JP3370654B2 - 塗装用マスクの洗浄方法およびその装置 - Google Patents
塗装用マスクの洗浄方法およびその装置Info
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Description
キング塗装に用いられるマスクの洗浄方法およびその装
置に関する。
を付した種々のマーク製品が取付けられている。このよ
うなマーク製品は、プラスチックや金属からなる所望形
状の被塗装製品に塗装用マスクを用いてマスキング塗装
を施すことにより作られている。
塗装装置を用いて行われている。すなわち、図3に示す
枠状の上治具101は、その側壁に2つの係合部材10
2および締結部材103が取付けられ、かつ上面に2つ
の懸架部104が取付けられた構造を有する。X字形状
の塗装用マスク105は、前記上治具101の2つの懸
架部治具104に複数のピアノ線106により懸架され
ている。下治具107は、上面に支持部材108が固定
され、かつ側壁に前記上治具101の係合部材102と
係合される2つの被係合部材109および前記締結部材
103と締結される被締結部材110が取付けられ、さ
らに側壁に締結部材111が取付けられた構造を有す
る。
7の支持部材108に所望の被塗装製品(図示せず)を
載置する。つづいて、前記上治具101の係合部材10
2と前記下治具107の被係合部材109を係合させる
とともに、前記上治具101の締結部材102と前記し
た治具107の被締結部材109を締結させ、さらに下
治具107の締結部材111を前記上治具101に締結
させて前記上下治具101,107を相互に固定させる
ことによって、前記上治具101と前記下治具107と
で前記被塗装部品を挟持するとともに、塗装用マスク1
05を前記被塗装部品の所定の面に当接させる。この
後、前記塗装用マスクから露出した前記被塗装製品にマ
スキング塗装を施す。このマスキング塗装により所期の
X形状が未塗装部として露出された装飾性の高いマーク
製品が作られる。
回(例えば20回程度)行うと、前記塗装用マスクは塗
膜が表面のみならず側壁から外側に向かって付着される
ため、精度の高いマスキング塗装処理を被塗装製品に施
すことが困難になる。
は、従来、常温〜70℃のトリクレンのような有機溶剤
に浸漬し、その有機溶剤を対流させたり、超音波を付与
したりするか、または前記有機溶剤を噴射したりする方
法により前記塗膜を溶解または一部膨潤させて剥離して
除去し、洗浄することが行われている。
た従来の塗装用マスクの洗浄方法は次のような問題があ
った。
溶剤に浸漬する方式では、有機溶剤中に塗膜が溶解し
て、その塗料がマスクに再付着して充分な洗浄を行うこ
とが困難になる。このため、新しい有機溶剤を常時供給
しながら、塗装用マスクを洗浄する必要がある。その結
果、大量の有機溶剤が消費されるため、洗浄コストが高
騰化する。しかも、廃棄された大量の有機溶剤を処理す
るための廃水処理コストも必要となる。
溶剤を噴射する方式では、塗膜の溶解に伴う塗料の再付
着を防止できるものの、有機溶剤の使用量が浸漬方式に
比べてより増大する。その結果、洗浄コストが高騰化す
る。しかも、廃棄された大量の有機溶剤を処理するため
の廃水処理コストも必要となる。
が排出されるため、作業環境を悪化させるばかりか、引
火し易い有機溶剤による火災にも留意する必要がある。
その結果、高価な排ガス処理設備を必要とする。
代わって加温された所定の成分を含む水性洗浄液により
塗膜が付着された塗装用マスクを良好に洗浄できると共
に、洗浄後の水性洗浄液を再利用することが可能な塗装
用マスクの洗浄方法およびその装置を提供しようとする
ものである。
クの洗浄方法は、所望の被塗装製品にマスキング塗装を
施す際に用いられ、マスキング塗装により塗膜が付着さ
れたマスクを洗浄する方法において、塗膜が付着された
マスクにポリアクリル酸ナトリウム、グルコン酸ナトリ
ウム、リン酸ナトリウムおよびホウ酸ナトリウムを含む
加温された水性洗浄液を噴射して前記マスク表面の塗膜
を剥離除去することを特徴とするものである。
洗浄室内に配置され、マスキング塗装使用後の塗装用マ
スクが載置されるターンテーブルと、前記ターンテーブ
ル下方の前記洗浄室内に配置され、ポリアクリル酸ナト
リウム、グルコン酸ナトリウム、リン酸ナトリウムおよ
びホウ酸ナトリウムを含む加温された水性洗浄液を噴射
するための第1噴射手段と、前記ターンテーブル上方の
前記洗浄室内に配置され、ポリアクリル酸ナトリウム、
グルコン酸ナトリウム、リン酸ナトリウムおよびホウ酸
ナトリウムを含む加温された水性洗浄液を噴射するため
の第2噴射手段と、前記マスクへの噴射後の水性洗浄液
を貯留し、この水性洗浄液中の塗膜片を分離除去するた
めのフィルタ部材を有する貯留槽と、前記貯留槽内の水
性洗浄液を加温するための加温手段と、前記貯留槽の加
温された水性洗浄液を前記第1,第2の噴射手段に供給
するための高圧ポンプとを具備したことを特徴とするも
のである。
洗浄装置を図1および図2を参照して詳細に説明する。
装置を示す斜視図、図2は図1の断面図である。
平面的な面積が小さく、内部を洗浄室2とする上部筐体
3が設けられている。
れる昇降扉5は、前記上部筐体3の前面に取付けられて
いる。
口され、かつ複数の水性洗浄液通過穴7が放射状に開口
された支持板8は、前記下部筐体1と前記上部筐体3の
境界に配置されている。外周面に歯が形成されたメッシ
ュ状のターンテーブル9は、前記洗浄室2内に配置さ
れ、そのターンテーブル9の中空軸(水性洗浄液の供給
管を兼ねる)10は、前記支持板8の穴6が挿着された
軸受11に軸支されている。回転軸12は、前記上部筐
体3の上壁から洗浄室2内に軸受13を通して回転可能
に挿入され、その下端部に軸着された歯車14が前記タ
ーンテーブル9外周面の歯に噛合されている。被駆動側
プーリー15は、前記回転軸12の上端に軸着されてい
る。上端に駆動側プーリー16が軸着された駆動軸17
を有するモータ18は、前記上部筐体3の上壁に取付け
られている。前記回転軸12の被駆動側プーリー15と
前記駆動軸17の駆動側プーリー16は、ベルト19が
枢支されている。このような構成において、前記モータ
18の駆動軸17を例えば時計回り方向に回転させる
と、その駆動軸17の駆動側プーリー16の回転がベル
ト19を介して被駆動側プーリー15に伝達され、回転
軸12が同方向(時計回り方向)に回転される。回転軸
12が回転されると、この下端の歯車14に外周面の歯
と噛合されたターンテーブル9が前記中空軸10を回転
中心として反時計回り方向に回転される。
イザ20は、前記ターンテーブル9と前記支持板8の間
に位置する前記中空軸10にそれぞれ同一水平面上に位
置するように接続されている。この中空軸10の下端
は、後述する高圧ポンプと配管を通して接続され、水性
洗浄液が供給される。
から洗浄室2内に軸受22を通して回転可能に挿入さ
れ、その下端部には第2噴射手段である3本の上面回転
洗浄ライザ23が同一水平面上に位置するように接続さ
れている。被駆動側プーリー24は、前記上部筐体3の
上壁から突出した前記筒状回転軸21の中間付近に軸着
されている。上端に駆動側プーリー25が軸着された駆
動軸26を有するモータ27は、前記上部筐体3の上壁
に取付けられている。前記回転軸21の被駆動側プーリ
ー24と前記駆動軸26の駆動側プーリー25は、ベル
ト28が枢支されている。このような構成において、前
記モータ27の駆動軸26を例えば時計回り方向に回転
させると、その駆動軸26の駆動側プーリー25の回転
がベルト28を介して被駆動側プーリー24に伝達さ
れ、前記回転軸21が同方向(時計回り方向)に回転さ
れ、その下端の3本の上面回転洗浄ライザ23が回転さ
れる。また、前記筒状回転軸21の上端には後述する高
圧ポンプと配管を通して接続されるロータリージョイン
ト29が取付けられている。
の上壁から洗浄室2の内側面近傍にその上部筐体3の内
側面に沿うように挿着されている。第3噴射手段である
側面洗浄ライザ31は、前記水性洗浄液供給管30に上
部筐体3の内側面に沿うように接続されている。前記水
性洗浄液供給管30の上端は、後述する高圧ポンプと配
管を通して接続されている。
筐体1内に設置されている。高圧ポンプ33は、前記矩
形筒体32内に設置されている。この高圧ポンプ33
は、同矩形筒体32内に設置された図示しないモータに
より駆動することにより、後述する貯留槽の水性洗浄液
を吸込み、かつこの水性洗浄液を高圧に圧縮して前記下
面固定洗浄ライザ20、上面回転洗浄ライザ23および
側面洗浄ライザ31に吐出する。
前記下部筐体1内に前記矩形筒体32に隣接して設置さ
れている。2つの金網製有底矩形筒状フィルタ部材36
は、前記貯留槽35にそのフィルタ部材36の底部が前
記貯留槽35の底部内面から所望距離隔てるように配置
されている。洗浄後の水性洗浄液を前記各フィルタ部材
36に導入するための傾斜したシュータ37は、前記下
部筐体1と前記上部筐体3の境界部に配置されている。
つまり、前記ターテーブル9上に設置した塗装用マスク
を洗浄した後の水性洗浄液は前記シュータ37に落下
し、このシュータ37を伝わって前記2つの金網製有底
矩形筒状フィルタ部材36に導入され、ここで塗膜片等
が分離された後、各フィルタ部材36の側壁および底部
を通して前記貯留槽35に流出される。
は、前記貯留槽35内に前記フィルタ部材36を通過し
た水性洗浄液が収容される部位に位置するように外部か
ら挿着されている。蓋体39は、前記下部筐体1におけ
る上部の大部分の箇所に取付けられている。
フィルタ部材36を通過した水性洗浄液が収容される前
記貯留槽35部分に挿入されている。サクションフィル
タ41は、前記貯留槽35内に前記吸込み管40の下端
に取付けられている。前記吸込み管40は、配管42を
通して前記高圧ポンプ33に接続されている。
定するための水素測定計43は、前記金網製有底矩形筒
状フィルタ部材36を通過した水性洗浄液が収容される
前記貯留槽35部分に挿入され、この測定計43での測
定結果はコントローラを制御図通して水性洗浄液補給源
(いずれも図示せず)に接続されている。図示しない水
性洗浄液補給管は、前記金網製有底矩形筒状フィルタ部
材36を通過した水性洗浄液が収容される前記貯留槽3
5部分に挿入されている。つまり、前記貯留槽35内の
水性洗浄液が所定の水位以下に下がると、前記水位測定
計43から信号が前記コントローラに出力され、このコ
ントローラから水性洗浄液補給源を作動させる信号が出
力され、その補給源から水性洗浄液が前記補給管を通し
て前記貯留槽35内に補給される。
の上面からその内部に挿入されている。排気ファン45
は、外部に延出した前記スパイラルダクト44部分に取
付けられている。
用マスクの洗浄装置を参照して塗装用マスクの洗浄方法
を説明する。
トリウム、リン酸ナトリウムおよびホウ酸ナトリウムを
含む水性洗浄液を図示しない水性洗浄液補給管を通して
貯留槽35内に供給する。この時、前記貯留槽35に供
給された水性洗浄液の水位が所定のレベルに達すると、
水位測定計43からの信号によりコントローラを通して
水性洗浄液供給源からの水性洗浄液の供給が停止され
る。つづいて、ヒータ38に作動して前記貯留槽35に
供給された水性洗浄液を所定の温度に加温する。
のポリアクリル酸ナトリウム、1.5〜3.8重量%の
グルコン酸ナトリウム、0.7〜1.8重量%のリン酸
ナトリウム、2.4〜6.2重量%のホウ酸ナトリウム
および残部が水からなる組成を有することが好ましい。
前記ポリアクリル酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウ
ム、リン酸ナトリウムおよびホウ酸ナトリウムが前記範
囲を逸脱すると、塗装用マスクに付着した塗膜を良好か
つ迅速に剥離、除去することが困難になる虞がある。な
お、前記水性洗浄液中には、前記成分の他に、不可避的
不純物を含むことを許容する。
℃にすることが好ましい。この水性洗浄液の加温温度を
60℃未満にすると、塗装用マスクに付着した塗膜を良
好かつ迅速に剥離、除去することが困難になる虞があ
る。水性洗浄液の加温温度が90℃を超えても塗装用マ
スクに付着した塗膜の除去性能は向上せず、加温のため
のエネルギーコストが上昇したり、作業環境を悪化させ
たりする虞がある。
加温を行う洗浄準備完了後、昇降用エアーシリンダ4を
作動して昇降用扉5を開き、塗膜が付着された塗装用マ
スク(図示せず)を上部筐体3における洗浄室2内のメ
ッシュ状のターンテーブル9上に設置した後、前記昇降
用扉5を閉じる。
時計回り方向に回転させることにより、その駆動軸17
の駆動側プーリー16の回転をベルト19を介して被駆
動側プーリー15に伝達し、回転軸12を同方向(時計
回り方向)に回転させる。回転軸12を回転させること
により、この下端の歯車14に外周面の歯と噛合された
前記ターンテーブル9をその中空軸10を回転中心とし
て反時計回り方向に所望の速度で回転させる。
プ33を駆動することにより、前記貯留槽35内に収容
された加温水性洗浄液を吸込み管40および配管42を
通して吸込む。この高圧ポンプ33に吸込まれた加温水
性洗浄液は、図示しない配管を通して前記中空軸10に
吐出され、この中空軸10から3本の下面固定洗浄ライ
ザ20に高圧で供給されて、これら洗浄ライザ20から
加温された水性洗浄液を回転する前記ターンテーブル9
上の前記塗装用マスク下面に向けて例えば20〜80k
g/cm2の圧力で噴射する。
温水性洗浄液は、図示しない配管およびロータリージョ
イント29を通して筒状回転軸21に供給され、その下
端の3本の上面回転洗浄ライザ23に高圧で供給され
て、これらの洗浄ライザ23から加温された水性洗浄液
を回転する前記ターンテーブル9上の前記塗装用マスク
上面に向けて例えば20〜80kg/cm2の圧力で噴
射する。この時、モータ27の駆動軸26を例えば時計
回り方向に回転させることにより、その駆動軸26の駆
動側プーリー25の回転をベルト28を介して被駆動側
プーリー24に伝達させ、この被駆動側プーリー24が
軸着された前記筒状回転軸21を同方向(時計回り方
向)に回転させ、その下端の前記上面回転洗浄ライザ2
3を回転させる。
加温水性洗浄液は、図示しない配管および水性洗浄液供
給管30を通して側面洗浄ライザ31に高圧で供給され
て、この洗浄ライザ31から加温された水性洗浄液を回
転する前記ターンテーブル9上の前記塗装用マスクの主
に側面に向けて例えば20〜80kg/cm2の圧力で
噴射する。
回転洗浄ライザ23および側面洗浄ライザ31からポリ
アクリル酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、リン酸
ナトリウムおよびホウ酸ナトリウムを含む加温された水
性洗浄液を、回転する前記ターンテーブル9上の塗装用
マスクの上下面および側面に向けて高圧で噴射すること
によって、前記塗装用マスク表面に付着した塗膜全体に
加温水性洗浄液を噴射することができる。この加温水性
洗浄液の噴射により、前記塗膜が膨潤すると共に、その
膨潤塗膜に亀裂が生じる。さらに、前記加温水性洗浄液
の噴射を続行することにより、前記水性洗浄液がその膨
潤塗膜の亀裂を通して膨潤塗膜と前記塗装用マスクの界
面に浸入する。浸入した水性洗浄液は、その中のポリア
クリル酸ナトリウムのような各成分により前記膨潤塗膜
を前記塗装用マスク表面から剥離する作用が働く。その
結果、前記塗膜の膨潤、亀裂発生、膨潤塗膜と塗装用マ
スクの界面への加温水性洗浄液の浸入に伴う剥離作用と
前記水性洗浄液の噴射圧力による塗膜の破砕作用の相互
な働きによって、前記塗装用マスク表面に付着した塗膜
を剥離、除去して洗浄することができる。
筐体3の間に配置した支持板8の複数の水性洗浄液通過
穴7を通して傾斜したシュータ37に落下し、このシュ
ータ37を伝わって前記貯留槽35の2つの金網製有底
矩形筒状フィルタ部材36に導入され、ここで前記水性
洗浄液に分散された塗膜片等が分離された後、各フィル
タ部材36の側壁および底部を通して前記貯留槽35に
流出され、回収される。この水性洗浄液は、ヒータ38
により所定温度まで加温され、前述した高圧ポンプ33
の駆動により吸込み管40および配管42を通して前記
高圧ポンプ33に吸込まれる。この時、前記吸込み管4
0下端に取着されたサクションフィルタ41を加温され
た水性洗浄液が通過する間にその水性洗浄液に浮遊した
パーティクルが除去される。
た水蒸気(ミスト)は排気ファン45の作動によりスパ
イラルダクト44を通して外部に排出される。このよう
な水蒸気の気散等による水性洗浄液の消費に伴って、水
性洗浄液量が低下すると、図示しない水性洗浄液補給管
から水性洗浄液が前記貯留槽35に補給される。
液を噴射するための各部材およびターンテーブル9を回
転させるための回転機構を停止し、昇降用エアーシリン
ダ4を作動して扉5を開き、ターンテーブル9上の洗浄
した塗装用マスクを外部に取出す。
果を奏する塗装用マスクの洗浄方法を提供することがで
きる。
した塗膜の膨潤、亀裂発生、膨潤塗膜と塗装用マスクの
界面への加温水性洗浄液の浸入に伴う剥離作用と水性洗
浄液の噴射圧力による塗膜の破砕作用の相互な働きによ
って、前記塗装用マスク表面に付着した塗膜を剥離、除
去して洗浄するため、従来のように浸漬方式で塗装用マ
スク表面の塗膜を有機溶剤で溶解して除去する場合に比
べて前記マスクを効率的に洗浄することができる。
膜片等が分散、浮遊しているため、図1および図2に示
す洗浄装置のように貯留槽35に設けた金網製有底矩形
筒状フィルタ部材36により比較的大きい塗膜片を分離
除去でき、またサクションフィルタ41により塗膜のパ
ーティクルを分離除去できる。その結果、水性洗浄液を
長い期間に亘って再利用できるため、ランニングコスト
を著しく低減できる。また、有機溶剤を用いる従来方法
のように廃水処理設備が不要になるため、設備の低減化
および廃水処理費の削減を図ることができる。
るため、作業環境の悪化を軽減できるばかりか、高価な
排ガス処理設備も不要になる。
膜に対して剥離作用を示すポリアクリル酸ナトリウム、
グルコン酸ナトリウム、リン酸ナトリウムおよびホウ酸
ナトリウムの成分が付着しているため、前記マスクの使
用後における次の洗浄時において付着した塗膜に前記成
分が作用し、初回の洗浄に比べてより短時間で塗膜を剥
離、除去することが可能になる。
の効果を奏する小型で操作性に優れた塗装用マスクの洗
浄装置を提供することができる。
装置において洗浄室内に側面洗浄ライザを配置したが、
この洗浄ライザを省略してもよい。
装置においてターテーブルの上方には位置した洗浄ライ
ザとして回転方式のものを用いたが、揺動式の洗浄ライ
ザを用いてもよい。
説明する。
酸ナトリウム、2.1重量%のグルコン酸ナトリウム、
1.0重量%のリン酸ナトリウム、3.4重量%のホウ
酸ナトリウムおよび残部が水からなる組成を有する水性
洗浄液を図示しない水性洗浄液補給管を通して貯留槽3
5内に供給した後、ヒータ38に作動して前記貯留槽3
5に供給された水性洗浄液を70℃の温度に加温した。
て昇降用扉5を開き、塗膜が付着された前述した図3に
示す塗装用マスクを上部筐体3における洗浄室2内のメ
ッシュ状のターンテーブル9上に設置した後、前記昇降
用扉5を閉じた。つづいて、上部筐体3の洗浄室2内の
ターンテーブル9を15rpmの速度で回転させなが
ら、高圧ポンプ33を駆動して下面固定洗浄ライザ2
0、上面回転洗浄ライザ23および側面洗浄ライザ31
から加温された前記組成の水性洗浄液を回転する前記タ
ーンテーブル9上の塗装用マスクの上下面および側面に
向けて50kg/cm2の圧力で5分間噴射した。
装用マスクを取出し、その表面を目視観察した。その結
果、塗装用マスクの表面は塗膜が残留せず、清浄な状態
であることが確認された。
の被塗装製品を例えば20回マスキング塗装を繰り返し
た後、前述したのと同様な手順で塗装用マスクの洗浄を
行った。その結果、初回の洗浄にかかる時間に比べて短
い時間で同様な清浄な表面を有する塗装用マスクを得る
ことができた。
リクレンのような有機溶剤に代わって加温された所定の
成分を含む水性洗浄液により塗膜が付着された塗装用マ
スクを良好に洗浄して表面を清浄化できると共に、洗浄
後の水性洗浄液を再利用することができ、従来法のよう
に有機溶剤の大量使用を回避してランニングコストを低
減でき、さらに廃水処理設備および排ガス処理設備を軽
減することが可能な塗装用マスクの洗浄方法およびその
装置を提供することができる。
視図。
視図。
Claims (5)
- 【請求項1】 所望の被塗装製品にマスキング塗装を施
す際に用いられ、マスキング塗装により塗膜が付着され
た塗装用マスクを洗浄する方法において、 塗膜が付着された塗装用マスクにポリアクリル酸ナトリ
ウム、グルコン酸ナトリウム、リン酸ナトリウムおよび
ホウ酸ナトリウムを含む加温された水性洗浄液を噴射し
て前記マスク表面の塗膜を剥離除去することを特徴とす
るマスクの塗装用洗浄方法。 - 【請求項2】 前記水性洗浄液は、0.7〜1.8重量
%のポリアクリル酸ナトリウム、1.5〜3.8重量%
のグルコン酸ナトリウム、0.7〜1.8重量%のリン
酸ナトリウム、2.4〜6.2重量%のホウ酸ナトリウ
ムおよび残部が水からなる組成を有することを特徴とす
る請求項1記載の塗装用マスクの洗浄方法。 - 【請求項3】 前記水性洗浄液は、60〜90℃の温度
に加温されることを特徴とする請求項1または2記載の
塗装用マスクの洗浄方法。 - 【請求項4】 洗浄室内に配置され、マスキング塗装使
用後の塗装用マスクが載置されるターンテーブルと、 前記ターンテーブル下方の前記洗浄室内に配置され、ポ
リアクリル酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、リン
酸ナトリウムおよびホウ酸ナトリウムを含む加温された
水性洗浄液を噴射するための第1噴射手段と、 前記ターンテーブル上方の前記洗浄室内に配置され、ポ
リアクリル酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、リン
酸ナトリウムおよびホウ酸ナトリウムを含む加温された
水性洗浄液を噴射するための第2噴射手段と、 前記マスクへの噴射後の水性洗浄液を貯留し、この水性
洗浄液中の塗膜片を分離除去するためのフィルタ部材を
有する貯留槽と、 前記貯留槽内の水性洗浄液を加温するための加温手段
と、 前記貯留槽の加温された水性洗浄液を前記第1,第2の
噴射手段に供給するための高圧ポンプとを具備したこと
を特徴とする塗装用マスクの洗浄装置。 - 【請求項5】 さらにポリアクリル酸ナトリウム、グル
コン酸ナトリウム、リン酸ナトリウムおよびホウ酸ナト
リウムを含む加温された水性洗浄液を噴射するための第
3噴射手段を前記洗浄室の内面近傍に沿って配置するこ
とを特徴とする請求項4記載の塗装用マスクの洗浄装
置。
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|---|---|---|---|
| JP2000361281A JP3370654B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 塗装用マスクの洗浄方法およびその装置 |
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|---|---|---|---|
| JP2000361281A JP3370654B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 塗装用マスクの洗浄方法およびその装置 |
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| JP3370654B2 true JP3370654B2 (ja) | 2003-01-27 |
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