JP3383157B2 - 薬液注入工法 - Google Patents
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
土質改良のために施工される薬液注入工法における薬液
の注入作業の調節を、地表面や周辺構造物の変状を最小
限にとどめるように、合理的に実施できる薬液注入工法
に関するものである。
う漏水または湧水を阻止する目的で、所要の区域の地盤
に対して薬液を注入して土質の安定化を図る薬液注入工
法については、既に種々の技術が開発されて実用に供さ
れている。
土質調査などによって施工の準備が行われるが、何分に
も地層を充分に把握することは困難であるため注入作業
は、主に注入作業者の経験と作業感覚に頼る、いわゆる
経験に基づいた注入材の選択ならびに注入材の注入速
度,ゲルタイムの設定などに依っている。
一般的に実施されている薬液注入工法では、多くが注入
作業によって発生する地表面の隆起や周辺部での建造物
の変状について、その現象が目認されるまでに速やかな
対応を行うことが非常に困難な状況にある。例えば、土
質の状態に応じて注入する瞬結型の注入材あるいは緩結
型の注入材を切替えるに際し、経験的に得られたデータ
に基づき薬液の注入条件を設定しているため、地表面や
周辺建造物の変状に気付いて注入条件を変更するのに長
い時間が掛り、予想外の隆起を発生させることが多く、
その対策も容易でない。このような状態が生じるのは、
予備調査などによって作業対象域の地層を調査しても、
その地層内部の状態を確実に把握することが困難で、お
およそ推定することによって対応することが多い。した
がって、現状では注入条件の変更などの操作について作
業者の経験と熟練度に依存するほかはない。
入材の供給状態を作業者が察知して、例えば薬液供給管
系中の液圧(供給ポンプの吐出圧)の高まりによって注
入状態を判断して、注入ゾーンでの注入材の拡散状態を
把握するような傾向にある。そのため、地中での拡散状
態が良い場合、必要予定量以上に注入されたり、また逆
に予定されていた注入量を注入されないうちに注入操作
が打切られて充分な地盤強化がなされないで済まされ
る、など問題点が生じることになる。しかも、前述のよ
うな作業者の目視による地表面や周辺建造物などの変状
に対処するものであるために、例え迅速な判断による注
入操作の変更を行っても注入材の供給側でその操作を行
い、供給ポンプから注入管ロッドに致る配管中の薬液の
変更は実質的に困難で、そのため変状を察知してから切
替が行われるまでのタイムラグが大きくて速やかな変状
の停止処置を講じることができない。したがって、例え
ば粘性土質層のような注入材の浸透性がよくない層の混
在する地質の地盤改良作業に当っては、注入作業時にお
ける周辺部の変状について常時注目しなければならず、
前述のような変状による二次災害の発生を予防するには
精神的にも苛酷な条件を負うことになる。
て、簡単な手段で常時薬液の注入による周辺部の地表面
や建造物の変状の発生を監視して、状況の変動に即応し
て適正な注入条件の変更が自動的に実施でき、薬液注入
に伴う地盤の隆起を併発させることなく薬液注入による
地盤の強化改良ができる薬液注入工法の提供を目的とす
るものである。
るために本発明の薬液注入工法は、ゲルタイム及び浸透
性の異なる複数の注入材を、各注入ステップにおいて複
合して用いる薬液注入工法において、地表面や周辺構造
物の変状を測定し、この測定結果によって注入中のステ
ップ深度における土質状態,ゲルタイム及び浸透性の異
なるそれぞれの注入材の土中における受入れ状況を判定
し、前記地表面や周辺構造物の変状を最小限にとどめる
ように注入材の種別とゲルタイム及び注入量を調節する
ことを特徴とする。
あるいは薬液注入箇所を含むその周辺の任意の場所にレ
ベルセンサーを配置して、これらレベルセンサーの変位
量の計測値を注入材供給部の制御装置に与え、この注入
材供給部における制御装置によって、前記計測値に基づ
き予め設定されているプログラムによって注入材の配合
割合,注入材の組合わせ,これら注入材供給のポンプの
吐出量などのデータを自動的に選択して注入材の供給に
対応させるのが好ましい。
位置から放射されるレーザービームを受けて基準レベル
からの変位量を計測するデジタルレベルセンサーを用い
るようにするのがよい。あるいはレベルセンサーとして
基準位置から複数箇所に静置できて液面の変位を検知す
る液面利用のレベル計を配管で結び、これら各レベル計
の変位量を前記注入材供給部の制御装置に伝達させるよ
うにするのがよい。
液の注入現場において注入材の注入位置はもとよりその
周辺部にわたる地表面や建造物の変状を監視して、注入
材の浸透状況を地表面などの変状の如何によって予めプ
ログラミングされているデータに基づき注入材供給装置
を自動コントロールすることで、隆起などの変状を起こ
させることなく所要範囲に注入材を注入して土質の安定
化を図ることができる。
あたって、瞬結性注入材と緩結性注入材との特性を巧に
利用して、注入改良域をより確実に強化できる。すなわ
ち、瞬結性注入材が地中で注入材の逸走しやすい部分へ
まず走り、その部分でゲル化することによって後続の注
入材の逸走を防止する役目をする。また、緩結性注入材
は良好な浸透性を有して注入域の広がりが得られる。ス
テップ注入域を取り巻く外側の土質によっては、拘束力
が大きい場合、土粒子移動が起こりにくく、瞬結性注入
材でも割裂浸透できて結果的に連続した浸透固結体を形
成することになるが、拘束力が小さい(土かむりが小ま
たは土質的に内部摩擦力が小さい)場合は、改良土層内
応力のバランスが崩れて脈状で土粒子を移動させるため
に地盤の変状に繋がると同時に、注入を中断した場合、
ステップ改良域が所要の大きさにならない。要するに本
発明では、瞬結性注入材による注入を地盤変状の生じる
限界近くまで行ってから、緩結性注入材を注入すること
で、瞬結性注入材による逸走防止効果を最大限働かせ、
これに加えて緩結性注入材の良好な浸透性により地盤を
変状させずに改良域の拡大が可能になる。前記地盤変状
の生じる限界近くを外部から確認する手段の一つとして
レベルセンサーを用い、得られる信号を注入材供給部の
制御装置によって注入材の供給を制御して目的を達成で
きるようにしたのである。
ーを配置して、その計測値を即注入材供給装置の制御部
に与えるようにするに際し、レーザービームを用いるデ
ジタルレベルセンサーあるいは水準計式のセンサーを用
いることで微細な変動に対しても確実に検知することが
でき、注入管ロッドに対する注入材の供給を供給ポンプ
の吐出量と注入材の配合比率とを状況に応じて変えるこ
とにより、直ちに注入条件が変更でき、注入ポイント附
近の変状に即応して、従来のような目視による変状の監
視による操作に較べてより速やかに適正な注入操作が行
えて、作業の安全性はもちろん、無理なく的確な土質改
良作業が合理的に実施できることになる。しかも、注入
材を無駄なく供給することが可能になる。
いて、その一実施例を図面を参照しつつ説明する。
法を実施する場合の一態様を表す概要図である。図2
は、本発明の薬液注入工法に用いられる注入ポンプユニ
ットと制御部との関係を示す説明図である。
ては、これらの図で例示されるように、注入ポイントに
設置される注入管ロッド1には、従来周知の二重管ロッ
ドを用いて周知の手段で地層に掘削挿入される。注入作
業に先立ってこの注入管ロッド1の支持部2における適
所には、レーザー光を受けてレベル表示をするデジタル
レベルセンサー3を取付ける。また、この注入ポイント
から適宜距離離れた位置の周辺構造物4などにも前記デ
ジタルレベルセンサー3を複数箇所でほぼ同じレベルに
配置付設しておく。なお、必要に応じて周辺部地表面に
所要数のスタンド6を配置して、これらスタンド6に前
記デジタルレベルセンサー3を取付けておくようにす
る。そして、それらレベルセンサー3の配置箇所を見渡
せる位置にレーザー発信機5を設置する。前記デジタル
レベルセンサー3としては、例えばニコン社製「デジタ
ルレベルセンサーDS−30」が、またレーザー発信機
として同社製「電子レベルAL−30」を組合わせて使
用できる。
る注入材の供給装置10としては、図2で例示されるよ
うなポンプユニット11とその制御装置12,及び注入
材の調合ミキサー13が組合された装置が用いられる。
注入材の調合ミキサー13は、A液とB液がそれぞれ調
合できるように設置される。
キサー13のA液タンク13aと繋がる給液ポンプP1
及び前記調合ミキサー13のB液タンク13bと繋がる
給液ポンプP2とが、それぞれインバータINV によって
制御されて可変速駆動できるようになされ、これら両給
液ポンプP1,P2の駆動モータM,Mを操作する各イ
ンバータINV と各給液ポンプP1.P2の吐出側に直列
に配置される各流量検出器FS及び各圧力検出器PSが
いずれも制御装置(コンピュータ)12によって制御さ
れるように構成されている。このような構成のポンプユ
ニット11から前記注入管ロッド1には、A液の給液ポ
ンプP1からA液供給側に、そしてB液の給液ポンプP
2からB液供給側とに配管される。なお、前記各給液ポ
ンプP1,P2としては、プランジャーポンプが使用さ
れる。ただし、前記給液ポンプについては、プランジャ
ーポンプに限定されない。
ンピュータ)12によってA液並びにB液の二液につい
て吐出量,圧力をそれぞれ流量検出器FSと圧力検出器
PSとによって検知させ、A液とB液の吐出比率(配合
比率)と吐出量を任意に設定できると同時に、常時計測
監視して設定量が保たれるように自動制御される。
ピュータ)12には、予め基準となるA液とB液の両注
入材液の配合比率,吐出量が設定されており、かつこれ
らの条件を変更することによって注入条件を任意設定で
きるように各データが入力されている。また、前記制御
装置12には外部から所要の数値を入力して制御条件を
変更することができる。
に対して、前記注入ポイントを取巻く周囲に配置される
各デジタルレベルセンサー3と前記制御装置(コンピュ
ータ)12とはリード線で接続され、各デジタルレベル
センサー3のデータが制御部に入力されて、この制御部
において設定された基準値と各デジタルレベルセンサー
3によるデータ値とが比較演算され、その比較データに
よって予め設定されている値以上になるとA液とB液の
両注入材液の配合比率,供給量を変更して過剰な注入が
行われないように、AB両注入材液の供給条件を変更し
て所定の注入操作を行わせるのである。
装置(コンピュータ)12による制御指令で給液ポンプ
P1,P2の回転を制御してAB両注入材液の供給条件
を変更すると、瞬時に注入管ロッド1への注入材の供給
が変更されるので、従来の方式のように注入材の供給条
件の変更に際してのタイミングが遅れるようなことはな
く、もちろん注入材のロスが生じることもない。
ば瞬結性注入材には、A液として、珪酸ソーダ(Na2
OnSIO2)22リットル,水 88リットルの割合
のものを110リットル、B液として珪酸ソーダ(Na
2 OnSIO2)16.56リットル,硬化剤(H2SO
4+H3PO4) 7.2リットル,水 66.24リッ
トルの割合のものを90リットルとして、11:9の割
合で混合した注入材を用い、緩結性注入材としては、A
液として珪酸ソーダ(Na2 OnSIO2)18リット
ル,水 72リットルの割合のものを90リットル、B
液として珪酸ソーダ(Na2 OnSIO2)20.24
リットル,硬化剤(H2SO4+H3PO4) 8.8リ
ットル,水80.96リットルの割合のものを110リ
ットルとして、9:11の割合で混合した注入材を用い
る。
ー13で調合してポンプユニット11に送り込まれ、土
質によって瞬結性の注入材A液とB液を所定の割合で、
かつ所要の圧力で注入ポイントの注入管ロッド1に圧送
して所要深度の地中に混合注入する。この状態で所要量
の注入材が注入される間、注入ポイント並びにその周辺
部に配置された各デジタルレベルセンサー3によって計
測されるそれぞれの変位量に変化が生じないときは、そ
のまま、所定量の注入材を所要深度にて注入を続けて、
順次ステップ深度を変えて地盤の強化を図る。
て前記各デジタルレベルセンサー3による計測ポイント
に変状が計測され、例えば注入ポイントの周囲で基準を
上回って隆起する数値が検出される状況が生じた場合、
そのまま注入作業が継続するとより一層の地盤隆起が生
じることになる。そこで、このような設定値以上の変状
が検知されると、標準値と変状に伴う入力値とが制御装
置(コンピュータ)12における比較演算によって、予
め設定されている値以上になれば、ポンプP1,P2の
回転数を変えて吐出量を絞り、注入材の注入量を少なく
して実質的な注入量を削減することによるゲルタイムを
一定に保っての地中での注入範囲の縮小,上昇圧の減少
を図る。あるいは、インバータINV の制御によりポンプ
P1,P2の各回転数を変更してA液とB液との吐出割
合を変えて、注入管ロッド先での二液の混合比率の変更
によって注入されている瞬結性の注入材を、直ちに緩結
性の注入材に切替えることによってゲルタイムの長い注
入材で地中での上昇圧を高めることなく浸透性を維持し
て所要範囲に注入して土質の強化操作を図る。
ュータによる制御部において、従来の経験値などによっ
て得られた資料を基にする注入材の選択・注入圧や注入
量などによってある範囲での動作プログラムを設定して
おき、注入現場の土質を考慮して所要のデータを入力す
ることでポンプP1,P2の作動条件を選択できるよう
にされる。そして、設定されている注入条件に対して、
デジタルレベルセンサー3から入力される外部信号を受
けて、選択設定されているデータとその外部信号による
データとを制御部で比較演算させて動作プログラムによ
って注入条件の変更を必要とした場合、速やかに選択さ
れた注入条件にポンプユニット11の動作を切替えて注
入ポイントでの作動を適正に保つようにするのである。
したがって、注入ポイントを中心とするその周囲設定範
囲で、注入中に地層の表層部に変状が発生したならば、
リアルタイムで注入条件が変更されて変状が進行させな
いで注入材を注入して地盤改良作業を行うことができ
る。
始時にその薬液(注入材)の注入条件を制御部で設定し
て、その後はレベルセンサーからの変位データを受信す
れば、自動的にA液とB液との各給液ポンプの回転を制
御することにより、注入材の供給条件を速やかに切替え
て作業を継続することができるようにされるので、注入
管ロッドの先端部における注入材の混合注入の条件が、
前記制御操作と同時に即対応され、状況によって瞬結性
の注入材を即座に緩結性の注入材に切替えて注入作業が
行えることになる。そして、その給液制御動作は前記注
入ポイントを中心とする周辺の変状に応じた外部からの
信号を受けると瞬時にして行われることになるので、注
入作業が途切れることなく安定して実施でき、従来方式
のような供給側で調合液の切替を行うことによるタイミ
ングの遅れや給液配管中でのロス発生などもなく、作業
能率を向上させる効果も得られるのである。
前述のようなデジタルレベルセンサーを用いる方法の
他、液体ポットにフロートを配して、そのフロートの変
位量をセンサーとするフロートレベルセンサーを用い、
例えば注入材供給装置の設置位置もしくはその近傍に基
準のフロートレベルセンサーを設置して、所要各所に配
置する各フロートレベルセンサーとホースなどで連通さ
せて液体のレベルが保たれるようにする。あるいは、前
記フロートレベルセンサーの他に、液体ポット内の液面
の変位を超音波センサーで計測するような形式のレベル
センサーを用いることもできる。そして、これらのよう
な液面の変動を計測して変位量を検知する液面利用のレ
ベル計をを前述のように注入管ロッドの支持部及び周辺
の建物や地表部に設置するスタンドなどに取付けて、一
定に保たれる液面に対して電気的検知器が支持体(液体
ポット)とともに地表層の隆起によって上昇変位するに
よる変状を計測し、これら各レベルセンサーと注入材供
給装置に設ける制御コンピュータとを電気的に結んで、
それら各レベルセンサーからの信号で、注入作業時にお
ける各部の変状をリアルタイムで計測して注入条件を制
御することもできる。
3で表すフローチャートに基づいて説明する。なお、注
入材としては前述の配合成分のA液とB液とを用い、そ
の注入材の供給手段として前述の注入材供給装置10を
使用する。また、注入ポイントの周辺には所要の箇所に
レベルセンサーが配置され、注入材供給装置10の制御
部と結ばれる。
おいて最も大きい変位が予想される部分に変位を計測す
る前述のレベルセンサーを設置する。もちろん、注入ポ
イントの周囲に複数箇所でレベルセンサーを配置するの
が好ましい。次に、所定深度まで、周知のボーリングマ
シンによって削孔を行う。削孔完了後に、二重管ロッド
を用いて注入開始する(ステップa)。ここで、注入材
の注入初期設定仕様として次のような初期設定で注入ス
タートする(ステップb)。
ベルセンサーからの計測信号が注入材供給装置に設ける
制御コンピュータに送られて判断される(ステップ
c)。ここで、変位がNOであれば、そのまま注入操作
が続行される。もし前記仕様で1mmの変位量が観測され
たならば(Yesであればステップdに移行して)、注
入材が瞬結性液である場合、緩結性に配合を変更して、
第一ステップ当り残量を緩結性液による注入量とし、緩
結性液として吐出量を16リットル/分にする(ステッ
プe)。NOであればそのまま注入を継続して予定量の
注入を行い、第一ステップの注入を完了する(ステップ
g)。
の隆起変位量が観測される(Yes)と(ステップ
f)、一旦吐出量を絞って8リットル/分に落として注
入を行う(ステップh)。しかし、その後緩結性液の吐
出量を8リットル/分に落として注入しても引続き隆起
がつづく場合は、当該ステップでの注入を打切る(ステ
ップi〜k)。
く様子を見て隆起変位が認められなければ(ステップ
i)、緩結性液の吐出量を10リットル/分,12リッ
トル/分,14リットル/分と順次増量して注入を行う
(ステップm)。その間に隆起現象が観測されると、注
入中の吐出量より一つ前の吐出量に状況に応じて順次戻
して作業を続行する(ステップn)。そして、予定量の
注入を行って後は、第一ステップの注入を完了する(ス
テップg)。
終了後は、注入管ロッドを50cm引上げて、第2ステ
ップの注入工程に移行する。こうして、第二ステップの
注入工程に移行しても前記同様の管理及び対応が行わ
れ、順次注入ステップアップ及び注入操作が行われる。
るレベルセンサーによって、注入ポイントの注入部並び
に周辺での地表層の変状を常時観測しつつ、その変位に
即して注入材の切替,吐出量の加減を自動的に行わせ、
地層の土質に適合した薬液の注入ができ、注入地盤改良
に伴う障害を発生することなく、合理的にかつ能率よく
実施できるのである。
は、平面的な注入地盤の地表層の変状を対象とするもの
であるが、例えば図4で例示するように、溝部20の側
壁21の止水工事などで注入材の浸透による土圧によっ
て側壁が膨れ出すような変状についても前述の平面での
レベルセンサーによる観測手段を採用することができ
る。
測するには、前述のレーザービームによるデジタルレベ
ルセンサー3を上下方向に計測できる姿勢で配置して、
上部からレーザー発信機5によりレーザービームを放射
させて計測するようにする。そして、注入管ロッド1へ
の注入材供給装置10並びにデジタルレベルセンサー3
と制御装置(コンピュータ)12との接続,制御につい
ては前記の操作と同様にして注入操作を行えば、側壁2
1の膨出を防止しつつ適正な注入材による地盤強化(止
水作業)が容易となる。
れば、次のような効果が得られることになる。 1)薬液の注入条件が設定基準を基にして測定ポイント
での変状を速やかに察知して自動的に注入条件が変更さ
れ、注入ポイントを中心とする周囲での地表の隆起など
の変状を起こさせることなく効率よく、かつ容易に薬液
注入による改良域を有効に確保して地盤強化作業が実施
できる。 2)作業開始時に薬液(注入材)の注入条件を制御部で
設定して、その後はレベルセンサーからの変位データを
受信すれば、自動的に注入材の供給条件を速やかに切替
えて作業を継続するようにされるので、作業が途切れる
ことによる給液ロスなどの発生もなく、作業能率を向上
させる効果が得られるのである。 3)技術者の熟練度や経験則を頼りにすることなく、有
効な注入作業が容易に実施できて経済性が高められる。
の一態様を表す概要図である。
入ポンプユニットと制御部との関係を示す説明図であ
る。
例を示すフローチャートである。
施例を表す概要図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゲルタイムおよび浸透性の異なる複数の
注入材を、制御装置を備えた注入材供給部から各注入ス
テップに複合して注入する薬液注入工法において、薬液
注入個所あるいは薬液注入個所を含むその周辺の任意の
場所にレベルセンサーを配置して該レベルセンサーの変
位量を計測し、この変位量の計測値を注入材供給部の制
御装置に伝達し、この注入材供給部における制御装置
が、前記計測値に基づいて予め設定されているプログラ
ムにより、注入材の配合割合、注入材の組み合わせ、お
よび注入材供給ポンプの吐出量の各データを自動的に選
択して注入材供給部から注入材を供給し、前記地表面や
周辺構造物の変状を最小限にとどめるように、注入材の
種別、ゲルタイムおよび注入量を調節することを特徴と
する薬液注入工法。 - 【請求項2】 請求項1において、レベルセンサーが基
準位置から放射されるレーザービームを受けて基準レベ
ルからの変位量を計測するデジタルレベルセンサーであ
る請求項1に記載の薬液注入工法。 - 【請求項3】 請求項1において、レベルセンサーが基
準位置から複数個所に静置できる液面利用のレベル計を
配管で結び、これら各レベル計の変位量を前記注入材供
給部の制御装置に伝達させるものである請求項1に記載
の薬液注入工法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP18815196A JP3383157B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 薬液注入工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18815196A JP3383157B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 薬液注入工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1018282A JPH1018282A (ja) | 1998-01-20 |
| JP3383157B2 true JP3383157B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=16218648
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP18815196A Expired - Fee Related JP3383157B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 薬液注入工法 |
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| JP (1) | JP3383157B2 (ja) |
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-
1996
- 1996-06-27 JP JP18815196A patent/JP3383157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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