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JP3296901B2 - 電子写真装置用導電性ロール - Google Patents
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JP3296901B2 - 電子写真装置用導電性ロール - Google Patents

電子写真装置用導電性ロール

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JP3296901B2
JP3296901B2 JP26464293A JP26464293A JP3296901B2 JP 3296901 B2 JP3296901 B2 JP 3296901B2 JP 26464293 A JP26464293 A JP 26464293A JP 26464293 A JP26464293 A JP 26464293A JP 3296901 B2 JP3296901 B2 JP 3296901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスにお
いて通電状態で使用される電子写真装置用導電性ロール
に関するものであり、特に、感光体を汚すことなく、導
電性に優れた電子写真装置用導電性ロールに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】電子写真プロセスには、帯
電、潜像形成、現像、転写、定着、除電及びクリーニン
グの各プロセスがあり、これらのプロセスのうち、帯
電、現像、転写、クリーニングの各プロセスにおいて、
導電性のゴムロールが用いられ、該ロールに電圧が印加
されて、各々帯電、現像、転写、クリーニング等の機能
を発揮するようになっている。例えば、帯電プロセスに
おいては、電圧が印加された帯電ロールを感光体表面に
押し当てて、有機感光体(OPC)表面を帯電させるよ
うになっている。
【0003】従来、電子写真プロセスに使用される導電
性のゴムロールとしては、表面に導電性のポリウレタン
層が形成されてなるものが知られており、このポリウレ
タン層には、その燃焼を防止するために、難燃剤が配合
されている。難燃剤には、添加型と、反応型があり、添
加型としては、有機リン酸エステル、含ハロゲンリン酸
エステル等が知られている。これらの難燃剤は、導電性
ロールのポリウレタン層に自己消火性を付与できるが、
液状のため、ゴムロール表面に滲みだし、有機感光体を
汚染してしまうという問題がある。
【0004】また、反応型の難燃剤としては、含リンポ
リオール、含ハロゲンポリオール等が知られている。こ
の反応型の難燃剤は、ポリウレタン材質の構造内に取り
込まれるため、成形物の表面へ滲み出さないので、有機
感光体を汚染することはないが、十分な難燃性を得るに
は量的に多く配合する必要がある。また、上記含リンポ
リオール、含ハロゲンポリオールは分子量が小さいた
め、イオンが動きにくくなり、ロールの導電性を十分に
確保することは困難である。したがって、電子写真プロ
セスの各プロセスにおける、帯電等の各機能を十分に発
揮できないという問題がある。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、感光体等の被
接触物を汚すことなく、しかも導電性および難燃性に優
れた電子写真装置用導電性ロールを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたものであり、下記の構成からな
ることを特徴とするものである。すなわち、本発明によ
れば、導電性のポリウレタン層が表面に形成された電子
写真装置用導電性ロールにおいて、前記ポリウレタン層
に金属水酸化物を添加したことを特徴とする電子写真装
置用導電性ロールが提供される。
【0007】また、本発明によれば、前記ポリウレタン
に配合される金属水酸化物が水酸化マグネシウムである
電子写真装置用導電性ロールが提供される。
【0008】
【発明の具体的な説明】本発明の技術的特徴は、導電性
のポリウレタン層が表面に形成された電子写真装置用導
電性ロールにおいて、ポリウレタン層に金属水酸化物を
添加したことにあり、この金属水酸化物はポリウレタン
の難燃剤として機能するものであり、ポリウレタンに配
合しても、成形品の表面に滲出することがないため、感
光体等の被接触物を汚すことなく、しかも導電性に優れ
た電子写真装置用導電性ロールを提供できるものであ
る。
【0009】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図2には、本発明に係る電子写真装置用導電性ロールを
帯電ロールに使用した場合の一例が示されている。感光
体10の表面10Aには、電源12が接続された帯電ロ
ール14が圧接されており、この帯電ロール14の図1
に示すシャフト16に電圧が印加されて、感光体10の
表面10Aが所望の電位に調整されるようになってい
る。
【0010】この帯電ロール14は、図1に断面図とし
て示すように、シャフト16の表面に、導電性のポリウ
レタン層18が形成されてなるものである。このポリウ
レタン層18には、難燃剤として、金属水酸化物が添加
されている。
【0011】また、本発明において、難燃剤として使用
する金属水酸化物は、水酸化マグネシウム、水酸化アル
ミニウム、水酸化カルシウム等を例示でき、これらのう
ち、水酸化マグネシウム又は水酸化アルミニウムを使用
するのが好ましく、水酸化マグネシウムを使用するのが
最も好ましい。また、水酸化マグネシウムは、5ないし
50phr、特に10ないし30phrの配合とするの
が物性、難燃性の点で好ましい。金属水酸化物の配合量
が前記範囲よりも少ない場合は十分な難燃性が得られ
ず、また、それよりも多い場合は、難燃性にそれ以上の
格別の改善はなく、逆に耐摩耗性、永久歪み等が悪くな
る。金属水酸化物は、加熱されて分解される際の反応が
吸熱反応であるので、着火されたポリウレタン層18か
ら熱を奪い、消火するように作用する。
【0012】なお、水酸化アルミニウムの場合は、配合
量を20ないし60phr、特に30ないし50phr
の配合とすることにより、上記水酸化マグネシウムと同
様の物性が得られる。
【0013】本発明の金属水酸化物は、水和物でも無水
物でも、上記吸熱反応により難燃剤としての機能を発揮
できるので、その何れであっても良いが、水和物が好ま
しい。水和物は、加熱されることにより、水分子を放出
し、この水分子が燃焼を阻止あるいは抑制し、難燃剤と
しての機能を向上させるからである。
【0014】なお、本発明で難燃剤として使用する金属
水酸化物は、液状ではなく、結晶性の固体であるため、
ポリウレタン層18の表面に滲み出すことはなく、感光
体10を汚染することはない。また、上記の如く、比較
的少量の添加量で難燃性を発揮できるので、ポリウレタ
ン層18の導電性を悪化させたり、耐摩耗性、永久変形
を悪化させたりすることはない。
【0015】さらに、本発明において、金属水酸化物の
うち水酸化マグネシウムが最も好ましいのは、水酸化マ
グネシウムの分解点は340℃であり、ポリウレタンの
引火温度(300ないし320℃)よりも高いという点
にある。すなわち、水酸化マグネシウムの分解点がポリ
ウレタンの引火点よりも高いと、ポリウレタンが引火点
に達するまで加熱されても水酸化マグネシウムに水分子
がほとんど残っており、ポリウレタン層18が着火され
ても、水が十分な量放出されるので、この水による消火
効果と、吸熱反応によって熱を奪う効果との相乗効果で
ポリウレタンに十分な自己消火性を付与できる。なお、
上記説明は、本発明に係る電子写真装置用導電性ロール
として、帯電ロールに適用した場合についてのものであ
るが、電子写真システムにおいて、通電状態で使用する
ロール(現像ロール、クリーニングロール等)にも一般
に適用できることはもちろんである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、感光体等の被接触物を
汚すことなく、しかも導電性及び難燃性に優れた電子写
真装置用導電性ロールを提供できる。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明する。実施例1 ポリエステル系ポリオール(OD−X−106、大日本
インキ化学工業製)に、過塩素酸リチウム(LiClO
4 )0.1phrを添加し、80℃に温調した。次い
で、難燃剤として、水酸化マグネシウム(協和化学工業
製、「キスマ5A」)を5phrを分散後、硬化剤とし
てMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)を10
phr添加、攪拌して混合物を得た。
【0018】この混合物を、予めシャフトが配置されて
いる金型(金型の余熱温度100℃)に注入し、100
℃で30分間加熱し、両端部を除くシャフト表面に、導
電性のポリウレタン層が形成されたロールを得た。この
ロールの物性値等を表1に示した。
【0019】実施例2 実施例1における水酸化マグネシウム(協和化学工業
製、「キスマ5A」)の配合量を10phrにした以外
は、実施例1と同様にしてロールを製造した。このロー
ルの物性等を表1に示した。
【0020】実施例3 実施例1における水酸化マグネシウム(協和化学工業
製、「キスマ5A」)の配合量を30phrにした以外
は実施例1と同様にしてロールを製造した。このロール
の物性値等を表1に示した。
【0021】実施例4 実施例1における水酸化マグネシウム(協和化学工業
製、「キスマ5A」)の配合量を50phrにした以外
は実施例1と同様にしてロールを製造した。このロール
の物性値等を表1に示した。
【0022】実施例5 実施例1における水酸化マグネシウムに代えて水酸化ア
ルミニウム(昭和電工製、「ハイジライトH−42
M」)を添加した(添加量は30phr)以外は、実施
例1と同様にして、ロールを製造した。このロールの物
性等を表1に示した。
【0023】実施例6 実施例1における水酸化マグネシウムに代えて水酸化ア
ルミニウム(昭和電工製、「ハイジライトH−42
M」)を添加した(添加量は50phr)以外は、実施
例1と同様にして、ロールを製造した。このロールの物
性等を表1に示した。
【0024】比較例1 水酸化マグネシウムを添加しない以外は、実施例1と同
様にしてロールを製造した。このロールの物性等を表1
に示した。
【0025】比較例2 難燃剤として含リンポリオール(三洋化成工業製、「Y
−24」)を添加した(添加量10phr)以外は、実
施例1と同様にしてロールを製造した。このロールの物
性等を表1に示した。
【0026】比較例3 含リンポリオール(三洋化成工業製、Y−24)を30
phr添加した以外は実施例1と同様にしてロールを製
造した。このロールの物性等を表1に示した。
【0027】
【0028】なお、表1において、「自己消火性」の欄
の「○」は自己消火性(10秒以下で消火)が良いこと
を、「△」は自己消火性(30秒以下で消火)があるこ
とを、「×」は自己消火性がないことを示している。ま
た、表1において、「感光体への滲み出し」の欄の
「○」は、感光体への滲み出しがなかったことを示して
いる。さらに、表1において、「耐摩耗性」、「圧縮永
久歪み」の欄の「○」は現行と比較して良いことを、
「×」は現行と比較して悪いことを示している。
【0029】実施例と比較例とを比較すると、特に、水
酸化マグネシウムを添加した実施例においては、少ない
添加量(5phr)で自己消火性が発揮され、添加量を
50phrまでの範囲内でさらに増やした場合には、自
己消化性は著しく改善されることが明らかである。ま
た、実施例1ないし実施例6のロールでは、比較例1な
いし比較例3に比べて、大幅に電気抵抗が小さくなって
おり、導電性が優れていることが明らかである。
【0030】さらに、実施例1ないし実施例3及び実施
例5のロールは、耐摩耗性に優れると共に、圧縮永久歪
についても優れた物性を示しており、また、実施例1な
いし6のすべてのロールが感光体への滲み出しがなく、
これらの結果を総合すると、実施例1ないし実施例6の
ロールは、電子写真プロセスにおいて、帯電、現像等の
機能を十分に発揮し得ることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る帯電ロールの断面図で
ある。
【図2】図1の帯電ロールを電子写真装置に使用した場
合を示し、帯電ロールの軸線方向側から見た図である。
【符号の説明】
10 感光体 14 帯電ロール(電子写真装置用導電性ロール)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/20 102 G03G 15/20 102 21/06 H01B 5/16 21/10 G03G 21/00 312 H01B 5/16 340 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 75/04 - 75/12 F16C 13/00 G03G 15/02,15/08,15/16 G03G 15/20,21/06,21/10 H01B 5/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性のポリウレタン層が表面に形成さ
    れた電子写真装置用導電性ロールにおいて、前記ポリウ
    レタン層に金属水酸化物を添加したことを特徴とする電
    子写真装置用導電性ロール。
  2. 【請求項2】 前記金属水酸化物が水酸化マグネシウム
    である請求項1記載の電子写真用導電性ロール。
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US3959574A (en) 1974-04-26 1976-05-25 Xerox Corporation Biasable member and method for making

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