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JP3399658B2 - 砥粒電着方法 - Google Patents
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JP3399658B2 - 砥粒電着方法 - Google Patents

砥粒電着方法

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JP3399658B2
JP3399658B2 JP23345694A JP23345694A JP3399658B2 JP 3399658 B2 JP3399658 B2 JP 3399658B2 JP 23345694 A JP23345694 A JP 23345694A JP 23345694 A JP23345694 A JP 23345694A JP 3399658 B2 JP3399658 B2 JP 3399658B2
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隆 金子
修 北原
雅一 岡安
睦実 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、金属製の砥石母材に砥
粒を電着させる砥粒電着方法に関する。 【0002】 【従来の技術】砥石母材に砥粒を電着保持させるには、
砥石母材の表面を活性化し更に下地メッキを施した後
に、下地メッキ表面に砥粒を多層に盛り、仮付けメッキ
を施す。すると、下地メッキに接している最下層の1層
の砥粒のみが仮付けメッキにより砥石母材に仮保持され
る。次に、仮保持されなかった砥粒を除去し砥粒の集中
度を調整した後、更に本付けメッキを施し仮保持されて
いる砥粒を完全に電着保持させている。 【0003】ところで、仮付けメッキにより仮保持され
なかった砥粒は、手作業により作業者がブラシ等を用い
て払い落としたり、実公昭56−14043号公報に記
載のように水を吹き付けて除去していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、仮
付けメッキ後の砥粒の集中度の調整作業を手作業により
行なうと、砥粒に対するブラシ等の押付力を一定にする
のが難しく、仮保持されていない砥粒が十分に除去され
ずに砥粒の集中度が密になったり、逆に仮保持されてい
る砥粒も除去されてしまい砥粒の集中度が粗になるとい
う不具合が生じる。尚、水を吹き付け仮付けされていな
い砥粒を除去する場合には砥粒に対する水の吹付力が一
定せず、同様の不具合が生じる。 【0005】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、
石母材に対して砥粒を集中度を均一にして電着させるこ
とのできる砥粒電着方法を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、断面山形のリング状研削部を有する砥石
母材に砥粒を電着させる砥粒電着方法であって、砥石母
材を保持したセット治具をメッキ槽内に沈下させて砥石
母材の研削部に下地メッキを施す工程と、研削部に全周
に亙って対向する網状の囲壁をセットしてその囲壁内に
砥粒を充填し、この状態で再びメッキ槽内にセット治具
を沈下させ研削部面に仮付けメッキを施す工程と、セッ
ト治具を支持する回転自在な支持部材に砥石母材を保持
した状態のセット治具を位置決めし、支持部材の回転に
よって砥石母材を回転させると共に、ブラシ保持手段に
よって砥石母材の研削部に所定圧力で押接されるように
固定ブラシを保持して砥石母材の表面に残る砥粒の集中
度を調整する工程と、セット治具を支持部材から取り外
し、再びメッキ槽内に沈下させて本付けメッキを施し、
研削部に仮保持されている砥粒を電着保持させる工程と
を備えることを特徴とすることを特徴とする。 【0007】 【作用】支持部材を回転させるとこれに支持される砥石
母材も回転し、砥石母材の表面がブラシで掃かれる。こ
こで、ブラシの押接力はブラシ保持手段により所定値に
保たれるから、押接力が弱すぎて仮保持されていない砥
粒が残ったり、押接力が強すぎて仮保持されている砥粒
までが除去されるといった不具合は生じず、砥石の集中
度を正確に安定して調整できる。 【0008】 【実施例】図1を参照して、1は断面山形のリング状研
削部を有する曲歯かさ歯車の歯研用の電着砥石の砥粒の
集中度を調整する装置であり、四方を側壁板11により
囲まれ上方に開口する箱状の内部に、電着砥石の砥石母
材3を支持する支持部材である回転台4が設けられてい
る。また、砥石母材3の山形研削部の外側の研削面3a
と内側の研削面3bとに対応する1対のブラシ61を保
持するブラシ保持手段5が設けられている。該ブラシ保
持手段5は、側壁板11の外側に立設されたシリンダ5
0と、該シリンダ50に設けられシリンダ50のロッド
を揺動させる揺動機構51と、シリンダ50のロッドの
先端に取り付けられたブラシホルダ6とから構成され
る。 【0009】ところで、砥石母材3はセット治具2に保
持された状態で回転台4に支持される。セット治具2は
図2に示すごとく、椀状のカップ21の開口縁で砥石母
材3の外周に周設されたリブ32をOリング2aを介し
て保持し、更に砥石母材3の上面をOリング2bを介し
て蓋体22で押さえている。そして、中間部外周面にフ
ランジ24と先端にねじ部25とを有する吊下用ロッド
23を、蓋体22の上方から挿入し、先端のねじ部25
をカップ21の底部中心に螺合させてフランジ24で蓋
体22を押さえ両Oリング2a・2bを圧縮させる。こ
のようにして、カップ21及び蓋体22の内部にメッキ
液が侵入しないようにシールしている。 【0010】このようにセット治具2に砥石母材3を保
持させた状態で研削面3a・3bに砥粒を電着させる工
程について図4を参照して説明する。まず、セット治具
2を図外のメッキ槽内に沈下させ、両研削面3a・3b
に下地メッキP1を施す。その後、メッキ槽からセット
治具2を取り出し、両研削面3a・3bの各々に全周に
亙って対向する網状の囲壁FO・FIを図2に示すよう
にセットし、両囲壁FO・FIに挟まれる環状の隙間内
に砥粒を充填し、両研削面3a・3bに砥粒が均等に接
するようにする。そして、この状態で再びメッキ槽内に
セット治具2を沈下させ研削面3a・3bに仮付けメッ
キP2を施す。その後セット治具2をメッキ槽内から取
り出し囲壁FO・FIを取りはずして全く仮付けされな
かった砥粒を取り除く。この状態では図4の(a)に示
すように仮着けメッキP1により電着保持された砥粒G
aと、該砥粒Ga間に引っ掛かっている砥粒Gbと、こ
れら砥粒Ga・Gbの上部に付着している砥粒Gcとが
研削面3a・3b上に被着されている。ここで、砥粒G
aは脱落しないように砥粒Gb・Gcを除去する必要が
あるが、手作業により砥粒Gb・Gcの除去を行なうと
特に砥粒Gbが除去されずに残ったり、あるいは逆に砥
粒Gaまでも除去される場合が生じる。そこで、このよ
うな弊害が生じないようにセット治具2を上記回転台4
上にセットするが、該回転台4には図3に示すように複
数の座41が設けられており、セット治具2のカップ2
1の底部が座4に載置されセット治具2の上下方向の位
置決めがされる。また、回転台4には等間隔を存して3
か所に爪片42が立設されており、カップ21の外周面
に接してセット治具2の中心軸線と回転台4の中心軸線
とを一致させる。また、回転台4の下方には装置1の底
板12を貫通する回転軸43が取り付けられており、該
回転軸43には図外のモータがベルト44を介して連結
され回転台4を回転させるように構成されている。従っ
てモータにより回転台4が回転されると回転台4上に載
置されているセット治具2と共に砥石母材3が回動す
る。 【0011】一方、ブラシホルダ6はこれに取り付けら
れた1対のブラシ61間に砥石母材3の山形研削部が入
り込むような位置に揺動機構51により揺動されシリン
ダ50により山形研削部に押接される。これによれば山
形研削部の外側と内側との各研削面3a・3bの傾斜に
より各研削面3a・3bに各ブラシ61がシリンダ50
の押圧力で定められる所定圧力で押接される。そして砥
石母材3の回転により各ブラシ61は研削面3a・3b
の全周に亙って接触して仮保持されずあるいは引っ掛か
っている砥粒Gb・Gcを完全に除去する。この場合、
砥石母材3は一定の回転速度で回転され、各ブラシ61
の押接力が所定値に保持されることとあいまって研削面
3a・3bの全周に亙って一定の条件で砥粒Gb・Gc
が除去され図4の(b)に示す状態になり、かつ砥粒G
aの集中度が一定し粗密が生じない。そしてこのように
して砥石母材3を所定回数回動させ仮保持されていない
砥粒Gb・Gcを十分に除去すると、シリンダ50を作
動させブラシホルダ6を上昇させ、更に揺動機構51に
よりブラシホルダ6をセット治具2の上方空間から退避
させる。その後、セット治具2を吊り上げて装置1の外
に取り出し、再びメッキ槽内に戻して本付けメッキP3
を施し、研削面3a・3bに仮保持されている砥粒Ga
を強固に電着保持させ図4の(c)に示す状態にした
後、最後に水洗い等の所定の後処理を行なって電着砥石
を完成させる。 【0012】ところで、上記実施例では研削面を2面有
する砥石母材に対して砥粒の集中度を調整する場合につ
いて説明したが、砥石母材の外周面に1面の研削面を有
する平研用の電着砥石やその他の形状の電着砥石に対し
ても適用することができ、この場合には揺動機構の作用
によりブラシを研削面に押接するようにすればよい。 【0013】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、砥粒の集中度が一定になるように調整するこ
とができ電着砥石の品質を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例の構成を示す斜視図 【図2】 セット治具の構成を示す断面図 【図3】 回転台の構成を示す正面図 【図4】 研削面の砥粒の電着状態を示す図 【符号の説明】 1 装置 2 セット治具 3 砥石母材 4 回転台 5 シリンダ 6 ブラシホルダ 3a 研削面 3b 研削面 61 ブラシ
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 睦実 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−245760(JP,A) 特開 昭62−87145(JP,A) 特開 昭61−25775(JP,A) 特開 昭56−163879(JP,A) 実開 平1−97861(JP,U) 実公 昭56−14043(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24D 3/06 B24D 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 断面山形のリング状研削部を有する砥石
    母材に砥粒を電着させる砥粒電着方法であって、砥石母
    材を保持したセット治具をメッキ槽内に沈下させて砥石
    母材の研削部に下地メッキを施す工程と、研削部に全周
    に亙って対向する網状の囲壁をセットしてその囲壁内に
    砥粒を充填し、この状態で再びメッキ槽内にセット治具
    を沈下させ研削部面に仮付けメッキを施す工程と、セッ
    ト治具を支持する回転自在な支持部材に砥石母材を保持
    した状態のセット治具を位置決めし、支持部材の回転に
    よって砥石母材を回転させると共に、ブラシ保持手段に
    よって砥石母材の研削部に所定圧力で押接されるように
    固定ブラシを保持して砥石母材の表面に残る砥粒の集中
    度を調整する工程と、セット治具を支持部材から取り外
    し、再びメッキ槽内に沈下させて本付けメッキを施し、
    研削部に仮保持されている砥粒を電着保持させる工程と
    を備えることを特徴とする砥粒電着方法。
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