で接触させるとともに、こ
の間前記研磨液の供給を継続し、且つ、前記被加工材を
正逆方向への回転駆動を可能とした回転テーブルに固定
し、この回転テーブルの回転駆動方向の反転に伴って、
被加工材の表面に対するバフの前記移動を行なうことを
特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、被加工材の表面に砥粒を含
有する研磨液を供給しながら、回転軸に取り付けたバフ
と接触させて、被加工材の表面を研磨する湿式バフ加工
方法において、前記バフによる被加工材の研磨工程中
に、前記バフと被加工材の表面との間を離間させるよう
に移動させ、この後、当該バフと被加工材の表面とを接
近させて、先と同様の押圧力で接触させるとともに、こ
の間前記研磨液の供給を継続し、且つ、前記被加工材を
正逆方向への回転駆動を可能とした回転テーブルに固定
し、この回転テーブルの回転駆動方向の反転に伴って、
被加工材の表面に対するバフの前記移動を行なうことを
特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、被加工材の表面
に対するバフの前記移動によりバフの被加工物への押圧
力が低下した状態で、バフと被加工物との間に研磨液が
供給されるので、それまでバフと被加工物との間に挟持
されていた摩滅した砥粒や金属粉等の拘束が緩み、この
研磨液による排除が促進される。
に対するバフの前記移動によりバフの被加工物への押圧
力が低下した状態で、バフと被加工物との間に研磨液が
供給されるので、それまでバフと被加工物との間に挟持
されていた摩滅した砥粒や金属粉等の拘束が緩み、この
研磨液による排除が促進される。
【0010】そのため、バフと被加工物との間に存在す
る摩滅した砥粒等が軽減し、被加工物の表面に傷を付け
たり,仕上むらを生じるおそれが軽減する。
る摩滅した砥粒等が軽減し、被加工物の表面に傷を付け
たり,仕上むらを生じるおそれが軽減する。
【0011】したがって、面倒なバフ交換の頻度を少な
くすることができ、被加工材の表面を良好な仕上面とす
る場合においても湿式バフ加工を効率的に行うことがで
きる。また、回転テーブルの回転駆動方向の反転に伴っ
て、被加工材の表面に対するバフの移動を行なうように
することにより、上記効果を一層高めることができる。
くすることができ、被加工材の表面を良好な仕上面とす
る場合においても湿式バフ加工を効率的に行うことがで
きる。また、回転テーブルの回転駆動方向の反転に伴っ
て、被加工材の表面に対するバフの移動を行なうように
することにより、上記効果を一層高めることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す実施例によりこの発明を説
明するが、この実施例はアルミニウム合金製の鋳造品で
ある自動車用ホイールのデザイン面について本願技術を
適用するものである。なお、デザイン面とは自動車用ホ
イールを自動車に装着した場合に、車体の外側に向き,
自動車の外観の一部を構成する面のことである。
明するが、この実施例はアルミニウム合金製の鋳造品で
ある自動車用ホイールのデザイン面について本願技術を
適用するものである。なお、デザイン面とは自動車用ホ
イールを自動車に装着した場合に、車体の外側に向き,
自動車の外観の一部を構成する面のことである。
【0013】まず、被加工物としての自動車用ホイール
素材1は、所要の形状に形成された鋳型内にアルミニウ
ム合金(例えば、AC4CH)の溶湯を注湯することによっ
て鋳造されたものである。
素材1は、所要の形状に形成された鋳型内にアルミニウ
ム合金(例えば、AC4CH)の溶湯を注湯することによっ
て鋳造されたものである。
【0014】このようにして得られた自動車用ホイール
素材1は、鋳型から取り出された後、堰等を除去すると
ともに、所要の位置に所定の機械加工を施し、自動車用
ホイールとしての寸法精度が確保された状態となってい
る。
素材1は、鋳型から取り出された後、堰等を除去すると
ともに、所要の位置に所定の機械加工を施し、自動車用
ホイールとしての寸法精度が確保された状態となってい
る。
【0015】なお、自動車用ホイール素材1において
は、デザイン的な要求からそのデザイン面2にはスポー
ク部3,透孔4,ハブ部5およびリム部6等により多数
の凹凸が形成されている(図2,3参照)。
は、デザイン的な要求からそのデザイン面2にはスポー
ク部3,透孔4,ハブ部5およびリム部6等により多数
の凹凸が形成されている(図2,3参照)。
【0016】かかる自動車用ホイール素材1のデザイン
面2(本願発明の表面に該当する)は、所要の荒仕上お
よび中仕上をなされた後、以下の湿式バフ加工方法が行
なわれ、最終的にそのデザイン面2は光輝状態の良好な
仕上面に形成される。
面2(本願発明の表面に該当する)は、所要の荒仕上お
よび中仕上をなされた後、以下の湿式バフ加工方法が行
なわれ、最終的にそのデザイン面2は光輝状態の良好な
仕上面に形成される。
【0017】すなわち、実施例の湿式バフ加工方法は、
次のようである(図2,3参照)。
次のようである(図2,3参照)。
【0018】この湿式バフ加工方法においては、自動車
用ホイール素材1は回転テーブル11上にその中心を回
転テーブル11の回転中心Oと一致させて前記デザイン
面2が上向きの水平姿勢に固定し、これに上方から垂下
した回転軸12の下端部に装着したバフ13の下端面で
前記デザイン面2を研磨するものである。
用ホイール素材1は回転テーブル11上にその中心を回
転テーブル11の回転中心Oと一致させて前記デザイン
面2が上向きの水平姿勢に固定し、これに上方から垂下
した回転軸12の下端部に装着したバフ13の下端面で
前記デザイン面2を研磨するものである。
【0019】前記回転テーブル11は加工時には低速で
回転駆動され、前記バフ13による加工部位を順次周方
向に変位させるものである。なお、この実施例の前記回
転テーブル11は適宜時間(例えば、30秒)毎にその回
転方向を逆転するものである。
回転駆動され、前記バフ13による加工部位を順次周方
向に変位させるものである。なお、この実施例の前記回
転テーブル11は適宜時間(例えば、30秒)毎にその回
転方向を逆転するものである。
【0020】そして、前記バフ13は、従来のバフに較
べて極めて柔軟な素材により形成されたもので、この実
施例では発泡倍率の高い(例えば、3倍〜5倍),連続
気泡のスポンジ材で形成されたものである。なお、バフ
13としてはスポンジ材に限らず、これと同等程度に柔
軟であればその他の材料からなるバフを用いてもよい。
べて極めて柔軟な素材により形成されたもので、この実
施例では発泡倍率の高い(例えば、3倍〜5倍),連続
気泡のスポンジ材で形成されたものである。なお、バフ
13としてはスポンジ材に限らず、これと同等程度に柔
軟であればその他の材料からなるバフを用いてもよい。
【0021】そのため、このバフ13は、デザイン面2
に凹凸が存在するにもかかわらず、図2に示すように、
その下端面がデザイン面2上に確実に接触状態を維持で
きる。
に凹凸が存在するにもかかわらず、図2に示すように、
その下端面がデザイン面2上に確実に接触状態を維持で
きる。
【0022】かかるバフ13のデザイン面2への押圧力
は、例えば1kgf/cm2以下の小さなものである。
は、例えば1kgf/cm2以下の小さなものである。
【0023】かかるバフ13を下端部に支持する前記回
転軸12は、油圧シリンダ等で構成された昇降装置15
に保持されて上下に移動可能となっており、前記回転軸
12は前記バフ13の回転速度が10m/sec以下の程度の
極めて低速度となるように、例えば300r.p.mで駆動する
ものであり、この実施例の場合には前記バフ13の回転
速度は例えば4m/secである。
転軸12は、油圧シリンダ等で構成された昇降装置15
に保持されて上下に移動可能となっており、前記回転軸
12は前記バフ13の回転速度が10m/sec以下の程度の
極めて低速度となるように、例えば300r.p.mで駆動する
ものであり、この実施例の場合には前記バフ13の回転
速度は例えば4m/secである。
【0024】これは、前記したバフ13を構成する柔軟
な素材が、前記デザイン面2の凹凸に対する接触状態を
維持しながらその凹凸に追従して確実に変形できるよう
にするためである。
な素材が、前記デザイン面2の凹凸に対する接触状態を
維持しながらその凹凸に追従して確実に変形できるよう
にするためである。
【0025】そして、この回転軸12の回転方向は、前
記回転テーブル11の回転方向と一致する向きに回転駆
動されるようになっており、前記回転テーブル11の回
転方向が逆向きに反転する際には、前記昇降装置15に
より回転軸12が引き上げられ前記バフ13がデザイン
面2から上方に離間するとともに、この回転軸12の回
転方向も逆向きに反転駆動するようになっている。
記回転テーブル11の回転方向と一致する向きに回転駆
動されるようになっており、前記回転テーブル11の回
転方向が逆向きに反転する際には、前記昇降装置15に
より回転軸12が引き上げられ前記バフ13がデザイン
面2から上方に離間するとともに、この回転軸12の回
転方向も逆向きに反転駆動するようになっている。
【0026】したがって、前記回転テーブル11の回転
方向の反転があっても、回転テーブル11の回転方向と
前記バフ13の回転方向とは常に同方向に維持される。
方向の反転があっても、回転テーブル11の回転方向と
前記バフ13の回転方向とは常に同方向に維持される。
【0027】このような回転軸12には軸穴12aが形
成されており、砥粒の添加された研磨液がこの軸穴12
aを通じてバフ13とデザイン面2との接触領域の中央
部に供給されるようになっている。
成されており、砥粒の添加された研磨液がこの軸穴12
aを通じてバフ13とデザイン面2との接触領域の中央
部に供給されるようになっている。
【0028】この実施例では、この研磨液は粒径が10
μmのアルミナを砥粒として含有し、界面活性剤の添加
された水溶液である。
μmのアルミナを砥粒として含有し、界面活性剤の添加
された水溶液である。
【0029】また、この実施例においては、図3に仮想
線で示すように、前記と同一の研磨液をバフ13とデザ
イン面2との接触領域に向けて供給する研磨液ノズル1
6が設置されており、これにより前記バフ13とデザイ
ン面2の接触領域の周縁部側から新鮮な砥粒の供給を確
実に行なうようになっている。
線で示すように、前記と同一の研磨液をバフ13とデザ
イン面2との接触領域に向けて供給する研磨液ノズル1
6が設置されており、これにより前記バフ13とデザイ
ン面2の接触領域の周縁部側から新鮮な砥粒の供給を確
実に行なうようになっている。
【0030】なお、回転軸12の軸穴12aと研磨液ノ
ズル16とから供給される研磨液は例えば100cc/min以
上の程度である。
ズル16とから供給される研磨液は例えば100cc/min以
上の程度である。
【0031】そして、前記回転軸12の軸穴12aおよ
び前記研磨液ノズル16からの研磨液の供給は、前記回
転テーブル11の回転方向の反転時にも継続するように
なっている。
び前記研磨液ノズル16からの研磨液の供給は、前記回
転テーブル11の回転方向の反転時にも継続するように
なっている。
【0032】この実施例における回転テーブル11の回
転,バフ13の回転,回転軸12の移動および研磨液の
供給は、図1のタイミングチャートに示すようである。
転,バフ13の回転,回転軸12の移動および研磨液の
供給は、図1のタイミングチャートに示すようである。
【0033】図1において、横軸は時間軸を示し、時刻
t0は回転テーブル11が右回転中のある時刻である。
この時刻t0から回転テーブル11の右回転が停止する
時刻t1までの間には、バフ13を有する回転軸12
は、図2に実線で示す下降位置でバフ13を所定の押圧
力でデザイン面2に押圧した状態(図1中に「接」で示
す)を維持する。また、このバフ13は、前記回転軸1
2により所定の回転速度で右回転されている。そして、
この間において、研磨液は前記回転軸12の軸穴12a
および研磨液ノズル16を経てバフ13の下端部と前記
デザイン面2との接触領域に向けて供給されている。
t0は回転テーブル11が右回転中のある時刻である。
この時刻t0から回転テーブル11の右回転が停止する
時刻t1までの間には、バフ13を有する回転軸12
は、図2に実線で示す下降位置でバフ13を所定の押圧
力でデザイン面2に押圧した状態(図1中に「接」で示
す)を維持する。また、このバフ13は、前記回転軸1
2により所定の回転速度で右回転されている。そして、
この間において、研磨液は前記回転軸12の軸穴12a
および研磨液ノズル16を経てバフ13の下端部と前記
デザイン面2との接触領域に向けて供給されている。
【0034】そのため、この時刻t0から時刻t1までの
間には、バフ13とデザイン面2との接触領域で前記研
磨液が含有する砥粒による研磨作用が行なわれる。
間には、バフ13とデザイン面2との接触領域で前記研
磨液が含有する砥粒による研磨作用が行なわれる。
【0035】時刻t1になると、回転テーブル11およ
びバフ13の回転方向を反転するために回転テーブル1
1およびバフ13の回転が停止する。これとともに、前
記昇降装置15が回転軸12を引き上げ駆動して、バフ
13の下端面とデザイン面2とを離間した状態(図2に
仮想線で示す上昇位置であり、図1中に「離」で示
す。)とする。この状態においても、研磨液の供給は前
記と同様に行なわれている。
びバフ13の回転方向を反転するために回転テーブル1
1およびバフ13の回転が停止する。これとともに、前
記昇降装置15が回転軸12を引き上げ駆動して、バフ
13の下端面とデザイン面2とを離間した状態(図2に
仮想線で示す上昇位置であり、図1中に「離」で示
す。)とする。この状態においても、研磨液の供給は前
記と同様に行なわれている。
【0036】したがって、このようにバフ13がデザイ
ン面2から離間した状態で、接触領域であった部位に研
磨液が供給されるので、時刻t1までの間に接触領域内
に拘束されていた摩滅した砥粒や金属粉はその研磨液で
洗い流される。
ン面2から離間した状態で、接触領域であった部位に研
磨液が供給されるので、時刻t1までの間に接触領域内
に拘束されていた摩滅した砥粒や金属粉はその研磨液で
洗い流される。
【0037】なお、この状態は時刻t1から時刻2までの
短時間であり、例えば5秒程度である。
短時間であり、例えば5秒程度である。
【0038】時刻t2においては、前記回転テーブル1
1の左回転が開始するとともに、前記回転軸12は昇降
装置15が下降することによって、先と同様に下降位置
でバフ13を所定の押圧力でデザイン面2に押圧した状
態で、バフ13が左回転を開始する。研磨液の供給は、
先と同様であるので、この時刻t2から時刻t3までの間
においても右回転の場合と同様に接触領域では研磨作用
が行なわれる。
1の左回転が開始するとともに、前記回転軸12は昇降
装置15が下降することによって、先と同様に下降位置
でバフ13を所定の押圧力でデザイン面2に押圧した状
態で、バフ13が左回転を開始する。研磨液の供給は、
先と同様であるので、この時刻t2から時刻t3までの間
においても右回転の場合と同様に接触領域では研磨作用
が行なわれる。
【0039】この際、前記時刻t1から時刻t2の間に先
に生じていた摩滅砥粒や金属粉が排除されているので、
新たにな砥粒が接触領域中に分散されやすく、良好な研
磨作用が行なわれる。
に生じていた摩滅砥粒や金属粉が排除されているので、
新たにな砥粒が接触領域中に分散されやすく、良好な研
磨作用が行なわれる。
【0040】なお、この時刻t2から時刻t3までの時間
は例えば30秒程度であり、回転テーブル11等の右回
転動作の時間も同様である。
は例えば30秒程度であり、回転テーブル11等の右回
転動作の時間も同様である。
【0041】時刻t3においては、回転テーブル11お
よびバフ13の回転方向を右回転に反転するために停止
する。
よびバフ13の回転方向を右回転に反転するために停止
する。
【0042】そして、前記昇降装置15により回転軸1
2を介して、バフ13の下端面とデザイン面2とを離間
した状態とし、研磨液の供給が継続していることは前記
時刻t1から時刻t2までと同様である。
2を介して、バフ13の下端面とデザイン面2とを離間
した状態とし、研磨液の供給が継続していることは前記
時刻t1から時刻t2までと同様である。
【0043】したがって、時刻t3までの間に接触領域
内に拘束されていた摩滅した砥粒や金属粉は研磨液で洗
い流され時刻t4から回転テーブル11およびバフ13
は右回転を開始し、前記した時刻t1から時刻t2までと
同様に機能する。
内に拘束されていた摩滅した砥粒や金属粉は研磨液で洗
い流され時刻t4から回転テーブル11およびバフ13
は右回転を開始し、前記した時刻t1から時刻t2までと
同様に機能する。
【0044】このように回転テーブル11およびバフ1
3の回転・停止・反転を適宜時間に渡って繰り返すこと
により、前記デザイン面2は光輝状態の良好な仕上面と
しての研磨が完了する。
3の回転・停止・反転を適宜時間に渡って繰り返すこと
により、前記デザイン面2は光輝状態の良好な仕上面と
しての研磨が完了する。
【0045】この実施例においては、回転テーブル11
とバフ13の回転方向の反転に伴い、バフ13をデザイ
ン面2から離間するように引き上げ、先にバフ13と接
触していたデザイン面2上の部位にその状態で研磨液を
供給するから研磨作用中にバフ13とデザイン面2との
間に挟持されていた摩滅した砥粒等の異物の排除が確実
に行える利点がある。
とバフ13の回転方向の反転に伴い、バフ13をデザイ
ン面2から離間するように引き上げ、先にバフ13と接
触していたデザイン面2上の部位にその状態で研磨液を
供給するから研磨作用中にバフ13とデザイン面2との
間に挟持されていた摩滅した砥粒等の異物の排除が確実
に行える利点がある。
【0046】そのため、バフ13を連続的に使用し得る
時間が長期化し、従来のように頻繁に交換することが不
要となるので、湿式バフ加工方法で良好な仕上面を得る
場合にその研磨作業を効率的に行なうことができる。
時間が長期化し、従来のように頻繁に交換することが不
要となるので、湿式バフ加工方法で良好な仕上面を得る
場合にその研磨作業を効率的に行なうことができる。
【0047】以上説明した実施例においては、回転テー
ブル11等の反転の機会を利用して摩滅した砥粒等の排
除を行なうこととしたが、これに限らず、例えば図4に
示すようにしてもよい。
ブル11等の反転の機会を利用して摩滅した砥粒等の排
除を行なうこととしたが、これに限らず、例えば図4に
示すようにしてもよい。
【0048】図4は前記図1に示したタイミングチャー
トに、摩滅した砥粒等の排除の機会P1,P2を追加して
設定したものであり、以下においてはこの点についての
み説明を行なう。
トに、摩滅した砥粒等の排除の機会P1,P2を追加して
設定したものであり、以下においてはこの点についての
み説明を行なう。
【0049】これらの摩滅した砥粒等の排除の機会
P1,P2は、図4から明らかなように、前記の時刻t1
から時刻t2まで,あるいは時刻t3から時刻t4までに
設けられた場合より、回転軸12の昇降動作の高さが小
さく,かつその時間も短時間のものである。
P1,P2は、図4から明らかなように、前記の時刻t1
から時刻t2まで,あるいは時刻t3から時刻t4までに
設けられた場合より、回転軸12の昇降動作の高さが小
さく,かつその時間も短時間のものである。
【0050】すなわち、これらの機会P1,P2は、図4
から明らかなように、回転テーブル11およびバフ13
が左回転動作中に、回転軸12を短時間に僅かに昇降動
作することにより、バフ13とデザイン面2との間を拡
大するようにバフ13が移動するが、バフ13はデザイ
ン面2から離間するには至らず、バフ13による押圧力
を弱めるものである。
から明らかなように、回転テーブル11およびバフ13
が左回転動作中に、回転軸12を短時間に僅かに昇降動
作することにより、バフ13とデザイン面2との間を拡
大するようにバフ13が移動するが、バフ13はデザイ
ン面2から離間するには至らず、バフ13による押圧力
を弱めるものである。
【0051】これによっても、バフ13とデザイン面2
との間に挟持された摩滅した砥粒等の拘束が弱まるの
で、その後の研磨液により摩滅した砥粒等の接触領域外
への流出および新たな砥粒の供給をある程度促進するこ
とができ、バフ13を連続的に使用し得る時間が長期化
できるので、バフ交換を軽減して湿式バフ加工方法によ
り良好な仕上面を得る場合にその研磨作業を効率的に行
なうことができる。
との間に挟持された摩滅した砥粒等の拘束が弱まるの
で、その後の研磨液により摩滅した砥粒等の接触領域外
への流出および新たな砥粒の供給をある程度促進するこ
とができ、バフ13を連続的に使用し得る時間が長期化
できるので、バフ交換を軽減して湿式バフ加工方法によ
り良好な仕上面を得る場合にその研磨作業を効率的に行
なうことができる。
【0052】また、このような摩滅した砥粒の排除およ
び新たな砥粒の供給の機会P1,P2の時間的間隔は例え
ば5秒程度の短時間とし、研磨工程中に継続的にバフ1
3の昇降動作を行わせれば、バフ13とデザイン面2と
の間に位置して研磨作用を行う砥粒を良好な状態に維持
することができる。
び新たな砥粒の供給の機会P1,P2の時間的間隔は例え
ば5秒程度の短時間とし、研磨工程中に継続的にバフ1
3の昇降動作を行わせれば、バフ13とデザイン面2と
の間に位置して研磨作用を行う砥粒を良好な状態に維持
することができる。
【0053】そして、この場合にバフ13の動作をデザ
イン面2から離間するように行わせることとすれば、バ
フ13とデザイン面2との間に位置する砥粒の新たな砥
粒への新陳代謝が効果的に行われ、良好な砥粒による研
磨加工が確実に行われるので、比較的短時間の加工で良
好な仕上げ面を確実にうることができる。
イン面2から離間するように行わせることとすれば、バ
フ13とデザイン面2との間に位置する砥粒の新たな砥
粒への新陳代謝が効果的に行われ、良好な砥粒による研
磨加工が確実に行われるので、比較的短時間の加工で良
好な仕上げ面を確実にうることができる。
【0054】なお、以上説明した実施例において、回転
軸12はたて軸としたものであるが、本願発明はバフを
回転駆動する回転軸を横軸としたものにも同様に実施で
きることはいうまでもない。
軸12はたて軸としたものであるが、本願発明はバフを
回転駆動する回転軸を横軸としたものにも同様に実施で
きることはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、被加工材の表面に対するバフの前記移動に
よりバフの被加工物への押圧力が低下した状態で、バフ
と被加工物との間に研磨液が供給されるので、それまで
バフと被加工物との間に挟持されていた摩滅した砥粒や
金属粉等の拘束が緩み、この研磨液による排除が促進さ
れる。
明によれば、被加工材の表面に対するバフの前記移動に
よりバフの被加工物への押圧力が低下した状態で、バフ
と被加工物との間に研磨液が供給されるので、それまで
バフと被加工物との間に挟持されていた摩滅した砥粒や
金属粉等の拘束が緩み、この研磨液による排除が促進さ
れる。
【0056】そのため、バフと被加工物との間に存在す
る摩滅した砥粒等が軽減し、被加工物の表面に傷を付け
たり,仕上むらを生じるおそれが軽減する。
る摩滅した砥粒等が軽減し、被加工物の表面に傷を付け
たり,仕上むらを生じるおそれが軽減する。
【0057】したがって、面倒なバフ交換の頻度を少な
くすることができ、被加工材の表面を良好な仕上面とす
る場合においても湿式バフ加工を効率的に行うことがで
きる。また、回転テーブルの回転駆動方向の反転に伴っ
て、被加工材の表面に対するバフの移動を行なうように
することにより、上記効果を一層高めることができる。
くすることができ、被加工材の表面を良好な仕上面とす
る場合においても湿式バフ加工を効率的に行うことがで
きる。また、回転テーブルの回転駆動方向の反転に伴っ
て、被加工材の表面に対するバフの移動を行なうように
することにより、上記効果を一層高めることができる。
【図1】実施例の湿式バフ加工方法のタイミングチャー
トである。
トである。
【図2】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図3】湿式バフ加工方法の説明用上面図である。
【図4】変形例のタイミングチャートである。
1 自動車用ホイール素材(被加工物) 2 デザイン面(表面) 11 回転テーブル 12 回転軸 13 バフ 15 昇降装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−93168(JP,A) 特開 平4−336954(JP,A) 特開 昭50−104491(JP,A) 特開 平3−234460(JP,A) 特開 平2−15970(JP,A) 実開 昭50−21194(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 29/00 B24B 57/02 B24B 37/00
Claims (3)
- 【請求項1】 被加工材の表面に砥粒を含有する研磨液
を供給しながら、回転軸に取り付けたバフと接触させ
て、被加工材の表面を研磨する湿式バフ加工方法におい
て、 前記バフによる被加工材の研磨工程中に、前記バフと被
加工材の表面との間を離間させるように移動させ、この
後、当該バフと被加工材の表面とを接近させて、先と同
様の押圧力で接触させるとともに、この間前記研磨液の
供給を継続し、 且つ、前記被加工材を正逆方向への回転駆動を可能とし
た回転テーブルに固定し、この回転テーブルの回転駆動
方向の反転に伴って、被加工材の表面に対するバフの前
記移動を行なう ことを特徴とする湿式バフ加工方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の湿式バフ加工方法におい
て、前記回転テーブルの回転駆動方向の反転に伴って、
前記回転軸の回転方向の反転を併せて行い、前記回転テ
ーブルの回転方向と前記回転軸の回転方向とを同一方向
に維持することを特徴とする湿式バフ加工方法。 - 【請求項3】被加工材の表面に砥粒を含有する研磨液を
供給しながら、回転軸に取り付けたバフと接触させて、
被加工材の表面を研磨する湿式バフ加工方法において、 前記バフによる被加工材の研磨工程中に、前記バフと被
加工材の表面との間を離間させるように移動させ、この
後、当該バフと被加工材の表面とを接近させて、先と同
様の押圧力で接触させるとともに、この間前記研磨液の
供給を継続し、 且つ、被加工材の表面に対するバフの離間に伴って、前
記回転軸の回転方向を反転させる ことを特徴とする湿式
バフ加工方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16923692A JP3264982B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 湿式バフ加工方法 |
| US08/082,295 US5491030A (en) | 1992-06-26 | 1993-06-28 | Surface finishing for metal moldings |
| US08/435,212 US5706567A (en) | 1992-06-26 | 1995-05-05 | Method of surface finishing of metal moldings |
| US08/787,109 US5792334A (en) | 1992-06-26 | 1997-01-22 | Method of surface finishing of metal moldings |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16923692A JP3264982B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 湿式バフ加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691514A JPH0691514A (ja) | 1994-04-05 |
| JP3264982B2 true JP3264982B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=15882764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16923692A Expired - Fee Related JP3264982B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 湿式バフ加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3264982B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6486931B1 (en) | 1999-06-14 | 2002-11-26 | Nec Corporation | LCD optical guide plate with a roughened back surface having projections that support a reflecting sheet |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP16923692A patent/JP3264982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6486931B1 (en) | 1999-06-14 | 2002-11-26 | Nec Corporation | LCD optical guide plate with a roughened back surface having projections that support a reflecting sheet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0691514A (ja) | 1994-04-05 |
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