JP3443066B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JP3443066B2 JP3443066B2 JP2000067672A JP2000067672A JP3443066B2 JP 3443066 B2 JP3443066 B2 JP 3443066B2 JP 2000067672 A JP2000067672 A JP 2000067672A JP 2000067672 A JP2000067672 A JP 2000067672A JP 3443066 B2 JP3443066 B2 JP 3443066B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体層の起立構
造を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
造を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】起立構造を有するマイクロ光学ベンチ
が、シリコンを用いたマイクロマシン技術により実現さ
れている。このマイクロマシン技術を用いて、例えば、
レーザ走査ディスプレイのための共振マイクロスキャ
ナ、可動マイクロ反射器、半導体レーザの外部共振器の
ための走査マイクロミラー等を作製することが報告され
ている。
が、シリコンを用いたマイクロマシン技術により実現さ
れている。このマイクロマシン技術を用いて、例えば、
レーザ走査ディスプレイのための共振マイクロスキャ
ナ、可動マイクロ反射器、半導体レーザの外部共振器の
ための走査マイクロミラー等を作製することが報告され
ている。
【0003】この従来のマイクロマシン技術では、積層
された半導体層の一部をエッチングにより剥離させた
後、剥離した部分をスライドさせて起立させるとともに
ヒンジ部で接合することにより、起立構造を形成してい
る。この起立構造を用いて基板上に所定の角度で起立し
たミラー等が構成される。
された半導体層の一部をエッチングにより剥離させた
後、剥離した部分をスライドさせて起立させるとともに
ヒンジ部で接合することにより、起立構造を形成してい
る。この起立構造を用いて基板上に所定の角度で起立し
たミラー等が構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マイクロマシン技術を用いて半導体により起立構造を作
製する場合、剥離した半導体層をスライドさせる際に磨
耗が生じる。また、半導体層を所定の位置まで正確にス
ライドさせることは困難である。そのため、起立構造を
構成する各部材の角度および位置を正確に制御すること
が困難であるとともに、作業性が悪い。
マイクロマシン技術を用いて半導体により起立構造を作
製する場合、剥離した半導体層をスライドさせる際に磨
耗が生じる。また、半導体層を所定の位置まで正確にス
ライドさせることは困難である。そのため、起立構造を
構成する各部材の角度および位置を正確に制御すること
が困難であるとともに、作業性が悪い。
【0005】本発明の目的は、起立構造を構成する各部
材の角度および位置を正確に制御することができるとと
もに半導体層により容易に構成可能な半導体装置および
その製造方法を提供することである。
材の角度および位置を正確に制御することができるとと
もに半導体層により容易に構成可能な半導体装置および
その製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る半導体層は、基板上に第1の層、第2の層お
よび第3の層が順に形成され、第2の層は、第1の格子
定数を有する第1半導体層と第1の格子定数よりも小さ
い第2の格子定数を有する第2半導体層との積層構造を
含み、第3の層の所定領域の周囲を取り囲む領域のうち
一部領域を除いて第3の層、第2の層および第1の層が
除去されるとともに、所定領域および一部領域における
第1の層が除去され、第1半導体層の第1の格子定数と
第2半導体層の第2の格子定数との差に起因する歪を緩
和するように所定領域の第2の層が一部領域で湾曲した
ものである。
発明に係る半導体層は、基板上に第1の層、第2の層お
よび第3の層が順に形成され、第2の層は、第1の格子
定数を有する第1半導体層と第1の格子定数よりも小さ
い第2の格子定数を有する第2半導体層との積層構造を
含み、第3の層の所定領域の周囲を取り囲む領域のうち
一部領域を除いて第3の層、第2の層および第1の層が
除去されるとともに、所定領域および一部領域における
第1の層が除去され、第1半導体層の第1の格子定数と
第2半導体層の第2の格子定数との差に起因する歪を緩
和するように所定領域の第2の層が一部領域で湾曲した
ものである。
【0007】本発明に係る半導体装置においては、所定
領域を取り囲む領域のうち一部領域を除いて第3の層、
第2の層および第1の層が除去され、かつ所定領域およ
び一部領域の第1の層が除去されているので、所定領域
内の第2の層が一部領域でのみ周囲の領域につながりつ
つ解放状態となっている。第2の層の第1半導体層の格
子定数が第2半導体層の格子定数よりも大きいため、第
2の層に格子定数の差に起因する歪が発生する。それに
より、歪を緩和するように第2の層が湾曲する。それに
伴って、第2の層上の第3の層が基板に対して所定の角
度で起立する。
領域を取り囲む領域のうち一部領域を除いて第3の層、
第2の層および第1の層が除去され、かつ所定領域およ
び一部領域の第1の層が除去されているので、所定領域
内の第2の層が一部領域でのみ周囲の領域につながりつ
つ解放状態となっている。第2の層の第1半導体層の格
子定数が第2半導体層の格子定数よりも大きいため、第
2の層に格子定数の差に起因する歪が発生する。それに
より、歪を緩和するように第2の層が湾曲する。それに
伴って、第2の層上の第3の層が基板に対して所定の角
度で起立する。
【0008】このように、第1半導体層および第2半導
体層の格子定数の差に起因する歪を緩和するように第2
の層が自動的に湾曲することにより第3の層が基板に対
して起立している。そのため、第1半導体層および第2
半導体層の組成および厚さを調整することにより第3の
層の角度を容易かつ正確に制御することができる。
体層の格子定数の差に起因する歪を緩和するように第2
の層が自動的に湾曲することにより第3の層が基板に対
して起立している。そのため、第1半導体層および第2
半導体層の組成および厚さを調整することにより第3の
層の角度を容易かつ正確に制御することができる。
【0009】したがって、起立構造を構成する各部材の
角度および位置を正確に制御することができるととも
に、半導体層により容易に構成可能な半導体装置が実現
される。
角度および位置を正確に制御することができるととも
に、半導体層により容易に構成可能な半導体装置が実現
される。
【0010】一部領域の第3の層が除去されてもよい。
それにより、第2の層が一部領域で容易に湾曲すること
かできる。
それにより、第2の層が一部領域で容易に湾曲すること
かできる。
【0011】第3の層は、第2の層の第1半導体層とほ
ぼ等しい格子定数を有する第3半導体層を含んでもよ
い。その場合、第3の層の湾曲が阻止され、基板に対し
て起立した平坦な第3の層が形成される。
ぼ等しい格子定数を有する第3半導体層を含んでもよ
い。その場合、第3の層の湾曲が阻止され、基板に対し
て起立した平坦な第3の層が形成される。
【0012】所定領域は複数の領域を含み、複数の領域
でそれぞれ湾曲した第2の層上の第3の層が互いに当接
してもよい。この場合、複数の第3の層が互いに当接す
ることにより、各第3の層の角度が規定されるので、第
1半導体層および第2半導体層の組成および厚さを精密
に制御することなく、各第3の層の角度を所望の角度に
正確に設定することができる。
でそれぞれ湾曲した第2の層上の第3の層が互いに当接
してもよい。この場合、複数の第3の層が互いに当接す
ることにより、各第3の層の角度が規定されるので、第
1半導体層および第2半導体層の組成および厚さを精密
に制御することなく、各第3の層の角度を所望の角度に
正確に設定することができる。
【0013】第3の層は反射膜を含んでもよい。この場
合、基板に対して起立したミラーを構成することができ
る。
合、基板に対して起立したミラーを構成することができ
る。
【0014】第2の発明に係る半導体装置の製造方法
は、基板上に第1の層を形成するステップと、第1の層
上に、第1の格子定数を有する第1半導体層と第1の格
子定数よりも小さい第2の格子定数を有する第2半導体
層との積層構造を含む第2の層を形成するステップと、
第2の層上に第3の層を形成するステップと、第3の層
の所定領域の周囲を取り囲む領域のうち一部領域を除い
て第3の層、第2の層および第1の層を除去するステッ
プと、所定領域および一部領域における第1の層を選択
的に除去することにより、第1半導体層の第1の格子定
数と第2半導体層の第2の格子定数との差に起因する歪
を緩和するように所定領域の第2の層を一部領域で湾曲
させるステップとを備えたものである。
は、基板上に第1の層を形成するステップと、第1の層
上に、第1の格子定数を有する第1半導体層と第1の格
子定数よりも小さい第2の格子定数を有する第2半導体
層との積層構造を含む第2の層を形成するステップと、
第2の層上に第3の層を形成するステップと、第3の層
の所定領域の周囲を取り囲む領域のうち一部領域を除い
て第3の層、第2の層および第1の層を除去するステッ
プと、所定領域および一部領域における第1の層を選択
的に除去することにより、第1半導体層の第1の格子定
数と第2半導体層の第2の格子定数との差に起因する歪
を緩和するように所定領域の第2の層を一部領域で湾曲
させるステップとを備えたものである。
【0015】本発明に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、所定領域を取り囲む領域のうち一部領域を除いて第
3の層、第2の層および第2の層が除去され、かつ所定
領域および一部領域の第1の層が除去されるので、所定
領域内の第2の層が一部領域でのみ周囲の領域につなが
りつつ解放状態となっている。第2の層の第1半導体層
の格子定数が第2半導体層の格子定数よりも大きいた
め、第2の層に格子定数の差に起因する歪が発生する。
それにより、歪を緩和するように第2の層が湾曲する。
それに伴って、第2の層上の第3の層が基板に対して所
定の角度で起立する。
ば、所定領域を取り囲む領域のうち一部領域を除いて第
3の層、第2の層および第2の層が除去され、かつ所定
領域および一部領域の第1の層が除去されるので、所定
領域内の第2の層が一部領域でのみ周囲の領域につなが
りつつ解放状態となっている。第2の層の第1半導体層
の格子定数が第2半導体層の格子定数よりも大きいた
め、第2の層に格子定数の差に起因する歪が発生する。
それにより、歪を緩和するように第2の層が湾曲する。
それに伴って、第2の層上の第3の層が基板に対して所
定の角度で起立する。
【0016】このように、第1半導体層および第2半導
体層の格子定数の差に起因する歪を緩和するように第2
の層が自動的に湾曲することにより第3の層が基板に対
して起立する。そのため、第1半導体層および第2半導
体層の組成および厚さを調整することにより第3の層の
角度を容易かつ正確に制御することができる。
体層の格子定数の差に起因する歪を緩和するように第2
の層が自動的に湾曲することにより第3の層が基板に対
して起立する。そのため、第1半導体層および第2半導
体層の組成および厚さを調整することにより第3の層の
角度を容易かつ正確に制御することができる。
【0017】したがって、起立構造を構成する各部材の
角度および位置を正確に制御することができるととも
に、半導体層により容易に構成可能な半導体装置が実現
される。
角度および位置を正確に制御することができるととも
に、半導体層により容易に構成可能な半導体装置が実現
される。
【0018】一部領域の第3の層を除去するステップを
さらに備えてもよい。それにより、第2の層が一部領域
で容易に湾曲することができる。
さらに備えてもよい。それにより、第2の層が一部領域
で容易に湾曲することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3および図4は本
発明の第1の実施の形態における半導体装置の製造方法
を示す工程図であり、(a)は模式的断面図、(b)は
模式的平面図である。この半導体装置は、基板上にほぼ
垂直に起立したミラーを有する反射鏡装置である。
発明の第1の実施の形態における半導体装置の製造方法
を示す工程図であり、(a)は模式的断面図、(b)は
模式的平面図である。この半導体装置は、基板上にほぼ
垂直に起立したミラーを有する反射鏡装置である。
【0020】まず、図1に示すように、GaAs基板1
上に、AlGaAsからなる解放層(release 層)2、
歪層(strain層)5および構成要素層(component 層)
6を順にエピタキシャル成長させる。
上に、AlGaAsからなる解放層(release 層)2、
歪層(strain層)5および構成要素層(component 層)
6を順にエピタキシャル成長させる。
【0021】これらの解放層2、歪層5および構成要素
層6は、MBE法(分子線エピタキシャル成長法)、M
OCVD法(有機金属化学的気相成長法)、CVD法
(化学的気相成長法)等のエピタキシャル成長技術を用
いて形成される。
層6は、MBE法(分子線エピタキシャル成長法)、M
OCVD法(有機金属化学的気相成長法)、CVD法
(化学的気相成長法)等のエピタキシャル成長技術を用
いて形成される。
【0022】歪層5は、厚さ数nm〜数十nmのInG
aAs層3および厚さ数nm〜数十nmのGaAs層4
により構成される。InGaAs層3の格子定数は、G
aAs層4の格子定数よりも大きい。そのため、歪層5
に格子定数の差による歪が発生する。
aAs層3および厚さ数nm〜数十nmのGaAs層4
により構成される。InGaAs層3の格子定数は、G
aAs層4の格子定数よりも大きい。そのため、歪層5
に格子定数の差による歪が発生する。
【0023】また、構成要素層6は、InGaAs層6
1および分布反射膜(DistributedBragg Reflector:以
下、DBR膜と呼ぶ)62を含む。InGaAs層61
は、後の工程で剥離された構成要素層6の変形を防止す
るために設けられ、歪層5のInGaAs層3と同じ厚
さおよび同じ組成を有する。DBR膜62は、後述する
ように、AlGaAsとGaAsとの積層構造を有す
る。
1および分布反射膜(DistributedBragg Reflector:以
下、DBR膜と呼ぶ)62を含む。InGaAs層61
は、後の工程で剥離された構成要素層6の変形を防止す
るために設けられ、歪層5のInGaAs層3と同じ厚
さおよび同じ組成を有する。DBR膜62は、後述する
ように、AlGaAsとGaAsとの積層構造を有す
る。
【0024】次に、図2に示すように、フォトリソグラ
フィおよびエッチングにより構成要素層6に湾曲領域を
規定する凹部10を形成する。エッチングとしては、ウ
ェットエッチング法またはRIE法(反応性イオンエッ
チング法)を用いることができる。
フィおよびエッチングにより構成要素層6に湾曲領域を
規定する凹部10を形成する。エッチングとしては、ウ
ェットエッチング法またはRIE法(反応性イオンエッ
チング法)を用いることができる。
【0025】次に、図3に示すように、フォトリソグラ
フィおよびエッチングにより所定領域を取り囲むように
構成要素層6、歪層5および解放層2を略U字状に除去
し、溝11を形成する。それにより、溝11で取り囲ま
れた構成要素層6AのInGaAs層61AおよびDB
R膜62Aが周囲の構成要素層6BのInGaAs層6
1BおよびDBR膜62Bから分離される。溝11を含
む領域により分離される領域の幅Wは、数十μmであ
る。この場合にも、エッチングとしてウェットエッチン
グ法またはRIE法を用いる。
フィおよびエッチングにより所定領域を取り囲むように
構成要素層6、歪層5および解放層2を略U字状に除去
し、溝11を形成する。それにより、溝11で取り囲ま
れた構成要素層6AのInGaAs層61AおよびDB
R膜62Aが周囲の構成要素層6BのInGaAs層6
1BおよびDBR膜62Bから分離される。溝11を含
む領域により分離される領域の幅Wは、数十μmであ
る。この場合にも、エッチングとしてウェットエッチン
グ法またはRIE法を用いる。
【0026】その後、図4に示すように、歪層5下の解
放層2をウェットエッチング法により選択的にエッチン
グする。その結果、歪層5を構成するInGaAs層3
とGaAs層4との格子定数の差に起因する歪を緩和す
るように歪層5が凹部10の下方の領域12で湾曲す
る。この場合、InGaAs層3の厚さ、GaAs層4
の厚さおよびInGaAs層3におけるIn組成比を最
適に選択することにより、構成要素層6AをGaAs基
板1に対して垂直に起立させることができる。
放層2をウェットエッチング法により選択的にエッチン
グする。その結果、歪層5を構成するInGaAs層3
とGaAs層4との格子定数の差に起因する歪を緩和す
るように歪層5が凹部10の下方の領域12で湾曲す
る。この場合、InGaAs層3の厚さ、GaAs層4
の厚さおよびInGaAs層3におけるIn組成比を最
適に選択することにより、構成要素層6AをGaAs基
板1に対して垂直に起立させることができる。
【0027】例えば、InGaAs層3の厚さを10n
mとし、GaAs層4の厚さを10nmとする。また、
InGaAs層3の組成InX Ga1-X AsにおけるI
n組成比Xを0.2とすると、歪層5がGaAs基板1
に対して垂直に起立する。
mとし、GaAs層4の厚さを10nmとする。また、
InGaAs層3の組成InX Ga1-X AsにおけるI
n組成比Xを0.2とすると、歪層5がGaAs基板1
に対して垂直に起立する。
【0028】なお、InGaAs層3におけるIn組成
比を変化させることにより、InGaAsとGaAsと
の格子定数の差を約7%まで変化させることができる。
比を変化させることにより、InGaAsとGaAsと
の格子定数の差を約7%まで変化させることができる。
【0029】InGaAs層3の厚さt1、GaAs層
4の厚さt2、InGaAs層3におけるIn組成比X
および歪層5の曲率半径Rとの間には、次の関係があ
る。
4の厚さt2、InGaAs層3におけるIn組成比X
および歪層5の曲率半径Rとの間には、次の関係があ
る。
【0030】R=(a/Δa)・(d/2)
ここで、aはGaAsの格子定数であり、5.6533
Åである。また、ΔaはInX Ga1-X Asの格子定数
とGaAsの格子定数との差である。In0.2Ga0.8
Asの格子定数は5.7343Åである。また、dはI
nGaAs層3の厚さt1およびGaAs層4の厚さt
2の合計である。t1=t2=10[nm]の場合、d
=20[nm]となる。本例では、R=0.698[μ
m]となる。
Åである。また、ΔaはInX Ga1-X Asの格子定数
とGaAsの格子定数との差である。In0.2Ga0.8
Asの格子定数は5.7343Åである。また、dはI
nGaAs層3の厚さt1およびGaAs層4の厚さt
2の合計である。t1=t2=10[nm]の場合、d
=20[nm]となる。本例では、R=0.698[μ
m]となる。
【0031】図5は図1〜図4の半導体装置におけるD
BR膜62の詳細な構成を示す模式的断面図である。
BR膜62の詳細な構成を示す模式的断面図である。
【0032】図5に示すように、DBR膜62は、複数
のAlGaAs層62aと複数のGaAs層62bとが
交互に積層されてなる積層構造を有する。AlGaAs
層62aおよびGaAs層62bの周期は4〜20であ
る。
のAlGaAs層62aと複数のGaAs層62bとが
交互に積層されてなる積層構造を有する。AlGaAs
層62aおよびGaAs層62bの周期は4〜20であ
る。
【0033】このDBR膜62のAlGaAs層62a
の厚さd1 およびGaAs層62bの厚さd2 は、次式
のように設定する。
の厚さd1 およびGaAs層62bの厚さd2 は、次式
のように設定する。
【0034】d1 =λ/(4n1 ) …(1)
d2 =λ/(4n2 ) …(2)
ここで、λは発光波長であり、n1 およびn2 はそれぞ
れAlGaAs層62aおよびGaAs層62bの屈折
率である。
れAlGaAs層62aおよびGaAs層62bの屈折
率である。
【0035】一般に、電磁波が屈折率の高い物質から低
い物質へ入射する場合にはその位相は変化せず、屈折率
の低い物質から高い物質へ入射する場合にはその位相は
πだけ変化する。AlGaAs層62aおよびGaAs
層62bが上式(1),(2)を満足する場合、各層に
おける反射波の位相が揃うため、高反射率が得られる。
い物質へ入射する場合にはその位相は変化せず、屈折率
の低い物質から高い物質へ入射する場合にはその位相は
πだけ変化する。AlGaAs層62aおよびGaAs
層62bが上式(1),(2)を満足する場合、各層に
おける反射波の位相が揃うため、高反射率が得られる。
【0036】本実施の形態の半導体装置においては、D
BR膜62Aにより垂直なミラーが構成される。
BR膜62Aにより垂直なミラーが構成される。
【0037】なお、AlAsを酸化することにより得ら
れる酸化アルミニウム層とAlGaAs層とを交互に積
層することによりDBR膜62Aを構成してもよい。
れる酸化アルミニウム層とAlGaAs層とを交互に積
層することによりDBR膜62Aを構成してもよい。
【0038】このようにして、GaAs基板1の表面に
対して垂直に起立するDBR膜62Aからなるミラーが
作製される。
対して垂直に起立するDBR膜62Aからなるミラーが
作製される。
【0039】本実施の形態の半導体装置は、通常のフォ
トリソグラフィ、エッチング、エピタキシャル成長等の
プレーナ技術により容易かつ安価に製造することができ
る。
トリソグラフィ、エッチング、エピタキシャル成長等の
プレーナ技術により容易かつ安価に製造することができ
る。
【0040】なお、歪層5に電流を流すことにより歪層
5を加熱してもよい。それにより、歪層5の湾曲の程度
を調整し、構成要素層6Aの角度を変化させることがで
きる。また、InGaAs層3を熱膨張させることによ
り歪層5を容易に湾曲させることができる。この場合に
は、図1の工程でInGaAs層3に導電性を付与する
ためにn型またはp型の不純物をドープしておく。
5を加熱してもよい。それにより、歪層5の湾曲の程度
を調整し、構成要素層6Aの角度を変化させることがで
きる。また、InGaAs層3を熱膨張させることによ
り歪層5を容易に湾曲させることができる。この場合に
は、図1の工程でInGaAs層3に導電性を付与する
ためにn型またはp型の不純物をドープしておく。
【0041】また、歪層5に印加する電圧または歪層5
に流す電流を変化させることにより構成要素層6Aの角
度を直角以外の角度に変化させることも可能である。
に流す電流を変化させることにより構成要素層6Aの角
度を直角以外の角度に変化させることも可能である。
【0042】図6は本発明の第2の実施の形態における
半導体装置の模式的断面図である。この半導体装置は、
基板に対して垂直な光軸を有するファブリ・ペロー共振
器である。
半導体装置の模式的断面図である。この半導体装置は、
基板に対して垂直な光軸を有するファブリ・ペロー共振
器である。
【0043】図6において、GaAs基板1上にAlG
aAsからなる解放層2が形成され、解放層2上に歪層
5が形成されている。歪層5の構成は、図4の歪層5の
構成と同様である。解放層2の両端から突出した歪層5
の部分は、湾曲部分21,22で上方にU字状に湾曲し
ている。
aAsからなる解放層2が形成され、解放層2上に歪層
5が形成されている。歪層5の構成は、図4の歪層5の
構成と同様である。解放層2の両端から突出した歪層5
の部分は、湾曲部分21,22で上方にU字状に湾曲し
ている。
【0044】解放層2上の歪層5の部分の上面には構成
要素層6Bが形成され、歪層5の一端部の下面には構成
要素層6Cが形成され、歪層5の他端部の下面には構成
要素層6Dが形成されている。構成要素層6B,6C,
6Dの構成は、図4の構成要素層6Aの構成と同様であ
る。
要素層6Bが形成され、歪層5の一端部の下面には構成
要素層6Cが形成され、歪層5の他端部の下面には構成
要素層6Dが形成されている。構成要素層6B,6C,
6Dの構成は、図4の構成要素層6Aの構成と同様であ
る。
【0045】歪層5の一端部および構成要素層6Cは、
構成要素層6Bと構成要素層6Dとで挟まれている。こ
の場合、湾曲部分21,22の長さおよび曲率を調整す
ることにより、構成要素層6Bの上面と構成要素層6D
の下面とが平行になる。この場合、構成要素層6Bと構
成要素層6Dとの間の距離L1は歪層5および構成要素
層6Cの厚さにより規定される。
構成要素層6Bと構成要素層6Dとで挟まれている。こ
の場合、湾曲部分21,22の長さおよび曲率を調整す
ることにより、構成要素層6Bの上面と構成要素層6D
の下面とが平行になる。この場合、構成要素層6Bと構
成要素層6Dとの間の距離L1は歪層5および構成要素
層6Cの厚さにより規定される。
【0046】このようにして、構成要素層6Bおよび構
成要素層6Dにより構成されるファブリ・ペロー共振器
が作製される。このファブリ・ペロー共振器は、GaA
s基板1に垂直な光軸を有するとともに、歪層5および
構成要素層6Cの厚さにより規定される比較的短い(例
えば数μm程度以下の)共振器長L1を有する。
成要素層6Dにより構成されるファブリ・ペロー共振器
が作製される。このファブリ・ペロー共振器は、GaA
s基板1に垂直な光軸を有するとともに、歪層5および
構成要素層6Cの厚さにより規定される比較的短い(例
えば数μm程度以下の)共振器長L1を有する。
【0047】図7は本発明の第3の実施の形態における
半導体装置の模式的断面図である。この半導体装置は、
基板に対して垂直な光軸を有するファブリ・ペロー共振
器である。
半導体装置の模式的断面図である。この半導体装置は、
基板に対して垂直な光軸を有するファブリ・ペロー共振
器である。
【0048】図7において、GaAs基板1上にAlG
aAsからなる解放層2が形成され、解放層2上に歪層
5が形成されている。歪層5の構成は、図4の歪層5の
構成と同様である。解放層2の一端から突出した歪層5
の一端部は、湾曲部分23で上方に湾曲して垂直に起立
している。解放層2の他端から突出した歪層5の他端部
は、湾曲部分24で上方に湾曲して垂直に起立し、さら
に湾曲部分25で内方に湾曲して水平に延びている。
aAsからなる解放層2が形成され、解放層2上に歪層
5が形成されている。歪層5の構成は、図4の歪層5の
構成と同様である。解放層2の一端から突出した歪層5
の一端部は、湾曲部分23で上方に湾曲して垂直に起立
している。解放層2の他端から突出した歪層5の他端部
は、湾曲部分24で上方に湾曲して垂直に起立し、さら
に湾曲部分25で内方に湾曲して水平に延びている。
【0049】解放層2上の歪層5の部分の上面には構成
要素層6Eが形成され、歪層5の起立した一端部の内面
には構成要素層6Gが形成され、歪層5の起立した他端
部側の内面には構成要素層6Hが形成され、歪層5の他
端部の下面には構成要素層6Fが形成されている。構成
要素層6E,6F,6G,6Hの構成は、図4の構成要
素層6Aの構成と同様である。
要素層6Eが形成され、歪層5の起立した一端部の内面
には構成要素層6Gが形成され、歪層5の起立した他端
部側の内面には構成要素層6Hが形成され、歪層5の他
端部の下面には構成要素層6Fが形成されている。構成
要素層6E,6F,6G,6Hの構成は、図4の構成要
素層6Aの構成と同様である。
【0050】歪層5の他端部下の構成要素層6Fの下面
は、歪層5の一端部および構成要素層6Gの端面に当接
している。この場合、湾曲部分23,24,25の長さ
および曲率ならびに構成要素層6G,6Hの長さを調整
することにより、構成要素層6Eの上面と構成要素層6
Fの下面とが平行になる。この場合、構成要素層6Eと
構成要素層6Fとの間の距離L2は構成要素層6Gの長
さにより規定される。
は、歪層5の一端部および構成要素層6Gの端面に当接
している。この場合、湾曲部分23,24,25の長さ
および曲率ならびに構成要素層6G,6Hの長さを調整
することにより、構成要素層6Eの上面と構成要素層6
Fの下面とが平行になる。この場合、構成要素層6Eと
構成要素層6Fとの間の距離L2は構成要素層6Gの長
さにより規定される。
【0051】このようにして、構成要素層6Eおよび構
成要素層6Fにより構成されるファブリ・ペロー共振器
が作製される。このファブリ・ペロー共振器は、GaA
s基板1に垂直な光軸を有するとともに、構成要素層6
Gの長さにより規定される比較的長い共振器長L2を有
する。
成要素層6Fにより構成されるファブリ・ペロー共振器
が作製される。このファブリ・ペロー共振器は、GaA
s基板1に垂直な光軸を有するとともに、構成要素層6
Gの長さにより規定される比較的長い共振器長L2を有
する。
【0052】図8は本発明の第4の実施の形態における
半導体装置の製造方法を示す模式図である。図8(a)
は構成要素層の起立前の状態を示す平面図であり、図8
(b)は構成要素層の起立後の状態を示す斜視図であ
る。この半導体装置は、基板に対して所定角度に固定さ
れた傾斜面を有する。
半導体装置の製造方法を示す模式図である。図8(a)
は構成要素層の起立前の状態を示す平面図であり、図8
(b)は構成要素層の起立後の状態を示す斜視図であ
る。この半導体装置は、基板に対して所定角度に固定さ
れた傾斜面を有する。
【0053】なお、図8においては、図1〜図4に示し
たGaAs基板1、解放層2および歪層5の図示を省略
している。
たGaAs基板1、解放層2および歪層5の図示を省略
している。
【0054】図8(a)において、構成要素層6に太い
実線で示す溝31が形成されることにより、構成要素層
6I,6J,6Kが構成要素層6の残りの部分から分離
されている。構成要素層6I,6J,6Kは、破線で示
す湾曲部分32で上方に湾曲する。構成要素層6I,6
J,6Kの構成は、図4の構成要素層6Aの構成と同様
である。
実線で示す溝31が形成されることにより、構成要素層
6I,6J,6Kが構成要素層6の残りの部分から分離
されている。構成要素層6I,6J,6Kは、破線で示
す湾曲部分32で上方に湾曲する。構成要素層6I,6
J,6Kの構成は、図4の構成要素層6Aの構成と同様
である。
【0055】それにより、図8(b)の起立構造が形成
される。この場合、構成要素層6Iの上端と構成要素層
6Jの上端とが互いに当接し、構成要素層6Kの片面が
構成要素層6I,6Jの側辺に当接する。それにより、
構成要素層6I,6Jの傾斜角度は構成要素層6I,6
Jの寸法により規定され、構成要素層6の傾斜角度は構
成要素層6I,6Jの形状により規定される。例えば、
構成要素層6I,6J,6Kは、基板に対して45度の
角度で傾斜している。
される。この場合、構成要素層6Iの上端と構成要素層
6Jの上端とが互いに当接し、構成要素層6Kの片面が
構成要素層6I,6Jの側辺に当接する。それにより、
構成要素層6I,6Jの傾斜角度は構成要素層6I,6
Jの寸法により規定され、構成要素層6の傾斜角度は構
成要素層6I,6Jの形状により規定される。例えば、
構成要素層6I,6J,6Kは、基板に対して45度の
角度で傾斜している。
【0056】したがって、歪層の組成および厚さを精密
に制御することなく構成要素層6I,6J,6Kの傾斜
角度を所望の角度に正確に設定することができる。
に制御することなく構成要素層6I,6J,6Kの傾斜
角度を所望の角度に正確に設定することができる。
【0057】このようにして、基板に対して所定角度に
固定された傾斜面を有する半導体装置が実現される。
固定された傾斜面を有する半導体装置が実現される。
【0058】なお、構成要素層6I,6J,6Kの構成
は、図4の構成要素層6Aの構成に限らず、任意の材料
からなる層を用いることができる。例えば、構成要素層
6I,6J,6Kとして金属膜を用いてもよい。その場
合、基板に対して所定の角度で傾斜したミラーが作製さ
れる。
は、図4の構成要素層6Aの構成に限らず、任意の材料
からなる層を用いることができる。例えば、構成要素層
6I,6J,6Kとして金属膜を用いてもよい。その場
合、基板に対して所定の角度で傾斜したミラーが作製さ
れる。
【0059】また、構成要素層の形状および数も図8の
例に限定されず、任意の形状および任意の寸法の構成要
素層を組み合わせることにより、基板に対して任意の角
度で傾斜した起立構造を構成することができる。
例に限定されず、任意の形状および任意の寸法の構成要
素層を組み合わせることにより、基板に対して任意の角
度で傾斜した起立構造を構成することができる。
【0060】図9は本発明の第5の実施の形態における
半導体装置の模式的断面図である。この半導体装置は、
基板上に起立したシリンドリカルミラーを有する反射鏡
装置である。
半導体装置の模式的断面図である。この半導体装置は、
基板上に起立したシリンドリカルミラーを有する反射鏡
装置である。
【0061】図9の半導体装置においては、構成要素層
6Lの構成が図4の半導体装置における構成要素層6A
の構成と異なる。構成要素層6LはDBR膜からなり、
図4のInGaAs層61Aを含まない。そのため、歪
層5の湾曲に伴って構成要素層6Lも円筒面状に湾曲す
る。図9の半導体装置の他の部分の構成は図4の半導体
装置の構成と同様である。
6Lの構成が図4の半導体装置における構成要素層6A
の構成と異なる。構成要素層6LはDBR膜からなり、
図4のInGaAs層61Aを含まない。そのため、歪
層5の湾曲に伴って構成要素層6Lも円筒面状に湾曲す
る。図9の半導体装置の他の部分の構成は図4の半導体
装置の構成と同様である。
【0062】このようにして、GaAs基板1の表面に
対して起立するシリンドリカルミラーが実現される。こ
の半導体装置を用いると、レーザダイオードから出射さ
れる非点隔差を有するレーザビームを集光させることが
できる。
対して起立するシリンドリカルミラーが実現される。こ
の半導体装置を用いると、レーザダイオードから出射さ
れる非点隔差を有するレーザビームを集光させることが
できる。
【0063】図10は本発明の第6の実施の形態におけ
る半導体装置の模式図である。この半導体装置は、レー
ザビームを異なる光路に分割する光学系である。
る半導体装置の模式図である。この半導体装置は、レー
ザビームを異なる光路に分割する光学系である。
【0064】図10の半導体装置は、図8の半導体装置
を組み合わせることにより構成される。なお、図10に
おいても、図8と同様に、GaAs基板1、解放層2お
よび歪層5の図示を省略している。
を組み合わせることにより構成される。なお、図10に
おいても、図8と同様に、GaAs基板1、解放層2お
よび歪層5の図示を省略している。
【0065】レーザダイオード100の前方に複数の構
成要素層6M,6N,6O,6Pが配列されている。構
成要素層6M,6N,6Oは、入射光のうち半分を反射
し、残りの半分を透過するハーフミラーであり、構成要
素層6Pは入射光を全部反射する全反射ミラーである。
成要素層6M,6N,6O,6Pが配列されている。構
成要素層6M,6N,6Oは、入射光のうち半分を反射
し、残りの半分を透過するハーフミラーであり、構成要
素層6Pは入射光を全部反射する全反射ミラーである。
【0066】レーザダイオード100から出射されたレ
ーザビームのうち半分が構成要素層6Mで反射され、残
りの半分が構成要素層6Mを透過する。構成要素層6M
を透過したレーザビームのうち半分が構成要素層6Nで
反射され、残りの半分が構成要素層6Nを透過する。構
成要素層6Nを透過したレーザビームのうち半分が構成
要素層6Oで反射され、残りの半分が構成要素層6Oを
透過する。構成要素層6Oを透過したレーザビームの全
てが構成要素層6Pで反射される。
ーザビームのうち半分が構成要素層6Mで反射され、残
りの半分が構成要素層6Mを透過する。構成要素層6M
を透過したレーザビームのうち半分が構成要素層6Nで
反射され、残りの半分が構成要素層6Nを透過する。構
成要素層6Nを透過したレーザビームのうち半分が構成
要素層6Oで反射され、残りの半分が構成要素層6Oを
透過する。構成要素層6Oを透過したレーザビームの全
てが構成要素層6Pで反射される。
【0067】このようにして、レーザダイオード100
から出射されたレーザビームが1/2、1/4、1/8
および1/16ずつ4つの光路に分割される。
から出射されたレーザビームが1/2、1/4、1/8
および1/16ずつ4つの光路に分割される。
【0068】図11は本発明の第7の実施の形態におけ
る半導体装置の構成要素層の起立前の状態を示す平面図
である。この半導体装置は多面体構造を有する。
る半導体装置の構成要素層の起立前の状態を示す平面図
である。この半導体装置は多面体構造を有する。
【0069】なお、図11においても、図4に示したG
aAs基板1、解放層2および歪層5の図示を省略して
いる。
aAs基板1、解放層2および歪層5の図示を省略して
いる。
【0070】図11において、構成要素層6に太い実線
で示す溝33が形成されることにより、正方形の構成要
素層6Q,6R,6S,6T,6U,6Vが構成要素層
6の残りの部分から分離される。構成要素層6Q,6
R,6S,6T,6U,6Vの一辺の長さは例えば数十
μmである。構成要素層6Q,6R,6S,6T,6
U,6Vは、破線で示す湾曲部分34で上方に湾曲す
る。
で示す溝33が形成されることにより、正方形の構成要
素層6Q,6R,6S,6T,6U,6Vが構成要素層
6の残りの部分から分離される。構成要素層6Q,6
R,6S,6T,6U,6Vの一辺の長さは例えば数十
μmである。構成要素層6Q,6R,6S,6T,6
U,6Vは、破線で示す湾曲部分34で上方に湾曲す
る。
【0071】この場合、構成要素層6Q,6R,6S,
6T,6U,6Vの各辺が他の構成要素層に当接する。
それにより、隣接する構成要素層6Q,6R,6S,6
T,6U,6Vが互いに直角になる。したがって、歪層
の組成および厚さを精密に制御することなく、正確な立
方体が実現される。
6T,6U,6Vの各辺が他の構成要素層に当接する。
それにより、隣接する構成要素層6Q,6R,6S,6
T,6U,6Vが互いに直角になる。したがって、歪層
の組成および厚さを精密に制御することなく、正確な立
方体が実現される。
【0072】上記実施の形態では、歪層5が上方に湾曲
する例を説明したが、基板、解放層、歪層および構成要
素層の順を上下逆にした場合には、歪層を下方に湾曲さ
せることができ、構成要素層を下方に起立させることが
できる。また、基板、解放層、歪層および構成要素層を
垂直に配置した場合には、歪層を側方に湾曲させること
ができ、構成要素層を横向きに起立させることができ
る。
する例を説明したが、基板、解放層、歪層および構成要
素層の順を上下逆にした場合には、歪層を下方に湾曲さ
せることができ、構成要素層を下方に起立させることが
できる。また、基板、解放層、歪層および構成要素層を
垂直に配置した場合には、歪層を側方に湾曲させること
ができ、構成要素層を横向きに起立させることができ
る。
【0073】なお、構成要素層の形状および数は、図1
1の例に限定されず、任意の数および形状の構成要素層
を組み合わせることにより、種々の多面体を構成するこ
とができる。
1の例に限定されず、任意の数および形状の構成要素層
を組み合わせることにより、種々の多面体を構成するこ
とができる。
【0074】上記実施の形態では、歪層としてInGa
As層とGaAs層との積層構造を用いているが、これ
に限定されず、異なる格子定数を有する種々の半導体層
の組み合わせを用いることができる。歪層5として他の
III −V族化合物半導体の積層構造、II−VI族化合物半
導体の積層構造を用いてもよい。また、歪層としてSi
(シリコン)およびGe(ゲルマニウム)を含む半導体
層の積層構造を用いてもよい。
As層とGaAs層との積層構造を用いているが、これ
に限定されず、異なる格子定数を有する種々の半導体層
の組み合わせを用いることができる。歪層5として他の
III −V族化合物半導体の積層構造、II−VI族化合物半
導体の積層構造を用いてもよい。また、歪層としてSi
(シリコン)およびGe(ゲルマニウム)を含む半導体
層の積層構造を用いてもよい。
【0075】また、上記実施の形態では、GaAs基板
を用いているが、解放層、歪層および構成要素層の材料
を考慮してSi基板等の他の基板を用いてもよい。
を用いているが、解放層、歪層および構成要素層の材料
を考慮してSi基板等の他の基板を用いてもよい。
【0076】さらに、上記実施の形態では、解放層の材
料としてAlGaAsを用いているが、これに限定され
ず、選択エッチングを考慮して他の材料を用いてもよ
い。
料としてAlGaAsを用いているが、これに限定され
ず、選択エッチングを考慮して他の材料を用いてもよ
い。
【0077】また、構成要素層の材料も上記実施の形態
に限定されず、構成要素層の用途に応じて任意の材料を
用いることができる。
に限定されず、構成要素層の用途に応じて任意の材料を
用いることができる。
【0078】本発明の半導体装置は、ミラー、多重ミラ
ー、ハーフミラー、回折格子、光共振器、光学ベンチ等
の種々の光学装置に適用することができる。また、本発
明の半導体装置は、発光ダイオード、レーザダイオー
ド、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting L
aser;面発光レーザ)、光検出器、光変調器等を用いた
光学システムにも適用することができる。
ー、ハーフミラー、回折格子、光共振器、光学ベンチ等
の種々の光学装置に適用することができる。また、本発
明の半導体装置は、発光ダイオード、レーザダイオー
ド、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting L
aser;面発光レーザ)、光検出器、光変調器等を用いた
光学システムにも適用することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における半導体装置
の製造方法を示す模式的断面図および模式的平面図であ
る。
の製造方法を示す模式的断面図および模式的平面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態における半導体装置
の製造方法を示す模式的断面図および模式的平面図であ
る。
の製造方法を示す模式的断面図および模式的平面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態における半導体装置
の製造方法を示す模式的断面図および模式的平面図であ
る。
の製造方法を示す模式的断面図および模式的平面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態における半導体装置
の製造方法を示す模式的断面図および模式的平面図であ
る。
の製造方法を示す模式的断面図および模式的平面図であ
る。
【図5】図1〜図4の半導体装置におけるDBR膜の詳
細な構成を示す模式的断面図である。
細な構成を示す模式的断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における半導体装置
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における半導体装置
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態における半導体装置
の製造方法を示す模式的平面図および模式的斜視図であ
る。
の製造方法を示す模式的平面図および模式的斜視図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態における半導体装置
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態における半導体装
置の模式図である。
置の模式図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態における半導体装
置の構成要素層の起立前の状態を示す平面図である。
置の構成要素層の起立前の状態を示す平面図である。
1 GaAs基板
2 解放層
3 InGaAs層
4 GaAs層
5 歪層
6,6A,6B,6C,6D,6E,6F,6G,6
H,6I,6J,6K,6L,6M,6N,6O,6
P,6Q,6R,6S,6T,6U,6V 構成要素層 10 凹部 11,31,33 溝 21,22,23,24,25,32,34 湾曲部分 61,61A,61B InGaAs層 62,62A,62B DBR膜 100 レーザダイオード
H,6I,6J,6K,6L,6M,6N,6O,6
P,6Q,6R,6S,6T,6U,6V 構成要素層 10 凹部 11,31,33 溝 21,22,23,24,25,32,34 湾曲部分 61,61A,61B InGaAs層 62,62A,62B DBR膜 100 レーザダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B81B 1/00 - 7/00
B81C 1/00 - 5/00
H01L 33/00
Claims (7)
- 【請求項1】 基板上に第1の層、第2の層および第3
の層が順に形成され、前記第2の層は、第1の格子定数
を有する第1半導体層と前記第1の格子定数よりも小さ
い第2の格子定数を有する第2半導体層との積層構造を
含み、前記第3の層の所定領域の周囲を取り囲む領域の
うち一部領域を除いて前記第3の層、前記第2の層およ
び前記第1の層が除去されるとともに、前記所定領域お
よび前記一部領域における前記第1の層が除去され、前
記第1半導体層の前記第1の格子定数と前記第2半導体
層の前記第2の格子定数との差に起因する歪を緩和する
ように前記所定領域の前記第2の層が前記一部領域で湾
曲したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記一部領域の前記第3の層が除去され
たことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記第3の層は、前記第2の層の前記第
1半導体層とほぼ等しい格子定数を有する第3半導体層
を含むことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記所定領域は複数の領域を含み、前記
複数の領域でそれぞれ湾曲した前記第2の層上の前記第
3の層が互いに当接することを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第3の層は反射膜を含むことを特徴
とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項6】 基板上に第1の層を形成するステップ
と、 前記第1の層上に、第1の格子定数を有する第1半導体
層と前記第1の格子定数よりも小さい第2の格子定数を
有する第2半導体層との積層構造を含む第2の層を形成
するステップと、 前記第2の層上に第3の層を形成するステップと、 前記第3の層の所定領域の周囲を取り囲む領域のうち一
部領域を除いて前記第3の層、前記第2の層および前記
第1の層を除去するステップと、 前記所定領域および前記一部領域における前記第1の層
を選択的に除去することにより、前記第1半導体層の前
記第1の格子定数と前記第2半導体層の前記第 2の格子
定数との差に起因する歪を緩和するように前記所定領域
の前記第2の層を前記一部領域で湾曲させるステップと
を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記一部領域の前記第3の層を除去する
ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項6記載
の半導体装置の製造方法。
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