JP3455668B2 - 充填材支持具 - Google Patents
充填材支持具Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L5/00—Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
- F16L5/02—Sealing
- F16L5/04—Sealing to form a firebreak device
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造体の貫通孔に
挿通した各種配管の周囲に充填材を充填して前記貫通孔
を閉塞するために、前記貫通孔の開口部の周囲に係止自
在な係止部材と、前記係止部材に対して前記貫通孔の奥
側に設けられ、且つ、連結部材を用いて前記係止部材に
連結される支持部材と、前記各種配管に外挿させつつ前
記貫通孔の内部に挿入して、前記開口部の側から前記支
持部材に当接させる受け部材とを有する充填材支持具に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の充填材支持具は、図2
(本願発明に係る図)に示すごとく、例えば構造体のス
ラブ10に各種の配管Pを挿通すべく設けた貫通孔3に
各種配管Pである空調配管P1等を挿通させて、貫通孔
3の周壁部と空調配管P1との隙間に充填材5を充填し
て防火貫通部を構成するためのものである。前記充填材
5は、例えば熱膨張性を有するパテ5aで構成してあ
る。当該パテ5aは、火災による熱によって膨張する。
よって、仮に、前記スラブ10で仕切られた上下空間の
一方で火災が発生し、空調配管P1の周囲を被覆してあ
る発泡樹脂製断熱材等が燃焼したり、空調配管P1自身
が収縮した場合でも、前記パテ5aが空調配管P1の周
囲に膨張して隙間が埋めつくされることとなって、火災
が貫通孔3を通して上下空間へ類焼するのを防止できる
のである。このような防火貫通部を構成するためには、
前記充填材5が充填材支持具によって確実に貫通孔3の
内部で支持されることが重要である。 【0003】従来の充填材支持具は、図5に示すごと
く、主に、フレームFと受け部材1と蓋部材2とで構成
してある。前記フレームFは、貫通孔3の開口部3aの
周囲に係止可能な係止部材6と、充填されるパテ5aを
受止めるべく前記係止部材6に対して前記パテ5aの充
填方向奥側Xに設ける支持部材7と、前記係止部材6お
よび前記支持部材7を連結する連結部材8とで構成され
る。前記受け部材1は、前記支持部材7に対して前記開
口部3aの側から当接配置する部材である。前記貫通孔
3に挿通する配管Pの数によっては、前記配管Pの周囲
空間の幅が変動するので、所定の寸法の受け部材1を用
いて前記空間4を閉塞する。これにより、貫通孔3の内
部に充填したパテ5aが充填方向奥側Xに抜け出るのを
防止することができる。前記蓋部材2は、前記開口部3
aをカバーするための部材である。当該蓋部材2によ
り、火災の際に膨張したパテ5aが前記開口部3aの側
に膨出してくのを防止できる。 【0004】従来においては、上記充填材支持具は既設
の空調配管P1等を抱持する状態で固定する必要があっ
たから、前記フレームFを構成する係止部材6や支持部
材7、或いは、受け部材1等は二分割に構成し、それら
二つの部材を例えば「鳩目9a,9a’」を用いて揺動
可能に連結していた。また、場合によっては、二分割の
部材どうしを連結せず、個々に貫通孔3の内部に装着す
るものもあった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の充
填材支持具では、以下のような欠点があった。即ち、前
記フレームFや前記受け部材1を二分割構成とし、鳩目
9a等で連結する必要があったから、夫々の部材を構成
するための部品点数が多くなり、その結果、それらの部
品の作製や保管に手間が掛かるばかりでなく、組み立て
作業が煩雑なものとなっていた。また、二分割の部材を
独立のまま用いる場合には、貫通孔3の内に挿入した夫
々の充填材支持具の姿勢保持が困難となって、充填した
充填材5を適切に受け止めることができないという不都
合が生じていた。特に、前記受け部材1は比較的単純な
形状を呈していることから、上記のごとく作製等に手間
の掛かる構成となるのを解消すべく改善の余地があっ
た。本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消
し、作製・取付け作業が容易で、充填材を確実に受け止
めることができる充填材支持具を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成を、図1から図4に示した例を参考
に説明する。 (構成1)本発明の充填材支持具は、請求項1に記載し
たごとく、受け部材を構成するのに、共に板状部材で形
成した円弧状の第1部分と第2部分とを、それらの一端
部で他部より幅狭の微小幅部を介して一体成形し、か
つ、前記受け部材の全体形状を略環状に形成した点に特
徴を有する。 (作用・効果)本構成のごとく、受け部材を一体的に構
成することで、受け部材の部品点数を減らすことがで
き、従来の受け部材のごとく組立ての必要がなくなっ
て、受け部材の作製の手間が大幅に簡略化される。ま
た、従来の鳩目によって接続されていた受け部材では、
その開脚方向が制限されていたのに対して、本構成の受
け部材では、第1部分と第2部分とを任意の方向に変形
可能であり、しかも、場合によっては切断することも可
能であるから取付けに際しての作業性が極めて向上す
る。 【0007】尚、上記課題を解決するための手段の説明
中、図面を参照し、図面との対照を便利にするために符
号を記すが、当該記入により本発明が添付図面の構成に
限定されるものではない。 【0008】 【発明の実施の形態】(概要)本発明に係る充填材支持
具の実施形態を図1から図3に基づいて説明する。本発
明の接続構造は、上記従来の充填材支持具と同様に、主
に、フレームFと受け部材1と蓋部材2とで構成する。
図1(イ)(ロ)には、当該充填材支持具の分解斜視図
を示し、図2には、当該充填材支持具を貫通孔に取付け
た状態の縦断面図を示す。本発明に係る充填材支持具は
以下のごとく用いる。即ち、各種配管Pのうち例えば空
調配管P1が配設された貫通孔3に、フレームFを取付
け、さらに、受け部材1を貫通孔3の内部に挿入したあ
と、貫通孔3の内部であって配管Pの周囲空間4に充填
材5であるパテ5aを充填し、そして、蓋部材2の内部
にもパテ5aを充填しつつ、当該蓋部材2をフレームF
に取り付けて防火貫通孔を形成する。 【0009】(フレーム)当該フレームFは、 【従来の技術】の欄で述べたごとく、貫通孔3の開口部
3aの周囲に係止可能な係止部材6と、前記係止部材6
に対してパテ5aの充填方向奥側Xに設ける支持部材7
と、前記係止部材6および前記支持部材7を連結する連
結部材8とで構成する。 【0010】前記係止部材6は、例えば共に板金部材で
形成された円弧状をなす二つの分割係止部材6a,6a
で構成してある。これら径方向Yに分割した二つの分割
係止部材6a,6aは、一端部どうしを重ねた状態で鳩
目9aからなるヒンジ部9を介して揺動自在に連結して
ある。また、双方の分割係止部材6aの他端には、双方
の分割係止部材6aが重なった状態で厚み方向に貫通す
る固定用穴6bを各別に設けてあり、双方の分割係止部
材6aを環状姿勢に整えて貫通孔3の開口部3a周囲に
係止させた状態で、前記鳩目9aの穴と固定用穴6bと
に釘やビスを挿通させてスラブ10に固定することがで
きる。 【0011】前記支持部材7は、環状の板金部材によっ
て形成してあり、やはり径方向Yに二分割した分割支持
部材7aで構成してある。これら双方の分割支持部材7
a,7aの寸法は、当該分割支持部材7aどうしを合わ
せて環状にすると、前記配管Pの周囲空間4を閉塞でき
るように設定してある。また、双方の分割支持部材7
a,7aの両端部には図1に示すごとく嵌合部7bを設
けてあり、二つの分割支持部材7a,7aどうしを近接
させると、端部どうしが嵌合して重ね連結される。 【0012】前記連結部材8は、前記貫通孔3において
充填材の充填方向Xに互いに対応する分割係止部材6a
と分割支持部材7aとに亘るように複数設けてある。ま
た、当該連結部材8の両端部を前記分割係止部材6aあ
るいは前記分割支持部材7aに接合するには、例えばス
ポット溶接やカシメ等の接合方法を用いて行う。 【0013】(受け部材)当該受け部材1は、配管Pの
外周部分と前記支持部材7の内周縁との間に隙間が存在
している場合に、前記支持部材7に対して開口部3aの
側から当接させて配置する部材である。当該受け部材1
を取り付けることで前記隙間を閉塞し、貫通孔3の内部
にパテ5aを充填する際にパテ5aが充填方向奥側Xに
抜け出るのを防止することができる。当該受け部材1
は、板状部材を打ち抜くこと等によって形成することが
できる。図1に示したごとく、当該受け部材1は全体と
して略真円状であり、共に円弧状を呈する第1部分1a
と第2部分1bとを微小幅部1cを介して一体成形して
ある。当該受け部材1の外周部には、前記連結部材8に
係合させるための切欠部1dを複数設けてある。 【0014】前記微小幅部1cは、例えば、図3(イ)
(ロ)(ハ)に示すごとく形成することができる。当該
微小幅部1cは、例えば前記受け部材1の径方向Y外方
に偏位させて設ける。受け部材1で配管Pを抱持する際
には、第1部分1aと第2部分1bとを開脚させたり、
或いは、第1部分1aと第2部分1bとを捩じったりす
る必要があるが、その際には、微小幅部1cは塑性変形
を受けることとなる。変形量が大きくなると、微小幅部
1cに疲労亀裂が発生したり、場合によっては切断した
りする場合がある。そこで、本実施形態では微小幅部1
cに与える変形量を最小にすべく、受け部材1の径方向
Y外方に微小幅部1cを設けてある。尚、第1部分1a
と第2部分1bとを一体化させたままでは受け部材1を
貫通孔3に挿入し難い場合等には、積極的に第1部分1
aと第2部分1bとを分離したい状況も生じ得る。この
場合には、第1部分1aと第2部分1bとを強く引っ張
ったり、捩じることで微小幅部1cで容易に切断するこ
とができる。 【0015】以上のごとく受け部材1を構成すること
で、受け部材1の部品点数を減らすことができ、従来の
受け部材1のごとく組立ての必要もなくなるから、受け
部材1の作製の手間が大幅に簡略化される。また、従来
の鳩目9aによって接続されていた受け部材1では、そ
の開脚方向が制限されていたのに対して、本発明の受け
部材1では、第1部分1aと第2部分1bとを任意の方
向に変形可能であり、しかも、場合によっては切断する
ことも可能であるから取付けに際しての作業性も極めて
向上させることができた。さらに、前記受け部材1を貫
通孔3に挿入する際には、第1部分1aと第2部分1b
とが多少広がった状態となるように前記微小幅部1cに
変形を与えておくと、第1部分1aの切欠部1dと第2
部分1bの切欠部1dとが前記連結部材8を押圧し、受
け部材1が前記フレームFに確実に固定されることとな
る。よって、前記貫通孔3が、壁に対して水平方向に設
けてある場合などでも、受け部材1の取付けが確実なも
のとなる。 【0016】(蓋部材)当該蓋部材2は、図1に示すご
とく略半球状に形成してあり、前記フレームFに係合さ
せた状態で、スラブ10と、貫通孔3に挿通させた空調
配管P1の束との隙間を塞ぐことができるよう構成して
ある。また、前記蓋部材2も径方向Yに二分割して形成
してあり、夫々の分割蓋部材2aには、分割蓋部材2a
どうしを合体させた状態で連結固定自在な蓋連結部材J
を設けてある。蓋連結部材Jは、一方の分割蓋部材2a
の裏面から他方の分割蓋部材2aの裏面側に延出する裏
当板部11と、前記裏当板部11に形成した雌ネジ部1
1aと、双方の分割蓋部材2aどうしを合体させた状態
で、前記裏当板部11に重なる他方の分割蓋部材2aの
部分に形成されたネジ穴12とによって構成してあり、
前記ネジ穴12を通して雌ネジ部11aにボルト13を
螺合させることによって、双方の分割蓋部材2aどうし
を連結固定することができる。 【0017】前記蓋部材2の外周縁部には、径方向Yに
沿って内方側に突出する係止凸部14を設けると共に、
前記係止部材6の外周縁部には、蓋部材2を係止自在な
被係止部15を設けてある。この係止凸部14を、前記
フレームFの被係止部15に係止させることによって蓋
部材2をフレームFに取り付けることができる。 【0018】前記フレームFの被係止部15と蓋部材2
の係止凸部14との係止について、さらに詳しく説明す
る。図2に示すごとく、前記被係止部15は、係止部材
6に係る外周縁部の両面のうちスラブ10に向く面に形
成してある。スラブ10の表面と略平行に構成したこの
面を被係止面15aと称する。前記係止部材6は、その
裏面部に接合してある連結部材8の厚さ寸法だけスラブ
10の表面から浮いているので、前記被係止面15aと
スラブ10表面との隙間に前記係止凸部14が径方向Y
に沿って進入することが可能となる。当該隙間に前記係
止凸部14が位置するように双方の分割蓋部材2aを合
体させることにより、貫通孔3の開口部3aに蓋部材2
を固定することができる。また、前記隙間への係止凸部
14の進入を円滑に行えるよう、前記係止部材6の外周
縁部は上側に傾斜させてある。この傾斜部の両面のうち
スラブ10に向く側の面が係止誘導部15bとなる。こ
の係止誘導部15bを設けることで、前記隙間の幅が広
くなって、前記係止凸部14を係入させ易くなると共
に、係入操作に伴って係止凸部14は前記係止誘導部1
5bに誘導されて前記隙間に進入することができ、蓋部
材2をフレームFに確実に取り付けることができる。 【0019】(作用効果)上記のごとく、特に受け部材
1を微小幅部1cを介して第1部分1aと第2部分1b
とを一体的に形成することで、充填材5支持具の作製が
容易となり、貫通孔3への取り付け作業が簡略化され
る。しかも、充填材5を確実に受け止めることができる
から密閉度の高い防火貫通孔3を得ることができる。 【0020】〔別実施形態〕 〈1〉 上記実施形態では、全体形状が略真円状の受け
部材1を一体成形しておく例を示したが、図4(イ)に
示すごとく、第1部分1aと第2部分1bとを、夫々、
円の半周分よりもやや長い円弧状に形成しておいてもよ
い。本構成であれば、当該受け部材1を打ち抜き加工し
た後、前記微小幅部1cを中心に第1部分1aと第2部
分1bとを揺動近接させれば、図4(ロ)に示すごと
く、第1部の自由側端部と第2部の自由側端部とが重な
りあって略真円状の受け部材1となる。よって、第1部
分1aと第2部分1bとの隙間がなくなって、充填され
たパテ5aをより確実に保持することができるようにな
る。 【0021】〈2〉 上記実施形態では、貫通孔3とし
て構造体のスラブ10に設けたものを例示したが、当該
構成に限られるものではなく、例えば、壁体・天井・梁
・柱等であってもよい。 【0022】〈3〉 前記各種配管Pは、先の実施例で
説明した空調配管P1に限定されるものではなく、例え
ば、ケーブルや鋼管や樹脂管等であってもよく、それら
を総称して各種配管Pという。 【0023】〈4〉 本発明の充填材5支持具は、上記
実施形態で説明したごとく、貫通孔3の一方側の開口部
3aのみに設置する場合の他に、他方側の開口部3aに
設置したり、両方側の開口部3aに設置することも可能
である。
挿通した各種配管の周囲に充填材を充填して前記貫通孔
を閉塞するために、前記貫通孔の開口部の周囲に係止自
在な係止部材と、前記係止部材に対して前記貫通孔の奥
側に設けられ、且つ、連結部材を用いて前記係止部材に
連結される支持部材と、前記各種配管に外挿させつつ前
記貫通孔の内部に挿入して、前記開口部の側から前記支
持部材に当接させる受け部材とを有する充填材支持具に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の充填材支持具は、図2
(本願発明に係る図)に示すごとく、例えば構造体のス
ラブ10に各種の配管Pを挿通すべく設けた貫通孔3に
各種配管Pである空調配管P1等を挿通させて、貫通孔
3の周壁部と空調配管P1との隙間に充填材5を充填し
て防火貫通部を構成するためのものである。前記充填材
5は、例えば熱膨張性を有するパテ5aで構成してあ
る。当該パテ5aは、火災による熱によって膨張する。
よって、仮に、前記スラブ10で仕切られた上下空間の
一方で火災が発生し、空調配管P1の周囲を被覆してあ
る発泡樹脂製断熱材等が燃焼したり、空調配管P1自身
が収縮した場合でも、前記パテ5aが空調配管P1の周
囲に膨張して隙間が埋めつくされることとなって、火災
が貫通孔3を通して上下空間へ類焼するのを防止できる
のである。このような防火貫通部を構成するためには、
前記充填材5が充填材支持具によって確実に貫通孔3の
内部で支持されることが重要である。 【0003】従来の充填材支持具は、図5に示すごと
く、主に、フレームFと受け部材1と蓋部材2とで構成
してある。前記フレームFは、貫通孔3の開口部3aの
周囲に係止可能な係止部材6と、充填されるパテ5aを
受止めるべく前記係止部材6に対して前記パテ5aの充
填方向奥側Xに設ける支持部材7と、前記係止部材6お
よび前記支持部材7を連結する連結部材8とで構成され
る。前記受け部材1は、前記支持部材7に対して前記開
口部3aの側から当接配置する部材である。前記貫通孔
3に挿通する配管Pの数によっては、前記配管Pの周囲
空間の幅が変動するので、所定の寸法の受け部材1を用
いて前記空間4を閉塞する。これにより、貫通孔3の内
部に充填したパテ5aが充填方向奥側Xに抜け出るのを
防止することができる。前記蓋部材2は、前記開口部3
aをカバーするための部材である。当該蓋部材2によ
り、火災の際に膨張したパテ5aが前記開口部3aの側
に膨出してくのを防止できる。 【0004】従来においては、上記充填材支持具は既設
の空調配管P1等を抱持する状態で固定する必要があっ
たから、前記フレームFを構成する係止部材6や支持部
材7、或いは、受け部材1等は二分割に構成し、それら
二つの部材を例えば「鳩目9a,9a’」を用いて揺動
可能に連結していた。また、場合によっては、二分割の
部材どうしを連結せず、個々に貫通孔3の内部に装着す
るものもあった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の充
填材支持具では、以下のような欠点があった。即ち、前
記フレームFや前記受け部材1を二分割構成とし、鳩目
9a等で連結する必要があったから、夫々の部材を構成
するための部品点数が多くなり、その結果、それらの部
品の作製や保管に手間が掛かるばかりでなく、組み立て
作業が煩雑なものとなっていた。また、二分割の部材を
独立のまま用いる場合には、貫通孔3の内に挿入した夫
々の充填材支持具の姿勢保持が困難となって、充填した
充填材5を適切に受け止めることができないという不都
合が生じていた。特に、前記受け部材1は比較的単純な
形状を呈していることから、上記のごとく作製等に手間
の掛かる構成となるのを解消すべく改善の余地があっ
た。本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消
し、作製・取付け作業が容易で、充填材を確実に受け止
めることができる充填材支持具を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成を、図1から図4に示した例を参考
に説明する。 (構成1)本発明の充填材支持具は、請求項1に記載し
たごとく、受け部材を構成するのに、共に板状部材で形
成した円弧状の第1部分と第2部分とを、それらの一端
部で他部より幅狭の微小幅部を介して一体成形し、か
つ、前記受け部材の全体形状を略環状に形成した点に特
徴を有する。 (作用・効果)本構成のごとく、受け部材を一体的に構
成することで、受け部材の部品点数を減らすことがで
き、従来の受け部材のごとく組立ての必要がなくなっ
て、受け部材の作製の手間が大幅に簡略化される。ま
た、従来の鳩目によって接続されていた受け部材では、
その開脚方向が制限されていたのに対して、本構成の受
け部材では、第1部分と第2部分とを任意の方向に変形
可能であり、しかも、場合によっては切断することも可
能であるから取付けに際しての作業性が極めて向上す
る。 【0007】尚、上記課題を解決するための手段の説明
中、図面を参照し、図面との対照を便利にするために符
号を記すが、当該記入により本発明が添付図面の構成に
限定されるものではない。 【0008】 【発明の実施の形態】(概要)本発明に係る充填材支持
具の実施形態を図1から図3に基づいて説明する。本発
明の接続構造は、上記従来の充填材支持具と同様に、主
に、フレームFと受け部材1と蓋部材2とで構成する。
図1(イ)(ロ)には、当該充填材支持具の分解斜視図
を示し、図2には、当該充填材支持具を貫通孔に取付け
た状態の縦断面図を示す。本発明に係る充填材支持具は
以下のごとく用いる。即ち、各種配管Pのうち例えば空
調配管P1が配設された貫通孔3に、フレームFを取付
け、さらに、受け部材1を貫通孔3の内部に挿入したあ
と、貫通孔3の内部であって配管Pの周囲空間4に充填
材5であるパテ5aを充填し、そして、蓋部材2の内部
にもパテ5aを充填しつつ、当該蓋部材2をフレームF
に取り付けて防火貫通孔を形成する。 【0009】(フレーム)当該フレームFは、 【従来の技術】の欄で述べたごとく、貫通孔3の開口部
3aの周囲に係止可能な係止部材6と、前記係止部材6
に対してパテ5aの充填方向奥側Xに設ける支持部材7
と、前記係止部材6および前記支持部材7を連結する連
結部材8とで構成する。 【0010】前記係止部材6は、例えば共に板金部材で
形成された円弧状をなす二つの分割係止部材6a,6a
で構成してある。これら径方向Yに分割した二つの分割
係止部材6a,6aは、一端部どうしを重ねた状態で鳩
目9aからなるヒンジ部9を介して揺動自在に連結して
ある。また、双方の分割係止部材6aの他端には、双方
の分割係止部材6aが重なった状態で厚み方向に貫通す
る固定用穴6bを各別に設けてあり、双方の分割係止部
材6aを環状姿勢に整えて貫通孔3の開口部3a周囲に
係止させた状態で、前記鳩目9aの穴と固定用穴6bと
に釘やビスを挿通させてスラブ10に固定することがで
きる。 【0011】前記支持部材7は、環状の板金部材によっ
て形成してあり、やはり径方向Yに二分割した分割支持
部材7aで構成してある。これら双方の分割支持部材7
a,7aの寸法は、当該分割支持部材7aどうしを合わ
せて環状にすると、前記配管Pの周囲空間4を閉塞でき
るように設定してある。また、双方の分割支持部材7
a,7aの両端部には図1に示すごとく嵌合部7bを設
けてあり、二つの分割支持部材7a,7aどうしを近接
させると、端部どうしが嵌合して重ね連結される。 【0012】前記連結部材8は、前記貫通孔3において
充填材の充填方向Xに互いに対応する分割係止部材6a
と分割支持部材7aとに亘るように複数設けてある。ま
た、当該連結部材8の両端部を前記分割係止部材6aあ
るいは前記分割支持部材7aに接合するには、例えばス
ポット溶接やカシメ等の接合方法を用いて行う。 【0013】(受け部材)当該受け部材1は、配管Pの
外周部分と前記支持部材7の内周縁との間に隙間が存在
している場合に、前記支持部材7に対して開口部3aの
側から当接させて配置する部材である。当該受け部材1
を取り付けることで前記隙間を閉塞し、貫通孔3の内部
にパテ5aを充填する際にパテ5aが充填方向奥側Xに
抜け出るのを防止することができる。当該受け部材1
は、板状部材を打ち抜くこと等によって形成することが
できる。図1に示したごとく、当該受け部材1は全体と
して略真円状であり、共に円弧状を呈する第1部分1a
と第2部分1bとを微小幅部1cを介して一体成形して
ある。当該受け部材1の外周部には、前記連結部材8に
係合させるための切欠部1dを複数設けてある。 【0014】前記微小幅部1cは、例えば、図3(イ)
(ロ)(ハ)に示すごとく形成することができる。当該
微小幅部1cは、例えば前記受け部材1の径方向Y外方
に偏位させて設ける。受け部材1で配管Pを抱持する際
には、第1部分1aと第2部分1bとを開脚させたり、
或いは、第1部分1aと第2部分1bとを捩じったりす
る必要があるが、その際には、微小幅部1cは塑性変形
を受けることとなる。変形量が大きくなると、微小幅部
1cに疲労亀裂が発生したり、場合によっては切断した
りする場合がある。そこで、本実施形態では微小幅部1
cに与える変形量を最小にすべく、受け部材1の径方向
Y外方に微小幅部1cを設けてある。尚、第1部分1a
と第2部分1bとを一体化させたままでは受け部材1を
貫通孔3に挿入し難い場合等には、積極的に第1部分1
aと第2部分1bとを分離したい状況も生じ得る。この
場合には、第1部分1aと第2部分1bとを強く引っ張
ったり、捩じることで微小幅部1cで容易に切断するこ
とができる。 【0015】以上のごとく受け部材1を構成すること
で、受け部材1の部品点数を減らすことができ、従来の
受け部材1のごとく組立ての必要もなくなるから、受け
部材1の作製の手間が大幅に簡略化される。また、従来
の鳩目9aによって接続されていた受け部材1では、そ
の開脚方向が制限されていたのに対して、本発明の受け
部材1では、第1部分1aと第2部分1bとを任意の方
向に変形可能であり、しかも、場合によっては切断する
ことも可能であるから取付けに際しての作業性も極めて
向上させることができた。さらに、前記受け部材1を貫
通孔3に挿入する際には、第1部分1aと第2部分1b
とが多少広がった状態となるように前記微小幅部1cに
変形を与えておくと、第1部分1aの切欠部1dと第2
部分1bの切欠部1dとが前記連結部材8を押圧し、受
け部材1が前記フレームFに確実に固定されることとな
る。よって、前記貫通孔3が、壁に対して水平方向に設
けてある場合などでも、受け部材1の取付けが確実なも
のとなる。 【0016】(蓋部材)当該蓋部材2は、図1に示すご
とく略半球状に形成してあり、前記フレームFに係合さ
せた状態で、スラブ10と、貫通孔3に挿通させた空調
配管P1の束との隙間を塞ぐことができるよう構成して
ある。また、前記蓋部材2も径方向Yに二分割して形成
してあり、夫々の分割蓋部材2aには、分割蓋部材2a
どうしを合体させた状態で連結固定自在な蓋連結部材J
を設けてある。蓋連結部材Jは、一方の分割蓋部材2a
の裏面から他方の分割蓋部材2aの裏面側に延出する裏
当板部11と、前記裏当板部11に形成した雌ネジ部1
1aと、双方の分割蓋部材2aどうしを合体させた状態
で、前記裏当板部11に重なる他方の分割蓋部材2aの
部分に形成されたネジ穴12とによって構成してあり、
前記ネジ穴12を通して雌ネジ部11aにボルト13を
螺合させることによって、双方の分割蓋部材2aどうし
を連結固定することができる。 【0017】前記蓋部材2の外周縁部には、径方向Yに
沿って内方側に突出する係止凸部14を設けると共に、
前記係止部材6の外周縁部には、蓋部材2を係止自在な
被係止部15を設けてある。この係止凸部14を、前記
フレームFの被係止部15に係止させることによって蓋
部材2をフレームFに取り付けることができる。 【0018】前記フレームFの被係止部15と蓋部材2
の係止凸部14との係止について、さらに詳しく説明す
る。図2に示すごとく、前記被係止部15は、係止部材
6に係る外周縁部の両面のうちスラブ10に向く面に形
成してある。スラブ10の表面と略平行に構成したこの
面を被係止面15aと称する。前記係止部材6は、その
裏面部に接合してある連結部材8の厚さ寸法だけスラブ
10の表面から浮いているので、前記被係止面15aと
スラブ10表面との隙間に前記係止凸部14が径方向Y
に沿って進入することが可能となる。当該隙間に前記係
止凸部14が位置するように双方の分割蓋部材2aを合
体させることにより、貫通孔3の開口部3aに蓋部材2
を固定することができる。また、前記隙間への係止凸部
14の進入を円滑に行えるよう、前記係止部材6の外周
縁部は上側に傾斜させてある。この傾斜部の両面のうち
スラブ10に向く側の面が係止誘導部15bとなる。こ
の係止誘導部15bを設けることで、前記隙間の幅が広
くなって、前記係止凸部14を係入させ易くなると共
に、係入操作に伴って係止凸部14は前記係止誘導部1
5bに誘導されて前記隙間に進入することができ、蓋部
材2をフレームFに確実に取り付けることができる。 【0019】(作用効果)上記のごとく、特に受け部材
1を微小幅部1cを介して第1部分1aと第2部分1b
とを一体的に形成することで、充填材5支持具の作製が
容易となり、貫通孔3への取り付け作業が簡略化され
る。しかも、充填材5を確実に受け止めることができる
から密閉度の高い防火貫通孔3を得ることができる。 【0020】〔別実施形態〕 〈1〉 上記実施形態では、全体形状が略真円状の受け
部材1を一体成形しておく例を示したが、図4(イ)に
示すごとく、第1部分1aと第2部分1bとを、夫々、
円の半周分よりもやや長い円弧状に形成しておいてもよ
い。本構成であれば、当該受け部材1を打ち抜き加工し
た後、前記微小幅部1cを中心に第1部分1aと第2部
分1bとを揺動近接させれば、図4(ロ)に示すごと
く、第1部の自由側端部と第2部の自由側端部とが重な
りあって略真円状の受け部材1となる。よって、第1部
分1aと第2部分1bとの隙間がなくなって、充填され
たパテ5aをより確実に保持することができるようにな
る。 【0021】〈2〉 上記実施形態では、貫通孔3とし
て構造体のスラブ10に設けたものを例示したが、当該
構成に限られるものではなく、例えば、壁体・天井・梁
・柱等であってもよい。 【0022】〈3〉 前記各種配管Pは、先の実施例で
説明した空調配管P1に限定されるものではなく、例え
ば、ケーブルや鋼管や樹脂管等であってもよく、それら
を総称して各種配管Pという。 【0023】〈4〉 本発明の充填材5支持具は、上記
実施形態で説明したごとく、貫通孔3の一方側の開口部
3aのみに設置する場合の他に、他方側の開口部3aに
設置したり、両方側の開口部3aに設置することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充填材支持具を示す分解斜視図
【図2】本発明に係る充填材支持具を取付けた状態を示
す縦断面図 【図3】受け部材の詳細を示す平面図 【図4】別実施形態に係る受け部材を示す平面図 【図5】従来の充填材支持具を示す分解斜視図 【符号の説明】 1 受け部材 1a 第1部分 1b 第2部分 1c 微小幅部 3 貫通孔 3a 貫通孔の開口部 5 充填材 6 係止部材 7 支持部材 8 連結部材 P 配管
す縦断面図 【図3】受け部材の詳細を示す平面図 【図4】別実施形態に係る受け部材を示す平面図 【図5】従来の充填材支持具を示す分解斜視図 【符号の説明】 1 受け部材 1a 第1部分 1b 第2部分 1c 微小幅部 3 貫通孔 3a 貫通孔の開口部 5 充填材 6 係止部材 7 支持部材 8 連結部材 P 配管
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 構造体の貫通孔に挿通した各種配管の周
囲に充填材を充填して前記貫通孔を閉塞するために、 前記貫通孔の開口部の周囲に係止自在な係止部材と、 前記係止部材に対して前記貫通孔の奥側に設けられ、且
つ、連結部材を用いて前記係止部材に連結される支持部
材と、 前記各種配管に外挿させつつ前記貫通孔の内部に挿入し
て、前記開口部の側から前記支持部材に当接させる受け
部材とを有する充填材支持具であって、 前記受け部材が、共に円弧状の板状部材である第1部分
と第2部分とを有しており、前記第1部分と前記第2部
分とを任意の方向に変形可能に構成するために、それら
の一端部で他部より幅狭の微小幅部を介して一体成形し
たものであり、前記微小幅部以外では、前記第1部分と
前記第2部分との間に隙間を有した状態で前記受け部材
の全体形状を略環状に形成してある充填材支持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02454598A JP3455668B2 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 充填材支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02454598A JP3455668B2 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 充填材支持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11223014A JPH11223014A (ja) | 1999-08-17 |
| JP3455668B2 true JP3455668B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=12141133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02454598A Expired - Lifetime JP3455668B2 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 充填材支持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3455668B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6581760B2 (ja) * | 2014-07-17 | 2019-09-25 | 因幡電機産業株式会社 | 防火措置構造及びアダプタ部材 |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP02454598A patent/JP3455668B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11223014A (ja) | 1999-08-17 |
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