JP3405866B2 - 核融合炉炉内機器の遠隔保全装置 - Google Patents
核融合炉炉内機器の遠隔保全装置Info
- Publication number
- JP3405866B2 JP3405866B2 JP26091995A JP26091995A JP3405866B2 JP 3405866 B2 JP3405866 B2 JP 3405866B2 JP 26091995 A JP26091995 A JP 26091995A JP 26091995 A JP26091995 A JP 26091995A JP 3405866 B2 JP3405866 B2 JP 3405866B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide mechanism
- diverter
- equipment
- carriage
- fusion reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核融合炉に収納さ
れた炉内機器をメンテナンスポーを介して核融合炉に搬
入搬出するための核融合炉炉内機器の遠隔保全装置に関
する。
れた炉内機器をメンテナンスポーを介して核融合炉に搬
入搬出するための核融合炉炉内機器の遠隔保全装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、核融合炉としてトカマク型核融
合装置のようなトーラス状中空構造体の内部に設置され
た炉内機器は、その保全のために遠隔保全装置が用いら
れる。この遠隔保全装置は、大重量の炉内機器をメンテ
ナンスポートとの間で移動させたり、核融合炉内の構造
体に固定したりするものである。
合装置のようなトーラス状中空構造体の内部に設置され
た炉内機器は、その保全のために遠隔保全装置が用いら
れる。この遠隔保全装置は、大重量の炉内機器をメンテ
ナンスポートとの間で移動させたり、核融合炉内の構造
体に固定したりするものである。
【0003】一般に、D−T反応を行う核融合炉の炉内
機器は、高温のプラズマに直接対向し、高エネルギーの
粒子負荷を直接受けるので、定期的に交換するなどの保
全作業が必要とされている。また、運転後の核融合炉は
放射化されているため、炉内機器の保全作業はすべて遠
隔保全装置によって行わなければならない。
機器は、高温のプラズマに直接対向し、高エネルギーの
粒子負荷を直接受けるので、定期的に交換するなどの保
全作業が必要とされている。また、運転後の核融合炉は
放射化されているため、炉内機器の保全作業はすべて遠
隔保全装置によって行わなければならない。
【0004】図10は、トカマク型核融合炉の一例の縦
断面である。トカマク型核融合炉はトーラス状スペース
11の外径が約12m、高さが約12mに及ぶ中空ドー
ナツ状の容器12を有し、この容器12の全体が厚さ数
メートルの遮蔽体(図示せず)の中に収納されている。
交換の対象となっている大型の炉内機器の中で、核融合
炉の運転時に生成される不純物を排出するためのダイバ
ータ13は、トーラス状スペース11の下端部に放射状
に並べられて固定されており、1個の大きさがトーラス
状スペース11の径方向に長さが約5m、周方向に幅が
内径側で約0.5m、外径側で約1m、高さが約2mで
あり、重さは約24トンになるとされている。なお、炉
内機器の設置面に設けられた円弧状ガイド機構32は、
核融合炉内の炉内機器(ダイバータ13)を搭載し周方
向に移動させるためのものである。
断面である。トカマク型核融合炉はトーラス状スペース
11の外径が約12m、高さが約12mに及ぶ中空ドー
ナツ状の容器12を有し、この容器12の全体が厚さ数
メートルの遮蔽体(図示せず)の中に収納されている。
交換の対象となっている大型の炉内機器の中で、核融合
炉の運転時に生成される不純物を排出するためのダイバ
ータ13は、トーラス状スペース11の下端部に放射状
に並べられて固定されており、1個の大きさがトーラス
状スペース11の径方向に長さが約5m、周方向に幅が
内径側で約0.5m、外径側で約1m、高さが約2mで
あり、重さは約24トンになるとされている。なお、炉
内機器の設置面に設けられた円弧状ガイド機構32は、
核融合炉内の炉内機器(ダイバータ13)を搭載し周方
向に移動させるためのものである。
【0005】また、ブランケット14は、ダイバータ1
3が設置されているトーラス状スペース11の下部を除
いた内面全体を覆うように構成されている。また、この
トーラス状スペース11の周りには、トロイダル磁場コ
イル15や、トーラスの中心軸c回りに円環状にポロイ
ダル磁場コイル16a〜16fが複雑に配置されてい
る。したがって、ダイバータ13やブランケット14等
の炉内機器を交換するには、これらの周りの機器を回避
するようにトーラス状スペース11の回りに放射状に設
けられた、メンテナンスポートである中央部のポート1
7や下部ポート18を使用しなければならない。この場
合、冷却配管33を切断してメンテナンスポートから炉
内機器の交換作業を行うことになる。
3が設置されているトーラス状スペース11の下部を除
いた内面全体を覆うように構成されている。また、この
トーラス状スペース11の周りには、トロイダル磁場コ
イル15や、トーラスの中心軸c回りに円環状にポロイ
ダル磁場コイル16a〜16fが複雑に配置されてい
る。したがって、ダイバータ13やブランケット14等
の炉内機器を交換するには、これらの周りの機器を回避
するようにトーラス状スペース11の回りに放射状に設
けられた、メンテナンスポートである中央部のポート1
7や下部ポート18を使用しなければならない。この場
合、冷却配管33を切断してメンテナンスポートから炉
内機器の交換作業を行うことになる。
【0006】特に、トカマク型核融合装置においては、
作業能率及び信頼性に優れ有用な遠隔保全装置として、
特開平4−212091号公報、及び特開平6−328
373号公報に示されるようなものがある。その例を図
11及び図12に示す。図11において、この遠隔保全
装置は、内部のトーラス状スペース11から半径方向に
延びる複数のメンテナンスポート17に接続された外部
容器19に収納されている。いま、メンテナンスポート
17aに接続された外部容器19の内部に配置された遠
隔保全装置に付いて説明する。
作業能率及び信頼性に優れ有用な遠隔保全装置として、
特開平4−212091号公報、及び特開平6−328
373号公報に示されるようなものがある。その例を図
11及び図12に示す。図11において、この遠隔保全
装置は、内部のトーラス状スペース11から半径方向に
延びる複数のメンテナンスポート17に接続された外部
容器19に収納されている。いま、メンテナンスポート
17aに接続された外部容器19の内部に配置された遠
隔保全装置に付いて説明する。
【0007】遠隔保全装置は、互いに回転自在に連結さ
れた複数の円弧状リンク20から形成され、トーラス状
スペース11内に連続した半円状に延設される軌道21
と、この軌道21に沿って移動し、炉内機器を取り扱う
伸縮型マニピュレータ22を搭載したビークル23と、
外部容器19に配置されて軌道21を収容する軌道収納
手段24と、この軌道収納手段24に収納された軌道2
1の各円弧状リンク20を1つのメンテナンスポート1
7aからトーラス状スペース11内に周方向に沿って順
次送り出し、このトーラス状スペース11と同心状に軌
道21を延設し、この軌道21の最後端の円弧状リンク
20を支持する軌道展開手段25と、このメンテナンス
ポート17aに隣接する他のメンテナンスポート17b
から挿入されてトーラス状スペース11内に延設された
軌道21の中間部を支持する軌道支持装置26とを備え
ている。
れた複数の円弧状リンク20から形成され、トーラス状
スペース11内に連続した半円状に延設される軌道21
と、この軌道21に沿って移動し、炉内機器を取り扱う
伸縮型マニピュレータ22を搭載したビークル23と、
外部容器19に配置されて軌道21を収容する軌道収納
手段24と、この軌道収納手段24に収納された軌道2
1の各円弧状リンク20を1つのメンテナンスポート1
7aからトーラス状スペース11内に周方向に沿って順
次送り出し、このトーラス状スペース11と同心状に軌
道21を延設し、この軌道21の最後端の円弧状リンク
20を支持する軌道展開手段25と、このメンテナンス
ポート17aに隣接する他のメンテナンスポート17b
から挿入されてトーラス状スペース11内に延設された
軌道21の中間部を支持する軌道支持装置26とを備え
ている。
【0008】ビークル23には、図12に示すように、
軌道21の内周面に設けられたセクタギア27に噛み合
って軌道21に沿って移動するためのピニオンギアと、
その駆動機構部28と、軌道21上を移動するときに軌
道支持装置26との干渉を防止する開口部を有してビー
クル23に固定される固定リング29と、この固定リン
グ29の周方向に沿って移動可能に装着され、固定リン
グ29と同様の開口部を有する可動リング30と、この
可動リング30を固定リング29に対して移動する駆動
装置31とが備えられている。
軌道21の内周面に設けられたセクタギア27に噛み合
って軌道21に沿って移動するためのピニオンギアと、
その駆動機構部28と、軌道21上を移動するときに軌
道支持装置26との干渉を防止する開口部を有してビー
クル23に固定される固定リング29と、この固定リン
グ29の周方向に沿って移動可能に装着され、固定リン
グ29と同様の開口部を有する可動リング30と、この
可動リング30を固定リング29に対して移動する駆動
装置31とが備えられている。
【0009】伸縮型マニピュレータ22は、先端にエン
ドイフェクタ(図示せず)を備えることができるテレス
コープ型マニピュレータであり、可動リング30に結合
されて軌道21回りに回転するようになっており、約6
mの長さまで伸びて核融合炉の下部にある炉内機器に接
近することが可能になっている。この遠隔保全装置は、
この伸縮型マニピュレータ22とビークル23の動作に
より、炉内全域の炉内機器のメンテナンス作業を行なう
ものである。なお、炉内機器の交換は、中央部のポート
17内の軌道支持装置26の下側の空間を使用して行な
う。
ドイフェクタ(図示せず)を備えることができるテレス
コープ型マニピュレータであり、可動リング30に結合
されて軌道21回りに回転するようになっており、約6
mの長さまで伸びて核融合炉の下部にある炉内機器に接
近することが可能になっている。この遠隔保全装置は、
この伸縮型マニピュレータ22とビークル23の動作に
より、炉内全域の炉内機器のメンテナンス作業を行なう
ものである。なお、炉内機器の交換は、中央部のポート
17内の軌道支持装置26の下側の空間を使用して行な
う。
【0010】図10に示すように、炉内機器であるダイ
バータ13はブランケット14の下端部の径方向の間隔
より長く大きいので、上方に引き上げて中央部のポート
17から交換することはできない。したがって、ダイバ
ータ13の交換は下部ポート18を使用して行うことに
なる。ここで、ダイバータ13を撤去する手順について
以下に説明する。
バータ13はブランケット14の下端部の径方向の間隔
より長く大きいので、上方に引き上げて中央部のポート
17から交換することはできない。したがって、ダイバ
ータ13の交換は下部ポート18を使用して行うことに
なる。ここで、ダイバータ13を撤去する手順について
以下に説明する。
【0011】図13は、放射状に並んでいる炉内機器で
あるダイバータ13を上から見たようすを示している。
まず、下部ポート18内に設置されている遮蔽体(図示
せず)などを撤去して下部ポートを18を開け、移動す
るダイバータ13の冷却配管33(図示せず)を切断し
ておく。そして下部ポート18の正面にあるダイバータ
13aを径方向に引き出す。次に隣接するダイバータ1
3bを図13中の矢印のように下部ポート18の正面の
位置まで周方向に移動して、その後は同様にして径方向
に引き出す。この動作を繰り返すことにより、ダイバー
タ13を順次下部ポート18から炉外に撤去する。新し
いダイバータ13の設置はこれと逆の手順によって行な
う。
あるダイバータ13を上から見たようすを示している。
まず、下部ポート18内に設置されている遮蔽体(図示
せず)などを撤去して下部ポートを18を開け、移動す
るダイバータ13の冷却配管33(図示せず)を切断し
ておく。そして下部ポート18の正面にあるダイバータ
13aを径方向に引き出す。次に隣接するダイバータ1
3bを図13中の矢印のように下部ポート18の正面の
位置まで周方向に移動して、その後は同様にして径方向
に引き出す。この動作を繰り返すことにより、ダイバー
タ13を順次下部ポート18から炉外に撤去する。新し
いダイバータ13の設置はこれと逆の手順によって行な
う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、大重量のダ
イバータ13を移動させる時の摩擦力は大きいので、周
方向に大きな駆動力が必要になる。この駆動力を上述し
たようなテレスコープ型マニピュレータ22で発生させ
ようとすると、鉛直下向きに約6mの長さに伸びている
テレスコープ型マニピュレータ22の先端に大きな横荷
重が負荷され、同時にマニピュレータ22の付け根には
大きなモーメントが負荷されることになる。軌道21
(図示せず)と共に狭い中央部ポート17を通って核融
合炉内に挿入されるビークル23(図示せず)に装着さ
れるマニピュレータ22で上記のような大きな荷重を負
荷することは機構的に非常に困難である。
イバータ13を移動させる時の摩擦力は大きいので、周
方向に大きな駆動力が必要になる。この駆動力を上述し
たようなテレスコープ型マニピュレータ22で発生させ
ようとすると、鉛直下向きに約6mの長さに伸びている
テレスコープ型マニピュレータ22の先端に大きな横荷
重が負荷され、同時にマニピュレータ22の付け根には
大きなモーメントが負荷されることになる。軌道21
(図示せず)と共に狭い中央部ポート17を通って核融
合炉内に挿入されるビークル23(図示せず)に装着さ
れるマニピュレータ22で上記のような大きな荷重を負
荷することは機構的に非常に困難である。
【0013】また、ダイバータ13を撤去した後のスペ
ースを使用して周方向の駆動力を発生する装置を構成す
るとしても、周方向と径方向とのスペースが限られてお
り、容易ではない。特に、メンテナンスポート正面の1
個のダイバータ13のみを撤去した状態では、ダイバー
タ13の1個分のスペースしかないので、このスペース
を使用してしまうと、ダイバータ13をそのスペースに
移動させることができなくなってしまうという問題があ
る。さらに、駆動力を発生する装置には、駆動力の反力
が転倒力として作用するので、転倒を防止するために
は、大きな力で床面から支持し案内する機構を限られた
スペースの中で構成しなければならないという問題があ
る。
ースを使用して周方向の駆動力を発生する装置を構成す
るとしても、周方向と径方向とのスペースが限られてお
り、容易ではない。特に、メンテナンスポート正面の1
個のダイバータ13のみを撤去した状態では、ダイバー
タ13の1個分のスペースしかないので、このスペース
を使用してしまうと、ダイバータ13をそのスペースに
移動させることができなくなってしまうという問題があ
る。さらに、駆動力を発生する装置には、駆動力の反力
が転倒力として作用するので、転倒を防止するために
は、大きな力で床面から支持し案内する機構を限られた
スペースの中で構成しなければならないという問題があ
る。
【0014】そこで、このような問題を解決できる遠隔
保全装置が、同一出願人により、(特願平7−1873
37号)として提案されている。この遠隔保全装置は、
移動用アームを横方向に伸ばして移動対象機器の一部を
把持し、横方向の駆動力を作用させて移動対象機器を移
動させ、床面に設けられた段差あるいは突起に当接して
横方向の駆動力の反力を支持し、縦方向の軸回りに回転
自在に構成されたバランスアームの先端部にマニピュレ
ータを用いて縦方向の荷重を受けることにより、移動用
アームの横方向の駆動力で生じる転倒力をバランスさせ
て安定的に対象機器を移動させるようにしたものであ
る。
保全装置が、同一出願人により、(特願平7−1873
37号)として提案されている。この遠隔保全装置は、
移動用アームを横方向に伸ばして移動対象機器の一部を
把持し、横方向の駆動力を作用させて移動対象機器を移
動させ、床面に設けられた段差あるいは突起に当接して
横方向の駆動力の反力を支持し、縦方向の軸回りに回転
自在に構成されたバランスアームの先端部にマニピュレ
ータを用いて縦方向の荷重を受けることにより、移動用
アームの横方向の駆動力で生じる転倒力をバランスさせ
て安定的に対象機器を移動させるようにしたものであ
る。
【0015】また、この遠隔保全装置は移動方向に沿っ
た長さが移動対象機器の半分以下となるように構成さ
れ、移動対象機器の1個が撤去された後の空間にマニピ
ュレータを用いて挿入され、隣接する移動対象機器を略
半分の幅だけ移動用アームによって引き寄せ、新たに生
じた略半分の空間に再度マニピュレータを用いて挿入し
て、残りの略半分を移動用アームによって押し出すこと
によって、隣接する移動対象機器の1個が撤去されただ
けの空間を用いて隣接する移動対象機器全体をその空間
に移動させることができるようにしたものである。
た長さが移動対象機器の半分以下となるように構成さ
れ、移動対象機器の1個が撤去された後の空間にマニピ
ュレータを用いて挿入され、隣接する移動対象機器を略
半分の幅だけ移動用アームによって引き寄せ、新たに生
じた略半分の空間に再度マニピュレータを用いて挿入し
て、残りの略半分を移動用アームによって押し出すこと
によって、隣接する移動対象機器の1個が撤去されただ
けの空間を用いて隣接する移動対象機器全体をその空間
に移動させることができるようにしたものである。
【0016】この遠隔保全装置においては、ビークル2
3に据え付けられたマニピュレータ22によって、横方
向の転倒力をバランスさせるための縦方向の荷重をかけ
たり、遠隔保全装置をダイバータ13の近傍に移動させ
たりしているが、このマニピュレータ22は、ダイバー
タ13以外のブランケット14などの炉内機器の交換に
も適しているため、多くのブランケット14を交換しな
ければならないときには、マニピュレータ22での作業
が増える。
3に据え付けられたマニピュレータ22によって、横方
向の転倒力をバランスさせるための縦方向の荷重をかけ
たり、遠隔保全装置をダイバータ13の近傍に移動させ
たりしているが、このマニピュレータ22は、ダイバー
タ13以外のブランケット14などの炉内機器の交換に
も適しているため、多くのブランケット14を交換しな
ければならないときには、マニピュレータ22での作業
が増える。
【0017】また、交換すべきダイバータ13をメンテ
ナンスポートの正面の位置まで核融合炉の周方向に移動
した後は、移動方向を径方向に切り替えてメンテナンス
ポートを通過させなければならない。移動方向を直角に
変化させる手段として、キャスタ構造のローラや、直角
に交差するレール等を用いる必要があると考えられる
が、キャスタ構造のローラは曲がる時に経路が円弧を描
いたり、蛇行したりするので、核融合炉の炉内機器など
のように限られたスペース内を精度よく移動しなければ
ならない場合などには適していない。また、レールには
脱線を防止するために、レールの幅方向の動作を拘束す
る機能が必要であるが、直角に交差するレールは、幅方
向の動作を拘束する部分と干渉しやすいので、構成する
ことが非常に困難になる。以上のように大重量の炉内機
器を精度よく移動して、移動方向を直角に曲げることは
容易ではない。
ナンスポートの正面の位置まで核融合炉の周方向に移動
した後は、移動方向を径方向に切り替えてメンテナンス
ポートを通過させなければならない。移動方向を直角に
変化させる手段として、キャスタ構造のローラや、直角
に交差するレール等を用いる必要があると考えられる
が、キャスタ構造のローラは曲がる時に経路が円弧を描
いたり、蛇行したりするので、核融合炉の炉内機器など
のように限られたスペース内を精度よく移動しなければ
ならない場合などには適していない。また、レールには
脱線を防止するために、レールの幅方向の動作を拘束す
る機能が必要であるが、直角に交差するレールは、幅方
向の動作を拘束する部分と干渉しやすいので、構成する
ことが非常に困難になる。以上のように大重量の炉内機
器を精度よく移動して、移動方向を直角に曲げることは
容易ではない。
【0018】一方、ダイバータ13を周方向に移動させ
るためには、核融合炉内には周方向に円弧状ガイド機構
32が設置されており、ダイバータ13は所定の位置に
おいて円弧状ガイド機構32や核融合炉の構造体に固定
される構造になっている。
るためには、核融合炉内には周方向に円弧状ガイド機構
32が設置されており、ダイバータ13は所定の位置に
おいて円弧状ガイド機構32や核融合炉の構造体に固定
される構造になっている。
【0019】核融合炉の運転中やプラズマが急激に消滅
するディスラプションと呼ばれる現象が起きた時には、
ダイバータ13の1個あたりに、鉛直方向下向きに約2
00トン、上向きに約40トン、径方向内向きに約15
0トン、外向きに約30トン、周方向に10トンの電磁
力が作用するとされており、ダイバータ13は強固に固
定されていなければならない。
するディスラプションと呼ばれる現象が起きた時には、
ダイバータ13の1個あたりに、鉛直方向下向きに約2
00トン、上向きに約40トン、径方向内向きに約15
0トン、外向きに約30トン、周方向に10トンの電磁
力が作用するとされており、ダイバータ13は強固に固
定されていなければならない。
【0020】ところが、運転中にはダイバータ13は核
融合炉の容器12より高温になるので、ダイバータ13
が核融合炉の容器12に対して径方向に約8mm伸びるほ
どの大きな熱変形が起こることが予想されている。した
がって、炉内機器であるダイバータ13を強固に固定し
てしまうと、過大な熱応力が発生して炉内機器が破壊し
てしまう恐れがあり、大きな熱変形をも考慮に入れて炉
内機器を固定することが難しいという問題がある。
融合炉の容器12より高温になるので、ダイバータ13
が核融合炉の容器12に対して径方向に約8mm伸びるほ
どの大きな熱変形が起こることが予想されている。した
がって、炉内機器であるダイバータ13を強固に固定し
てしまうと、過大な熱応力が発生して炉内機器が破壊し
てしまう恐れがあり、大きな熱変形をも考慮に入れて炉
内機器を固定することが難しいという問題がある。
【0021】以上のように、大重量炉内機器であるダイ
バータ13を限られたスペース内で移動させたり固定し
たりすることには、多くの技術課題がある。
バータ13を限られたスペース内で移動させたり固定し
たりすることには、多くの技術課題がある。
【0022】本発明の目的は、大重量の炉内機器を精度
よくスムーズに移動でき、メンテナンスポートの正面で
スムーズに移動方向を切り替えることができる核融合炉
炉内機器の遠隔保全装置を提供することである。
よくスムーズに移動でき、メンテナンスポートの正面で
スムーズに移動方向を切り替えることができる核融合炉
炉内機器の遠隔保全装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による核
融合炉炉内機器の遠隔保全装置は、核融合炉の炉内機器
を核融合炉内から搬出したり核融合炉内に搬入したりす
るためのメンテナンスポートと、核融合炉内の炉内機器
の設置面に設けられ炉内機器を搭載し周方向に移動させ
るための円弧状ガイド機構と、メンテナンスポート正面
に位置する炉内機器が設置されていないときにその炉内
機器の位置に挿入される台車と、台車の上面に設けられ
台車が核融合炉内に挿入されたとき円弧状ガイド機構と
連続し炉内機器を台車に移動させ搭載させるための部分
ガイド機構とを備えている。
融合炉炉内機器の遠隔保全装置は、核融合炉の炉内機器
を核融合炉内から搬出したり核融合炉内に搬入したりす
るためのメンテナンスポートと、核融合炉内の炉内機器
の設置面に設けられ炉内機器を搭載し周方向に移動させ
るための円弧状ガイド機構と、メンテナンスポート正面
に位置する炉内機器が設置されていないときにその炉内
機器の位置に挿入される台車と、台車の上面に設けられ
台車が核融合炉内に挿入されたとき円弧状ガイド機構と
連続し炉内機器を台車に移動させ搭載させるための部分
ガイド機構とを備えている。
【0024】このため、台車がメンテナンスポート正面
の炉内機器の位置に挿入された時に、炉内機器の設置面
に備えられた円弧状ガイド機構と連続的する部分ガイド
機構が台車の上に形成され、メンテナンスポート正面以
外の位置にあるダイバータを円弧状ガイド機構及び部分
ガイド機構に沿って台車の上に移載する。
の炉内機器の位置に挿入された時に、炉内機器の設置面
に備えられた円弧状ガイド機構と連続的する部分ガイド
機構が台車の上に形成され、メンテナンスポート正面以
外の位置にあるダイバータを円弧状ガイド機構及び部分
ガイド機構に沿って台車の上に移載する。
【0025】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、円弧状ガイド機構及び部分ガイド機構の同方向の周
面にそれぞれセクタギヤを設けた核融合炉炉内機器の遠
隔保全装置である。
て、円弧状ガイド機構及び部分ガイド機構の同方向の周
面にそれぞれセクタギヤを設けた核融合炉炉内機器の遠
隔保全装置である。
【0026】台車がメンテナンスポート正面の炉内機器
の位置に挿入された時に、炉内機器の設置面に備えられ
たセクタギアは台車に設けられた部分ギアと連続する。
の位置に挿入された時に、炉内機器の設置面に備えられ
たセクタギアは台車に設けられた部分ギアと連続する。
【0027】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の核融合炉炉内機器の遠隔保全装置において、台車が核
融合炉内に挿入されたとき、隣接する炉内機器を円弧状
ガイド機構に沿って引き寄せて台車の部分ガイド機構上
に搭載したり、台車の部分ガイド機構に予め搭載されて
いる炉内機器を円弧状ガイド機構に沿って周方向に移動
させたりする移動用アームを、台車に設けたものであ
る。
の核融合炉炉内機器の遠隔保全装置において、台車が核
融合炉内に挿入されたとき、隣接する炉内機器を円弧状
ガイド機構に沿って引き寄せて台車の部分ガイド機構上
に搭載したり、台車の部分ガイド機構に予め搭載されて
いる炉内機器を円弧状ガイド機構に沿って周方向に移動
させたりする移動用アームを、台車に設けたものであ
る。
【0028】台車がメンテナンスポート正面の炉内機器
の位置に挿入された時に、台車の下側に備えている移動
用アームが隣接する炉内機器の下側に挿入されて、隣接
するダイバータを円弧状ガイド機構に沿って引き寄せて
台車の上の部分ガイド機構に搭載したり、台車に予め搭
載されている炉内機器を部分ガイド機構及び円弧状ガイ
ド機構に沿って周方向に移動させる。
の位置に挿入された時に、台車の下側に備えている移動
用アームが隣接する炉内機器の下側に挿入されて、隣接
するダイバータを円弧状ガイド機構に沿って引き寄せて
台車の上の部分ガイド機構に搭載したり、台車に予め搭
載されている炉内機器を部分ガイド機構及び円弧状ガイ
ド機構に沿って周方向に移動させる。
【0029】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の核融合炉炉内機器の遠隔保全装置において、部分ガイ
ド機構と円弧状ガイド機構との間を自在に連続的に移動
する自走式台車を台車に搭載して、核融合炉内に挿入す
るようにしたものである。
の核融合炉炉内機器の遠隔保全装置において、部分ガイ
ド機構と円弧状ガイド機構との間を自在に連続的に移動
する自走式台車を台車に搭載して、核融合炉内に挿入す
るようにしたものである。
【0030】自走式台車は、メンテナンスポート正面の
炉内機器の位置に挿入される台車に搭載され、台車の部
分ガイド機構と炉内機器の設置面に備えられた円弧状ガ
イド機構との間を自在に連続的に移動する。
炉内機器の位置に挿入される台車に搭載され、台車の部
分ガイド機構と炉内機器の設置面に備えられた円弧状ガ
イド機構との間を自在に連続的に移動する。
【0031】請求項5の発明は、請求項4の核融合炉炉
内機器の遠隔保全装置において、自走式台車に、円弧状
ガイド機構及び部分ガイド機構に設けられたセクタギア
に噛み合うギアと、ギアを駆動する駆動機構とを設け、
駆動機構でギアを駆動することにより、自走式台車は部
分ガイド機構と円弧状ガイド機構との間を自在に連続的
に移動するようにしたものである。
内機器の遠隔保全装置において、自走式台車に、円弧状
ガイド機構及び部分ガイド機構に設けられたセクタギア
に噛み合うギアと、ギアを駆動する駆動機構とを設け、
駆動機構でギアを駆動することにより、自走式台車は部
分ガイド機構と円弧状ガイド機構との間を自在に連続的
に移動するようにしたものである。
【0032】自走式台車は、メンテナンスポート正面の
炉内機器の位置に挿入される台車に搭載され、台車と炉
内機器の設置面との間で連続的に形成されるセクタギア
にかみ合うギアを回転駆動することによって、台車の上
と炉内機器の設置面との間を自在に連続的に移動する。
炉内機器の位置に挿入される台車に搭載され、台車と炉
内機器の設置面との間で連続的に形成されるセクタギア
にかみ合うギアを回転駆動することによって、台車の上
と炉内機器の設置面との間を自在に連続的に移動する。
【0033】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
の核融合炉炉内機器の遠隔保全装置において、自走式台
車に、炉内機器の側面を押したり引いたりするためのフ
ックを設けたものである。
の核融合炉炉内機器の遠隔保全装置において、自走式台
車に、炉内機器の側面を押したり引いたりするためのフ
ックを設けたものである。
【0034】自走式台車は移動対象の炉内機器に接近し
たときに、フックを炉内機器の側面に引っかける。そし
て、台車の移動に伴って炉内機器を押したり引いたりす
る。
たときに、フックを炉内機器の側面に引っかける。そし
て、台車の移動に伴って炉内機器を押したり引いたりす
る。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の核融合炉の炉内機器の遠隔保全
装置に係る第1の実施の形態を示す斜視図である。この
第1の実施の形態は、請求項1及び請求項2の発明に対
応するものである。
する。図1は、本発明の核融合炉の炉内機器の遠隔保全
装置に係る第1の実施の形態を示す斜視図である。この
第1の実施の形態は、請求項1及び請求項2の発明に対
応するものである。
【0052】図1では、炉内機器としてトカマク型核融
合炉のダイバータ13をメンテナンスポートである下部
ポート18にて搬入搬出する場合を示している。炉内機
器であるダイバータ13は、図13に示すように核融合
炉内に放射状に設置されているが、図1では1個のダイ
バータ13を示している。また、核融合炉の炉内機器の
設置面には、内周側円弧状ガイド機構32aと外周側円
弧状ガイド機構32bとがそれぞれ1本ずつ設置されて
いる。これら円弧状ガイド機構32は、ダイバータ13
をトーラスの周方向に移動させるために、核融合炉のト
ーラス状スペース11と同心になるように配置されてい
る。内周側円弧状ガイド機構32aの外周面と外周側円
弧状ガイド機構32bの内周面とには、それぞれトーラ
ス状スペース11の中心をピッチ円の中心とするセクタ
ギア27a、27bがそれぞれ組み付けられている。
合炉のダイバータ13をメンテナンスポートである下部
ポート18にて搬入搬出する場合を示している。炉内機
器であるダイバータ13は、図13に示すように核融合
炉内に放射状に設置されているが、図1では1個のダイ
バータ13を示している。また、核融合炉の炉内機器の
設置面には、内周側円弧状ガイド機構32aと外周側円
弧状ガイド機構32bとがそれぞれ1本ずつ設置されて
いる。これら円弧状ガイド機構32は、ダイバータ13
をトーラスの周方向に移動させるために、核融合炉のト
ーラス状スペース11と同心になるように配置されてい
る。内周側円弧状ガイド機構32aの外周面と外周側円
弧状ガイド機構32bの内周面とには、それぞれトーラ
ス状スペース11の中心をピッチ円の中心とするセクタ
ギア27a、27bがそれぞれ組み付けられている。
【0053】また、2本の円弧状ガイド機構32に挾ま
れた部分の床面を構成する容器12は下側に湾曲してお
り、核融合炉の運転時に生じる不純物を排気するための
空間がダイバータ13の下側に確保されるようになって
いる。ダイバータ13の底面には、これらの円弧状ガイ
ド機構32a、32bに沿ってスライドするパッド34
a、34bがそれぞれ組み付けられている。
れた部分の床面を構成する容器12は下側に湾曲してお
り、核融合炉の運転時に生じる不純物を排気するための
空間がダイバータ13の下側に確保されるようになって
いる。ダイバータ13の底面には、これらの円弧状ガイ
ド機構32a、32bに沿ってスライドするパッド34
a、34bがそれぞれ組み付けられている。
【0054】ダイバータ13の1個の大きさは、トーラ
ス状スペース11の径方向に長さ約6m、高さ2m、幅
は内径側で約0.3m、外径側で約0.6m、高さ約2
m、幅は内径側で約0.3m、外径側で約0.6mとな
っており、重量は約24トンになるとされている。
ス状スペース11の径方向に長さ約6m、高さ2m、幅
は内径側で約0.3m、外径側で約0.6m、高さ約2
m、幅は内径側で約0.3m、外径側で約0.6mとな
っており、重量は約24トンになるとされている。
【0055】また、図1では、メンテナンスポート正面
の炉内機器(ダイバータ13)が設置されていない状態
のときに、台車35がメンテナンスポート(外部ポート
18)を経てメンテナンスポート正面の炉内機器の設置
位置に挿入された状態を示している。
の炉内機器(ダイバータ13)が設置されていない状態
のときに、台車35がメンテナンスポート(外部ポート
18)を経てメンテナンスポート正面の炉内機器の設置
位置に挿入された状態を示している。
【0056】この台車35の上面には、メンテナンスポ
ート正面のダイバータ13の配置位置に台車35が挿入
された時に、床面に設けられた円弧状ガイド機構32
a、32bとそれぞれ連続する部分ガイド機構36a、
36bが設けられている。すなわち、台車35上に円弧
状ガイド機構32a、32bに対応して内周側と外周側
とに部分ガイド機構36a、36bが形成されている。
ート正面のダイバータ13の配置位置に台車35が挿入
された時に、床面に設けられた円弧状ガイド機構32
a、32bとそれぞれ連続する部分ガイド機構36a、
36bが設けられている。すなわち、台車35上に円弧
状ガイド機構32a、32bに対応して内周側と外周側
とに部分ガイド機構36a、36bが形成されている。
【0057】さらに、内周側円弧状ガイド機構32aの
外周面のセクタギア27aと、外周側円弧状ガイド機構
32bの内周面のセクタギア27bと連続するピッチの
ギアが台車35上の部分ガイド機構36a、36bに構
成されるように、部分セクタギア37a、37bがそれ
ぞれ部分ガイド機構36aの外周面、部分ガイド機構3
6bの内周面に取り付けられている。また、前述したよ
うに容器12は下側に湾曲しているので、この台車35
がメンテナンスポート正面のダイバータ13の配置位置
に挿入される前に、まず、後述する径方向の仮設ガイド
機構が挿入される。台車35はこの仮設ガイド機構に案
内されて核融合炉内に挿入されることになる。なお、台
車35の下面には、この仮設ガイド機構の上とメンテナ
ンスポート(外部ポート18)の床面とを径方向に移動
するためのパッド(図示せず)が設けられている。
外周面のセクタギア27aと、外周側円弧状ガイド機構
32bの内周面のセクタギア27bと連続するピッチの
ギアが台車35上の部分ガイド機構36a、36bに構
成されるように、部分セクタギア37a、37bがそれ
ぞれ部分ガイド機構36aの外周面、部分ガイド機構3
6bの内周面に取り付けられている。また、前述したよ
うに容器12は下側に湾曲しているので、この台車35
がメンテナンスポート正面のダイバータ13の配置位置
に挿入される前に、まず、後述する径方向の仮設ガイド
機構が挿入される。台車35はこの仮設ガイド機構に案
内されて核融合炉内に挿入されることになる。なお、台
車35の下面には、この仮設ガイド機構の上とメンテナ
ンスポート(外部ポート18)の床面とを径方向に移動
するためのパッド(図示せず)が設けられている。
【0058】このように、この第1の実施の形態では、
炉内機器を周方向に移動するための円弧状ガイド機構3
2を炉内機器の設置面に備え、メンテナンスポート正面
の炉内機器が設置されていない状態のときに、台車35
をメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿入す
る。その台車35には、円弧状ガイド機構32と連続す
るガイド機構を形成する部分ガイド機構36が組み付け
られている。
炉内機器を周方向に移動するための円弧状ガイド機構3
2を炉内機器の設置面に備え、メンテナンスポート正面
の炉内機器が設置されていない状態のときに、台車35
をメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿入す
る。その台車35には、円弧状ガイド機構32と連続す
るガイド機構を形成する部分ガイド機構36が組み付け
られている。
【0059】したがって、台車35がメンテナンスポー
ト正面の炉内機器の位置に挿入されたときに、炉内機器
の設置面に備えられた円弧状ガイド機構32と連続的す
る部分ガイド機構36が台車35の上に形成され、メン
テナンスポート正面以外の位置にあるダイバータ13を
円弧状ガイド機構32に沿って台車35の部分ガイド機
構36上に移載することができる。
ト正面の炉内機器の位置に挿入されたときに、炉内機器
の設置面に備えられた円弧状ガイド機構32と連続的す
る部分ガイド機構36が台車35の上に形成され、メン
テナンスポート正面以外の位置にあるダイバータ13を
円弧状ガイド機構32に沿って台車35の部分ガイド機
構36上に移載することができる。
【0060】また、第1の実施の形態では、円弧状ガイ
ド機構32と同心をなすセクタギア27円弧状ガイド機
構32に設け、メンテナンスポート正面の炉内機器が設
置されていない状態のポート正面の炉内機器の位置に台
車35が挿入されたときに、セクタギア27と連続する
ような部分セクタギア37を台車35の部分ガイド機構
36にさらに組み付けている。
ド機構32と同心をなすセクタギア27円弧状ガイド機
構32に設け、メンテナンスポート正面の炉内機器が設
置されていない状態のポート正面の炉内機器の位置に台
車35が挿入されたときに、セクタギア27と連続する
ような部分セクタギア37を台車35の部分ガイド機構
36にさらに組み付けている。
【0061】以上述べたように、本発明の第1の実施の
形態によれば、メンテナンスポート内を径方向に移動し
てメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿入され
る台車35に、核融合炉の炉内機器設置面に設置されて
いる円弧状ガイド機構32と連続する部分ガイド機構3
6と、同じく核融合炉の炉内機器設置面に設置されてい
るセクタギア27と連続的につながる部分セクタギア3
7とを備えているので、スムーズな周方向の移動によっ
て大重量のダイバータ13をメンテナンスポート正面の
位置に挿入された台車35に移載でき、それを容易に径
方向に移動することができる。また、直角に曲がるため
の複雑な走行機構や、複雑なガイド機構が必要でないの
で、単純な機構で構成でき信頼性が高くなる。
形態によれば、メンテナンスポート内を径方向に移動し
てメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿入され
る台車35に、核融合炉の炉内機器設置面に設置されて
いる円弧状ガイド機構32と連続する部分ガイド機構3
6と、同じく核融合炉の炉内機器設置面に設置されてい
るセクタギア27と連続的につながる部分セクタギア3
7とを備えているので、スムーズな周方向の移動によっ
て大重量のダイバータ13をメンテナンスポート正面の
位置に挿入された台車35に移載でき、それを容易に径
方向に移動することができる。また、直角に曲がるため
の複雑な走行機構や、複雑なガイド機構が必要でないの
で、単純な機構で構成でき信頼性が高くなる。
【0062】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、請求項3に対応するもの
である。図2は、本発明の第2の実施の形態を示す平面
図であり、図3は、本発明の第2の実施の形態を示す側
面図である。
る。この第2の実施の形態は、請求項3に対応するもの
である。図2は、本発明の第2の実施の形態を示す平面
図であり、図3は、本発明の第2の実施の形態を示す側
面図である。
【0063】この第2の実施の形態は、図1に示した第
1の実施の形態に対し、台車35が核融合炉内に挿入さ
れたとき、隣接する炉内機器(ダイバータ13)を円弧
状ガイド機構32に沿って引き寄せて台車35の部分ガ
イド機構36上に搭載したり、台車35の部分ガイド機
構36に予め搭載されている炉内機器を円弧状ガイド機
構32に沿って周方向に移動させたりする移動用アーム
38を、台車35に設けたものである。すなわち、台車
35に、隣接するダイバータ13を周方向にスライド移
動させる機能を備えたものである。図2及び図3では、
ダイバータ13が台車35の上に搭載された状態を示し
ており、図2はその平面図であり、図3はダイバータ1
3の形状を単に輪郭のみで示している側面図である。
1の実施の形態に対し、台車35が核融合炉内に挿入さ
れたとき、隣接する炉内機器(ダイバータ13)を円弧
状ガイド機構32に沿って引き寄せて台車35の部分ガ
イド機構36上に搭載したり、台車35の部分ガイド機
構36に予め搭載されている炉内機器を円弧状ガイド機
構32に沿って周方向に移動させたりする移動用アーム
38を、台車35に設けたものである。すなわち、台車
35に、隣接するダイバータ13を周方向にスライド移
動させる機能を備えたものである。図2及び図3では、
ダイバータ13が台車35の上に搭載された状態を示し
ており、図2はその平面図であり、図3はダイバータ1
3の形状を単に輪郭のみで示している側面図である。
【0064】図2及び図3において、台車35の下側に
は円弧状の移動用アーム38a、38bが周方向にスラ
イド可能にガイドされており、この移動用アーム38
a、38bの端部には出たり引っ込んだりできる突起3
9a、39bが組み付けられている。移動用アーム38
a、38bの外周面には図示しないセクタギアが設けら
れており、このセクタギアとかみ合うピニオンギア40
a、40bがドライブシャフト41a、41bによって
駆動されるウォーム機構(図示せず)によって回転駆動
される。このドライブシャフト41a、41bはモータ
及び減速機からなる駆動ユニット42a、42bによっ
て回転駆動される。また、台車35の下には、径方向に
台車35をガイドする仮設ガイド機構43が挿入されて
いる。
は円弧状の移動用アーム38a、38bが周方向にスラ
イド可能にガイドされており、この移動用アーム38
a、38bの端部には出たり引っ込んだりできる突起3
9a、39bが組み付けられている。移動用アーム38
a、38bの外周面には図示しないセクタギアが設けら
れており、このセクタギアとかみ合うピニオンギア40
a、40bがドライブシャフト41a、41bによって
駆動されるウォーム機構(図示せず)によって回転駆動
される。このドライブシャフト41a、41bはモータ
及び減速機からなる駆動ユニット42a、42bによっ
て回転駆動される。また、台車35の下には、径方向に
台車35をガイドする仮設ガイド機構43が挿入されて
いる。
【0065】ここで、この第2の実施の形態では、移動
用アーム38a、38bが周方向にスライドする構造と
したが、テレスコープ状に伸縮する移動用アーム38
a、38bなどで構成しても良い。テレスコープ状の移
動用アーム38a、38bとする場合には、伸縮の自由
度だけでなく、トーラス状スペース11の円周に沿って
方向を変更するための鉛直軸回りの回転の自由度が備え
られる。
用アーム38a、38bが周方向にスライドする構造と
したが、テレスコープ状に伸縮する移動用アーム38
a、38bなどで構成しても良い。テレスコープ状の移
動用アーム38a、38bとする場合には、伸縮の自由
度だけでなく、トーラス状スペース11の円周に沿って
方向を変更するための鉛直軸回りの回転の自由度が備え
られる。
【0066】なお、図2及び図3中の固定装置44a、
44b、及び図2中の固定装置44aの構成要素である
凸部47、凹部48、ブロック49、さらに固定装置4
4bの構成要素であるピン45、穴46については後述
する。
44b、及び図2中の固定装置44aの構成要素である
凸部47、凹部48、ブロック49、さらに固定装置4
4bの構成要素であるピン45、穴46については後述
する。
【0067】このように、第2の実施の形態に係わる核
融合炉の遠隔保全装置では、台車35がメンテナンスポ
ート正面の炉内機器の位置に挿入されたときに、台車3
5の下側に設けられた移動用アーム38にて、隣接する
炉内機器を円弧状ガイド機構32に沿って引き寄せて台
車35の部分ガイド機構36上に搭載したり、台車35
に予め搭載されている炉内機器を円弧状ガイド機構32
に沿って周方向に移動させて炉内機器の設置面の円弧状
ガイド機構32に移動したりする。
融合炉の遠隔保全装置では、台車35がメンテナンスポ
ート正面の炉内機器の位置に挿入されたときに、台車3
5の下側に設けられた移動用アーム38にて、隣接する
炉内機器を円弧状ガイド機構32に沿って引き寄せて台
車35の部分ガイド機構36上に搭載したり、台車35
に予め搭載されている炉内機器を円弧状ガイド機構32
に沿って周方向に移動させて炉内機器の設置面の円弧状
ガイド機構32に移動したりする。
【0068】以上述べたように、本発明の第2の実施の
形態によれば、メンテナンスポート内を径方向に移動し
てメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿入され
る台車35の下側に移動用アーム38を備えて、隣接す
るダイバータ13を円弧状ガイド機構32に沿って引き
寄せて台車35の上に搭載したり、台車35に搭載され
ているダイバータ13を円弧状ガイド機構32に沿って
周方向に移動させることができるので、メンテナンスポ
ート正面のダイバータ13が撤去されただけの限られた
スペース内で、メンテナンスポート正面のダイバータ1
3の隣のダイバータ13を移動できる。
形態によれば、メンテナンスポート内を径方向に移動し
てメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿入され
る台車35の下側に移動用アーム38を備えて、隣接す
るダイバータ13を円弧状ガイド機構32に沿って引き
寄せて台車35の上に搭載したり、台車35に搭載され
ているダイバータ13を円弧状ガイド機構32に沿って
周方向に移動させることができるので、メンテナンスポ
ート正面のダイバータ13が撤去されただけの限られた
スペース内で、メンテナンスポート正面のダイバータ1
3の隣のダイバータ13を移動できる。
【0069】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。この第3の実施の形態は、請求項4乃至請求項6に
対応するものであり、図4に平面図を示し、図5にその
側面図を示す。この第3の実施の形態は、図1及び図2
に示した台車35に自走式台車50を搭載し、部分ガイ
ド機構36と円弧状ガイド機構32との間を自在に連続
的に移動させ、核融合炉内に配置された炉内機器(ダイ
バータ13)を台車35に搭載するために移動したり、
台車35に搭載された炉内機器(ダイバータ13)を挿
入するようにしたものである。
る。この第3の実施の形態は、請求項4乃至請求項6に
対応するものであり、図4に平面図を示し、図5にその
側面図を示す。この第3の実施の形態は、図1及び図2
に示した台車35に自走式台車50を搭載し、部分ガイ
ド機構36と円弧状ガイド機構32との間を自在に連続
的に移動させ、核融合炉内に配置された炉内機器(ダイ
バータ13)を台車35に搭載するために移動したり、
台車35に搭載された炉内機器(ダイバータ13)を挿
入するようにしたものである。
【0070】そして、自走式台車50の駆動は、円弧状
ガイド機構32及び部分ガイド機構36に設けられたセ
クタギヤ27、37に噛み合うギア51と、このギヤ5
1を駆動する自走式台車駆動機構52とを設け、駆動機
構52でギア51を駆動することにより、自走式台車5
0は部分ガイド機構36と円弧状ガイド機構32との間
を自在に連続的に移動する。また、自走式台車50に
は、炉内機器の側面を押したり引いたりするためのフッ
ク53が設けられ、炉内機器(ダイバータ13)には、
そのフック53を係止するための止めピン54が設けら
れている。
ガイド機構32及び部分ガイド機構36に設けられたセ
クタギヤ27、37に噛み合うギア51と、このギヤ5
1を駆動する自走式台車駆動機構52とを設け、駆動機
構52でギア51を駆動することにより、自走式台車5
0は部分ガイド機構36と円弧状ガイド機構32との間
を自在に連続的に移動する。また、自走式台車50に
は、炉内機器の側面を押したり引いたりするためのフッ
ク53が設けられ、炉内機器(ダイバータ13)には、
そのフック53を係止するための止めピン54が設けら
れている。
【0071】なお、図5中のレンチとレンチ駆動機構5
5は、後述する固定装置44を操作するためのものであ
る。
5は、後述する固定装置44を操作するためのものであ
る。
【0072】図4及び図5において、自走式台車50に
は、部分ガイド機構36a、36bに設けられた部分セ
クタギア37a、37b、及び円弧状ガイド機構32
a、32bのセクタギヤ27a、27bにかみ合うギア
51a、51bと、このギヤ51a、51bを回転させ
るモータと減速機からなるその駆動機構52a、52b
とが、それぞれ内周側と外周側とに備えられている。さ
らに、部分ガイド機構36の上面及び側面部に当接する
部分にはパッド(図示せず)が組み付けられている。
は、部分ガイド機構36a、36bに設けられた部分セ
クタギア37a、37b、及び円弧状ガイド機構32
a、32bのセクタギヤ27a、27bにかみ合うギア
51a、51bと、このギヤ51a、51bを回転させ
るモータと減速機からなるその駆動機構52a、52b
とが、それぞれ内周側と外周側とに備えられている。さ
らに、部分ガイド機構36の上面及び側面部に当接する
部分にはパッド(図示せず)が組み付けられている。
【0073】この自走式台車50には円弧状ガイド機構
32上を自走して他のダイバータ13の側面に接近した
ときに、そのダイバータ13の側面を核融合炉の周方向
に押したり引いたりするフック53a、53b及びその
フック53a、53bの回転駆動機構(図示せず)が備
えられており、ダイバータ13側にはこのフック53
a、53bを引っかけるための止めピン54a、54b
が設けられている。
32上を自走して他のダイバータ13の側面に接近した
ときに、そのダイバータ13の側面を核融合炉の周方向
に押したり引いたりするフック53a、53b及びその
フック53a、53bの回転駆動機構(図示せず)が備
えられており、ダイバータ13側にはこのフック53
a、53bを引っかけるための止めピン54a、54b
が設けられている。
【0074】このように、第3の実施の形態による遠隔
保全装置では、自走式台車50を台車35に搭載し、台
車35がメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿
入されたときに、自走式台車50は、部分ガイド機構3
6と炉内機器の設置面に備えられた円弧状ガイド機構3
2との間を自在に連続的に移動することになる。そし
て、隣接する炉内機器(ダイバータ13)に接近し、フ
ック53で炉内機器(ダイバータ13)の止めピン54
を係止することにより、台車35に炉内機器を引き寄せ
る。これにより、炉内機器をメンテナンスポートを介し
て外部に搬出することができる。また、炉内機器を搬入
する場合は、この逆の動作となり、台車35に搭載され
た炉内機器を自走式台車50で、円弧状ガイド機構32
に沿ってその配置位置まで押していくことになる。
保全装置では、自走式台車50を台車35に搭載し、台
車35がメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿
入されたときに、自走式台車50は、部分ガイド機構3
6と炉内機器の設置面に備えられた円弧状ガイド機構3
2との間を自在に連続的に移動することになる。そし
て、隣接する炉内機器(ダイバータ13)に接近し、フ
ック53で炉内機器(ダイバータ13)の止めピン54
を係止することにより、台車35に炉内機器を引き寄せ
る。これにより、炉内機器をメンテナンスポートを介し
て外部に搬出することができる。また、炉内機器を搬入
する場合は、この逆の動作となり、台車35に搭載され
た炉内機器を自走式台車50で、円弧状ガイド機構32
に沿ってその配置位置まで押していくことになる。
【0075】以上述べたように、本発明の第3の実施の
形態によれば、メンテナンスポート内を径方向に移動し
てメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿入され
る台車35の上に搭載される自走式台車50が、台車3
5の上と円弧状ガイド機構32の上をギア51を回転さ
せる単純な動作で自在に連続的に移動でき、ダイバータ
13に接近してダイバータ13の固定装置44を操作し
たり、フック53をかけてダイバータ13を周方向に自
在に移動できるので、メンテナンスポートから離れたダ
イバータ13でも交換できる効果がある。
形態によれば、メンテナンスポート内を径方向に移動し
てメンテナンスポート正面の炉内機器の位置に挿入され
る台車35の上に搭載される自走式台車50が、台車3
5の上と円弧状ガイド機構32の上をギア51を回転さ
せる単純な動作で自在に連続的に移動でき、ダイバータ
13に接近してダイバータ13の固定装置44を操作し
たり、フック53をかけてダイバータ13を周方向に自
在に移動できるので、メンテナンスポートから離れたダ
イバータ13でも交換できる効果がある。
【0076】次に、本発明の核融合炉炉内機器の固定装
置44についての本発明の第4の実施の形態を説明す
る。この第4の実施の形態は、請求項7乃至請求項10
に対応するものであり、炉内機器の配置位置がメンテナ
ンスポート正面でない炉内機器の固定装置44について
ものである。以下、炉内機器であるダイバータ13を外
周側円弧状ガイド機構32bに固定する固定装置44
b、及びダイバータ13を内周側円弧状ガイド機構32
aに固定する固定装置44aの構成について説明する。
置44についての本発明の第4の実施の形態を説明す
る。この第4の実施の形態は、請求項7乃至請求項10
に対応するものであり、炉内機器の配置位置がメンテナ
ンスポート正面でない炉内機器の固定装置44について
ものである。以下、炉内機器であるダイバータ13を外
周側円弧状ガイド機構32bに固定する固定装置44
b、及びダイバータ13を内周側円弧状ガイド機構32
aに固定する固定装置44aの構成について説明する。
【0077】まず、図6は、本発明の第4の実施の形態
のうち、炉内機器であるダイバータ13を外周側円弧状
ガイド機構32bに固定する固定装置44bを示した平
面図である。この固定装置44bは、炉内機器に設けら
れ円弧状ガイド機構32bの径方向にスライド可能な太
さ一定のピン45と、円弧状ガイド機構32bに設けら
れピン45と嵌合する穴46とで構成される。
のうち、炉内機器であるダイバータ13を外周側円弧状
ガイド機構32bに固定する固定装置44bを示した平
面図である。この固定装置44bは、炉内機器に設けら
れ円弧状ガイド機構32bの径方向にスライド可能な太
さ一定のピン45と、円弧状ガイド機構32bに設けら
れピン45と嵌合する穴46とで構成される。
【0078】すなわち、ピン45aは、屈曲自在に連結
された2本のリンク56a、56bの連結部57に取り
付けられ、2本のそれぞれのリンク56a、56bの端
部が核融合炉の周方向に設置されたネジ58a、58b
のナット59a、59bに揺動自在に組み付けられてお
り、ネジ58a、58bを回転させることによって、ピ
ン45aを径方向に移動させるようにしたものである。
された2本のリンク56a、56bの連結部57に取り
付けられ、2本のそれぞれのリンク56a、56bの端
部が核融合炉の周方向に設置されたネジ58a、58b
のナット59a、59bに揺動自在に組み付けられてお
り、ネジ58a、58bを回転させることによって、ピ
ン45aを径方向に移動させるようにしたものである。
【0079】ここで、図2中のダイバータ13におい
て、外周側の円弧状ガイド機構32bには径方向に円形
の穴46が設けられており、ダイバータ13には、円弧
状ガイド機構32bの穴46に径方向にスライド可能に
嵌合される円形の断面形状で太さが一様なピン45が組
み付けられている。
て、外周側の円弧状ガイド機構32bには径方向に円形
の穴46が設けられており、ダイバータ13には、円弧
状ガイド機構32bの穴46に径方向にスライド可能に
嵌合される円形の断面形状で太さが一様なピン45が組
み付けられている。
【0080】このピン45をスライド駆動する機構の拡
大図が図6(a)であり、図6(a)において、ピン4
5aは、ダイバータ13側に設けられた径方向の穴46
aにガイドされており、軸方向にのみ動くように拘束さ
れている。ピン45aの基端部は、屈曲自在に連結され
た2本のリンク56a、56bの連結部57aに揺動自
在に取り付けられ、それぞれのリンク56a、56bの
端部は、核融合炉の周方向に設置されたネジ58a、5
8bに沿って移動するナット59a、59bに回転自在
に組み付けられている。なお、ネジ軸の端部は、外部の
レンチによって回転駆動できるように6角形のヘッド6
0が形成されている。
大図が図6(a)であり、図6(a)において、ピン4
5aは、ダイバータ13側に設けられた径方向の穴46
aにガイドされており、軸方向にのみ動くように拘束さ
れている。ピン45aの基端部は、屈曲自在に連結され
た2本のリンク56a、56bの連結部57aに揺動自
在に取り付けられ、それぞれのリンク56a、56bの
端部は、核融合炉の周方向に設置されたネジ58a、5
8bに沿って移動するナット59a、59bに回転自在
に組み付けられている。なお、ネジ軸の端部は、外部の
レンチによって回転駆動できるように6角形のヘッド6
0が形成されている。
【0081】これらのネジ58a、58bは一体構造に
なっており、ナット59aとナット59bの部分でネジ
目を逆向きに構成している。ネジ軸を回転させるとこれ
らのナット59a、59bは相互に逆向きに移動して、
リンク56a、56bを屈曲させ、ピン45を径方向に
スライドして、円弧状ガイド機構32に設けられた穴4
6に挿入される構造となっている。その状態を図6
(b)に示す。
なっており、ナット59aとナット59bの部分でネジ
目を逆向きに構成している。ネジ軸を回転させるとこれ
らのナット59a、59bは相互に逆向きに移動して、
リンク56a、56bを屈曲させ、ピン45を径方向に
スライドして、円弧状ガイド機構32に設けられた穴4
6に挿入される構造となっている。その状態を図6
(b)に示す。
【0082】ピン45aの基端部すなわち連結部57a
は、蝶番状にリンク56a、56bと結合されている。
ピン45aは太さが一様であり、円弧状ガイド機構32
b側の穴46aはピン45aより長くしてあるので、挿
入後でも径方向には拘束されない構造になっている。ま
た、ナット59a、59bはネジ58a、58bに沿っ
て設けられた溝にガイドされて移動するようになってい
る。
は、蝶番状にリンク56a、56bと結合されている。
ピン45aは太さが一様であり、円弧状ガイド機構32
b側の穴46aはピン45aより長くしてあるので、挿
入後でも径方向には拘束されない構造になっている。ま
た、ナット59a、59bはネジ58a、58bに沿っ
て設けられた溝にガイドされて移動するようになってい
る。
【0083】さらに、隣のもう1本のピン45bをスラ
イドさせるための2本のリンク56c、56d及びネジ
が同様に構成されており、ネジ58c、58dはピン4
5bを駆動するネジ軸と一体構造になっている。すなわ
ち、1本のネジ軸を回転させることによって、2本のピ
ン45a、45bを同時にスライド駆動できる構造にな
っている。
イドさせるための2本のリンク56c、56d及びネジ
が同様に構成されており、ネジ58c、58dはピン4
5bを駆動するネジ軸と一体構造になっている。すなわ
ち、1本のネジ軸を回転させることによって、2本のピ
ン45a、45bを同時にスライド駆動できる構造にな
っている。
【0084】図6(c)は、図6(b)の状態を矢印の
方向から見たようすであり、リンク56a、56bがナ
ット59a、59bを上下方向に挾むように構成されて
いることを示している。
方向から見たようすであり、リンク56a、56bがナ
ット59a、59bを上下方向に挾むように構成されて
いることを示している。
【0085】次に、ダイバータ13を内周側のガイドガ
イド機構32aに固定する固定装置44aの構成につい
て、図2を用いて説明する。内周側円弧状ガイド機構3
2aの内周側には、径方向に凹部48が形成されてい
て、ダイバータ13には外径方向にスライド駆動され
て、この凹部48に嵌合する凸部47が組み付けられて
いる。また、ダイバータ13にはこの内周側円弧状ガイ
ド機構32aの外周面に密着するようにブロック49が
設けられている。この凸部47の駆動機構は図6に示し
た外周側円弧状ガイド機構32bに嵌合されるピン45
の駆動機構と同様になっている。
イド機構32aに固定する固定装置44aの構成につい
て、図2を用いて説明する。内周側円弧状ガイド機構3
2aの内周側には、径方向に凹部48が形成されてい
て、ダイバータ13には外径方向にスライド駆動され
て、この凹部48に嵌合する凸部47が組み付けられて
いる。また、ダイバータ13にはこの内周側円弧状ガイ
ド機構32aの外周面に密着するようにブロック49が
設けられている。この凸部47の駆動機構は図6に示し
た外周側円弧状ガイド機構32bに嵌合されるピン45
の駆動機構と同様になっている。
【0086】すなわち、屈曲自在に連結された2本のリ
ンクの連結部に揺動自在に凸部47が組み付けられ、リ
ンクの基端部はネジに沿って移動するナットに揺動自在
に組み付けられている。ネジを回転させることによっ
て、突起を径方向にスライド駆動してガイド機構の凹部
48に嵌合させる。ネジの端部には前図6に示したもの
と同様に6角形ヘッド60が構成されている。
ンクの連結部に揺動自在に凸部47が組み付けられ、リ
ンクの基端部はネジに沿って移動するナットに揺動自在
に組み付けられている。ネジを回転させることによっ
て、突起を径方向にスライド駆動してガイド機構の凹部
48に嵌合させる。ネジの端部には前図6に示したもの
と同様に6角形ヘッド60が構成されている。
【0087】ここで、外周側円弧状ガイド機構32bへ
の固定装置と異なる点は、凸部47の先端部を凹部48
の底部に押しつけることによって、内周側円弧状ガイド
機構32aを凸部47と外周側のブロック49で挾みつ
ける構造となっており、ダイバータ13を径方向にも固
定することである。
の固定装置と異なる点は、凸部47の先端部を凹部48
の底部に押しつけることによって、内周側円弧状ガイド
機構32aを凸部47と外周側のブロック49で挾みつ
ける構造となっており、ダイバータ13を径方向にも固
定することである。
【0088】この第4の実施の形態では炉内機器に設け
られたピン45は、外周側円弧状ガイド機構32bに設
けられた穴46に径方向にスライド可能に嵌合される。
この穴46はピン45より長くしてある。したがって、
ピン45は径方向にスライド可能なので、核融合炉の運
転中に径方向に作用する大きな電磁力がピン45に作用
することがなく、また、熱変形により炉内機器が径方向
に伸びても、過大な応力が生じることがない。また、ピ
ン45の嵌合によって固定位置が決まるので、炉内機器
の移動精度と関係なく固定精度を高くすることができ
る。
られたピン45は、外周側円弧状ガイド機構32bに設
けられた穴46に径方向にスライド可能に嵌合される。
この穴46はピン45より長くしてある。したがって、
ピン45は径方向にスライド可能なので、核融合炉の運
転中に径方向に作用する大きな電磁力がピン45に作用
することがなく、また、熱変形により炉内機器が径方向
に伸びても、過大な応力が生じることがない。また、ピ
ン45の嵌合によって固定位置が決まるので、炉内機器
の移動精度と関係なく固定精度を高くすることができ
る。
【0089】また、ピン45は屈曲自在に連結された2
本のリンク56の屈曲部に取り付けられており、ネジ5
8を回転することによってピン45を径方向に移動させ
て、外周側円弧状ガイド機構32bに挿入するので、炉
内機器の側面から周方向のネジ58を回す簡単な動作に
より、ピン45を径方向にスライドさせて、炉内機器を
固定することができる。
本のリンク56の屈曲部に取り付けられており、ネジ5
8を回転することによってピン45を径方向に移動させ
て、外周側円弧状ガイド機構32bに挿入するので、炉
内機器の側面から周方向のネジ58を回す簡単な動作に
より、ピン45を径方向にスライドさせて、炉内機器を
固定することができる。
【0090】一方、炉内機器側に設けられた凸部47を
内周側円弧状ガイド機構32aの内周側に設けられた凹
部48に嵌合するとともに、内周側円弧状ガイド機構3
2aの外周側に当接するように設けられたブロック49
と凸部47とで内周側円弧状ガイド機構32aを挾みつ
けることにより、炉内機器を内周側円弧状ガイド機構3
2aに固定する。そして、凸部47が屈曲自在に連結さ
れた2本のリンクの屈曲部に取り付けられ、それぞれの
リンクの端部が核融合炉の周方向に設置されたネジのナ
ットに揺動自在に組み付けられており、周方向のネジを
炉内機器の側面から回転させる簡単な動作によって、炉
内機器をガイド機構に固定できる。
内周側円弧状ガイド機構32aの内周側に設けられた凹
部48に嵌合するとともに、内周側円弧状ガイド機構3
2aの外周側に当接するように設けられたブロック49
と凸部47とで内周側円弧状ガイド機構32aを挾みつ
けることにより、炉内機器を内周側円弧状ガイド機構3
2aに固定する。そして、凸部47が屈曲自在に連結さ
れた2本のリンクの屈曲部に取り付けられ、それぞれの
リンクの端部が核融合炉の周方向に設置されたネジのナ
ットに揺動自在に組み付けられており、周方向のネジを
炉内機器の側面から回転させる簡単な動作によって、炉
内機器をガイド機構に固定できる。
【0091】以上述べたように本発明の第4の実施の形
態によれば、ダイバータ13を周方向に移動するための
2本の円弧状ガイド機構32の上に設置されるダイバー
タ13が、外径側の円弧状ガイド機構32bに設けられ
た穴46に径方向にスライド可能に嵌合される太さ一定
のピン45と、内径側の円弧状ガイド機構32aを挾み
つけるように内径側の凹部48に押しつけられる凸部4
7とからなる固定装置44を備えているので、熱変形に
よりダイバータ13が伸びても過大な熱応力が生じな
い。
態によれば、ダイバータ13を周方向に移動するための
2本の円弧状ガイド機構32の上に設置されるダイバー
タ13が、外径側の円弧状ガイド機構32bに設けられ
た穴46に径方向にスライド可能に嵌合される太さ一定
のピン45と、内径側の円弧状ガイド機構32aを挾み
つけるように内径側の凹部48に押しつけられる凸部4
7とからなる固定装置44を備えているので、熱変形に
よりダイバータ13が伸びても過大な熱応力が生じな
い。
【0092】また、鉛直下向きの大きな電磁力をピン4
5ではなく、円弧状ガイド機構32の上面で支持できる
ので、強度と信頼性が高く。径方向内向きの大きな電磁
力を内径側の円弧状ガイド機構32aの外周面で支持で
きるので、強度と信頼性が高い。さらにまた、ピン45
や凸部47の嵌合によってダイバータ13の固定位置4
4が決定されるので、移動機構の位置決め精度によらず
高い固定精度が得られる。
5ではなく、円弧状ガイド機構32の上面で支持できる
ので、強度と信頼性が高く。径方向内向きの大きな電磁
力を内径側の円弧状ガイド機構32aの外周面で支持で
きるので、強度と信頼性が高い。さらにまた、ピン45
や凸部47の嵌合によってダイバータ13の固定位置4
4が決定されるので、移動機構の位置決め精度によらず
高い固定精度が得られる。
【0093】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。この第5の実施の形態は請求項11に対応す
るものであり、固定装置44におけるネジ58の端部の
六角形ヘッド60に噛み合うレンチと、このレンチを回
転させるためのレンチ駆動機構55とを台車35又は自
走式台車50に設け、固定装置44の着脱を行うように
したものである。
説明する。この第5の実施の形態は請求項11に対応す
るものであり、固定装置44におけるネジ58の端部の
六角形ヘッド60に噛み合うレンチと、このレンチを回
転させるためのレンチ駆動機構55とを台車35又は自
走式台車50に設け、固定装置44の着脱を行うように
したものである。
【0094】図5において、55はレンチとレンチ駆動
機構を模式的に示している。レンチを搭載したレンチ駆
動機構55は、ピン45や凸部47を径方向にスライド
駆動するためのネジの端部の六角形ヘッド60に噛み合
って、ネジを回転させる。これにより、円弧状ガイド機
構32a、32bから炉内機器(ダイバータ13)を取
り外す。これによって、台車35や自走式台車50は、
炉内機器の移動だけでなく、炉内機器の固定や解除も行
うことができる。
機構を模式的に示している。レンチを搭載したレンチ駆
動機構55は、ピン45や凸部47を径方向にスライド
駆動するためのネジの端部の六角形ヘッド60に噛み合
って、ネジを回転させる。これにより、円弧状ガイド機
構32a、32bから炉内機器(ダイバータ13)を取
り外す。これによって、台車35や自走式台車50は、
炉内機器の移動だけでなく、炉内機器の固定や解除も行
うことができる。
【0095】この第5の実施の形態によれば、周方向に
組み付けられたネジ58と、それに係合するナット59
と、このナット59に基端部を揺動自在に組み付けられ
て屈曲するリンク56とからなるスライド機構によっ
て、ピン45や凸部47が径方向に動くので、周方向を
向いているレンチからなる単純な構成のレンチ駆動機構
55でダイバータ13の固定や解除ができる。
組み付けられたネジ58と、それに係合するナット59
と、このナット59に基端部を揺動自在に組み付けられ
て屈曲するリンク56とからなるスライド機構によっ
て、ピン45や凸部47が径方向に動くので、周方向を
向いているレンチからなる単純な構成のレンチ駆動機構
55でダイバータ13の固定や解除ができる。
【0096】次に、本発明の第6の実施の形態につい
て、図7及び図8を参照して説明する。この第6の実施
の形態は、請求項12及び請求項13に対応するもので
ある。第4の実施の形態及び第5の実施の形態は、メン
テナンスポート正面に位置しない炉内機器の固定装置4
4を示したものであるが、この第6の実施の形態は、メ
ンテナンスポート正面に位置する炉内機器の固定装置4
4を示したものである。
て、図7及び図8を参照して説明する。この第6の実施
の形態は、請求項12及び請求項13に対応するもので
ある。第4の実施の形態及び第5の実施の形態は、メン
テナンスポート正面に位置しない炉内機器の固定装置4
4を示したものであるが、この第6の実施の形態は、メ
ンテナンスポート正面に位置する炉内機器の固定装置4
4を示したものである。
【0097】図7は、本発明の第6の実施の形態を示す
平面図である。メンテナンスポート正面に設置されるダ
イバータ13を内周側円弧状ガイド機構32aに固定す
る固定装置44は、メンテナンスポート正面に位置する
炉内機器の側面から円弧状ガイド機構32aの周方向に
スライド駆動されるピン61a、61bと、円弧状ガイ
ド機構32aの断面部に設けられ、ピン61a、61b
が嵌合される穴62とから構成される。そして、ピン6
1a、61bは、屈曲自在に連結された2本のリンク6
3a、63bの屈曲部である連結部に取り付けられ、2
本のそれぞれのリンク63a、63bの端部が核融合炉
の径方向に設置されたネジ64のナット65に揺動自在
に組み付けられており、ネジ64を回転させることによ
って、リンク63a、63bを屈曲させてピン61a、
61bを周方向にスライド移動させるようにしたもので
ある。ネジ64の回転は、外周側の端部に設けられたギ
アユニット66で行われる。
平面図である。メンテナンスポート正面に設置されるダ
イバータ13を内周側円弧状ガイド機構32aに固定す
る固定装置44は、メンテナンスポート正面に位置する
炉内機器の側面から円弧状ガイド機構32aの周方向に
スライド駆動されるピン61a、61bと、円弧状ガイ
ド機構32aの断面部に設けられ、ピン61a、61b
が嵌合される穴62とから構成される。そして、ピン6
1a、61bは、屈曲自在に連結された2本のリンク6
3a、63bの屈曲部である連結部に取り付けられ、2
本のそれぞれのリンク63a、63bの端部が核融合炉
の径方向に設置されたネジ64のナット65に揺動自在
に組み付けられており、ネジ64を回転させることによ
って、リンク63a、63bを屈曲させてピン61a、
61bを周方向にスライド移動させるようにしたもので
ある。ネジ64の回転は、外周側の端部に設けられたギ
アユニット66で行われる。
【0098】すなわち、メンテナンスポート正面に設置
されるダイバータ13の下部には、ダイバータ13の側
面から周方向に突出する2本のピン61a、61bが設
けられており、内周側円弧状ガイド機構32aの断面部
に設けられた穴62a、62bに嵌合される。これらの
ピン61a、61bは、周方向にスライド可能にガイド
されており、基端部にはリンク63a、63bが揺動自
在に組み付けられ、リンク63a、63bの他端は、径
方向に取り付けられたネジ64に沿って移動するナット
65に揺動自在に組み付けられている。ネジ64の外周
側の端部にはギアユニット66が固定されている。
されるダイバータ13の下部には、ダイバータ13の側
面から周方向に突出する2本のピン61a、61bが設
けられており、内周側円弧状ガイド機構32aの断面部
に設けられた穴62a、62bに嵌合される。これらの
ピン61a、61bは、周方向にスライド可能にガイド
されており、基端部にはリンク63a、63bが揺動自
在に組み付けられ、リンク63a、63bの他端は、径
方向に取り付けられたネジ64に沿って移動するナット
65に揺動自在に組み付けられている。ネジ64の外周
側の端部にはギアユニット66が固定されている。
【0099】図8は、ダイバータ13の下側に固定機構
操作用台車67が挿入された状態を示す側面図である。
固定機構操作用台車67にはドライブシャフト72が組
み付けられており、その先端にはギアユニット66と噛
み合うギア68が組み付けられ、基端部にはその駆動機
構69が取り付けられている。固定機構操作用台車67
をダイバータ13の下側に挿入してギア68を噛み合わ
せて回転し、ナット65を径方向にスライドさせること
によってピン61a、61bを内周側円弧状ガイド機構
32aの断面に挿入したり抜いたりする。なお、固定機
構操作用台車67は仮設ガイド機構43により案内され
て核融合炉内に挿入される。
操作用台車67が挿入された状態を示す側面図である。
固定機構操作用台車67にはドライブシャフト72が組
み付けられており、その先端にはギアユニット66と噛
み合うギア68が組み付けられ、基端部にはその駆動機
構69が取り付けられている。固定機構操作用台車67
をダイバータ13の下側に挿入してギア68を噛み合わ
せて回転し、ナット65を径方向にスライドさせること
によってピン61a、61bを内周側円弧状ガイド機構
32aの断面に挿入したり抜いたりする。なお、固定機
構操作用台車67は仮設ガイド機構43により案内され
て核融合炉内に挿入される。
【0100】このように、この第6の実施の形態では、
メンテナンスポート正面に設置されるダイバータ13
は、台車35や自走式台車50によって搬入搬出し固定
したり解除したりすることができないので、その代りに
固定機構操作用台車67により行う。
メンテナンスポート正面に設置されるダイバータ13
は、台車35や自走式台車50によって搬入搬出し固定
したり解除したりすることができないので、その代りに
固定機構操作用台車67により行う。
【0101】この第6の実施の形態によれば、メンテナ
ンスポート正面のダイバータ13の側面から周方向にス
ライドされて、内径側の円弧状ガイド機構32aの断面
部に設けられた穴62に嵌合されるピン61を用いた固
定装置44を備えているので、単純な操作でダイバータ
13を固定できる効果がある。
ンスポート正面のダイバータ13の側面から周方向にス
ライドされて、内径側の円弧状ガイド機構32aの断面
部に設けられた穴62に嵌合されるピン61を用いた固
定装置44を備えているので、単純な操作でダイバータ
13を固定できる効果がある。
【0102】次に、本発明の第7の実施の形態を図9に
示す。この第7の実施の形態は請求項14に対応するも
のである。第6の実施の形態では、メンテナンスポート
正面のダイバータ13は、放射状に分割されて構成され
ることを前提としていたが、メンテナンスポート正面の
ダイバータ13の形状がメンテナンスポートの長手方向
に略平行であってもよい。この第7の実施の形態では、
このようなダイバータ13の構造としたものである。
示す。この第7の実施の形態は請求項14に対応するも
のである。第6の実施の形態では、メンテナンスポート
正面のダイバータ13は、放射状に分割されて構成され
ることを前提としていたが、メンテナンスポート正面の
ダイバータ13の形状がメンテナンスポートの長手方向
に略平行であってもよい。この第7の実施の形態では、
このようなダイバータ13の構造としたものである。
【0103】図9において、メンテナンスポート正面の
ダイバータ13の側面は、上方から見たときにメンテナ
ンスポートと平行となる形状をなしており、このダイバ
ータ13の下部の左右の側面には、突起部70a、70
bが構成されており、隣のダイバータ13にはこの突起
部70a、70bを径方向にガイドする溝が形成されて
いる。つまり、突起部70a、70bと隣の炉内機器の
溝とで、隣の炉内機器に対してスライドできるようにガ
イド機構を構成している。このダイバータ13の両隣の
ダイバータ13とメンテナンスポート正面のダイバータ
13との境界部分は放射状になっていないが、その他の
ダイバータ13間の境界部分は放射状になっている。
ダイバータ13の側面は、上方から見たときにメンテナ
ンスポートと平行となる形状をなしており、このダイバ
ータ13の下部の左右の側面には、突起部70a、70
bが構成されており、隣のダイバータ13にはこの突起
部70a、70bを径方向にガイドする溝が形成されて
いる。つまり、突起部70a、70bと隣の炉内機器の
溝とで、隣の炉内機器に対してスライドできるようにガ
イド機構を構成している。このダイバータ13の両隣の
ダイバータ13とメンテナンスポート正面のダイバータ
13との境界部分は放射状になっていないが、その他の
ダイバータ13間の境界部分は放射状になっている。
【0104】なお、メンテナンスポート正面のダイバー
タ13の下部には、第6の実施の形態における固定装置
44と同様に、ダイバータ13の側面から周方向にスラ
イド駆動されて突出して、内周側円弧状ガイド機構32
bの断面部に設けられた穴62に嵌合される2本のピン
61a、61bが備えられている。このピン61a、6
1bは、第6の実施の形態と同様に、ネジ64とリンク
63a、63bとからなる駆動機構によってスライド駆
動される。
タ13の下部には、第6の実施の形態における固定装置
44と同様に、ダイバータ13の側面から周方向にスラ
イド駆動されて突出して、内周側円弧状ガイド機構32
bの断面部に設けられた穴62に嵌合される2本のピン
61a、61bが備えられている。このピン61a、6
1bは、第6の実施の形態と同様に、ネジ64とリンク
63a、63bとからなる駆動機構によってスライド駆
動される。
【0105】このように、第7の実施の形態では、メン
テナンスポート正面のダイバータ13の形状がポートの
長手方向に略平行であり、このダイバータ13下部の側
面に設けられた突起部70によるガイド機構により、隣
の炉内機器に対してスライドできるようにガイドされ
る。このため、ガイド機構を炉内機器の下側に構成する
スペースがない場合にも、炉内機器を径方向に移動する
ことができる。
テナンスポート正面のダイバータ13の形状がポートの
長手方向に略平行であり、このダイバータ13下部の側
面に設けられた突起部70によるガイド機構により、隣
の炉内機器に対してスライドできるようにガイドされ
る。このため、ガイド機構を炉内機器の下側に構成する
スペースがない場合にも、炉内機器を径方向に移動する
ことができる。
【0106】以上述べたように、この第7の実施の形態
によれば、メンテナンスポート正面のダイバータ13の
形状がメンテナンスポートの長手方向に略平行であっ
て、このダイバータ13の下部の側面には、隣のダイバ
ータ13に対してスライドできるようにガイド機構が構
成されているので、径方向のガイド機構を敷設するため
の十分なスペースがなくても、メンテナンスポート正面
のダイバータ13をガイドして交換できると共に、メン
テナンスポート正面のダイバータ13を両隣のダイバー
タ13によって強固に支持できる。
によれば、メンテナンスポート正面のダイバータ13の
形状がメンテナンスポートの長手方向に略平行であっ
て、このダイバータ13の下部の側面には、隣のダイバ
ータ13に対してスライドできるようにガイド機構が構
成されているので、径方向のガイド機構を敷設するため
の十分なスペースがなくても、メンテナンスポート正面
のダイバータ13をガイドして交換できると共に、メン
テナンスポート正面のダイバータ13を両隣のダイバー
タ13によって強固に支持できる。
【0107】次に、ダイバータ13を撤去する手順を以
下に説明する。メンテナンスポートの遮蔽プラグ(図示
せず)を撤去してメンテナンスポートである外部ポート
18を開け、ダイバータ13の冷却配管33を切断して
撤去する。メンテナンスポート正面のダイバータ13と
外周側円弧状ガイド機構32との固定を解除する。
下に説明する。メンテナンスポートの遮蔽プラグ(図示
せず)を撤去してメンテナンスポートである外部ポート
18を開け、ダイバータ13の冷却配管33を切断して
撤去する。メンテナンスポート正面のダイバータ13と
外周側円弧状ガイド機構32との固定を解除する。
【0108】すなわち、径方向の仮設ガイド機構43を
メンテナンスポート正面のダイバータ13の下に挿入し
て、さらに、その仮設ガイド機構43に沿って固定機構
操作用台車67をメンテナンスポート正面のダイバータ
13の下に挿入する。そして、ドライブシャフト72を
回転させてダイバータ13と内周側円弧状ガイド機構3
2aとの固定を解除して、ダイバータ13を載せた状態
の固定機構操作用台車67を径方向に引き出す。これら
の動作により、メンテナンスポート正面のダイバータ1
3が撤去される。
メンテナンスポート正面のダイバータ13の下に挿入し
て、さらに、その仮設ガイド機構43に沿って固定機構
操作用台車67をメンテナンスポート正面のダイバータ
13の下に挿入する。そして、ドライブシャフト72を
回転させてダイバータ13と内周側円弧状ガイド機構3
2aとの固定を解除して、ダイバータ13を載せた状態
の固定機構操作用台車67を径方向に引き出す。これら
の動作により、メンテナンスポート正面のダイバータ1
3が撤去される。
【0109】次に、自走式台車50を搭載した状態の台
車35を図示しない径方向移動装置によって、メンテナ
ンスポート正面のダイバータ13が設置されていた位置
に挿入する。図示しない台車固定機構によって、この台
車1を核融合炉の構造体に固定する。そこで自走式台車
50に備えられているレンチを隣のダイバータ13の固
定機構のネジ58の6角形ヘッド60にあてがい、レン
チを回転させることによってピン45や凸部47を径方
向にスライドさせて円弧状ガイド機構32から離してダ
イバータ13と円弧状ガイド機構32との固定を解除す
る。そこで、自走式台車50を台車35に搭載した状態
で径方向に引き出してから、自走式台車50を台車35
から取り外す。
車35を図示しない径方向移動装置によって、メンテナ
ンスポート正面のダイバータ13が設置されていた位置
に挿入する。図示しない台車固定機構によって、この台
車1を核融合炉の構造体に固定する。そこで自走式台車
50に備えられているレンチを隣のダイバータ13の固
定機構のネジ58の6角形ヘッド60にあてがい、レン
チを回転させることによってピン45や凸部47を径方
向にスライドさせて円弧状ガイド機構32から離してダ
イバータ13と円弧状ガイド機構32との固定を解除す
る。そこで、自走式台車50を台車35に搭載した状態
で径方向に引き出してから、自走式台車50を台車35
から取り外す。
【0110】そして、台車35を再びメンテナンスポー
ト正面のダイバータ13があった位置に挿入して固定す
る。台車35の下側に設けられた移動用アーム38の側
面のセクタギアに噛み合っているピニオンギア40を回
転して、移動用アーム38の先端を隣接するダイバータ
13の下側に挿入する。さらに、その先端に突起39を
掛合させて、隣接するダイバータ13に引っかけてから
引き寄せて、ダイバータ13を台車35の上に搭載す
る。移動用アーム38の長さはダイバータ13の幅より
短いので、2回の引き寄せ動作により、隣接するダイバ
ータ13の1個全体を台車35の上に移動させることが
できる。既に述べたように、台車35の上面には、床面
に設けられた円弧状ガイド機構32と連続する部分ガイ
ド機構36が形成されているので、隣接するダイバータ
13はスムーズに台車35上に移動できる。
ト正面のダイバータ13があった位置に挿入して固定す
る。台車35の下側に設けられた移動用アーム38の側
面のセクタギアに噛み合っているピニオンギア40を回
転して、移動用アーム38の先端を隣接するダイバータ
13の下側に挿入する。さらに、その先端に突起39を
掛合させて、隣接するダイバータ13に引っかけてから
引き寄せて、ダイバータ13を台車35の上に搭載す
る。移動用アーム38の長さはダイバータ13の幅より
短いので、2回の引き寄せ動作により、隣接するダイバ
ータ13の1個全体を台車35の上に移動させることが
できる。既に述べたように、台車35の上面には、床面
に設けられた円弧状ガイド機構32と連続する部分ガイ
ド機構36が形成されているので、隣接するダイバータ
13はスムーズに台車35上に移動できる。
【0111】次に、ダイバータ13を搭載した台車35
を径方向に引き出して、メンテナンスポート内を経て、
台車35とダイバータ13とを核融合炉外のキャスクと
呼ばれるスペースに移動する。キャスクに搬入されたダ
イバータ13は、図示しない搬送装置を用いてキャスク
の外に移動される。
を径方向に引き出して、メンテナンスポート内を経て、
台車35とダイバータ13とを核融合炉外のキャスクと
呼ばれるスペースに移動する。キャスクに搬入されたダ
イバータ13は、図示しない搬送装置を用いてキャスク
の外に移動される。
【0112】再び台車35と自走式台車50を炉内に挿
入して、今度は、前回撤去したダイバータ13と反対側
のダイバータ13の固定を解除して同様の手順により撤
去する。これらの動作により、メンテナンスポート正面
のダイバータ13とその両隣のダイバータ13を撤去で
きる。
入して、今度は、前回撤去したダイバータ13と反対側
のダイバータ13の固定を解除して同様の手順により撤
去する。これらの動作により、メンテナンスポート正面
のダイバータ13とその両隣のダイバータ13を撤去で
きる。
【0113】キャスク内で、台車35の上に自走式台車
50を搭載して再度核融合炉内に挿入して、メンテナン
スポート正面のダイバータ13があった位置に固定す
る。その後、自走式台車50に備えられた2組のギア5
1a、51bを駆動機構52a、52bにより同期させ
て回転して自走式台車50を周方向に走行させる。台車
35上には、上述の部分ガイド機構36の他に、円弧状
ガイド機構32に設けられたセクタギア27とピッチが
連続するように部分セクタギア37が備えられているの
で、自走式台車50はスムーズに台車35から炉構造側
の円弧状ガイド機構32上に移動できる。
50を搭載して再度核融合炉内に挿入して、メンテナン
スポート正面のダイバータ13があった位置に固定す
る。その後、自走式台車50に備えられた2組のギア5
1a、51bを駆動機構52a、52bにより同期させ
て回転して自走式台車50を周方向に走行させる。台車
35上には、上述の部分ガイド機構36の他に、円弧状
ガイド機構32に設けられたセクタギア27とピッチが
連続するように部分セクタギア37が備えられているの
で、自走式台車50はスムーズに台車35から炉構造側
の円弧状ガイド機構32上に移動できる。
【0114】自走式台車50が既に撤去されたダイバー
タ13の隣のダイバータ13の側面に接近したときに、
フック53a、53bを回転して、ダイバータ13側に
設けられている止めピン54a、54bに引っかける。
そして、ダイバータ13の固定装置44のネジ58の六
角形ヘッド60にレンチをあてがって回転して、ダイバ
ータ13と円弧状ガイド機構32との固定を解除する。
タ13の隣のダイバータ13の側面に接近したときに、
フック53a、53bを回転して、ダイバータ13側に
設けられている止めピン54a、54bに引っかける。
そして、ダイバータ13の固定装置44のネジ58の六
角形ヘッド60にレンチをあてがって回転して、ダイバ
ータ13と円弧状ガイド機構32との固定を解除する。
【0115】その後、フック53a、53bを引っかけ
たままで自走式台車50を走行させ、メンテナンスポー
ト正面のダイバータ13があった位置を経て、ダイバー
タ13が台車35の上に載る位置まで移動してから停止
させる。その位置でダイバータ13を内周側円弧状ガイ
ド機構32aに固定する六角形ヘッド60を回転させて
ダイバータ13を台車35の部分ガイド機構36aに固
定し、フック53a、53bを外す。その後、台車35
を径方向に移動してダイバータ13を核融合炉外に搬出
する。
たままで自走式台車50を走行させ、メンテナンスポー
ト正面のダイバータ13があった位置を経て、ダイバー
タ13が台車35の上に載る位置まで移動してから停止
させる。その位置でダイバータ13を内周側円弧状ガイ
ド機構32aに固定する六角形ヘッド60を回転させて
ダイバータ13を台車35の部分ガイド機構36aに固
定し、フック53a、53bを外す。その後、台車35
を径方向に移動してダイバータ13を核融合炉外に搬出
する。
【0116】この動作を繰り返すことにより、他のダイ
バータ13を順次メンテナンスポート正面の台車35の
上に移動して搬出する。これによって、ダイバータ13
を逐次炉外に撤去することができる。撤去すべきダイバ
ータ13が全部撤去された後は、自走式台車50を台車
35の上に戻して、核融合炉外に撤収する。
バータ13を順次メンテナンスポート正面の台車35の
上に移動して搬出する。これによって、ダイバータ13
を逐次炉外に撤去することができる。撤去すべきダイバ
ータ13が全部撤去された後は、自走式台車50を台車
35の上に戻して、核融合炉外に撤収する。
【0117】また、核融合炉内にダイバータ13を設置
する作業は、上述の炉内機器の搬出の動作と逆の手順に
よって行う。すなわち、まず、自走式台車50を台車3
5に搭載してメンテナンスポート正面に挿入してから、
自走式台車50を周方向に移動して待機させておく。台
車35をキャスクに戻して新しいダイバータ13を搭載
し、メンテナンスポート正面のダイバータ13の位置に
挿入する。そこで、待機していた自走式台車50のフッ
ク53a、53bを新しいダイバータ13にかけてから
ダイバータ13を押して、ダイバータ13を設置すべき
位置まで移動させる。
する作業は、上述の炉内機器の搬出の動作と逆の手順に
よって行う。すなわち、まず、自走式台車50を台車3
5に搭載してメンテナンスポート正面に挿入してから、
自走式台車50を周方向に移動して待機させておく。台
車35をキャスクに戻して新しいダイバータ13を搭載
し、メンテナンスポート正面のダイバータ13の位置に
挿入する。そこで、待機していた自走式台車50のフッ
ク53a、53bを新しいダイバータ13にかけてから
ダイバータ13を押して、ダイバータ13を設置すべき
位置まで移動させる。
【0118】そこで、固定装置44によりダイバータ1
3を円弧状ガイド機構32に固定して、フック53a、
53bを解除する。この動作を繰り返すことによって、
メンテナンスポート正面とその両側以外のダイバータ1
3との設置を行う。
3を円弧状ガイド機構32に固定して、フック53a、
53bを解除する。この動作を繰り返すことによって、
メンテナンスポート正面とその両側以外のダイバータ1
3との設置を行う。
【0119】次に、自走式台車50を撤収してから、台
車35に新しいダイバータ13を搭載してメンテナンス
ポート正面に挿入し、移動用アーム38によって周方向
に移動して固定する。メンテナンスポート正面の両側の
ダイバータ13を設置したら、最後にメンテナンスポー
ト正面のダイバータ13を挿入して固定する。さらに、
冷却配管33を接続し、遮蔽プラグの設置を行う。
車35に新しいダイバータ13を搭載してメンテナンス
ポート正面に挿入し、移動用アーム38によって周方向
に移動して固定する。メンテナンスポート正面の両側の
ダイバータ13を設置したら、最後にメンテナンスポー
ト正面のダイバータ13を挿入して固定する。さらに、
冷却配管33を接続し、遮蔽プラグの設置を行う。
【0120】ここで、ダイバータ13を円弧状ガイド機
構32に固定する固定装置44の作用について説明す
る。既に述べたように、外周側円弧状ガイド機構32b
には太さ一定のピン45がスライド可能に径方向に挿入
され、内周側円弧状ガイド機構32aには凸部47が内
径側から内周側円弧状ガイド機構32aに押しつけられ
るようになっており、凸部47に対向するように内周側
円弧状ガイド機構32aの外径側にはブロック49が設
けられている。
構32に固定する固定装置44の作用について説明す
る。既に述べたように、外周側円弧状ガイド機構32b
には太さ一定のピン45がスライド可能に径方向に挿入
され、内周側円弧状ガイド機構32aには凸部47が内
径側から内周側円弧状ガイド機構32aに押しつけられ
るようになっており、凸部47に対向するように内周側
円弧状ガイド機構32aの外径側にはブロック49が設
けられている。
【0121】したがって、ダイバータ13が固定される
と、鉛直下向きにかかる200トンの電磁力は外周側及
び内周側の円弧状ガイド機構32の上面とそれに当接す
るパッド34で支え、径方向内向きにかかる150トン
の電磁力は、内周側円弧状ガイド機構32aの外周面と
それに当接するブロック47で支え、径方向外向きの3
0トンの電磁力は、内周側円弧状ガイド機構32aを押
しつけている凸部47が支え、鉛直上向きの40トンの
電磁力と周方向の10トンの電磁力は、ピン45と凸部
47とが支えることになる。
と、鉛直下向きにかかる200トンの電磁力は外周側及
び内周側の円弧状ガイド機構32の上面とそれに当接す
るパッド34で支え、径方向内向きにかかる150トン
の電磁力は、内周側円弧状ガイド機構32aの外周面と
それに当接するブロック47で支え、径方向外向きの3
0トンの電磁力は、内周側円弧状ガイド機構32aを押
しつけている凸部47が支え、鉛直上向きの40トンの
電磁力と周方向の10トンの電磁力は、ピン45と凸部
47とが支えることになる。
【0122】また、核融合炉の運転中にダイバータ13
が高温になって径方向に膨張すると、外周側円弧状ガイ
ド機構32bとピン45との間でスライドするので、円
弧状ガイド機構32を外周側に押し広げる力は生じな
い。
が高温になって径方向に膨張すると、外周側円弧状ガイ
ド機構32bとピン45との間でスライドするので、円
弧状ガイド機構32を外周側に押し広げる力は生じな
い。
【0123】次に、メンテナンスポート正面のダイバー
タ13が放射状に分割されるのではなく、メンテナンス
ポートの長手方向に略平行な形状となっている場合の作
用について説明する。既に述べたように、そのようなダ
イバータ13の下部の左右の側面に突起部70が構成さ
れており、隣のダイバータ13にはこの突起部70を径
方向にガイドする溝が形成されているので、左右のダイ
バータ13によって、上下方向の荷重を支えると共に、
このダイバータ13を径方向に移動させるときに、ガイ
ド機構として機能する。
タ13が放射状に分割されるのではなく、メンテナンス
ポートの長手方向に略平行な形状となっている場合の作
用について説明する。既に述べたように、そのようなダ
イバータ13の下部の左右の側面に突起部70が構成さ
れており、隣のダイバータ13にはこの突起部70を径
方向にガイドする溝が形成されているので、左右のダイ
バータ13によって、上下方向の荷重を支えると共に、
このダイバータ13を径方向に移動させるときに、ガイ
ド機構として機能する。
【0124】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、台
車に隣の炉内機器を移動させる機能を持たせたので、1
個の炉内機器が撤去されただけでスペースが限られてい
る状態でも炉内機器の移動ができる。したがって、核融
合炉内に展開された軌道上を走行するビークルや、ビー
クルに装着されたマニピュレータの作業効率を低下させ
ることがない。これにより、精度よくスムーズに大重量
の炉内機器を移動でき、メンテナンスポートの正面でス
ムーズに炉内機器の移動方向を切り替えられる。
車に隣の炉内機器を移動させる機能を持たせたので、1
個の炉内機器が撤去されただけでスペースが限られてい
る状態でも炉内機器の移動ができる。したがって、核融
合炉内に展開された軌道上を走行するビークルや、ビー
クルに装着されたマニピュレータの作業効率を低下させ
ることがない。これにより、精度よくスムーズに大重量
の炉内機器を移動でき、メンテナンスポートの正面でス
ムーズに炉内機器の移動方向を切り替えられる。
【0125】
【図1】本発明の第1の実施の形態による台車がメンテ
ナンスポート正面位置に挿入された状態を示す斜視図。
ナンスポート正面位置に挿入された状態を示す斜視図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による台車がメンテ
ナンスポート正面位置に挿入された状態を示す平面図。
ナンスポート正面位置に挿入された状態を示す平面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態による自走式台車を
搭載した台車がメンテナンスポート正面位置に挿入され
た状態を示す平面図。
搭載した台車がメンテナンスポート正面位置に挿入され
た状態を示す平面図。
【図5】図5の側面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態による炉内機器の固
定装置のピンをスライド駆動する機構の説明図。
定装置のピンをスライド駆動する機構の説明図。
【図7】本発明の第6の実施の形態による固定装置の平
面図。
面図。
【図8】図7の側面図。
【図9】本発明の第7の実施の形態によるメンテナンス
メンテナンスポートに平行な形状をなすメンテナンスポ
ート正面のダイバータの平面図。
メンテナンスポートに平行な形状をなすメンテナンスポ
ート正面のダイバータの平面図。
【図10】トカマク型核融合炉の一例を示す縦断面図。
【図11】トカマク型核融合炉の従来の遠隔保全装置を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図12】トカマク型核融合炉の従来の遠隔保全装置に
おける伸縮型マニピュレータ及びビークル部分の斜視
図。
おける伸縮型マニピュレータ及びビークル部分の斜視
図。
【図13】放射状に並んでいるダイバータを上から見た
様子を示す平面図。
様子を示す平面図。
11 トーラス状スペース
12 容器
13 ダイバータ
14 ブランケット
15 トロイダル磁場コイル
16 ポロイダル磁場コイル
17 中央部ポート
18 下部ポート
19 外部容器
20 円弧状リンク
21 軌道
22 伸縮型マニピュレータ
23 ビークル
24 軌道収納手段
25 軌道展開手段
26 起動支持装置
27 セクタギア
28 駆動機構部
29 固定リング
30 可動リング
31 駆動装置
32 円弧状ガイド機構
33 冷却配管
34 パッド
35 台車
36 部分ガイド機構
37 部分セクタギア
38 移動用アーム
39 突起
40 ピニオンギア
41 ドライブシャフト
42 駆動ユニット
43 仮設ガイド機構
44 固定装置
45 ピン
46 穴
47 凸部
48 凹部
49 ブロック
50 自走式台車
51 ギア
52 駆動機構
53 フック
54 止めピン
55 レンチ駆動機構
56 リンク
57 連結部
58 ネジ
59 ナット
60 六角形ヘッド
61 ピン
62 穴
63 リンク
64 ネジ
65 ナット
66 ギアユニット
67 固定機構操作用台車
68 ギア
69 駆動機構
70 突起部
71 ピン
72 ドライブシャフト
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 深津 誠一
茨城県那珂郡那珂町大字向山801番地の
1 日本原子力研究所 那珂研究所内
(72)発明者 村上 伸
東京都府中市東芝町1番地 株式会社東
芝 府中工場内
(72)発明者 宗像 正
東京都府中市東芝町1番地 株式会社東
芝 府中工場内
(56)参考文献 特開 昭59−145993(JP,A)
特開 昭62−50687(JP,A)
特開 昭62−100689(JP,A)
実開 平4−118242(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G21B 1/00
Claims (6)
- 【請求項1】 核融合炉の炉内機器を前記核融合炉内か
ら搬出したり前記核融合炉内に搬入したりするためのメ
ンテナンスポートと、前記核融合炉内の前記炉内機器の
設置面に設けられ前記炉内機器を搭載し周方向に移動さ
せるための円弧状ガイド機構と、前記メンテナンスポー
ト正面に位置する前記炉内機器が設置されていないとき
にその炉内機器の位置に挿入される台車と、前記台車の
上面に設けられ前記台車が前記核融合炉内に挿入された
とき前記円弧状ガイド機構と連続し前記炉内機器を前記
台車に移動させ搭載させるための部分ガイド機構とを備
えたことを特徴とする核融合炉炉内機器の遠隔保全装
置。 - 【請求項2】 前記円弧状ガイド機構及び前記部分ガイ
ド機構の同方向の周面にそれぞれセクタギヤを設けたこ
とを特徴とする請求項1に記載の核融合炉炉内機器の遠
隔保全装置。 - 【請求項3】 前記台車が前記核融合炉内に挿入された
とき、隣接する炉内機器を前記円弧状ガイド機構に沿っ
て引き寄せて前記台車の前記部分ガイド機構上に搭載し
たり、前記台車の前記部分ガイド機構に予め搭載されて
いる炉内機器を前記円弧状ガイド機構に沿って周方向に
移動させたりする移動用アームを、前記台車に設けたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の核融合炉
炉内機器の遠隔保全装置。 - 【請求項4】 前記部分ガイド機構と前記円弧状ガイド
機構との間を自在に連続的に移動する自走式台車を前記
台車に搭載して、前記台車を前記核融合炉内に挿入する
ようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記
載の核融合炉炉内機器の遠隔保全装置。 - 【請求項5】 前記自走式台車に、前記円弧状ガイド機
構及び前記部ガイド機構に設けられた前記セクタギアに
噛み合うギアと、前記ギアを駆動する駆動機構とを設
け、前記駆動機構で前記ギアを駆動することにより、前
記自走式台車は前記部分ガイド機構と前記円弧状ガイド
機構との間を自在に連続的に移動するようにしたことを
特徴とする請求項4に記載の核融合炉炉内機器の遠隔保
全装置。 - 【請求項6】 前記自走式台車に、前記炉内機器の側面
を押したり引たりするためのフックを設けたことを特徴
とする請求項4又は請求項5に記載の核融合炉炉内機器
の遠隔保全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26091995A JP3405866B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 核融合炉炉内機器の遠隔保全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26091995A JP3405866B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 核融合炉炉内機器の遠隔保全装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002245442A Division JP3855073B2 (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | 核融合炉内機器の固定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0980179A JPH0980179A (ja) | 1997-03-28 |
| JP3405866B2 true JP3405866B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=17354586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26091995A Expired - Fee Related JP3405866B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 核融合炉炉内機器の遠隔保全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3405866B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112397209B (zh) * | 2020-11-27 | 2022-07-08 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于核聚变装置中的环向转运驱动装置 |
| CN112489820B (zh) * | 2020-11-27 | 2024-03-29 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于核聚变装置的多功能维护平台 |
| CN112927826B (zh) * | 2021-01-29 | 2024-04-30 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种核聚变装置中性束注入加热系统的离子源维护平台 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP26091995A patent/JP3405866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0980179A (ja) | 1997-03-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3405866B2 (ja) | 核融合炉炉内機器の遠隔保全装置 | |
| JP2685985B2 (ja) | トカマク型核融合装置の遠隔保全装置 | |
| JP5734543B2 (ja) | 原子炉の燃料交換のための組立体 | |
| JP3855073B2 (ja) | 核融合炉内機器の固定装置 | |
| JPS6010280B2 (ja) | 原子炉の炉心内で燃料組立体を取扱装置 | |
| JP3357766B2 (ja) | 核融合炉の遠隔保全装置 | |
| JP2000162350A (ja) | 核融合炉の遠隔保守装置 | |
| JP2001523009A (ja) | 密接する長い対象物、特に燃料要素の位置を換えるための装入機 | |
| JP3759478B2 (ja) | 核融合炉の遠隔保全装置および機器の移動方法 | |
| JP2768858B2 (ja) | トカマク型核融合炉の遠隔保全装置 | |
| Nakahira et al. | Design progress of the ITER blanket remote handling equipment | |
| JP2016194494A (ja) | 燃料取替機 | |
| US3994775A (en) | Control rod system useable for fuel handling in a gas-cooled nuclear reactor | |
| JP3583498B2 (ja) | 遠隔保全装置 | |
| JPS5934608B2 (ja) | 収縮自在の保管作業用突起構造体 | |
| Kakudate et al. | Progress of R&D and design of blanket remote handling equipment for ITER | |
| KR101969700B1 (ko) | 원자로 튜브 교체 조립체 | |
| JP4115223B2 (ja) | 保管容器の搬出入方法 | |
| JP2001116870A (ja) | 核融合炉の遠隔保守装置 | |
| JP3864186B2 (ja) | 遠隔保守機器の搬出入装置 | |
| JPH06328373A (ja) | 遠隔保全装置 | |
| US4705661A (en) | Fast neutron nuclear reactor equipped with a central handling cell and a boxed slab | |
| KR102072873B1 (ko) | 열교환기 점검용 튜브시트 워커 | |
| KR101946229B1 (ko) | 원자로용 수직 이동가능한 플랫폼 조립체 | |
| JPS60186786A (ja) | 原子炉の炉心制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080307 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |