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JP3448349B2 - レンズシャッタのトリガー検出レベル調整機構 - Google Patents
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JP3448349B2 - レンズシャッタのトリガー検出レベル調整機構 - Google Patents

レンズシャッタのトリガー検出レベル調整機構

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JP3448349B2
JP3448349B2 JP14160594A JP14160594A JP3448349B2 JP 3448349 B2 JP3448349 B2 JP 3448349B2 JP 14160594 A JP14160594 A JP 14160594A JP 14160594 A JP14160594 A JP 14160594A JP 3448349 B2 JP3448349 B2 JP 3448349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタ羽根の動きを
フォトセンサで検出してトリガー信号を得る方式のカメ
ラ用レンズシャッタにおいて、そのトリガー信号の検出
レベルを調整する機構に係り、特にコストダウン、小型
化、高精度の調整をすることができるトリガー検出レベ
ルの調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】露光開口の一側部に枢着されたシャッタ
羽根を往復作動させ、それにより露光開口を開閉するよ
うにすると共にその閉鎖時を露出制御回路によって制
御するようにしたカメラ用シャッタが知られている。こ
の種のシャッタにおいては、シャッタ羽根の作動位置を
その作動の初期段階で検出することによって露出制御回
路の制御開始信号、即ちトリガー信号としている。そし
て、その検出手段としては、通常、フォトリフレクタや
フォトインタラプタ等と称されるフォトセンサが多く用
いられている。
【0003】ところで、このフォトセンサによるトリガ
ー信号の検出レベル(以下、「トリガー検出レベル」と
いう)及びこの信号を得るタイミング(以下、「トリガ
ータイミング」という)は、露出制御回路やカメラ内に
設けられている種々の制御回路を考慮して、所定の検出
レベル及び所定のタイミングで得られるようにすること
が要求されている。しかし、個々のフォトセンサの発光
強度のバラツキやフォトセンサの取り付け位置の誤差や
フォトセンサの光軸の偏り等があるため、このトリガー
信号を所定の検出レベル及び所定のタイミングで得るこ
とがなかなか困難である。
【0004】トリガータイミングのバラツキを補正する
ためには、従来は遅延回路を露出制御回路内に組み込み
その遅延回路を調整する方法が用いられていたが、それ
では露出制御回路が複雑になり製造コストが増大すると
いう欠点があった。そこで、この問題を解決するための
従来例として図5及び図6に示すようなトリガータイミ
ング調整機構が実開平3−122429号公報に開示さ
れている。
【0005】このトリガータイミング調整機構による
と、フォトセンサ(フォトインタラプタ)65をシャッ
タ羽根63の周縁部の接線方向に案内すべくシャッタ地
板61に形成されたガイド64、64と、前記フォトセ
ンサ65に枢着され且つ偏心軸部66bを有する調整軸
66と、前記接線方向と交差する方向に長手方向が一致
するようにして前記シャッタ地板61に形成され且つ前
記偏心軸部66bが滑合せしめられた長孔67とから成
り、前記調整軸66を回動せしめることにより前記フォ
トセンサ65を前記ガイドに沿って微動せしめて初期位
置における前記フォトセンサ65と前記シャッタ羽根6
3の周縁部との相対位置を変化せしめるようにしたこと
により、遅延回路を用いること無く極めて簡単な機械構
成だけでトリガータイミングのバラツキを補正し得るよ
うにしている。
【0006】他方、トリガー検出レベルのバラツキを補
正するためには、フォトセンサ自体の出力レベルのバラ
ツキに対応する必要がある。出力レベルを所望の範囲内
に保つためには、受光レベルが所定の範囲内に収まるよ
うに厳選された選別ランクの高いフォトセンサを購入す
ることも考えられるが、価格上昇を招き、一方、受光レ
ベルのバラツキが比較的大きいランクのフォトセンサを
購入した後に、所定の範囲の受光レベルのフォトセンサ
を採用すると、採用できるフォトセンサの割合が減少
し、いずれにしても、レンズシャッタ装置の製造コスト
が増加してしまうことになる。従って、大幅なコストダ
ウンを達成しつつ、フォトセンサ自体の受光レベルのバ
ラツキに対応するにあたっては、選別ランクが比較的緩
やかなフォトセンサを購入するとともに、それらの略総
てを採用できるようにする必要がある。そのためには、
購入センサの中で受光レベルが最低のものに基準を合わ
せることとし、これよりも高い受光レベルのフォトセン
サの受光レベルを調整する必要がある。
【0007】このように、トリガー検出レベルのバラツ
キを補正するための従来例としては、例えば、実開平1
−59231号公報の第2図に開示されているような調
整回路を設け、フォトセンサの受光レベルの高低に対応
させるべくその調整回路内部に設けた抵抗を調整(選択
又は可変)するようにしたものが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
調整回路を設けてトリガー検出レベルを補正するので
は、そのトリガー検出レベルの精度を向上させるため
に、フォトセンサの受光レベルの高低に対応させた複数
の抵抗を準備しておかねばならず、その結果、レンズシ
ャッタ装置の製造コストが増加し、又スペースも増加す
るという欠点があった。
【0009】また、複数の抵抗を準備せずに可変抵抗を
用いてトリガー検出レベルを調整することも可能ではあ
るが、高価な可変抵抗を用意しなければならず、この場
合にもレンズシャッタ装置の製造コストが増大し、又ス
ペースも増大してしまうという欠点があった。
【0010】更に、上記トリガータイミング調整機構に
よってトリガー信号の検出レベルを調整するようにする
ことも考えられるが、上記構成ではフォトセンサとシャ
ッタ羽根の周縁部との相対位置をシャッタ羽根の周縁部
の接線方向に調節できるのみであり、トリガー信号の検
出レベルは変動させることはできない。従って、上記ト
リガータイミング調整機構によってトリガー信号の検出
レベルを調整することはできない。
【0011】更にまた、上記のトリガータイミング調整
機構に用いられているフォトセンサは、図6に示すよう
に断面がコの字型の形状をしており、受光部は発光部か
らの光を直接受光するようにした所謂フォトインタラプ
タであるが、このようなタイプのフォトセンサにおいて
は受光部の受光状態を機械的に微調整し、検出レベルの
調整を行えるようにすることが極めて難しい。
【0012】本発明は、上記した従来技術の欠点を除く
ためになされたのであって、その目的とするところは、
トリガー検出レベルの調整回路を不必要にさせることで
あり、その調整を機械的に行えるようにすることによっ
てレンズシャッタ装置の製造コストを低減させると共に
レンズシャッタ装置の小型化を図ることにある。
【0013】また他の目的は、所定の受光レベルを基準
としたフォトセンサの選別作業を不必要にさせて、購入
した所定の受光レベルランクにある総てのフォトセンサ
を使用可能ならしめることであり、また、これによりレ
ンズシャッタ装置の製造コストを低減させることであ
る。
【0014】更にまた他の目的は、安易かつ高精度なト
リガー検出レベルの調整を行えるようにすることであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、露出制御回路の制御開始信号を得るため
発光部からシャッタ羽根の走行領域に発せられた光の
反射光を受光部で受光するようにしたフォトセンサと、
前記フォトセンサの発光部及び受光部との相対位置の変
化により該発光部の出射面及び該受光部の入射面の面積
を変え該受光部での光の強さが調整される孔を形成した
シャッタ地板と、前記フォトセンサを前記シャッタ地板
に対しシャッタ羽根の走行面と略平行する方向に移動さ
せることが可能な手段とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0016】更にまた、本発明は、前記フォトセンサを
前記シャッタ地板に対し前記平行方向に移動させること
が可能な手段が、前記フォトセンサを所定の正逆方向に
移動させることが可能に案内すべく前記シャッタ地板に
形成されたガイド部と、前記シャッタ地板に枢着され且
つ偏心軸部を有する調整軸と、前記フォトセンサを担持
するとともに移動可能に設けられていて、前記正逆方向
と交差する方向に長手方向が一致するように形成され且
つ前記偏心軸部に滑合せしめられた長孔を有する基板と
からなるのが好ましい。
【0017】更にまた、本発明は、前記正逆方向が、露
光開口の接線方向であるのが好ましい。
【0018】
【作用】本発明に係るレンズシャッタのトリガー検出レ
ベル調整機構においては、例えば、シャッタ地板上の調
整軸を回動させることにより基板に固定されたフォトセ
ンサをシャッタ地板に形成されたガイド部に沿って微動
せしめる等、フォトセンサをシャッタ地板に対し平行方
向に移動させ、フォトセンサの発光部・受光部とシャッ
タ地板に形成された孔との相対位置関係を変化させる。
これにより、フォトセンサの受光レベルが調整せしめら
れフォトセンサによる所定のトリガー検出レベルが得ら
れる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明する。図1は、本発明のトリガー検出レベル調
整機構を備えたレンズシャッタ装置のシャッタが開放さ
れる前の初期状態を示す平面図、図2は、トリガー検出
レベル調整機構を主体とした平面図、図3は、図2のA
−A矢視断面図、図4は、図2のB−B矢視断面図であ
る。
【0020】先ず、レンズシャッタ装置の構成を説明す
る。シャッタ地板1には、露光開口1aと、略弧状をし
た孔1bが形成されている。シャッタ地板1の平面部に
は、台座1c,1d,凸部1e,1fが形成され、ま
た、紙面後方へ伸びている側面部1gが形成されてい
る。そして、凸部1eと凸部1fの間には、、露光開口
1aの接線方向に向けられた一対のガイド部1hが形成
されている。フォトセンサ5を安定した形で組み付け易
くするために、ガイド部1hは、図3及び図4に示すよ
うに凸部1h−1及び凹部1h−2を有するような構成
にすることが好ましいが、本実施例においては、フォト
センサ5を前記接線方向に移動可能に案内できる構成で
あれば、凸部1h−1または凹部1h−2のいずれかを
有するような構成であってもよい。
【0021】そしてまた、シャッタ地板1には長孔1i
が、その長手方向が前記接線方向と交差する方向になる
ようにして設けられている。更に、凸部1fには、図3
に示すように軸1jが植設されており、凸部1eには、
孔1kが設けられている。また、この地板1は周知のよ
うに図3及び図4に示すカバー板7との間に羽根室を構
成している。
【0022】シャッタ羽根3,4は上記の羽根室に収容
されており、それぞれの軸3a,4aでシャッタ地板1
に枢着されている。またシャッタ羽根3,4には、スロ
ット3b,4bが形成されており、シャッタ羽根4の外
端縁4cには被検出部としての突出部4dが形成されて
いる。
【0023】シャッタ地板1に形成された凸部1eと凸
部1fの間には上記突出部4dを検出するためのフォト
センサ5が配置されている。フォトセンサ5は、発光部
5aから発せられた光の反射光を受光部5bで受光する
フォトリフレクタであって、その発光・受光中心を結ぶ
線5cが孔1iの中心に位置するとき最大レベルのトリ
ガー信号を発生させるように構成されている。そして、
フォトセンサ5は図示しない露出制御回路に接続されて
おり、そのトリガー信号によって露出制御回路が作動す
るようになっている。なお、発光部5aと受光部5b
は、特に図2に示すような配置に限定されるものではな
く、相互に入れ替わった配置であってもよい。また、フ
ォトセンサ5は4本の端子5dを有しており、図3に示
すように、その端子5dが基板8に半田等で固着される
ことによって担持されると共に、図2に示すように、シ
ャッタ地板1の孔1iを覆うようにし、且つ上記ガイド
部1hに案内されて上記した接線方向に摺動することが
できるように配置されている。
【0024】図1には、シャッタ羽根3,4を開閉させ
るアクチュエータとして公知のムービングマグネット型
モータ6が示されている。このモータ6はその基板部6
aで台座1c,1dに取り付けられている。回転子6b
を軸支した固定子6cには回転子6bの軸受部を覆うよ
うにしてコイル6dが巻かれており、その外側にヨーク
6eが設けられている。回転子6bと一体的に構成され
ている腕部6fには紙面に対し垂直方向に駆動ピン6g
が設けられており、この駆動ピン6gはシャッタ地板1
に形成された弧状の孔1bを貫通してシャッタ羽根3,
4のスロット3b,4bに嵌合している。そして、この
モータ6は、コイル6dに順方向への電流を供給すると
回転子6bを正方向へ回動させ、逆方向への電流を供給
すると回転子6bを逆方向へ回転させるようになされて
いる。
【0025】基板8は、上記凸部1eと凸部1fに取り
付けられている。そして基板8には、長孔8aが、その
長手方向が上記した接線方向と交差するようにして設け
られている。また、この基板8には、シャッタ地板1の
凸部1fに植設された軸1jに滑合する長孔8bが、上
記した接線方向に長手方向が一致するようにして設けら
れている。
【0026】図3に示すように、調整軸9は、前記シャ
ッタ地板1の凸部1eに設けられた孔1kに枢着された
先端中心軸部9bと、前記基板8に形成された長孔8a
に滑合された偏心軸部9aとを備えている。また、調整
軸9の頭部には、溝9cが設けられており、調整軸9を
回動させるためにドライバ等を係合させることができる
ようになっている。
【0027】図3及び図4に示すように、カバー板7に
は、反射シート10が取り付けられており、フォトセン
サ5の発光部5aより発せられた光を受光部5bへと反
射できるように配置されている。そして、反射シート1
0と発光部5a及び受光部5bとの間を上記突出部4d
が通過することによりトリガー信号を発生させるように
構成されている。
【0028】次に、上記のように構成されているシャッ
タの作動について説明する。撮影に際して、カメラのレ
リーズ釦が押されると、先ず、被写体までの測距が行わ
れ、その測距信号に応じて図示しないステッピングモー
タが回転し、レンズを繰り出して所定の合焦位置にセッ
トする。この焦点調節段階でフォトセンサ5は通電さ
れ、発光部5aから発光された光は、シャッタ地板1に
設けられた長孔1iを通過して、シャッタ羽根4に阻止
されることなくカバー板7に取り付られた反射シート1
0により反射せしめられ、その反射光は、シャッタ地板
1に設けられた長孔1iを通過して、フォトセンサ5の
受光部5bにより受光せしめられる。従って、この段階
におけるフォトセンサ5は所定の受光レベルが得られて
おり、所定の信号(例えばHIGH信号)を出力する。
【0029】その後、モータ6のコイル6dに順方向へ
の電流を供給すると、回転子6bは図1において左旋さ
れる。この時、腕部6fも左旋するので、駆動ピン6g
により、シャッタ羽根3は軸3aを支点として左旋さ
れ、シャッタ羽根4は軸4aを支点として右旋される。
シャッタ羽根4は、その開き作動の初期段階で外端縁4
cに形成された突出部4dより孔1iを覆う。従っ
て、フォトセンサ5の受光部5bは発光部5aからの光
が遮られ、例えばLOW信号を出力する。この信号がト
リガー信号となる。この時、露光開口1aは未だシャッ
タ羽根3,4によって開口されていない。そして、この
トリガー信号が発生した時、図示していない電子回路が
露光時間のための制御を開始する。シャッタ羽根3,4
は、その後ピンホール位置に達し、露光開口1aを開放
してゆく。
【0030】被写体の測光値に応じて所定の時間が経過
すると、前記した電子回路からの信号により、コイル6
dに先程とは異なる逆方向への電流が供給される。その
ため、回転子6bは右旋され、駆動ピン6gによりシャ
ッタ羽根3,4を先程とは逆方向に作動させ、露光開口
1aを閉じていく。その後、コイル6dへの通電が断た
れて、シャッタ羽根3,4は図1に示した初期位置に停
止する。このようにして、露光が終了する。
【0031】次に、上記のようなシャッタにおけるトリ
ガー信号検出レベルの調整について説明する。図2にお
いて、調整軸9の頭部に設けられた溝9cにドライバ等
を係合して調整軸9を回動させれば、その偏心軸部9a
の偏心作用に伴ってフォトセンサ5がガイド部1h,1
hにより案内される方向に微動する。これによって、フ
ォトセンサ5の発光部5a・受光部5bとシャッタ地板
1に形成された長孔1iとの相対的位置関係が変化し、
発光部5a及び受光部5bの出射面及び入射面の面積が
変化する。その結果、発光部5aより発せられた光が反
射シート10に届く光の強さ及び、反射シート10によ
り反射された光をフォトセンサ5の受光部5bにより受
光する光の強さが、変化せしめられる。即ち、トリガー
検出レベルが変化せしめられる。
【0032】なお、所定のレベル位置に調整された後、
基板8は、例えば接着剤等によってシャッタ地板1に固
定される。トリガー検出レベルの調整後に再度レベルが
変動してしまうのを防止するためである。また、シャッ
タ地板1に固定できる手段であれば、接着剤によらなく
ても図示しない螺子等を用い、或いはこれらを組み合わ
せて固定してもよい。
【0033】上記のように、本実施例によれば、調整回
路を用いることなく簡単な機械的構成だけでトリガー検
出レベルのバラツキを調整できる。なおこの場合、シャ
ッタ地板1に設けられた孔1iとシャッタ羽根4との相
対位置が一定に保たれているので、上記トリガー検出レ
ベルのバラツキを調整するためにフォトセンサ5を図2
において軸1jの方向へ移動させるようにすればトリガ
ータイミングがずれるようなことはない。
【0034】また、図1においては、シャッタ羽根3,
4の駆動装置としてムービングマグネット型モータ6を
用いている関係上、シャッタ羽根4の周縁部4dとシャ
ッタ地板1の外径部との間に充分なスペースがあるため
特に問題とはならないが、シャッタ羽根3,4の駆動装
置の構成次第によっては、フォトセンサ5を本実施例に
示すように露出開口1aの接線方向に案内するように構
成したことによって、基板8が露出開口1aを覆うおそ
れがないことから、シャッタ地板1の径方向の寸法が拡
大することを抑えることができ、レンズシャッタ装置の
小型化に有利となる。
【0035】しかし、スペース上の問題がなければ、上
記と異なり、ガイド部1hを、フォトセンサ5を光軸方
向に案内するようにして形成し、また、基板8に形成さ
れた長孔8aをその長手方向が前記接線方向に一致する
ようにし、前記シャッタ地板1に形成された長孔1i
を、その長手方向が前記接線方向に一致するような構成
にしてもよい。
【0036】更に、本実施例に示すようにシャッタ地板
1に形成した孔1iについては、上記基板8の調整移動
方向と交差する方向に長手方向が沿うようにした長孔と
しているが、これはシャッタ地板1の製造コストを考慮
したからであって、本実施例とは異なり、発光部5a・
受光部5bごとに孔1iを2つ設けても構わない。ま
た、漏光等の心配がなければ長孔1iを丸孔としても構
わない。
【0037】更に、本調整機構は、フォトセンサ5をシ
ャッタ地板1に対し平行方向に、即ちシャッタ羽根3,
4の走行面と平行な方向に移動させることが可能な手段
を用いた構成であれば本実施例のような構成に限定され
るものではない。例えば、本実施例の構成から、ガイド
部1hを取り除き、多方向へ移動できるようにした構成
であってもよい。その場合、調整軸9を回動させると、
フォトセンサ5は、偏心軸部9aの偏心作用に伴って、
光軸方向に僅かに振れながら露光開口1aの接線方向に
微動する。
【0038】また、本実施例の構成から、ガイド部1h
を取り除き、更に、長孔8aの代わりに偏心軸部9aに
嵌合せしめられる偏心軸部9aより僅かに直径の大きい
丸孔を設けた構成にしてもよい。その場合、調整軸9を
回動させると、偏心軸部9aの偏心作用に伴って、フォ
トセンサ5は、光軸方向または露光開口1bの接線方向
に微動する。
【0039】また、本実施例の構成からガイド部1h、
長孔8a、調整軸9を取り除き、更に、長孔8bの代わ
りに、シャッタ地板1に植設された軸1jに軸通せしめ
られる丸孔を設けた構成であってもよい。本構成におい
ては、フォトセンサ5は、軸1jを中心とした同心円方
向に移動し得る。
【0040】また、同様にして、本実施例の構成からガ
イド部1h,長孔8b,軸1jを取り除き、更に、調整
軸9の偏心軸部9aを同心軸部とするような構成であっ
てもよい。本構成においては、フォトセンサ5は、上記
同心軸部を中心とした同心円方向に移動し得る。
【0041】また、本実施例の構成から基板8を取り除
き、フォトセンサ5を直接にシャッタ地板1に対し平行
移動させることが可能な手段を用いた構成であってもよ
い。この場合、前記の手段を偏心軸部を有する調整軸と
してもよく、フォトセンサ5を移動して所定のレベル位
置に調整した後、例えば接着剤等によってフォトセンサ
5をシャッタ地板1に固定するのが好ましい。
【0042】要するに、本発明においては、前記フォト
センサ5の発光部5a・受光部5bと前記シャッタ地板
1に形成された前記長孔1iとの相対位置を変化せしめ
て前記フォトセンサ5の受光レベルを調整せしめること
ができるような構成であれば、上記した構成以外のもの
であっても差支えない。
【0043】
【発明の効果】本発明は、上記のように、トリガー検出
レベル調整用の回路を用いずに極めて簡単な機械的構成
だけでトリガー検出レベルのバラツキを補正することが
できる。この結果レンズシャッタ装置の製造コストを低
減させることができると共にレンズシャッタ装置の小型
化を図ることができるという効果がある。
【0044】更に、許容可能な受光レベル範囲を大きく
とれることから、所定受光レベルを基準としたフォトセ
ンサの選別を緩和させることができ、この結果レンズシ
ャッタ装置の製造コストを低減させることができるとい
う効果がある。
【0045】更にまた、フォトセンサの受光レベルのレ
ベル調整のためにフォトセンサの発光部・受光部とシャ
ッタ地板に形成された孔との相対位置を変化せしめるに
際し、多方向への平行移動が可能であり、トリガー検出
レベルの調整を多様にかつ弾力的に行うことができると
いう効果がある。
【0046】更にまた、偏心軸部を有する調整軸を設け
た場合には、その調整軸を回動させることによりフォト
センサの発光部・受光部とシャッタ地板に形成された孔
との相対位置を変化せしめてフォトセンサの受光レベル
を所定のレベルにすることができ、この結果簡易な作業
で高精度なトリガー検出レベルの調整を行えるという効
果がある。
【0047】以上のように、本発明によれば、レンズシ
ャッタ装置の製造コスト及び作業効率及び製造品質の飛
躍的向上を図ることができ、ひいては、低価格で高品質
の製品を市場に供給することができるので産業上その効
果は極めて大である。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトリガー検出レベル調整機構を備
えたレンズシャッタ装置全体の実施例を示す概略平面図
であり、シャッタ閉鎖状態を示す図である。
【図2】本発明によるトリガー検出レベル調整機構の拡
大平面図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】図2のB−B矢視断面図である。
【図5】トリガータイミング調整機構の従来例を示す平
面図である。
【図6】図5のC−C矢視断面図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a 露光開口 1h ガイド部 1i,8a 長孔 3,4 シャッタ羽根 5 フォトセンサ 5a 発光部 5b 受光部 5c 発光・受光の中心を結ぶ線 7 カバー板 8 基板 9 調整軸 9a 偏心軸部 10 反射シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/00 - 7/28 G03B 9/08 - 9/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露出制御回路の制御開始信号を得るため
    発光部からシャッタ羽根の走行領域に発せられた光の
    反射光を受光部で受光するようにしたフォトセンサと、 前記フォトセンサの発光部及び受光部との相対位置の変
    化により該発光部の出射面及び該受光部の入射面の面積
    を変え該受光部での光の強さが調整される孔を形成した
    シャッタ地板と、 前記フォトセンサを前記シャッタ地板に対しシャッタ羽
    根の走行面と略平行する方向に移動させることが可能な
    手段とを備えていることを特徴とするカメラ用レンズシ
    ャッタのトリガー検出レベル調整機構。
  2. 【請求項2】 前記フォトセンサを前記シャッタ地板に
    対し前記平行方向に移動させることが可能な手段が、 前記フォトセンサを所定の正逆方向に移動させることが
    可能に案内すべく前記シャッタ地板に形成されたガイド
    部と、 前記シャッタ地板に枢着され且つ偏心軸部を有する調整
    軸と、 前記フォトセンサを担持するとともに移動可能に設けら
    れていて、前記正逆方向と交差する方向に長手方向が一
    致するように形成され且つ前記偏心軸部に滑合せしめら
    れた長孔を有する基板とからなることを特徴とする請求
    項1に記載のレンズシャッタのトリガー検出レベル調整
    機構。
  3. 【請求項3】 前記正逆方向が、露光開口の接線方向で
    あることを特徴とする請求項2に記載のレンズシャッタ
    のトリガーレベル調整機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3122429U (ja) 2006-02-27 2006-06-15 八朗 中山 収納部を有した継手式提灯飾り

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