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JP3307544B2 - 解析装置 - Google Patents
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JP3307544B2 - 解析装置 - Google Patents

解析装置

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JP3307544B2
JP3307544B2 JP25354396A JP25354396A JP3307544B2 JP 3307544 B2 JP3307544 B2 JP 3307544B2 JP 25354396 A JP25354396 A JP 25354396A JP 25354396 A JP25354396 A JP 25354396A JP 3307544 B2 JP3307544 B2 JP 3307544B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばワークス
テーション上で、電子デバイスなどのように複数の部品
からなり、細長い部品が大きな部品に内包されるような
物体の応力分布や温度分布などを解析シミュレーション
するCAD/CAE(Computer AidedDesign/Computer
Aided Engineering)システムなどの解析装置に関し、
さらに詳しくは、解析対象物体である3次元立体形状に
対して、解析計算のための境界条件を設定する作業のう
ち、設定、確認、修正の作業を容易に行うことができる
ように、境界条件アイコンの表示位置を改良した解析装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】IC(Integrated Circuit;集積回路)
パッケージなどの電子デバイスは、製造時や動作時に、
発熱によるパッケージのひび割れ、チップの基板からの
剥離などの不良が生じる。これらの不良の発生を防止す
る手段の一つとして、図2に示す処理を行う解析装置を
用いて、熱応力のシミュレーションを行い、不良原因を
検討する方法である有限要素法や境界要素法が従来から
知られている。たとえば、特開平3−231375号公
報には、境界要素法用解析モデルの作成方法について開
示されている。
【0003】応力解析の例として、ハンドルの設計を考
える。図7に示すように、解析対象のハンドル41は、
ある製品のドア42にビス43によって取り付けられ
る。このとき、誤ってハンドル41を上から押したとき
のハンドル41にかかる応力分布を調べ、ドア42への
固定面の強度を検討することを目的とする。図8は、ハ
ンドル41の形状を示す図であり、図9は応力解析に必
要な境界条件をモデル化して示す図である。2次元で考
えると、面44の各頂点の座標をPn(Xn,Yn)
(n=1〜16)とおくと、重心位置G(Xg,Yg)
は、以下の計算で求められる。
【0004】
【数1】
【0005】このハンドル41の場合は、図10に示す
ように重心位置Gは面44上には存在しない。
【0006】解析装置では、温度分布や応力分布を調べ
る計算のための境界条件を設定する作業のうち、設定、
確認、修正を容易に行えるようにするため、境界条件が
設定されたことをアイコンで表示する。アイコンとは、
解析装置などのコンピュータへの指令の内容が直観的に
理解できるような図形をいい、境界条件が設定されたこ
とを示すアイコンを、「境界条件アイコン」と呼ぶ。従
来の解析装置では、図11に示すように、ステップc1
で境界条件を設定し、ステップc2でその解析対象面の
形状に関係なく、解析対象面の重心位置に境界条件アイ
コンを表示している。たとえば、図12に示す表示例で
は、表示画面45にL字型の解析対象面46が表示され
ており、解析対象面46の重心位置47に境界条件アイ
コンが表示されている。また、図13に示す表示例で
は、表示画面45に比較的大きな穴を持つ平行四辺形型
の解析対象面48が表示されており、解析対象面48の
重心位置49に境界条件アイコンが表示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電子デバイスは、一般
的に複数部品から成り、細長い部品が大きな部品に内包
されるような構造のものが多い。したがって、解析装置
においては解析対象である電子デバイスの各面および各
立体に対して境界条件が付加されるが、それらの形状
は、リードフレームのように細長い部品や、複数の部品
がモールドで接合されている接合面がほとんどである。
これらの形状に対して、境界条件を設定すると、それら
の確認、修正作業は非常に困難である。
【0008】たとえば、図14に示すようにL字型の比
較的細長い部品が解析対象面46となった場合、その解
析対象面46の一部分を拡大表示すると、斜線を付して
示す領域50のみが表示され、破線で示す領域51は表
示されず、解析対象面46の全体が表示されなくなり、
特に重心位置47が表示画面45内に存在しないとき
は、境界条件アイコンが表示されないので、確認作業な
どが困難になる。
【0009】また、境界条件を設定する解析対象面46
が凹多角形であって、重心位置47が解析対象面46上
に存在しない場合、解析対象面46外に境界条件アイコ
ンが表示されることになり、確認作業などが不便であ
る。凹多角形とは、多角形の少なくとも1つの頂点の内
角が180度より大きいものをいう。
【0010】さらに、図16に示すように、解析対象面
52の重心位置54に穴53が存在するとき、解析対象
面52上ではあるが穴53の上に境界条件アイコンが表
示されるため、やはり確認作業などが不便である。なお
穴53は、本当の穴ではなく、図17に示すように、解
析対象物体の形状入力時に、2部品間55,56の接合
部分53を、面の一部が他の部品56と接合している面
52における穴として記憶されたものである。
【0011】特開平2−230468号公報には、有限
要素法や境界要素法などの数値解析法に用いる解析モデ
ルの作成の際に、設定した境界条件が作成者の意図どお
りに設定されているか否かを迅速かつ的確に判定するこ
とができる技術を開示している。しかし当該公報の技術
は、設定した境界条件が正しいか否かを判定するもので
あり、境界条件が使用者の所望の解析対象面に設定され
ているか否かを確認するものではない。
【0012】本発明の目的は、3次元立体形状である解
析対象物体に対して、解析シミュレーションのための境
界条件設定作業を円滑に行うために、境界条件が設定さ
れたことを示す境界条件アイコンを使用者が容易に確認
可能な位置に表示することができる解析装置を提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示手段と、
解析対象物体の3次元形状を入力する形状入力手段と、
前記形状入力手段によって入力された形状を記憶する形
状記憶手段と、解析対象物体を前記表示手段に表示する
際の倍率、方向などの表示態様を入力する表示態様入力
手段と、前記形状記憶手段の記憶内容と前記表示態様入
力手段から入力された表示態様に基づいて、解析対象物
体を前記表示手段に表示する形状表示制御手段と、解析
対象物体から解析対象面を選択する面選択手段と、前記
面選択手段によって選択された解析対象面に境界条件を
設定する境界条件設定手段と、前記境界条件設定手段に
よって設定された境界条件を記憶する境界条件記憶手段
と、前記境界条件記憶手段の記憶内容に基づいて、前記
表示手段に表示されている解析対象面に境界条件を表示
する境界条件表示制御手段と、設定された境界条件に基
づいて、解析計算を行う解析計算手段と、前記解析計算
手段による解析結果を記憶する解析結果記憶手段と、前
記解析結果記憶手段の解析結果を前記表示手段に表示す
る解析結果表示制御手段とを備え、前記境界条件表示制
御手段は、選択された解析対象面のうち前記表示手段に
表示されている表示対象面の形状を検出し、当該表示対
象面の重心位置に、解析対象面に境界条件が設定されて
いることを示す境界条件アイコンを表示することを特徴
とする解析装置である。本発明に従えば、形状入力手段
から電子デバイスなどの解析対象物体の3次元形状が入
力されると、入力された形状は形状記憶手段に記憶さ
れ、表示態様入力手段から入力された表示態様、例えば
倍率や方向などに従って、解析対象物体が表示手段に表
示される。解析対象物体から、応力分布や温度分布など
の数値解析を行う解析対象面を選択すると、選択された
解析対象面には、境界条件が設定され、さらに境界条件
が設定されたことを示す境界条件アイコンが表示され
る。境界条件アイコンは、選択された解析対象面のうち
表示手段に表示されている表示対象面の重心位置に表示
される。したがって、たとえば解析対象面が細長い部品
である場合や、解析対象面の一部分を拡大表示した場
合、解析対象面の重心位置が表示対象面に含まれないと
きがある。このときは、境界条件アイコンが表示されな
いことになり、使用者は所望の解析対象面に境界条件が
設定されているか否かを確認することができない。しか
し、本発明では解析対象面のうち表示手段に表示されて
いる表示対象面の重心位置に表示されるので、解析対象
面がいかなる形状であっても、また一部しか表示されな
いときであっても、境界条件アイコンは必ず表示される
ことになる。使用者は、この境界条件アイコンを見るこ
とで、所望の解析対象面に境界条件が設定されているか
否かを確認し、誤りがあれば修正などの作業を行う。そ
の後、設定された境界条件に基づいて解析計算手段によ
る解析計算が行われ、解析結果は解析結果記憶手段に記
憶されるとともに、表示手段に表示される。
【0014】また本発明は、前記境界条件表示制御手段
は、表示対象面が凹多角形であるときは、表示対象面を
複数の凸多角形に分割し、各凸多角形の重心位置にそれ
ぞれ境界条件アイコンを表示することを特徴とする。本
発明に従えば、表示対象面が凹多角形であるときは、表
示対象面を分割して得られる複数の凸多角形の各重心位
置に境界条件アイコンが表示される。凹多角形の重心位
置は当該多角形の外部に存在する場合があり、単純に重
心位置に表示したのでは解析対象面(表示対象面)の
外、すなわち別の面上に境界条件アイコンが表示されて
しまうことがあり、解析対象面の確認などが不便であ
る。しかしながら、本発明のように表示対象面を複数の
凸多角形に分割し、各凸多角形の重心位置にそれぞれ境
界条件アイコンを表示することによって、凸多角形の重
心位置は必ず多角形の内部に存在するので、境界条件ア
イコンが確実に解析対象面(表示対象面)の内部に表示
されることりなり、解析対象面の位置の確認作業、設定
した境界条件の確認作業などがやりやすくなる。
【0015】さらに本発明は、前記境界条件表示制御手
段は、表示対象面または複数の凸多角形内に穴があると
きは、当該穴を除いて複数の凸多角形に分割し、各凸多
角形の重心位置にそれぞれ境界条件アイコンを表示する
ことを特徴とする。本発明に従えば、表示対象面または
複数の凸多角形内に穴があるときは、当該穴を除いて複
数の凸多角形に分割し、各凸多角形の重心位置にそれぞ
れ境界条件アイコンが表示される。表示対象面などに穴
が存在する場合、重心位置が穴の上に位置するときがあ
る。このとき、重心位置に境界条件アイコンを表示した
のでは、解析対象面(表示対象面)の外、すなわち別の
面上に境界条件アイコンが表示されてしまうことがあ
り、解析対象面の確認などが不便である。しかしなが
ら、本発明のように表示対象面などを穴を除いて複数の
凸多角形に分割し、各凸多角形の重心位置にそれぞれ境
界条件アイコンを表示することによって、境界条件アイ
コンが確実に解析対象面(表示対象面)の内部に表示さ
れるので、解析対象面の位置の確認作業、設定した境界
条件の確認作業などがやりやすくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある解析装置1の構成を示すブロック図である。解析装
置1は、ワークステーションまたはパーソナルコンピュ
ータなどで実現され、大略的に入力装置2と、形状処理
装置3と、表示装置4とで構成される。
【0017】入力装置2は、たとえばキーボード、マウ
ス、デジタイザなどで構成され、形状入力処理部5と、
面選択処理部6と、表示態様入力処理部7とを含む。形
状入力処理部5は、電子デバイスなどの解析対象物体の
3次元形状を入力する。このとき、解析対象物体が複数
の部品から構成されている場合は、各部品間の接合関係
も入力する。面選択処理部6は、入力された解析対象物
体のなかから、各種境界条件の設定のための解析対象面
の選択を行う。表示態様入力処理部7は、入力された解
析対象物体の表示態様、たとえば倍率や表示方向などを
入力する。表示方向としては、斜視図、平面図、側面
図、底面図などがある。
【0018】形状処理装置3は、形状記憶部8と、境界
条件設定部9と、解析計算部10と、解析結果記憶部1
1とを含む。形状記憶部8は、形状入力処理部5から入
力された解析対象物体の3次元形状を記憶する。このと
き、解析対象物体の各面には面を識別するための面番号
が付されて記憶される。また、解析対象物体が複数の部
品から構成されている場合は、各部品間の接合関係に基
づいて、面の一部が他の面と接合している接合部分につ
いては穴として取り扱えるように記憶される。
【0019】境界条件設定部9は、形状記憶部8に記憶
された形状に基づいて、面選択処理部6によって選択さ
れた解析対象面に境界条件を設定する。解析計算部10
は、境界条件設定部9によって設定された境界条件に従
って、解析対象面に対する解析計算を行う。解析結果記
憶部11は、解析計算部10による解析計算の結果を記
憶する。
【0020】表示装置4は、形状表示制御部12と、境
界条件表示制御部13と、解析結果表示制御部14と、
表示部15とを含む。形状表示制御部12は、形状記憶
部8の記憶内容と表示態様入力処理部7から入力された
表示態様とに基づいて、解析対象物体を表示部15に表
示する。境界条件表示制御部13は、境界条件設定部9
によって設定された境界条件を、表示部15に表示され
ている解析対象物体の解析対象面に表示する。また境界
条件表示制御部13は、後述する処理手順に従って、表
示部15に表示されている解析対象物体の解析対象面に
境界条件アイコンを表示する。解析結果表示制御部14
は、解析結果記憶部11に記憶されている解析結果を表
示部15に表示する。
【0021】図2は、解析装置1の処理手順を示す工程
図である。工程a1では、解析対象物体の形状を形状入
力処理部5から入力する。工程a2では、面選択処理部
6によって選択された解析対象面に境界条件設定部9に
よって境界条件を設定する。工程a3では、解析計算部
10によって解析計算を実行する。工程a4では、解析
計算の結果に基づいて設計者が評価を行い、工程a2に
戻り、別の解析対象面を選択して解析処理を繰り返す。
工程a5では、解析結果を表示する。
【0022】図3は、解析装置1における境界条件アイ
コンの表示処理を説明するフローチャートである。ステ
ップb1では、解析対象面の選択、すなわち境界条件設
定範囲の選択を行う。選択操作は、たとえば表示部15
に解析対象物体を表示させて、所望の解析対象面をマウ
スで指示するか、形状入力時に解析対象物体の各面に付
された面番号をキーボードから入力して指示する。
【0023】ステップb2では、選択された解析対象面
のうち表示部15に表示される部分(以下、「表示対象
面」と称する。)を検出する。表示対象面の検出は、た
とえばVRAM(ビデオラム)のメモリ空間上に解析対
象物体を指定された表示態様で仮想的に表示し、表示部
15の表示容量に対応した表示枠を前記メモリ空間に重
ね、解析対象面の各頂点の座標を求める。解析対象面の
すべての頂点が表示枠内に存在する場合は、求めた複数
の頂点と頂点間の接続関係とによって規定される解析対
象面がそのまま表示対象面になる。解析対象面の少なく
とも1つの頂点が表示枠外に存在する場合は、表示枠に
よって切断された解析対象面の辺と表示枠との交点の座
標を求め、表示枠内に存在する解析対象面の頂点と求め
られた交点(以下、「表示対象面の頂点」という。)お
よびこれらの頂点の接続関係によって規定される面が表
示対象面になる。なお、解析装置1がワークステーショ
ンで実現される場合は、ワークステーションにおけるク
リッピング処理を利用して容易に求めることができる。
【0024】図4を参照して具体的に説明すると、L字
型の解析対象面22がディスプレイ画面21に表示され
る場合、解析対象面22は6つの頂点A1,A2,A
3,A4,A5,A6と、接続関係(A1−A2−A3
−A4−A5−A6−A1)とによって定義される。解
析対象面22がメモリ空間上に仮想的に表示されている
状態で、ディスプレイ画面21を規定する表示枠25を
重ねることによって、解析対象面22は2つの領域2
3,24に分割される。斜線を付して示す領域23は表
示枠25内の領域であり、この領域23が表示対象面に
なる。表示枠25と解析対象面の線分A1A6,A2A
3との交点を、それぞれB1,B2とすると、表示対象
面23は、4つの頂点A1,A2,B2,B1と、接続
関係(A1−A2−B2−B1−A1)とによって定義
される。
【0025】再び図3を参照して、ステップb3では、
表示対象面の形状を凸多角形か凹多角形かに分類する。
凸多角形とは、多角形の各頂点の内角がすべて180度
未満のものをいう。多角形の内角は、たとえば内角を求
めようとする頂点とその頂点に接続される他の2つの頂
点とによる3角形を考え、余弦定理を利用して求めれば
よい。凸多角形であればステップb5に進み、凹多角形
であればステップb4に進む。
【0026】ステップb4では、表示対象面を複数の凸
多角形に分割する。この分割処理には種々の公知の方法
を用いることができるが、たとえば文献「計算幾何学」
(朝倉書店発行、朝野著)の第6章”多角形領域の基本
図形への分解”に記載されている手法を用いる。本手法
は、凹多角形の頂点から多角形領域の内部に向けて水平
線を引くことによって台形に分割していくものである。
本手法では、多角形内にある穴の頂点についても同様に
分割を行うため、結果としては穴なしの凸多角形の集合
となる。
【0027】ステップb5では、凸多角形である表示対
象面または分割して得られた複数の凸多角形(以下、表
示対象面も含めて「凸多角形」と総称する。)に穴があ
るかどうかを検出する。穴の検出は、形状記憶部8の記
憶内容に基づいて行うが、穴には本当の穴と、穴として
把握されている他の部品が接合している接合面とがあ
る。穴がなければステップb7に進み、穴があればステ
ップb6に進む。
【0028】ステップb6では、穴あり凸多角形を穴な
し凸多角形に分割する。穴は、現実の形状は円形などの
曲線を含む形状であっても、すべて多角形領域として記
憶されているので、上述の文献の手法を利用して穴なし
凸多角形への分割を行うことができる。
【0029】ステップb7では、最終的に得られた凸多
角形の重心位置に境界条件アイコンを表示する。図4の
表示例では、表示対象面23は長方形であり、したがっ
て凸多角形であるので、境界条件アイコンは表示対象面
23の重心位置26に表示される。図5の表示例は、L
字型の解析対象面22がディスプレイ画面21内にすべ
て表示される場合であり、頂点A3の内角が270度で
あるので解析対象面22は2つの凸多角形領域27,2
8に分割され、各領域27,28の重心位置29,30
にそれぞれ境界条件アイコンが表示される。
【0030】図6の表示例では、穴32を有する長方形
の解析対象面31が表示される場合であり、解析対象面
31は4つの凸多角形領域33,34,35,36に分
割され、各領域33,34,35,36の重心位置3
7,38,39,40にそれぞれ境界条件アイコンが表
示される。
【0031】以上のように本実施の形態によれば、解析
対象面22のうち表示部15に表示されている表示対象
面23の重心位置26に表示されるので、解析対象面が
いかなる形状であっても、また一部しか表示されないと
きであっても、境界条件アイコンは必ず表示されること
になる。使用者は、この境界条件アイコンを見ること
で、所望の解析対象面に境界条件が設定されているか否
かを確認し、誤りがあれば修正などの作業を行うことが
でき、利便性、操作性、作業効率が向上する。
【0032】また、図5に示すように表示対象面22が
凹多角形であるときは、表示対象面22を分割して得ら
れる複数の凸多角形領域27,28の各重心位置29,
30に境界条件アイコンが表示される。凹多角形である
表示対象面22の重心位置は当該表示対象面22の外部
に存在するので、単純に重心位置に表示したのでは解析
対象面(表示対象面)22の外、すなわち別の面上に境
界条件アイコンが表示されてしまうことがあり、解析対
象面22の確認などが不便である。しかしながら、表示
対象面22を複数の凸多角形領域27,28に分割し、
各凸多角形領域27,28の重心位置29,30にそれ
ぞれ境界条件アイコンを表示することによって、凸多角
形の重心位置は必ず多角形の内部に存在するので、境界
条件アイコンが確実に解析対象面(表示対象面)の内部
に表示されるので、解析対象面の位置の確認作業、設定
した境界条件の確認作業などがやりやすくなる。
【0033】さらに、図6に示すように表示対象面31
内に穴32があるときは、当該穴32を除いて複数の凸
多角形領域33,34,35,36に分割し、各凸多角
形領域33,34,35,36の重心位置37,38,
39,40にそれぞれ境界条件アイコンが表示される。
表示対象面などに穴が存在する場合、重心位置が穴の上
に位置するときがある。このとき、重心位置に境界条件
アイコンを表示したのでは、解析対象面(表示対象面)
の外、すなわち別の面上に境界条件アイコンが表示され
てしまうことがあり、解析対象面の確認などが不便であ
る。しかしながら、表示対象面などを穴を除いて複数の
凸多角形に分割し、各凸多角形の重心位置にそれぞれ境
界条件アイコンを表示することによって、境界条件アイ
コンが確実に解析対象面(表示対象面)の内部に表示さ
れるので、解析対象面の位置の確認作業、設定した境界
条件の確認作業などがやりやすくなる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の解
析装置では解析対象面上に境界条件アイコンが表示され
ず、どの面に設定されたかわかりにくかった凹多角形や
穴のある面であっても、解析対象面の内部に必ず境界条
件アイコンが表示されるので、解析対象面の位置の確認
作業、設定した境界条件の確認作業などがやりやすくな
り、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である解析装置1の構成
を示すブロック図である。
【図2】解析装置1の処理手順を示す工程図である。
【図3】解析装置1における境界条件アイコンの表示処
理を説明するフローチャートである。
【図4】解析装置1による境界条件アイコンの表示例を
示す図である。
【図5】解析装置1による境界条件アイコンの他の表示
例を示す図である。
【図6】解析装置1による境界条件アイコンのさらに他
の表示例を示す図である。
【図7】応力解析を行う解析対象物体の一例を示す斜視
図である。
【図8】応力解析を行うハンドル41の形状を示す図で
ある。
【図9】応力解析を行うハンドル41をモデル化して示
す図である。
【図10】ハンドル41の解析対象面44の重心位置G
を示す平面図である。
【図11】従来の解析装置の処理を説明するフローチャ
ートである。
【図12】従来の解析装置における境界条件アイコンの
表示例を示す図である。
【図13】従来の解析装置における境界条件アイコンの
表示例を示す図である。
【図14】従来の解析装置における境界条件アイコンの
表示例を示す図である。
【図15】従来の解析装置における境界条件アイコンの
表示例を示す図である。
【図16】従来の解析装置における境界条件アイコンの
表示例を示す図である。
【図17】解析対象面における穴の概念を説明する斜視
図である。
【符号の説明】
1 解析装置 2 入力装置 3 形状処理装置 4 表示装置 5 形状入力処理部 6 面選択処理部 7 表示態様入力処理部 8 形状記憶部 9 境界条件設定部 10 解析計算部 11 解析結果記憶部 12 形状表示制御部 13 境界条件表示制御部 14 解析結果表示制御部 15 表示部 21 ディスプレイ画面 22,31 解析対象面 23 表示対象面 27,28,33,34,35,36 凸多角形領域 26,29,30,37,38,39,40 重心位置 32 穴 A1,A2,A3,A4,A5,A6 頂点 B1,B2 交点

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と、 解析対象物体の3次元形状を入力する形状入力手段と、 前記形状入力手段によって入力された形状を記憶する形
    状記憶手段と、 解析対象物体を前記表示手段に表示する際の倍率、方向
    などの表示態様を入力する表示態様入力手段と、 前記形状記憶手段の記憶内容と前記表示態様入力手段か
    ら入力された表示態様に基づいて、解析対象物体を前記
    表示手段に表示する形状表示制御手段と、 解析対象物体から解析対象面を選択する面選択手段と、 前記面選択手段によって選択された解析対象面に境界条
    件を設定する境界条件設定手段と、 前記境界条件設定手段によって設定された境界条件を記
    憶する境界条件記憶手段と、 前記境界条件記憶手段の記憶内容に基づいて、前記表示
    手段に表示されている解析対象面に境界条件を表示する
    境界条件表示制御手段と、 設定された境界条件に基づいて、解析計算を行う解析計
    算手段と、 前記解析計算手段による解析結果を記憶する解析結果記
    憶手段と、 前記解析結果記憶手段の解析結果を前記表示手段に表示
    する解析結果表示制御手段とを備え、 前記境界条件表示制御手段は、選択された解析対象面の
    うち前記表示手段に表示されている表示対象面の形状を
    検出し、当該表示対象面の重心位置に、解析対象面に境
    界条件が設定されていることを示す境界条件アイコンを
    表示することを特徴とする解析装置。
  2. 【請求項2】 前記境界条件表示制御手段は、表示対象
    面が凹多角形であるときは、表示対象面を複数の凸多角
    形に分割し、各凸多角形の重心位置にそれぞれ境界条件
    アイコンを表示することを特徴とする請求項1に記載の
    解析装置。
  3. 【請求項3】 前記境界条件表示制御手段は、表示対象
    面または複数の凸多角形内に穴があるときは、当該穴を
    除いて複数の凸多角形に分割し、各凸多角形の重心位置
    にそれぞれ境界条件アイコンを表示することを特徴とす
    る請求項2に記載の解析装置。
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