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JP3370353B2 - エチレンホモポリマー及び−コポリマー - Google Patents
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JP3370353B2 - エチレンホモポリマー及び−コポリマー - Google Patents

エチレンホモポリマー及び−コポリマー

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JP3370353B2 JP22981792A JP22981792A JP3370353B2 JP 3370353 B2 JP3370353 B2 JP 3370353B2 JP 22981792 A JP22981792 A JP 22981792A JP 22981792 A JP22981792 A JP 22981792A JP 3370353 B2 JP3370353 B2 JP 3370353B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F10/02Ethene

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、圧力500−5000
バールおよび反応温度Tが40−320℃で開始剤を用
いて酸素の実質的遮断下に少なくともn=3重合段階で
モノマーをラジカル重合させることにより製造可能であ
り、かつ密度925−940kg/mおよび190℃
および荷重力2.16kpでのメルトフローインデック
ス(MFI)<1g/10minを有する、主成分のエ
チレンと、副成分の、エチレンと共重合可能なコモノマ
ーとからなるエチレンホモポリマーまたはエチレン−ア
リルアクリレートおよびエチレン−アリルメタクリレー
トコポリマーを除く、エチレンコポリマーに関する。 【0002】更に、本発明は、前記エチレンホモポリマ
ー及び−コポリマーの製造方法に関する。 【0003】エチレンホモポリマー及び−コポリマー及
びその製造方法は、ヨーロッパ特許公開第039479
4号明細書から公知である。これらは圧力1500〜5
000バール及び反応温度T=40〜250℃で開始剤
を用いて酸素の実質的遮断下に少なくともn=3重合段
階でモノマーをラジカル重合させることにより得られ
る。この場合、第1段階でモノマーの全部又は主成分を
必要な開始剤を用いて、重合が実際に停止するまで重合
させる。その後、生成する20〜60℃だけ冷却した混
合物に残り分の開始剤及び場合によりモノマーを加えか
つこの操作を後続段階でn番目の段階まで繰り返す。こ
の公知方法にとって重要なことは、(n−1)番目の段
階で使用した開始剤が80〜160℃の半減温度を有す
ることである。それにもかかわらず、これらの公知のエ
チレンホモポリマー及び−コポリマーは、比較的低分子
量であり、かつ2.5〜3.5のメルトフローインデッ
クスを持ち、易流動性である。欧州特許公開第0394
794号明細書から公知の方法を高分子量の、低い易流
動性ホモポリマー及び−コポリマーの製造に転用する
と、反応器内で一般にエチレンの爆発的エチレン分解が
生じ、該分解は重合の安全かつ確実な実施を阻害する。 【0004】更に、ヨーロッパ特許公開第039479
4号明細書から、n番目の重合段階をも250℃以下の
半減温度を有する開始剤で開始させることができること
が想到される。例えば、t−ブチル−ペルベンゾエート
及びメチルイソブチルケトンヒドロペルオキシドが挙げ
られる。 【0005】それにもかかわらず、これらの開始剤の使
用は、ヨーロッパ特許公開第0394794号明細書の
比較例B及びEを考察すれば不利であると見なされる。
例えば、メチルイソブチルケトンヒドロペルオキシドだ
けを240℃未満の最高反応温度で3段階の重合におい
て使用すると、密度925kg/m3未満及びメルトフ
ローインデックス0.3g/10minを有するエチレ
ンホモポリマーが生成する。それに対して、3段階の重
合で(n−1)番目及びn番目の段階でより低い半減温
度を有する開始剤をメチルイソブチルケトンヒドロペル
オキシドと交換し、かつ重合を最高反応温度Tmaxが2
70℃未満であるように実施すると、生成するエチレン
ホモポリマーは921.5kg/m3未満の密度を有す
るにすぎない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ヨー
ロッパ特許公開第0394794号明細書から公知の方
法の前記欠点を排除し、かつ装置及び操作技術的に採算
の合う費用で、密度925〜940kg/m3、190
℃及び荷重2.16kpでのメルトフローインデックス
(MFI)<1g/10min及び良好な光学的特性を
有するエチレンホモポリマー及び−コポリマーを高い反
応率で製造することであった。更に、これらの新規のエ
チレンホモポリマー及び−コポリマーは、優れた光学的
特性を有する機械的に強いかつ強度に延伸可能なフィル
ムを生じるべきである。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題は、優れたかつ
経済的な方法で、多段階式重合の最後の段階で90〜2
60℃の半減温度を有する開始剤を使用し、かつ少なく
ともこの最後の段階における最高反応温度Tmaxが27
0℃以上であることにより解決することができた。本発
明の基礎とした課題の解決が、前記の両者の手段で達成
できることは、ヨーロッパ特許公開第0394794号
明細書の記載からは想到され得ないことである。 【0008】したがって、本発明の対象は、圧力500
−5000バールおよび反応温度Tが40−320℃で
開始剤を用いて酸素の実質的遮断下に少なくともn=3
重合段階でモノマーをラジカル重合させることにより製
造可能であり、その際第1段階でモノマーの全部または
大部分を必要な開始剤の一部を用いて、重合が実質的に
停止状態になるまで重合させ、次いでTmaxの20−
60℃だけ下に冷却した該混合物に残り分の開始剤およ
び場合によりモノマーを加え、かつこの操作を後続段階
でn番目の段階まで繰り返す、但しこの場合少なくとも
n番目の段階で使用する開始剤は90−260℃の半減
温度を示しかつ少なくともn番目の段階における最高反
応温度Tmaxが270℃以上であることを条件とす
る、かつ密度925−940kg/mおよび190℃
および荷重力2.16kpでのメルトフローインデック
ス(MFI)<1g/10minを有する、主成分のエ
チレンと、副成分の、エチレンと共重合可能なコモノマ
ーとからなるエチレンホモポリマーまたはエチレン−ア
リルアクリレートおよびエチレン−アリルメタクリレー
トコポリマーを除くアルファ、ベータ−エチレン系不飽
和C −C −カルボン酸またはアルファ、ベータ−エ
チレン系不飽和C −C 15 −カルボン酸エステルもし
くは無水物のコモノマーからなるエチレンコポリマーで
ある。 【0009】以下には、前記の新規エチレンホモポリマ
ー及び−コポリマーを簡略化のために“本発明によるポ
リマー”と記載する。 【0010】本発明によるポリマーを製造するために適
用される方法は、エチレンの単独重合並びにエチレンと
別のモノマー(但しこれらのモノマーは高圧下でエチレ
ンとラジカル共重合することを前提条件とする)との共
重合のために使用することができる。本願発明に使用す
適当な共重合可能なエチレンとは別のモノマーは、ア
ルファ−、ベータ−エチレン系不飽和C−C−カル
ボン酸で、好ましくはマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、アクリル酸、メタクリル酸およびクロトン酸であ
り、かつアルファ−、ベータ−エチレン系不飽和C
15−カルボン酸エステルまたは無水物であり、好ま
しくはメチルメタクリレート、エチルアクリレート、n
−ブチルアクリレート、無水メタクリル酸、無水マレイ
ン酸および無水イタコン酸である。本発明によるコポリ
マー中のコモノマー含量は、40、特に20重量%を超
えるべきでない。 【0011】重合は500〜5000バールの圧力で実
施する、この場合1500〜3500の圧力が有利であ
る。反応温度Tは40℃よりも高い。この場合、反応温
度Tは320℃、特に300℃を上回らないの有利であ
る。 【0012】重合はその第1段階ではラジカル分解する
開始剤で開始する。適当な開始剤の例は、有機ペルオキ
シド、例えばペルオキシエステル、ペルオキシケトン、
ペルオキシケタール及びペルオキシカーボネート;アゾ
ジカルボン酸エステル、アゾジカルボン酸ジニトリル並
びにC−C−スタータとも称されるラジカル分解する炭
化水素である。 【0013】好適な開始剤の例は、ジ−2−エチルヘキ
シルペルオキシジカルボネート、ジシクロヘキシル−ペ
ルオキシジカルボネート、ジアセチルペルオキシジカル
ボネート、クミル−ペルネオデカノエート、t−アミル
−ペルピバレート、t−ブチル−ペルネオデカノエー
ト、t−ブチル−ペルマレイネート、t−ブチル−ペル
ピバレート、t−ブチル−ペルイソノナノエート、ジイ
ソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、クメンヒドロ
ペルオキシド、t−ブチル−ペルベンゾエート、メチル
イソブチルケトンヒドロペルオキシド、2,2−ビス−
(t−ブチルペルオキシ)−ブタン、アゾビスイソブチ
ルニトリル及び1,2−ジフェニル−1,2−ジメチル
−エタン−及び1,1,2,2−テトラメチルエタン誘
導体である。開始剤は、個々に又は混合物として、モノ
マー量に対して0.5〜100ppm/h、特に0.5
〜50ppm/hの濃度で使用することができる。この
場合には、開始剤を溶解した状態で使用するのが有利で
ある。適当な溶剤の例は、脂肪族炭化水素、特にオクタ
ン及びイソデカンである。 【0014】本発明によれば、重合の第1段階のため
に、半減温度が80〜160℃である開始剤を使用する
のが有利である。半減温度とは、ベンゼンに溶解した開
始剤の半分が1分間以内で分解する温度であると解され
るべきである。この場合、t−ブチル−ペルピバレート
及びt−ブチル−ペルイソノナノエートが特に有利であ
ることが立証された、従って全く特に有利に使用され
る。 【0015】本発明によるポリマーを製造する方法のた
めには、少なくとも最後の、即ちn番目の段階で使用さ
れる開始剤は90〜260℃の半減温度を有することが
重要である。この半減温度を有する適当な開始剤の例
は、ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、クメ
ンヒドロペルオキシド、t−ブチル−ペルベンゾエー
ト、メチルイソブチルケトンヒドロペルオキシド、2,
2−ビス−(t−ブチルペルオキシ)−ブタン及び2,
3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタンであり、これ
らのうちでメチルイソブチルケトンヒドロペルオキシド
が特に有利であることが立証された、従って全く特に有
利に使用される。 【0016】本発明によるポリマーを製造する方法で
は、その分子量は通常と同じく調節剤を添加することに
より調節することができる。適当な調節剤の例は、脂肪
族炭化水素、ケトン及びアルデヒドであり、それらのう
ちでもプロピオンアルデヒドが特に好ましい、従って全
く特に有利に使用される。 【0017】本発明によるポリマーを製造する方法は、
酸素を実質的に遮断して少なくとも3つの連続した段階
で実施する、この場合各段階の重合は相応する開始剤の
添加により新たに再開始しなければならない。該方法の
実施のためには、特に開始剤並びに場合により残り量の
モノマーを供給するための1列の取入れ口を備えた管式
反応器が適当である。一般に、該管式反応器は、50〜
1000mの長さで、1000以上、有利には2000
以上の長さの直径に対する比を有する。管式反応器は巻
かれた形で配置されているのが有利である。重合の際に
遊離する反応熱は、一般に反応器壁を外部から水で冷却
することにより導出する。場合により、管式反応器の前
方にまたバックミクシングを備えた反応器、特にを撹拌
オートクレーブを接続することもできる。この場合に
は、撹拌反応器から出る混合物を管式反応器に流入させ
る前に熱交換器を用いて冷却することが可能である。し
かし一般に、該反応は熱交換器なしで実施する。該方法
で使用される反応器は、一般に反応器内部に一列の温度
測定装置を有するので、重合中の温度経過を観察するこ
とができる。 【0018】本発明によるポリマーを製造する方法のた
めに重要であるのは、少なくとも重合の最後の、即ちn
番目の段階における最高反応温度Tmaxが270℃以上
であることである。この場合、Tmaxは一般に320
℃、特に300℃を上回るべきでない。 【0019】本発明によるポリマーの製造方法の有利な
1実施例では、エチレン及び調節剤並びに場合により少
なくとも1種のコモノマーからなる反応混合物をまず5
00バール以上、特に1500バールの圧力に圧縮し、
100℃以上に加熱し、引き続き一部の開始剤と一緒に
管式反応器に供給し、該反応器内で重合は開始剤の分解
後に急激に開始する。この場合、反応器冷却装置は、最
初〜最後から2番目、即ち(n−1)番目の段階で管式
反応器内で320℃のTmaxを上回らないように調節す
べきである。管式反応器に沿って、既に短時間後に重合
反応率に依存する温度プロフィールが生じる。その際、
反応の鎮静は管内部の温度の低下により判明する。T
maxの20〜60℃下にある温度が達成されると、重合
を更に開始剤を添加することにより新たに開始させる。
その結果、温度は再びまた明らかに上昇し、その際適当
な冷却手段により、Tmaxは所望の範囲内にあるように
配慮すべきである。付加的な開始剤を新たに供給するこ
とにより、この操作を反応管に沿って任意の回数(n
回)繰り返す。それにより、反応器内に一連の異なった
重合段階が構成され、これらの段階は全て特定の最高反
応温度Tmaxにより特徴付けられる。本発明によるポリ
マーの製造方法のためには、重合を少なくとも3段階で
行うことが重要である。 【0020】本発明によるポリマーの製造方法では、反
応混合物に同じ位置あるいはまたそれから空間的に離れ
た位置から開始剤の他に冷たい又は予熱したエチレン及
び/又は冷たい又は予熱したコモノマーを供給すること
ができる。 【0021】一般に、管式反応器内の反応混合物の平均
滞留時間は、30〜300秒、特に30〜120秒であ
る。 【0022】反応混合物の排出後に、本発明によるポリ
マーから使用済みのエチレン及び場合により未使用のコ
モノマーを放圧により分離する、その後モノマーは一般
に反応器に戻す。 【0023】この本発明によるポリマーの製造方法は、
類似した方法でバックミクシングを備えた反応器及び後
続の管式反応器で実施することもできる。この場合に
は、バックミクシングを有する反応器内のTmaxは23
0℃を上回るべきでない。重合の鎮静後に、重合混合物
をなお消費されていないモノマーと一緒に、場合により
なお熱交換器と接続された高圧管を通して管式反応器に
導入し、該反応器内で該方法を前記と同様に、更に実施
する。一般に、バックミクシングを備えた反応器内の混
合物の平均滞留時間は、10〜100秒、特に10〜3
0秒、管式反応器内で10〜200秒、特に10〜10
0秒である。 【0024】このようにして、本発明によるポリマー
は、反応器内でエチレンの爆発的分解を惹起することな
く、安全かつ確実に再現可能に製造することができる。
本発明によるポリマーは、925〜940kg/m3
密度を有する。そのDIN53735に基づくメルトフ
ローインデックスは1g/10min未満、特に0.5
g/10min未満である。本発明によるポリマーから
製造されるフィルムは、良好なスプライス能力及び優れ
た光学的特性を有する。このことは比較的少ない散乱光
成分(DIN53490に基づく)及び高い光沢値(D
IN67530に基づく)で判明する。前記方法で、9
25kg/m3以上の密度を有する本発明によるポリマ
ーを25%より高い反応率で製造することが可能であ
る。もう1つの利点は、高圧技術で通常の反応器を使用
することができ、従って例えば横断面の変化する反応
器、いわゆるテレスコープ型を必要とせず、該方法を特
別の技術的費用を必要とせずに実施することができるこ
とにある。従って、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2
748263号明細書記載の方法とは異なり、反応混合
物が0.307m2/secよりも明らかに小さい流量
で流動する場合でも、本発明によるポリマーは得られ
る。それにもかかわらず、本発明によるポリマーは優れ
た機械的特性を有する、このことはその高い引裂伸び
率、衝撃貫通強さ及びいわゆるASTM D−1709
−Aに基づき測定される“落槍衝撃強さ(dart drop im
pact)”値(DDI)で認められる。 【0025】 【実施例】 実施例及び比較実験 実施例1〜7及び比較実験A及びBは、長さ560m及
び長さの直径に対する比37000を有する管式反応器
で実施した。重合開始剤は、脂肪族炭化水素に溶かして
高圧ピストンポンプを用いて直接管式反応器の供給箇所
に供給した。この場合、供給箇所の位置が反応容器内の
反応帯域の位置を決定した。酸素不含のエチレンを多段
階でそれぞれの反応圧に圧縮し、分子量調節剤を加えか
つ管式反応器の取入り口に供給した。分子量調節剤とし
ては、プロピオンアルデヒド又はプロパンを使用した。 【0026】重合の際に遊離する反応熱は、反応混合物
から水蒸気が供給される冷媒回路によって導出した。生
じたポリマーから通常のかつ公知方法で反応器に後続さ
れた分離器で未反応エチレン及びその他の低分子量化合
物を分離し、該ポリマーを押出機及びグラニュレータを
介して排出しかつ調製した。未反応エチレンは多段階で
精製しかつ圧縮機の吸引側に戻した。 【0027】生じたポリマーの実用技術的特性は、以下
の方法に基づき測定した:DIN53735に基づく温
度190℃及び荷重力2.16kpでのメルトフローイ
ンデックス(MFI)、DIN53479に基づく密
度。 【0028】該ポリマーから、常用かつ公知方法でイン
フレートフィルムを製造し、実用技術的特性を以下の方
法に基づき測定した:DIN53490に基づくフィル
ムの光散乱、DIN67530に基づくフィルムの光
沢、DIN53455に基づくフィルム引裂伸び率、D
IN53373に基づくフィルムの衝撃貫通強さ及びA
STM D−1709−Aに基づく落槍衝撃強さ。 【0029】インフレートフィルムの延伸性は、通常の
かつ公知方法で当該フィルムを製造する際に押出し、フ
ィルムインフレーション、フィルムの引出し及び巻付け
により測定した。この場合、インフレートフィルムを吹
込成形装置から引出す速度を、フィルムに亀裂が生じる
まで、段階的に高めた。 【0030】実施例1 本発明によるエチレンホモポリマーの製造及びそのイン
フレートフィルムへの加工 エチレン3.2t/hにプロピオンアルデヒド1.7l
/hを加え、3000バールに圧縮し、予熱器で140
℃に加熱しかつ管式反応器の入り口に供給した。反応器
の取入れ口に、t−ブチル−ペルピバレート8ppm/
h及びt−ブチル−ペルイソノナノエート15ppm/
hをイソデカンに溶かして供給した。このようにして、
重合を開始させた。 【0031】反応温度が第1の最高反応温度から再び2
20℃に低下した管式反応器の第2の取入れ口からt−
ブチル−ペルイソノナノエート23ppm/h、第2の
最高反応温度が沈静した第3の取入れ口からt−ブチル
−ペルイソノナノエート12ppm/h及びメチルイソ
ブチルケトンヒドロペルオキシド5pm/hを供給し
た。初めの両者の重合段階ではTmaxは265℃未満、
第3段階ではTmaxは285℃であった。 【0032】生成した本発明によるエチレンホモポリマ
ーから、高圧及び低圧分離器でエチレン及び低分子量の
不純物を通常の公知方法で除去し、該エチレンホモポリ
マーをバンカーに中間貯蔵し、インフレートフィルムに
加工した。 【0033】第1表は、反応率、本発明によるエチレン
ホモポリマーの物理−化学的特性及びそれから製造した
インフレートフィルムの実用技術的特性を示す。その優
れた光学的かつ機械的特性に基づき、本発明によるエチ
レンホモポリマーは重量品の包装及び小型中空成形体の
製造並びに低圧ケーブルのケーブル被覆の製造のために
好適である。 【0034】実施例2 本発明によるエチレンホモポリマーの製造及びそのイン
フレートフィルムへの加工 エチレン3.2t/hにプロパン2.5Nm3/hを加
え、3000バールに圧縮し、予熱器で145℃に加熱
しかつ管式反応器の入り口に供給した。反応器の取入れ
口に、t−ブチル−ペルピバレート9ppm/h及びt
−ブチル−ペルイソノナノエート17ppm/hをイソ
デカンに溶かして供給した。このようにして、重合を開
始させた。 【0035】反応温度が第1の最高反応温度から再び2
20℃に低下した管式反応器の第2の取入れ口からt−
ブチル−ペルイソノナノエート25ppm/h、第2の
最高反応温度が沈静した第3の取入れ口からt−ブチル
−ペルイソノナノエート14ppm/h及びメチルイソ
ブチルケトンヒドロペルオキシド6ppm/hを供給し
た。初めの両者の重合段階ではTmaxは265℃未満、
第3段階ではTmaxは280℃であった。 【0036】生成した本発明によるポリマーを、実施例
1に記載と同様に単離し、中間貯蔵し、検査しかつ加工
した。反応率、密度、メルトフローインデックス及び該
ポリマーから製造したインフレートフィルムの実用技術
的特性は同様に表に示す。 【0037】実施例1と同様に、該反応の実施は何らの
困難性も伴わず、エチレンの恐れた爆発的分解も生じな
かった。その優れた機械的及び光学的特性に基づき、本
発明によるエチレンホモポリマーは特に高圧ケーブル被
覆、重量品包装、医療分野のための小型中空成形体及び
被覆フィルムの製造のために好適である。 【0038】実施例3 本発明によるエチレンコポリマーの製造及びそのインフ
レートフィルムへの加工 エチレン3.2t/hにプロピレンアルデヒド1.5l
/h及びn−ブチルアクリレート5000ppm/h
加え、3000バールに圧縮し、予熱器で140℃に加
熱しかつ管式反応器の入り口に供給した。反応器の取入
れ口に、t−ブチル−ペルピバレート8ppm/h及び
t−ブチル−ペルイソノナノエート15ppm/hをイ
ソデカンに溶かして供給した。このようにして、重合を
開始させた。 【0039】反応温度が第1の最高反応温度から再び2
20℃に低下した管式反応器の第2の取入れ口からt−
ブチル−ペルイソノナノエート22ppm/h、第2の
最高反応温度が沈静した第3の取入れ口からメチルイソ
ブチルケトンヒドロペルオキシド10ppm/hを供給
した。初めの両者の重合段階の最高反応温度Tmaxは2
65℃未満、第3段階のTmaxは290℃であった。 【0040】この実施例に関するデータも、同様に表に
まとめて示す。これらは本発明によるポリマーの有利性
を裏付ける。実施例3の本発明によるエチレンコポリマ
は、実施例1および2に記載したすべての使用目的に
極めて好適である。 【0041】実施例4 本発明によるエチレンホモポリマーの製造及びそのイン
フレートフィルムへの加工 エチレン1.6t/hにプロピオンアルデヒド0.85
Nm3/hを加え、3000バールに圧縮し、予熱器で
140℃に加熱しかつ管式反応器の入り口に供給した。
反応器の取入れ口に、t−ブチル−ペルピバレート3.
5ppm/h及びt−ブチル−ペルイソノナノエート7
ppm/hをイソデカンに溶かして供給した。このよう
にして、重合を開始させた。 【0042】反応温度が第1の最高反応温度から再び2
40℃に低下した管式反応器の第2の取入れ口で、反応
混合物を、予熱し、プロピオンアルデヒド0.85l/
hを加えかつ3000バールに圧縮したエチレン1.6
t/hを供給することにより冷却し、かつt−ブチル−
ペルピバレート6ppm/h及びt−ブチル−ペルイソ
ノナノエート12ppm/hをイソデカンに溶かして加
えた。第2の反応帯域を通過しかつ温度が220℃に低
下した後に、第3の取入れ口からt−ブチル−ペルイソ
ノナノエート13ppm/h及びメチルイソブチルケト
ンヒドロペルオキシド6ppm/hの混合物をイソデカ
ンに溶かして供給した、このようして後反応が開始し
た。第1及び第2段階のTmaxは265℃未満であり、
第3段階のTmaxは280℃であった。 【0043】生成した本発明によるエチレンホモポリマ
ーを、実施例1〜3に記載したと同様に単離し、中間貯
蔵し、検査しかつ加工した。この実施例に関するデータ
も、同様に表にまとめて示す。これらは実施例4の本発
明によるポリマーは優れた実用技術的特性を有しかつ前
記実施例に記載した全ての使用目的に極めて好適である
ことを示した。 【0044】実施例5 本発明によるエチレンホモポリマーの製造及びそのイン
フレートフィルムへの加工 エチレン1.6t/hにプロパン1.3Nm3/hを加
え、3000バールに圧縮し、予熱器で145℃に加熱
し、かつ次いで管式反応器の入り口に供給した。更に、
反応器の取入れ口に、t−ブチル−ペルピバレート4p
pm/h及びt−ブチル−ペルイソノナノエート8pp
m/hをイソデカンに溶かして供給した。このようにし
て、重合を開始させた。 【0045】反応温度が第1の最高反応温度Tmaxから
240℃に低下した管式反応器の第2の取入れ口で、反
応混合物を、125℃に予熱し、プロパン1.3Nm3
/hを加えかつ3000バールに圧縮したエチレン1.
6t/hを供給することにより冷却し、かつt−ブチル
−ペルピバレート2ppm/h及びt−ブチル−ペルイ
ソノナノエート11ppm/hをイソデカンに溶かして
加えた。第2の反応帯域を通過しかつ温度が220℃に
低下した後に、第3の開始剤取入れ口からt−ブチル−
ペルイソノナノエート14ppm/h及びメチルイソブ
チルケトンヒドロペルオキシド7ppm/hからなる混
合物イソデカンに溶かしてを供給した、このようにして
後反応が開始した。初めの2つの重合段階の最高反応温
度Tmaxは265℃未満であり、それに対して第3段階
のTmaxは285℃であった。 【0046】このようにして製造した本発明によるエチ
レンホモポリマーを、前記実施例に記載したと同様に単
離し、中間貯蔵し、検査しかつ加工した。この実施例に
関するデータも、同様に表にまとめて示す。これらは実
施例4の本発明によるポリマーの有利性のもう1つの証
拠であり、実施例1〜4の本発明によるエチレンホモポ
リマーと同様に、実施例5のポリマーは前記の使用目
的、特に医療分野において該当する。重合反応自体を実
施する際には、前記の実施例と同様にいかなるエチレン
分解も観察されなかった。 【0047】実施例6 本発明によるエチレンコポリマーの製造及びそのインフ
レートフィルムへの加工 エチレン1.6t/hにn−ブチルアクリレート500
0ppm/hおよびプロピレンアルデヒド9.75l/
hを加え、3000バールの反応圧に圧縮し、予熱器で
140℃に加熱し、かつ次いで管式反応器の入り口に供
給した。更に、反応器の取入れ口に、t−ブチル−ペル
ピバレート3ppm/h及びt−ブチル−ペルイソノナ
ノエート7ppm/hをイソデカンに溶かして供給し
た。このようにして、重合を開始させた。 【0048】温度が第1の最高反応温度Tmax後に24
0℃に低下した管式反応器の第2の取入れ口で、反応混
合物を、n−ブチルアクリレート5000ppm/h及
びプロピオンアルデヒド0.75l/hを加え、300
0バールに圧縮しかつ180℃に予熱したエチレン1.
6t/hを供給することにより冷却し、かつt−ブチル
−ペルピバレート2ppm/h及びt−ブチル−ペルイ
ソノナノエート10ppm/hをイソデカンに溶かして
加えた。第2の反応帯域を通過しかつ温度が220℃に
低下した後に、第3の開始剤取入れ口からt−ブチル−
ペルイソノナノエート12ppm/h及びメチルイソブ
チルケトンヒドロペルオキシド6ppm/hからなる混
合物イソデカンに溶かしてを供給した、それにより後反
応を開始させた。第1及び第2の反応帯域の最高反応温
度Tmaxは260℃未満であり、第3段階のTmaxは28
0℃であった。 【0049】このようにして得られた本発明によるポリ
マーを、前記実施例に記載したと同様に単離し、中間貯
蔵し、検査しかつ加工した。この実施例に関するデータ
も、同様に表にまとめて示す。該データは、この本発明
によるポリマーも、実施例1〜5の本発明によるポリマ
ーと同じく優れた実用技術的特性を有することを示す。 【0050】実施例7 本発明によるエチレンホモポリマーの製造及びそのイン
フレートフィルムへの加工 実施例1を繰り返したが、但しこの場合にはメチレンイ
ソブチルケトンヒドロペルオキシドの代わりにC−C−
スタータ2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタン
を使用した。この開始剤を2ppm/hの量でイソデカ
ンに溶かして第2の取入れ口から、及び3.5ppm/
hの量で第3の取入れ口から計量供給した。生成した本
発明によるエチレンホモポリマーを、前記実施例と同様
に単離し、中間貯蔵し、調査しかつ加工した。当該デー
タは同様に表にまとめて示す、該データは、実施例7の
本発明によるポリマーは前記実施例で挙げた全ての使用
目的のために極めて好適であることを示す。プロセス制
御に関しては、C−C−スタータを使用したために、エ
チレン分解は生じなかった。 【0051】比較実験A 公知のエチレンコポリマーの製造及びそのインフレート
フィルムへの加工 ヨーロッパ特許公開第0394794号明細書の比較例
Bを繰り返した。このためには、エチレン2.3t/h
をプロピオンアルデヒド2.3l/hと一緒に高圧後圧
縮機で2800バールに圧縮し、145℃に加熱し、か
つ反応器に供給した。重合はt−ブチル−ペルピバレー
ト4.8ppm/h及びメチレンイソブチルケトンヒド
ロペルオキシド3.8ppm/hを添加することにより
開始させた。これらは反応器の取入れ口からモノマーに
添加した。反応最大Tmaxの沈静及び反応の沈静後に、
その都度t−ブチル−ペルピバレート3.4ppm/h
を2回及びメチレンイソブチルケトンヒドロペルオキシ
ド2.2ppm/hを1回添加することによりそれぞれ
重合を開始させた。従って、全部で4つの最高反応温度
maxが構成され、該最高反応温度は全て240℃を上
回らなかった。そのほかは、生成した公知のエチレンホ
モポリマーを実施例1〜7に記載と同様に単離し、中間
貯蔵し、調査しかつ加工した。当該データを、表におい
て本発明によるエチレンホモポリマーのデータと対比さ
せる。これらのデータは、公知のエチレンホモポリマー
が本発明によるポリマーよりも低い密度及び高いメルト
フローインデックスを有することを示す。更に、公知の
エチレンホモポリマーは、フィルムとして実施例1〜7
のフィルムよりも明らかに悪い実用技術的特性を有して
いた。 【0052】比較実験B 比較実験Bのためには、ヨーロッパ特許公開第0394
794号明細書の比較例Eを追跡実験した。このために
はエチレン1.4t/hをプロピオンアルデヒド1.4
l/hと一緒に高圧後圧縮機で2800バールに圧縮
し、30℃のガス流入口温度で撹拌オートクレーブに供
給した。重合はt−ブチル−ペルピバレート10.4p
pm/hにより開始させ、かつオートクレーブ中の内容
物を撹拌機で1300rpmの速度で混合した。この場
合、平均滞留時間は25秒間であった。オートクレーブ
中で、最高反応温度Tmaxは211℃であった。 【0053】引き続き、反応混合物を絶縁した高圧管を
介して管式反応器に導入した。取入れ口から、メチレン
イソブチルケトンヒドロペルオキシド1.65ppm/
hを加えた。最高反応温度Tmaxの沈静及び反応の沈静
後に、重合をメチレンイソブチルケトンヒドロペルオキ
シド1.15ppm/hにより新たに開始させた。それ
により、管式反応器内で全部で2つの最高反応温度T
maxが生じ、これら両者は270℃未満であった。 【0054】この際生成した公知のエチレンホモポリマ
ーを比較実験Aに記載と同様に単離し、中間貯蔵し、調
査しかつ加工した。この場合得られたデータを、表にお
いて実施例1〜7のエチレンホモポリマーのデータと対
比させる。データの比較から、公知方法の欠点が立証さ
れる。特に、921.5kg/m3より低い密度を有す
るエチレンホモポリマーが得られる。 【0055】 【表1】表の記号説明: a)DIN53479に基づき測定; b)DIN53735に基づく190℃及び荷重力2.
16kpでのメルトフローインデックス(MFI); c)DIN53479に基づき測定; d)20°の角度でDIN67530に基づき測定; e)DIN53455に基づき測定; f)フィルム製造の際の引出し速度の変化に関して速
度; g)DIN53373に基づき速度; h)ASTM D−1709−Aに基づき測定。
フロントページの続き (72)発明者 ゲルノト、ケーラー ドイツ連邦共和国、5309、メッケンハイ ム、ヴィスフェルトシュトラーセ、5ベ ー (72)発明者 エルンスト、フィッシャー ドイツ連邦共和国、6720、シュパイャ ー、レムリングシュトラーセ、36 (56)参考文献 特開 昭62−199603(JP,A) 特開 昭62−207307(JP,A) 特開 昭61−285236(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 10/02,110/02,210/02 C08F 2/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】圧力500−5000バールおよび反応温
    度Tが40−320℃で開始剤を用いて酸素の実質的遮
    断下に少なくともn=3重合段階でモノマーをラジカル
    重合させることにより製造可能であり、その際第1段階
    でモノマーの全部または大部分を必要な開始剤の一部を
    用いて、重合が実質的に停止状態になるまで重合させ、
    次いでTmaxの20−60℃だけ下に冷却した該混合
    物に残り分の開始剤および場合によりモノマーを加え、
    かつこの操作を後続段階でn番目の段階まで繰り返す、
    但しこの場合少なくともn番目の段階で使用する開始剤
    は90−260℃の半減温度を示しかつ少なくともn番
    目の段階における最高反応温度Tmaxは270℃以上
    であることを条件とする、かつ密度925−940kg
    /mおよび190℃および荷重力2.16kpでのメ
    ルトフローインデックス(MFI)<1g/10min
    を有する、エチレンホモポリマーまたは、エチレン−ア
    リルアクリレートおよびエチレン−アリルメタクリレー
    トコポリマーを除く、アルファ、ベータ−エチレン系不
    飽和C −C −カルボン酸またはアルファ、ベータ−
    エチレン系不飽和C −C 15 −カルボン酸エステルも
    しくは無水物のコモノマーからなるエチレンコポリマ
    ー。
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