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JP3363583B2 - 2次電池のローバッテリー検出装置及びその方法 - Google Patents
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JP3363583B2 - 2次電池のローバッテリー検出装置及びその方法 - Google Patents

2次電池のローバッテリー検出装置及びその方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次電池を使用時にお
ける、ローバッテリー検出装置及びその方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】2次電池は、充電と放電を交互に行うこ
とで、繰り返し使用が可能な電池である。通常、この放
電から充電への切り替えは、電池の容量が低下し、ロー
バッテリー状態となった時点で行われる。
【0003】一般に、ローバッテリー検出は、以下のよ
うにしている。
【0004】まず、図4は、一般的な2次電池の放電カ
ーブ(2次電池の放電電圧の時間的変化)を表わすグラ
フである。ローバッテリーの検出は、この放電カーブを
観測することで行なわれる。具体的なシーケンスを示
す。
【0005】(1)2次電池の端子電圧Vbattを検出す
る。
【0006】(2)Vbattを、ある一定の値電圧Vend
と比較する。
【0007】(3)そして、その比較結果に基づいて次
の判断処理が行われる。
【0008】 Vbatt>Vendの場合、2次電池の放電継続 Vbatt≦Vendの場合、2次電池の放電終了(ローバッ
テリー状態) 尚、ここでいう放電継続とは、例えばその2次電池を搭
載した電子機器がパーソナルコンピュータ等である場合
には、動作継続することを意味する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記ローバッ
テリーの検出に用いられた2次電池の端子電圧Vbatt
は、以下のような数式で表われさる。
【0010】Vbatt=E−r・I −(*) ここで、E(2次電池の起電力)、r(2次電池の内部
抵抗)、I(放電電流)である。よって、2次電池の端
子電圧Vbattは、内部抵抗rと放電電流Iに依存してい
ることになる。
【0011】また、内部抵抗rは、放電電流Iや周囲の
温度Tの変化などに対して非線形に依存する値であり、
以下のような特質を有している。
【0012】 ・放電電流Iが多いとき、内部抵抗rの値は大 ・周囲の温度Tが低いとき、内部抵抗rの値は大 以上のようなrの性質、および式(*)が原因で、上記
ローバッテリー検出法には以下のような欠点が存在し
た。
【0013】(I)見かけ上の放電容量の低下 2次電池を、高率放電(Iが多い)や、低温環境下(T
が低い)において使用する場合。上記rの性質により、
起電力Eからの電圧降下分(式(*)第2項:r・I)
は大きくなる。よって、実際に検出される2次電池の端
子電圧Vbattは、起電力と比較して、非常に小さな値に
なる。ゆえに、起電力Eが、あまり低減していない状態
でも、ローバッテリー(Vbatt≦Vend)が検出され易
くなる。
【0014】これは、2次電池のエネルギーを十分取り
出さずに、放電を終了させること(見かけ上の放電容量
の低下)と同じである。
【0015】(II)2次電池の温度上昇に伴う内部抵
抗の減少 また、低温環境下や、非常に高率な放電(大電流放電)
を行う場合、以下に表わされるような内部抵抗rの変化
が起こる場合がある。
【0016】(1)放電初期における内部抵抗rは、非
常に大きな値をもつ。
【0017】(2)ある程度の時間、放電を持続する
と、内部抵抗rの発熱により電池の温度が上昇する。そ
のため、内部抵抗rの値は減少し始める。
【0018】(3)暫くすると、2次電池温度と周囲の
温度との間で平衡がとれ、内部抵抗rの値は一定にな
る。
【0019】この時の、2次電池の端子電圧Vbattの時
間変化を図5に示す。
【0020】状態(1)では、rが非常に大きいため、
Vbattは急激に減少する。状態(2)では、内部抵抗r
の変化分が、起電力Eの減少分よりも大きくなり、Vba
ttは緩やかに増加する。状態(3)では、内部抵抗の変
化がおさまったので、Vbattは再び減少する(この時の
減少率は、(1)の場合よりも少ない)。
【0021】図5のように、2次電池の端子電圧Vbatt
が2段落ち的な変化をする場合、状態(1)の状態でロ
ーバッテリー(Vbatt≦Vend)となることがある。し
かしながら、ここでは、まだ、事実上のローバッテリー
状態ではないので、ここで放電を停止すると、2次電池
のエネルギーを十分使用していないことになる。
【0022】問題点 上記2つの例のように、2次電池の容量を十分放電せず
に電池の使用を継続すると、以下の問題を引き起こす。
【0023】・2次電池のサイクル利用効率(仕事量/
cycle)が低下する。
【0024】・Ni−Cd2次電池やNi−MH2次電
池では、メモリ効果の原因となる。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑みなされたものであり、2次電池のローバッテリー状
態を正確に検出し、そのサイクル利用効率を向上、及び
メモリ効果を防止することを可能にする2次電池のロー
バッテリー検出装置及びその方法を提供しようとするも
のである。
【0026】この課題を解決するため、例えば本発明の
2次電池のローバッテリー検出装置は以下に示す構成を
備える。すなわち、電子機器に電力を供給する2次電池
のローバッテリー検出装置であって、前記2次電池の放
電動作中、所定時間毎に前記2次電池からの放電電圧値
を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段で検出
た前回の放電電圧値と今回検出した放電電圧値の差を求
め、その差を所定の基準値と比較し、前記2次電池がロ
ーバッテリー状態にあるかどうかを判断する第1の判断
手段と、前記2次電池の放電開始後、所定期間経過する
までの期間では、前記第1の判断手段による前記2次電
池のローバッテリーにあるかどうかの判断を禁止し、前
記第1の判断手段とは別の、前記2次電池がローバッテ
リーにあるかどうかを判断する第2の判断手段とを備
え、 当該第2の判断手段は、 前記電圧検出手段で検出し
た前回の放電電圧値と今回検出した放電電圧値の差を求
め、その差を第1の閾値と比較し、当該差が前記第1の
閾値以下の場合には、前記差と前記第1の閾値との比較
動作を継続する第1の手段と、 該第1の手段における繰
り返し処理中において、前記前回の放電電圧値と今回の
放電電圧値との差が、前記第1の閾値より大きいと判断
した場合、前記差が異常放電を示す第2の閾値を越える
か否かを判断し、前記差が前記第2の閾値を越えると判
断した場合には、前記2次電池に対する負荷が異常に大
きいと判断し、放電を停止させる第2の手段と、 該第1
の手段における繰り返し処理中において、前記前回の放
電電圧値と今回の放電電圧値との差が、前記第1の閾値
以下であると判断した場合、今回の放電電圧値が前回の
放電電圧値に対して減少しているか増加しているか、及
び、今回の放電電圧値が第3の閾値以上であるか否かに
応じて、前記2次電池の放電電圧の変化が二段落ち状態
にあるかどうかを判断し、二段落ち状態にある判断した
場合には放電を継続する第3の手段とを備える。
【0027】また、本発明の2次電池のローバッテリー
検出方法は以下の構成を備える。すなわち、電子機器に
電力を供給する2次電池のローバッテリー検出方法であ
って、前記2次電池の放電動作中、所定時間毎に前記2
次電池からの放電電圧値を検出する電圧検出工程と、前
記電圧検出工程で検出した前回の放電電圧値と今回検出
した放電電圧値の差を求め、その差を所定の基準値と比
較し、前記2次電池がローバッテリー状態にあるかどう
かを判断する第1の判断工程と、前記2次電池の放電開
始後、所定期間経過するまでの期間では、前記第1の
断工程による前記2次電池のローバッテリーにあるかど
うかの判断を禁止し、前記第1の判断工程とは別の、前
記2次電池がローバッテリーにあるかどうかを判断する
第2の判断工程とを備え、 当該第2の判断工程は、 前記
電圧検出工程で検出した前回の放電電圧値と今回検出し
た放電電圧値の差を求め、その差を第1の閾値と比較
し、当該差が前記第1の閾値以下の場合には、前記差と
前記第1の閾値との比較動作を継続する第1の工程と、
該第1の工程における繰り返し処理中において、前記前
回の放電電圧値と今回の放電電圧値との差が、前記第1
の閾値より大きいと判断した場合、前記差が異常放電を
示す第2の閾値を越えるか否かを判断し、前記差が前記
第2の閾値を越えると判断した場合には、前記2次電池
に対する負荷が異常に大きいと判断し、放電を停止させ
る第2の工程と、 該第1の工程における繰り返し処理中
において、前記前回の放電電圧値と今回の放電電圧値と
の差が、前記第1の閾値以下であると判断した場合、今
回の放電電圧値が前回の放電電圧値に対して減少してい
るか増加しているか、及び、今回の放電電圧値が第3の
閾値以上であるか否かに応じて、前記2次電池の放電電
圧の変化が二段落ち状態にあるかどうかを判断し、二段
落ち状態にある判断した場合には放電を継続する第3の
工程とを備える。
【0028】
【0029】
【実施例】以下、添付図面に従って参考例を示し、その
後で本発明に係る実施例を詳細に説明する。
【0030】<参考例の装置構成の説明> 図1は、本発明を実現するための装置の構成図を示して
いる。
【0031】図中、1は2次電池、2は放電手段(例え
ばパーソナルコンピュータやプリンタ等の電子機器)で
あって、2次電池1によって駆動されるものである。3
は2次電池1から放電手段2に供給される電力線であ
る。
【0032】次に、ローバッテリーを検出する要素につ
いてだが、4はこのシステム全体を統括するMPU、5
はMPU4から各構成要素へ命令を送信するバスライ
ン、6は2次電池1の端子電圧を検出する手段、8は2
次電池1から放電手段2へ供給される電流を検出する手
段、そして、7は前記構成要素に検出されたデータをあ
る値と比較する手段である。尚、図示では、MPU4は
放電手段2とは別個になっているが、放電手段2として
パーソナルコンピュータやプリンタを適応する場合、そ
れらには専用のMPUが備わっているので、それでもっ
て代行しても構わない。
【0033】さて、図1中の各種データの流れについて
説明すると、D1が2次電池1の端子電圧の値Vbatt、
D7は2次電池1から放電手段2へ供給される電流値I
batt、D2は電圧検出手段6に検出された値(Vbatt)
で比較手段7に送信されるデータ、D8は電流検出手段
8に検出された値(Ibatt)で比較手段7に送信される
データ、そして、D5は比較手段の解決結果でMPU4
に送られるものである。
【0034】MPU4が下す命令は、電圧検出手段6の
制御命令D3、電流検出手段8の制御命令D9、比較手
段7の制御命令D4、そして、放電手段2の駆動を制御
する命令D6がある。
【0035】尚、MPU4内には、その動作処理手順
(後述する各フローチャートに対応するプログラム)を
記憶したROM、及び、ワークエリアとして使用される
RAMが備えられている。
【0036】<動作説明> 以上の構成における参考例の動作を図6のフローチャー
トに従って説明する。
【0037】まず、MPU4は、装置(放電手段2)を
駆動するに当たり、ローバッテリー検出が必要かを判断
する(ステップSS11)。ここで、装置が不図示のA
Cアダプタ(AC/DC変換器)等から電力供給を受け
ている場合には、この後のシーケンスは行わない。つま
り、ステップS11の判断結果は“No”になる。
【0038】さて、装置駆動を2次電池1で行うため、
ローバッテリー検出が必要な場合(S11→Yes)、
まず、MPU4はローバッテリー検出のタイミングを計
測する(ステップSS12)。ローバッテリー検出は、
ある一定の時間(Δt)毎に行なわれる。
【0039】ローバッテリー検出のタイミングになった
ら、まず、電流検出手段8が、放電手段2(装置)に供
給される電流値Ibatt(D7)の検出を行う(ステップ
S13)。
【0040】次に、検出結果(電流検出手段8からの信
号D8(=Ibatt))は比較手段7に送信され、比較手
段7は、ある値Ith(MPU4がD4を用いて指定す
る)とIbattとの比較を行う(ステップS14)。尚、
この閾値Ithは、2次電池の種類や、放電手段2の負荷
等によって決定されるものである。
【0041】そして、この比較結果(D5)はMPU4
に送信される。これを基に、MPU4は、ステップS1
5−1、S15ー2において、放電終止電圧Vendを以
下のようにして決定をする。
【0042】Ibatt≦Ithの場合(S14→No)→V
end=V1(S15−1) Ibatt>Ith(S14→Yes)→Vend=V2(S1
5−2) ただし、V2はV1より小さい値である。
【0043】この後、電圧検出手段6によって2次電池
1の端子電圧Vbatt(D1)を検出させ(ステップS1
6)、その検出結果(D2)は、比較手段7に供給させ
る。これにより、比較手段7は、ステップS15−1も
しくはステップS15−2のいずれかで決定された放電
終止電圧Vend(MPU4がD4で送信)とVbttの
比較を行う(ステップS17)。
【0044】この比較の結果(D5)はMPU4に送信
されるので、これを基に、MPU4は次のような判断を
行う。
【0045】すなわち、Vbatt>Vend(S17→Ye
s)の場合、2次電池1はローバッテリー状態ではない
と判断し、シーケンスはステップSS12の状態に戻さ
れ、ローバッテリー検出は継続される。
【0046】また、Vbatt≦Vend(S17→No)の
場合、2次電池1はローバッテリー状態であると判断
し、MPU4は放電手段2の駆動停止命令(D6)を送
出し、2次電池1の放電を終了させる(S18)。
【0047】尚、放電を終了させるとき、つまり、駆動
停止命令D6を検出した放電手段2が、パーソナルコン
ピュータであれば、2次電池の放電が進んでこれ以上作
業を行うことができない旨のメッセージ表示やブザー等
を鳴らすようにしても良い。
【0048】上記の通りであるが、各処理段階における
若干の説明を行う。
【0049】ステップSS12について 通常、装置(放電手段2)の負荷は、ある一定の時間周
期をもつ変動負荷である場合が多い。そのため、ローバ
ッテリー検出は、毎回、放電手段2が同じ動作を行う場
所で比較されるよう、タイミングを合わせる必要があ
る。
【0050】ステップS13〜S17について ここは、実際にローバッテリー検出を行なっている部分
であるが、放電負荷がある程度大きい場合(Ibatt>I
th)は、電圧降下分(rI)が増加するのを見込んで放
電終止電圧Vendを通常より低めに設定(Vend=V1→
V2,V1>V2)するようになっている。当然、Ven
dが低下した分、2次電池1より取り出される電気容量
は増加する。
【0051】よって、高率放電を行なっている場合で
も、ローバッテリーが検出され、2次電池1の放電が終
了された時点での残存電気容量は、十分少ないものにな
る。
【0052】以上説明したように参考例によれば、2次
電池のローバッテリー状態を一義的な電圧と比較するこ
となしに、2次電池1から放電手段2への電流に依存し
て、ローバッテリー検出のための閾値を調整すること
で、より正確なローバッテリー状態を検出することが可
能になる。
【0053】[第の実施例の説明] 次に第1の実施例を説明する。
【0054】<装置構成の説明> 図2は、本発明を実現するための構成図である。上記
考例との比較を簡単にするため、ほぼ同じ意味の構成要
素については、同一符号を付した。
【0055】図示において、1は2次電池、2は2次電
池1によって駆動を行なわれる放電手段(パーソナルコ
ンピュータやプリンタ等)、そして、3は2次電池1か
ら放電手段2に供給される電力線である。
【0056】次に、ローバッテリーを検出する要素につ
いてだが、4はこのシステム全体を統括するMPU、5
はMPU4から各構成要素へ命令を送信するバスライ
ン、6は2次電池1の端子電圧を検出する手段、7は任
意の2つの値の大きさを比較する手段、9は電圧検出手
段6が観測した値を一時保存しておくためのメモリ、1
0は任意の2つの値の差を求める演算手段である。
【0057】次に、図2中の各種データの流れについて
説明する。D1は、2次電池1の端子電圧の値Vbatt。
D2,D10,D11は電圧検出手段6で検出された結
果(Vbatt)で、各々、比較手段7、演算手段10、メ
モリ9に送信される。D12はメモリの出力データで、
演算手段10に送信される。D13は演算手段10の計
算結果で、比較手段7に出力される。そして、D5は比
較手段の解析データでMPU4に送られるものである。
【0058】MPU4が下す命令は、電圧検出手段6の
制御命令D3、演算手段10の制御命令D14、メモリ
9の制御命令D15、比較手段7の制御命令D4、そし
て、放電手段2の駆動を制御する命令D6である。
【0059】<動作説明>以下、上記構成における動作
を図7に示すフローチャートに従って説明する。尚、同
フローチャートに従った手順はMPU4内の不図示のR
OMに記憶されているものである。
【0060】まず、MPU4は、装置(放電手段2)を
駆動するに当たり、ローバッテリー検出が必要かを判断
する(ステップS21)。ACアダプタ等で駆動する場
合、この後のシーケンスは行なわれない(S21→N
o)。
【0061】また、装置駆動を2次電池1で行うため、
ローバッテリー検出が必要な場合、つまり、ステップS
21の判断結果がYesの場合は、MPU4は、電圧検
出手段6に、放電開始直前の2次電池1の電圧を検出を
行なわせ(SステップS22)、その検出値V(0)を
メモリ9に一時蓄えさせる(ステップS23)。
【0062】次に、2次電池1により、装置(放電手段
2)の駆動を開始する(ステップS24)。MPU4
は、ローバッテリー検出のタイミングを計測する。検出
は、ある一定の時間(Δt)毎に行なわれる(ステップ
S25)。
【0063】ここで、ローバッテリー検出のタイミング
になったら、電圧検出手段8に2次電池1の端子電圧V
(t)の検出を行わせる(ステップS26)。
【0064】この後、MPU4は、メモリ9により、前
回検出した2次電池1の端子電圧値V(t−Δt)を取
り出し(ステップS26)、演算手段10に送信させ
る。
【0065】この結果、演算手段10は、メモリ9より
送信された値V(t−Δt)と、電圧検出手段6より検
出された最新の電圧値V(t)との差(ΔV=V(t−
Δt)−V(t))を求める(ステップS28)。
【0066】この計算結果ΔVは比較手段7に送信さ
れ、比較手段7は、ある値VendとΔVとの比較を行う
(ステップS29)。尚、この場合のVendは、先に説
明した参考例とはその意味が異なる。
【0067】そして、この比較の結果(D5)はMPU
4に送信される。これを基に、MPU4は次のような判
断を行う。
【0068】先ず、ΔV≦Vend(S29→No)の場
合、2次電池1はローバッテリー状態ではないと判断す
る。そこで、MPU4は、V(t)をメモリに一時蓄え
る(S210)。その後、シーケンスはステップS25
の状態に戻され、ローバッテリー検出は継続される。
【0069】また、ΔV>Vend(S29→Yes)の
場合、2次電池1はローバッテリー状態である。MPU
4は放電手段2の駆動停止命令(D6)を出し、2次電
池1の放電を終了させる(S211)。
【0070】以上の処理における本第の実施例の作用
を以下に説明する。
【0071】本第の実施例における、ローバッテリー
検出に用いているΔVは、(*)式により、 ΔV=V(t−Δt)−V(t) ={E(t−Δt)−rI(t−Δt)}−{E(t)−rI(t)} ={E(t−Δt)−E(t)}−r{I(t−Δt)−I(t)} ここで、Δtの条件として、 I(t−Δt)}−I(t)=0→ΔV=E(t−Δt)−E(t) となるようローバッテリー検出の制御を行なえば(ステ
ップS25)、ΔVは、放電電流値Iや内部抵抗rの値
に無関係なパラメータとなる。
【0072】また、2次電池の特性に、「2次電池がロ
ーバッテリー状態近傍なると、起電力が低下により、放
電カーブ(図4参照)が急峻な減少を見せる」というも
のがある。つまり、 通常 … ΔVは非常に小さい ローバッテリー近傍 … ΔVは大きい値をもつ よって、ΔVを監視することで、放電電流値Iや2次電
池1の内部抵抗rの値の変化と無関係に、ローバッテリ
ー検知が可能である。つまり、高率放電時(Iが大のと
き)においてもローバッテリーは検出され易くならず、
2次電池の電気容量を十分に使用することが可能であ
る。
【0073】以上説明したように、本第の実施例によ
れば、ローバッテリー近傍にまで電力供給が低下してき
た場合における、2次電池の正確なローバッテリー状態
を検出することが可能になる。
【0074】[第の実施例の説明] 次に第の実施例を説明する。
【0075】<装置構成の説明> 図3は、本第の実施例における装置の構成図である。
本第の実施例における構成要素中、上記参考例、第1
の実施例と対応する部分に関しては、同一符号を付して
ある。
【0076】図示において、1は2次電池、2は2次電
池1によって駆動を行なわれる放電手段(パーソナルコ
ンピュータやプリンタ等)、そして、3は2次電池1か
ら放電手段2に供給される電力である。
【0077】次に、ローバッテリーを検出する要素につ
いてだが、4はこのシステム全体を統括するMPU、5
はMPU4から各構成要素へ命令を送信するバスライ
ン、6は2次電池1の端子電圧を検出する手段、7は任
意の2つの値の大きさを比較する手段、9は電圧検出手
段6が観測した値を一時保存しておくためのメモリ、1
0は任意の2つの値の差を求める演算手段である。
【0078】そして、本第の実施例のイニシャライズ
動作に用いられる構成要素として、13が2次電池1の
初期状態を判別するためのダミー抵抗、12は2次電池
1からダミー抵抗13に供給される電力、そして、11
は2次電池の電力を供給する構成(放電手段2かダミー
抵抗13)を選択するセレクタである。
【0079】次に、図3中の各種データの流れについて
説明する。D1は、2次電池1の端子電圧の値Vbatt。
D2,D10,D11は電圧検出手段6で検出された結
果(Vbatt)で、それぞれ比較手段7、演算手段10、
メモリ9に送信される。D12はメモリの出力データ
で、演算手段10に送信される。D13は演算手段10
の計算結果で、比較手段7に出力される。そして、D5
は比較手段の解析データでMPU4に送られるものであ
る。
【0080】MPU4が下す命令は、電圧検出手段6の
制御命令D3、演算手段10の制御命令D14、メモリ
9の制御命令D15、比較手段7の制御命令D4、セレ
クタ11の制御命令D16、そして、放電手段2の駆動
を制御する命令D6である。
【0081】<動作説明> 以下、図8〜図10のフローチャートに従って本第
実施例の動作を説明する。尚、かかる処理手順(プログ
ラム)がMPU4内の不図示のROMに格納されている
のは、上記参考例、第1の実施例と同様である。
【0082】先ず、イニシャライズ動作を図8のフロー
チャートに従って説明する。
【0083】まず、MPU4は、装置(放電手段2)を
駆動するに当たり、ローバッテリー検出が必要かを判断
する(ステップS301)。尚、ACアダプタ等で駆動
する場合、これ以降のシーケンスは行なわれない(ステ
ップS301→No)。
【0084】さて、装置駆動を2次電池1で行うため、
ローバッテリー検出が必要な場合(ステップS301→
Yes)には、まず、MPU4は、電圧検出手段6に放
電開始直前の2次電池の電圧V(0)を検出させる(ス
テップS302)。電圧検出手段6は、検出結果(D
2)を比較手段7に送信する。比較手段7は、V(0)
とある値Vcharge(MPU4がD4にて指定)との比較
を行う(ステップS303)。この比較の結果(D5)
は、MPU4に送信される。これを基に、MPU4は以
下のような制御を行う。
【0085】V(0)>Vchargeではない(ステップS
303→No)場合、2次電池1は、十分に充電されて
おらず、装置(放電手段2)を駆動可能な状態ではな
い。従って、MPU4は装置の駆動を行なわせない(ス
テップS304)。
【0086】一方、V(0)Vcharge(ステップS3
03→Yes)の場合には、2次電池1は、十分に充電
されている。従って、MPU4はシステムを動作させ、
次の段階に処理を進める。
【0087】先ず、メモリ9に、V(0)を一時格納さ
せ(ステップS305)、セレクタ11に、2次電池1
をダミー抵抗13に接続させ、放電を行なわさせる(ス
テップS306)。そして、ある一定の時間tobserve
経過後(ステップS307)、電圧検出手段6に2次電
池1の端子電圧値V(tobserve)を検出させる(ステッ
プS308)。そして、MPU4は、メモリ9よりV
(0)を取り出し(ステップS309)、それを演算手
段10に送信させる。
【0088】演算手段10では、以下の計算を行わせる
(ステップS310)。
【0089】ΔV=V(0)−V(tobserve) この計算結果ΔVは比較手段7に送信され、比較手段7
に、ある値VlifeとΔVとの比較を行う(ステップS3
10)。
【0090】この比較の結果(D5)はMPU4に送信
され、これを基に、MPU4は次のような制御を行う。
【0091】ΔV≧Vlife(ステップS311→No)
の場合、2次電池1は寿命であり、装置(放電手段2)
を駆動可能な状態ではないと判断する。従って、MPU
4は装置の駆動を行なわせない(ステップS304)。
【0092】ΔV<Vlife(ステップS311→Ye
s)の場合、2次電池1は寿命ではないと判断できるの
で、MPU4はシステムの状態を次に進める(図9の
「MAIN ROUTIN」へと処理を進める)。
【0093】次に、上記ステップS311において、2
次電池1が寿命ではないと判断された場合の処理「MA
IN ROUTIN」(ローバッテリー検出動作)を、
図9のフローチャートに従って説明する。
【0094】まず、MPU4は、電圧検出手段6に放電
開始直前の2次電池1の電圧V(t0)を検出させ(ス
テップS321)、その検出された値V(t0)をメモ
リ9に格納させる(ステップS322)。
【0095】次に、MPU4は、システムの初期化を行
う(ステップS323)。このとき、MPU4内の不図
示のRAM中に確保された変数nを“0”にリセットす
る処理も行う。
【0096】次に、2次電池1により、装置(放電手段
2)の駆動を開始する(ステップS324)。
【0097】この後、MPU4は、ローバッテリー検出
のタイミングを計測する(ステップS325)。この検
出は、ある一定の時間(Δt)毎に行なわれ、その検出
する度に変数を1インクリメント(n=n+1)させる
(ステップS326)。
【0098】こうして、ローバッテリー検出のタイミン
グになったら、電圧検出手段6は2次電池1の端子電圧
V(t0+nΔt)の検出を行う(ステップS32
7)。そして、MPU4は、メモリ9より、前回検出し
た2次電池1の端子電圧値V(t0+(n−1)Δt)
を取り出し(ステップS328)、それを演算手段10
に供給する。
【0099】この結果、演算手段10は、以下の計算を
行う(ステップS329)。
【0100】ΔV=V(t0+(n−1)Δt)−V
(t0+nΔt) つまり、前回検出した電圧との差を求める。
【0101】次に、MPU4は、時間の計測を行い、上
記処理を開始してから所定期間経過したかどうかを判断
する(ステップS330)。この判断は、例えば、上記
変数nの値が所定値になったかどうかでもって判断す
る。すなわち、変数nの値と予め設定された値mを比較
する(換言すれば、ステップS325でサンプリングを
開始してからmΔtが経過したかどうかを判断する)。
【0102】ここで、所定時間経過していない、つま
り、n≦mである場合には、次のステップS31の判
断を行う。
【0103】ここでは、先のステップS329による演
算結果ΔVと、予め設定された値Vthを比較手段7で比
較させる。
【0104】この比較結果(D5)は、MPU4に送信
され、MPU4はこれを基にして次のような判断を行
う。
【0105】ΔV≦Vth(ステップS331→No)の
場合、放電手段2の負荷の大きさは通常であると判断す
る。従って、システムの状態はステップS332へ移行
する。
【0106】また、ΔV>Vth(ステップS331→Y
es)の場合、放電手段2の負荷は、かなり大きい。2
次電池1は高率放電状態にあり、放電電圧が2段落ち
(図5参照)する可能性がある。そこで、MPU4は、
後述する「SUBROUTIN」(図10のフローチャ
ート)へと移行させる。
【0107】一方、放電を開始してからの経過時間(m
Δt)経過したと判断した場合(ステップS330→Y
es)、MPU4は、比較手段7に、ΔVと予め設定さ
れた値Vend(MPU4が指定)との比較を行わさせる
(ステップS333)。
【0108】この比較の結果(D5)はMPU4に送信
され、MPU4はこれを基にして次のような判断を行
う。
【0109】ΔV≦Vend(ステップS333→No)
の場合、2次電池1はローバッテリー状態ではないと判
断し、MPU4は、V(t0+nΔt)をメモリ9に一
時蓄える(ステップS332)。その後、シーケンスは
ステップS325の状態に戻り、上記処理を繰りかえ
す。
【0110】また、ΔV>Vend(ステップS333→
Yes)の場合、2次電池1はローバッテリー状態であ
ると判断できる。MPU4は放電手段2の駆動停止命令
(D6)を検出し、2次電池1の放電を終了させる(ス
テップS334)。
【0111】次に、上記ステップS331の判断結果が
Yes、すなわち、所定期間(mΔt)内にΔV>Vth
になったと判断された場合に読出される処理(図5に示
すような2段落ち現象回避動作)を図10に従って説明
する。
【0112】先ず、MPU4は、V(t0+nΔt)を
メモリに一時蓄える(ステップS341)。この後、M
PU4は、2次電池1の端子電圧検出のタイミングを計
測する(ステップS342)。検出は、ある一定の時間
(Δt)毎に行なわれ、その回数は毎回カウント(n=
n+1)される(ステップS343)。
【0113】こうして、2次電池1の端子電圧検出のタ
イミングになったら、電圧検出手段6に、端子電圧V
(t0+nΔt)の検出を行わせる(ステップS34
4)。
【0114】次に、MPU4は、メモリ9より、前回検
出した2次電池1の端子電圧値V(t0+(n−1)Δ
t)を取り出し(ステップS345)、演算手段10に
送信させる。
【0115】この結果、演算手段10は、以下の計算を
行う(ステップS346)。
【0116】ΔV=V(t0+(n−1)Δt)−V
(t0+nΔt) MPU4は、比較手段7に、得られたΔVと、ある値V
danger(MPU4が指定)との比較を行わさせる(ステ
ップS347)。この比較の結果(D5)はMPU4に
送信され、MPU4はこの結果に基づいて次のような判
断を行う。
【0117】ΔV≦Vdanger(ステップS347→N
o)の場合、システムの状態をステップS349に移行
する。
【0118】ΔV>Vdanger(ステップS347→Ye
s)の場合、放電手段2の負荷が、極端に大きい状態に
あり、危険であると判断し、2次電池1の放電を停止さ
せる(ステップS348)。
【0119】処理がステップS349に来た場合には、
MPU4は、比較手段7に、以下の比較を行なわさせ
る。
【0120】ΔV<0かどうか(ステップS349)、
つまり、2次電池1のの端子電圧は、減少しているか、
増加しているかを判断する。
【0121】また、V(t0+nΔt)>Vrefかどう
か(ステップS350)、つまり、2次電池1の端子電
圧は、ある値Vref(2段落ち状態からの回復基準電
圧)より上にあるかどうかを判断する。
【0122】以上の比較の結果(D5)は、MPU4に
送信される。これを基に、MPU4は次のような判断を
行う。
【0123】ステップS349とステップS350のど
ちらかがNoの場合、2次電池1の起電力は、まだ、2
段落ちしている最中(図5の(1)〜(2)の状態)で
あると判断する。従って、システムの状態は、ステップ
S341に戻る。
【0124】また、ステップS349とステップS3
の両方がYesの場合、2次電池の起動力は、2段落
ちを終了している(図5の(3)の状態)と判断でき、
システムの状態は、MAIN ROUTINに戻され
る。
【0125】以上の通りであるが、ここで本第の実施
例における作用を説明する。
【0126】i.イニシャライズ動作 ここでは、次の2点についての判断を行なっている。
【0127】(a)2次電池1が、放電手段2に電力供
給ができる程度に、充電された状態にあるか? (b)2次電池1は、まだ、サイクル寿命ではないか? (a)については、放電開始直前の2次電池1の端子電
圧値V(0)がVcharge以下の場合、2次電池は充電不
良状態と判別している。また(b)については、2次電
池1から、ダミー抵抗に電流(0.2C程度)を流し、
ある一定時間tobserve内にVlife以上の電圧降下が観
測された場合、そのバッテリーは寿命だと判断させてい
る。
【0128】この2つのイニシャライズ動作は、図10
のフローチャートのシーケンスを完全に行うために必要
なものである(2次電池1が、充電不良の場合、もしく
は、サイクル寿命になっている場合は、さほど大きな負
荷が印荷されなくとも非常に大きな電圧降下が観測され
るからである)。
【0129】ii.ローバッテリー検出動作 基本的なシーケンスは、第の実施例に同じである。た
だし、2次電池の放電開始後、ある一定の時間mΔtが
経過するまでは、負荷の大きさのみ観測し、ローバッテ
リー検出は行なわない。この時、あまりにも負荷が大き
い場合は、図5のような現象が発生することを想定し、
図10のフローチャートの動作を行う。 iii.2段落ち現象回避動作 高率放電時における、2次電池端子電圧の2段落ち現象
による、ローバッテリー状態の誤検知を回避するための
シーケンスである。
【0130】具体的な方法として、以下の制御を行なっ
ている。
【0131】・2次電池の端子電圧の時間変化が、減少
から増加に転ずる場合の検知 ・さらに、2次電池の端子電圧が、ある一定のレベルV
refまで上昇したら、元のローバッテリー検出のシーケ
ンスに戻る点 上記手段をとれば、ローバッテリーの誤検知を防ぐこと
が可能であり、本来のローバッテリーレベルまで放電が
できる。つまり、2次電池の電気容量を十分に使用でき
る。
【0132】以上説明したように、本第の実施例によ
れば、放電手段2、つまり、2次電池によって駆動され
る装置や電子機器の電源投入時からその処理中における
2次電池の出力電位の推移から、各段階における2次電
池のローバッテリーかどうかを正確に判断することが可
能になる。
【0133】従って、充電のタイミングを最適なものと
することが可能になり、2次電池のサイクル利用効率
(仕事量/cycle)の低下、Ni−Cd2次電池や
Ni−MH2次電池等のメモリ効果の抑制に寄与するこ
とが可能になる。
【0134】尚、上記第1、第2の実施例では、充電に
かかる処理は特に説明しなかったが、これは、本願発明
の主旨は、如何にして本当の意味のローバッテリーを検
出するか、換言すれば、充電開始時期をいつにするかを
決定することに特徴があるのであって、充電処理自身に
ないからである。
【0135】また、各実施例におけるMPU4は、放電
手段2内のMPUとは別個でも、同一のものを使用して
も良い。後者の場合、その動作処理手順は、外部からプ
ログラム(例えばフロッピーやプログラムカード等)と
して供給することでも実現できるから、必ずしもROM
に記憶させておく必要ない。
【0136】但し、放電手段2の実際の動作をも制御す
るのであれば、それらは別個にした方が良い。
【0137】また、実施例における2次電池は、一般的
なものでも良いが、特に、Ni−Cd2次電池、Ni−
MH2次電池において、その効果が大である。
【0138】更に、上記実施例では、放電手段2が、パ
ーソナルコンピュータやプリンタとして説明したが、2
次電池によって駆動可能な電子機器であればこれに限る
ものではない。但し、MPU等の演算処理装置を搭載し
た、安定した電力供給を要求する装置であることが望ま
しい。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
次電池のローバッテリー状態を正確に検出することが可
能になるので、そのサイクル利用効率を向上、及びメモ
リ効果を防止させることが可能になる。
【0140】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における装置の構成を示す図であ
る。
【図2】第2の実施例における装置の構成を示す図であ
る。
【図3】第3の実施例における装置の構成を示す図であ
る。
【図4】一般的な2次電池の放電による端子電圧の推移
を示す図である。
【図5】電池の放電電圧が2段落ちする様子を示す図で
ある。
【図6】第1の実施例における動作処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】第2の実施例における動作処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】第3の実施例における動作処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】第3の実施例における動作処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】第3の実施例における動作処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 2次電池 2 放電手段 3 2次電池1から放電手段2へ供給される電力 4 MPU 5 MPUが各構成要素をコントロールするためのバス
ライン 6 電圧検出手段 7 比較手段 8 電流検出手段 9 メモリ 10 演算手段 11 セレクタ 12 2次電池1からダミー抵抗13へ供給される電力 13 ダミー抵抗

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に電力を供給する2次電池のロ
    ーバッテリー検出装置であって、 前記2次電池の放電動作中、所定時間毎に前記2次電池
    からの放電電圧値を検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段で検出した前回の放電電圧値と今回検
    出した放電電圧値の差を求め、その差を所定の基準値
    比較し、前記2次電池がローバッテリー状態にあるかど
    うかを判断する第1の判断手段と、 前記2次電池の放電開始後、所定期間経過するまでの期
    間では、前記第1の判断手段による前記2次電池のロー
    バッテリーにあるかどうかの判断を禁止し、前記第1の
    判断手段とは別の、前記2次電池がローバッテリーにあ
    るかどうかを判断する第2の判断手段とを備え、 当該第2の判断手段は、 前記電圧検出手段で検出した前回の放電電圧値と今回検
    出した放電電圧値の差を求め、その差を第1の閾値と比
    較し、当該差が前記第1の閾値以下の場合には、前記差
    と前記第1の閾値との比較動作を継続する第1の手段
    と、 該第1の手段における繰り返し処理中において、前記前
    回の放電電圧値と今回の放電電圧値との差が、前記第1
    の閾値より大きいと判断した場合、前記差が異常放電を
    示す第2の閾値を越えるか否かを判断し、前記差が前記
    第2の閾値を越えると判断した場合には、前記2次電池
    に対する負荷が異常に大きいと判断し、放電を停止させ
    る第2の手段と、 該第1の手段における繰り返し処理中において、前記前
    回の放電電圧値と今回の放電電圧値との差が、前記第1
    の閾値以下であると判断した場合、今回の放電電圧値が
    前回の放電電圧値に対して減少しているか増加している
    か、及び、今回の放電電圧値が第3の閾値以上であるか
    否かに応じて、前記2次電池の放電電圧の変化が二段落
    ち状態にあるかどうかを判断し、二段落ち状態にある判
    断した場合には放電を継続する第3の手段と を備えるこ
    とを特徴とする2次電池のローバッテリー検出装置。
  2. 【請求項2】 電子機器に電力を供給する2次電池のロ
    ーバッテリー検出方法であって、 前記2次電池の放電動作中、所定時間毎に前記2次電池
    からの放電電圧値を検出する電圧検出工程と、 前記電圧検出工程で検出した前回の放電電圧値と今回検
    出した放電電圧値の差を求め、その差を所定の基準値
    比較し、前記2次電池がローバッテリー状態にあるかど
    うかを判断する第1の判断工程と、 前記2次電池の放電開始後、所定期間経過するまでの
    間では、前記第1の判断工程による前記2次電池のロー
    バッテリーにあるかどうかの判断を禁止し、前記第1の
    判断工程とは別の、前記2次電池がローバッテリーにあ
    るかどうかを判断する第2の判断工程とを備え、 当該第2の判断工程は、 前記電圧検出工程で検出した前回の放電電圧値と今回検
    出した放電電圧値の差を求め、その差を第1の閾値と比
    較し、当該差が前記第1の閾値以下の場合には、前記差
    と前記第1の閾値との比較動作を継続する第1の工程
    と、 該第1の工程における繰り返し処理中において、前記前
    回の放電電圧値と今回の放電電圧値との差が、前記第1
    の閾値より大きいと判断した場合、前記差が異常放電を
    示す第2の閾値を越えるか否かを判断し、前記差が前記
    第2の閾値を越えると判断した場合には、前記2次電池
    に対する負荷が異常に大きいと判断し、放電を停止させ
    る第2の工程と、 該第1の工程における繰り返し処理中において、前記前
    回の放電電圧値と今回の放電電圧値との差が、前記第1
    の閾値以下であると判断した場合、今回の放電電圧値が
    前回の放電電圧値に対して減少しているか増加している
    か、及び、今回の放電電圧値が第3の閾値以上であるか
    否かに応じて、前記2次電池の放電電圧の変化が二段落
    ち状態にあるかどうかを判断し、二段落ち状態にある判
    断した場合には放電を継続する第3の工程と を備えるこ
    とを特徴とする2次電池のローバッテリー検出方法。
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