Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3366766B2 - シリコン単結晶の製造方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3366766B2 - シリコン単結晶の製造方法 - Google Patents

シリコン単結晶の製造方法

Info

Publication number
JP3366766B2
JP3366766B2 JP01006595A JP1006595A JP3366766B2 JP 3366766 B2 JP3366766 B2 JP 3366766B2 JP 01006595 A JP01006595 A JP 01006595A JP 1006595 A JP1006595 A JP 1006595A JP 3366766 B2 JP3366766 B2 JP 3366766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
oxide film
temperature
silicon single
single crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP01006595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08208377A (ja
Inventor
俊夫 岩崎
政美 長谷部
博世 芳賀
正道 大久保
Original Assignee
ワッカー・エヌエスシーイー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワッカー・エヌエスシーイー株式会社 filed Critical ワッカー・エヌエスシーイー株式会社
Priority to JP01006595A priority Critical patent/JP3366766B2/ja
Publication of JPH08208377A publication Critical patent/JPH08208377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3366766B2 publication Critical patent/JP3366766B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チョクラルスキー法
(以下、CZ法と称する)により製造された絶縁酸化膜
の耐電圧特性(以下、酸化膜耐圧と称する)に代表され
るデバイス特性に優れたシリコン単結晶およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CZシリコン単結晶は、結晶強度が高い
などの優れた特徴を有しているため、従来よりLSI用
の材料として広く用いられている。ところが、シリコン
単結晶の酸化膜耐圧は、製造方法の根本的な違いにより
大きく異なることが知られており、CZシリコン単結晶
の酸化膜耐圧はフローティングゾーン法により製造され
たシリコン単結晶やCZシリコンウェーハ上にシリコン
薄膜をエピタキシャル成長させたウェーハのそれに比べ
て著しく低い。しかしながら、近年のMOSデバイス集
積度の増大にともない、ゲート酸化膜の信頼性向上が強
く望まれるところとなり、酸化膜耐圧はその信頼性を決
定する重要な材料特性の1つであるため、酸化膜耐圧特
性の優れたCZシリコン単結晶の製造技術開発が重要視
されていた。
【0003】酸化膜耐圧の優れたCZシリコン単結晶の
製造方法としては、特開平2−267195号にCZ法
により直径100mm以上のシリコン単結晶を製造する
方法において、結晶成長速度を0.8mm/分以下とす
ることを特徴とする方法が開示されている。しかしなが
ら、この方法では生産性が悪いため、実用的ではなかっ
た。
【0004】また、特許1742752号では、引き上
げられつつあるシリコン単結晶の1100℃から900
℃への温度降下を3時間以上かけてゆっくり行う温度制
御法を実施し、半導体デバイス工程での酸素析出物密度
を減少させる方法が示されているが、後述するように、
本発明者らは酸素析出物密度を低下させる徐冷温度と酸
化膜耐圧特性を改善させる徐冷温度域は異なっており、
酸素析出物密度を減少させる温度域を徐冷するとむしろ
酸化膜耐圧特性が劣化することを見出した。
【0005】また、特開平5−70283号では、シリ
コン単結晶を製造する際に、成長するシリコン単結晶の
1150℃以上になる温度領域がシリコン融液上方に2
80mm以上となるような引上げ方法、即ち1150℃
以上に限定された温度領域が徐冷される引上げ方法が提
案されている。また同出願人から、特開平5−9096
号において、積層欠陥の発生を抑制するとともに酸化膜
耐圧特性を向上させることを目的として、結晶の冷却速
度を遅くするためのある限定された温度制御機構を用い
て結晶製造速度を0.8mm/分から1.1mm/分に
限定する方法が提案されている。このように従来の酸化
膜耐圧の改善方法は、ある限定された温度域を徐冷す
る、あるいはある限定された温度制御機構を用いつつあ
る限定された製造速度で結晶製造を行う方法しか存在し
ていなかった。
【0006】また、文献/セミコンダクター サイエン
ス アンド テクノロジー(Semiconductor Science and
Technology)、7巻、ページ406(1992年)で
は、結晶製造過程において酸素析出特性に関連する臨界
温度の可変性が述べられているが、酸化膜耐圧特性など
のデバイス特性に関しては一切述べていない。
【0007】したがって、徐冷温度領域を限定せず、か
つ結晶製造速度を限定しない酸化膜耐圧の優れたCZシ
リコン単結晶を製造する方法が必要とされていたが、従
来そのような方法は存在していなかった。また、結晶製
造過程における融液と結晶の凝固界面の結晶軸方向の温
度勾配と、酸化膜耐圧に代表されるデバイス特性の関係
を記述した特許文献および技術文献はこれまでに全く見
られない。
【0008】絶縁酸化膜の耐電圧特性は、上層がアルミ
ニウム、下層がドープされた多結晶シリコンからなる2
層ゲート電極を有し、その電極面積が20mm2 で、絶
縁酸化膜厚が25.0nmであるMOSダイオードを当
該シリコン単結晶から切り出したシリコンウェーハ上全
面に実装し、基板シリコンから多数キャリアが注入され
る極性の直流電圧を各MOSダイオードに印加して電圧
ランピング法により評価される。酸化膜を通して流れる
電流密度が1μA/cm2 の時の該酸化膜にかかる平均
電界が8.0MV/cm以上の領域は、真性破壊領域あ
るいはCモード領域と呼ばれ、結晶中に酸化膜耐圧特性
を劣化させる結晶欠陥(以下、耐圧劣化因子と称する)
が存在しないことを示す領域である。該酸化膜を通して
流れる電流密度が1μA/cm2 の時の該酸化膜にかか
る平均電界が1.0MV/cmから8.0MV/cmの
場合は、Bモード領域と呼ばれ、結晶中に耐圧劣化因子
が存在することを示す領域である。従来のCZシリコン
結晶は、Cモード領域で絶縁破壊するMOSダイオード
の個数の総数に対する割合が、1ウェーハにつき10か
ら30%程度であり、Bモード領域で絶縁破壊するMO
Sダイオードの個数の総数に対する割合も多い。したが
って、Cモード領域で絶縁破壊するMOSダイオードの
個数の総数に対する割合が40%以上であり、Bモード
領域で破壊するダイオードが少ない、あるいは、最小破
壊電界値が高い(例えば、6.0MV/cm以下で破壊
するダイオードが20%未満である)ようなCZシリコ
ン単結晶が酸化膜耐圧特性の優れたCZシリコン結晶で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、徐冷温度領域を限定しない、酸化膜耐圧特性に代表
されるデバイス特性に優れたCZシリコン結晶を製造す
る方法および酸化膜耐圧特性に代表されるデバイス特性
に優れたCZシリコン結晶を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、CZ法によりシリコン単結晶を
製造する方法のうち、製造されつつある該シリコン単結
晶をある結晶温度領域で徐冷する方法において、融液と
結晶の凝固界面の結晶軸方向の温度勾配をG℃/mmと
し、徐冷温度領域での冷却速度が極小となる温度(以
下、最徐冷温度)をT℃した場合、Tが 1025−54.5×G<T<1375−54.5×G となるように徐冷する(本発明方法())。さらに、
酸化膜耐圧特性を向上させるために、T±100℃の温
度領域での冷却速度を1.0℃/分以下にする(本発明
方法())。
【0011】
【0012】
【作用】以下、図および表を用いながら本発明について
説明する。
【0013】図1は、本発明の熱処理を施したシリコン
単結晶の酸化膜耐圧を評価する際に、シリコンウェーハ
上に実装したMOSダイオードの断面であり、シリコン
ウェーハ1の上に酸化けい素膜2が形成され、その上に
上層がアルミニウム3、下層がドープされた結晶シリコ
ン4からなる直径5mmの2層ゲート電極5が形成され
ている。
【0014】次に、本発明の熱処理を施したシリコン単
結晶における酸化膜耐圧特性に関する評価手段を表1に
より説明する。表1は、酸化膜耐圧を測定するために作
製されるMOSダイオードの製造工程を示す表である。
【0015】
【表1】
【0016】CZシリコンインゴットをスライスし、ラ
ッピング、ポリッシングなど、通常のシリコンウェーハ
を工業的に製造するために必要な諸過程を経て得られた
ウェーハを洗浄し(1)、ゲート酸化を行って酸化けい
素膜を形成し(2)、多結晶シリコン膜を堆積させ
(3)、この多結晶シリコンにイオン注入してドープす
る(6)。酸化前洗浄(4)および多結晶シリコンの酸
化(5)はイオン注入(6)の前処理である。ついで、
アニール前洗浄(7)を行い、ドライブアニールして多
結晶シリコン中のドーパントを固溶化し(8)、多結晶
シリコン膜をエッチング除去し(9)、アルミニウムを
蒸着しアルミニウム層を形成する(10)。つぎに、直
径5mmの2層ゲート電極を実装するためにリソグラフ
ィ(11)によりポジレジスト膜をコートして、パター
ニングした後、アルミニウム膜をエッチングし(1
2)、多結晶シリコン膜をエッチングして(13)、レ
ジスト膜を除去する(14)。そして、水素アニールに
よりけい素/酸化けい素膜界面を安定化した後(1
5)、表面にレジスト膜を塗布してMOSダイオードを
保護し(16)、プラズマエッチングにより裏面多結晶
シリコン膜を除去する(17)。表面に保護用のレジス
ト膜を再塗布して(18)、裏面酸化膜をエッチングに
より除去し(19)、p型の場合には金を、n型の場合
には金・アンチモン合金を蒸着して裏面電極を形成する
(20)。最後に、保護用レジスト膜を除去した後(2
1)、電圧ランピング法により酸化膜耐圧特性を評価す
る(22)。電圧ランピング法とは、図1において、基
板シリコンから多数キャリアが注入される極性の直流電
圧をアルミニウム層3と裏面電極との間に印加し、その
電圧を時間に対してステップ状に増加させる方法であ
る。本発明では、該電圧ランピング法の1ステップ当た
りの電圧増加を電界換算で0.25MV/cm、保持時
間を200ms/ステップとした。
【0017】本発明者らは、様々な酸化膜耐圧特性を有
する結晶の融液と結晶の凝固界面の結晶軸方向の温度勾
配および製造中の冷却条件を詳細に調査した結果、凝固
界面の温度勾配、冷却条件と耐圧劣化因子の形成の間に
次のような関係があることを発見した。即ち、CZ法に
よるシリコン製造過程において、凝固界面付近で熱平衡
濃度で存在していた真性点欠陥が凝固とともに結晶内に
取り込まれ、結晶の冷却とともに過飽和状態となる。過
飽和となった点欠陥は結晶表面への外方拡散および凝固
界面への坂道拡散によってその濃度は低下するものの、
結晶の冷却速度が速いため、点欠陥の過飽和度は増大す
る。冷却が進み、点欠陥の過飽和度がある臨界値を越え
ると、点欠陥同士が凝集体を形成しはじめる。その凝集
体を核として酸素析出物が形成し、その酸素析出物が耐
圧劣化因子となる。酸素析出物のサイズが酸化膜耐圧特
性に強い影響を及ぼし、サイズが大きいほど酸化膜の絶
縁破壊電界が低くなり、酸化膜耐圧特性は劣化する。逆
に酸素析出物のサイズが小さい場合には、酸素析出物が
高密度に存在していても酸化膜耐圧は劣化しない。一
方、過飽和点欠陥は凝集を開始する直前の高温側で烈し
く対消滅を起こし、濃度が低下する。この濃度の低下が
点欠陥同士の凝集開始温度、即ち酸素析出物の形成開始
温度を低下させ、酸素析出物の成長を抑制し、酸素析出
物のサイズを低下させ、結果として酸化膜耐圧特性を向
上させる。
【0018】これらの機構により、点欠陥が凝集を開始
する温度以下での徐冷を受けた結晶では、点欠陥の凝集
が進み、酸素析出物の密度は著しく低下するもののサイ
ズは大きくなり、酸化膜耐圧特性は著しく劣化する。そ
れに対し、点欠陥凝集開始温度の直前の高温側での徐冷
を受けた結晶では点欠陥の対消滅が進み、酸素析出物サ
イズは小さくなり、酸化膜耐圧は向上する。
【0019】凝固界面の温度勾配が急峻な場合には、凝
固界面付近での点欠陥の過飽和度の急激な増大により、
結晶内に取り込まれた点欠陥の界面方面への坂道拡散が
頻繁に生じて点欠陥濃度が著しく低下するため、温度勾
配が穏やかな場合に比べて凝固界面から離れた位置での
点欠陥の過飽和度の増大は、逆に緩やかになる。従っ
て、凝固界面の温度勾配が急峻な場合には、点欠陥同士
が凝集を開始する温度は低温側に移動する。即ち、酸素
析出物の形成開始温度が低温側に移動する。点欠陥の対
消滅が生じる温度(以下、酸化膜耐圧改善温度と称する
こともある)は酸素析出物の形成開始温度の移動に追従
して移動する。従って、酸化膜耐圧改善温度は凝固界面
の温度勾配に依存して可変であり、凝固界面の温度勾配
の増加にともない低温側に移動する。本発明者らは、凝
固界面の温度勾配をG℃/mmとし、最徐冷温度をT℃
とした場合、Tが 1025−54.5×G<T<1375−54.5×G である場合に酸化膜耐圧が改善することを発見した。さ
らに、T±100℃の温度領域での冷却速度を1.0℃
/分以下にした場合に、酸化膜耐圧がより改善すること
が分かった。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げて説明するが、
本発明がこれらの実施例の記載によって制限されるもの
でないことは言うまでもない。
【0021】実施例1 本発明に用いられるシリコン単結晶製造装置は、通常C
Z法によるシリコン単結晶製造に用いられるものであれ
ば特に限定されるものではなく、本実施例では図2に示
すような製造装置を用いた。
【0022】このCZシリコン単結晶製造装置は、シリ
コン融液Mを収容する石英ルツボ26aとこれを保護す
る黒鉛ルツボ26bとから構成されたルツボ26と育成
されたシリコン単結晶インゴットSを収容する結晶引上
炉21である。ルツボ26の側面部には加熱ヒーター2
4と加熱ヒーター24からの熱が結晶引上炉外部に逃げ
るのを防止するため断熱部材23が取り囲むように設置
されており、このルツボ26は図示されていない駆動装
置と回転治具25によって接続され、この駆動装置によ
って所定の速度で回転されるとともに、ルツボ26内の
シリコン融液の減少にともないシリコン融液面が低下す
るのを補うためにルツボ26を昇降させるようになって
いる。引上炉21内には、垂下された引上げワイア27
が設置され、このワイア27の下端には種結晶28を保
持するチャック29が設けられている。この引上げワイ
ア27の上端側は、ワイヤ巻上機22に巻き取られて、
シリコン単結晶インゴットを引き上げるようになった引
上げ装置が設けられている。そして、引上炉21内に
は、引上炉21に形成されたガス導入口30からArガ
スが導入され、引上炉21内を流通してガス流出口31
から排出される。このようにArガスを流通させるの
は、シリコンの溶融にともなって引上炉21内に発生す
るSiOをシリコン融液内に混入させないようにするた
めである。温度制御装置40は引上炉21内で結晶を徐
冷するために設置している。温度制御装置40の位置を
上下方向に移動することにより徐冷温度域の変更が行な
われる。温度制御装置40としては、製造されるシリコ
ン単結晶を取り囲むように設置された黒鉛などの断熱保
温材や加熱ヒーター等が有効である。温度勾配制御装置
50は引上炉21内で凝固界面の結晶軸方向の温度勾配
を制御するために設置している。温度勾配制御装置50
としては、製造されるシリコン単結晶を取り囲むように
設置された黒鉛板や金属板などが冷却には有効で、また
黒鉛板や金属板をガスや液体などを用いて強制冷却して
もよい。一方、シリコン単結晶を取り囲むように設置さ
れた黒鉛などの断熱保温材や加熱ヒーター等が徐冷には
有効である。
【0023】この装置を使用して、以下の条件で複数の
シリコン単結晶を製造した。融液と結晶の凝固界面の結
晶軸方向の温度勾配をG℃/mm、最徐冷温度をT℃と
した場合、図3に示すようにこれらの結晶はいずれも、 1025−54.5×G<T<1375−54.5×G の関係にあり、かついずれの結晶もT±100℃の温度
領域の冷却速度は常には1.0℃/分以下ではない。
【0024】この条件で育成された複数のシリコン単結
晶インゴットの製造条件等を表2に示した。
【0025】
【表2】
【0026】このインゴットから切りだしたウェーハの
酸化膜耐圧を測定し、図4に示した。これらのシリコン
ウェーハの酸化膜を通して流れる電流密度が1μA/c
2の時に該酸化膜にかかる平均電界が8.0MV/c
m以上を示すMOSダイオードの個数の総数に占める割
合(Cモード比率)はいずれも40%以上であり、同時
に6.0MV/cm以下の電界で破壊するMOSダイオ
ードの個数の総数に対する割合は1ウェーハにつき20
%未満であり、本発明の方法で製造されたシリコン単結
晶インゴットから切り出されたウェーハは、良好な酸化
膜耐圧特性を有していることを示している。
【0027】実施例2 実施例1の装置を用いて、以下の条件で複数のシリコン
単結晶を製造した。融液と結晶の凝固界面の結晶軸方向
の温度勾配をG℃/mm、最徐冷温度をT℃とした場
合、図5に示すようにこれらの結晶はいずれも、 1025−54.5×G<T<1375−54.5×G の関係にあり、かついずれの結晶もT±100℃の温度
領域の冷却速度は常に1.0℃/分以下である。
【0028】この条件で育成された複数のシリコン単結
晶インゴットの製造条件等を表3に示した。
【0029】
【表3】
【0030】このインゴットから切りだしたウェーハの
酸化膜耐圧を測定し、図6に示した。これらのシリコン
ウェーハの酸化膜を通して流れる電流密度が1μA/c
2の時に該酸化膜にかかる平均電界が8.0MV/c
m以上を示すMOSダイオードの個数の総数に占める割
合(Cモード比率)はいずれも40%以上であり、同時
に6.0MV/cm以下の電界で破壊するMOSダイオ
ードの個数の総数に対する割合は1ウェーハにつき20
%未満であり、本発明の方法で製造されたシリコン単結
晶インゴットから切り出されたウェーハは、良好な酸化
膜耐圧特性を有していることを示している。
【0031】比較例1 本比較例では、実施例1の装置を用いて、以下の条件で
複数のシリコン単結晶を製造した。融液と結晶の凝固界
面の結晶軸方向の温度勾配をG℃/mm、最徐冷温度を
T℃とした場合、図7に示すようにこれらの結晶はいず
れも、 1025−54.5×G<T<1375−54.5×G の条件を充たしておらず、かついずれの結晶もT±10
0℃の温度領域の冷却速度は常には1.0℃/分以下で
はない。
【0032】この条件で育成された複数のシリコン単結
晶インゴットの製造条件等を表4に示した。
【0033】
【表4】
【0034】このインゴットから切りだしたウェーハの
酸化膜耐圧を測定し、図8に示した。これらのシリコン
ウェーハの酸化膜を通して流れる電流密度が1μA/c
2の時に該酸化膜にかかる平均電界が8.0MV/c
m以上を示すMOSダイオードの個数の総数に占める割
合(Cモード比率)はいずれも40%未満であり、同時
に6.0MV/cm以下の電界で破壊するMOSダイオ
ードの個数の総数に対する割合は1ウェーハにつき20
%以上であり、酸化膜耐圧特性が良好でないことを示し
ている。
【0035】比較例2 本比較例では、実施例1の装置を用いて、以下の条件で
複数のシリコン単結晶を製造した。融液と結晶の凝固界
面の結晶軸方向の温度勾配をG℃/mm、最徐冷温度を
T℃とした場合、図9に示すようにこれらの結晶はいず
れも、 1025−54.5×G<T<1375−54.5×G の条件を充たしておらず、かついずれの結晶もT±10
0℃の温度領域の冷却速度は常に1.0℃/分以下であ
る。
【0036】この条件で育成された複数のシリコン単結
晶インゴットの製造条件等を表5に示した。
【0037】
【表5】
【0038】このインゴットから切りだしたウェーハの
酸化膜耐圧を測定し、図10に示した。これらのシリコ
ンウェーハの酸化膜を通して流れる電流密度が1μA/
cm2 の時に該酸化膜にかかる平均電界が8.0MV/
cm以上を示すMOSダイオードの個数の総数に占める
割合(Cモード比率)はいずれも40%未満であり、同
時に6.0MV/cm以下の電界で破壊するMOSダイ
オードの個数の総数に対する割合は1ウェーハにつき2
0%以上であり、酸化膜耐圧特性が良好でないことを示
している。
【0039】
【発明の効果】本発明のシリコン単結晶あるいは本発明
の製造方法によるシリコン単結晶は、酸化膜耐圧特性に
代表されるデバイス特性に優れているため、MOSデバ
イス用ウェーハはもとより各種構造を有するデバイスに
適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の方法でシリコン単結晶の絶縁酸化膜の
耐電圧特性を評価するために実装したMOSダイオード
の一部断面図である。
【図2】 本発明の実施例に用いたCZ法シリコン単結
晶製造装置の概略図である。
【図3】 本発明の実施例1の複数の結晶の融液と結晶
の凝固界面の結晶軸方向の温度勾配G℃/mmと最徐冷
温度T℃の関係を示す図である。
【図4】 本発明の実施例1の複数の結晶の酸化膜耐圧
特性を示す図である。
【図5】 本発明の実施例2の複数の結晶の融液と結晶
の凝固界面の結晶軸方向の温度勾配G℃/mmと最徐冷
温度T℃の関係を示す図である。
【図6】 本発明の実施例2の複数の結晶の酸化膜耐圧
特性を示す図である。
【図7】 比較例1の複数の結晶の融液と結晶の凝固界
面の結晶軸方向の温度勾配G℃/mmと最徐冷温度T℃
の関係を示す図である。
【図8】 比較例1の複数の結晶の酸化膜耐圧特性を示
す図である。
【図9】 比較例2の複数の結晶の融液と結晶の凝固界
面の結晶軸方向の温度勾配G℃/mmと最徐冷温度T℃
の関係を示す図である。
【図10】 比較例2の複数の結晶の酸化膜耐圧特性を
示す図である。
【符号の説明】
1…シリコンウェーハ、 2…酸化けい素膜
(絶縁酸化膜)、3…アルミニウム膜、 4
…多結晶シリコン、5…2層ゲート電極、21…結晶引
上炉(CZ法シリコン単結晶製造装置)、22…ワイア
巻上機、 23…断熱部材、24…加熱ヒー
ター、 25…回転治具、26…ルツボ、2
6a…石英ルツボ、 26b…黒鉛ルツボ、
27…引上げワイア、 28…種結晶、29
…チャック、 30…ガス導入口、31
…カス排出口、 40…温度制御装置(結
晶徐冷装置)、50…温度勾配制御装置、M…シリコン
融液、 S…シリコン単結晶インゴット。
フロントページの続き (72)発明者 大久保 正道 山口県光市大字島田3434番地 ニッテツ 電子株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−340490(JP,A) 特開 平2−267195(JP,A) 特開 平8−12493(JP,A) 特開 平7−223893(JP,A) 特開 平5−70283(JP,A) 特開 平5−9096(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 1/00 - 35/00 H01L 21/208

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チョクラルスキー法によりシリコン単結
    晶を製造するに際して、製造されつつある該シリコン単
    結晶をある結晶温度領域で徐冷する方法において、 融液と結晶の凝固界面の結晶軸方向の温度勾配をG℃/
    mmとし、徐冷温度領域での冷却速度が極小となる温度
    をT℃とした場合、Gの変更にともなってTが以下の関
    係式 1025−54.5×G<T<1375−54.5×G を充たすように徐冷温度領域を変更することを特徴とす
    るシリコン単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項に記載のシリコン単結晶の製造
    方法において、徐冷温度領域での冷却速度が極小となる
    温度をT℃とした場合、T±100℃の温度領域での冷
    却速度が1.0℃/分以下であることを特徴とするシリ
    コン単結晶の製造方法。
JP01006595A 1995-01-25 1995-01-25 シリコン単結晶の製造方法 Expired - Lifetime JP3366766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01006595A JP3366766B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 シリコン単結晶の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01006595A JP3366766B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 シリコン単結晶の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08208377A JPH08208377A (ja) 1996-08-13
JP3366766B2 true JP3366766B2 (ja) 2003-01-14

Family

ID=11739988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01006595A Expired - Lifetime JP3366766B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 シリコン単結晶の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3366766B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3601340B2 (ja) * 1999-02-01 2004-12-15 信越半導体株式会社 エピタキシャルシリコンウエーハおよびその製造方法並びにエピタキシャルシリコンウエーハ用基板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08208377A (ja) 1996-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5995888B2 (ja) 欠陥密度が低い単結晶シリコンから得られるシリコン・オン・インシュレーター構造体
CN101070621B (zh) 低缺陷密度、理想氧沉淀的硅
CN1316072C (zh) 低缺陷密度、理想氧沉淀的硅
JP3919308B2 (ja) 結晶欠陥の少ないシリコン単結晶の製造方法ならびにこの方法で製造されたシリコン単結晶およびシリコンウエーハ
EP0942077B1 (en) A method for producing a silicon single crystal wafer and a silicon single crystal wafer
JPH0393700A (ja) シリコン単結晶の熱処理方法および装置ならびに製造装置
JP4196602B2 (ja) エピタキシャル成長用シリコンウエーハ及びエピタキシャルウエーハ並びにその製造方法
US6273944B1 (en) Silicon wafer for hydrogen heat treatment and method for manufacturing the same
JP3614019B2 (ja) シリコン単結晶ウエーハの製造方法およびシリコン単結晶ウエーハ
JPH08208374A (ja) シリコン単結晶およびその製造方法
US20100052103A1 (en) Silicon wafer and method for producing the same
JP3771737B2 (ja) シリコン単結晶ウエーハの製造方法
JPH0741383A (ja) 半導体単結晶およびその製造方法
JP3366766B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP3366767B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP3366765B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2000154095A (ja) シリコン単結晶製造方法および半導体形成用ウェハ
JP4080657B2 (ja) シリコン単結晶インゴットの製造方法
JP3242780B2 (ja) 半導体単結晶およびその製造方法
JP4049847B2 (ja) シリコン単結晶およびその製造方法
JP2822887B2 (ja) 結晶欠陥の少ないシリコン単結晶の製造方法
EP2159828B1 (en) Silicon wafer and method for producing the same
JP4112654B2 (ja) シリコンウエーハの製造方法
JP2003224130A (ja) シリコンウェーハの製造方法及びシリコンウェーハ
JPH11335198A (ja) シリコン単結晶ウェ―ハおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131101

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term