JP3400837B2 - 撚り線導体端末整直装置 - Google Patents
撚り線導体端末整直装置Info
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- Wire Processing (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撚り線導体を有するケ
ーブルの端末処理の際に、撚り線導体を直線的に整列さ
せる整直処理に使用される撚り線導体端末整直装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】電力ケーブル等の導体は、一般に適当な
線径の素線を撚り合わせて構成される。このようなケー
ブルの接続の際には、互いに接続されるケーブルの撚り
線導体端面を突き合せ、これに圧縮スリーブを被せて圧
縮一体化する。このような場合、各撚り線導体は、何れ
も予め直線的に正しく整列され、一部の素線に曲がりや
乱れが生じていないことが必要とされる。端末部分から
被覆を除去したばかりの撚り線導体は、通常整列状態と
され、接続に適する。しかしながら、接続作業の前に素
線に何らかの力を加えると、各素線がその配列を乱し、
接続作業の前にその整直処理が必要となる。 【0003】図2に、例えば素線絶縁ケーブルの接続を
行なう場合の予備処理内容説明図を示す。図は、上から
順番にケーブルの端末処理の内容を時系列的に示したも
のである。まず最初に、素線絶縁ケーブルの撚り線導体
1は、その被覆2を所定の長さ除去される。素線絶縁ケ
ーブル2はいわゆる表皮効果を抑制するために、各素線
に絶縁体を被覆した構成のケーブルである。従って、こ
の撚り線導体を圧縮スリーブ等を用いて接続する場合、
予め各素線の絶縁体を除去する作業が必要となる。 【0004】図2のに示したものは、このような絶縁
体除去作業を終えた状態のケーブル端末を示す。即ち、
この図に示すように、撚り線導体1の端末は絶縁除去処
理によってばらばらになっている。この場合、まず図の
に示すように、撚り線導体1をバンド3によって束ね
る。そして、図のに示すように、撚り線導体1に仮止
めスリーブ4を被せる。この仮止めスリーブ4は銅やア
ルミニウム等の金属等から構成される。このような状態
で撚り線導体1は仮止めスリーブ4と共に図示しない各
種のダイスを用いて少しずつ縮径される。銅やアルミニ
ウム等から成る撚り線導体1は、通常このような圧縮処
理によって変形し、仮止めスリーブ4の形状に沿って整
直される。その後、図のに示すように、仮止めスリー
ブ4を除去するために割りダイス5を使用し、仮止めス
リーブ4の外周面に傷を付け、仮止めスリーブ4を破壊
する。こうして、に示すように撚り線導体1は整直さ
れ、その後圧縮スリーブ等を用いて圧縮される。 【0005】図3には、従来の別の整直方法説明図を示
す。上記のような仮止めスリーブ4を使用する方法は、
予め仮止めスリーブ4の中に撚り線導体1が挿入できる
ところまでバンド3を用いて結束する必要がある。この
図3に示す方法は、そのような予備処理を必要とせず各
種のダイスを用いて順番に撚り線導体1を整形してい
く。 【0006】即ち、図のに示すように、予め内面が楕
円形の面を持つ楕円ダイス7Aを用いて撚り線導体1を
挟む。次に、図のに示すように、内面が円形のダイス
を用いて撚り線導体1を圧縮する。このような作業を適
当に繰り返すことによって、最終的に図のに示すよう
に断面が円形になるように撚り線導体1を整形する。こ
のような圧縮を繰り返し加えることによって、撚り線導
体は図2のに示すような状態に整直される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の撚り線導体整直方法や装置には次のような解決
すべき課題があった。上記いずれの場合にも、十分に効
果的な圧縮を行いその圧縮回数をできるだけ少なくしな
ければ、撚り線導体が伸び過ぎたり加工により固くなっ
てしまうという問題がある。 【0008】また、ケーブルの軸に対し正確に同心状に
圧縮しなければ、圧縮接続部分で偏心したり曲がりが生
じたりする。また、いずれの方法によっても整直作業が
比較的長時間かかるといった問題があった。また、ダイ
スによる圧縮の際、撚り線導体の素線を傷付けてしまう
といった問題もあった。 【0009】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、ケーブル端末においてばらばらになった撚り線導体
を、効率良くできるだけ傷付きや変質を抑えながら圧縮
し整直することができる撚り線導体端末整直装置を提供
することを目的とするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の撚り線導体端末
整直装置は、撚り線導体の端末を包囲し縮径方向に圧縮
して整直する一対のダイスを備え、前記一対のダイス
は、円筒を2分割した半円筒状の本体部と、前記本体部
の分割線上において、本体部をダイスの移動方向に延長
するように延びる櫛歯状部とを備えるとともに、両ダイ
スの櫛歯状部は、前記撚り線導体端末を包囲し、圧縮開
始時からこれらのダイスが互いに接近して前記撚り線導
体端末を圧縮するまで、互いに噛み合い状態を保持でき
るよう配列されていることを特徴とするものである。 【0011】 【作用】この装置は、撚り線導体の端末を半円筒状の本
体部を持つダイスを1組使用して束ねて圧縮する。櫛歯
状部は、1対のダイスの間隔が十分広い状態から撚り線
導体を1対のダイスの間に挟み込み、その素線の一部が
外側にはみ出すのを防止する。従って、1対のダイスの
本体部と櫛歯状部で撚り線導体を取り囲んだまま、数回
ダイスの間隔を広げたり縮めたりして圧縮を行なえば整
直が完了する。 【0012】 【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の撚り線導体端末整直装置実施
例を示す斜視図である。図の装置は、フレーム11の上
部にシリンダ12を垂直に配置している。このシリンダ
12は油圧ポンプ13により動作し、上シャフト14を
矢印10の方向に上下動させることができる構成となっ
ている。この上シャフト14の下端にはダイス15が固
定されている。このダイス15は半円筒状の本体部15
Aと、このダイスを円筒を分割して製造した場合の分割
線に相当する部分に設けた櫛歯状部15Bを備えてい
る。この櫛歯状部15Bは、本体部15Aを丁度そのダ
イス15の移動方向に延長するように伸びている。即
ち、この上シャフト14に固定されたダイス15の櫛歯
状部15Bは、丁度垂直下方に伸びるように構成されて
いる。 【0013】一方、図のフレーム11の下側部分には下
シャフト16が配置され、上シャフト14に固定された
ダイス15と同一の構成のダイス15をその上端に固定
している。なお、下シャフト16はアーム17の端に固
定されており、このアーム17はフレーム11の脚部に
設けられた軸受け18によって支えられ、図の矢印19
方向に揺動する構成となっている。 【0014】なお、図のように、上シャフト14に固定
されたダイス15と下シャフト16に固定されたダイス
15とは、それぞれその櫛歯状部15Bが丁度噛み合う
ように配置されている。上記のような構成の装置は、図
に示すように被覆2を除去された撚り線導体1の端末を
くわえ込んで、一括して縮径方向に圧縮し整直する処理
を行なう。 【0015】次に、本発明の装置の動作を順を追って説
明する。まず、始めに図1に示す装置の上シャフト14
を上方に引き上げ、更に下シャフト16を取り付けたア
ーム17を矢印19方向に回転させて、装置の下側を開
放する。この状態で、撚り線導体1を上シャフト14に
固定されたダイス15と下シャフト16に固定されたダ
イス15との間に挟み込む。アーム17を回転させ、下
シャフト16が丁度垂直な方向、即ち図1に示したよう
な状態に戻すことによって、撚り線導体1は、丁度上シ
ャフト14に固定されたダイス15と下シャフト16に
固定されたダイス15に包囲される。 【0016】図4に、本発明の装置における圧縮処理時
の動作説明図を示す。本発明の装置で撚り線導体の圧縮
を開始する場合、図4のに示すように、撚り線導体1
の端末は1対のダイス15の本体部15Aと櫛歯状部1
5Bとによって完全に包囲される。このような状態で図
1に示した上シャフト14を下降させ、1対のダイス1
5を互いに接近させていく。こうして撚り線導体1を長
円形の断面の図4に示す状態から、真円形の断面であ
る図4に示す状態まで圧縮していく。 【0017】この場合、上記櫛歯状部15Bが互いに噛
み合っているため、圧縮開始から最も圧縮をした状態ま
で、撚り線導体1の素線が乱れたり外側にはみ出したり
することがない。なお、1回の圧縮で十分な整直ができ
ない場合、再び1対のダイス15の間隔を広げる。この
場合にも、櫛歯状部15Bは常に噛み合い状態を保持す
るようその長さが選定されている。従って、図4のに
示す状態とに示す状態とを交互に繰り返しても、撚り
線導体1の素線は常に1対のダイス15の間に挟み込ま
れる。従って、例えば撚り線導体1をそのケーブル軸を
中心に少し回転させながら、一対のダイス15を上下動
させて圧縮し、効果的な整直作業を行なうこともでき
る。 【0018】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例においては1対のダイスの間隔を接近させたり
離したりするために油圧装置を使用した。しかしなが
ら、これは電動式のシャフトやクランクあるいは手動式
のものであっても差し支えない。また、櫛歯状部15B
は、上記のように圧縮開始時から圧縮終了まで互いに噛
み合い状態を保持できるような構成であればよく、櫛歯
そのものの間に隙間が存在しても差し支えない。即ち、
櫛歯状部15Bは図に示すような一定の帯状のものでな
くても、例えば針状のものであっても差し支えない。も
ちろん、その数や形状等は任意に選定して差し支えな
い。 【0019】 【発明の効果】以上説明した本発明の撚り線導体端末整
直装置は、撚り線導体の端末を包囲し縮径方向に圧縮し
て整直する1対のダイスを備え、そのダイスは半円筒状
の本体部とダイスの移動方向に延長するように伸びる櫛
歯状部を備え、櫛歯状部は、圧縮開始時から撚り線導体
端末を圧縮するまでこれらを包囲し、互いに噛み合い状
態を保持するように配列されているので、撚り線導体の
圧縮整直作業が簡素化される。しかも、スリーブ等を使
用して圧縮する場合に比べて効果的な圧縮ができ、より
少ない圧縮回数で撚り線導体端末の整直が可能となる。
また、撚り線導体を適当に繰り返し圧縮する場合に、そ
の素線の一部を傷付けたりするおそれもない。 【0020】従って、本発明の装置によりこの種のケー
ブルの接続作業を容易にし、しかも導体の変質等をでき
るだけ少なくできるため、接続部そのものの電気特性や
機械特性を十分向上させることができる。
ーブルの端末処理の際に、撚り線導体を直線的に整列さ
せる整直処理に使用される撚り線導体端末整直装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】電力ケーブル等の導体は、一般に適当な
線径の素線を撚り合わせて構成される。このようなケー
ブルの接続の際には、互いに接続されるケーブルの撚り
線導体端面を突き合せ、これに圧縮スリーブを被せて圧
縮一体化する。このような場合、各撚り線導体は、何れ
も予め直線的に正しく整列され、一部の素線に曲がりや
乱れが生じていないことが必要とされる。端末部分から
被覆を除去したばかりの撚り線導体は、通常整列状態と
され、接続に適する。しかしながら、接続作業の前に素
線に何らかの力を加えると、各素線がその配列を乱し、
接続作業の前にその整直処理が必要となる。 【0003】図2に、例えば素線絶縁ケーブルの接続を
行なう場合の予備処理内容説明図を示す。図は、上から
順番にケーブルの端末処理の内容を時系列的に示したも
のである。まず最初に、素線絶縁ケーブルの撚り線導体
1は、その被覆2を所定の長さ除去される。素線絶縁ケ
ーブル2はいわゆる表皮効果を抑制するために、各素線
に絶縁体を被覆した構成のケーブルである。従って、こ
の撚り線導体を圧縮スリーブ等を用いて接続する場合、
予め各素線の絶縁体を除去する作業が必要となる。 【0004】図2のに示したものは、このような絶縁
体除去作業を終えた状態のケーブル端末を示す。即ち、
この図に示すように、撚り線導体1の端末は絶縁除去処
理によってばらばらになっている。この場合、まず図の
に示すように、撚り線導体1をバンド3によって束ね
る。そして、図のに示すように、撚り線導体1に仮止
めスリーブ4を被せる。この仮止めスリーブ4は銅やア
ルミニウム等の金属等から構成される。このような状態
で撚り線導体1は仮止めスリーブ4と共に図示しない各
種のダイスを用いて少しずつ縮径される。銅やアルミニ
ウム等から成る撚り線導体1は、通常このような圧縮処
理によって変形し、仮止めスリーブ4の形状に沿って整
直される。その後、図のに示すように、仮止めスリー
ブ4を除去するために割りダイス5を使用し、仮止めス
リーブ4の外周面に傷を付け、仮止めスリーブ4を破壊
する。こうして、に示すように撚り線導体1は整直さ
れ、その後圧縮スリーブ等を用いて圧縮される。 【0005】図3には、従来の別の整直方法説明図を示
す。上記のような仮止めスリーブ4を使用する方法は、
予め仮止めスリーブ4の中に撚り線導体1が挿入できる
ところまでバンド3を用いて結束する必要がある。この
図3に示す方法は、そのような予備処理を必要とせず各
種のダイスを用いて順番に撚り線導体1を整形してい
く。 【0006】即ち、図のに示すように、予め内面が楕
円形の面を持つ楕円ダイス7Aを用いて撚り線導体1を
挟む。次に、図のに示すように、内面が円形のダイス
を用いて撚り線導体1を圧縮する。このような作業を適
当に繰り返すことによって、最終的に図のに示すよう
に断面が円形になるように撚り線導体1を整形する。こ
のような圧縮を繰り返し加えることによって、撚り線導
体は図2のに示すような状態に整直される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の撚り線導体整直方法や装置には次のような解決
すべき課題があった。上記いずれの場合にも、十分に効
果的な圧縮を行いその圧縮回数をできるだけ少なくしな
ければ、撚り線導体が伸び過ぎたり加工により固くなっ
てしまうという問題がある。 【0008】また、ケーブルの軸に対し正確に同心状に
圧縮しなければ、圧縮接続部分で偏心したり曲がりが生
じたりする。また、いずれの方法によっても整直作業が
比較的長時間かかるといった問題があった。また、ダイ
スによる圧縮の際、撚り線導体の素線を傷付けてしまう
といった問題もあった。 【0009】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、ケーブル端末においてばらばらになった撚り線導体
を、効率良くできるだけ傷付きや変質を抑えながら圧縮
し整直することができる撚り線導体端末整直装置を提供
することを目的とするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の撚り線導体端末
整直装置は、撚り線導体の端末を包囲し縮径方向に圧縮
して整直する一対のダイスを備え、前記一対のダイス
は、円筒を2分割した半円筒状の本体部と、前記本体部
の分割線上において、本体部をダイスの移動方向に延長
するように延びる櫛歯状部とを備えるとともに、両ダイ
スの櫛歯状部は、前記撚り線導体端末を包囲し、圧縮開
始時からこれらのダイスが互いに接近して前記撚り線導
体端末を圧縮するまで、互いに噛み合い状態を保持でき
るよう配列されていることを特徴とするものである。 【0011】 【作用】この装置は、撚り線導体の端末を半円筒状の本
体部を持つダイスを1組使用して束ねて圧縮する。櫛歯
状部は、1対のダイスの間隔が十分広い状態から撚り線
導体を1対のダイスの間に挟み込み、その素線の一部が
外側にはみ出すのを防止する。従って、1対のダイスの
本体部と櫛歯状部で撚り線導体を取り囲んだまま、数回
ダイスの間隔を広げたり縮めたりして圧縮を行なえば整
直が完了する。 【0012】 【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の撚り線導体端末整直装置実施
例を示す斜視図である。図の装置は、フレーム11の上
部にシリンダ12を垂直に配置している。このシリンダ
12は油圧ポンプ13により動作し、上シャフト14を
矢印10の方向に上下動させることができる構成となっ
ている。この上シャフト14の下端にはダイス15が固
定されている。このダイス15は半円筒状の本体部15
Aと、このダイスを円筒を分割して製造した場合の分割
線に相当する部分に設けた櫛歯状部15Bを備えてい
る。この櫛歯状部15Bは、本体部15Aを丁度そのダ
イス15の移動方向に延長するように伸びている。即
ち、この上シャフト14に固定されたダイス15の櫛歯
状部15Bは、丁度垂直下方に伸びるように構成されて
いる。 【0013】一方、図のフレーム11の下側部分には下
シャフト16が配置され、上シャフト14に固定された
ダイス15と同一の構成のダイス15をその上端に固定
している。なお、下シャフト16はアーム17の端に固
定されており、このアーム17はフレーム11の脚部に
設けられた軸受け18によって支えられ、図の矢印19
方向に揺動する構成となっている。 【0014】なお、図のように、上シャフト14に固定
されたダイス15と下シャフト16に固定されたダイス
15とは、それぞれその櫛歯状部15Bが丁度噛み合う
ように配置されている。上記のような構成の装置は、図
に示すように被覆2を除去された撚り線導体1の端末を
くわえ込んで、一括して縮径方向に圧縮し整直する処理
を行なう。 【0015】次に、本発明の装置の動作を順を追って説
明する。まず、始めに図1に示す装置の上シャフト14
を上方に引き上げ、更に下シャフト16を取り付けたア
ーム17を矢印19方向に回転させて、装置の下側を開
放する。この状態で、撚り線導体1を上シャフト14に
固定されたダイス15と下シャフト16に固定されたダ
イス15との間に挟み込む。アーム17を回転させ、下
シャフト16が丁度垂直な方向、即ち図1に示したよう
な状態に戻すことによって、撚り線導体1は、丁度上シ
ャフト14に固定されたダイス15と下シャフト16に
固定されたダイス15に包囲される。 【0016】図4に、本発明の装置における圧縮処理時
の動作説明図を示す。本発明の装置で撚り線導体の圧縮
を開始する場合、図4のに示すように、撚り線導体1
の端末は1対のダイス15の本体部15Aと櫛歯状部1
5Bとによって完全に包囲される。このような状態で図
1に示した上シャフト14を下降させ、1対のダイス1
5を互いに接近させていく。こうして撚り線導体1を長
円形の断面の図4に示す状態から、真円形の断面であ
る図4に示す状態まで圧縮していく。 【0017】この場合、上記櫛歯状部15Bが互いに噛
み合っているため、圧縮開始から最も圧縮をした状態ま
で、撚り線導体1の素線が乱れたり外側にはみ出したり
することがない。なお、1回の圧縮で十分な整直ができ
ない場合、再び1対のダイス15の間隔を広げる。この
場合にも、櫛歯状部15Bは常に噛み合い状態を保持す
るようその長さが選定されている。従って、図4のに
示す状態とに示す状態とを交互に繰り返しても、撚り
線導体1の素線は常に1対のダイス15の間に挟み込ま
れる。従って、例えば撚り線導体1をそのケーブル軸を
中心に少し回転させながら、一対のダイス15を上下動
させて圧縮し、効果的な整直作業を行なうこともでき
る。 【0018】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例においては1対のダイスの間隔を接近させたり
離したりするために油圧装置を使用した。しかしなが
ら、これは電動式のシャフトやクランクあるいは手動式
のものであっても差し支えない。また、櫛歯状部15B
は、上記のように圧縮開始時から圧縮終了まで互いに噛
み合い状態を保持できるような構成であればよく、櫛歯
そのものの間に隙間が存在しても差し支えない。即ち、
櫛歯状部15Bは図に示すような一定の帯状のものでな
くても、例えば針状のものであっても差し支えない。も
ちろん、その数や形状等は任意に選定して差し支えな
い。 【0019】 【発明の効果】以上説明した本発明の撚り線導体端末整
直装置は、撚り線導体の端末を包囲し縮径方向に圧縮し
て整直する1対のダイスを備え、そのダイスは半円筒状
の本体部とダイスの移動方向に延長するように伸びる櫛
歯状部を備え、櫛歯状部は、圧縮開始時から撚り線導体
端末を圧縮するまでこれらを包囲し、互いに噛み合い状
態を保持するように配列されているので、撚り線導体の
圧縮整直作業が簡素化される。しかも、スリーブ等を使
用して圧縮する場合に比べて効果的な圧縮ができ、より
少ない圧縮回数で撚り線導体端末の整直が可能となる。
また、撚り線導体を適当に繰り返し圧縮する場合に、そ
の素線の一部を傷付けたりするおそれもない。 【0020】従って、本発明の装置によりこの種のケー
ブルの接続作業を容易にし、しかも導体の変質等をでき
るだけ少なくできるため、接続部そのものの電気特性や
機械特性を十分向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撚り線導体端末整直装置実施例を示す
斜視図である。 【図2】従来の撚り線導体端末整直方法を示す説明図で
ある。 【図3】従来の撚り線導体端末整直装置を示す動作説明
図である。 【図4】本発明の装置の整直動作を示す説明図である。 【符号の説明】 1 撚り線導体 11 フレーム 12 シリンダ 13 油圧ポンプ 14 上シャフト 15 ダイス 15A 本体部 15B 櫛歯状部 16 下シャフト
斜視図である。 【図2】従来の撚り線導体端末整直方法を示す説明図で
ある。 【図3】従来の撚り線導体端末整直装置を示す動作説明
図である。 【図4】本発明の装置の整直動作を示す説明図である。 【符号の説明】 1 撚り線導体 11 フレーム 12 シリンダ 13 油圧ポンプ 14 上シャフト 15 ダイス 15A 本体部 15B 櫛歯状部 16 下シャフト
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01R 43/00
B21F 1/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 撚り線導体の端末を包囲し縮径方向に圧
縮して整直する一対のダイスを備え、 前記一対のダイスは、 円筒を2分割した半円筒状の本体部と、 前記本体部の分割線上において、本体部をダイスの移動
方向に延長するように延びる櫛歯状部とを備えるととも
に、 両ダイスの櫛歯状部は、前記撚り線導体端末を包囲し、
圧縮開始時からこれらのダイスが互いに接近して前記撚
り線導体端末を圧縮するまで、互いに噛み合い状態を保
持できるよう配列されていることを特徴とする撚り線導
体端末整直装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34772493A JP3400837B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 撚り線導体端末整直装置 |
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