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JP3387532B2 - 圧力スイッチのトリミング方法及びその装置 - Google Patents
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JP3387532B2 - 圧力スイッチのトリミング方法及びその装置 - Google Patents

圧力スイッチのトリミング方法及びその装置

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JP3387532B2
JP3387532B2 JP29018692A JP29018692A JP3387532B2 JP 3387532 B2 JP3387532 B2 JP 3387532B2 JP 29018692 A JP29018692 A JP 29018692A JP 29018692 A JP29018692 A JP 29018692A JP 3387532 B2 JP3387532 B2 JP 3387532B2
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宜史 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、気圧や水圧を検知す
る圧力スイッチのトリミング方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2に示す圧力スイッチは、チップ21
の中央部を肉薄にしたダイヤフラム構造で、ダイヤフラ
ム部11上部に凹部22を形成し、チップ21の上面に
ガラス23を接合することでこの凹部22を密閉して形
成される。この圧力スイッチに所定の圧力が印加される
と、ダイヤフラム部11がたわみ、微小なギャップを介
して対向するダイヤフラム部11上に設けたダイヤフラ
ム部電極24とガラス側に設けたガラス部電極25が接
触することでオン状態となり、圧力が検知される。そし
てダイヤフラム部11の厚みが変わると検知する圧力値
が変化する。そのため、わずかなダイヤフラム厚みの違
いにより、要求仕様の圧力値を外れてしまうことがあ
り、製造上の歩留りが悪かった。
【0003】そこで、要求する圧力で圧力スイッチがオ
ン状態になるようにするためにトリミングを行うが、そ
の方法として、ダイヤフラム部11をウェットまたはド
ライエッチングして薄くし、そして、エッチング後に圧
力測定を行い、要求仕様を外れている場合はさらにエッ
チングを行って要求する圧力で検知するように追い込ん
でいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来ダイヤフ
ラム部のエッチングと圧力測定を繰り返し行い、要求す
る圧力でスイッチするように逐次調整していくため、工
数がかかるという課題があった。また、ダイヤフラム部
のエッチングでは、エッチング量を時間で管理している
ため、温度等の条件の変動により過剰にエッチングして
しまい、要求仕様を外れてしまうこともある。しかし、
そのサンプルが仕様を外れたかどうかは圧力測定を行っ
て、圧力スイッチを動作させてみなければわからないと
いう課題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するため、トリミング後に圧力測定をす
る必要がなく、また過剰エッチング等の不具合の無いト
リミング方法およびその装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は圧力スイッチのトリミング方法におい
て、圧力スイッチを圧力チャンバー内に載置し、圧力ス
イッチに所定の圧力を印加した状態で、ダイヤフラム部
の下部にレーザー光を照射し、ダイヤフラム部をエッチ
ングすることにより圧力スイッチの検知圧力を合わせ込
むようにした。
【0007】また、その装置においてはエッチング用レ
ーザー光を出力するレーザー光発振部と、そのレーザー
光を所定のスポット径に収束させる光学装置と、所定の
圧力が印加され、内部に圧力スイッチが載置され、収束
されたレーザー光を導入する透過窓を有する圧力チャン
バーと、導入されたレーザー光により圧力スイッチが所
定の検知圧力にトリミングされたことを検出してレーザ
ー光発振部のレーザー光出力を停止させるコントロール
ユニットを有する構成とした。
【0008】さらに、その圧力チャンバーには、圧力ス
イッチを複数同時に載置し、導入されたレーザー光を複
数の圧力スイッチに順次照射するための回転機構付きス
テージを有する構成とした。
【0009】
【作用】上記のように構成されたトリミング方法および
その装置においては、要求される検知圧力に相当する圧
力を印加した状態でレーザー光を用いてダイヤフラムを
エッチングすることによってトリミングを行い、圧力ス
イッチがオン状態になった時点でレーザー光を止めるこ
とで、トリミング後に圧力測定を行う必要がなく、過剰
にダイヤフラムをエッチングしてしまうといった不具合
はなくなる。
【0010】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1は、本発明に係わるトリミング装置の構成
図である。レーザー光はエキシマレーザーを用い、その
出力は2Wである。レーザー光発振部1から出力される
レーザー光26は導光路3内に配置されたレンズ2、透
過窓4を通って圧力スイッチ5のダイヤフラム部11に
照射される。レンズ2の位置を変えることによってダイ
ヤフラム部11のサイズに対応したスポット径にレーザ
ー光26を絞る。圧力チャンバー8内は加圧(減圧)器
9により検知圧力に相当する所定の圧力が印加される。
また、コントロールユニット10は、圧力スイッチから
の信号により、レーザー光26を制御する。
【0011】図3には、ダイヤフラム部11へのレーザ
ー光の照射時間と圧力スイッチ5の抵抗値の関係を示
す。このグラフは、レーザー光か照射されダイヤフラム
が薄くなると、圧力スイッチの電極が接触し、抵抗値が
急激に下がることを示している。このとき、圧力スイッ
チ5には予め電圧を印加しておき、抵抗値が下がること
で電流が流れるようになっている。この電流を圧力スイ
ッチ5からの信号として、コントロールユニット10に
取り込む。
【0012】トリミング方法は、まず、目的のダイヤフ
ラム厚よりも厚い圧力スイッチ5を台座6に固定する。
この時、圧力スイッチ5のパッド部12にプローブ7を
あてておく。次に圧力チャンバー8内を圧力スイッチ5
の検知圧力値にする。この状態でダイヤフラム部にレー
ザー光を照射してダイヤフラムをエッチングする。この
とき、レーザー光がダイヤフラム部以外の場所に当たら
ないようにレーザー光を絞るレンズ2を移動させレーザ
ー光を所定のスポット径に絞る。ダイヤフラムが薄くな
り、圧力スイッチ5がオン状態になるとコントロールユ
ニット10に信号が入り、レーザー光の照射が止められ
る。この方法によれば、圧力スイッチの作動をモニター
した状態でエッチングを行えるため、再度圧力を測定す
る工数が減り、ダイヤフラム厚を目的の厚みより過剰に
エッチングしてしまうという不具合はなくなる。また、
この方法によりレーザー光の出力を適宜制御することに
よって、検知圧力を0.001kg/cm2 単位でトリミン
グする事ができる。
【0013】また、図4は、本発明の他の実施例であ
り、レーザー照射部に圧力スイッチを移動させる回転機
構付きステージを持ったトリミング装置を示している。
基本的な構成は図1に示したトリミング装置と同様であ
る。圧力スイッチ5のサンプルは回転ステージ13の円
周部分に、回転ステージの中心からみて外側にダイヤフ
ラム部が向くように配置する。圧力スイッチ5は円周上
に等間隔で複数個並べられる。回転ステージ13はモー
ター14により、1つのサンプルのエッチングが終わっ
たら次のサンプルへと、順次、回転させる。圧力スイッ
チ5からの検知信号は、圧力スイッチ5のパッド部12
にあてられたプローブ7から伸びた接点16が回転ステ
ージ13の下に設けられたバネ電極15に接触すること
で取り出される。
【0014】バネ電極15は、ダイヤフラム11をエッ
チングする位置に圧力スイッチ5がきたときに、接点1
6が接触する位置にある。また、バネ電極15はコント
ロールユニット10に接続されており、予め電圧が印加
されていて圧力スイッチ5がオン状態になったとき、プ
ローブ7、接点16、バネ電極15を通ってコントロー
ルユニット10にトリミング中の圧力スイッチの検知信
号が送られるようになっている。
【0015】トリミング方法は、まず、回転ステージ1
3上にある複数の台座6それぞれに、圧力スイッチ5を
パット部12にプローブ7を当てた状態で固定する。回
転ステージ13をモーター14により回転させ、ダイヤ
フラム部11がエッチングされる位置に圧力スイッチ5
を移動させる。このとき、台座6に固定されているプロ
ーブ7から伸びた接点16が、バネ電極15に接触する
ようになっている。圧力チャンバー8内を圧力スイッチ
5の検知圧力値にする。レーザー光26をダイヤフラム
に照射し、ダイヤフラムをエッチングする。ダイヤフラ
ムが薄くなり、圧力スイッチ5がオン状態になるとコン
トロールユニット10に信号が入り、レーザー光26の
照射が止められる。1つの圧力スイッチ5のトリミング
が終わったら、次のサンプルのトリミングを行うために
回転ステージ13を回転させ、ダイヤフラム部11がエ
ッチングされる位置に、次の圧力スイッチ5を移動させ
る。
【0016】この方法によれば、複数個の圧力スイッチ
5を1回の圧力印加でトリミング作業を行うことがで
き、1回1回の加圧(減圧)による作業のタイムロスを
低減することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、レー
ザー光発振源と圧力チャンバーとレーザー光を絞るレン
ズと圧力スイッチをレーザー照射部に送り出す回転機構
つきステージという構成としたので、以下に記載した効
果がある。
【0018】圧力を印加した状態でダイヤフラム部の
エッチングが行えるため、エッチング後に再度圧力測定
をする必要がない。 ダイヤフラム部をエッチングしている間、圧力スイッ
チのオン状態、オフ状態をモニターしているため、ダイ
ヤフラムを過剰にエッチングしてしまうことがなく、圧
力を0.001kg/cm2 単位でトリミングすることが可
能である。
【0019】圧力チャンバー内に複数個の圧力スイッ
チを入れて、順次トリミングしていくため、1個ずつ加
圧(減圧)をしてトリミングするよりも、圧力印加の工
程が少なくなり、タイムロスを低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトリミング装置の構成図である。
【図2】従来のトリミング方法の説明図である。
【図3】ダイヤフラム部へのレーザー光の照射時間と圧
力スイッチの抵抗値の関係を示した説明図である。
【図4】本発明の回転ステージをもったトリミング装置
の構成図である。
【符号の説明】
1 レーザー光発振部 2 レンズ 3 導光路 4 透過窓 5 圧力スイッチ 6 台座 7 プローブ 8 圧力チャンバー 9 加圧(減圧)器 10 コントロールユニット 11 ダイヤフラム部 12 パッド部 13 回転ステージ 14 モーター 15 バネ電極 16 接点 21 チップ 22 凹部 23 ガラス 24 ダイヤフラム部電極 25 ガラス部電極 26 レーザー光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23F 4/00 - 4/04 B23K 26/00 - 26/42 H01H 35/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップの略中央部に肉薄のダイヤフラム
    部を有し、前記ダイヤフラム部の上部に密閉形成された
    微小空隙の上面および下面に電極を形成し、前記両電極
    が接触することで圧力を検知する圧力スイッチをトリミ
    ングする方法において、 前記圧力スイッチを圧力チャンバー内に載置し、前記ダ
    イヤフラム部に前記圧力スイッチが検知する所定の圧力
    を印加した状態で、前記ダイヤフラム部の下部にレーザ
    ー光を照射し、前記ダイヤフラム部をエッチングし、前
    記圧力スイッチがオン状態になった時点で前記レーザー
    光の照射を止め、前記ダイヤフラム部の厚みを調整する
    ことにより前記圧力スイッチの検知圧力を合わせること
    を特徴とする圧力スイッチのトリミング方法。
  2. 【請求項2】 チップの略中央部に肉薄のダイヤフラム
    部を有し、前記ダイヤフラム部の上部に密閉形成された
    微小空隙の上面および下面に電極を形成し、前記両電極
    が接触することで圧力を検知する圧力スイッチをトリミ
    ングする装置において、 エッチング用レーザー光を出力するレーザー光発振部
    と、 前記レーザー光を所定のスポット径に収束させる光学装
    置と、 前記圧力スイッチが検知する所定の圧力が印加され、内
    部に前記圧力スイッチと前記圧力スイッチからの検知信
    号を取り出すプロ−ブが載置され、前記収束されたレー
    ザー光を導入する透過窓を有する圧力チャンバーと、前記圧力スイッチに電圧を印加し、 前記導入されたレー
    ザー光により前記圧力スイッチが所定の検知圧力にトリ
    ミングされ前記プロ−ブを通して前記圧力スイッチのオ
    ン状態を検出することにより前記レーザー光発振部のレ
    ーザー光出力を停止させるコントロールユニットから構
    成されることを特徴とする圧力スイッチのトリミング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記圧力スイッチのトリミング装置にお
    いて、前記圧力チャンバーは、複数同時に載置された前
    記圧力スイッチに、前記導入されたレーザー光を順次照
    射するための回転機構付きステージを有する請求項2記
    載の圧力スイッチのトリミング装置。
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