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JP3350174B2 - 導入端子及び放電管 - Google Patents
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JP3350174B2 - 導入端子及び放電管 - Google Patents

導入端子及び放電管

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JP3350174B2
JP3350174B2 JP23647893A JP23647893A JP3350174B2 JP 3350174 B2 JP3350174 B2 JP 3350174B2 JP 23647893 A JP23647893 A JP 23647893A JP 23647893 A JP23647893 A JP 23647893A JP 3350174 B2 JP3350174 B2 JP 3350174B2
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電管等におけるリード
線の導入端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばHIDランプ(メタルハライドラ
ンプ、キセノンランプ、キセノン−水銀ランプ、超高圧
水銀ランプ、ナトリウムランプ等)、ハロゲンランプ等
の各種の放電管では、石英ガラス容器のアーク部に対向
電極が収容されていると共に、アーク部の両端には真空
圧着シール又はピンチシールによって保護筒部が形成さ
れていて、この保護筒部に電極と接続したモリブデン箔
が埋設されている。また、保護筒部の端部から上記モリ
ブデン箔と接続された電気導入リード線が引き出されて
いる。
【0003】上記の放電管において、電気導入リード線
を裸のままで電源側に接続して点灯使用することは、放
電管を強度的に安定に保持できないこと、また電気的接
続を確実にできないことなどから困難である。このた
め、放電管のホールド等を考えると、この放電管に適合
した口金を無機接着剤によって接合して使用されること
になる。
【0004】図5によって一般的な放電管の構造を説明
すると、石英ガラスからなる放電管1は、対向電極2、
3を気密封着したアーク部1aと、アーク部1aの両端
に一体形成された保護筒部1bとから構成されている。
保護筒部1b内には、上記の対向電極2、2に接続され
たモリブデン箔3が真空圧着シール又はピンチシールに
より封止されており、モリブデン箔3に接続された電気
導入リード線4が保護筒部1bの外端5から引き出され
ている。
【0005】保護筒部1bの両端には口金6が無機接着
剤により接合されていて、電気導入リード線4は口金6
のネジ部7に開設されたリード線導入孔8に挿入された
うえ、図6に示すように電気導入リード線4はリード線
導入孔8内に銀ロウ9により固定されている。このリー
ド線導入孔8は、図6に示すようにその全長に亘って同
一孔径に形成されていて、電気導入リード線4とリード
線導入孔8との間には僅かの間隙10が形成されてい
る。また、口金6の端面11は平面であって、銀ロウ9
はこの平面に盛り上げて装着されていて、銀ロウの一部
が間隙10を介してリード線導入孔8に入り込んでロウ
付けされている。そして、この銀ロウ9を介して電気導
入リード線4と口金6が電気的に接続され、かつ機械的
に固着されている。
【0006】なお、放電管1の一端(図5の上端)に設
けられた口金6のネジ部7にはランプ保持板を兼ねる電
気導入板12が、その開孔13を介して嵌合されてお
り、その外側からランプ固定ナット14がネジ込まれて
いる。放電管1の他端(図6の下端)に設けられた口金
6のネジ部7には円板状の放熱フィン15と、電源に接
続されたケーブル端子16がそれぞれの開孔17、18
を介して嵌合されていて、その外側から固定ネジ19が
ネジ込まれている。
【0007】上記のように、口金6を介して電気導入リ
ード線4を電源に接続することにより次のメリットがあ
る。 電気的接続が確実となる。 放電管のホールドが簡単になる。 電気導入リード線の折れが無くなる。 保護筒内に封止したモリブデン箔のシール熱を効率よ
く発散させ、放電管の寿命特性を向上させる。 上記のように口金6が放電管において果たす役割は大き
い。
【0008】また、上記のような口金6を用いずに、図
10に示すようなセラミックベース20を用いる場合が
ある。このセラミックベース20には、金属筒21が嵌
め込まれ導入端子となっており、セラミックベース20
の中空部から金属筒21へと貫通するリード線33a、
33bとが備えられている。セラミックベース20は、
下方に外周縁20bを有する円柱20aの所定の部分に
中空部が開け設けられており、さらに、底面に金属筒2
1が嵌め込まれる凸部20c、20dが設けられてい
る。この中空部から導入端子である金属筒21のリード
線導入孔8内にはリード線22a、22bが設けられて
いる。このリード線22aは放電管1の電気導入リード
線4と接続されている。この放電管1は、リード線22
aと接続される側の端部がセラミックベース20の中空
部に設けられ、無機接着剤24によって固定されてい
る。リード線22bはL字型をした電気導入板23に接
続されている。この電気導入板23は、リード線22b
と接続される側の端部がセラミックベース20の中空部
に設けられ、無機接着剤24によって固定されており、
他端部で放電管1の電気導入リード線4と接続されてい
る。このようなセラミックベース20を用いた場合で
も、上記の口金6と同様なメリットを得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の放電管
では、口金と電気導入リード線との接合について殆んど
改善がなされておらず、図6に示す口金のリード線導入
孔の構造では、次のような問題点が生じている。
【0010】銀ロウを溶接する際、口金と銀ロウの温
度をうまく調整しないと銀ロウがうまく口金と溶接でき
ないが、従来はこの温度調整が難しかった。すなわち、
従来構造では、銀ロウが平坦な口金端面に載っているだ
けであり、このため銀ロウのみ、または口金のみのいず
れか一方だけを加熱し易く、両者を適切に加熱するのが
難しい。したがって、例えば、銀ロウのみ加熱し口金の
温度が低いと銀ロウが電気導入リード線とリード線導入
孔の間隙をうまく流れず、口金の端面で銀ロウ玉となっ
てしまう。また逆に、口金温度のみが高いと銀ロウは流
れても、その流れが遅く、口金の酸化を引き起してしま
う。
【0011】上記のようにしてロウ付け作業が不完全
であると、銀ロウと口金の溶接が不十分となり(俗に、
天ぷらと称されている)、電気的接触が不十分となっ
て、最悪の場合、放電管が点燈しない場合が生じる。
【0012】電気導入リード線と口金の必要な接触面
積(接着面積)を得るため、口金端面に盛り上げる銀ロ
ウの量を溶接技術でコントロールしなければならず、そ
のための熟練を必要とする。
【0013】銀ロウ付けの熱のため、口金とガラス管
を接合している充填材(無機接着剤等)のガスが発生
し、このガスはリード線導入孔を通って外部に逃げる
が、従来のようにリード線導入孔が全長に亘って細く、
同一径であると、間隙が小さくてガス抜けが悪く、その
ため銀ロウがリード線導入孔を通って口金内部に流れに
くい。
【0014】また、口金6の代わりに用いられるセラミ
ックベースに設けられた導入端子についても、図11に
示すように、リード線22を貫通させた導入端子である
金属筒21の先端にハンダ又は銀ロウ9を溶接していた
ので、上述した口金6と同様の問題を生じていた。
【0015】そこで、本発明は、上記の欠点を改良した
放電管その他ランプ等の電気導入リード線の導入端子を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の放電管は、大径部内に対向電極を気密封着
したアーク部、及び大径部の両端に接続し、上記対向電
極のリード線を気密に内挿する保護筒部とを有する放電
管本体、並びに、保護筒部の端部に固着され且つリード
線を導入するためのリード線導入孔を有する口金を備
え、以下のことを特徴とする。
【0017】すなわち、本発明に係る放電管は、上記の
口金のリード線導入孔が、口金における放電管本体側の
一端から放電管本体側と反対側に伸び且つ内周面が円筒
面となっている第1孔径部と、口金の他端から放電管本
体側に伸び且つ内周面が第1孔径部よりも大きな径の円
筒面となっている第2孔径部と、第1孔径部と第2孔径
部との間をつなぐテーパ部とを有し、上記の第1孔径部
とテーパ部との連結部から口金の他端までの長さが1m
m以上、4mm以下であって、上記のリード線が、口金
のリード線導入孔に挿入され、第2孔径部とテーパ部と
に充填された銀ロウでリード線導入孔に固定されること
を特徴とする。
【0018】さらに、本発明は導入端子にも係る。
【0019】すなわち、本発明に係る導入端子は、電極
を収容したガラス容器を支持する支持基体に一端が嵌め
込まれ、他端が自由端となっている金属筒からなり、電
極のリード線を導入するためのリード線導入孔を有する
導入端子であって、リード線導入孔が、金属筒における
支持基体にはめ込まれている側の一端から自由端側に伸
び且つ内周面が円筒面となっている第1孔径部と、自由
端から支持基体側に伸び且つ内周面が第1孔径部よりも
大きな径の円筒面となっている第2孔径部と、第1孔径
部と第2孔径部との間をつなぐテーパ部とを有し、上記
の第1孔径部とテーパ部との連結部から金属筒の自由端
までの長さが1mm以上、4mm以下であることを特徴
とする。
【0020】
【作用】上記放電管の構成によると、リード線は、リー
ド線導入孔に形成される第2孔径部とテーパ部とに充填
された銀ロウなどにより口金に固定される。したがっ
て、銀ロウなどと口金との加熱時の温度調整がし易く、
リード線導入孔に銀ロウなどが円滑に流れ込み、電気導
入リード線と口金との電気的接続が確実となり、両者の
固着強度も向上する。また、ロウ付け時にはテーパ部及
び第2孔径部の存在によりリード線導入孔を通ってガス
が抜け易く、それだけ銀ロウなどがリード線導入孔を通
って口金内端側に流れ込みやすくなる。更に、第1孔径
部とテーパ部との連結部から口金の他端までの長さが1
mm以上、4mm以下であることにより、少ない銀ロウ
で、銀ロウとリード線との接触面積を十分確保すること
ができる。
【0021】また、上記の構成の導入端子によると、リ
ード線導入孔に形成されるテーパ部と第2孔径部とに銀
ロウなどを充填してリード線導入孔に固定することがで
きる。第2孔径部を有するため、テーパ部だけのものに
比べて銀ロウなどと金属筒との加熱時の温度調整がし易
い。また、テーパ部があることにより第1孔径部に銀ロ
ウなどが円滑に流れ込む。すなわち、リード線導入孔に
銀ロウなどが円滑に流れ込み、電気導入リード線と金属
筒との電気的接続が確実となり、両者の固着強度も向上
する。また、ロウ付け時にはテーパ部及び第2孔径部の
存在によりリード線導入孔を通ってガスが抜け易く、そ
れだけ銀ロウなどがリード線導入孔を通って金属筒の内
端側に流れ込みやすくなる。更に、第1孔径部とテーパ
部との連結部から金属筒の自由端までの長さが1mm以
上、4mm以下であることにより、銀ロウの使用量を最
小限に抑えつつ、銀ロウとリード線との接触面積を十分
確保することができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。なお、従来例と同一要素には同一符号を付して説明
する。
【0023】図1は第1実施例に係る導入端子の断面図
で、この図に示されるように口金6のネジ部7に形成さ
れるリード線導入孔30の孔径は、放電管1側が小径
で、口金端面11側が大径となるように2段構造となっ
ている。すなわち、第1実施例ではリード線導入孔30
は、口金6の肩部6aに設けられたネジ部7の軸心を貫
通しており、このリード線導入孔30は、孔内端から所
定の長さに亘って形成された同一孔径の最小孔径部(第
1孔径部)30aと、この最小孔径部30aの外端から
伸びるテーパ部30bと、テーパ部30bの先端からさ
らに同一の孔径で口金端面11にかけて伸びる最大孔径
部(第2孔径部)30cが形成されている(以下、テー
パ部30bと最大孔径部30cによって形成される部分
を拡径部31という)。
【0024】上記リード線導入孔30の寸法関係を記号
によって説明すると次のとおりである。すなわち、リー
ド線導入孔の最小孔径部の孔径をD0 、同じく、最大孔
径部の孔径をD1 、溶接部外径をD2 、電気導入リード
線のリード線径をD3とした場合、D0 <D1 <D2
寸法関係に設けられている。また、リード線径D3 と最
小孔径D0 の関係は、D3 +0.1mm≦D0 ≦D3
0.4mmが適当である。
【0025】そして、テーパ部30bの内端から口金端
面11までの拡径部31の深さLOとリード線導入孔3
0の全長L1 との間は、1mm≦LO <L1 の関係に設
けられている。これは、次の理由による。すなわち、拡
径部31の深さLO が1mm以下であると、従来の平坦
な口金端面の形状に近づいて、ハンダ又は銀ロウ温度と
口金温度を溶接時に同一化するのが難しく、そのためハ
ンダ又は銀ロウ9の玉化が避けられないことである。さ
らに、およびハンダ又は銀ロウ9の流通間隙が急に変化
することに起因して、ハンダ又は銀ロウ9の最小孔径部
30aへの流れ込みが不十分となりやすく、それに伴っ
て電気導入リード線4とハンダ又は銀ロウ9との接合面
積が電気的および強度的に不十分となりやすいためであ
る。
【0026】本発明者は、ハンダ又は銀ロウ9の使用量
を最少限とし、なおかつハンダ又は銀ロウ9と電気導入
リード線4との接触面積を十分確保する目的で実験を繰
返した結果、1mm≦LO ≦4mmが最適であることが
確認された。
【0027】次に、作用を説明する。第1実施例におい
て、ハンダ又は銀ロウ9による溶接に際しては、まず口
金6のリード線導入孔30に電気導入リード線4を挿入
したうえ、リード線導入孔30の拡径部31にハンダ又
は銀ロウ9を充填する。つづいて、ハンダ又は銀ロウ9
と口金6のネジ部7とを所定温度の加熱雰囲気に入れる
ことによりハンダ又は銀ロウ9と口金6とを所定温度に
加熱する。この場合、ハンダ又は銀ロウ9と口金6とは
拡径部31の内面を介して接触していて、接触面積が広
いので、両者は同じ温度に加熱し易い。また、ハンダ又
は銀ロウ9からの放熱も、その多くは拡径部31の内面
を介して口金6に伝わりやすい。つまり、ハンダ又は銀
ロウ9と口金6とは一緒に加熱されると共に、冷えると
きも一緒に冷えるので、ハンダ又は銀ロウ9と口金6と
の間には温度差が生じることが少なく、したがって、ハ
ンダ又は銀ロウ9と口金6との温度管理が容易となる。
【0028】その結果、ハンダ又は銀ロウ9と口金6と
を溶接にとって最適な温度に保持し易く、ハンダ又は銀
ロウ9はリード線導入孔30の最小孔径部30aに円滑
に流入する。また、拡径部31内に充填されたハンダ又
は銀ロウ9と電気導入リード線4との接触面積および、
ハンダ又は銀ロウ9と口金6との接触面積が十分に確保
され、ハンダ又は銀ロウ9を介しての電気導入リード線
4と口金6との電気的および強度的に十分な結合が達成
される。
【0029】次に、図2と、図3と、図4はそれぞれ本
発明の第2実施例、第3実施例、第4実施例を示す断面
図である。これらの各実施例では各リード線導入孔30
の拡径部の断面形状が第1実施例のそれと相異してお
り、その他の構成は第1実施例と同じである。
【0030】図2の第2実施例では、最小孔径部30a
の外端から伸びるテーパ部30bの延長部が口金端面の
外周縁11aと交わっており、これは図1において、D
1 =D2 とした場合の寸法関係に相当する。この第2実
施例でも、上記テーパ部30bによって形成される拡径
部32に、口金6と電気導入リード線4に対して電気的
および強度的に十分な接触面を確保するうえで必要な量
のハンダ又は銀ロウ9を収容できる。また、このテーパ
部30bにより、溶接時ハンダ又は銀ロウ9がリード線
導入孔30の最小孔径部30aを通って口金6内部に必
要以上に流れ込むのをコントロールすることができる。
【0031】図3の第3実施例では、リード線導入孔3
0の最小孔径部30aと最大孔径部30cが水平段部3
0dで接続されている。その他の構成は第1実施例と同
じである。この第3実施例でも、水平段部30dと最大
孔径部30cによって形成される拡径部33に、口金6
と電気導入リード線4に対して電気的および強度的に十
分な接触面積を確保するうえで必要な量のハンダ又は銀
ロウ9を収容でき、かつ円滑な溶接を行なうことができ
る。
【0032】図4の第4実施例では、図2の構成と少し
異なり、最小径部30aの外端から伸びるテーパ部30
bの延長部が、口金端面11の外周縁11aよりも内側
の位置に伸びている。その他の構成は図2の第2実施例
と同じである。この第4実施例でも、上記の各実施例と
同様にテーパ部30bによって形成される拡径部34
に、口金6と電気導入リード線4に対して電気的および
強度的に十分な接触面積を確保するうえで必要な量のハ
ンダ又は銀ロウ9を収容でき、かつ円滑な溶接を行なう
ことができる。
【0033】また、図5、図6は本発明の第5実施例を
示す断面図であり、図7は第5実施例に係る導入端子を
示す断面図である。第5実施例は、口金6の代わりにセ
ラミックベース20を用いたものである。図5に示すよ
うに、第5実施例では、所定の部分が中空部25a、2
5bとなっている。セラミックベース20と、このセラ
ミックベース20の中空部25a、25bに設けられ、
かつ、導入端子である金属筒21のリード線導入孔30
を貫通するリード線22a、22bとが設けられてい
る。リード線22aは放電管1の電気導入リード線4と
接続されている。この放電管1は、リード線22aと接
続される側の端部がセラミックベース20の中空部25
aに設けられ、無機接着剤24によってセラミックベー
ス20に固定されている。リード線22bはL字型をし
た電気導入板23に接続されている。この電気導入板2
3は、リード線22bと接続される側の端部がセラミッ
クベース20の中空部25bに設けられ、無機接着剤2
4によってセラミックベース20に固定されており、他
端部で放電管1の電気導入リード線4と接続されてい
る。図6に示すように、このセラミックベース20は円
筒部20eと、円筒部20eの直下に形成され、下方に
外周縁20bを有する円柱部20aと、円柱部20aの
底面に設けられた2つの凸部20c、20dを有してい
る。さらに、セラミックベース20の凸部20c、20
dには導入端子である金属筒21が捩じ込まれている。
第5実施例の導入端子である金属筒21のリード線導入
孔30の拡径部35は、図7に示すように、第3実施例
で示した口金6の拡径部33と同様の形状をしている
が、第1実施例、第2実施例及び第4実施例で示した拡
径部31、32、34と同様の形状をしていてもよい。
【0034】このように、セラミックベース20に設け
られた導入端子21のリード線導入孔30の拡径部35
の形状を形成すれば、上記の第1実施例から第4実施例
にまで示した口金6までのリード線導入孔30の各拡径
部31、32、33、34のそれぞれと同様の効果を得
ることができる。
【0035】上記の各実施例において、リード線導入孔
30の各拡径部31、32、33、34、35を形成す
るには、一般的にはドリルを用いる。つまり、口金6の
ネジ部7の軸心又は金属筒に全長に亘って最小孔径部3
0aと同一径のリード線導入孔を前もって形成してお
き、その後に口金端面11又は金属筒端面36の中心部
にドリルを当てがい各拡径部31、32、33、34、
35を形成する。したがって、多くの場合ドリル先端部
の形状に対応して拡径部31、32、33、34、35
は図2、図4に示すように深さ方向全体の断面がテーパ
状になるか、または図1に示すように最小孔径部30a
と最大孔径部30cを結ぶ面がテーパ状になるかのいず
れかであろう。もちろん、先端が平なドリルを用いるこ
とにより図3に示す断面形状の拡径部33を形成するこ
ともできる。
【0036】なお、本発明は上記の実施例に限定され
ず、リード線導入孔30の拡径部の断面形状は図示以外
の形状であってもよい。本発明で必要なことはリード線
導入孔30がその内端側(放電管1の側若しくは金属筒
21の固定されている側)よりも外端側(口金端面11
の側若しくは金属筒21の自由端となっている側)が拡
径されていることであり、この条件を満す限り例えば、
拡径部内には内側または外側に曲る湾曲面が形成されて
いてもよい(但し、図示せず)。さらに、本発明の導入
端子は放電管以外のランプ等に適用することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0038】リード線導入孔の拡径部にハンダ又は銀
ロウを充填することが可能であり、このハンダ又は銀ロ
ウを介して電気導入リード線と口金との接合面積を十分
確保することが可能となり、導入端子部の信頼性が向上
する。
【0039】リード線導入孔に充填するハンダ又は銀
ロウと口金の温度管理が容易となって、ハンダ又は銀ロ
ウの流れをよくし、これに伴って上記の接合面積を一層
有効に得ることができ、導入端子部の許容電気容量を従
来より高くすることができる。
【0040】口金とガラス容器との固着に接着用充填
材が用いられる場合、ハンダ又は銀ロウ付けの熱で発生
する充填材のガスが上記拡径部を通って効率よく脱気で
き、電気導入リード線とリード線導入孔の間隙をハンダ
又は銀ロウが効率よく流れ込み、口金と電気導入リード
線の電気的接触性が一層向上し、かつ固着強度も向上す
る。
【0041】リード線導入孔と電気導入リード線のハ
ンダ又は銀ロウ付けの作業に従来のような熟練を必要と
しない。
【0042】また、電極を収容したガラス容器を支持す
る支持基体に一端が嵌め込まれ、他端が自由端となって
いる金属筒からなる導入端子において、金属筒に開設さ
れるリード線導入孔の自由端側の孔径は、金属筒が支持
基体に嵌め込まれている一端側の孔径よりも大きく形成
したことにより、次のような効果を奏する。
【0043】リード線導入孔の拡径部にハンダ又は銀
ロウを充填することが可能であり、このハンダ又は銀ロ
ウを介して電気導入リード線と導入端子である金属筒と
の接合面積を十分確保することが可能となり、導入端子
部の信頼性が向上する。
【0044】リード線導入孔に充填するハンダ又は銀
ロウと金属筒の温度管理が容易となって、ハンダ又は銀
ロウの流れをよくし、これに伴って上記の接合面積を一
層有効に得ることができ、導入端子部の許容電気容量を
従来より高くすることができる。
【0045】リード線導入孔と電気導入リード線のハ
ンダ又は銀ロウ付けの作業に従来のような熟練を必要と
しない。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る導入端子の断面図で
ある。
【図2】第2実施例に係る導入端子の断面図である。
【図3】第3実施例に係る導入端子の断面図である。
【図4】第4実施例に係る導入端子の断面図である。
【図5】第5実施例に係るセラミックベースに支持され
た放電管を示す断面図である。
【図6】第5実施例に係るセラミックベースを示す斜視
断面図である。
【図7】第5実施例に係る導入端子を示す説明断面図で
ある。
【図8】導入端子を有する放電管の従来例の説明断面図
である。
【図9】図8の導入端子の断面図である。
【図10】導入端子を有するセラミックベースに支持さ
れた放電管の従来例を示す説明断面図である。
【図11】図10の導入端子の説明断面図である。
【符号の説明】
1…放電管、4…電気導入リード線、6…口金、7…ネ
ジ部、9…ハンダ又は銀ロウ、30…リード線導入孔、
31、32、33、34、35…拡径部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 直樹 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松 ホトニクス株式会社内 (72)発明者 太田 尋久 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松 ホトニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−133627(JP,A) 特開 昭57−63759(JP,A) 実開 昭56−143767(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 5/50 H01J 5/62 H01J 61/36 H01K 1/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径部内に対向電極を気密封着したアー
    ク部、及び大径部の両端に接続し、前記対向電極のリー
    ド線を気密に内挿する保護筒部を有する放電管本体、並
    びに、 前記保護筒部の端部に固着され且つ前記リード線を導入
    するためのリード線導入孔を有する口金、 を備え、 前記口金の前記リード導入孔は、前記口金における前記
    放電管本体側の一端から前記放電管本体側と反対側に伸
    び且つ内周面が円筒面となっている第1孔径部と、前記
    口金の他端から前記放電管本体側に伸び且つ内周面が前
    記第1孔径部よりも大きな径の円筒面となっている第2
    孔径部と、前記第1孔径部と前記第2孔径部との間をつ
    なぐテーパ部とを有し、 前記第1孔径部と前記テーパ部との連結部から前記口金
    の他端までの長さが1mm以上、4mm以下であって、 前記リード線は、前記口金のリード線導入孔に挿入さ
    れ、前記第2孔径部と前記テーパ部とに充填された銀ロ
    ウで前記リード線導入孔に固定されることを特徴とする
    放電管。
  2. 【請求項2】 電極を収容したガラス容器を支持する支
    持基体に一端が嵌め込まれ、他端が自由端となっている
    金属筒からなり、前記電極のリード線を導入するための
    リード線導入孔を有する導入端子において、 前記リード線導入孔が、前記金属筒における前記支持基
    体にはめ込まれている側の一端から前記自由端側に伸び
    且つ内周面が円筒面となっている第1孔径部と、前記自
    由端から前記支持基体側に伸び且つ内周面が前記第1孔
    径部よりも大きな径の円筒面となっている第2孔径部
    と、前記第1孔径部と前記第2孔径部との間をつなぐテ
    ーパ部とを有し、 前記第1孔径部と前記テーパ部との連結部から前記金属
    筒の自由端までの長さが1mm以上、4mm以下である
    ことを特徴とする特徴とする導入端子。
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