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JP3400799B2 - 広角域を拡張したズームレンズ - Google Patents
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JP3400799B2 - 広角域を拡張したズームレンズ - Google Patents

広角域を拡張したズームレンズ

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JP3400799B2
JP3400799B2 JP2002138501A JP2002138501A JP3400799B2 JP 3400799 B2 JP3400799 B2 JP 3400799B2 JP 2002138501 A JP2002138501 A JP 2002138501A JP 2002138501 A JP2002138501 A JP 2002138501A JP 3400799 B2 JP3400799 B2 JP 3400799B2
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angle
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3群又は4群の広角系ズ
ームレンズに関し、特に、広角域を拡張したズームレン
ズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高変倍率を有するズームレンズを
装備した全自動カメラが、ニューコンセプトカメラとし
て製品化が加速している。一方では、これまでの製品化
の流れが高変倍率化であれば、これに呼応して、一つの
方向として広角化に進むのは、自然な開発プロセスであ
ると考えられる。広角系ズームレンズにおいては、これ
まで広角端の画角が準広角の63°程度か、低変倍率で
あれば画角が73°程度までの広角のものの提案が行わ
れており、特開平2−284109号等に開示されてい
る。一方で、ズームレンズをさらに広角化したいと言う
要望がある。
【0003】この種の要求に対する実現の方法として
は、以下の方法があった。すなわち、広角化アタッチメ
ント光学系を主レンズ系に装着する方法であり、(1)
主レンズ系の後方に接続する、いわゆるリアコンバージ
ョン方式、(2)主レンズ系の前方に装着するフロント
コンバージョン方式、である。
【0004】しかしながら、これらは両者共に主レンズ
系にレンズ系を新たに付加する方法であり、全長の拡大
や重量の増加を伴うばかりでなく、携帯性、操作性も必
ずしも良いとは言えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況の下になされたものであり、その目的は、主レンズ系
にアタッチメントレンズ系を付加することなく、その広
角端の焦点距離よりもさらに広角の焦点距離域を得る方
法を提案することである。
【0006】本発明において対象とする基本光学系は、
物体側より、正屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2
レンズ群及び負屈折力の第3レンズ群からなる3群ズー
ムレンズを想定する。
【0007】また、与えられた光学仕様の焦点域で光学
系の性能を高めることを先ず考え、こうして構築された
光学系の付加機能として、さらに超広角域と言うべき焦
点位置を提供することで、コンパクト化と光学性能の維
持を優先することとする。
【0008】さらに、また、拡張された広角端(焦点距
離:fWS)から広角端(焦点距離:fW )までの焦点域
の光学特性は、連続している必要性は必ずしもない。な
ぜならば、最初から広角端を超広角まで連続的に設計す
ることは、極めて困難であるからであり、大型化が避け
られないからである。言い換えれば、始めにレンズ全長
等を含めてコンパクトな光学系を設計し、この状態から
超広角域を含む切り換え機能を持たせることである。す
なわち、超広角域への切り換えは、補助手段として構成
された付加機能であると言うことができる。
【0009】ところで、実際の撮影シーンにおいて、広
角域における焦点距離の僅かの短縮であっても、画角に
与える影響は大きく、結果として大きな効果が得られる
と言うことができる。しかし、収差補正面から言えば、
このような焦点距離の短縮は困難な方向であることも良
く知られており、その解決方法を検討し、その結果を提
案する。
【0010】さらに、広角端から望遠端までの焦点範囲
におけるフォーカシング方法によって、拡張された広角
端で同様にフォーカシングが行えない場合がある。それ
ゆえに、この場合のフォーカシング方法を同時に提案す
る。
【0011】さらに、また、本発明は、物体側より、正
屈折力の第1レンズ群と第2レンズ群と正屈折力の第3
レンズ群及び負屈折力の第4レンズ群からなる4群ズー
ムレンズも同様に対象とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の広角域を拡張したズームレンズは、物体側より順
に、正屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、正屈折力
の第3レンズ群、及び、負屈折力の第4レンズ群の4つ
のレンズ群で構成され、第1レンズ群と第2レンズ群の
間隔、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔、及び、第3
レンズ群と第4レンズ群の間隔を変えることによって変
倍作用を行わせるズームレンズにおいて、広角端から独
立した拡張された広角域を得るために、以下の条件式を
満足し、かつ、広角端から望遠端においては、第2レン
ズ群と第3レンズ群が移動するフォーカシング方法をと
り、拡張された広角域においては、第1レンズ群と第2
レンズ群と第3レンズ群が共に移動若しくは第4レンズ
群が移動するフォーカシング方法をとるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0013】D1W>D1WS 4W>D4WS ただし、D1W は、広角端の第1レンズ群と第2レンズ
群の実間隔、D1WS は、拡張された広角端の第1レンズ
群と第2レンズ群の実間隔、D4W は、広角端のレンズ
全系のバックフォーカス、D4WS は、拡張された広角端
のレンズ全系のバックフォーカス、である。
【0014】
【作用】以下、上記本発明の広角域を拡張したズームレ
ンズについて、その条件と作用について説明する。
【0015】本発明は、主レンズ系の広角端から拡張さ
れた広角域への焦点域変換方法に関するものである。こ
こでは、焦点距離を変換して得られる広角域を以後「超
広角域」と呼ぶことにする。
【0016】広角化するためには、軸外光束のレンズ系
の通過経路が大きく変化するため、光学性能劣化や光束
のケラレと言った諸問題が発生することが一般に知られ
ている。そこで、主ズームレンズ系の周辺光束が広角端
と比べて大きく変化しないで焦点距離を変換し得るレン
ズ群の配置を決定することができれば、本発明の主旨は
ほぼ満たされることになる。
【0017】こうした点から、超広角域を実現するため
には、以下の問題点の解決が必要となった。 (i)第1レンズ面から入射瞳までの距離(以下、入射
瞳距離と呼ぶ。)が以下の条件を満たす。
【0018】 EPW −EPWS>0 ・・・・・(1) ただし、EPW は、広角端での入射瞳距離、EPWSは、
超広角端での入射瞳距離、である。 (ii)レンズ系全長が以下の条件を満たす(図1)。
【0019】 LW −LWS>0 ・・・・・(2) ただし、LW は、広角端でのレンズ系全長、LWSは、超
広角端でのレンズ系全長、である。 (iii) 広角端から超広角端への変倍を主として担うレン
ズ群の近軸横倍率が減倍する。 (iv)収差変動が少なく性能劣化ができるだけ少ない。
【0020】以上に対して、(i)は入射瞳距離を短縮
する。(ii)については、後部レンズ群における通過光
束のケラレを抑止する。(iii) に対しては、変倍率負担
をするレンズ群の移動と倍率との関係を見極める。(i
v)については、焦点域を変換する際の収差変動をでき
るだけ補償できるように配慮し得るかどうかに依存す
る。
【0021】本発明では、(i)、(ii)については、
以下のようにして目的を達成し得る。
【0022】3群ズームレンズについては、物体側より
順に、正屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ
群、及び、負屈折力の第3レンズ群の3つのレンズ群で
構成され、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、及び、
第2レンズ群と第3レンズ群の間隔を変えることによっ
て変倍作用を行わせるズームレンズにおいて、広角端か
ら独立した拡張された広角域を得るために、以下の条件
式を満足するようにする。
【0023】 D1W>D1WS ・・・・・・(3) D3W>D3WS ・・・・・・(4) ただし、D1W は、広角端の第1レンズ群と第2レンズ
群の実間隔、D1WS は、拡張された広角端の第1レンズ
群と第2レンズ群の実間隔、D3W は、広角端のレンズ
全系のバックフォーカス、D3WS は、拡張された広角端
のレンズ全系のバックフォーカス、である。
【0024】一方、4群ズームレンズに対しては、物体
側より順に、正屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、
正屈折力の第3レンズ群、及び、負屈折力の第4レンズ
群の4つのレンズ群で構成され、第1レンズ群と第2レ
ンズ群の間隔、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔、及
び、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔を変えることに
よって変倍作用を行わせるズームレンズにおいて、広角
端から独立した拡張された広角域を得るために、以下の
条件式を満足するようにする。
【0025】 D1W>D1WS ・・・・・・(5) D4W>D4WS ・・・・・・(6) ただし、D1W は、広角端の第1レンズ群と第2レンズ
群の実間隔、D1WS は、拡張された広角端の第1レンズ
群と第2レンズ群の実間隔、D4W は、広角端のレンズ
全系のバックフォーカス、D4WS は、拡張された広角端
のレンズ全系のバックフォーカス、である。
【0026】ここで、各条件式について見てみると、
(3)式及び(5)式はほぼ同様の関係であり、入射瞳
距離の条件(i)を規定する。この時に、各レンズ群内
のレンズ構成は同一であると言う制限条件があるので、
この条件式内であれば、焦点距離変換をする際に、第1
レンズ群と第2レンズ群の間隔を小さくすることにな
り、入射瞳距離が短縮される。したがって、これら条件
式から外れると、焦点距離変換の際に入射瞳距離が大き
くなり、光線のケラレや周辺光量低下に結びつき、性能
を犠牲にして光量を増すためにレンズ外径を増すと、コ
ンパクト化に反することになり、望ましくない。
【0027】(4)式及び(6)式も、ほぼ同様の内容
を意味する。すなわち、バックフォーカスを短縮する方
向を意味し、同時に射出瞳位置から結像面までの距離
(以下、射出瞳距離と呼ぶ。)が短縮されることにな
り、後部レンズ群の外径を大きくすることなく周辺光量
を得ることが可能になる。これは、次に示す結像関係か
らも明らかである。また、(3)式及び(5)式は、
(iv)についての条件を同時に満足することが実現性か
ら重要である。
【0028】すなわち、第3レンズ群の倍率について
は、以下の関係式より、条件式(3)、(5)が導出さ
れる。
【0029】 β3W=1−D3Wφ3 (ただし、φ3 <0、D3W>0) ・・・(7) より、 D3W>D3WS が明らかとなる。ただし、ここで、β3Wは広角端の第3
レンズ群の近軸横倍率、φ3 は第3レンズ群の屈折力で
ある。4群ズームレンズについても、同様に(5)式が
導出される。
【0030】ここで、本発明が対象とする図1に示すよ
うなパワー配置と移動軌跡を有し、物体側より、正、
正、負の屈折力を持つ3群ズームレンズでは、負屈折力
の第3レンズ群が主として変倍作用を担っており、第1
レンズ群と第2レンズ群が結像系を構成していると見る
ことができる。このことは、後記する実施例1、2につ
いて、第2レンズ群、第3レンズ群の広角端及び望遠端
の近軸横倍率を見れば明確である。次の表において、β
2W、β3Wは、広角端の第2レンズ群、第3レンズ群の近
軸横倍率、β2T、β3Tは、望遠端の第2レンズ群、第3
レンズ群の近軸横倍率である。
【0031】 上記の(iii) については、変倍時の各ズームレンズ群の
移動は近軸的に決定され、このズームレンズは全体とし
て望遠タイプに近いパワー配置を持っているため、広角
化にはバックフォーカスの不足によるレンズ外径の増
大、フレアーの増加等が起こり、超広角化をするには、
主レンズ系の広角端で確保することができるレンズ群間
隔を利用して、さらに広角なレンズ配置の解を広角端の
値の近傍から選択するのが望ましい。
【0032】ここで、第3レンズ群を像面側に移動させ
ることで、基準の広角端より低倍率とすることができ、
かつ、上記のレンズ群間による収差補償効果を利用し
て、拡張された広角域を得ることができなければならな
い。ここに、倍率関係は、以下の関係式で表し得る。た
だし、括弧内の関係式は4群ズームレンズの場合であ
る。
【0033】 f1 β2WS β3WS <f1 β2Wβ3W ・・・・・・(8) (又は、f1 β2WS β3WS β4WS <f1 β2Wβ3Wβ4W) つまり、以下の倍率条件が満たされねばならない。
【0034】 β2WS β3WS <β2Wβ3W ・・・・・・(9) (又は、β2WS β3WS β4WS <β2Wβ3Wβ4W) ここで、f1 は、第1レンズ群の焦点距離、β2W
は、広角端の第2レンズ群が担う近軸横倍率、β3W
は、広角端の第3レンズ群が担う近軸横倍率、β
2WS は、超広角端の第2レンズ群が担う近軸横倍率、β
3WS は、超広角端の第3レンズ群が担う近軸横倍率、β
4W は、4群ズームレンズの広角端での負の第4レンズ
群が担う近軸横倍率、β4WS は、4群ズームレンズの超
広角端での負の第4レンズ群が担う近軸横倍率、であ
る。
【0035】さて、上記の条件式とここで対象とするズ
ームレンズの基本的な性質とを考慮するときに、最も像
面側の負レンズ群が変倍に大きく寄与することは明らか
である。後記する実施例3ないし5について、第2レン
ズ群ないし第4レンズ群の広角端及び超広角端の近軸横
倍率を見れば、このことは明らかである。
【0036】 また、このレンズ群は、基本的に、広角端では以下の近
軸横倍率を持つ。すなわち、 β3W>1(又は、β4W>1:4群ズームレンズの場合) ・・(10) β3W>β3WS (又は、β4W>β4WS :4群ズームレンズの場合) ・・(11) ここで、β2WS (又は、β2WS β3WS )は(9)、(1
0)、(11)式を満たすように決定される。
【0037】したがって、広角端でのこの負レンズ群が
持っている倍率がほぼ等倍に近いと、さらに広角化する
ことはできないことになる。広角側から望遠側に変倍す
る時にこの負レンズ群が像面側から物体側に移動するた
めに、上記関係式を考慮することが必要であり、広角端
でこの近軸横倍率β3Wを1に近くすることは、本発明の
意図が失われることとなる。これらの条件外では、バッ
クフォーカスが不足し、周辺光量不足となるので、何れ
にしても好ましいことにはならない。
【0038】つまり、3群ズームレンズの第3レンズ群
は、超広角域を構成する際には、像面側に移動すること
で減倍していくことが必要である。4群ズームレンズで
は、同様に、第4レンズ群が像面側に移動することで減
倍していくことが必要である。
【0039】また、第2レンズ群の倍率変化はあまり大
きくはないが、第1レンズ群が第3レンズ群と同様に広
角端位置より像面側に移動するために、倍率の変化よ
り、第1レンズ群と第2レンズ群間のスペースが少なく
なることが、(3)、(5)式と共に、収差補正上から
から望ましい。
【0040】次に、(iv)の収差についてであるが、広
角端における収差補正状態を基準として、ズームレンズ
間隔D1W、D2WについてΔ=+0.01mm変化させた
時の収差変化を図2に示す。ここには、球面収差、非点
収差、歪曲収差の変化量を特定して示す。これらから明
らかなように、ズームレンズ間隔を微小量変化させた時
の球面収差に対する感度は極めて小さく、非点収差及び
歪曲収差は、同方向に比較的顕著に変化することが分
る。したがって、この性質を利用して補正を行えば良い
ことになる。つまり、一方のズームレンズ間隔が変化し
た時にもう一方の間隔を逆方向に移動するようにすれ
ば、収差変動を抑えることが可能となる。このため、条
件式として表せば、以下の関係が望ましいことになる。
ただし、これは広角端での収差補正状況に依存するの
で、相互のバランスをとることが重要である。
【0041】D1W>D1WS の条件(条件式(3))があ
るので、 D2W<D2WS ・・・・・(12) の関係が収差補正面で望ましい。ただし、D2W は、広
角端における第2レンズ群と第3レンズ群の実間隔、D
2WS は、超広角端における第2レンズ群と第3レンズ群
の実間隔、である。
【0042】ここで、本発明の対象となる光学系に関す
る別の条件について、以下に述べる。
【0043】 0.4<φ1 /φW <1.25 ・・・・・(13) 1.1<φ12W /φW <3.0 ・・・・・(14) 1.5<β3T/β3W<4.0 ・・・・・(15) (1.5<β4T/β4W<4.0:4群ズームレンズの場
合) ただし、φ12は、3群ズームレンズの場合には、広角端
での第1レンズ群と第2レンズ群の合成屈折力、4群ズ
ームレンズの場合には、広角端での第1レンズ群から第
3レンズ群の合成屈折力で、3群ズームレンズの場合、 φ12W =φ1 +φ2 −e12' φ1 φ2 、 4群ズームレンズの場合、この代わりに、 φ12W =φ1 +φ23−e13' φ1 φ23、 φ1 は、第1レンズ群の屈折力、φ2 は、第2レンズ群
の屈折力、φ23は、第2、第3レンズ群の広角端での合
成屈折力、φW は、広角端での全系の屈折力、β3Tは、
3群ズームレンズの望遠端での負の第3レンズ群の持つ
近軸横
【0044】倍率、β3Wは、3群ズームレンズの広角端
での負の第3レンズ群の持つ近軸横
【0045】倍率、e12' は、3群ズームレンズの広角
端での第1、第2レンズ群の主点間隔、e13' は、4群
ズームレンズの広角端での第1レンズ群と合成第2、第
3レンズ群の主点間隔、β4Tは、4群ズームレンズの望
遠端での負の第4レンズ群の持つ近軸横
【0046】倍率、β4Wは、4群ズームレンズの広角端
での負の第4レンズ群の持つ近軸横
【0047】倍率、である。
【0048】ここで、(13)式は、第1レンズ群の屈
折力の決定に、また、(14)式は、広角端でのレンズ
サイズを見積もるために、第1レンズ群と第2レンズ群
間の近軸設計をするのに用いる(4群ズームレンズの場
合は、第1レンズ群と合成第2、第3レンズ群間の近軸
設計をするのに用いる。)。また、(15)式は、ズー
ムタイプとして考慮すべき変倍用レンズ群の負担すべき
近軸横倍率を規定する関係式である。(13)、(1
4)式について、条件式を外れると、収差補正面及びコ
ンパクト化に重要な近軸配置をとることができなくな
る。また、(15)式では、ズームタイプに関わる変倍
率の負担条件を述べており、条件式から外れると、特に
高変倍率を持つ光学系の達成ができないことになる。
【0049】以上の条件を考慮して、実際のレンズ構成
を行なう際には、フォーカシング方式を考慮して実現を
図ることが重要である。
【0050】次に、フォーカシング方法について説明す
る。
【0051】3群ズームレンズについては、物体側より
順に、正屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ
群、及び、負屈折力の第3レンズ群の3つのレンズ群で
構成され、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、及び、
第2レンズ群と第3レンズ群の間隔を変えることによっ
て変倍作用を行わせるズームレンズにおいて、広角端か
ら独立した拡張された広角域を得るようにレンズ群間隔
を可変とし、フォーカシングにおいては、拡張された広
角域では、広角端から望遠端において行うフォーカシン
グ方法とは別の方法により実現する。
【0052】4群ズームレンズについては、物体側より
順に、正屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、正屈折
力の第3レンズ群、及び、負屈折力の第4レンズ群の4
つのレンズ群で構成され、第1レンズ群と第2レンズ群
の間隔、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔、及び、第
3レンズ群と第4レンズ群の間隔を変えることによって
変倍作用を行わせるズームレンズにおいて、広角端から
独立した拡張された広角域を得るようにレンズ群間隔を
可変とし、フォーカシングにおいては、拡張された広角
域では、広角端から望遠端において行うフォーカシング
方法とは別の方法により実現する。
【0053】なぜならば、本発明におけるズームレンズ
系は、基本的に内焦方式によって通常のフォーカシング
を実現する。特に、常用焦点域である広角端より望遠端
では、3群ズームレンズでは第2レンズ群移動により、
4群ズームレンズにおいては第2及び第3レンズ群を移
動することによって実現する。これは、フォーカシング
レンズ群を移動することで変化するレンズ群間隔が収差
を相互に補償する関係となり、結果として、収差変動が
少なくなるからである。これは、図2に示す収差補正係
数から明らかである。
【0054】ところが、このようなフォーカシング方法
では、超広角域に切り換えられた時には、すでに述べた
条件式(3)及び(5)によれば、第1レンズ群及び第
2レンズの実間隔が狭まって機械的に干渉を起こし、フ
ォーカシングが実現できなくなる場合がある。
【0055】この制限条件に鑑みて、超広角端では常用
焦点域とは別のフォーカシング方法を考案することが必
要である。すなわち、具体的には、通常は第2レンズ群
でフォーカシングし、超広角端では第1レンズ群と第2
レンズ群を共に移動する方法をとる。この時に、第2レ
ンズ群には当初よりフォーカシング機構を有しており、
これによって駆動すれば良く、第1レンズ群はズーミン
グカムを用いて直線移動のみ行わせるようにして、第2
レンズ群と連動させるようにすれば良い。また、超広角
端に切り換えてフォーカシングする際、第2レンズ群と
連動させるようにすれば良い。また、超広角端に切り換
えられた際に、第3レンズ群にフォーカシング機構が切
り換わるようにして、フォーカシングすることも可能で
ある。
【0056】本発明では、超広角端に切り換える際に、
フォーカシングせず無限遠撮影のみ実現する機能として
考えることもできるが、実際には不便であり、以上のよ
うに、常用焦点域とは別のフォーカシング機構を設け
て、有限遠距離撮影も実現しようとする。
【0057】次に、各実施例のフォーカシングについて
説明する。後記する実施例1、2は、3群ズームレン
ズ、実施例3、4、5は、4群ズームレンズである。広
角端から望遠端までのフォーカシングには、3群ズーム
レンズでは、第2レンズ群移動により実現し、4群ズー
ムレンズでは、第2、第3レンズ群移動によって実現す
る。一方で、超広角域では、何れも第1、第2レンズ群
間が詰まり、内焦点方式が利用できない。そこで、実施
例1、2では、第1、第2レンズ群移動により、また、
実施例5では、第1、第2、第3レンズ群移動によって
フォーカシングを実現する。この方法では、フォーカシ
ングの際に入射瞳位置の変動が少ないので、光束の状況
が大きく変化せず、周辺光量の損失も少なく、結果とし
て、収差変動が少ないことが最も大きな長所である。
【0058】また、実施例3、4では、フォーカシング
方法を切り換えて、第4レンズ群繰下げによって行う方
法である。射出光束の角度が大きくなる位置にある第4
レンズ群を繰り下げるため、収差変動が少ないけれど
も、バックフォーカスの短縮や周辺光量低下に対する配
慮と、別に独立したフォーカシング機構を設ける必要が
ある。
【0059】次に、具体的なフォーカシング機構の実施
例について説明する。
【0060】図3に鏡胴構成の概念図を示す。この図は
広角端における状態を示し、図の上部に対応してズーム
カムの概念図を、超広角端に移動した際のフォーカシン
グを説明するために示した。図中の構成部分について簡
単に説明すると、1は第1レンズ群を保持する第1レン
ズ群枠、2は超広角端におけるフォーカシングの際に初
期位置(無限遠位置)に復帰させるためのバネである。
また、3はボスであり、第2レンズ群枠5と連動して第
1レンズ群を駆動するのに用いられる。4は第2レンズ
群を保持するための枠である。これは、カムピン6を介
して第2レンズ群駆動カム20に沿って駆動される。ま
た、フォーカシングの際には、第2レンズ群は、フォー
カシング用バネ17、駆動ロッド13とフォーカスカム
機構16によって駆動される。また、23は第1レンズ
群の移動枠10を連動させてズーミング移動するための
ピンである。7は第3レンズ群を保持する枠であり、ズ
ーミング時にはピン9を介して駆動される。21が第3
レンズ群カムである。12はズームカム筒であり、11
は固定枠であり、これには直線溝が切られ、12の回転
によりズーミング駆動が実現される。ここで、14は第
1レンズ群、15は第2レンズ群、22は第3レンズ
群、Aは固定レンズ成分保持枠である。
【0061】ところで、ズーミング駆動は、12に切ら
れたズーミングカムに沿って行われるが、超広角端に入
る時には、実際のカム溝は、図3に示すようにさらに延
長されているが、ボス3と枠5が接触し、これ以上はレ
ンズ群が後退することはない。フォーカシングについて
言えば、広角端から望遠端の常用焦点域においては、第
2レンズ群15を移動することで実現するが、これに
は、16の円周方向に設けられたフォーカスカムに沿っ
て、距離情報から求められた繰り出し量だけ物体側に駆
動することで行われる。
【0062】ところが、超広角端では、第1レンズ群1
4と第2レンズ群15はコンタクトしており、第2レン
ズ群15がフォーカシングのために駆動され物体側に移
動すると同時に、第1レンズ群14も同じく移動する。
また、バネ2により第2レンズ群15が無限遠位置に戻
ると、第1レンズ群14も元の基準位置に復帰すること
になる。
【0063】以上のようにして、この広角端でのフォー
カシング機構は簡単に実現することが可能である。
【0064】
【実施例】次に、本発明のズームレンズの実施例1〜5
について説明する。各実施例のレンズデータは後に示す
が、実施例1の超広角端(WS)、広角端(W)、望遠
端(T)におけるレンズ断面を図4に、実施例3、5の
同様のレンズ断面をそれぞれ図5、6に示す。なお、実
施例2のレンズ断面は実施例1と、実施例4のレンズ断
面は実施例3とそれぞれ同様であるので、図示は省略す
る。
【0065】実施例1は、焦点距離が29.0〜10
5.4の3群タイプの広角ズームレンズである。この広
角端を条件に従って拡張することで得られた超広角端の
焦点距離は26.1であり、その口径比は1:3.64
である。この実施例の収差図を図7に示す。図中、WS
(∞)、WS(2m)、W、Tは、それぞれ、超広角端
(無限遠物点状態)、超広角端のフォーカシング状態
(物点距離2.0m)、広角端、望遠端の球面収差、非
点収差、倍率色収差及び歪曲収差を示す図である(以
下、各実施例の収差図は同様である。)。
【0066】さて、図7の収差図WS(∞)、WS(2
m)を見れば分るように、球面収差はほとんど変動がな
く性能を維持しており、非点収差、倍率色収差について
も極端ではなく、実用には問題ないレベルである。この
実施例では、歪曲収差がやや負の方向に変位しているの
が明らかとなっている。樽型歪曲であり、決定的に問題
となるものではない。したがって、変動の方向を意識し
て主レンズの収差のバランスをとることも必要になるか
もしれない。また、超広角端の焦点距離26.1を得て
いる一方で、バックフォーカスは約6mmであり十分で
ある。
【0067】実施例2は、実施例1に近い光学仕様であ
り、超広角端の焦点距離は26.7である。収差図を図
8に示す。この収差図によれば、上記と同様、球面収差
は広角端の性能からの劣化が見られず、非点収差、倍率
色収差の絶対量が若干拡大すると言う点で、また、歪曲
収差の変動が負変位である点で共通している。性能面で
は十分である。
【0068】実施例3は、焦点距離が38.0〜17
6.0の高変倍率ズームレンズである。実際の画角で著
しい差がなくとも、広角端は35としたいと言う要望に
対応できるものである。すなわち、広角端38.0より
超広角端36.6としたのが、この実施例である。収差
図を図9に示す。この光学系は4群ズームレンズであ
る。収差図をみれば、何れの収差に着目しても、その収
差状況が安定していることが明らかになる。
【0069】実施例4は、常用焦点距離の36.0〜1
31.5の4群ズームレンズである。超広角端の焦点距
離は33.2であり、少し広角化を要望する際には、十
分満足の得られるものである。この収差図を図10に示
す。ここでも、収差変動は満足の得られるレベルであ
る。
【0070】実施例5は、焦点距離が29.5〜13
1.0の高変倍率広角4群ズームレンズである。始めか
ら広角端が広角ではあるが、さらに超広角端は、焦点距
離27.8を得ている。この収差図を図11に示す。
【0071】超広角端でのフォーカシングについては、
物点距離2mに対して、実施例1は第1、第2レンズ群
を物体側に0.21mm、実施例2は第1、第2レンズ
群を物体側に0.22mm、実施例3は第4レンズ群を
像面側に1.71mm、実施例4は第4レンズ群を像面
側に1.17mm、実施例4は第1〜第3レンズ群を物
体側に0.21mm移動させて行う。
【0072】なお、以下のレンズデータにおいて、記号
は、上記の外、fは全系の焦点距離、FNOはFナンバ
ー、2ωは画角、fB はバックフォーカス、r1 、r2
…は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面
間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、ν
d1、νd2…は各レンズのアッベ数であり、また、非球面
形状は、光軸方向をx、光軸に直交する方向をyとした
時、次の式で表される。
【0073】x=(y2/r)/[1+{1-P( y2/r2)}
1/2 ]+A44 +A66 +A84 + A1010 ただし、rは近軸曲率半径、Pは円錐係数、A4、A6
A8、A10 は非球面係数である。
【0074】 実施例1 f = 26.1〜 29.0 〜 105.4 FNO= 3.64〜 4.00 〜 7.67 2ω= 79.2〜 73.4 〜 23.2° fB = 5.95〜 9.28 〜 81.81 r1 = 123.2807 d1 1.2000 nd1 =1.69680 νd1 =55.52 r2 = 28.1453 d2 = 7.0560 r3 = 31.7325 d3 = 5.4876 nd2 =1.53172 νd2 =48.90 r4 = 302.3165 d4 = 1.7500 r5 = -125.1445 d5 = 1.0000 nd3 =1.83400 νd3 =37.16 r6 = 33.3387 d6 = 0.6923 r7 = 40.6740 d7 = 3.6156 nd4 =1.65844 νd4 =50.86 r8 -1157.9848 d8 = 0.1500 r9 = 32.3632 d9 = 5.6348 nd5 =1.51823 νd5 =58.96 r10= -60.9035 d10= (可変) r11= -87.8043 d11= 1.0000 nd6 =1.78590 νd6 =44.18 r12= 16.2024 d12= 0.9097 r13= 31.3832 d13= 2.9131 nd7 =1.78470 νd7 =26.22 r14= -49.7711 d14= 3.5341 r15= -18.0019 d15= 1.2081 nd8 =1.65830 νd8 =53.44 r16= -22.3951 d16= 4.7231 r17= (絞り) d17= 3.4676 r18= -115.0000 d18= 2.1300 nd9 =1.68893 νd9 =31.08 r19= -64.5600 d19= 0.5000 r20= 484.4333 d20= 3.3939 nd10=1.54739 νd10=53.55 r21= -26.1713 d21= 0.5903 r22= 146.1389 d22= 0.4350 nd11=1.78472 νd11=25.71 r23= 17.3114 d23= 5.4869 nd12=1.58313 νd12=59.36 r24= -25.9767 d24= 1.2500 r25= -19.9068 d25= 1.4830 nd13=1.74100 νd13=52.68 r26= -20.9013 d26= (可変) r27= -38.0869 d27= 2.7902 nd14=1.84666 νd14=23.78 r28= -21.4684 d28= 2.6534 r29= -16.2903(非球面) d29= 0.3593 nd15=1.52492 νd15=51.77 r30= -17.4211 d30= 1.3500 nd16=1.77250 νd16=49.66 r31= 82.1742 ズーム間隔 非球面係数 第29面 P =1 A4 = 0.20587×10-4 A6 = 0.86201×10-7 A8 =-0.48242×10-9 A10 = 0.27293×10-11
【0075】 実施例2 f = 26.7〜 28.9 〜 102.0 FNO= 4.19〜 4.50 〜 7.63 2ω= 78.0〜 73.6 〜 24.0° fB = 6.58〜 9.05 〜 80.53 r1 = 160.7804 d1 = 1.2000 nd1 =1.74100 νd1 =52.68 r2 = 34.8076 d2 = 6.9850 r3 = 38.8887 d3 = 3.3406 nd2 =1.53172 νd2 =48.90 r4 = 142.7690 d4 = 1.7500 r5 = -194.6240 d5 = 1.0000 nd3 =1.83400 νd3 =37.16 r6 = 38.0459 d6 = 0.3520 r7 = 43.6383 d7 = 3.4187 nd4 =1.65844 νd4 =50.86 r8 = -730.7292 d8 = 0.1500 r9 = 32.2002 d9 = 5.2460 nd5 =1.51823 νd5 =58.96 r10= -96.2536 d10= (可変) r11= -498.7110 d11= 1.0000 nd6 =1.78590 νd6 =44.18 r12= 15.0840 d12= 0.8410 r13= 24.1630 d13= 2.7640 nd7 =1.78470 νd7 =26.22 r14= -102.9802 d14= 3.9120 r15= -14.3361 d15= 1.1100 nd8 =1.65830 νd8 =53.44 r16= -16.3753 d16= 4.9610 r17= (絞り) d17= 3.6000 r18= -79.9489 d18= 2.1300 nd9 =1.66680 νd9 =33.04 r19= -51.9241 d19= 0.5000 r20= -555.5860 d20= 3.0490 nd10=1.51454 νd10=54.69 r21= -26.8298 d21= 0.1200 r22= 103.1734 d22= 0.6500 nd11=1.80518 νd11=25.43 r23= 17.2071 d23= 5.4150 nd12=1.60729 νd12=59.38 r24= -26.0457 d24= 1.2500 r25= -21.6894 d25= 0.8780 nd13=1.77250 νd13=49.66 r26= -22.7792 d26= (可変) r27= -54.8870 d27= 3.3170 nd14=1.78472 νd14=25.71 r28= -22.2644 d28= 2.4970 r29= -15.6872(非球面) d29= 0.3600 nd15=1.52492 νd15=51.77 r30= -16.8658 d30= 1.3200 nd16=1.77250 νd16=49.66 r31= 62.5760 ズーム間隔 非球面係数 P =1 A4 = 0.30618×10-4 A6 = 0.10777×10-6 A8 =-0.18514×10-9 A10 = 0.20423×10-11
【0076】 実施例3 f = 36.6〜 38.0 〜 176.0 FNO= 4.62〜 4.62 〜 11.20 2ω= 61.2〜 59.3 〜 14.0° fB = 5.91〜 6.18 〜106.06 r1 -8204.4298 d1 = 1.4500 nd1 =1.83400 νd1 =37.16 r2 = 32.1497 d2 = 0.8500 r3 = 47.5851 d3 = 3.2000 nd2 =1.61405 νd2 =54.95 r4 -1942.9777 d4 = 0.2150 r5 = 26.3265 d5 = 5.0000 nd3 =1.53996 νd3 =59.57 r6 = -200.2508 d6 = (可変) r7 = -39.1402 d7 = 1.3000 nd4 =1.78590 νd4 =44.18 r8 = 20.1050 d8 = 0.6478 r9 = 33.8748 d9 = 2.6500 nd5 =1.78472 νd5 =25.68 r10= -38.3830 d10= 1.2259 r11= -29.0561 d11= 1.3000 nd6 =1.61405 νd6 =54.95 r12= -36.4855 d12= (可変) r13= (絞り) d13= 4.0000 r14= -92.6144 d14= 2.1000 nd7 =1.68893 νd7 =31.08 r15= -322.7288 d15= 0.3250 r16= 88.7094 d16= 2.2000 nd8 =1.54739 νd8 =53.55 r17= -33.9960 d17= 0.5862 r18= 209.5506 d18= 1.3000 nd9 =1.78472 νd9 =25.71 r19= 21.0222 d19= 4.0000 nd10=1.58913 νd10=61.18 r20= -25.0062 d20= 1.0000 r21= -19.2691 d21= 1.7000 nd11=1.74100 νd11=52.68 r22= -20.2562 d22= (可変) r23= -36.6191 d23= 3.1500 nd12=1.84666 νd12=23.78 r24= -21.2860 d24= 2.7816 r25= -16.1349(非球面) d25= 0.1000 nd13=1.51742 νd13=52.41 r26= -16.8308 d26= 1.5000 nd14=1.77250 νd14=49.66 r27= 177.9701 ズーム間隔 非球面係数 第25面 P =1 A4 = 0.25779×10-4 A6 = 0.78006×10-7 A8 =-0.15033×10-9 A10 = 0.17915×10-11
【0077】 実施例4 f = 33.2〜 36.0 〜 131.5 FNO= 4.30〜 4.62 〜 9.01 2ω= 66.2〜 62.0 〜 18.7° fB = 6.99〜 9.78 〜 83.35 r1 = -179.8187 d1 = 1.0919 nd1 =1.83400 νd1 =37.16 r2 = 38.4651 d2 = 0.8788 r3 = 49.9828 d3 = 3.1628 nd2 =1.61720 νd2 =54.04 r4 = -279.9562 d4 = 0.1998 r5 = 30.1522 d5 = 4.7290 nd3 =1.51823 νd3 =58.96 r6 = -112.6403 d6 = (可変) r7 = -42.9353 d7 = 0.7101 nd4 =1.78590 νd4 =44.18 r8 = 19.2434 d8 = 1.0696 r9 = 38.2064 d9 = 2.7010 nd5 =1.78472 νd5 =25.71 r10= -44.0457 d10= 2.6789 r11= -21.2365 d11= 1.2931 nd6 =1.63854 νd6 =55.38 r12= -27.2568 d12= (可変) r13= (絞り) d13= 4.0108 r14= -402.5078 d14= 2.1024 nd7 =1.68893 νd7 =31.08 r15= -97.7116 d15= 0.3479 r16= 107.4156 d16= 2.6354 nd8 =1.54739 νd8 =53.55 r17= -33.2395 d17= 1.5238 r18= 193.3836 d18= 1.2076 nd9 =1.78472 νd9 =25.71 r19= 18.0304 d19= 4.6310 nd10=1.58313 νd10=59.36 r20= -27.2813 d20= 0.9453 r21= -19.4411 d21= 1.6868 nd11=1.74100 νd11=52.68 r22= -20.1265 d22= (可変) r23= -47.2575 d23= 3.0383 nd12=1.84666 νd12=23.78 r24= -23.6858 d24= 2.4178 r25= -17.7464(非球面) d25= 0.7957 nd13=1.50137 νd13=56.40 r26= -18.0796 d26= 0.6371 nd14=1.77250 νd14=49.66 r27= 74.5122 ズーム間隔 非球面係数 第25面 P =1 A4 = 0.19070×10-4 A6 = 0.49353×10-7 A8 =-0.16021×10-10 A10 = 0.58494×10-12
【0078】 実施例5 f = 27.8〜 29.5 〜 131.0 FNO= 4.50〜 4.50 〜 8.25 2ω= 75.8〜 72.5 〜 18.8° fB = 7.17〜 8.92 〜 87.09 r1 = 147.7015 d1 = 0.8500 nd1 =1.74100 νd1 =52.68 r2 = 39.8775 d2 = 6.9732 r3 = 34.9579 d3 = 4.4400 nd2 =1.53172 νd2 =48.90 r4 = -509.1641 d4 = 1.4600 r5 = -55.5641 d5 = 0.8600 nd3 =1.83400 νd3 =37.16 r6 = 38.7196 d6 = 0.3489 r7 = 45.0582 d7 = 3.6100 nd4 =1.65844 νd4 =50.86 r8 = -134.9701 d8 = 0.1200 r9 = 36.3870 d9 = 4.4600 nd5 =1.50137 νd5 =56.40 r10= -55.5290 d10= (可変) r11= -74.3691 d11= 0.5500 nd6 =1.78590 νd6 =44.18 r12= 15.5103 d12= 0.7341 r13= 24.6834 d13= 2.6600 nd7 =1.78470 νd7 =26.22 r14= -63.3984 d14= (可変) r15= -13.9591 d15= 0.9163 nd8 =1.65830 νd8 =53.44 r16= -16.2221 d16= 4.3715 r17= (絞り) d17= 3.3080 r18= -77.7267 d18= 1.7100 nd9 =1.66680 νd9 =33.04 r19= -56.3440 d19= 0.1400 r20= -322.6649 d20= 2.3300 nd10=1.50137 νd10=56.40 r21= -24.8971 d21= 0.1200 r22= 74.2271 d22= 0.5300 nd11=1.80518 νd11=25.43 r23= 17.1956 d23= 5.1000 nd12=1.60311 νd12=60.70 r24= -24.4180 d24= 1.0490 r25= -20.8299 d25= 0.8800 nd13=1.77250 νd13=49.66 r26= -22.2142 d26= (可変) r27= -50.1298 d27= 3.2000 nd14=1.78472 νd14=25.71 r28= -21.5995 d28= 2.3876 r29= -14.9318(非球面) d29= 0.4500 nd15=1.52492 νd15=51.77 r30= -15.1591 d30= 1.1900 nd16=1.77250 νd16=49.66 r31= 52.7870 ズーム間隔 非球面係数 第29面 P =1 A4 = 0.45142×10-4 A6 = 0.15406×10-6 A8 =-0.58035×10-9 A10 = 0.42319×10-11
【0079】次に、実施例1〜5の前記条件式(3)〜
(6)に対応する値を次の表1に示す。
【0080】また、実施例1〜5のレンズ系の全長比較
を次の表2に示す。
【0081】さらに、実施例1〜5の拡張された広角端
への画角変化は以下の表3の通りである。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の広角域を
拡張したズームレンズによれば、通常の設計による焦点
域とは別に広角端の焦点距離を縮小し、結果としてより
広画化を達成できる。また、絞り径は広角端と同一であ
っても、大口径比化が同時に行い得る。
【0083】この拡張された広角域は、レンズ群間隔を
変更してカムを延長することのみで容易に実現でき、幸
いにも、拡張後のレンズ系全長は、広角端よりも短縮で
きる副次的効果も有する。
【0084】一方で、付加機構としてのカム曲線の連結
は変曲点を持たないために、あたかも同一のカムである
かのように設定される。
【0085】また、本発明によれば、例えば図1に示す
実施例1におけるズームカム移動軌跡に見られるよう
に、超広角域は広角端よりもさらに像画側に位置するこ
とになり、レンズ系全長がより短縮される方向となり、
かつ、ズームカムに沿って移動するレンズの負荷トルク
にも急激な変化が生ずることなく、カムを延長すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のズームレンズの実施例1のパワー配置
と移動軌跡を示す図である。
【図2】本発明のズームレンズのズームレンズ間隔を変
化させた時の収差係数変化を示す図である。
【図3】本発明のズームレンズ用の鏡胴構成の1例の概
念図である。
【図4】実施例1の超広角端(WS)、広角端(W)、
望遠端(T)におけるレンズ断面図である。
【図5】実施例3の図1と同様な図である。
【図6】実施例5の図1と同様な図である。
【図7】実施例1の超広角端(無限遠物点状態)(WS
(∞))、超広角端のフォーカシング状態(物点距離
2.0m)(WS(2m))、広角端(W)、望遠端
(T)の球面収差、非点収差、倍率色収差及び歪曲収差
を示す収差図である。
【図8】実施例2の図7と同様な図である。
【図9】実施例3の図7と同様な図である。
【図10】実施例4の図7と同様な図である。
【図11】実施例5の図7と同様な図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−303809(JP,A) 特開 昭63−157120(JP,A) 特開 昭63−43115(JP,A) 特開 平2−73211(JP,A) 特開 昭60−178420(JP,A) 特開 昭61−138227(JP,A) 特開 平3−50515(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正屈折力の第1レンズ
    群、第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、及び、負
    屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ群で構成され、第
    1レンズ群と第2レンズ群の間隔、第2レンズ群と第3
    レンズ群の間隔、及び、第3レンズ群と第4レンズ群の
    間隔を変えることによって変倍作用を行わせるズームレ
    ンズにおいて、広角端から独立した拡張された広角域を
    得るために、以下の条件式を満足し、かつ、広角端から
    望遠端においては、第2レンズ群と第3レンズ群が移動
    するフォーカシング方法をとり、拡張された広角域にお
    いては、第1レンズ群と第2レンズ群と第3レンズ群が
    共に移動若しくは第4レンズ群が移動するフォーカシン
    グ方法をとるようにしたことを特徴とする広角域を拡張
    したズームレンズ: D1W>D1WS4W>D4WS ただし、D1W は、広角端の第1レンズ群と第2レンズ
    群の実間隔、 D1WS は、拡張された広角端の第1レンズ群と第2レン
    ズ群の実間隔、 D4W は、広角端のレンズ全系のバックフォーカス、 D4WS は、拡張された広角端のレンズ全系のバックフォ
    ーカス、 である。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ズームレンズが
    入射瞳を形成し、前記第1レンズ群の最も物体側の第1
    レンズ面から前記入射瞳までの距離(入射瞳距離)が以
    下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ: EPW −EPWS>0 ・・・・・(1) ただし、EPW は、広角端での入射瞳距離、 EPWSは、超広角変倍位置での入射瞳距離、 である。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ズームレンズの
    レンズ系全長が以下の条件式を満足することを特徴とす
    るズームレンズ: LW −LWS>0 ・・・・・(2) ただし、LW は、広角端でのレンズ系全長、 LWSは、超広角変倍位置でのレンズ系全長、 である。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記ズームレンズの
    各レンズ群の中で、広角端から超広角変倍位置への不連
    続変倍の倍率変化に最も寄与するレンズ群を、変倍を主
    として担うレンズ群としたときに、前記変倍を主として
    担うレンズ群の近軸横倍率が、広角端と超広角変倍位置
    とを比較して減倍するように構成したことを特徴とする
    ズームレンズ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記超広角変倍位置
    への変倍を主として担うレンズ群が、最も像側に配置さ
    れた負レンズ群であり、以下の〔b〕条件式を満足する
    ことを特徴とするズームレンズ: 〔b〕条件式; β2WS β3WS β4WS <β2Wβ3Wβ4W β4W>1 β4W>β4WS ただし、β2W は、広角端の第2レンズ群が担う近軸横
    倍率、 β3W は、広角端の第3レンズ群が担う近軸横倍率、 β4W は、広角端の第4レンズ群が担う近軸横倍率、 β2WS は、超広角変倍位置の第2レンズ群が担う近軸横
    倍率、 β3WS は、超広角変倍位置の第3レンズ群が担う近軸横
    倍率、 β4WS は、超広角変倍位置の第4レンズ群が担う近軸横
    倍率、 である。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記最も像側に配置
    された負レンズ群が、広角端から超広角変倍位置への減
    倍に際して、像面側に移動することを特徴とするズーム
    レンズ。
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