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JP3299697B2 - 突っ張り固定型の収納棚 - Google Patents
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JP3299697B2 - 突っ張り固定型の収納棚 - Google Patents

突っ張り固定型の収納棚

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JP3299697B2
JP3299697B2 JP20714197A JP20714197A JP3299697B2 JP 3299697 B2 JP3299697 B2 JP 3299697B2 JP 20714197 A JP20714197 A JP 20714197A JP 20714197 A JP20714197 A JP 20714197A JP 3299697 B2 JP3299697 B2 JP 3299697B2
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孝尚 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁面に沿って配
置されて、天井と床面との間に突っ張った状態で設置固
定される突っ張り固定型の収納棚に関する。この収納棚
は、天井の高さの違いに応じて棚高さを変更できる。
【0002】
【従来の技術】この種類の収納棚は実開平7−3076
3号公報に公知である。収納棚は、それぞれ断面コ字状
に形成された上枠および下枠と、上枠の上端に配置した
突っ張り機構と、両枠内に掛止される棚板などで構成し
てある。上枠の下部と下枠の上部とは入れ子状に重合接
続してあって、全体高さを一定の範囲内で変更調整でき
る。各枠の左右の側壁には、棚受具を嵌め込み装着する
ための掛止穴が一定間隔置きに前後2列にわたって通設
してある。
【0003】突っ張り機構は、上枠の上部壁と天板で形
成した角箱状の案内枠と、案内枠で上下スライド自在に
支持した角箱状の押圧体と、押圧体を上下に出退操作す
るボルト、および案内枠の側に固定したナットなどで構
成してある。ボルトを回動操作すると、そのねじ込み量
分だけ押圧体を進出(ないし退入)移動できる。ボルト
下端の操作部は天板に通設した穴を介して、天板下面に
突出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の収納棚は、上枠
および下枠と必要数の棚板とを主な構成要素とするの
で、とくに棚の側枠構造を簡素化できるうえ、棚全体の
構成部品点数を最小限化できる。しかし、薄鋼板をコ字
状に折り曲げただけの上枠および下枠は十分な強度が得
られにくい。棚として組み上げた状態における側枠部分
の剛性が小さいので、横揺れしやすい。上枠および下枠
は、それぞれ天井高さの半分以上の長さに設定する必要
があるので、嵩張りやすいうえ、各枠の背壁の分だけ重
量が増えるので、物流コストが高く付く。
【0005】図6に示すように、一定間隔をあけて2組
の収納棚を設置し、両棚の間に棚板を掛け渡して使用す
る場合に、棚板を同じ高さ位置に横一線状に掛止するこ
とができない。棚板を同じ高さ位置で支持するには、棚
受具を上下の各枠の側壁に設けた掛止穴に、穴の両側か
ら装着する必要があるが、1個の掛止穴に2個の棚受具
を同時に掛止することはできないからである。また、上
下の各枠の側壁の外面に、掛止穴やこれに装着した棚受
具が露出するので、体裁に欠けるうえ、衣服の一部が引
っ掛かることがある。掛止穴のばり除去が不十分である
と、誤って怪我をすることもある。
【0006】この発明の目的は、側枠部分の構造強度を
向上でき、棚全体を組み上げた状態において十分な剛性
を発揮できる突っ張り固定型の収納棚を提供することに
ある。この発明の他の目的は、複数組の収納棚の間に棚
板を掛止して使用する場合に、棚板を同じ高さに横一線
状に配置でき、その分だけ棚板の配置を自由に行える、
突っ張り固定型の収納棚を提供することにある。この発
明の他の目的は、棚受具ないしはこれ用の掛止溝が側枠
部分の外面に露出ないしは突出するのを解消でき、従っ
て、収納棚の体裁の向上と、着衣等の側枠部分への引っ
掛かりを同時に防止できる、突っ張り固定型の収納棚を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の収納棚は、左
右一対の側枠1・1と、両側枠1・1に掛止固定される
複数の棚板2と、両側枠1・1の上端間に設けられた突
っ張り機構Tとを備えている。両側枠1・1のそれぞれ
は、上下方向中途部において重合連結される上側枠5と
下側枠6とで、高さ調整可能に構成してある。上側枠5
および下側枠6のそれぞれは、左右一対の枠側壁5a・
7aと、枠前壁5b・7bとを含んで中空枠状に形成す
る。上側枠6の一対の枠側壁5aおよび下側枠6の一対
の枠側壁7aのそれぞれに、上下方向に沿う前後一対の
溝9・11を凹み形成する。上記の溝9・11の溝周壁
に、棚受具15を掛止装着するための掛止穴10・12
を一定ピッチで通設する。
【0008】具体的には、下側枠6はほぼ等長の2個の
枠体7を接続して構成する。上側枠5は両枠体7の長さ
とほぼ同じ長さに設定する。掛止穴10・12は溝9・
11の溝底壁に通設する。
【0009】
【作用】上側枠5および下側枠6のそれぞれを中空枠状
に形成して、両側枠5・6自体の断面係数を増加し構造
強度を増強するので、収納棚を組み上げた状態における
全体の剛性を十分に強化できる。上側枠5と下側枠6と
の重合連結部分の連結強度も向上できる。上下の各側枠
5・6の一対の枠側壁5a・7aのそれぞれに上下方向
の溝9・11を設け、その溝周壁に掛止穴10・12を
通設するので、上側枠5および下側枠6の左右外面のそ
れぞれに棚受具15を装着でき、左右に隣接する棚板2
を同じ高さ位置において支障なく支持できる。掛止穴1
0・12を溝9・11の内部の溝周壁に通設するので、
掛止穴10・12やこれに装着した棚受具15が、側枠
部分の外面に露出ないしは突出するのを防止できる。
【0010】
【実施例】図1ないし図6はこの発明に係る収納棚の実
施例を示す。図2において、収納棚は左右一対の側枠1
・1と、両側枠1・1の間に掛止固定される多数枚の棚
板2と、両側枠1・1の上下両端に設けた天板3および
底板4と、天板3の上部に設けた突っ張り機構Tなどで
構成する。
【0011】側枠1は、上下方向の上半部において、入
れ子状に重合連結される上側枠5と下側枠6からなり、
両側枠5・6の重さなり量を変更することにより、棚全
体の高さを変更調整できる。出荷時の荷姿をより小形で
コンパクトなものとするために、下側枠6は等長の2個
の枠体7・7を接続して形成してあり、さらに上側枠5
の長さを枠体7と同じ長さに設定している。
【0012】図3に示すように、上側枠5は左右一対の
枠側壁5a・5aと、両側壁5aの前部どうしを接続す
る枠前壁5bと、両側壁5aの後部どうしを接続する枠
後壁5cとを一連に折り曲げ形成した中空枠状の鋼板成
形品からなる。枠後壁5cは、左右の枠側壁5aに連続
する後壁どうしをはぜ折り接合して形成してあり、この
はぜ折り接合部が枠強度を高めるのに役立っている。組
み立て時等に誤って怪我をするのを防ぐために、上側枠
5の上下端は枠内面へ折り返してある(図3(a)参
照)。
【0013】上記の一対の枠側壁5aの面壁前後には、
それぞれ断面コ字形の溝9を内凹み状に対向形成する。
これら4個の溝9は、上側枠5の断面係数を増加して、
その構造強度を増強するのに役立つ。各溝9の溝底壁に
は、棚受具15を掛止装着するための掛止穴10が一定
ピッチごとに通設してある。掛止穴10は上下方向に長
い角溝状に形成する。
【0014】先に述べたように、下側枠6は上下一対の
枠体7からなる。各枠体7は上枠体5と同様に、一対の
枠側壁7a・7aと枠前壁7bと枠後壁7cとを備えた
類似断面状の中空枠として形成するが、その前後幅およ
び左右幅を、上枠体5の内法前後幅および内法左右幅よ
り僅かに小さく設定して、上枠体5の枠内空間に抜き差
しできるようにする。枠体7の枠後壁7cは上枠体5と
同様にはぜ折り接合する。但し、溝11の前後ピッチは
上枠体の溝9の前後ピッチと一致させてあって、その溝
底壁に棚受具15用の掛止穴12が、先の掛止穴10の
隣接ピッチと同じピッチで通設してある。従って、枠体
7を上枠体5に重合連結した状態において、重合部分の
掛止穴10・12に棚受具15を支障なく掛止できる。
図2に示すように上下の枠体7・7は、それぞれの接合
部の内面に接続金具13を内嵌した後、各枠体7の一側
外面からボルトを接続金具13にねじ込んで分離不能に
一体化する。接続金具13にも、先の掛止穴12と同形
の穴が同一ピッチで形成してある。
【0015】収納棚を組んだ際の枠組み強度を向上する
ために、左右の側枠1・1の上端どうしを天板3で連結
し、さらに下端どうしを底板4で連結する。天板3は上
向きに開口する角箱状のプレス成形品からなり、前後左
右の周側壁の上縁をそれぞれ内向きに折り曲げたうえで
内側へ折り返して、図5に示すように周側壁で規定され
る四角形よりひと回り小さな案内開口17を上面に開口
する。図2に示すように天板3はその左右側壁の前後
に、側枠1の側面外方からボルトをねじ込んで締結する
ことにより、左右の側枠1・1と一体化される。
【0016】底板4は天板3と同幅の、下向きに開口す
る角箱状のプレス成形品からなり、天板3と同様に側枠
1の側面外方からねじ込んだボルトで側枠1と一体化す
る。底板4に隣接する左右の側枠1の下端前後には、プ
ラスチック製のエンドキャップ19が内嵌装着してあ
る。
【0017】棚板2は、下向きに開口する薄い角箱状の
鋼板パネルからなり、図4に示すようにその後縁に落下
防止壁21が立ち上げてある。棚板2の左右側壁の下端
に連続して載置壁22を内向きに折り返し、その前後2
個所に棚受具15で係合支持される係合溝23を通設す
る。
【0018】図4において、棚受具15は先の掛止穴1
0・12に装着される脚片24と、棚板2の係合溝23
に内嵌する爪部25とを直交する状態で一体に折り曲げ
たプレス成形品からなる。脚片24には、掛止穴10・
12の下部周縁壁と係合する溝26が設けてある。脚片
24に連続する三角形状の受壁27は、脚片24を掛止
穴10・12に掛止した状態において、溝9・11の開
口前後壁の一方に接当して、棚受具15の起立姿勢を維
持する。棚受具15は棚板2を支持する以外に、上側枠
5と下側枠6の重合連結部に位置する下側枠6側の掛止
穴12に掛止されて、上側枠5を下方移動不能に受け止
め支持する固定金具としても利用される。
【0019】図5において、突っ張り機構Tは、下向き
に開口する角箱状の押圧体29と、押圧体29を上下操
作するねじ機構とからなる。押圧体29は天板3内に収
容されてその案内開口17で出退自在に案内してある。
ねじ機構は、押圧体29の内面に溶接又は当接したハッ
ト形断面のブラケット30と、ブラケット30の左右2
個所に溶接したナット31、およびナット31にねじ込
まれるボルト32などで構成する。ボルト32のナット
31に対するねじ込み量の如何に拘らず、ボルト32の
操作頭部33を天板3の下面に位置させるために、その
ねじ軸部を天板3に通設した通口に下面側から挿通し、
ねじ軸部の下端寄りをだるま形のピン34で抜け止め保
持している。
【0020】次に収納棚の組み立て手順を説明する。ま
ず、枠体7どうしを連結して左右の下側枠6・6を組
み、その下端間に底板4を締結する。同様に一対の上側
枠5・5の上端間に天板3を締結し、その内部にボルト
32および押圧体29を組む。このとき、ボルト32を
ナット31にある程度ねじ込んで、押圧体29を天板3
内へ退入させておく。
【0021】上側枠5を下側枠6の上部に外嵌状に差し
込んで仮り組みし、下側枠6の下端から押圧体29の上
端までの長さが、天井高さより幾分小さくなる位置で棚
受具15を掛止穴12に掛止する。これにより、上側枠
5は棚受具15で規定された位置より下側へ移動でき
ず、その下端が棚受具15で受け止められる。この状態
の側枠1を起立して図6に示すように壁に沿わせ、前後
および左右方向の位置決めを行う。この後、ボルト32
を操作して押圧体29を天板3の上方に進出させ、その
上面を天井に押し付けて棚枠の全体を突っ張り固定す
る。最後に、棚受具15および棚板2を側枠1・1間に
掛止して収納棚を完成する。必要に応じて、落下防止棒
35を側枠1・1間に掛止装着する。なお、押圧体29
は図6に示すように、天井近傍の段壁に押し付けて棚枠
を突っ張り固定することができる。
【0022】図6に示す設置例では、幅寸法の異なる2
組の収納棚を所定間隔をあけてそれぞれ設置し両棚の間
に棚板2を渡すことによって、収納棚の収納容量を増加
している。この場合に、各側枠1の左右側面のそれぞれ
に棚受具15を掛止装着できるので、隣接する棚板2を
同じ高さ位置に横一線状に配置できるのはもちろん、棚
板2の高さを自由に変更できる。
【0023】棚受具15を掛止穴10・12に装着し、
さらに棚板2を棚受具15に掛止した状態では、棚受具
15の殆どの部分が溝9・11および棚板2で隠される
ので、外観上の体裁を向上できる。また、各掛止穴10
・12は溝9・11の内底で開口するので、これらが側
枠1の表面に露出するのを防止でき、各掛止穴10・1
2に加工時のばりが残っていたとしても、怪我を負うこ
とがない。
【0024】掛止穴10・12は溝9・11の前あるい
は後側の溝周壁に通設することができる。溝9・11の
断面形状はU字状や鋸刃状等に変更できる
【0025】
【発明の効果】この発明では、上側枠5および下側枠6
をそれぞれ中空枠状に形成し、その断面係数を増加する
ことによって側枠部の構造強度を増強できるようにした
ので、棚全体を組み上げた状態において十分な剛性を発
揮でき、横揺れ等を生じることのない堅牢な収納棚が得
られる。上下の各側枠5・6の左右両側に掛止穴10・
12を設けて、棚受具15を側枠両側に同時に掛止でき
るようにするので、複数組の収納棚の間に棚板2を渡す
場合であっても、棚板2を横一線状に配置でき、その分
だけ棚板2の配置を自由に行って、棚空間を有効に利用
できる。さらに上記の掛止穴10・12を溝9・11の
内周壁に設けて、掛止溝10・12や棚受具15が側枠
部の外面に露出ないしは突出するのを避けるので、設置
状態における収納棚の外観上の体裁を向上できるのはも
ちろん、着衣等が側枠部に引っ掛かるのを解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納棚要部の横断平面図である。
【図2】収納棚の正面図である。
【図3】上側枠の側面図と、A−A線断面図である。
【図4】図1におけるB−B線断面図である。
【図5】突っ張り機構の縦断側面図である。
【図6】収納棚の設置例を示す斜視図である。
【符合の説明】
1 側枠 2 棚板 5 上側枠 6 下側枠 7 枠体 9・11 溝 10・12 掛止穴 T 突っ張り機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 57/40 A47B 57/34 A47B 46/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の側枠1・1と、両側枠1・1
    に掛止固定される複数の棚板2と、両側枠1・1の上端
    間に設けられた突っ張り機構Tとを備えており、 両側枠1・1のそれぞれが、上下方向中途部において重
    合連結される上側枠5と下側枠6とで、高さ調整可能に
    構成してある収納棚であって、下側枠6は、上側枠5とほぼ等長の2個の枠体7を接続
    して構成されており、 上側枠5および枠体7のそれぞれが、左右一対の枠側壁
    5a・7aと、両枠側壁5a・7aの前部どうしを接続
    する枠前壁5b・7bと、両枠側壁5a・7aの後部ど
    うしを接続する枠後壁5c・7cとを一連に折り曲げ形
    成した中空枠状の鋼板成形品からなり、 上側枠5および枠体7の上下端は枠内面に折り返され、
    枠後壁5c・7cどうしがはぜ折り接合されており、 上側枠の一対の枠側壁5aおよび下側枠6の一対の枠
    側壁7aのそれぞれに、上下方向に沿う前後一対の溝9
    ・11が凹み形成されており、 上記の溝9・11の溝底壁に、棚受具15を掛止装着す
    るための掛止穴10・12が一定ピッチで通設してある
    ことを特徴とする突っ張り固定型の収納棚。
  2. 【請求項2】 突っ張り機構Tが、天板3内に収容され
    てその案内開口17で出退自在に案内される角箱状の押
    圧体29と、押圧体29を上下操作するねじ機構とから
    なり、 ねじ機構は、押圧体29の内面に固定したブラケット3
    0と、ブラケット30の左右2個所に固定したナット3
    1と、ナット31にねじ込まれるボルト32とを含み、 ボルト32のねじ軸部は、天板3に通設した通口に下面
    側から挿通されて、ねじ軸部の下端寄りがだるま形のピ
    ン34で抜け止め保持されている 請求項1記載の突っ張
    り固定型の収納棚
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