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JP3312901B2 - 鉄道用時分割多重通信方式及びその送受信装置 - Google Patents
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JP3312901B2 - 鉄道用時分割多重通信方式及びその送受信装置 - Google Patents

鉄道用時分割多重通信方式及びその送受信装置

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JP3312901B2
JP3312901B2 JP2000171803A JP2000171803A JP3312901B2 JP 3312901 B2 JP3312901 B2 JP 3312901B2 JP 2000171803 A JP2000171803 A JP 2000171803A JP 2000171803 A JP2000171803 A JP 2000171803A JP 3312901 B2 JP3312901 B2 JP 3312901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新幹線などの鉄道
の保守用車両間等の通信を行うための鉄道用時分割多重
通信方式及びその送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、保守用車両間等の通信には、
1周波数を用いた間欠送受信方式が用いられている。こ
の間欠送受信方式では、各車両は複数パターンの送受信
タイミングを持った送受信機いずれかを搭載しており、
その形の周期で間欠送受信を繰り返しながら移動又は停
止している。複数パターンの送受タイミングは固定され
ており、電源投入時又は移動中などにタイミングが変わ
ることはない。
【0003】また、この間欠送受信方式は、同期を取っ
ておらず装置間で送信が重なることがあるが、同じパタ
ーンのタイミングを持った送受信機が近づかない限り、
1周期内に最悪でも2回受信できるようになっている。
通信サイクル毎に、以上のような送受信を行って各車両
間の通信を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉄道の保守用
車両の台数はかなり多く、例えば特定の管区内に限って
も数百台保有されており、同じパターンのタイミングを
持った送受信機を配置する可能性がある。このため、実
際にはパターン数以上の保守用車両が存在する管区で
は、同じパターンを持った保守用車両が接近しないよう
に運用でカバーしている。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、鉄道の保守用車両間等の通信を時分
割多重で行う場合に、保守用車両に通信スロットを固定
的に割り当てることなく、保守用車両等の通信状況に応
じて各保守用車両が自動的に空いている通信スロットを
取得できる、鉄道用時分割多重通信方式及びそのための
送受信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の鉄道用時分割多重通信方式は、それぞれ送受信装置を
搭載し線路上を移動する複数の車両間の通信を、特定周
波数を用いて時分割で多重通信を行う鉄道用時分割多重
通信方式において、各車両において同一の基準信号に基
づいて時刻同期を取って、所定数の通信スロットを持つ
通信サイクルを設定し、各車両では送信時に、受信でき
ている通信スロット番号と自己が送信する通信スロット
番号を通信ステータスとして、送信データに付加して送
信し、各車両では受信時に、受信できている車両からの
前記ステータスの論理和を取り、その時点で当該車両が
通信スロットを取得できていない場合には、前記論理和
で無為となっている通信スロットを空きの通信スロット
と判定し、その空きの通信スロットの1つを自己の通信
スロットとして取得することを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に記載の鉄道用時分割多
重通信方式は、請求項1記載の鉄道用時分割多重通信方
式において、受信時に他の車両からの受信がない場合に
は、空きの通信スロットの1つを自己の通信スロットと
して取得するに際して、乱数処理により決定された通信
スロットを取得することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に記載の鉄道用時分割多
重通信方式は、それぞれ送受信装置を搭載し線路上を移
動する複数の車両間の通信を、特定周波数を用いて時分
割で多重通信を行う鉄道用時分割多重通信方式におい
て、各車両において同一の基準信号に基づいて時刻同期
を取って、所定数の通信スロットを持つ通信サイクルを
設定し、各車両では送信時に、受信できている通信スロ
ット番号と自己が送信する通信スロット番号を通信ステ
ータスとして、送信データに付加して送信し、各車両で
は受信時に、受信できている車両からの前記ステータス
の論理和を取り、その時点で当該車両が通信スロットを
取得できている場合であって、前記論理和中の自己の送
信した通信スロットが無為となっているときには、自己
の送信した通信スロットが他の車両と競合していると判
定することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に記載の鉄道用時分割多
重通信方式は、請求項3記載の鉄道用時分割多重通信方
式において、競合していると判定された場合であって、
他の車両からの受信があるときには、既に取得している
通信スロット内で通常送信とするか遅延送信とするか、
もしくは送信規制とするかを、乱数処理により決定する
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に記載の鉄道用時分割多
重通信方式は、請求項3記載の鉄道用時分割多重通信方
式において、競合していると判定された場合であって、
他の車両からの受信がないときには、自己の通信スロッ
トとして、乱数処理により決定された通信スロットを用
いることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項6に記載の鉄道用時分割多
重通信方式は、請求項1〜5記載の鉄道用時分割多重通
信方式において、前記基準信号をGPSのPPS信号と
することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項7に記載の鉄道用時分割多
重通信方式のための送受信装置は、線路上を移動する複
数の車両間の通信を、特定周波数を用いて時分割で多重
通信を行う鉄道用時分割多重通信方式における車両に搭
載される送受信装置であって、GPSのPPS信号を基
準信号として通信サイクル及び通信スロットを設定する
通信スロット・サイクル設定手段と、少なくとも位置を
検出する位置検知センサと路線データベースとを有し、
当該車両の位置、方向を含む自己情報を生成する自己情
報生成手段と、他の車両からの無線信号を受信し、該無
線信号に含まれる通信ステータス情報から通信スロット
の状況を検出するスロット検出手段と、自車両が既に通
信スロットを取得し送信を行っている場合に、前記通信
ステータス情報の自車両ビットが有意であるか否かによ
って、競合状態を検出する競合検出手段と、前記競合検
出手段で競合ありが検出された場合に、競合状態を解消
するように調停する競合調停手段と、前記競合調停手段
で調停の結果、通信スロットの獲得に失敗した場合に、
空きスロットを検出する空きスロット検出手段と、自車
両が未だ通信スロットを取得していない場合に前記スロ
ット検出手段で、空きスロットが検出されたとき、自車
両が既に通信スロットを取得し送信を行っている場合に
前記スロット検出手段で他車両からの受信が無いことが
検出されているとき、及び、前記空きスロット検出手段
で空きスロットが検出されたときには、空きスロットの
1つを自車両の通信スロットとして選択するスロット選
択手段と、該スロット選択手段で選択された通信スロッ
ト、前記競合検出手段で競合なしと検出された場合の当
該通信スロット、及び前記競合調停手段での調停の結
果、通信スロットの獲得に成功した場合の当該通信スロ
ットのいずれかの通信スロットを使用して、受信できて
いる通信スロット番号と自己が送信する通信スロット番
号を通信ステータスとして、前記自己情報生成手段の送
信データに付加して送信する無線送信手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0013】本発明の鉄道用時分割多重通信方式、及び
その送受信装置によれば、保守用車両の保有台数が多く
ても、実際に出動する保守用車両にのみ、自動的に且つ
フレキシブルに通信スロットが割り付けられるので、ス
ロットを有効に活用することが可能になる。
【0014】また、出動した保守用車両が鉄道線路に沿
って広い範囲に分散して移動しつつ作業を行う場合で
も、通信可能エリアに入った時点で時分割多重通信を行
うための通信スロットを自動的に割り付け、逆に通信可
能エリアから外に出た場合にはそれまで使用していた通
信スロットは空きスロットとなるから、広い範囲に亘っ
て分散し且つ移動する車両間の時分割多重通信を、支障
無く効率的に行うことができる。
【0015】また、時分割多重通信方式の基準信号とし
て、GPSのPPS(Pulse Per Second )信号を用い
ることにより、他に基準局を設置するなどの手だてを講
じる必要が無く、各車両などでの通信サイクル及び通信
スロットを正確に設定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の適用される、新幹線等の
鉄道線路と、その線路上を移動する保守用車両及び線路
閉鎖装置の状況を概略的に示す図である。なお、地上子
は、キロ程を示すサインポストであり、鉄道線路に所定
距離毎に配置されている。
【0018】各保守用車両には、図2に示されるような
車載用送受信装置が搭載されており、線路閉鎖装置には
図3に示されるような線路閉鎖用送受信装置が設置され
ている。
【0019】図2の車載用送受信装置200は、車載用
送受信機210と、GPSアンテナ220と、無線機ア
ンテナ装置240と、地点センサ250と、速度センサ
260とから構成される。
【0020】車載用送受信機210のGPS受信機21
1は、GPSアンテナ220で受信したGPS信号を受
けて、GPS信号から生成したPPS(Pulse Per Seco
nd)信号を基準信号として制御部212に供給するとと
もに、必要に応じて他の位置信号なども制御部212に
供給する。なお、このPPS信号は1秒ごとに得られる
から、基準信号を例えば2秒ごとに与える必要がある場
合には、GPSデータから同時に得られる時刻データを
利用して奇数秒ごと或いは偶数秒ごとにPPS信号を得
るようにする。
【0021】また、表示操作部230は、LED付の上
下切替スイッチ231,7セグメントLED表示器23
2、LED表示器233、テンキー234を有し、制御
部212と信号のやり取りを行う。
【0022】地点センサ250は、当該車両の線路上の
地点を地上子(サインポスト)からの信号に基づいて検
出して制御部212に供給し、速度センサ260は当該
車両の車輪の回転に伴う検出パルスを検出して制御部2
12に供給する。
【0023】業務用無線機214は、アンテナ241、
アンテナ共用器242、フィルタ243からなる無線機
アンテナ装置を介して、当該車載用送受信機210から
のデータを外部に送信するとともに、外部の他の車両と
か線路閉鎖装置からデータを受信し、制御部212に供
給する。また、スピーカ215が設けられ、業務用無線
機214からの警報信号を受けて、接近警報等を報知す
る。
【0024】車載用送受信機210の制御部212は、
鉄道線路の各路線、路線毎の上り下り別の地上子のキロ
程などの、データベース213を有しており、このデー
タベース213から当該車両の状況が抽出されて利用さ
れる。また、制御部212は、前記した表示操作部23
0からの操作信号や、地点センサ250、速度センサ2
60などの検出信号及びデータベース213からのデー
タに基づいて、自車両の走行している路線や、位置、速
度、方向などのデータを生成する。また、制御部212
は、業務用無線機214を介して、外部の他の車両とか
線路閉鎖装置との送受信によって、時分割多重通信に必
要な通信処理を行う。なお、制御部212から、他の車
両、線路閉鎖装置と接近した場合に、業務用無線機21
4に接続されるスピーカ215に接近警報を行わせるた
めの指令信号及び車両を停止させるためのブレーキへの
指令信号が出力される。
【0025】図3の線路閉鎖用送受信装置300は、線
路閉鎖用送受信機310と、GPSアンテナ320と、
無線機アンテナ341と、から構成される。線路閉鎖装
置は、線路の特定区間を区切って、保守用車両の進入を
禁止するためのものである。従って、その設置される場
所、路線などは、発生した作業毎に決定され、当該線路
閉鎖用送受信装置に設定される。また、その作業の間は
固定的に設置されるから、地点センサなどは設けられて
いない。
【0026】車載用送受信機310のGPS受信機31
1は、GPSアンテナ320で受信したGPS信号を受
けて、GPS時刻信号から生成したPPS信号を基準信
号として制御部312に供給するとともに、必要に応じ
て他の位置信号なども制御部312に供給する。また、
表示操作部330は、LED付の上下切替スイッチ33
1,7セグメントLED表示器332、LED表示器3
33、テンキー334を有し、制御部312と信号のや
り取りを行う。
【0027】業務用無線機314は、無線機アンテナ3
41を介して、当該線路閉鎖用送受信機310からのデ
ータを外部に送信するとともに、外部の車両とか他の線
路閉鎖装置からデータを受信し、制御部312に供給す
る。また、スピーカ315が設けられ、業務用無線機3
14からの警報信号を受けて、接近警報等を報知する。
【0028】線路閉鎖用送受信機310の制御部312
は、鉄道線路の各路線、路線毎の上り下り別の地上子の
キロ程などの、データベース313を有しており、前記
した表示操作部330からの操作信号やデータベース3
13からのデータに基づいて、当該線路閉鎖装置の設置
されている路線や、位置などのデータを生成する。ま
た、制御部312は、業務用無線機314を介して、外
部の車両とか他の線路閉鎖装置との送受信によって、時
分割多重通信に必要な通信処理を行う。なお、制御部3
12から、車両と接近した場合に、業務用無線機314
に接続されるスピーカ315に接近警報を行わせるため
の指令信号が出力される。
【0029】この線路に沿って、作業員が保守作業に携
わるが、図4はそのような作業員が携行する携帯用受信
装置400である。この携帯用受信装置400は、無線
機用アンテナ441と携帯用受信機からなり、送信機能
はなく、車載用送受信装置や線路閉鎖用送受信装置から
送信される電波を所定の受信エリアを持って、受信する
機能のみを有しており、例えば車載用送受信装置等から
送信される電波を受信した際に、車両が接近したことの
警報などを発生して、作業員に注意を喚起するものであ
る。
【0030】図5は、車載用送受信機210の制御部2
12や線路閉鎖用送受信機310の制御部312が有し
ているデータベース213,313の内の路線データベ
ースを説明する図である。
【0031】図5において、路線データベースとして
は、路線の種別R(1)〜R(N)〜R(end)と、
各路線R(N)の上り・下り別の、地上子番号1〜n〜
endと通算キロ程の対応表が用意されている。この地
上子は、その線路の起点(例えば東京駅のホーム)から
所定の距離(通常は1km)毎に設置されており、車両
の通過時に、車両に搭載されている地点センサ250に
よりその地上子の存在を検出して、路線データベースか
らキロ程を得る。車両がその地上子間にある間は、速度
センサ260からのパルス数を検出して、現在位置を下
記の式のように算出する。 P=D(n)+G×(r/R)×m なお、P:現在位置(キロ程)、D(n):地上子nの
キロ程、G:ギア比、r:車輪の円周R:速度センサの
1回転当たりのパルス数、m:地上子n通過後の速度セ
ンサパルス数、である。
【0032】ところで、鉄道線路の構成上、例えば橋梁
の上であるとか、線路の分岐点であるとかの場合のよう
に、地上子が必ずしも一定距離(例えば1km)毎に配
置できない場合があるが、この場合でも地上子番号1〜
n〜endと通算キロ程の対応表とを備えた路線データ
ベースにより、つねに補正された正確な車両位置が検出
できる。
【0033】なお、鉄道線路が途中で分岐する場合の地
点検出の例を図6に示す。図6(a)のように、路線A
から路線Bが分岐している場合を想定すると、同図
(b)の路線Aデータと路線Bデータに示すように、分
岐前の地上子Nから次の地上子間での距離がほぼ距離1
aなら分岐無し(検出した地上子はN+1)とし、もし
そうでなければ路線Bへ分岐したと判断する。勿論、こ
の分岐に関する路線データもデータベース213などに
備えられている。
【0034】図7は、以上のように構成される車載用送
受信装置或いは線路閉鎖用送受信装置からある通信スロ
ットS(i)を使用して送信される、無線通信データの
例を示すものである。通信データとして、図のように、
システムID、基地ID、路線ID、車両IDのほか、
位置情報、速度情報、方向情報及び通信ステータスが、
送信される。なお、通信ステータスは、その時点で受信
できている通信スロット番号と自己が送信する通信スロ
ット番号を表している。
【0035】さて、以上のように構成される車両用送受
信装置を搭載した保守用車両、及び線路閉鎖用送受信装
置を設けた線路閉鎖装置、さらにはこれらからの電波を
受信する携帯用受信装置を用いる、本発明の実施例に係
る鉄道用時分割多重通信方式について、説明する。
【0036】まず、この時分割多重通信方式における、
通信サイクルと通信スロットの構成を図8に示してい
る。通信サイクルは、各保守用車両及び線路閉鎖装置の
送受信装置に対して、図8のように、基準信号であるG
PSのPPS信号により各送受信装置それぞれで時刻同
期を取って開始される。そして、各通信サイクル期間を
2秒間とし、通信スロット数として18スロットに分割
する。この18の通信スロットは、車両用に通信スロッ
トS(1)〜S(14)を割り当て、線路閉鎖装置用に
通信スロットS(15)〜S(18)を割り当てる。
【0037】この車両用に割り当てられた通信スロット
S(1)〜S(14)は、特定の車両に固定的に割り当
てられることなく、これらの通信スロットの空き状況に
応じて各車両が空きスロットを取得するように、フレキ
シブルに利用される。一方、線路閉鎖装置用に割り当て
られた通信スロットS(15)〜S(18)は、線路閉
鎖装置が線路閉鎖区間に設置されることから、線路閉鎖
装置の設置時に通信スロットを固定的に割り当てること
になる。
【0038】次に、車両用送受信装置における全体の通
信処理について、順次説明する。図9は、その全体の通
信処理の概要を示す図であり、各車両用送受信装置で同
様に行われる。
【0039】図9において、通信開始に伴い、通信スロ
ットを取得していないので、まず空きの通信スロットの
検出を行う()。この空きスロットの検出は、現在
受信できている全車両の送受信装置からの通信ステータ
スの論理和を取り、全ての車両について無為(論理和が
0)となっている通信スロットを空きスロットと判断す
る。
【0040】この状態を例示すると、車両n,m、kか
ら受信した通信ステータスが次のような場合には、論理
和の結果、第2通信スロット、第7通信スロット及び第
10通信スロットが、空きスロットであると判断され
る。 ・車両nから受信した通信ステータス 00110101001010 ・車両mから受信した通信ステータス 10011000100101 ・車両kから受信した通信ステータス 10110101001010 ・論理和 11111111111
【0041】この空きスロットの検出で、空きの通信
スロットがない場合には、編入不可とする。そして、待
機処理に移り、つぎの通信サイクルで再度空きの通信
スロットの検出を行う。この場合、空きの通信スロット
が検出されるまで、この処理が行われる。
【0042】次に、空きスロットの検出で、空きの通
信スロットがあった場合には、スロット選択処理を行
う。このスロット選択処理では、空きスロットが複数あ
る場合には、例えばその内の若い番号の通信スロットを
自己の通信スロットとして取得し、次の通信処理に移
る。
【0043】ここで、全ての通信スロットが空きの場
合、即ち他の車両からのデータ受信がない場合には、周
辺(電波到達範囲)に送信している他の車両が存在しな
いが、周辺の車両が同時に通信を開始したとき等に、競
合の状態となる可能性を考慮して、乱数に従って通信ス
ロットを選択して取得する。
【0044】通信処理では、取得した通信スロットS
(i)を使用して通信処理を行い、図7で説明したよう
に、通信データとして、システムID、基地ID、路線
ID、車両IDのほか、位置情報、速度情報、方向情報
に、その時点で受信できている通信スロット番号と自己
が送信する通信スロット番号を表す通信ステータスを付
加して送信する。
【0045】この後は、通信サイクル毎に通信処理を行
って、取得した通信スロットでの送信と、他のスロット
での受信とを行う。
【0046】この通信の状態を、全体の時分割多重通信
の状況としてみると、図10に例示されるようになって
いる。即ち、GPSのPPS信号を基準信号とする各通
信サイクルが通信スロットS(1)〜S(n)に分割さ
れ、各車両はそれぞれ取得した通信スロットを使用して
送信し、その他のスロットでは他の車両の送信データを
受信している。
【0047】この通信処理を、例示として図11に示す
ように、通信スロットS(3)を取得した車両について
みると、基準信号であるPPS信号から2つの通信スロ
ット分の時間tselだけ遅延した時点から通信スロッ
トS(3)が始まる。通常行われる通常通信では、基本
的に通信スロットS(3)の開始とともに通信データの
送信を開始する。
【0048】ただ、送信の方法としては、通信スロット
S(3)の開始から所定時間tdだけ遅延させて、通信
データの送信を開始する遅延送信を行えるように構成さ
れている。
【0049】このように、通信サイクル毎に通信処理を
行って、取得した通信スロットでの送信と、他のスロッ
トでの受信とを行い、時分割多重が行われるが、その通
信サイクル毎に、受信データによる通信ステータスをチ
ェックして、他の送受信装置と同じ通信スロットを使用
している競合状態の検出5を行う。
【0050】この競合状態の検出は、他の車両からの
データ受信の結果から、受信した通信ステータス中の自
車両の通信スロット(自車両データを送信したスロッ
ト)のビットをチェックすることで、競合状態の有無を
検出する。
【0051】例えば、自車両から第3通信スロットS
(3)を使用してデータを送信したときに次のような通
信ステータス[1011101101111]を付加
して送信したとする。そして、全ての他車両からの受信
データに基づいて、論理和を取った通信ステータス中
の、第3通信スロットS(3)のビットが1であれば競
合なしと判定し、もしこの第3通信スロットS(3)の
ビットが0であれば競合状態が発生していると判定す
る。
【0052】自車両の第3通信スロットS(3)のビッ
トが空きスロットと判定される要因としては、通信の競
合が発生した場合の他に、通信エラーによりデータが破
壊された場合が考えられるが、データ受信時に区別はで
きないので、自車両の通信スロットのビットが有意でな
いときには競合が発生していると判断する。
【0053】ところで、このような複数の車両で同時に
同じ通信スロットS(i)を使用する「競合」は、例え
ば複数の車両において送受信装置を同時に立ち上げた場
合とか、ある通信エリア内に複数の車両が同時期にその
通信エリア外から入ってきた場合など、に競合状態が発
生する。この競合状態の発生する1例を図12に示して
いる。
【0054】図12において、車両Aは第1通信スロッ
トS(1)、車両Bは第2通信スロットS(2)、車両
Cは第3通信スロット(1)、車両Dは第3通信スロッ
トS(3)で、送信した状態を示している。なお、この
例では簡単化のために、その他の通信スロットは空きス
ロットとし、かつ、各車両は隣の車両とのみ通信可能な
距離にあることを想定している。
【0055】この図のように、車両Aは送信した通信ス
テータスが[1100]であるのに、受信した通信ステ
ータスが[0100]であり、自車両が送信した通信ス
ロットS(1)が受信した通信ステータスでは0となっ
ているので、競合が発生していると判定する。また、車
両Cは送信した通信ステータスが[1110]であるの
に、受信した通信ステータスが[0110]であり、自
車両が送信した通信スロットS(1)が受信した通信ス
テータスでは0となっているので、競合が発生している
と判定する。
【0056】競合の検出で、競合なしの判定の場合に
は、通信処理4に戻る。通常はほとんどがこの判定とな
る。なお、全ての通信スロットが空きの場合、即ち他の
車両からのデータ受信がない場合には、周辺(電波到達
範囲)に他の車両が存在しないか、或いは周辺には自車
両と同じ通信スロットを使用して送信を行っている車両
がある状態、即ち競合車両のみが存在するか、のいずれ
かである。この時には、後者の競合の状態の可能性を考
慮して、通信サイクル毎に乱数に従って通信スロットを
選択して取得し、次の通信処理に移る。
【0057】もし、競合の検出で、競合していること
が検出されれば、調停処理6を行う。調停処理におけ
る具体的な処理内容が図13に示されている。
【0058】図13において、競合ありの判定を受け
て、乱数による振り分け処理1301を行う。この振り
分けは、通常送信1302、遅延送信1303及び送信
規制1304であり、通常送信1302の場合には通信
スロットS(i)の開始とともに通信データの送信を開
始し、無条件に当該スロットを獲得1305して、通信
処理に戻る。
【0059】遅延送信1303の場合には、図11のよ
うに、通信スロットS(i)の開始から所定時間tdだ
け遅延させて、通信データの送信を開始するが、その遅
延された所定時間tdの間に他の車両からの通信キャリ
アの有無1306を監視し、通信キャリアがない場合に
は、当該スロットS(i)を獲得1305して、通信処
理4に戻る。通信キャリアがあった場合には、他車両が
当該通信スロットS(i)を使用しているから、スロッ
ト獲得失敗1307として、空きスロットの検出に回
る。
【0060】送信規制1304の場合には、送信を見送
り、スロット獲得失敗1307として、空きスロットの
検出に回る。
【0061】このように乱数による、通常送信130
2、遅延送信1303、送信規制1304の振り分けに
より、競合状態を解消することができる。万一、複数の
車両での乱数振り分けが同じになったとしても、次の通
信サイクルでも同様に調停処理が行われるから、競合状
態は解消される。
【0062】なお、線路閉鎖装置の送受信装置について
も、車載用送受信装置と同様に、線路閉鎖装置用の4ス
ロット内で動的にスロットが割り当てられる。
【0063】図14は、以上の時分割多重通信方式での
各車両の送受信装置の動作ブロックを示す図である。
【0064】図14において、通信サイクル・スロット
設定手段1401は、車載用送受信装置200(図3参
照)のGPS受信機211で受信したGPS信号中のP
PS信号及び時刻信号に基づいて、基準信号を得て、図
8に示すような通信サイクル及び通信スロットS(1)
〜S(18)を設定し、スロット検出手段1404に供
給する。
【0065】自己情報生成手段1402は、車載用送受
信装置200の地点センサ250、速度センサ260,
データベース213などのデータに基づいて、位置、速
度、進行方向、路線IDなど必要とされる自己情報を生
成して、無線送信手段1406に供給する。
【0066】さて、無線受信手段1403は、無線送信
手段1406とともに、車載用送受信装置200の無線
機アンテナ装置240,業務用無線機214から構成さ
れ、他車両及び線路閉鎖用装置からの送信信号を受信す
る。
【0067】そして、スロット検出手段1404は、通
信サイクル・スロット設定手段1401からの通信スロ
ットS(1)〜S(18)を基にして、各受信信号の通
信ステータスから論理和された通信ステータスを得て、
受信状況を把握する。ここで、当該車両の送受信装置
が、通信開始直後などで未だ自己の通信スロットを取得
していない場合と、既に自己の通信スロットを取得し通
信を行っている場合とで、スロット検出後の動作が異な
る。
【0068】まず、自己の通信スロットを取得していな
い場合について説明する。通信ステータスから空き通信
スロットがある場合には、空きの通信スロット中の番号
の若い通信スロットを自己の通信スロットとしてスロッ
ト選択1405し、無線送信手段1406で自己情報生
成手段1402からの自己情報及び、通信ステータス等
を付加して、図7に示すようなデータ形式にて、他車両
などに向けて送信する。なお、空き通信スロットがない
場合には、通信サイクル毎にスロット検出を繰り返し、
空きの通信スロットの発生を待つ。
【0069】一方、既に自己の通信スロットを取得し通
信を行っている場合には、受信した通信ステータスか
ら、他の車両があるか、他の車両が無いかを判断する。
他の車両が無いときには、自車両と同じ通信スロットを
使用して送信を行っている車両がある状態、即ち競合車
両がのみが存在する可能性があるので、この時にはスロ
ット選択1405で通信サイクル毎に乱数処理したアト
ランダムの通信スロットを使用して送信する。
【0070】また、既に自己の通信スロットを取得し通
信を行っている場合で、他の車両からの受信がある時に
は、自己の車両と他車両が同一の通信スロットを使用し
ているがどうかを競合検出手段1407により、通信ス
テータスの状況(具体的には自己の通信スロットが有意
であるか否か)から判断する。競合がない、通常の通信
状態の場合には、既に取得している通信スロットを使用
して、無線通信手段1406から送信する。この送受信
状態が、普通の通信の状況である。
【0071】競合検出手段1407による検出の結果、
通信ステータスの自己の通信スロットが有意で無く競合
状態が検出されたときには、競合調停手段1408にて
図13に示されるような調停処理を行う。
【0072】この調停処理の結果、通信スロットの獲得
に成功した場合には、その既に取得している通信スロッ
トを使用して、無線通信手段1406から送信する。
【0073】また、調停処理の結果、通信スロットの獲
得に失敗した場合には、空きスロット検出手段1409
にて空きの通信スロットを検出する。空き通信スロット
がある場合には、空きの通信スロット中の番号の若い通
信スロットを自己の通信スロットとしてスロット選択1
405し、無線送信手段1406で自己情報生成手段1
402からの自己情報及び、通信ステータス等を付加し
て、送信する。なお、空き通信スロットがない場合に
は、通信サイクル毎にスロット検出を繰り返し、空きの
通信スロットの発生を待つことになる。
【0074】
【発明の効果】本発明の鉄道用時分割多重通信方式、及
びその送受信装置によれば、保守用車両の保有台数が多
くても、実際に出動する保守用車両にのみ、自動的に且
つフレキシブルに通信スロットが割り付けられるから、
スロットを有効に活用することができる。
【0075】また、出動した保守用車両が鉄道線路に沿
って広い範囲に分散して移動しつつ作業を行う場合で
も、通信可能エリアに入った時点で時分割多重通信を行
うための通信スロットを自動的に割り付け、逆に通信可
能エリアから外に出た場合にはそれまで使用していた通
信スロットは空きスロットとなるから、広い範囲に亘っ
て分散し且つ移動する車両間の時分割多重通信を、支障
無く効率的に行うことができる。
【0076】また、時分割多重通信方式の基準信号とし
て、GPSのPPS(Pulse Per Second )信号を用い
ることにより、他に基準局を設置するなどの手だてを講
じる必要が無く、各車両などでの通信サイクル及び通信
スロットを正確に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される、新幹線等の鉄道線路、及
び保守用車両及び線路閉鎖装置の状況を示す図。
【図2】本発明の時分割多重通信方式に用いられる車載
用送受信装置の構成図。
【図3】本発明の時分割多重通信方式に用いられる線路
閉鎖用送受信装置の構成図。
【図4】本発明とともに用いられる携帯用受信装置の構
成図。
【図5】路線データベースを説明する図。
【図6】鉄道線路が途中で分岐する場合の地点検出の例
を示す図。
【図7】無線通信データの例を示す図。
【図8】本発明の時分割多重通信方式における、通信サ
イクルと通信スロットの構成を示す図。
【図9】本発明の時分割多重通信方式における、通信処
理の概要を示す図。
【図10】全体の時分割多重通信の状況を例示する図。
【図11】通信スロットと、通常通信、遅延送信との関
係を示す図。
【図12】競合状態の発生する1例を示す図。
【図13】調停処理における処理内容を示す図。
【図14】本発明の時分割多重通信方式の送受信装置の
動作ブロックを示す図。
【符号の説明】
200 車載用送受信装置 210 車載用送受信機 212 制御部 213 データベース 214 業務用無線機 215 スピーカ 220 GPSアンテナ 230 操作表示部 240 無線機アンテナ装置 250 地点センサ 260 速度センサ 300 線路閉鎖用送受信装置 310 線路閉鎖用送受信機 312 制御部 313 データベース 314 業務用無線機 315 スピーカ 320 GPSアンテナ 330 操作表示部 341 無線機アンテナ 400 携帯用受信装置 410 携帯用受信機 441 受信用アンテナ 1401 通信サイクル・スロット設定手段 1402 自己情報生成手段 1403 無線受信手段 1404 スロット検出手段 1405 スロット選択手段 1406 無線送信手段 1407 競合検出手段 1408 競合調停手段 1409 空きスロット検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 栄治 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 黒澤 良史 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 山田 哲志 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (72)発明者 佐藤 久嗣 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (72)発明者 内山 弘一 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (72)発明者 立林 清彦 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (56)参考文献 特開2001−347946(JP,A) 特開2000−252910(JP,A) 黒澤良史,岡部栄治,保守用車の衝突 事故防止システムの開発,電子情報通信 学会2000年基礎・境界ソサイエティ大会 講演論文集,日本,社団法人電子情報通 信学会,2000年9月7日,282頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 5/22 - 5/26 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 B61L 23/34 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ送受信装置を搭載し線路上を移
    動する複数の車両間の通信を、特定周波数を用いて時分
    割で多重通信を行う鉄道用時分割多重通信方式におい
    て、 各車両において同一の基準信号に基づいて時刻同期を取
    って、所定数の通信スロットを持つ通信サイクルを設定
    し、 各車両では送信時に、受信できている通信スロット番号
    と自己が送信する通信スロット番号を通信ステータスと
    して、送信データに付加して送信し、 各車両では受信時に、受信できている車両からの前記ス
    テータスの論理和を取り、その時点で当該車両が通信ス
    ロットを取得できていない場合には、前記論理和で無為
    となっている通信スロットを空きの通信スロットと判定
    し、 その空きの通信スロットの1つを自己の通信スロットと
    して取得することを特徴とする鉄道用時分割多重通信方
    式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鉄道用時分割多重通信方
    式において、受信時に他の車両からの受信がない場合に
    は、空きの通信スロットの1つを自己の通信スロットと
    して取得するに際して、乱数処理により決定された通信
    スロットを取得することを特徴とする鉄道用時分割多重
    通信方式。
  3. 【請求項3】 それぞれ送受信装置を搭載し線路上を移
    動する複数の車両間の通信を、特定周波数を用いて時分
    割で多重通信を行う鉄道用時分割多重通信方式におい
    て、 各車両において同一の基準信号に基づいて時刻同期を取
    って、所定数の通信スロットを持つ通信サイクルを設定
    し、 各車両では送信時に、受信できている通信スロット番号
    と自己が送信する通信スロット番号を通信ステータスと
    して、送信データに付加して送信し、 各車両では受信時に、受信できている車両からの前記ス
    テータスの論理和を取り、その時点で当該車両が通信ス
    ロットを取得できている場合であって、前記論理和中の
    自己の送信した通信スロットが無為となっているときに
    は、自己の送信した通信スロットが他の車両と競合して
    いると判定することを特徴とする鉄道用時分割多重通信
    方式。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の鉄道用時分割多重通信方
    式において、競合していると判定された場合であって、
    他の車両からの受信があるときには、既に取得している
    通信スロット内で通常送信とするか遅延送信とするか、
    もしくは送信規制とするかを、乱数処理により決定する
    ことを特徴とする鉄道用時分割多重通信方式。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の鉄道用時分割多重通信方
    式において、競合していると判定された場合であって、
    他の車両からの受信がないときには、自己の通信スロッ
    トとして、乱数処理により決定された通信スロットを用
    いることを特徴とする鉄道用時分割多重通信方式。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の鉄道用時分割多重通
    信方式において、前記基準信号をGPSのPPS信号と
    することを特徴とする鉄道用時分割多重通信方式。
  7. 【請求項7】 線路上を移動する複数の車両間の通信
    を、特定周波数を用いて時分割で多重通信を行う鉄道用
    時分割多重通信方式における車両に搭載される送受信装
    置であって、 GPSのPPS信号を基準信号として通信サイクル及び
    通信スロットを設定する通信スロット・サイクル設定手
    段と、 少なくとも位置を検出する位置検知センサと路線データ
    ベースとを有し、当該車両の位置、方向を含む自己情報
    を生成する自己情報生成手段と、 他の車両からの無線信号を受信し、該無線信号に含まれ
    る通信ステータス情報から通信スロットの状況を検出す
    るスロット検出手段と、 自車両が既に通信スロットを取得し送信を行っている場
    合に、前記通信ステータス情報の自車両ビットが有意で
    あるか否かによって、競合状態を検出する競合検出手段
    と、 前記競合検出手段で競合ありが検出された場合に、競合
    状態を解消するように調停する競合調停手段と、 前記競合調停手段で調停の結果、通信スロットの獲得に
    失敗した場合に、空きスロットを検出する空きスロット
    検出手段と、 自車両が未だ通信スロットを取得していない場合に前記
    スロット検出手段で、空きスロットが検出されたとき、
    自車両が既に通信スロットを取得し送信を行っている場
    合に前記スロット検出手段で他車両からの受信が無いこ
    とが検出されているとき、及び、前記空きスロット検出
    手段で空きスロットが検出されたときには、空きスロッ
    トの1つを自車両の通信スロットとして選択するスロッ
    ト選択手段と、 該スロット選択手段で選択された通信スロット、前記競
    合検出手段で競合なしと検出された場合の当該通信スロ
    ット、及び前記競合調停手段での調停の結果、通信スロ
    ットの獲得に成功した場合の当該通信スロットのいずれ
    かの通信スロットを使用して、受信できている通信スロ
    ット番号と自己が送信する通信スロット番号を通信ステ
    ータスとして、前記自己情報生成手段の送信データに付
    加して送信する無線送信手段と、 を有することを特徴とする鉄道用時分割多重通信方式の
    ための送受信装置。
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