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JP3441027B2 - 孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置 - Google Patents
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JP3441027B2 - 孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置 - Google Patents

孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置

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JP3441027B2
JP3441027B2 JP17202695A JP17202695A JP3441027B2 JP 3441027 B2 JP3441027 B2 JP 3441027B2 JP 17202695 A JP17202695 A JP 17202695A JP 17202695 A JP17202695 A JP 17202695A JP 3441027 B2 JP3441027 B2 JP 3441027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版式製版印刷装
置のインキ吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の孔版式製版印刷装置のインキ吸収
装置としては、本発明の出願人の出願がある(平成5年
特許願第331774号)。
【0003】このインキ吸収装置は、図17に示すよう
に、排版ロール10の軸9上の使用済マスタ1bを巻き
取る部分の両端に当接し、使用済マスタ1bに付着した
インキを吸収するインキ吸収手段としての一対のインキ
吸収フランジ110,110(図には、一方のみ示
す。)が設けられていて、インキ吸収フランジ110
は、ドーナツ型の形状をなし、繊維の重なりに方向性の
ある繊維系吸収材をその繊維の長さ方向と排版ロール1
0の軸9の方向とが略平行となるように形成された紙パ
ルプ圧縮成形材で構成されている。インキ吸収フランジ
110の外径は、排版ロール10が使用済マスタ1bで
満杯になったときの排版ロール10の外径に等しく形成
されていて、軸9に巻き取られた使用済マスタ1bの両
端に常に当接するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインキ吸収装置
では、排版ロール10の外周であって巻き取られた使用
済マスタ1bの両側の、繊維の重なりに方向性のある繊
維系吸収材をその繊維の長さ方向と排版ロール10の軸
9の方向とが略平行となるように形成された紙パルプ圧
縮成形材で構成されたドーナツ型の形状のインキ吸収フ
ランジ110に吸収させているので、使用済マスタ1b
に付着し、排版ロール10の軸9上に滲み出たインキが
徐々に吸収され、素早く吸収させることができず、漏れ
出たインキが滴下したり飛散し、インキにより、印刷装
置が汚損されるという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外周
面に孔版用のマスタが巻き付けられ回転中心軸の周りに
回転する印刷ドラムと、上記印刷ドラムの内周面にイン
キを供給するインキ供給装置と、上記マスタの一端が巻
き付けられ該マスタを上記印刷ドラムに供給する給版ロ
ールと、上記マスタを製版する製版手段と、上記マスタ
の他端が巻き付けられ使用済マスタを上記印刷ドラムか
ら巻き取る排版ロールと、上記給版ロールと、上記排版
ロールとを支持し、上記印刷ドラムの中心軸に対して回
動自在であるロール支持手段とを具備する孔版式製版印
刷装置において、上記排版ロールの外周であって、上記
使用済マスタの側縁の近傍に、上記排版ロールの軸に平
行に上記インキを導くための毛細管現象を起こさせる微
小間隙を形成するインキ吸収手段を配置したことを特徴
とする孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置にある。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の孔版式
製版印刷装置のインキ吸収装置において、上記インキ吸
収手段が、シート状基材と、インキを吸収するインキ吸
収部材とを上記排版ロールの外側に巻回させて構成した
ことを特徴とする孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置
にある。
【0007】請求項3の発明は、請求項2記載の孔版式
製版印刷装置のインキ吸収装置において、上記シート状
基材のインキ吸収部材との重合部に、上記インキ吸収部
材同士を連結させる複数の穴が穿設されていることを特
徴とする孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置にある。
【0008】請求項4の発明は、請求項1、2または3
記載の孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置において、
上記インキ吸収手段が親油化処理を施されていることを
特徴とする孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置にあ
る。
【0009】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4記載の孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置におい
て、上記インキ吸収手段が、印刷ドラムが回転を休止し
ているときに、印刷ドラムの下部に位置するように制御
されることを特徴とする孔版式製版印刷装置のインキ吸
収装置にある。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。まず、図7ないし図14を参照して本
発明を適用した製版印刷機について説明する。図7ない
し図14において、符号350は孔版式製版印刷装置を
示す。符号351は孔版式製版印刷装置350の所定位
置に配設されたフレームを示す。この孔版式製版印刷装
置350は、フレーム351に支持されていて外周面に
孔版用のマスタ1が巻き付けられ回転中心軸6の周りに
回転する印刷ドラム5と、印刷ドラム5の内周面にイン
キを供給するインキ供給手段60と、マスタ1の一端が
給版ロール軸としての芯管2sの周りに巻き付けられマ
スタ1を印刷ドラム5に供給する給版ロール2の芯管2
sを支持する給版ロール軸支持手段175と、マスタ1
の他端が排版ロール軸としての巻取軸9の周りに巻き付
けられ使用済マスタ1bを印刷ドラム5から巻き取る排
版ロール10の巻取軸9を支持する排版ロール軸支持手
段185と、回転中心軸6の周りに印刷ドラム5に対し
て回動自在であり、給版ロール軸支持手段175及び排
版ロール軸支持手段185を有する給排版ユニット19
0と、孔版式製版印刷装置350の本体側(以下、単に
「印刷装置本体側」という)に支持された、マスタ1を
製版する製版手段としてのサーマルヘッド4と、給版ロ
ール軸支持手段175の近傍に配設され製版時にマスタ
1をサーマルヘッド4に押し付けながらマスタ搬送方向
に搬送するプラテンローラ3と、使用済マスタ1bを排
版ロール10に巻き取るための巻取開口部69を備え、
巻取開口部69を除き、排版ロール10を密閉する排版
ロールカバー65とから主に構成されている。
【0011】給排版ユニット190は、給版ロール軸支
持手段175、給版ロール2、プラテンローラ3、排版
ロール軸支持手段185、排版ロール10、排版ロール
カバー65、給排版アーム対91a,91b(一方は図
示されず)、排版ロール用歯車51から主に構成され
る。なお、印刷ドラム5、後述するドラム軸93a,9
3b(一方は図示されず)、給排版ユニット190及び
インキ供給手段60等がドラムユニット220を構成し
ていて、ドラムユニット220は印刷装置本体側からフ
レーム351を介して図示しない脱着機構によって着脱
自在となっている(図8参照)。
【0012】以下、印刷ドラム5廻りの構成、インキ供
給手段60、給排版ユニット190の各構成要素、サー
マルヘッド4廻りの構成等について説明する。図8にお
いて、印刷ドラム5は、回転中心軸6方向に延在して設
けられていて、インキ通過性の多数かつ微細な開孔部5
hが形成された樹脂あるいは金属製の支持円筒体5a
と、その外周面に巻き付けられた複数層のメッシュスク
リーン5bとの2層構造となっている。支持円筒体5a
には、その円周上の略3分の2の範囲にわたり開孔部5
hが形成された印刷可能領域Paと、開孔部5hが形成
されていない、インキ不通過性の非印刷領域Hとが形成
されている。印刷ドラム5の印刷可能領域Paは、後述
する圧胴115の凸部と対応する範囲でマスタ1の幅よ
りも狭い範囲で開孔部5hが形成されていて、それ以外
の部分は非開孔部となっている。印刷ドラム5の非印刷
領域Hは、同図に示すように、その両側端縁部にも設け
られている。なお、メッシュスクリーン5bの厚さは、
0.1mm程度であるが、同図にはこれを誇張して示
す。
【0013】図7乃至図9において、支持円筒体5a及
びメッシュスクリーン5bの両側端部は、これらの両側
端部を挾んで配設された円板状のドラムフランジ部12
a,12b(一方は図示されず)の外周部に取り付けら
れている。各ドラムフランジ部12a,12b(一方は
図示されず)の中央基部にはドラム軸93a,93b
(一方は図示されず)がそれぞれ一体的に形成されてい
て、印刷ドラム5は、軸受14を介して回転中心軸6に
回動可能に支持されている。印刷ドラム5は、後述する
ドラム駆動手段230により、図7に示す矢印A方向に
回転駆動される。
【0014】両ドラム軸93a,93b(一方は図示さ
れず)上には、印刷ドラム5を挟んでロール支持手段と
しての一対の給排版アーム91a,91b(一方は図示
されず)(以下、「給排版アーム対91a,91b」と
いうときがある)が、図示しない軸受を介して回転中心
軸6に対して回動自在に支持されている。各給排版アー
ム91a,91bの基部は給排版用摩擦クラッチ92を
介してドラム軸93a,93b(一方は図示されず)に
連結されている。給排版用摩擦クラッチ92は、印刷時
に、各給排版アーム91a,91bとドラム軸93a,
93bとを接続して一体的に回動させ、一方、製版及び
排版時に給排版アーム91a,91bとドラム軸93
a,93b(一方は図示されず)との接続を断つように
それぞれ設定されている。給排版用摩擦クラッチ92
は、ジャム時の手操作処置のために手動で外れるように
なっている。
【0015】図8に示すように、ドラム軸93bの一端
側にはドラム歯車17が一体形成されている。ドラム歯
車17の外側には、印刷装置本体側の図示しない側板に
固設されドラム駆動軸18の一端に連結された駆動モー
タMが配設されている。ドラム駆動軸18の他端には、
ドラムユニット220装着時にドラム歯車17と噛合す
る歯部が形成された駆動歯車19が固設されている。上
記のとおり、ドラム駆動手段230は、駆動モータM、
ドラム駆動軸18及び駆動歯車19から構成される。な
お、ドラム駆動手段230は図8のみに示す。
【0016】図9に示すようにドラム駆動軸18には、
この軸18を中心に円周部の一部に凸部228aが形成
された回転板228が固定されており、回転板228の
上方には、センサー36が、その下方にはセンサー37
が設けられており、センサー36は、軸18が回転し給
排版ユニット190が印刷ドラム5の上部に位置してい
るときに、回転板228の凸部228aがそのセンサー
36の発光素子から受光素子への光を遮断し、給排版ユ
ニット190が印刷ドラム5の上部に位置していること
を検出させる。センサー37は軸18が回転し給排版ユ
ニット190が印刷ドラム5の下部に位置しているとき
に、回転板228の凸部228aがそのセンサー37の
発光素子から受光素子への光を遮断し、給排版ユニット
190が印刷ドラム5の下部に位置していることを検出
させる。
【0017】図7乃至図9に示すように、各給排版アー
ム91a,91b(一方は図示されず)の基部側には、
図7及び図10に示すホームポジション(以下、「定位
置」あるいは「給版位置」というときがある)状態にお
ける各給排版アーム91a,91b(一方は図示され
ず)に対して回転中心軸6を介して対称位置に、回転バ
ランスを保持するための、比重大の材料から成るバラン
サウエィト90a,90b(一方は図示されず)が固設
されている。バランサウエィト90a,90bは、各給
排版アーム91a,91b(一方は図示されず)が回転
した場合に他の部品に干渉しないようにそれぞれ配置さ
れている。バランサウエィト90a,90bは、側面視
において略扇状を成し、回転中心軸6に対する給排版ユ
ニット190の回転モーメント成分と釣り合うようにそ
の大きさ及び重量が設定されている。印刷工程におい
て、印刷ドラム5及び給排版ユニット190は、一体と
なって高速で回転する。このとき、上記のように、バラ
ンサウエィト90a,90bが設けられているため、こ
れらの一体化した物体の全体としては、回転バランスが
良くなって回転時の負荷変動が小さくなるので、より安
定した高速印刷を行なえる。
【0018】各給排版アーム91a,91bの自由端部
の間には、各両アームを連結して剛性を保持するための
図示しない連結部材が他の部品に干渉しないようにそれ
ぞれ橋架されている。
【0019】ドラム駆動軸18がモータMの駆動を受け
て回転し、給排版アーム91a,91bが回転中心軸6
に対して印刷ドラム5の上方に位置したときに、回転板
228が回転し、凸部228aがセンサー36を作動さ
せて、給排版アーム91a,91bが印刷ドラム5の上
部に位置したことを検出する信号を出すことができるに
なっている。また、ドラム駆動軸18がモータMの駆動
を受けて回転し、給排版アーム91a,91bが回転中
心軸6に対して印刷ドラム5の下方に位置したときに、
回転板228が回転し、凸部228aがセンサー37を
作動させて、給排版アーム91a,91bが印刷ドラム
5の下方に位置させることを検出する信号を出すことが
できるになっている。
【0020】図7において、インキ供給手段60は、印
刷ドラム5の内部に配設され印刷ドラム5の内周面、す
なわち支持円筒体5aの内周面にインキを供給するイン
キローラ20と、インキローラ20と微小間隙を置いて
平行に配置されていて、インキローラ20との間にイン
キ溜り21を形成するドクタローラ22と、印刷ドラム
5の回転中心軸6を兼ねると共にインキ溜り21へイン
キを供給するインキ供給パイプ6とから主に構成されて
いる。
【0021】インキローラ20は、回転中心軸6に固設
された印刷ドラム5内の図示しない側板によりその軸部
を回転自在に支持されていて、図示しない歯車及びベル
ト等の駆動伝達手段により印刷ドラム5の回転と同期し
て印刷ドラム5の回転方向と同じ方向に回転駆動され
る。インキローラ20の表面部には、耐油性ニトリルゴ
ム、フッ素ゴム、あるいは樹脂等からなる弾性体が形成
されており、後述する押圧手段が接触するときの衝撃音
を低減している。
【0022】インキローラ20に対向する印刷ドラム5
の外周面下方には、押圧手段としての圧胴115が偏芯
軸117の周りに図示矢印B方向に回転可能に設けられ
ている。偏芯軸117は、印刷装置本体側の図示しない
本体側板に支持されていて、印刷装置本体側に設けられ
た圧胴駆動装置に連結されている。圧胴115は、印刷
時に印刷ドラム5に印刷用紙Pを介して圧接する印刷位
置と、非印刷時に印刷ドラム5の外周面から離間した非
印刷位置とを選択的に占めるようになっている。圧胴1
15の外周面は、印刷用紙Pを介して印刷ドラム5の外
周面に巻き付けられたマスタ1に圧接するようになって
いて、圧胴115の外周部の一部分には、印刷ドラム5
の外周よりも遠心方向に突出している給排版ユニット1
90の突出部分との干渉を避けるための切欠凹部118
が形成されている。圧胴115は、給排版ユニット19
0の上記突出部分と切欠凹部118とが合致するよう
に、給紙装置及び給排版ユニット190と相互に動作タ
イミングが取られて、すなわち相互に同期して印刷ドラ
ム5と略同じ周速度で回転駆動されるようになってい
る。圧胴115の切欠凹部118の一部には、圧胴軸線
に平行に印刷用紙Pの先端を挾持するための開閉自在な
クワエ爪116が設けられている。クワエ爪116は、
図示しないカム等を有しクワエ爪116を強制的に開閉
する開閉手段により所定位置で開閉される。
【0023】圧胴115の図において右側近傍には、図
示しない給紙部より図示しない用紙搬送手段によってそ
の上流側より分離給送される印刷用紙Pを、印刷ドラム
5と圧胴115との間に所定のタイミングを取って搬送
する上下一対のレジストローラ対24a,24bが配設
されている。レジストローラ対24a,24bは、印刷
装置本体側の図示しない本体側板に回転自在に支持され
ている。印刷ドラム5とレジストローラ対24a,24
bとの間の用紙搬送路の上方には、レジストローラ対2
4a,24bからの印刷用紙Pの給送を検知するための
用紙検知センサ110が配設されている。
【0024】圧胴115の図において左側近傍には、圧
胴115に近接して印刷済みの印刷用紙Pを剥離する排
紙爪114と、上記本体側板に回転自在に支持された搬
送ローラ前111及び搬送ローラ後112との間に貼設
された搬送ベルト113と、図示しない吸着ファンから
構成された吸着搬送装置と、印刷ドラム5と圧胴115
との間のニップ部に送風して、印刷ドラム5の表面から
の用紙Pを剥離させる送風剥離ファン137が設けられ
ている。搬送ベルト113は、図示しない駆動手段によ
り、印刷ドラム5の周速度よりも速い搬送速度で駆動さ
れるように設定されている。
【0025】図7において、マスタ1は、非常に薄い3
μm厚の実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから成り、
給版ロール2の小径の芯管2sに連続シート状に巻かれ
ている。マスタ1のサーマルヘッド4との当接面には帯
電防止剤が塗布されている。ここで、実質的に熱可塑性
樹脂フィルムのみから成るマスタとは、マスタが熱可塑
性樹脂フィルムのみから成るものの他、熱可塑性樹脂フ
ィルムに帯電防止剤等の微量成分を含有させてなるも
の、さらには熱可塑性樹脂フィルムの両主面、すなわち
表面及び裏面のうち少なくとも一方にオーバーコート層
等の薄膜層を1層又は複数層形成して成るものを含む。
給版ロール軸支持手段175は、着脱溝7h及びブレー
キユニット26で構成されている。
【0026】図10において、給排版アーム91a,9
1b(一方は図示されず)の自由端部の略中央部には、
給版ロール2を着脱するためのU字状の着脱溝7hがそ
れぞれ形成されている。各着脱溝7hには、給版ロール
2の各端部の芯管2sに所定の制動力を負荷するブレー
キユニット26がそれぞれ設けられていて、給版ロール
2は両端部の芯管2sを介して両ブレーキユニット26
により回転可能、かつ、着脱可能に支持されていると共
に、給排版アーム91a,91b(一方は図示されず)
の回動時にブレーキユニット26からその慣性により外
れたりしないように支持されている。したがって、給版
ロール2の両端部の芯管2sには常時所定の制動力が負
荷されていて、給版ロール2から引き出されるマスタ1
には常に一定の張力が付与される。
【0027】給版ロール2支持部近傍の図において右側
における給排版アーム91a,91b(一方は図示され
ず)には、給版ロール2から供給されるマスタ1を自身
の周面の一部に巻き付けて搬送するプラテンローラ3
が、給排版アーム91a,91b(一方は図示されず)
に回転自在に支持された軸3sに取り付けられている。
プラテンローラ3は、印刷ドラム5の外周面と隙間をも
って給排版アーム91a,91b(一方は図示されず)
に支持されている。プラテンローラ3は、JIS硬度A
40°の合成ゴムから成る帯電防止材料でできていて、
回転中心軸6と平行にその軸方向に延在して設けられて
いる。
【0028】図11において、符号210はプラテンロ
ーラ駆動手段を示す。プラテンローラ駆動手段210
は、図示しないDCモータ、板カム32、カムフォロア
ブラケット33、引張りコイルばね34、パルスモータ
28及び歯車31から主に構成される。図11に示すよ
うに、プラテンローラ3の軸3sの一端には、歯車30
が固設されている。上記本体側板には、回転駆動軸32
sに連結されたDCモータ(図示せず)が設けられてい
て、この回転駆動軸32sに板カム32が取り付けられ
ている。また、印刷装置本体側におけるカム32の近傍
には、カム32の輪郭周面に接触して転動するローラ3
3a付きのカムフォロアブラケット33が配設されてい
る。
【0029】カムフォロアブラケット33は、3角形状
の板に腕が突出した形状をなし、その3角状部の一端が
ローラ33aの取付部を形成していて、その基端が軸3
3sで上記本体側板に枢着されている。また、カムフォ
ロアブラケット33の突出した腕状の自由端は、上記本
体側板に係止された引張りコイルばね34により図にお
いて反時計回り方向の回動習性が与えられている。ま
た、カムフォロアブラケット33の突出した腕の一側端
には、その回転駆動軸31sに固設された歯車30と所
定時期に噛合する歯車31を有するパルスモータ28が
取り付けられている。
【0030】図7及び図10において、符号50は、製
版時にサーマルヘッド4をプラテンローラ3にマスタ1
を介して当接させる製版位置(図中仮想線で示す)と、
非製版時に製版位置から離間させる非製版位置(図中実
線で示す)とに選択的に変位させるためのサーマルヘッ
ド接離手段を示す。サーマルヘッド接離手段50は、後
述する、図示しないDCモータ、カム47、カムフォロ
アアーム48、引張りコイルばね49及びサーマルヘッ
ド4から主に構成される。
【0031】上記本体側板には、板カム47が一体的に
取り付けられた駆動軸47sに連結された図示しないD
Cモータが固設されている。また、カム47の近傍に
は、上記本体側板に軸48sで枢着されていて、カム4
7の輪郭周面と接触して転動するローラ48a付きのカ
ムフォロアアーム48が配設されている。カムフォロア
アーム48の基端にはローラ48aの取付部が形成され
ており、その自由端にはプラテンローラ3の軸3sと平
行な方向に延在して設けられたサーマルヘッド4が取り
付けられている。またカムフォロアアーム48のローラ
48aの取付部と軸48sとの間には、その一端が上記
本体側板に係止された引張りコイルばね49の他端が係
止されている。引張りコイルばね49により、サーマル
ヘッド4には図において時計回り方向の回動習性が与え
られている。サーマルヘッド4は、マスタ1の副走査搬
送方向と直交する方向、すなわち、主走査方向に一列に
多数の微細発熱素子が配列された周知の構成を有する。
【0032】図7、図10ないし図14に示すように、
巻取軸9は、丸棒状をなしていて、ポリアミド(PA)
樹脂でできている。排版ロール10は使用済マスタ1b
をロール円状に巻き取るものであり、その巻取軸9に
は、給版ロール2から繰り出されたマスタ1の他端が予
め接着されている。巻取軸9の一端部には、切欠き溝9
a(図13参照)が形成されている。図14に示すよう
に、巻取軸9の両端部には、排版ロールカバー65にセ
ットされたときに、排版ロール10から滲み出たインキ
の漏れを防ぐためのシール部材72hが回転可能に予め
装着されている。シール部材72hは、例えばフッ素ゴ
ム、高ニトリルゴム等の耐油性ゴムでできていて、全輪
状をなしている。
【0033】図10、図12および図13に示すよう
に、給排版アーム対91a,91bの自由端部の間に
は、排版ロールカバー65のカバー下67を着脱自在に
取り付け、かつ、両アーム91a,91bの剛性を保持
するための取付板68a,68bが橋架・固設されてい
る。
【0034】図13において、符号185は排版ロール
軸支持手段を示す。排版ロール軸支持手段185は、後
述する、ロール駆動軸52及びスライド軸53で主に構
成される。
【0035】給排版アーム91aの自由端部には、パイ
プ材から成り、排版ロール10の巻取軸9の切欠き溝9
aと嵌合して排版ロール10の一端を支持するための、
その軸に対して直角方向に突出した係合突起52aを有
するロール駆動軸52が回動可能に設けられている。ロ
ール駆動軸52の軸端には排版ロール用歯車51が固設
されている。一方、給排版アーム91bの自由端部に
は、有底部が形成されたパイプ状部材から成り、排版ロ
ール10の巻取軸9を緩く嵌入させて排版ロール10の
他端を支持するための、プラテンローラ3の軸3sと平
行に図中LR方向に摺動自在なスライド軸53が設けら
れている。
【0036】また、ロール駆動軸52及びスライド軸5
3近傍の給排版アーム91a,91bの自由端部には、
ロール駆動軸52及びスライド軸53が巻取方向と反対
の方向に緩むのを防止する図示しないブレーキユニット
が設けられていて、後述する、印刷ドラム5外周面上へ
のマスタ1の初期セット巻装時に緩まない程度の制動力
が負荷されている。
【0037】図12において、符号55は、排版ロール
10の巻取軸9を回転駆動する排版ロール駆動手段を示
す。排版ロール駆動手段55は、後述する、排版巻取モ
ータ56、駆動歯車58、連結アーム59及び歯車61
で主に構成される。上記本体側板には、排版巻取モータ
56が固設されている。排版巻取モータ56の回転出力
軸57には駆動歯車58が固設されている。駆動歯車5
8の隣には、連結アーム59によって所定の間隔に保た
れ軸61sの周りに回転可能に支持されると共に駆動歯
車58と常時噛合する歯車61が設けられ、その軸受部
に組み込まれているワンウェイクラッチ(図示せず)に
より、図中矢印B方向のみに回転可能になっている。
【0038】排版ロール用歯車51と歯車61とが後述
する所定の動作時期において噛合若しくはその噛合を解
除する連結アーム59の揺動動作は、回転出力軸57、
軸61s及びロール駆動軸52との位置関係が、回転出
力軸57と軸61sとを結ぶ半直線と、ロール駆動軸5
2と軸61sとを結ぶ半直線とが略直角又はそれより大
きい鈍角になるように設定されているので、排版巻取モ
ータ56の回転駆動による駆動歯車58の回転動作だけ
で実施可能なようになされている。すなわち、後述する
製版開始時においては、排版巻取モータ56の駆動歯車
58が図中矢印A方向に回転すると、歯車の回転モーメ
ントの作用を受けて連結アーム59を介して歯車61
が、排版ロール用歯車51に接近する方向に揺動して排
版ロール用歯車51に噛み合い、排版巻取モータ56の
回転力がロール駆動軸52に伝達される。一方、製版終
了時においては、排版巻取モータ56の駆動歯車58が
図中矢印A方向と反対方向に若干逆回転されることによ
り、連結アーム59を介して歯車61が、停止した状態
で排版ロール用歯車51から離れる方向に揺動して排版
ロール用歯車51との噛み合いが外れる。
【0039】図14において、符号79はカセットホル
ダを示す。カセットホルダ79は、未使用給版ロール2
Uもしくは給版ロール2と、排版ロールカバー65に予
め装着された未使用排版ロール10Uもしくは排版ロー
ル10とをセットで供給・交換するときに、又はジャム
処理するときなどに使用されるものである。カセットホ
ルダ79は、両口のスパナ状をなし、合成樹脂等で一体
成形されている。カセットホルダ79の一端部には、未
使用給版ロール2Uもしくは給版ロール2の芯管2sの
各端部を着脱自在に装着するための着脱用切欠79b
が、カセットホルダ79の他端部には未使用排版ロール
10Uもしくは排版ロール10の巻取軸9の各端部を着
脱自在に装着するための着脱用切欠79cがそれぞれ形
成されている。カセットホルダ79は、両方の部材の中
央部が連結部79aで連結されている。同図において、
符号95は未使用給版ロール2Uもしくは給版ロール2
と、排版ロールカバー65に予め装着された未使用排版
ロール10Uもしくは排版ロール10とをカセットホル
ダ79で一体的、かつ、着脱自在に連結したロールセッ
ト品を示す。
【0040】以上孔版式製版印刷装置350を説明した
が、この孔版式製版印刷装置350の排版ロール10に
設けられるインキ吸収装置を図1ないし6に基づいて説
明する。
【0041】図1において、排版ロール10の巻取軸9
の両端部901,902(一方のみ示し、他方のものは
省略する。)には、インキ吸収手段1001,1002
(一方のみ示し、他方のものは省略する。)が設けられ
ている。インキ吸収手段1001は、中心部に巻取軸9
が嵌まりあう孔1001aが穿設されたドーナツ状のイ
ンキ吸収部材1001Aで構成されており、インキ吸収
部材1001Aの使用済マスタ1b側の端面側には、円
周方向に同心円状に複数の襞1001bが、各襞100
1bの間に間隙β(0.05〜0.3mm程度の間隙)
があけられた状態で張り出されて設けられている。イン
キ吸収部材1001Aには、発泡スポンジ、海綿、吸い
取り紙、織物などのインキの吸収性のある部材が用いら
れる。インキ吸収手段1001の外側には、インキ吸収
手段1001に吸収されたインキが外部に飛び散るのを
防ぐためのカバー1004が設けられている。カバー1
004としては、巻取軸9を覆うカバー65を延長させ
て、その中にインキ吸収手段1001を配置させるよう
にしても良い。
【0042】巻取軸9に巻取られた使用済マスタ1bに
付着したインキは、巻取軸9に巻取られた状態で、巻取
軸9の両側に絞り出されるのであるが、そのインキは、
インキ吸収手段1001の襞1001bの間に設けられ
た間隙に発生する毛細管現象によりインキ吸収部材10
01A側に導かれ、インキ吸収部材1001Aの内部に
素早く吸収される。
【0043】別の実施例を図2a,2bに基づいて説明
する。図2aには、インキ吸収手段1001のみを示
し、孔版式製版印刷装置350、巻取軸9については、
前記実施例と同じであるので、その構成は省略する。図
2aにおいて、インキ吸収手段1001は、中心部に巻
取軸9が嵌まりあう孔2001aが穿設されたドーナツ
状のインキ吸収部材2001で構成されており、その使
用済マスタ1b側の端面側には、図2bに示すように巻
取軸9の軸方向に部分的に平行に複数の円形の微細孔2
001bが穿設されている。インキ吸収部材2001に
は、発泡スポンジ、海綿、吸い取り紙、織物などのイン
キの吸収性のある部材が用いられる。
【0044】巻取軸9に巻取られた使用済マスタ1bに
付着したインキは、インキ吸収手段1001の円形の微
細孔2001bの毛細管現象によりインキ吸収部材20
01側に導かれ、インキ吸収部材2001の内部に素早
く吸収される。
【0045】この実施例の場合の微細孔2001bの形
状は円形のものにかぎることなく、三角形、四角形また
は多角形のもの、並びにハニカム形状のものでもよい。
【0046】他の実施例を図3に基づいて説明する。図
3には、インキ吸収手段1001のみを示し、孔版式製
版印刷装置350、巻取軸9については、前記実施例と
同じであるので、その構成は省略する。
【0047】図3において、インキ吸収手段1001
は、インキ吸収部材3001とインキ吸収部材3001
より幅の広いシート4001とを、巻取軸9(図1を参
照)の両外側に一端部が揃えられた状態で、同心円状
に、交互に、巻回したもので構成されている。インキ吸
収手段1001の使用済マスタ1b(図1を参照)側に
は、シート4001とシート4001との間に間隙β
(間隙は、0.05〜0.3mm程度が適当である。)
が形成される。シート4001には、塩化ビニール、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンなどの材料の
ものが用いられ、インキ吸収部材3001は、発泡スポ
ンジ、海綿、吸い取り紙、織物などが用いられる。
【0048】巻取軸9に巻取られた使用済マスタ1bに
付着したインキは、巻取軸9に巻取られた状態で、巻取
軸9の両側に絞り出されるのであるが、そのインキは、
インキ吸収手段1001のシート4001と、シート4
001との間の間隙βに発生する毛細管現象によりイン
キ吸収部材3001側に導かれ、インキ吸収部材300
1の内部に素早く吸収される。
【0049】この実施例において、図4に示すようにシ
ート4001としては、そのインキ吸収部材3001と
重なる部分Bに、複数の穴4002が穿設されたものを
使用しても良い。
【0050】このようにシート4001の、インキ吸収
部材3001に重なる部分に複数の穴4002が穿設さ
せたものを巻回させたものでは、インキ吸収部材300
1同士を連結させた状態になるとともに、複数の穴40
02を設けることにより、インキ吸収手段1001の内
部にインキ収容空隙が設けられることになり、インキ
を、四方八方に拡散させた状態で吸収させることがで
き、より多量のインキを短時間に吸収させることができ
る。
【0051】また、別の実施例を図5に基づいて説明す
る。図5には、インキ吸収手段1001のみを示し、孔
版式製版印刷装置350、巻取軸9については、前記実
施例と同じであるので、その構成は省略する。図5にお
いて、インキ吸収手段1001は、巻取軸9の外側に、
シート5001と、シート5001より幅の狭いインキ
吸収部材6001とを、巻取軸9の外側に一端部を揃え
た状態で、インキ吸収部材6001を内側に渦巻状に巻
き付けたもので構成されている。インキ吸収手段100
1の使用済マスタ1b側には、シート5001とシート
5001との間に間隙βが形成される(間隙は、0.0
5〜0.3mm程度が適当である。)。シート5001
には、塩化ビニール、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンなどの材料のものが用いられ、インキ吸収部
材6001には、発泡スポンジ、海綿、吸い取り紙、織
物などが用いられる。
【0052】巻取軸9に巻取られた使用済マスタ1bに
付着したインキは、巻取軸9に巻取られた状態で、巻取
軸9の両側に絞り出されるのであるが、そのインキは、
インキ吸収手段1001のシート5001と、シート5
001との間の間隙βに発生する毛細管現象によりイン
キ吸収部材6001側に導かれ、インキ吸収部材600
1の内部に素早く吸収される。
【0053】この実施例において、図6に示すようにシ
ート5001としては、そのインキ吸収部材6001と
重なる部分Aに、複数の穴6002が穿設されたものを
使用しても良い。このようにシート5001の、インキ
吸収部材6001に重なる部分Aに複数の穴6002を
穿設させたものを渦巻状に巻回させた場合は、インキ吸
収手段1001は、インキ吸収部材6001同士が連結
した状態になるとともに、内部にインキ収容空隙が設け
られることになり、インキを、四方八方に拡散させた状
態で吸収させ、より多量のインキを短時間に吸収させる
ことができる。
【0054】さらに、上記の各実施例におけるインキ吸
収手段1001のインキ吸収部材1001A、200
1、3001および6001並びにシート4001およ
び5001には、インキ対して親油性を有する親油処理
が施される。親油処理部材としては、ジメチルクロロシ
ランなどが用いられる。
【0055】インキ吸収手段1001のインキ吸収部材
1001A、2001、3001および6001並びに
シート4001および5001が親油処理を施される
と、インキ吸収手段1001がインキと馴染みやすくな
り、インキをより素早く吸収し、インキ吸収時間を短縮
させることができる。
【0056】ここで、まず最初に、図7乃至図15を参
照して孔版式製版印刷装置350の動作を説明する。図
7に示すように、未使用排版ロール10の巻取軸9を排
版ロール軸支持手段185にセットする。次いで、未使
用給版ロール2Uをもって印刷ドラム5の外周面に巻き
付け、マスタ1の先端部をプラテンローラ3の外側周面
上に通して、未使用給版ロール2Uを給版ロール軸支持
手段175にセットする。この後、ドラムユニット22
0をフレーム351及び上記脱着機構を介して印刷装置
本体側に装着する。そして、給排版アーム91a,91
b(一方は図示されず)は、給排版用摩擦クラッチ92
(図8に示す)を作動させることで印刷ドラム5に対す
る所定位置で接続される。
【0057】次いで、図7において、製版および排版が
同時に行なわれる。原稿読取装置の原稿読取部に原稿
(共に図示しない)がセットされ、図示しない製版スタ
ートキーをオンするとスタート信号が送信されることに
より、上記原稿の画像情報が上記原稿読取装置で読み取
られる。この時、ドラム駆動手段230の駆動モータM
が駆動され、回転板228の凸部228aがセンサー3
6に検出される位置までドラム駆動軸18が回転され、
印刷ドラム5と給排版ユニット190が、図7のホーム
ポジション(給版位置)位置近傍に停止される。このと
き、給排版アーム91a,91b(一方は図示されず)
は、給排版用摩擦クラッチ92(図8に示す)の作動に
より印刷ドラム5に対してその接続を断たれていて給版
位置を占めている状態にある。
【0058】これと平行して、図10に示すようにサー
マルヘッド4が、サーマルヘッド接離手段50の作動に
よりプラテンローラ3にマスタ1を介して当接する製版
位置に変位され、図示しないDCモータの回転駆動によ
りカム47が回転され、その大径部とローラ48aとの
係合状態が解除されると共に、引張りコイルばね49の
付勢力によってカムフォロアアーム48が矢印D方向に
回動し、サーマルヘッド4の発熱体部がマスタ1を介し
てプラテンローラ3に押し付けられることになる。
【0059】一方、上記動作と同時に、製版は、図11
に示すように、プラテンローラ駆動手段210の作動を
伴って行われる。すなわち、図示しないDCモータの回
転駆動によりカム32が、図中矢印A方向に回転される
ことによって、カムフォロアブラケット33が軸33s
を中心として回動されて、歯車31が歯車30に噛合す
ることにより、モータ28が回転駆動されることによっ
て、歯車30及びプラテンローラ3が図中矢印A方向に
回転されて、マスタ1が給版ロール2から順次引き出さ
れつつ搬送される。
【0060】これと共に、印刷ドラム5の開口先端位置
Fと対応する位置より上記原稿読取装置から読み込まれ
た画像情報がCCD(光電変換素子)等で電気信号に変
換され、A/D(アナログ/デジタル)変換器、製版制
御装置等(共に図示せず)を経由して、これらの信号に
応じて、サーマルヘッド4の発熱体部の発熱素子にパル
ス状に通電され、サーマルヘッド4の発熱素子が主走査
方向に作動されて選択的に発熱し、マスタ1が副走査方
向に搬送されつつマスタ1の先端から順次加熱穿孔され
製版が行われる。
【0061】この製版動作と同時に、ドラム駆動手段2
30の駆動モータMから供給される駆動力で、印刷ドラ
ム5のみが図中矢印A方向にプラテンローラ3の周速度
と同期した速度で回転されて、製版済マスタ1aが印刷
ドラム5の外周面に巻き付けられていく。プラテンロー
ラ3から供給される製版済マスタ1aに適正な張力を与
えて印刷ドラム5に巻き付けるために、印刷ドラム5の
周速度がプラテンローラ3の周速度よりも僅かに速くな
るように設定されている。
【0062】上記製版動作と平行して、図12に示すよ
うに、排版ロール駆動手段55が作動することにより、
上述した動作で排版ロール用歯車51と歯車61とが噛
合される。この状態において、排版巻取モータ56が回
転駆動されることにより、ロール駆動軸52を介して巻
取軸9が矢印A方向に回転され、巻取軸9の周囲に使用
済マスタ1bがロール状に巻き取られていく。
【0063】印刷ドラム5の開口後端位置E点(製版終
了位置)に対応する位置がパルスモータ28のステップ
数により判断され、製版が完了する。そして、図示しな
い印刷ドラム回転検知センサにより印刷ドラム5の初期
位置復帰(1回転)が完了したと判断されると、図7に
示すように、サーマルヘッド4は、サーマルヘッド接離
手段50の作動によりマスタ1を介してプラテンローラ
3から矢印U方向に離間されて非製版位置を占める。
【0064】これと同時に、図11において、プラテン
ローラ駆動手段210が作動する。先ず、パルスモータ
28の回転が停止される。次いで、上記DCモータの回
転駆動によりカム32が、図中矢印A方向にさらに回転
されることによってその大径部とローラ33aとの係合
が解除され、引張りコイルばね34の付勢力によりカム
フォロアブラケット33が軸33sを中心として時計回
り方向に回動される。これにより、駆動歯車31と歯車
30との噛合状態が解除され、駆動歯車31が、給排版
ユニット190の上記突出部分と干渉しない位置を占め
る。
【0065】一方、上記各動作と同時に、排版ロール駆
動手段55が作動する。すなわち、排版巻取モータ56
の駆動が停止されることにより排版ロール10の回転が
停止され、次いで上述した動作で歯車61は排版ロール
用歯車51から離間される。次いで、回転板228とセ
ンサー36,37とからなる印刷ドラム回転制御手段の
作動により、給排版ユニット190の停止状態が解除さ
れ、そして図7の状態のように、給排版ユニット190
及び印刷ドラム5が一体となって、すなわち、給排版ア
ーム対91a,91bの給排版用摩擦クラッチ92が印
刷ドラム5に接続された状態で回転される。
【0066】印刷工程が始まり、図示しない給紙台上に
積載されている印刷用紙Pが、図示しない用紙搬送手段
によりレジストローラ対24a,24b(図1に示す)
へ向けて送られ、さらにレジストローラ対24a,24
bにより印刷ドラム5の回転と同期した所定のタイミン
グで圧胴115のクワエ爪116の間に挿入される。こ
うして印刷用紙Pの先端がクワエ爪116に挾持されな
がら印刷ドラム5の外周面と圧胴115の凸状外周面と
の間に搬送される。このとき、用紙検知センサ110で
印刷用紙Pの給送が検知されることで、圧胴115の偏
芯軸117が反時計回り方向に回動して圧胴115が上
昇されて印刷位置を占め、圧胴115の凸状外周面によ
り同図中の矢印A方向に回転する印刷ドラム5の外周面
に巻装された製版済マスタ1aに印刷用紙Pが連続的に
押圧されることにより、製版済マスタ1aが印刷ドラム
5の外周面に密着すると共に、製版済マスタ1aの穿孔
部分からインキが印刷用紙Pの表面に転移される。
【0067】なお、この時、インキローラ20(図7に
示す)も印刷ドラム5の回転方向と同一方向に回転し、
インキを印刷ドラム5の内周面に供給する。このように
して、印刷された印刷用紙Pは、所定位置でクワエ爪1
16より開放され、排紙爪114で剥離され、上記吸着
搬送装置で搬送されて図示しない排紙台上に排出積載さ
れる。こうして、製版済マスタ1a(もしくはマスタ
1)にインキを充填する、いわゆる版付けが行われると
共に、圧胴115が非印刷位置に離間して初期状態に復
帰し、印刷待機状態となる。
【0068】次に、図示しないテンキーにより印刷枚数
を入力し、図示しない印刷スタートキーをオンすること
により、上記した印刷、給紙、排紙の各工程が所定回数
繰り返されて印刷が行われる。
【0069】孔版式製版印刷装置350は、上記の全印
刷工程が終了すると、駆動モータMが駆動され、回転板
228が回転される。回転板228の凸部228aがセ
ンサー37により検出される位置までドラム駆動軸18
が回転されて、孔版式製版印刷装置350は、図15に
示すように、給排版ユニット190が印刷ドラム5の下
方に位置した状態になる。孔版式製版印刷装置350の
休止時には、給排版ユニット190が印刷ドラム5の下
方に位置した状態に停止されることにより、孔版式製版
印刷装置350では、排版ロール10に巻取られた使用
済マスタ1bに付着したインキは、マスタ1を伝わっ
て、印刷ドラム5の外周に流れ出ることがなく、印刷ド
ラム5の周辺部へ飛散することがなくなり、印刷装置を
汚損させることがない。
【0070】このようにして、製版・給版、排版及び印
刷の各工程の動作を繰り返していくうちに、排版時にお
いて使用済マスタ1bに付着したインキが、巻き取ると
きの張力や経時変化により、排版ロール10の巻取軸9
に巻き取られた使用済マスタ1bの巻取り部分の両端か
ら次第に滲み出てくる。
【0071】こうして、給版ロール2のマスタ1を全て
使い切ってその全てが使用済マスタ1bとして排版ロー
ル10の巻取軸9に巻き取られ、排版ロール10が使用
済マスタ1bで満杯状態になると、その排版ロール10
は排版ロールカバー65と一緒に給排版アーム対91
a,91bの自由端部の排版ロール軸支持手段185か
ら取り外される。そして、これらの使用済みの、排版ロ
ール10及び排版ロールカバー65は、排版ロールカバ
ー65ごと廃棄され、新しいものとそれぞれ交換される
のであるが、その巻き取る間でも、巻取られた使用済み
マスター1bの両側からはインキは滲み出る。
【0072】図7において、製版及び排版時に、印刷ド
ラム5が図中矢印A方向に回転され、印刷ドラム5の開
口後端位置E点が開口先端位置F点に移動する間に、排
版ロール10には印刷ドラム5の非開口部の非印刷領域
Hに対応した、インキが付着していない未製版マスタの
一部が巻き取られる。巻取られたマスター1bの両側か
ら滲み出たインキは、排版ロール10の両端部901,
902に設けられインキ吸収手段1001により、速や
かに吸収され、印刷ドラム5の周辺に飛び散ることがな
く、印刷装置を汚損させることが無くなる。
【0073】次に、上記実施例のインキ吸収装置を別の
孔版式製版印刷装置に適用した場合の一例について図1
6を参照して説明する。図16において、上記実施例の
構成要素と同様の構成及び機能を有するものについては
同一符号を付してその説明を省略する。図16は、上記
一例を示す孔版式製版印刷装置の要部構成図であり、ま
ず、この要部構成について説明する。図16において、
符号350’は孔版式製版印刷装置を示す。符号35
1’は孔版式製版印刷装置350’の所定位置に配設さ
れたフレームを示す。この孔版式製版印刷装置350’
は、上記実施例の孔版式製版印刷装置350に対して、
その給排版ユニット190に代えて、回転中心軸6の周
りに印刷ドラム5に対して回動自在であり、給版ロール
軸支持手段175を有する給版ユニット170及び回転
中心軸6の周りに印刷ドラム5及び給版ユニット170
に対して回動自在であり、排版ロール軸支持手段185
を有する排版ユニット180を有すること、圧胴115
に代えてプレスローラ11を有すること、給版ユニット
170と排版ユニット180とを所定時期に接合する給
排版アーム接合手段40を有することなどが主に相違す
る。
【0074】以下、上記相違点を中心に説明する。給版
ユニット170は、給版ロール軸支持手段175、給版
ロール2、プラテンローラ3、後述する、給版アーム対
7a,7bから主に構成される。排版ユニット180
は、排版ロール軸支持手段185、排版ロール10、排
版ロールカバー65、後述する、排版アーム対8a,8
b、排版ロール用歯車51、から主に構成される。
【0075】印刷ドラム5、給版ユニット170、排版
ユニット180及びインキ供給手段60等がドラムユニ
ット220’を構成していて、ドラムユニット220’
は印刷装置本体側からフレーム351’を介して図示し
ない脱着機構によって着脱自在となっている。
【0076】印刷ドラムの回転中心軸6には、印刷ドラ
ム5を挟んでその内側に一対の給版アーム7a,7b
〔一方は図示されず〕(以下、「給版アーム対7a,7
b」というときがある)が、その外側にロール支持手段
としての一対の排版アーム8a,8b〔一方は図示され
ず〕(以下、「排版アーム対8a,8b」というときが
ある)がそれぞれ図示しない軸受を介して回転中心軸6
に対して回動自在に支持されている。
【0077】インキローラ20に対向する印刷ドラム5
の外周面下方の近傍には、軸11sの周りに押圧手段と
してのプレスローラ11が回転可能に設けられている。
軸11sはその両軸端に配置された一対のアーム23,
23に支持されていて、これらのアーム23,23は印
刷装置本体側の図示しない側板に取り付けられた軸23
sの周りに揺動可能に支持されている。プレスローラ1
1は、印刷時に印刷ドラム5に印刷用紙Pを介して圧接
する印刷位置と、非印刷時に未使用給版ロール2U及び
使用済マスタ1bが巻取軸9に最後まで巻き取られて満
杯状態になった排版ロール10(図中仮想線で示す)を
収容した排版ロールカバー65等の突出部分との接触を
避けるために印刷ドラム5の外周面から離間した非印刷
位置とを選択的に占めるようになっている。軸23sの
図において左側近傍には、図示しない用紙搬送手段によ
ってその上流側より給送される印刷用紙Pを印刷ドラム
5とプレスローラ11との間に搬送する上下一対のレジ
ストローラ対24a,24bが配設されている。レジス
トローラ対24a,24bのニップ部の上方及び下方に
は、印刷ドラム5とプレスローラ11との間に印刷用紙
Pを案内するための上下一対のガイド板25a,25b
が配置されている。
【0078】給版アーム対7a,7bの自由端部には、
給版ロール2若しくは未使用給版ロール2Uを着脱する
ためのU字状の着脱溝7hがそれぞれ形成されている。
各着脱溝7hには、給版ロール2の各端部の芯管2sに
所定の制動力を負荷するブレーキユニット26がそれぞ
れ設けられていて、給版ロール2は両端部の芯管2sを
介して両ブレーキユニット26により回転可能、かつ、
着脱可能に支持されていると共に、給版アーム対7a,
7bの回動時にブレーキユニット26からその慣性によ
り外れたりしないように支持されている。
【0079】給版ロール2支持部近傍の給版アーム対7
a,7bには、プラテンローラ3が給版アーム対7a,
7bに回転自在に支持された軸3sにより取り付けられ
ている。給版アーム対7a,7b及び排版アーム対8
a,8bは、ホームポジション(給版位置)等におい
て、給排版アーム接合手段40によって一体的に結合さ
れるようになっている。この給排版アーム接合手段40
は、給版アーム7bの所定位置に植設された係止ピン4
1と、排版アーム8bの所定位置に軸43で枢着されて
いて、その一端部に係止ピン41と所定時期に係合する
嵌合溝45hが形成された係止レバー45と、排版アー
ム8bの所定位置に固設されていて、プランジャ46p
を有しこのプランジャ46pで係止レバー45の他端部
にピンを介して回動可能に連結されたソレノイド46
と、係止レバー45の一端部近傍と排版アーム8bの所
定位置に植設されたピン8pとの間に設けられ図におい
て係止レバー45の嵌合溝45h部を反時計回り方向に
付勢する接合ばね42と、排版アーム8bの所定位置に
植設され係止レバー45の他端部を衝止するためのスト
ッパー44とから構成される。係止レバー45は、板金
でできていて略L字状をなしている。この別の孔版式製
版印刷装置350’の排版ローラ10の両端部に上述し
たインキ吸収手段1001が設けられている。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、排版ロールの外周であって、使用済マスタの
側縁の近傍に、排版ロールの軸に平行にインキを導くた
めの毛細管現象を起こさせる微小間隙を形成するインキ
吸収手段を配置し、使用済マスタの巻き取り部分の両端
から排版ロール軸上に滲み出たインキをインキ吸収手段
の空隙が素早く吸収するので、上記インキが排版ロール
の両端部で、吸収が追いつかず印刷ドラム上に滴下し、
そのインキにより印刷物を汚したり、印刷装置周辺の機
構部分に付着して装置の故障を起こすことが防止され
る。
【0081】請求項2記載の発明によれば、インキ吸収
手段が、シート状基材と、インキを吸収するインキ吸収
部材とを排版ロールの外側に巻回させて構成し、使用済
マスタの巻き取り部分の両端から排版ロール軸上に滲み
出たインキをインキ吸収手段の空隙が素早く吸収するの
で、上記インキが排版ロールの両端部で、吸収が追いつ
かず印刷ドラム上に滴下し、そのインキにより印刷物を
汚したり、印刷装置周辺の機構部分に付着して装置の故
障を起こすことが防止される。
【0082】請求項3記載の発明によれば、インキ吸収
装置のシート状基材のインキ吸収部材との重合部に、上
記インキ吸収部材同士が連結する複数の穴が穿設され、
インキ吸収手段の内部にインキ吸収空間が形成されるの
で、使用済マスタの巻き取り部分の両端から排版ロール
軸上に滲み出たインキがインキ吸収空間に素早く吸収さ
れるので、上記インキが排版ロールの両端部で、吸収が
追いつかず印刷ドラム上に滴下し、そのインキによりが
印刷物に汚されたり、印刷装置周辺の機構部分に付着し
て装置の故障を起こすことが防止される。
【0083】請求項4記載の発明によれば、インキ吸収
手段が親油化処理を施され、使用済マスタの巻き取り部
分の両端から排版ロール軸上に滲み出たインキがインキ
吸収手段に馴染み易くなり、素早く吸収されるので、上
記インキが排版ロールの両端部で、使用済マスタの巻き
取り部分にインキの吸収が追いつかず印刷ドラム上に滴
下し、そのインキにより印刷物を汚したり、印刷装置周
辺の機構部分に付着して装置の故障を起こすことが防止
される。
【0084】請求項5記載の発明によれば、インキ吸収
手段が、印刷ドラムが回転を休止しているときに、印刷
ドラムの下部に位置するように制御されているので、使
用済マスタの巻き取り部分に付着したインキがマスタを
伝わって、印刷ドラムの外周に滲み出ることがなく、印
刷ドラム上に滴下し、そのインキにより印刷物を汚した
り、印刷装置周辺の機構部分に付着して装置の故障を起
こすことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す孔版式製版印刷装置の
インキ吸収手段の一部破断した斜視図である。
【図2】本発明の孔版式製版印刷装置のインキ吸収手段
の他の実施例を示す斜視図およびその使用済マスタ側の
組織拡大構成図である。
【図3】孔版式製版印刷装置のインキ吸収手段の別の実
施例を示す一部破断した斜視図である。
【図4】図3の孔版式製版印刷装置のインキ吸収手段の
インキ吸収部材に複数の穴を穿設させたインキ吸収手段
の部分破断した斜視図である。
【図5】孔版式製版印刷装置のインキ吸収手段の別の実
施例を示す一部破断した斜視図である。
【図6】図5の孔版式製版印刷装置のインキ吸収手段の
インキ吸収部材に複数の穴を穿設させたインキ吸収手段
の部分破断した斜視図である。
【図7】本発明に係るインキ吸収装置を適用する孔版式
製版印刷装置の要部の一部断面側面図である。
【図8】孔版式製版印刷装置の印刷ドラムの駆動部を示
す縦断面図である。
【図9】孔版式製版印刷装置の印刷ドラムおよび給排版
ユニットの位置決め機構を示す側面図である。
【図10】孔版式製版印刷装置の給排版ユニットの構成
を示す側断面図である。
【図11】孔版式製版印刷装置の給排版ユニットの給版
部の構成を示す要部の側断面図である。
【図12】孔版式製版印刷装置の排版部の構成を示す要
部の側断面図である。
【図13】孔版式製版印刷装置の給排版ユニットの排版
部の構成を示す要部の側断面図である。
【図14】孔版式製版印刷装置のロールセット品を示す
一部破断した側面図である。
【図15】孔版式製版印刷装置の印刷休止時の側面図で
ある。
【図16】上記実施例を別の孔版式製版印刷装置に適用
した例を示す要部の一部断面側面図である。
【図17】従来のインキ吸収装置の一部断面図である。
【符号の説明】
1 マスタ 2 給版ロール 4 製版手段 5 印刷ドラム 10 排版ロール 60 インキ供給装置 91a,91b,8a,8b ロール支持手段 1001 インキ吸収手段 1001A,2001,3001,6001 インキ
吸収部材 4001,5001 シート状基材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に孔版用のマスタが巻き付けられ回
    転中心軸の周りに回転する印刷ドラムと、 上記印刷ドラムの内周面にインキを供給するインキ供給
    装置と、 上記マスタの一端が巻き付けられ該マスタを上記印刷ド
    ラムに供給する給版ロールと、 上記マスタを製版する製版手段と、 上記マスタの他端が巻き付けられ使用済マスタを上記印
    刷ドラムから巻き取る排版ロールと、 上記給版ロールと、上記排版ロールとを支持し、上記印
    刷ドラムの中心軸に対して回動自在であるロール支持手
    段とを具備する孔版式製版印刷装置において、 上記排版ロールの外周であって、上記使用済マスタの側
    縁の近傍に、上記排版ロールの軸に平行に上記インキを
    導くための毛細管現象を起こさせる微小間隙を形成する
    インキ吸収手段を配置したことを特徴とする孔版式製版
    印刷装置のインキ吸収装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の孔版式製版印刷装置のイン
    キ吸収装置において、 上記インキ吸収手段が、シート状基材と、インキを吸収
    するインキ吸収部材とを上記排版ロールの外側に巻回さ
    せて構成したことを特徴とする孔版式製版印刷装置のイ
    ンキ吸収装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の孔版式製版印刷装置のイン
    キ吸収装置において、 上記シート状基材のインキ吸収部材との重合部に、上記
    インキ吸収部材同士を連結させる複数の穴が穿設されて
    いることを特徴とする孔版式製版印刷装置のインキ吸収
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の孔版式製版印
    刷装置のインキ吸収装置において、 上記インキ吸収手段が親油化処理を施されていることを
    特徴とする孔版式製版印刷装置のインキ吸収装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の孔版式製版
    印刷装置のインキ吸収装置において、 上記インキ吸収手段が、印刷ドラムが回転を休止してい
    るときに、印刷ドラムの下部に位置するように制御され
    ることを特徴とする孔版式製版印刷装置のインキ吸収装
    置。
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