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JP3457625B2 - 皮剥機 - Google Patents
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JP3457625B2 - 皮剥機 - Google Patents

皮剥機

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JP3457625B2 JP2000114293A JP2000114293A JP3457625B2 JP 3457625 B2 JP3457625 B2 JP 3457625B2 JP 2000114293 A JP2000114293 A JP 2000114293A JP 2000114293 A JP2000114293 A JP 2000114293A JP 3457625 B2 JP3457625 B2 JP 3457625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚の皮や動物の内臓
等の表面の皮膜を剥離する皮剥機の改良に関し、特に魚
のフィレに含まれる血合いと称される脂肪部分等の不要
部分を皮剥ぎを行う際に一括して除去することができる
皮剥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から魚のフィレから皮膜を自動的に
除去する皮剥機が種々提案されている。例えば、本出願
人の出願に係る特開平11−169066号公報等に
は、回転する歯付きローラと、歯付きローラの周面に近
接配置した剥離刃との組み合わせによって、歯付きロー
ラ上を通過するフィレの皮膜を剥離分離する構成が開示
されている。この種の皮剥機は、歯付きローラの周面と
剥離刃との間の間隔を微調整することにより、剥離刃が
切除する皮膜側の肉厚を調整できるが、いずれにしても
均一の肉厚でしか剥離することができない。従って、例
えば魚体を三枚におろすことにより得られるフィレの皮
膜の内側にある血合いと称される脂肪部分については、
従来の皮剥機によっては除去することができず、皮を剥
いだ後で包丁等を用いた手作業で切除するしか方法がな
く、作業性を低下させる大きな原因となっている。即
ち、血合いは、例えば鮭、鱒等の脂肪の多い魚に多く、
腐り易いのでフィレから除去する必要がある。図9(a)
(b)に示すように血合い101は、皮膜102をむいた
後のフィレ100の剥離面ほぼ全体に位置するが、幅方
向中央部に略三角形状の厚肉血合い101aがあり、こ
の厚肉血合い101aはフィレの長手方向ほぼ全長に延
びる。つまり、血合い101の深さは一定ではなく、幅
方向中央部の深さが最も深く幅方向両外側へ向かうほど
次第に浅くなる。従って、一定の肉厚でしか皮膜側の肉
を除去できない従来の皮剥機により、幅方向中央部の厚
肉の血合いを除去しようとすると、血合い以外の有用な
肉部分をも同時に切除せざるを得ないこととなり、無駄
が多くなる。即ち図9(c)に示すようにフィレ100を
上下から加圧してフラットにしてから切断線L1にて切
断すると、有用な肉103まで切除される。
【0003】これに対して、特表平10−512441
号公報には、周面にフィレの皮膜側を吸着させて回転す
る回転冷凍ドラムと、回転冷凍ドラムの周面に刃先を近
接させたナイフと、から成る皮剥機において、回転冷凍
ドラムの周面に周方向へ延びる円周状溝を設け、この円
周状溝にフィレの血合いに相当する皮膜部分を当接させ
るとともに押圧ローラによって血合いが大量に含まれる
局部を溝内に押し込むことにより、ナイフによる切断時
に血合いの大半を除去するようにした技術が開示されて
いる。しかし、この回転冷凍ドラムを用いた皮剥機は、
冷凍ドラムを凍結させるための冷却装置が必要となる
為、装置が大型化、高重量化(1トン)し、コストも大
幅に高くなる。従って、規模の小さい加工工場等にとっ
ては設置スペース、取扱性の点で問題であるばかりでな
く、コスト的にも購入が難しい(国内販売価格:一台に
つき約800万円の高値)。また、冷却装置のメンテナ
ンスが難しく、一旦冷却装置に故障が発生した場合の修
復が容易ではない。更に、装置の稼働中は常時冷凍ドラ
ムの表面を凍結させた状態とする必要がある為、電気代
が膨大になる(9kw/h)。また、稼働開始に際し
て、冷凍ドラムが十分に冷却するまでにかなりの長時間
(2〜3時間)を要する一方で、稼働停止後に洗浄を開
始する際には冷凍ドラムの温度が十分に低下するまで約
1〜2時間待機する必要がある為、全体としての稼働
率、作業効率が低下するという不具合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、魚の皮や動物の内臓等の表面の皮膜を剥離
する際に、魚のフィレや動物の内臓に含まれる脂肪部分
等の不要部分を同時に一括して除去することができる皮
剥機を提供することにある。即ち、本発明の皮剥機によ
れば、冷却装置等の大型化、高コスト化を招く設備を一
切必要としないために、小型化、軽量化(150k
g),低価格化(販売価格:300万円)を実現でき、
更に、稼働時の立ち上げに要する待機時間を皆無とする
ことができ、稼働停止後の洗浄作業等においても待機時
間が不要であり、しかも皮膜除去時に血合いを確実に除
去することができる。また、電気代はモータ駆動に費や
すのみで低ランニングコスト(0.75kw/h)であ
り、故障しにくく、メンテナンスも容易である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、回転駆動される歯付きローラ
と、該歯付きローラの周面に軸方向へ延びる刃先を近接
配置させた皮剥ブレードと、歯付きローラ周面に片面に
皮膜を有した原料を押圧する原料押え部と、を備え、回
転する歯付きローラの周面により原料の皮膜側面を保持
した状態で該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させ
て原料から皮膜を剥離する皮剥機において、前記歯付き
ローラは、その周面適所に周方向へ延びる嵌合溝を有す
ることを特徴とする。請求項2の発明は、前記嵌合溝内
に原料の皮膜側面の不要部分が埋設された状態で、前記
皮剥ブレードの刃先を皮膜側面に当接させて、該不要部
分を含む皮膜を原料から剥離することを特徴とする。請
求項3の発明は、前記皮剥ブレードは、エンドレスに張
設されて回転駆動するバンド刃であることを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1は本発明に係る皮剥
機の一実施形態を示す略図、図2(a)はその要部平面
図、(b)は正面概略構成図であり、この皮剥機1は、支
持台10と、支持台10の上面から外周面の一部を露出
させた状態で回転自在に支持された歯付きローラ20
と、歯付きローラ20の周面に刃先を近接配置させた皮
剥ブレード30と、歯付きローラ20の周面に片面に皮
膜を有した原料を押圧する原料押えコンベア(原料押え
部)40と、歯付きローラ20と原料押え部40との間
に矢印A方向から魚のフィレ等の原料Fを送り込む為の
ガイドとなる原料供給シュート50と、皮膜を剥離した
後のフィレを排出する製品排出シュート60と、剥離後
の皮膜を落下させる皮落下シュート70等を有する。こ
の皮剥機1は、回転する歯付きローラ20の周面に突設
された多数の尖った皮剥歯の歯先により原料Fの皮膜側
面F1を吸着保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレード
30の刃先を当接させて原料Fから皮膜を剥離する。次
に、図1、図2に示した構成を更に詳細に説明する。原
料押えコンベア40と、皮剥ブレード30は、支持台1
0に対して着脱可能に構成し、隅々までの洗浄を可能と
する。また、歯付きローラ20は、歯付きローラ支持固
定手段21によりその回転軸を回転自在に支持されると
共に、歯付きローラ支持固定手段21は、支持台10に
固定されたローラ支持棒22によって下部を固定的に支
持されている。歯付きローラ20の外周面の適所、例え
ば皮剥ブレード30と反対側の周面には、皮払落ローラ
23が配置され、剥離後の皮膜を歯付きローラ20の周
面から確実に剥離させるようにしている。なお、皮払落
ローラ23の代わりに単なるブレードの刃先を歯付きロ
ーラ20の周面に摺接させておいても同様に皮膜を払落
とす機能を発揮させることができる。図2(a)に示すよ
うに歯付きローラ20は、その軸端部のギヤ24aを図
示しない駆動源の駆動ギヤ等に噛合させることにより回
転駆動力の伝達を受ける。また、皮払落ローラ23はギ
ヤ24bと噛合するギヤ25aを介して駆動される。
【0007】図3に示した歯付きローラ20は、円筒状
の基体の外周面に周方向全長に延びる皮剥歯群26と溝
27を交互に配置した構成を有しており、例えば図4に
示すように個々の皮剥歯26aは深さ4mmで、角度
7.5°のピッチでローラ基体の周面に48筋設けられ
る。皮剥歯26aの開角度は61°に設定されている。
この例は、例えばタイ、コイ等のウロコの大きな魚種
や、サケ等の皮の厚みの厚い原料の皮剥に使用される。
なお、図4に示した皮剥歯の構成例は一例に過ぎない。
皮払落ローラ23の周面には歯付きローラ20の溝27
内に嵌合する皮払落歯23aが突設されている。この皮
払落歯23aは、歯付きローラ20の周面に吸着して離
れにくくなった皮膜を歯付きローラ20から脱落させる
機能を果たす。本発明の特徴的な構成は、図5(a)の歯
付きローラの構成図に示すように、歯付きローラ20の
周面適所、例えば軸方向中央部に嵌合溝28を周方向全
長に亙って形成することにより、原料の皮膜側面の一部
がこの嵌合溝28内に嵌合するように構成した点にあ
る。嵌合溝28は、1筋、或は隣接し合う複数筋の皮剥
歯群26の刃先を所定深さ短くすることにより形成さ
れ、この嵌合溝28内に原料Fの皮膜側面の血合い10
1の中心部(厚肉部)101aに相当する部分が対応す
るように位置合わせしつつ原料供給シュート50により
原料Fを供給し、原料押えコンベア40によって加圧す
ることにより、肉厚が最大の血合い部分101aを嵌合
溝28内に押し込む(図5(b))。この状態で、切断線
L2にに沿って皮剥ブレード30によって切断すること
により、有用な肉の部分(身)103から血合い101
と共に皮膜102が剥離される。皮剥ブレード30は、
ブレードキャリア31により支持され、その刃先30a
が所定の角度にて歯付きローラ20の外周面の上側適所
に近接するように、支持アーム32によって支持され
る。即ち、図2(b)に示すようにブレードキャリア31
を支持アーム32によって支持する一方で、支持アーム
32の一端を支持台10に設けた軸33によって上下方
向へ回動自在に支持することにより、皮剥ブレード30
が所定の角度にて歯付きローラ20の周面に当接するよ
うに構成する。なお、皮剥ブレードの構成として図示説
明したのは一例に過ぎず、これに限定する趣旨ではな
い。
【0008】原料押えコンベア40は、エンドレスな構
成を備えたコンベアベルト41と、中空ローラ42と、
ブラケット43と、ベルト駆動ローラ44と、ベルト張
力調整ローラ45と、ベルト案内ローラ46と、図示し
ないベルト張力調整ネジと、を有する。この原料押えコ
ンベア40は、中空ローラ42が歯付きローラ20の上
面に圧接するように配置されている。ベルト駆動ローラ
44は、駆動力伝達スプロケット47を介して図示しな
い駆動源(モータ)からの駆動力を受けてコンベアベル
ト41を回転駆動させる。コンベアベルト41は、例え
ば弾性材料から成る複数の細幅ベルトを多数幅方向に配
置した構成を備え、弾性変形が容易な中空ローラ42の
周面に巻き付いた状態で原料供給シュート50上の原料
Fに圧接したときに、原料の大きさ、形状に応じて個々
の細幅ベルトが個別且つ容易に変形して原料の皮膜を皮
剥ブレード30の刃先30aと歯付きローラ20の外周
面に均一に加圧するように機能する。原料供給シュート
50は、皮膜側面F1を下向きにしてセットした状態で
矢印A方向へガイドするためのガイド面50a(例え
ば、コンベアベルト)を有し、ガイド面50aの終端部
よりも下流側では、歯付きローラ20の外周面の一部
(上部)が露出している。また、歯付きローラ20の露
出した外周面には皮剥ブレード30の刃先30aが接し
ており、この刃先30aと歯付きローラ20の周面との
間に原料Fが進入する際に原料に対して十分な荷重を加
える為に、上記原料押えコンベア40の中空ローラ42
部分が圧接する。皮膜を剥離した後のフィレを排出する
製品排出シュート60は、原料供給シュート50の終端
部を斜め下向きに延長した板部材61を有し、皮剥ブレ
ード30によって剥離された皮膜が皮剥ブレード30の
下側へ移動してゆくのに対して、有用な肉は皮剥ブレー
ド30の上面に沿って前進して板部材61上を下流側へ
更に移動して行く。剥離後の皮膜を落下させる皮落下シ
ュート70は、歯付きローラ20の直下位置に配置さ
れ、皮剥ブレード30の刃先から下方へ向けて落下して
くる皮膜を受け取る。剥離ブレード30によって剥離さ
れた後で歯付きローラ20の周面に吸着したまま移動す
る皮膜については皮払落ローラ23に達した時点で歯付
きローラ20から脱落する。
【0009】次に、歯付きローラ20と、皮剥ブレード
30と、皮払落ローラ23との位置関係と、動作を図2
(b)に基づいて説明すると、皮剥ブレード30の刃先が
原料の皮膜102と身103との間に切り込み、インコ
ンベアベルト又はインシュート50aの移動と歯付きロ
ーラ20の回転によって、原料Fが移動して皮膜と身が
切り離され、皮膜は歯付きローラ20によって皮剥ブレ
ード30の下方に運ばれ、自重によって皮落下シュート
70に落下する。自重によって落下せずに歯付きローラ
20に付着したままの皮膜は皮払落ローラ23の皮払落
歯23aによって払い落とされる。歯付きローラ20
は、歯付きローラ支持固定手段21に対して着脱自在に
構成されている為、皮剥作業を行う魚種の変更時に、魚
種に適した形状、ピッチの皮剥歯26aを有した歯付き
ローラと交換する。次に、図6は溝のない形状を有する
溝なし歯付きローラ80と、溝のない形状を有する溝な
し皮払落ローラ90を組み合わせた例を示している。溝
なし歯付きローラ80の表面には、軸方向全長に亙って
延在する複数の溝(突条)81が所定の周方向ピッチで
に連続して形成される。また、溝なし皮払落ローラ90
の表面にはスパイラル溝(スパイラル突状)91が複数
本設けられている。また、溝なし歯付きローラ80の軸
方向適所、例えば軸方向中央部には血合いを除去する為
の嵌合溝82が周方向全体に亙って形成されている。こ
のような歯付きローラを用いた場合にも、上記実施形態
にて示した原料押えコンベア40を用いて歯付きローラ
80上を通過する原料を押えて血合いの厚肉部分を嵌合
溝82内に押し込んだ上で、皮剥ブレードによって皮膜
とともに血合い全体を除去する工程が実施される。
【0010】次に、図7(a)及び(b)は本発明の他の実施
形態に係る皮剥機の要部正面図、及び左側面図であり、
この皮剥機1は、図1に示した支持台10と、支持台1
0の上面から外周面の一部を露出させた状態で回転自在
に支持された歯付きローラ20と、歯付きローラ20の
周面に刃先を近接配置させた皮剥ブレード30(図1等
に図示)と、歯付きローラ20の周面に片面に皮膜を有
した原料を押圧する原料押えローラ(原料押え部)48
と、歯付きローラ20と原料押え部40との間に矢印A
方向から魚のフィレ等の原料Fを送り込む為のガイドと
なる原料供給シュート50(図1等に図示)と、皮膜を
剥離した後のフィレを排出する製品排出シュート60
(図1等に図示)と、剥離後の皮膜を落下させる皮落下
シュート70等(図1等に図示)を有する。この皮剥機
1は、回転する歯付きローラ20の周面に突設された多
数の尖った皮剥歯の歯先により原料Fの皮膜側面F1を
吸着保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレード35の刃
先を当接させて原料Fから皮膜を剥離する。この実施形
態に用いる皮剥ブレード35は前記実施形態の如き固定
したブレードではなく、エンドレスに構成されてプーリ
36により回転駆動されるバンド刃35aである。この
バンド刃は一方の端縁を鋭角な刃とした帯状の金属板を
環状に構成したものであり、前記支持台10に固定した
枠体37により回転自在に支持された1対のプーリ36
を図示しないモータにより回転駆動することによりバン
ド刃35aを回転駆動する。バンド刃35aの刃先は、
図1等に示した固定式の皮剥ブレード30と同様の位置
にあるが、装置の稼働中はプーリ36の回転によって刃
先が常に移動しているので、原料Fから皮膜を剥離する
際の効率が高まり、また常に異なった刃先にて切断を行
うので刃先の鈍化を遅延させることができる。歯付きロ
ーラ20の構成は、前記実施形態の歯付きローラ20と
同様であり、外周面に設けた嵌合溝28を有することに
より、原料Fが有する血合い等の不要部分の厚肉部を皮
膜と共に確実かつ一挙に除去することが可能となる。
【0011】なお、図8は原料押えローラ(原料押え
部)48により原料Fを押えた状態を示しており、複数
のゴム輪48aを軟質のローラ周面に巻付けることによ
り構成したこの原料押えローラ48は図示のように原料
Fの形状の違いに応じて変形しつつ均一圧にて原料を押
えることができる。また、嵌合溝28内には血合い10
1の厚肉部101aが入り込むので、切断線L2に沿っ
た位置にバンド刃35aの刃先を配置することにより、
血合いの厚肉部を含んだ皮膜の確実な切断が可能とな
る。なお、本発明の皮剥装置は、魚類の皮膜に限らず、
動物の内臓等の軟質の原料表面の皮膜を剥離するのにも
適している。また、血合いに限らず、魚のフィレや動物
の内臓に含まれる脂肪部分等の不要部分を一括して除去
するのに適している。また、本発明の皮剥機によれば、
冷却装置等の大型化、高コスト化を招く設備を一切必要
としないために、高さ方向寸法及び平面積の小型化、軽
量化(150kg),低価格化(販売価格:300万
円)を実現できる。更に、冷凍ドラムを使用しないの
で、稼働時の立ち上げに要する待機時間を皆無とするこ
とができ、稼働停止後の洗浄作業等においても待機時間
が不要である。また、電気代はモータ駆動に費やすのみ
で低ランニングコスト(0.75kw/h)であり、故
障しにくく、メンテナンスも容易である。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、魚の皮や
動物の内臓等の表面の皮膜を剥離する際に、魚のフィレ
や動物の内臓に含まれる脂肪部分等の不要部分を同時に
一括して除去することができる皮剥機を提供することが
できる。特に、不要部分の分布が均一ではなく、皮膜の
内側に厚肉の不要部分がある場合には、従来の皮剥装置
によっては無駄のない不要部分除去を行うことができな
かったが、本発明では、歯付きローラに嵌合溝を設け、
この溝内に厚肉の不要部分を押し込んだ状態で薄肉の不
要部分と皮膜をも一挙に切除するので、経済的で歩留の
よい剥離作業を効率よく行うことができる。また、本発
明の皮剥機によれば、回転冷却ドラムを用いずに、最も
シンプルな構成でありながら皮剥時の原料吸着効果が高
い歯付きローラを用いて剥離を行うので、冷却装置等の
大型化、高コスト化を招く設備が一切不要となり、小型
化、軽量化(150kg),低価格化(販売価格:30
0万円)を実現できる。更に、稼働時の立ち上げに要す
る待機時間を皆無とすることができ、稼働停止後の洗浄
作業等においても待機時間が不要であり、しかも皮膜除
去時に血合いを確実に除去することができる。また、電
気代はモータ駆動に費やすのみで低ランニングコスト
(0.75kw/h)であり、故障しにくく、メンテナ
ンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る皮剥機の全体略図。
【図2】(a)は図1の皮剥機の要部平面図、(b)は該皮剥
機構の要部の正面略図。
【図3】歯付ローラの一例の斜視図。
【図4】歯付きローラの一例の構成図。
【図5】(a)及び(b)は嵌合溝を備えた歯付きローラの構
成図。
【図6】他の実施形態に係る歯付きローラの構成図。
【図7】(a)及び(b)は他の実施形態に係る皮剥機の正面
図及び側面図。
【図8】原料を押えた状態を示す要部拡大図。
【図9】(a)(b)及び(c)は従来例の説明図。
【符号の説明】
1 皮剥機、10 支持台、20 歯付きローラ、21
歯付きローラ支持固定手段、22 ローラ支持棒、2
3 皮払落ローラ、23a 皮払落歯,26 皮剥歯
群、26a 皮剥歯,27 溝、28 嵌合溝,F 原
料、F1 皮膜、30 皮剥ブレード、30a 刃先,
31 ブレードキャリア,32 支持アーム,33
軸,35 皮剥ブレード、35a バンド刃、40 原
料押えコンベア,41 コンベアベルト,42 中空ロ
ーラ,43 ブラケット,44 ベルト駆動ローラ,4
5 ベルト張力調整ローラ,46 ベルト案内ローラ,
48原料押えローラ(原料押え部)、50 原料供給シ
ュート,50a ガイド面(コンベアベルト),60
製品排出シュート,70 皮落下シュート、80 溝な
し歯付きローラ、81 溝、82 嵌合溝、90 皮払
落ローラ、91 スパイラル溝(スパイラル突状)、1
01 血合い、101a 中心部(厚肉部),102
皮膜、103 有用な肉の部分(身)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される歯付きローラと、該歯付
    きローラの周面に軸方向へ延びる刃先を近接配置させた
    皮剥ブレードと、歯付きローラ周面に片面に皮膜を有し
    た原料を押圧する原料押え部と、を備え、回転する歯付
    きローラの周面により原料の皮膜側面を保持した状態で
    該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させて原料から
    皮膜を剥離する皮剥機において、 前記歯付きローラは、その周面適所に周方向へ延びる嵌
    合溝を有することを特徴とする皮剥機。
  2. 【請求項2】 前記嵌合溝内に原料の皮膜側面の不要部
    分が埋設された状態で、前記皮剥ブレードの刃先を皮膜
    側面に当接させて、該不要部分を含む皮膜を原料から剥
    離することを特徴とする請求項1記載の皮剥機。
  3. 【請求項3】 前記皮剥ブレードは、エンドレスに張設
    されて回転駆動するバンド刃であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の皮剥機。
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CN104430794A (zh) * 2014-12-25 2015-03-25 广东雨嘉水产食品有限公司 一种鱼肉去皮机的去皮装置

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