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JP3450438B2 - 半導体装置 - Google Patents
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JP3450438B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3450438B2
JP3450438B2 JP14839794A JP14839794A JP3450438B2 JP 3450438 B2 JP3450438 B2 JP 3450438B2 JP 14839794 A JP14839794 A JP 14839794A JP 14839794 A JP14839794 A JP 14839794A JP 3450438 B2 JP3450438 B2 JP 3450438B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電荷蓄積層と制御ゲー
トが蓄積形成された構造を有する電気的書替え可能なメ
モリセルを用いた不揮発性半導体記憶装置(EEPRO
M)等の半導体装置及びMOS型トランジスタに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来より、半導体装置、例えばEEPR
OMの中で高集積化可能なものとして、図28及び図2
9に示すようなメモリセルを複数個直列接続したNAN
Dセル型のEEPROMが知られている。図28はNA
NDセル型EEPROMの平面図であり、図29
(a),(b)はそれぞれ図28のA−A′,B−B′
断面図である。この装置では、メモリセルはn型半導体
基板1に設けられたP型ウェル上にSiO2 等のトンネ
ル絶縁膜3を介して浮遊ゲート41,42,43,44
と制御ゲート61,62,63,64が積層されたスタ
ックゲート構造を有し、複数個のメモリセルが隣接する
もの同士でソース,ドレイン9を共用する形で直列接続
されたNANDセルを構成している。そして、このよう
なNANDセルがマトリクスス配列されてメモリセルア
レイが構成される。 【0003】セルアレイの列方向に並びNANDセルの
一端側のドレインは、それぞれ選択ゲート45,65を
有するセレクトトランジスタを介してビット線8に接続
され、他端側のソースはやはり選択ゲート46,66を
有するセレクトトランジスタを介して共通ソース線9に
接続されている。メモリセルの制御ゲート41〜44及
び選択ゲート45,46は、メモリセルアレイの行方向
にそれぞれ制御ゲート線(ワード線)、選択ゲート線と
して共通接続される。また、選択ゲート45,65と4
6,66はそれぞれ電気的に接続されたものとなってい
る。 【0004】このNANDセル型EEPROMの動作は
次の通りである。データの書込みは、ビット線から遠い
方のメモリセルから順に行われる。nチャネルの場合を
例に説明すれば、書込みすべきメモリセル(書込みセ
ル)の制御ゲート6に高電位Vpp(例えば20V)が印
加され、これよりビット線側にある書込みすべきでない
(非書込みセル)の制御ゲート6及び選択ゲート45,
65には中間電位VMG(例えば10V)が印加される。
ビット線8には、データに応じて0V(例えばデータ
“1”と定義される)、又は中間電位VMbit(例えばデ
ータの“0”と定義される)が印加される。 【0005】このとき、ビット線8の電位は、ビット線
側のセレクトトランジスタ及び非書込みセルを通して書
込みセルのドレインまで伝達される。なお、書込みを行
わないビット線には中間電位VMbitが印加される。書込
むべきデータがあるとき(“1”データのとき)、書込
みセルのゲート・ドレイン間に高電界がかかり、基板1
のウェル2に形成されるチャネル全面もしくはドレイン
から浮遊ゲートにトンネル絶縁膜3を介して電子がトン
ネル注入される。これによって、書込みセルのしきい値
は正方向に移動する。書込むべきデータがないとき
(“0”データのとき)は、しきい値変化はない。 【0006】データ消去は、n型基板及びこれに形成さ
れたp型ウェルに高電位が印加され、全て或いは一部の
メモリの制御ゲート及び選択ゲートが0Vとされる。こ
れにより、全て或いは一部のメモリセルにおいて浮遊ゲ
ートの電子がトンネル絶縁膜3を介して基板1のウェル
2に放出され、しきい値が負方向に移動する。 【0007】データ読出しは、セレクタトランジスタ及
び読出しすべきメモリセル(読出しセル)よりビット線
側の読出しすべきでないメモリセル(非読出しセル)が
オンとされ、読出しセルのゲートに0Vが与えられる。
このとき、ビット線に流れる電流を読むことにより、デ
ータの“0”,“1”の判別がなされる。 【0008】従来のEEPROMでは上記のようにトン
ネル絶縁膜3に高電界を印加し、エレクトロンをFow
ler−Nordheimトンネル電流として流すこと
で書込み/消去を行なっている。この電界を印加し、ト
ンネル電流を流すことで、トンネル絶縁膜3はキャリア
(エレクトロン,ホール)トラップを生じ、またストレ
スリークを生じさらに、絶縁破壊に至っていた。この劣
化現象により、E2 PROMセルの書込み/消去の回数
が通常105 回程度に制限され、またトンネル酸化膜の
薄膜化も妨げられている。 【0009】この様な問題は、ウェル内にメモリセルが
形成されNAND型EEPROMに限らずメモリセルの
ドレインと浮遊ゲート間で高電界を印加するトンネル電
流を用いるEEPROMあるいはソース,ドレイン間で
の電位差を用いてホットエレクトロン注入により書込み
を行うEEPROMでは局所的にトンネル絶縁膜が用い
られるために特に顕著となる。また、前記のような浮遊
ゲートタイプのEEPROMに限らず酸化膜と窒化膜の
ように異なる種類の積層膜によってキャリアのトラップ
領域を構成する。いわゆるMNOSにおいても問題であ
る。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】以上のようにEEPR
OMにおいては、書込み/消去時にトンネル絶縁膜に高
電圧を印加し、それにともない絶縁膜にキャリアトラッ
プを生じ、膜の特性が劣化していた。 【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、書込み/消去に伴うトン
ネル絶縁膜の劣化なしに動作でき、高性能化、高信頼化
を可能にしEEPROMセルを提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明のEEPROMメ
モリセルは高電圧を印加してトンネル電流を流す部分の
膜を除去し、真空あるいは気体を充填し、キャリアトラ
ップを生じない。すなわち、書込み/消去により劣化し
ない膜により構成されていることを特徴とする。 【0013】 【作用】本発明によれば書込み/消去時にトンネル電流
により生じていた絶縁膜中のトラップは、真空あるいは
気体にすることで発生せず、劣化しないEEPROMセ
ルが提供できる。 【0014】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係わるNANDセル
型EEPROMのNANDセルを示すレイアウトであ
り、図2,図3はそれぞれ図1のA−A′及びB−B′
断面図であり、図4はNANDセルアレイの等価回路で
ある。 【0015】この実施例では、4個のメモリセルM1〜
M4と2個のセレクトトランジスタS1,S2を、それ
らのソース,ドレイン拡散層を隣接するもの同士で共用
する形で直列接続してNANDセルが構成されている。
このようなNANDセルがマトリクス配列されてセルア
レイが構成されている。 【0016】直列接続されたメモリセルの一端側のドレ
インは選択ゲートSG1を有するセレクトトランジスタ
S1を介してビット線BL1に接続され、他端側のソー
スは選択ゲートSG2を有するセレクトトランジスタS
2を介して接地線に接続されている。各メモリセルの制
御ゲートCG1〜CG4は、ビット線と交差して連続的
に配設されてワード線となる。この実施例では4個のメ
モリセルでNANDセルを構成しているが、一般に2n
個のメモリセルで一つのNANDセルを構成することが
できる。 【0017】具体的なメモリセル構造を、図2,図3に
より説明する。この実施例ではn型シリコン基板10を
用いて、この基板10にp型ウェル11が形成され、こ
のp型ウェル11にセルアレイが構成されているがp型
シリコン基板n型ウェル、p型ウェルを形成しても構わ
ない。周辺回路は、セルアレイ領域とは別に形成された
p型及びn型ウェルに形成される。 【0018】NANDセルとして、p型ウェル11には
トレンチ素子分離法によって素子分離酸化膜12が形成
され、この素子分離酸化膜12で囲まれた素子領域に真
空部分13を介して浮遊ゲート14(141 〜144
が形成され、この上に第2ゲート酸化膜15を介して制
御ゲート16(161 〜164 )が形成されている。真
空部は3〜20nm/の厚さであり、第2ゲート酸化膜
15は10〜40nmの熱酸化膜あるいはシリコン窒化
膜、またはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜で
ある。また、浮遊ゲート14は50〜400nmの第1
層多結晶シリコンにより形成され、制御ゲート16は1
00〜400nmの第2層多結晶シリコンにより形成さ
れる。各メモリセルのソース,ドレインとなるn型拡散
層17は隣接するもの同士で共用する形で4個のメモリ
セルが直列接続される。ゲート及び拡散層が形成された
基板上は、CVD絶縁膜18で覆われ、この上にビット
線19が配設される。 【0019】二つの選択ゲートSG1,SG2の部分
は、ゲート酸化膜20の膜厚が10〜40nmとメモリ
セル部分の真空部分より厚く形成される。ゲート電極1
5 ,146 は浮遊ゲート14と同じ第1層多結晶シリ
コン膜を用いて形成されている。そして、制御ゲート1
6と同じ第2層多結晶シリコン膜により形成された配線
165 ,166 ,がゲート電極145 ,146 に重ねて
形成され、ゲート電極145 ,146 に接続されてい
る。 【0020】各メモリセルの浮遊ゲート14と制御ゲー
ト16及びセレクトトランジスタの選択ゲート電極14
5 ,146 と配線165 ,166 は、ゲート長方向には
同じエッチングマスクを用いて同時にパターニングされ
ている。そして、ソース,ドレイン拡散層となるn型層
17は、これらのゲート電極及び配線をマスクとして砒
素または燐をイオン注入して形成されている。 【0021】メモリセルの制御ゲート6は、図2に示す
ように浮遊ゲート4の上面のみならず側壁部分も浮遊ゲ
ート14と制御ゲート16の容量に使えるようパターン
形成されている。メモリセルの制御ゲート14と基板1
0間の容量C1及び浮遊ゲート14と制御ゲート16間
の容量C2について具体的な数値例をあげて説明する。
1μmルールに従って浮遊ゲート14及び制御ゲート1
6を幅1μm、チャネル長1μmとする。また浮遊ゲー
ト14の側壁高さは0.5μmとする。真空部分の厚さ
は10nm、第2ゲート酸化膜15は25nmとする。
熱酸化膜の誘電率をεとすると、結合容量C1,C2は
それぞれ、 【0022】 【数1】 となる、すなわち容量結合比CR は 【0023】 【数2】 となる、これを従来のSiO2 トンネル酸化膜と比較す
るとトンネル酸化膜部分容量をC′1 とすると 【0024】 【数3】 となり、真空ゲートにすることでCR は0.444から
0.757へ改善される。すなわち書込みに要する電圧
Vppを下げることができる。 【0025】図4は、二つのビット線BL1,BL2に
つながる隣接する二つのNANDセル部を示しており、
これを用いてEEPROMの動作を説明する。まず、デ
ータ消去はNANDセルを構成するメモリセルについて
消去がなされる。そのためこの実施例では、NANDセ
ル内の消去するメモリセルの制御ゲートCG1〜CG4
が0Vとされ、ソース線、基板10及びp型ウェル11
に昇圧された高電位Vpp(例えば18V)が与えられ
る。ビット線BL1,BL2にも高電位Vppが与えられ
る。 【0026】これにより、メモリセルの制御ゲートとp
型ウェル11間に電界がかかり、浮遊ゲート14からp
型ウェル11にトンネル電流により電子が放出される。
全てのメモリセルはこれによりしきい値が負方向に移動
して“0”状態になる。 【0027】次に、データ書込みは、NANDセル内の
ソース線側のメモリセル、すなわちビット線から遠い方
のメモリセルから順に行われる。いま、メモリセルM4
(図4の破線で囲んだセルA)に選択的に“1”データ
書込みを行なう場合を説明すれば、セレクトトランジス
タS2の選択ゲートSG2が0Vとされ、制御ゲートC
G4に高電位Vpp(例えば16〜18V)が印加され、
残りの制御ゲートCG1〜CG3及び選択ゲートSG1
には電圧VM 印加される。また選択ビット線BL1には
0Vが与えられ、非選択ビット線BL2には電源電位V
ccが与えられる。p型ウェルは0V、n型基板はVccと
する。 【0028】これにより、選択されたセルAにおいて
は、ビット線BL1の0Vがドレインまで伝達されて制
御ゲートとの間に高電界がかかり、浮遊ゲートに電子が
注入される。この結果、セルAではしきい値が正方向に
移動して、“1”書込みがなされる。 【0029】ビット線BL1につながる他のメモリセル
M1〜M3で弱い書込みモードになるが、その電界は小
さく、しきい値変化はない。非選択(または“0”書込
み)のビット線BL2値のメモリセルM5〜M7では、
制御ゲートがVcc、チャネル電位(Vcc−Vth)であ
り、その電位差は1〜3Vであって、やはりしきい値変
化はない。 【0030】このようにしてセルM4に対する書込みが
終了すると、次にNANDセル内の一つ上のメモリセル
M3に対して同様に書込みが行われ、順次メモリセルM
2,M1と書込みがなされる。 【0031】以上の書込み動作において、メモリセルの
制御ゲートには高電位Vppとが印加されるが、流れる電
流はトンネル電流のみであるので、高々1μA以下であ
る。また、一括消去時はn型基板1とP型ウェル2を高
電位Vppに上げるが、この時流れる電流は、トンネル電
流と、0Vに保たれる周辺回路のp型ウェルとn型基板
間のリーク電流であり、これも10μA以下である。従
って、書込み及び消去に用いられる高電位Vpp及びVpp
(これらは同じ値でもよい)は、チップ内部に設けられ
た昇圧回路で充分賄うことができる。 【0032】また、選択書込み時に高電位により流れる
電流は上述のように微小であるから、一つの制御ゲート
線(ワード線)につながる全てのメモリセルに同時にデ
ータ書込みが可能である。即ち、ページモードの書込み
ができ、それだけ高速書込みが可能である。 【0033】データ読出し動作は、図4のセルM4(セ
ルA)について説明すれば、セレクトトランジスタS1
の選択ゲートSG1にVccが与えられ、非選択メモリセ
ルM1〜M3の制御ゲートCG1〜CG3には“1”状
態のメモリセルがオンする程度の電位としてやはりVcc
が与えられ、読出しセルAの制御ゲートCG4は0Vに
される。そして、読出しセルAにつながるビット線BL
1には1〜5Vの読出し電位が与えられ、他の非選択ビ
ット線BL2は0Vとされる。 【0034】これにより、ビット線BL1に電流が流れ
るか否かによって、データ“0”,“1”の判別がなさ
れる。次に本発明のメモリセルの製造工程の一実施例を
図5〜図8の断面図を用いて説明する。この図5〜図8
は図1のA−A′断面方向の断面図を示している。 【0035】n型Si基板上に形成されたp型ウェル1
1上に、例えば10nm厚の熱酸化SiO2 膜21を形
成し、次いでpoly−Si膜14を例えば400nm
堆積し例えばP(リン)をドーピングする。次いでSi
2 膜22を200nm堆積形成する(図5(a))。
次いでフォトリゾグラフィー技術により選択的にSiO
2 膜22,poly−Si膜14,SiO2 膜21をエ
ッチング除去し、次いでSi基板を例えば500nmを
エッチング除去する(図5(b))。次いで例えばNH
4 F処理によりSiO2 膜を除去する。このときセレク
トトランジスタ以外の上記10nmの熱酸化膜21及び
SiO2 膜22は除去され、図6(a)に示すようにメ
モリセル領域のpoly−Si膜14の下側は中空とな
る。poly−Si膜14は、図1に示したセレクトト
ランジスタのソース部分によりささえられ、橋のように
中空に浮いた形状になる。また、このとき、フォトリソ
グラフィー技術により選択的にSiO2 膜を除去するこ
とも可能である。例えば、図1,4に示したCG1〜4
に接続したトランジスタが形成される部分のみNH4
処理により熱酸化膜21を除去できる。次いで例えばC
VD SiO2 膜12を例えば800nm堆積しSi基
板の溝及びpoly−Si14のスペース部分を埋める
(図6(b))。このときpoly−Si14と基板間
にはCVD膜は埋まらず中空(真空)状態13が形成さ
れる。上記CVDSiO2 膜12は常圧CVD膜の2層
膜、あるいは、CVDSiN膜、あるいはSiO2 とS
iNの積層膜でも構わない。図7には変形例としてSi
N膜23を例えば20nm埋積し(図7(a))、その
後TEOSを使用したCVDSiO2 膜を埋積した図を
示している(図7(b))。SiN膜を用いると中空状
態13に対する不純物拡散及び酸化が抑えられ、中空状
態が制御よく保たれる。 【0036】次いで、CVD膜12をエッチバッグし、
poly−Si14の中央あたりでエッチングをとめ
る。次いでpoly−poly間絶縁膜となる例えばO
NO膜24を形成する(図8(a))。次いで2層目の
poly−Si16をパターニングし、コントロールゲ
ートとする。次いでONO膜24,poly−Si14
をpoly−Si16と同じマスクでパターニングす
る。次いで層間絶縁膜18、ビット線コンタクト及びビ
ット線19を形成し、メモリセルが完成する(図8
(b))。 【0037】図9に同様な工程で形成したMOSトラン
ジスタの断面図を示す。この図では前に示したEEPR
OMメモリセル製造工程のpoly−poly間ONO
膜24を形成せず、直接2層目のpoly−Si膜16
aを1層目のpoly−Si膜14aに接触形成し、こ
れらの積層膜からなるゲート電極としている。このMO
Sトランジスタは、図1のNAND型EEPROMのセ
レクトトランジスタS1,S2のゲート等を形成するの
にも適用することは可能である。 【0038】また図10には素子分離がLOCOSの場
合の実施例を示している。次に図11にゲートと基板部
分の拡大断面図を示している。図10(a)は前述した
実施例と同様にゲート電極14と基板11の間が全て真
空あるいは気体になっている状態を示しており、また、
図10(b)に示すようにゲート電極と基板間はすべて
真空である必要はない。すなわち、対向するゲート側、
基板側表面にSiO2 膜が形成され、その間が真空であ
ってもよい。また、ゲート側、基板側のどちらかにのみ
SiO2 膜が形成されていてもよい。また、上記熱酸化
膜21をエッチング除去後中空になった内部を真空に
し、CVD膜を堆積形成し内部を真空、例えば10-6
圧程度にできる。また、逆に圧力をかけて中空部分にガ
スを例えば10気圧充填して形成することもできる。さ
らに内部に充填されるガスは常温で気体となる物質なら
なんでもよい。例えばHe ,Ne ,Ar ,Kr の不活性
ガスであれば安定したデバイス動作となる。また、Si
2 及びSi 上で比較安定なH2 ,F2 ,Cl2 ,B
r ,O2 ,N2 ,CO2 ,NH3 ,NF3 ,Si F4
るいはN,O,Si ,C,F,H,Clの化合物、ある
いはこれらの混合物であればよい。 【0039】また、図11(a),(b)に示した中空
とSi 、中空とSi O2 の界面においてトラップ及び界
面準位を形成しないように安定にすることが大切であ
る。例えば、界面にH,F,−OH基,=O,N,C,
Al,B,P,As ,Ge 等で原子結合を終端し、安定
にできる。また界面安定させる方法はこれに限らず、他
の方法でもよい。 【0040】図12に本発明の一実施例である真空絶縁
(真空ゲート)の電圧−電流特性の一例を従来のSiO
2 膜と比較して示す。SiO2 膜ではFowler−N
ordheimストレス後にリーク電流が発生するが、
真空ゲートの場合は発生しない。真空ゲートの場合はキ
ャリアトラップが発生しないためである。これにより不
揮発性メモリセルではデータ保持特性が著しく向上す
る。さらにRead disturbの劣化等のストレ
スリークによる劣化は減少することができる。また、エ
レクトロントラップも発生せず、書込み/消去をくりか
えした後のwindow narrowingが発生し
ない。また絶縁破壊も生じない。 【0041】図13及び図14にさらに他の実施例を示
す。図13(b)はその平面図であり、図13(a)は
図13(b)のC−C′断面図である。 【0042】図13ではソース側(あるいはドレイン
側)のゲート絶縁膜の一部が真空ゲートになっている。
これにより真空部分13bでのトラップが発生せずホッ
トエレクトロン(Hot electron)注入によ
る劣化が緩和される。また、ソース/ドレイン両側を真
空ゲートにすることも可能である。また図14(a),
(b)はゲート酸化膜の素子分離に近接した部分の酸化
膜のみエッチング除去し、気体あるいは真空13cとし
ている。これにより素子分離エッジ部分での寄生トラン
ジスタの効果及び信頼性の低下は防止することができ
る。 【0043】図15に本発明のさらに他の実施例を示
す。図15(a)では拡散層9と電荷蓄積層14a間の
一部が他のゲート絶縁膜部分より薄く形成され、少なく
ともその薄い部分で真空あるいは気体13dとなってい
る。 【0044】また図15(b)では図15(a)で示し
た薄い部分13eに電界が集中するようにとがった形状
の電荷蓄積層14bになっている。また図15(c)で
は上記薄い部分13fが拡散層9上ではなくチャネル上
にある。 【0045】さらに図16では、真空または気体が充填
された領域13g側の電荷蓄積層14d表面に凹凸があ
る場合を示している。この場合凸部に書き込み消去時の
電界が集中し、低電圧で書き込み/消去が可能になる。
また図16では電荷蓄積層14dのみ凹凸がある場合を
示したが、基板側11にのみ凹凸がある場合、電荷蓄積
層14dと基板11両方にある場合も可能である。 【0046】さらに凹凸が両方にある場合は、真空ある
いは気体13gを介して対面する部分にあってもよい
し、電荷蓄積層14d側、基板11側が別々の場所に位
置してもよい。 【0047】また、図17に電荷蓄積層(この場合はp
oly −Si14)と制御ゲートpoly−Si16
の間のpoly−poly間13hが真空あるいは気体
の場合の実施例を示す。この場合、電荷蓄積層14への
電荷の注入、放出はpoly−poly間真空部分13
hを介して行うことも可能である。もちろん、基板11
と電荷蓄積層14間で行うことも可能である。 【0048】さらにまた、図18には電荷蓄積層(Fl
oating Gate)制御ゲート(Control
Gate)の他に消去ゲート(Erase Gat
e)を有する場合の実施例を示す。この場合、少なくと
も電荷蓄積層と消去ゲート間の一部、特に消去時、電界
集中する部分の絶縁膜が真空または気体となっている。
これにより、書き換えによる絶縁膜劣化はなくなる。 【0049】次に、本発明の他の実施例として図17に
示した電荷蓄積層14と制御ゲート16の間が真空ある
いは気体13hの場合の動作の一例について説明する。
図19に前記実施例のメモリセルの等価回路を示す。図
20にメモリセル単独での動作電圧について示す。まず
データ消去はコントロールゲート(CG)を0Vとし、
基板(well)に高電圧Vpp′を印加しコントロール
ゲート(CG)から電荷蓄積層(FG)にエレクトロン
を注入する。これにより図22(a)に示すようにメモ
リセルのしきい値は高くなる。 【0050】次に書き込みはコントロールゲート(C
G)にVppを印加しD/Sを0Vとする。電荷蓄積層中
のエレクトロンは制御ゲートに放出され、図22(a)
に示すようにメモリセルのVthは下がる。メモリセルを
書き込みたくないときはD/SにVM (=10V)を印
加する。 【0051】読み出しはコントロールゲートを0または
3V程度とし、ドレインに例えば1Vを印加し読み出
す。図22に示すように書き込みと消去のメモリセルの
しきい値の選び方により読み出し時制御ゲートに印加す
る電圧は異なる。すなわち、前記図22(a)では0
V、図22(b)では3Vである。 【0052】図21に他の動作方法を示している図20
に比べてEraseの方法が異なっている。この場合
は、制御ゲート(CG)に−Vpp′を印加し、D/S、
wellを0Vとし電荷蓄積層(FG)に電子を注入す
る。 【0053】次に、図23,24を用いてNANDセル
を構成する場合のメモリセルの動作について説明する。
まず、データ消去(Erase)はNANDセルを構成
するメモリセルについて消去がなされる。そのためこの
実施例では、NANDセル内の消去するメモリセルの制
御ゲートCG11〜CG14及びCG21〜CG24が
0Vとされ、ソース線、基板及びp型ウエルに昇圧され
た高電位Vpp(例えば18V)が与えられる。ビット線
BL1,BL2にも高電位Vppが与えられる。尚、ソー
ス線、ビット線BL1,BL2はFloatingでも
よい。 【0054】これにより、メモリセルの制御ゲートとp
型ウエル間に電界がかかり、制御ゲートから浮遊ゲート
にトンネル電流により電子注入される。全てのメモリセ
ルはこれによりしいき値が正方向に移動して“0”状態
になる。 【0055】図24のErase(選択1)では消去し
ないセルの制御ゲートに例えばVppを与え消去を防ぐ。
次に、データ書き込みは、NANDセル内のソース線側
のメモリセル、すなわちビット線から遠い方のメモリセ
ルから順に行われる。いま、CG14につながったセル
に選択的に“1”データ書き込みを行う場合を説明すれ
ば、セレクトトランジスタS2の選択ゲートSGS1が
0Vとされ、制御ゲートCG14に高電圧Vpp(例えば
16〜18V)が印加され、残りの制御ゲートCG11
〜CG13及び選択ゲートSGD1には電圧VM が印加
される。また選択ビット線BL1には0Vが与えられ、
非選択ビット線BL2には電源電位Vccが与えられる。
p型ウエルは0V、n型基板はVccとする。 【0056】これにより、選択されたセルにおいては、
ビット線BL1の0Vがドレインまで伝達されて制御ゲ
ート(CG)との間に高電界がかかり、浮遊ゲート(F
G)から電子が制御ゲートに放出される。この結果、選
択されたセルではしきい値が負方向に移動して、“1”
書き込みがなされる。 【0057】ビット線BL1につながる他のメモリセル
では、弱い書き込みモードになるが、その電界は小さ
く、しきい値変化はない。非選択(または“0”書き込
み)のビット線BL2側のメモリセルでは、制御ゲート
がVppあるいはVM 、チャネル電位が(Vcc−Vth)で
あり、その電位差は小さく、やはりしきい値変化はな
い。 このようにして選択セルに対する書き込みが終了
すると、前述した第1の実施例のM4,M3,M2,M
1へと書き込みが行われたのと同様に次にNANDセル
内の一つ上のメモリセルから順次次のメモリセルへと書
き込みがなされる。 【0058】以上の書き込み動作において、メモリセル
の制御ゲートには高電位Vppとが印加されるが、流れる
電流はトンネル電流のみであるので、高々1μA以下で
ある。また、一括消去時はn型基板1とp型ウエル2を
高電位Vppに上げるが、この時流れる電流は、トンネル
電流と、0Vに保たれる周辺回路のp型ウエルとn型基
板間のリーク電流であり、これも10μA以下である。
従って、書き込み及び消去に用いられる高電位Vpp(こ
れらは同じ値でもよい)は、チップ内部に設けられた昇
圧回路で充分賄うことができる。 【0059】また、選択書き込み時に高電位により流れ
る電流は上述のように微小であるから、一つの制御ゲー
ト線(ワード線)につながる全てのメモリセルに同時に
データ書き込みが可能である。すなわち、ページモード
の書き込みができ、それだけ高速書き込みが可能であ
る。 【0060】データ読み出し動作は、例えばCG12に
接続されたメモリセルを読み出す場合セレクトトランジ
スタS1の選択ゲートSG1にVccが与えられ、非選択
メモリセルM1,M3,M4の制御ゲートCG11,C
G13,CG14には“1”状態のメモリセルがオンす
る程度の電位としてやはりVccが与えられ、読み出しセ
ルAの制御ゲートCG12は0Vにされる。そして、読
み出しセルAにつながるビット線BL1には1〜5Vの
続出し電位が与えられ、他の非選択ビット線BL2は0
Vとされる。またビット線BL2を1〜5Vの読出し電
位を与え、BL1の読み出しと同時に読み出すこともで
きる。 【0061】これにより、ビット線BL1に電流が流れ
るか否かによって、データ“0”,“1”の判別がなさ
れる。次に図25,26,27を用いてチャネルホット
エレクトロンで電荷蓄積層にエレクトロンを注入して書
き込み、電荷蓄積層から制御ゲートへエレクトロンを抜
いて消去する動作について説明する。 【0062】図25に動作の電圧関係を示す。Eras
eは制御ゲート(CG)にVpp″を印加し、ソースドレ
イン(D/S)及びwellを0Vとし、電荷蓄積層か
ら制御ゲートへエレクトロンを放出する。これによりメ
モリセルのしきい値は低下し“0”状態になる。このと
きD/S、wellに負の電圧VE を印加してもよい。 【0063】書き込みは制御ゲートにVpp、Drain
にVpp′を印加しチャネルオットエレクトロンで基板か
ら電荷蓄積層へエレクトロンを注入する。これによりメ
モリセルのVthは上昇して“1”状態になる。 【0064】読み出しは通常の方法を用いる。書き込み
/消去後のVthは図22(b)に示したようにW/E共
にVthは正になる。次に図26にNOR型のアレイの等
価回路図、図27に動作の電圧関係を示す。 【0065】この動作では、WL(CG)にのみ高電圧
を印加すればよくなり、ソースに高電圧を印加して消去
するメモリセルに比べ、消去電流が少なく、高速のEr
aseが可能になる。また、周辺回路の構成も簡略化さ
れる。 【0066】また、本発明は、以上述べた実施例に限定
されるものではなく、広く半導体デバイスに適用可能で
ある。例えば本実施例では電荷蓄積層をpoly−Si
の場合について書いたがSiN/SiO2 界面トラッ
プ、または金属電極を用いても構わない。 【0067】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、真空
あるいは気体ゲートを用いることで劣化の起こらないゲ
ート絶縁デバイスの形成が可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例に係るEEPROMのNAN
Dセル構造を示す平面図。 【図2】 図1のA−A′断面図。 【図3】 図1のB−B′断面図。 【図4】 本発明の実施例に係るNANDセルの等価回
路図。 【図5】 本発明の実施例に係る工程断面図。 【図6】 本発明の実施例に係る工程断面図。 【図7】 本発明の実施例に係る工程断面図。 【図8】 本発明の実施例に係る工程断面図。 【図9】 本発明の他の実施例に係るMOSトランジス
タの断面図。 【図10】 本発明の他の実施例に係るMOSトランジ
スタの断面図。 【図11】 本発明の実施例に係る真空部の拡大断面
図。 【図12】 本発明の実施例の真空ゲートの電流−電圧
特性を示す特性図。 【図13】 本発明のさらに他の実施例を示す構造図。 【図14】 本発明のさらに他の実施例を示す構造図。 【図15】 本発明のさらに他の実施例を示す構造図。 【図16】 本発明のさらに他の実施例を示す構造図。 【図17】 本発明のさらに他の実施例を示す構造図。 【図18】 本発明のさらに他の実施例を示す構造図。 【図19】 図17の実施例の等価回路図。 【図20】 本発明の実施例の動作電圧を示す図。 【図21】 本発明の実施例のさらに他の動作電圧を示
す図。 【図22】 本発明の実施例のEEPROMの消去後、
書き込み後のしきい値分布を示す図。 【図23】 本発明の実施例に係るNAND型EEPR
OMの等価回路図。 【図24】 本発明の実施例のNAND型EEPROM
の動作電圧を示す図。 【図25】 本発明の他の実施例の動作電圧を示す図。 【図26】 本発明の他の実施例であるNOR型EEP
ROMの等価回路図。 【図27】 本発明の他の実施例であるNOR型EEP
ROMの動作電圧を示す図。 【図28】 従来技術を説明する平面図。 【図29】 従来技術を説明する断面図。 【符号の説明】 10…n型シリコン基板 11…p型ウェル 20…第1ゲート酸化膜 13,13a,13b,13c,13d,13e,13
f,13g,13h…真空または気体領域 14…浮遊ゲート 15…第2ゲート酸化膜 16…制御ゲート 18…CVD絶縁膜 19…ビット線 17…n型拡散層 M1〜M4,M5〜M8…メモリセル S1,S2…セレクトトランジスタ SG1,SG2…選択ゲート BL1,FG2…ビット線 CG1〜CG4…制御ゲート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−112443(JP,A) 特開 平4−158582(JP,A) 特開 平6−180992(JP,A) 特開 平6−120490(JP,A) 特開 昭61−183969(JP,A) 特開 平5−48088(JP,A) 特開 平7−283404(JP,A) VACUUM−SEALED SIL ICON−RICH−OXIDE EE PROM CELL,IBM Tech nical Disclosure B ulletin,1991年11月,Vol. 34,No.6,PP.238−241 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】半導体基板上に電荷蓄積層と制御ゲートが
    積層形成され、前記半導体基板と前記電荷蓄積層間で電
    荷の注入・放出が可能で、これにより電気的に書換え可
    能とされたメモリセルが、複数個隣接するもの同志でソ
    ース、ドレイン拡散層を共用する形で直列接続され、か
    つこの直列接続部のドレイン側、ソース側それぞれに選
    択ゲートを有するセレクトトランジスタが設けられてN
    ANDセルが構成された半導体装置において、 前記半導体基板と電荷蓄積層の間の少なくとも一部が真
    空あるいは気体とされており、前記セレクトトランジス
    タは前記半導体基板上にゲート酸化膜を介して選択ゲー
    トが積層されて形成され、前記ゲート酸化膜厚は前記真
    空または気体の厚さより厚いことを特徴とする半導体装
    置。
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VACUUM−SEALED SILICON−RICH−OXIDE EEPROM CELL,IBM Technical Disclosure Bulletin,1991年11月,Vol.34,No.6,PP.238−241

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