JP3397677B2 - 送信電力制御装置及び無線通信装置 - Google Patents
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Description
移動体通信などに用いられる送信電力制御装置及び無線
通信装置に関する。
数の局が同時に通信を行う際の回線接続方式のことであ
る。例えば、CDMA(Code Division Multiple Ac
cess)とは、符号分割多元接続のことであり、情報信号
のスペクトルを、本来の情報帯域幅に比べて十分に広い
帯域に拡散して伝送するスペクトル拡散通信によって多
元接続を行う技術である。この技術は、スペクトル拡散
多元接続(SSMA)という場合もある。このCDMA方
式においては、拡散において拡散系列符号をそのまま情
報信号に乗じる直接拡散方式が主流である。
同一の周波数を共有するため、受信端での干渉波(他局
の通信波)と希望波との強さを同一にする問題(遠近問
題)があり、この克服がCDMAシステム実現の前提に
なる。遠近問題は、異なる位置にいる多数局からの電波
を同時に受信する基地局受信で厳しくなり、このため移
動局側では各伝送路の状態に応じた送信電力制御が必須
となっている。
信レベルに基づいて行うオープンループ制御と、基地局
での受信レベル情報を基地局から移動局に制御信号とし
てフィードバックして行うクローズドループ制御があ
る。
グi(i=0,1,…)での移動局送信電力Tiは、基地
局の送信電力PBS及び基地局受信レベルのターゲット値
であるRtgを用いて、式(1)のように表される。な
お、式(1)中、Riは希望波受信電力を示す。
して通信を行うTDD(Time Division Duplex)方式
をCDMAに適用したCDMA/TDD方式では、送受
信間の伝搬路特性の相関性が高いことを利用して、オー
プンループ制御によりダイナミックかつ高精度な送信電
力制御を比較的容易に実現できることが知られている。
ープンループ制御を行う送信電力制御装置1の構成を示
すブロック図である。この装置においては、相関器出力
を用いて受信電力計算回路11において希望波の受信電
力の計算が行われる。ここで、受信系にAGC回路など
が備えられており、相関演算以前に受信信号のレベル調
整をしている構成の場合は、受信電力計算回路11にお
いては、相関器出力だけでなく上記調整値(AGCゲイ
ン)も用いて正しい受信電力を計算する。
信信号に含まれる送信電力制御用の制御信号が復調さ
れ、送信電力計算回路13に送られる。送信電力計算回
路13では、受信電力(式(1)のRi)、通信相手
(例えば基地局)の送信電力(式(1)のPBS)、及び
通信相手の希望受信レベル(式(1)のRtg)に基づい
て送信電力設定値(式(1)のTi)を求めて出力す
る。
ける送信電力Tiは、1つ前の制御周期における送信電
力Ti-1及び制御信号Uiを用いて式(2)のように表さ
れる。
制御信号によって制御される電力変化量を意味し、一般
には送信電力を上げる/下げるの命令である制御信号に
対応して、予め設定された電力変化量(以後、制御ステ
ップという)分だけ送信電力を上げる/下げる値を示
す。以後の説明においても、上記値を意味するものとす
る。
送している通信システムにおける移動局(MS)の送受
信区間、その周期(TDD周期)、その時の下り回線に
おけるMS受信パワR、受信信号に含まれる制御信号
(上り用TPC)U、及びMS送信パワTのタイミング
の1例を示す図である。
Sの送信パワT i について、オープンループ制御では、
直前の受信区間における平均受信電力Ri、並びに既知
である基地局送信電力PBS及び基地局希望受信レベルR
tgに基づいて、式(1)により求められ、クローズドル
ープ制御では、受信された制御信号Uiを用いて式
(2)により求められる。このように、上記送信電力制
御装置を移動局に用いたCDMA/TDD伝送システム
においては、全移動局の基地局受信電力が常に一定レベ
ルになるように制御されることになる。
来の送信電力制御装置においては、式(1)から明らか
なように、オープンループ制御では、受信電力Riから
送信電力Tiを求めるためには基地局送信電力PBS及び
基地局希望受信レベルRtgが既知である必要があるとい
う問題がある。また、下り回線で送信電力制御を行うこ
とが困難であるという問題もある。
いては、フェージングに追従する高精度な送信電力制御
を実現するために、基地局から移動局に伝送する制御信
号の伝送速度が高くなり、周波数利用効率が低下すると
いう問題点がある。
あり、CDMA無線システムにおける送信電力制御装置
において、上記RtgやPBSなどの通信相手側の情報を必
要とすることなくオープンループ制御の特長であるダイ
ナミックな送信電力制御を可能にでき、反対回線におい
ても同程度の制御速度を持った送信電力制御が実現でき
る送信電力制御装置及び無線通信装置を提供すること目
的とする。
に、本発明は以下の手段を講じた。請求項1記載の送信
電力制御装置に関する発明は、受信信号を復調して制御
信号を得る復調手段と、前回の受信信号から求められた
前回の希望波受信電力を記憶する第1の記憶手段と、前
回の送信電力を記憶する第2の記憶手段と、前記制御信
号、前記前回の希望波受信電力、今回の希望波受信電
力、および前記前回の送信電力に基づいて今回の送信電
力を決定する決定手段と、を有する送信電力制御装置で
あって、前記決定手段は、前記前回の送信電力、前記前
回の希望波受信電力と前記今回の希望波受信電力との
差、および前記制御信号に応じた制御量を加算した値を
今回の送信電力として決定する構成を採る。
発明は、受信信号を復調して制御信号を得る復調工程
と、前記制御信号、記憶された前回の希望波受信電力、
今回の希望波受信電力、および記憶された前回の送信電
力に基づいて今回の送信電力を決定する決定工程と、を
有する送信電力制御方法であって、前記決定工程は、前
記前回の送信電力、前記前回の希望波受信電力と前記今
回の希望波受信電力との差、および前記制御信号に応じ
た制御量を加算した値を今回の送信電力として決定する
構成を採る。
を必要とすることなくオープンループ制御の特長である
ダイナミックな送信電力制御を可能にでき、また、クロ
ーズドループ制御による補正の際においても制御信号の
累積値の記憶などを不要にすることができる。
信電力制御装置において、前記決定手段によって決定さ
れた今回の送信電力を送信電力制御ステップ幅に対応し
て量子化する量子化手段、をさらに具備する構成を採
る。
路における制御ステップを小さく設定した場合において
も、実際の通信装置における無線部の送信電力制御部の
ステップ幅を前記制御ステップよりも大きくすることが
できるため、高精度かつ小さなステップ幅を有するアッ
テネータが不要になり、無線部の構成が簡素化され実現
を容易にすることができる。
信電力制御装置において、前記決定手段は、前記前回の
希望波受信電力と前記今回の希望波受信電力との差に対
して、前記制御信号に応じた制御量を相対的に小さくす
る構成を採る。
により送信電力制御を誤った場合の補正誤りを小さく
し、またオープンループ制御によるフェージング変動の
補正制御と、クローズドループ制御によるSIR制御及び
制御誤差などの補正とに役割を分担して高精度な制御を
行うことができる。
信電力制御装置において、前記決定手段は、決定した今
回の送信電力が所定の許容値以上である場合は、前記許
容値を今回の送信電力として決定する構成を採る。
場合の影響を小さくすることができる。特に、早いフェ
ージング変動の補正の際に、オープンループ制御の制御
誤りによって、過度の電力で送信し他局へ大きな干渉を
与えることを防止することができる。
信電力制御装置において、前記決定手段は、通信相手局
における送信電力制御のために前回送信された制御信号
に応じた制御量をさらに加算した値を今回の送信電力と
して決定する構成を採る。請求項9記載の発明は、請求
項8記載の送信電力制御方法において、前記決定工程
は、通信相手局における送信電力制御のために前回送信
された制御信号に応じた制御量をさらに加算した値を今
回の送信電力として決定する構成を採る。
も同程度の制御速度を持った送信電力制御を導入するこ
とができる。
送信電力制御装置は、請求項6記載の発明のように移動
局装置に適用することができ、請求項7記載の発明のよ
うに基地局装置に適用することができる。
において、受信パワの情報は、上り下りの交信で相手方
から伝えられる必要がないことに着目し、一つ前の交信
の受信パワを記憶しておき、その情報を用いて実際の交
信の受信パワとの差から送信電力を算出することによ
り、受信基地局送信電力PBS及び基地局希望受信レベル
Rtgを用いることなく正確に送信電力を制御することが
できることを見出し、本発明をするに至った。
られる送信電力制御装置において、受信信号から希望波
受信電力を計算する手段と、受信電力を記憶する手段
と、過去の送信電力を記憶する手段と、受信信号に含ま
れる制御信号を復調する手段と、上記送信電力設定値を
決定する手段とを有し、過去の送信電力、希望波受信電
力及び制御信号を用いて、送信電力設定値を決定するこ
とである。
記手段に加えて、反対側回線において行われる送信電力
制御用に送信される制御信号を記憶する手段を有し、こ
の制御信号も用いて送信電力設定値を決定することであ
る。
測定装置において、受信信号から希望波受信電力又はS
IRを計算する手段と、目標値と比較する手段と、制御
信号を出力する手段とを有し、送信電力制御によって伝
送された受信信号から希望波の平均受信電力又はSIR
などの測定を行い、目標値との誤差を検出し、その結果
に基づいて制御信号を送出することである。
送信電力制御を行うと同時に、下り回線においてもクロ
ーズドループ送信電力制御を行う(基地局送信電力PBS
を変化させる)ことを考えると、下り回線の制御速度
(周期及び制御量)が、上り回線を補正する制御信号U
iの制御速度に対して十分に緩やかである(制御周期が
長い又は制御量が小さい)ことが必要になる。
信電力の誤差をUiにより補正する際に、PBSの高速制
御を行うと、基地局から移動局に伝送する制御信号Ui
の伝送速度が高くなり、周波数利用効率が低下するとい
う問題が生じるためである。
線のような遠近問題への対策よりも、システム内の各移
動局の通信品質を一定に保つことを目的として行われる
ことが多く、移動局での受信レベル又は受信SIR情報
に基づいて移動局から基地局に制御信号をフィードバッ
クして行うクローズドループ制御が一般的である。よっ
て、上り回線においてオープンループ送信電力制御を行
う場合には、下り回線においては上り回線と同程度の制
御速度を持った送信電力制御を導入することは困難であ
る。
おいては、移動局の制御誤差に伴って基地局受信電力が
各移動局ごとにばらついてしまうという問題点がある。
原因として、AGC回路による受信電力測定や、PA回
路による設定値に対する実際の送信電力などが、温度特
性によって誤差を持つことなどが挙げられる。また、ク
ローズドループ制御のように、移動局の送信電力をトラ
ヒック変動に応じて必要最小限の値に適応的に制御する
ことが不可能である。
プ制御を組み合わせる際に、式(3)のように周期的に
受信される制御信号Uiを用いて補正する方法を考案し
た。なお、この内容もここに含めておく。
にトラヒック変動に応じて移動局の送信電力を適応的に
制御することも可能になる。
解決すると共に、上り回線においてオープンループ送信
電力制御を行うと同時に、下り回線においてもクローズ
ドループ送信電力制御を行う際に考えられる問題をも解
決した。
図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施形態1に係る送
信電力制御装置の構成を示すブロック図である。送信電
力制御装置100は、希望波の受信電力を計算する受信
電力計算回路101と、計算された受信電力を記憶する
受信電力記憶回路102と、相関器出力を復調する復調
回路103と、記憶した受信電力と送信された制御信号
とにより送信電力を計算する送信電力計算回路104
と、計算された送信電力を記憶する送信電力記憶回路1
05とを含む。
においては、相関器出力を用いて受信電力計算回路10
1において希望波の受信電力の計算が行われ、計算され
た受信電力が受信電力記憶回路102に記憶される。な
お、受信系にAGC回路などが備えられており、相関演
算以前に受信信号のレベル調整をしている構成の場合
は、受信電力計算回路101においては、相関器出力だ
けでなく上記調整値(AGCゲイン)も用いて正しい受
信電力を計算することになる。
力され、そこで制御信号が復調される。送信電力計算回
路104では、送信電力記憶回路105に記憶された過
去の送信電力と、受信電力記憶回路101に記憶された
希望波受信電力と、制御信号とを用いて、送信電力を計
算し、送信電力設定値を出力する。
算される。式(4)は、式(3)の周期iにおける送信
電力Tiと周期i−1における送信電力Ti-1(式
(3)’)の差分(3)−(3)’より求めることがで
きる。式(4)において(Ri-1−Ri)は制御周期間に
おける受信電力変動を示し、伝搬路の状態の変化(主に
フェージング変動)を意味する。
通信システムにおける移動局(MS)の送受信区間とそ
の周期(TDD周期)と、その時の下り回線におけるM
S受信パワR、受信信号に含まれる制御信号(上り用T
PC)U及びMS送信パワTのタイミングの1例は、従
来例で示した図15と同一である。図15において、直
前のTDD周期i−1における送信電力Ti-1及び平均
受信電力Ri-1、直前の平均受信電力Ri、並びに直前に
受信された制御信号Uiに基づいて、式(4)よりTD
D周期iにおけるMSの送信電力Tiが求まる。
相手側の情報を必要とすることなくオープンループ制御
の特長であるダイナミックな送信電力制御を可能にでき
る。また、本実施の形態によれば、クローズドループ制
御による補正の際に、制御信号の累積値の記憶を不要に
することもできる。
信装置の構成を示すブロック図である。この無線通信装
置は、図1に示す送信電力制御装置に制御信号記憶回路
207を追加した送信電力制御装置200と、相関器出
力を受け、送信電力制御のために測定を行い、その結果
を制御信号記憶回路207に制御信号として送る送信電
力制御用測定回路206と、を備える。
は、相関器出力を用いて受信電力計算回路201におい
て希望波受信電力の計算が行われ、その結果が受信電力
記憶回路202に記憶される。なお、受信系にAGC回
路などが備えられ、相関演算以前に受信信号のレベル調
整をしている構成の場合は、受信電力計算回路201に
おいては、相関器出力だけでなく上記調整値(AGCゲ
イン)も用いて正しい受信電力を計算することになる。
され、そこで制御信号が復調される。ここで、反対側回
線においても、送信電力制御が行われ、かつクローズド
ループ制御が適用されている場合、相関器出力は送信電
力制御用測定回路206に入力され、受信電力やSIR
などの測定が行われ、その結果を基に制御信号が出力さ
れる。本実施の形態では、その制御信号が制御信号記憶
回路207に記憶される。送信電力計算回路204で
は、送信電力記憶回路205に記憶された過去の送信電
力と、受信電力記憶回路202に記憶された希望波受信
電力と、受信信号に含まれる制御信号及び送信信号に含
まれる制御信号とを用いて、送信電力を計算し、送信電
力設定値を出力する。
通信システムにおける移動局(MS)の送受信区間、そ
の周期(TDD周期)、その時の下り回線におけるMS
受信パワR、受信信号に含まれる制御信号(上り用TP
C)U、MSで行うSIR測定区間、その結果に基づい
て決定され送信される制御信号(下り用TPC)D、並
びにMS送信パワTのタイミングの1例を図3に示す。
同一の制御周期を持ったクローズドループ制御による送
信電力制御が適用されていることが分かる。また、送信
電力Tiの計算例を式(5)に示す。
ける送信電力Ti-1と、平均受信電力Ri-1と、下り用T
PC信号Di-1と、TDD周期iにおける直前の平均受
信電力Riと、上り用TPC信号Uiに基づいて、式
(5)よりTDD周期iにおけるMSの送信電力Tiが
求まる。式(5)は、1つ前の周期i−1において相手
側の送信電力制御装置に対して要求した制御信号Di-1
を記憶しておき、その命令によって相手側の送信電力が
変化した分を補正できるようにしたものである。なお、
上記例では、制御信号を受信してから実行されるまでの
遅延はなく、次の送信区間で直ちに実行されるものとし
ている。
回線においても同程度の制御速度を持った送信電力制御
を導入しても、高精度な送信電力制御を行うことができ
る。
信電力制御装置を備えた無線通信装置の構成を示すブロ
ック図である。図4に示す無線通信装置は、図2に示す
無線通信装置に送信電力量子化回路405を追加し、無
線部の送信電力制御ステップに対応した量子化を行った
上で送信電力設定値を決定するようにしたものである。
送信電力制御装置400の送信電力計算回路404によ
り送信電力が計算されるまでの動作は、実施の形態2と
同一の動作である。すなわち、相関器出力を用いて受信
電力計算回路401において希望波受信電力の計算が行
われ、その結果が受信電力記憶回路402に記憶され
る。なお、受信系にAGC回路などが備えられ、相関演
算以前に受信信号のレベル調整をしている構成の場合
は、受信電力計算回路401においては、相関器出力だ
けでなく上記調整値(AGCゲイン)も用いて正しい受
信電力を計算する。
され、制御信号が復調される。ここで、反対側回線にお
いても、送信電力制御が行われ、かつクローズドループ
制御が適用されている場合、相関器出力は送信電力制御
用測定回路407に入力され、受信電力やSIRなどの
測定が行われ、その結果に基づいて制御信号が出力され
る。その制御信号が制御信号記憶回路408に記憶され
る。
憶回路406に記憶された過去の送信電力と、受信電力
記憶回路402に記憶された希望波受信電力と、受信信
号に含まれる制御信号及び送信信号に含まれる制御信号
とを用いて、送信電力を計算する。上記計算結果は送信
電力量子化回路404に入力される。送信電力量子化回
路405では、無線部の送信電力制御部の制御ステップ
が入力されており、送信電力を制御ステップに量子化し
て送信電力設定値を出力する。
力計算回路において、受信電力記憶回路402に記憶さ
れた受信電力が1dBステップであり、また制御信号U
i,Di-1の制御ステップが0.25dBと極めて小さく
設定されている場合には、0.25dBのステップ幅で
無線部を制御することは極めて困難であり、高精度かつ
小さなステップ幅を有するアッテネータが必要になるた
めハードウェア構成を複雑にする。これに対して、無線
部の制御ステップを1dBとして送信電力量子化回路4
05に入力し、送信電力設定値を1dB単位に量子化し
て出力することにより、制御信号Ui,Di-1の制御ステ
ップを極めて小さく設定した送信電力制御を行いつつ、
無線部の構成を簡素化することができる。
力制御の計算回路における制御ステップを小さく設定し
た場合においても、実際の通信装置における無線部の送
信電力制御部のステップ幅を前記制御ステップよりも大
きくすることができるため、高精度かつ小さなステップ
幅を有するアッテネータが不要になり、無線部の構成が
簡素化され実現を容易にすることができる。
の希望波受信電力の変化量に対して、同一周期間の受信
信号に含まれる制御信号による制御量を相対的に小さく
することにより、高精度の制御を行うことができる。例
えば、制御周期間の希望波受信電力の変化量│RI−R
i-1│が5dB程度の場合に、制御信号による制御量を
0.25dBに設定する。
又は(5)から、フェージング変動に追従した制御はオ
ープンループ制御で行い、SIR制御又は制御誤差の補
正などの上記フェージング変動に比べて変化速度の遅い
制御をクローズドループ制御で行うようにする。すなわ
ち、フェージング変動やSIR制御又は制御誤差の補正
などの制御項目に応じた制御をそれぞれ行う。その結
果、制御信号の受信エラーにより送信電力制御を誤った
場合の影響を小さくすることができ、より高精度な制御
を行うことができる。
信電力制御装置を備えた無線通信装置の構成を示すブロ
ック図である。図5に示す無線通信装置は、図2に示す
無線通信装置の送信電力制御装置に制御周期毎の送信電
力の変化量に許容値を設け、許容値の範囲内でのみ制御
を行うとしたものである。
送信電力制御装置500の送信電力計算回路504によ
り送信電力が計算されるまでは、第2の実施形態と同一
の動作である。すなわち、相関器出力を用いて受信電力
計算回路501において希望波受信電力の計算が行わ
れ、その結果が受信電力記憶回路502に記憶される。
なお、受信系にAGC回路などが備えられ、相関演算以
前に受信信号のレベル調整をしている構成の場合は、受
信電力計算回路501への入力は、相関器出力だけでな
く上記調整値(AGCゲイン)も用いて正しい受信電力
を計算する。
され、制御信号が復調される。ここで、反対側回線にお
いても、送信電力制御が行われ、かつクローズドループ
制御が適用されている場合、相関器出力は送信電力制御
用測定回路506に入力され、受信電力やSIRなどの
測定が行われ、その結果に基づいて制御信号が出力され
る。その制御信号が制御信号記憶回路507に記憶され
る。
憶回路505に記憶された過去の送信電力と、受信電力
記憶回路502に記憶された希望波受信電力と、受信信
号に含まれる制御信号及び送信信号に含まれる制御信号
とを用いて、送信電力設定値を計算する。このとき、送
信電力計算回路504には、許容値が入力され、制御周
期単位での送信電力の変化量に許容値(制限)が与えら
れる。
と前回の周期での送信電力Ti-1との差の絶対値(=変
化量)が5dB(│Ti−Ti-1│=5dB,Ti>
Ti-1)に対して、許容値が3dBである場合には、Ti
=Ti-1+3dBとし、設定値を出力する。また、その
時の値を送信電力回路505に記憶する。
い。例えば、他局に対して大きな干渉を与える可能のあ
る送信電力を上げる方向には、厳しい制限を設定するこ
とも考えられる。
示す無線通信装置に実施の形態3において示す送信電力
量子化回路を追加したものである。図6において、送信
電力制御装置600の送信電力計算回路604により送
信電力が計算されるまでは、図5と同一の動作である。
送信電力計算回路604には、許容値が入力され、制御
周期単位での送信電力の変化量を制限した値が出力され
る。送信電力量子化回路605では、無線部の送信電力
制御部の制御ステップが入力されており、上記出力を制
御ステップに量子化して送信電力設定値を出力する。な
お、図6中、601〜603、606〜608は、それ
ぞれ受信電力計算回路、受信電力記憶回路、復調回路、
送信電力記憶回路、送信電力制御用測定回路、制御信号
記憶回路である。
力制御を誤った場合の影響を小さくすることができる。
特に、早いフェージング変動の際に、オープンループ制
御の制御誤りによって、過度の電力で送信し他局へ大き
な干渉を与えることを防止することができる。
信装置に含まれる送信電力制御用測定装置について説明
する。図7は、送信電力制御用測定装置の構成を示すブ
ロック図である。この例の送信電力制御用測定装置は、
SIR(希望波対干渉波電力比)を計算し、SIRを目標
値として比較により誤差を検出し、これに基づいて制御
制御信号を送出するものである。すなわち、相関器出力
又は復調回路出力を用いて希望波電力計算回路701に
おいて希望波受信電力の計算が周期的に行われる。ま
た,干渉波電力も同様に相関器出力又は復調回路出力を
用いて干渉波電力計算回路702において干渉波受信電
力の計算が周期的に行われる。
である必要はない。また、SIRを求める際の希望波電
力及び干渉波電力は、必ずしも相関器出力から求める必
要はなく、RAKE合成後の電力を用いて計算すること
も考えられる。上記2つの受信電力に基づいて、SIR
演算回路703で求められたSIRは比較回路704に
おいてSIR目標値と比較される。そして,求めた制御
誤差をもとに制御信号判定回路705において制御信号
が決定され出力される。
置において、回線品質の目標値との誤差を検出し、その
結果に基づいて受信電力やSIRなどの目標値を変更す
る補正回路を追加した場合の補正回路の構成を示すブロ
ック図である。図8において、復号データ(図9におけ
る復号データと一致)を入力として、誤り検出回路80
1で誤り検出が行われ、誤り検出ビットが出力される。
回線品質測定回路802で測定されたフレーム誤り率な
どの回線品質に基づいて、比較回路803において所要
回線品質と比較され、SIR目標値判定回路804にお
いて現在設定されているSIR目標値が適当かどうか判
定され、また更新する際の新たな目標値が計算され出力
される。
力制御用測定装置を備えることにより、伝送システムの
使用環境の変化によって、当初設定されていた受信電力
又はSIRなどの目標値では、システムで維持したい通
信品質よりも劣り、又は過剰品質になってしまう場合に
おいても、適応的に上記目標値を変更できるため、常に
安定した回線品質を提供することができる。
線通信装置及び実施の形態1で説明した送信電力制御装
置は、無線通信システムにおける移動局装置及び基地局
装置のいずれにも適用することができる。
の形態1の送信電力制御装置を備えた無線通信装置と、
実施の形態4の送信電力制御用測定装置を備えた無線通
信装置とを有するCDMA無線通信システムについて説
明する。
す送信電力制御用測定装置を有する無線通信装置(基地
局)の構成を示すブロック図である。この無線通信装置
は、信号の送受信を行うアンテナ901と、送受信を切
替えるスイッチ(SW)又はデュプレクサ902と、相
関演算以前に受信信号のレベル調整を行うAGC回路9
03と、受信信号の相関演算を行う相関回路904と、
受信信号を復調する復調回路905と、相関出力、AG
Cゲイン及びSIR目標値から受信レベルを測定し制御
信号を生成する測定装置906と、データのフレーム構
成を行うMUX907と、送信データに対して拡散処理
を行う908と、送信信号を増幅するPA回路909と
を備える。
置を備えた無線通信装置(移動局)の構成を示すブロッ
ク図である。この無線通信装置は、信号の送受信を行う
アンテナ1001と、送受信を切替えるスイッチ(S
W)1002と、相関演算以前に受信信号のレベル調整
を行うAGC回路1003と、受信信号の相関演算を行
う相関回路1004と、受信信号を復調する復調回路1
005と、相関出力、AGCゲイン及び送信された制御
信号から送信電力制御を行い、その制御信号を生成する
送信電力制御装置1006と、送信データに対して拡散
処理を行う1007と、送信信号を増幅するPA回路1
008とを備える。
て、基地局側では、アンテナ901からの受信信号はス
イッチ又はデュプレクサ902を通ってAGC回路90
3に入り、受信信号が一定レベルになるようにレベル調
整され、相関回路904に出力される。AGC回路90
3で調整された利得はAGCゲインとして出力される。
算して得られた相関出力は、復調回路905において検
波や誤り訂正などの復調処理が行われた後、復号データ
としてが出力される。送信電力制御用測定装置906で
は、相関出力とAGCゲインからSIRを計算し、目標
値を用いて上記図7で示す処理により求めた制御信号を
出力する。制御信号は、送信データとともにMUX回路
907においてフレーム組立処理され、その後拡散回路
908で拡散符号により拡散処理され、PA回路909
を通ってアンテナ901から送信される。
らの受信信号はスイッチ1002を通ってAGC回路1
003に入り、受信信号が一定レベルになるようにレベ
ル調整されて相関回路1004に出力される。AGC回
路1003で調整された利得はAGCゲインとして出力
される。
演算して得られた相関出力は、復調回路1005におい
て検波や誤り訂正などの復調処理が行われ、その後復号
データとして出力される。また、このとき制御信号が出
力される。
AGCゲインを用いて、受信電力を計算した上で、実施
の形態1における処理により求めた送信電力設定値をP
A回路に出力する。送信データは、拡散回路1007で
拡散符号により拡散され、PA回路1008により設定
された電力でアンテナ1001から送信される。
態3及び4で説明した送信電力制御ステップによる量子
化を行うようにしたり、許容値による変化幅の制限を設
けても良い。すなわち、図11に示すように、送信電力
制御装置に送信電力制御ステップや許容値を入力するよ
うに構成しても良い。図11において、送信電力制御装
置1106の動作は実施の形態3及び4における動作と
同一であり、また、その他の構成、アンテナ1101、
スイッチ1102、AGC回路1103、相関回路11
04、復調回路1105、拡散回路1107、及びPA
回路1108の動作は上記図10に示す無線通信装置に
おける動作と全て同一である。
A無線通信システムにおいて、一方の無線通信装置(移
動局)は周期的に受信される制御信号及び希望波受信電
力を用いて、他方の通信装置(基地局)の情報を必要と
することなくオープンループ制御の特長であるダイナミ
ックな送信電力制御を可能にできる。また、このシステ
ムにおいては、クローズドループ制御による補正におい
ても、制御信号の累積値の記憶などを不要にすることが
できる。
信号に含まれる制御信号を用いて送信電力設定値を決定
する送信電力制御装置及び図7に示す送信電力制御用測
定装置を有する無線通信装置と、図6に示す送信電力制
御装置及び図7に示す送信電力制御用測定装置を備えた
無線通信装置とを有するCDMA無線通信システムにつ
いて説明する。
装置を有する無線通信装置(基地局)の構成を示すブロ
ック図である。この無線通信装置は、信号の送受信を行
うアンテナ1201と、送受信を切替えるスイッチ(S
W)又はデュプレクサ1202と、相関演算以前に受信
信号のレベル調整を行うAGC回路1203と、受信信
号の相関演算を行う相関回路1204と、受信信号を復
調する復調回路1205と、送信データからの制御信号
により送信電力を制御し、送信電力設定値を出力する送
信電力制御装置1206と、相関出力、AGCゲイン及
びSIR目標値から受信レベルを測定し制御信号を生成
する測定装置1207と、データのフレーム構成を行う
MUX1208と、送信データに対して拡散処理を行う
1209と、送信電力制御装置1206からの送信電力
設定値に基づいて送信信号を増幅するPA回路1210
とを備える。
び図7に示す送信電力制御用測定装置を備えた無線通信
装置(移動局)の構成を示すブロック図である。この無
線通信装置は、信号の送受信を行うアンテナ1301
と、送受信を切替えるスイッチ(SW)1302と、相
関演算以前に受信信号のレベル調整を行うAGC回路1
303と、受信信号の相関演算を行う相関回路1304
と、受信信号を復調する復調回路1305と、相関出
力、AGCゲイン及び送信された制御信号から送信電力
制御を行い、その制御信号を生成する送信電力制御装置
1306と、相関出力、AGCゲイン及びSIR目標値
により受信レベルを測定する測定装置1307と、デー
タのフレーム構成を行うMUX1308と、送信データ
に対して拡散処理を行う1309と、送信電力制御装置
1306からの送信電力設定値に基づいて送信信号を増
幅するPA回路1310とを備える。
て、基地局側では、アンテナ1201からの受信信号は
スイッチ1202を通ってAGC回路1203に入り、
受信信号が一定レベルになるようにレベル調整され、相
関回路1204に出力される。AGC回路1203で調
整された利得はAGCゲインとして出力される。相関回
路1204において拡散符号で相関演算した相関出力
は、復調回路1205において検波や誤り訂正などの復
調処理が行われ、その後復号データとして出力される。
また、このとき制御信号が出力される。
用いて式(2)で示すクローズドループ制御により送信
電力設定値が計算され、その結果がPA回路1210に
出力される。一方、送信電力制御用測定装置1207で
は、相関出力及びAGCゲインからSIRを計算し、S
IR目標値を用いて、上記図7で示す処理により求めた
制御信号を出力する。
X回路1208でフレーム組立処理が行われた後に、拡
散回路1209において拡散符号により拡散され、PA
回路1210において設定された電力に増幅され、アン
テナ1201から送信される。
らの受信信号はスイッチ1302を通ってAGC回路1
303に入り、受信信号が一定レベルになるようにレベ
ル調整され、相関回路1304に出力される。AGC回
路1303で調整された利得はAGCゲインとして出力
される。相関回路1304において拡散符号で相関演算
した相関出力は、復調回路1305において検波や誤り
訂正などの復調処理が行われ、その後復号データが出力
される。また、このとき制御信号が出力される。
びAGCゲインを用いて受信電力を計算する。一方、送
信電力制御用測定装置1307では、相関出力及びAG
CゲインからSIRを計算し、目標値を用いて、上記図
7に示す処理により求めた制御信号を出力する。
電力、送信電力制御ステップ、許容値、並びに2つの制
御信号などを用いて図6に示す処理により送信電力設定
値を求め、PA回路1310に出力する。送信データ
は、制御信号とともにMUX回路1308でフレーム組
立処理が行われた後に、拡散回路1309において拡散
符号により拡散され、PA回路1310により設定され
た電力でアンテナ1301から送信される。
通信装置は、他方の通信装置の送信電力や希望受信レベ
ルなどの情報を必要とすることなくオープンループ制御
の特長であるダイナミックな送信電力制御を可能にで
き、また、クローズドループ制御による補正の際におい
ても制御信号の累積値の記憶を不要にすることができ
る。更に、他方の通信装置においても、一方の通信装置
と同程度の制御速度を持った送信電力制御を可能にする
ことができる。
動局装置及び基地局装置に適用した場合について説明し
ているが、本発明においては、上記実施の形態の構成を
適宜選択して移動局装置又は基地局装置に適用しても良
い。
及び無線通信装置は、通信相手側の送信電力や希望受信
レベルなどの情報を必要とすることなくオープンループ
制御の特長であるダイナミックな送信電力制御を可能に
できる。また、クローズドループ制御を組み合わせて補
正する際においても、制御信号の累積値の記憶を不要に
することができる。更に、反対回線においても同程度の
制御速度を持った送信電力制御が実現できる。
の構成を示すブロック図
成を示すブロック図
SIR測定などの一例を示すタイミング図
成を示すブロック図
成を示すブロック図
他の例を示すブロック図
れる送信電力制御用測定装置の構成を示すブロック図
測定装置の補正回路の構成を示すブロック図
に使用する無線通信装置の構成を示すブロック図
使用する無線通信装置の構成を示すブロック図
使用する無線通信装置の他の例の構成を示すブロック図
ムに使用する無線通信装置の構成を示すブロック図
使用する無線通信装置の構成を示すブロック図
ク図
一例を示すタイミング図
Claims (9)
- 【請求項1】 受信信号を復調して制御信号を得る復調
手段と、前回の受信信号から求められた前回の希望波受
信電力を記憶する第1の記憶手段と、前回の送信電力を
記憶する第2の記憶手段と、前記制御信号、前記前回の
希望波受信電力、今回の希望波受信電力、および前記前
回の送信電力に基づいて今回の送信電力を決定する決定
手段と、を有する送信電力制御装置であって、 前記決定手段は、前記前回の送信電力、前記前回の希望
波受信電力と前記今回の希望波受信電力との差、および
前記制御信号に応じた制御量を加算した値を今回の送信
電力として決定することを特徴とする送信電力制御装
置。 - 【請求項2】 前記決定手段によって決定された今回の
送信電力を送信電力制御ステップ幅に対応して量子化す
る量子化手段、をさらに具備することを特徴とする請求
項1記載の送信電力制御装置。 - 【請求項3】 前記決定手段は、前記前回の希望波受信
電力と前記今回の希望波受信電力との差に対して、前記
制御信号に応じた制御量を相対的に小さくすることを特
徴とする請求項1記載の送信電力制御装置。 - 【請求項4】 前記決定手段は、決定した今回の送信電
力が所定の許容値以上である場合は、前記許容値を今回
の送信電力として決定することを特徴とする請求項1記
載の送信電力制御装置。 - 【請求項5】 前記決定手段は、通信相手局における送
信電力制御のために前回送信された制御信号に応じた制
御量をさらに加算した値を今回の送信電力として決定す
ることを特徴とする請求項1記載の送信電力制御装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の送信電力制御装置を備えたことを特徴とする移動局装
置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の送信電力制御装置を備えたことを特徴とする基地局装
置。 - 【請求項8】 受信信号を復調して制御信号を得る復調
工程と、前記制御信号、記憶された前回の希望波受信電
力、今回の希望波受信電力、および記憶された前回の送
信電力に基づいて今回の送信電力を決定する決定工程
と、を有する送信電力制御方法であって、 前記決定工程は、前記前回の送信電力、前記前回の希望
波受信電力と前記今回の希望波受信電力との差、および
前記制御信号に応じた制御量を加算した値を今回の送信
電力として決定することを特徴とする送信電力制御方
法。 - 【請求項9】 前記決定工程は、通信相手局における送
信電力制御のために前回送信された制御信号に応じた制
御量をさらに加算した値を今回の送信電力として決定す
ることを特徴とする請求項8記載の送信電力制御方法。
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