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JP3469862B2 - 散布装置 - Google Patents
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JP3469862B2 - 散布装置 - Google Patents

散布装置

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JP3469862B2
JP3469862B2 JP2000280061A JP2000280061A JP3469862B2 JP 3469862 B2 JP3469862 B2 JP 3469862B2 JP 2000280061 A JP2000280061 A JP 2000280061A JP 2000280061 A JP2000280061 A JP 2000280061A JP 3469862 B2 JP3469862 B2 JP 3469862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、散布作業を適切に
行うことができる散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の散布装置は、例えば、粉状或いは
粒状の肥料、薬剤等の被散布物を貯留するホッパー等の
貯留箱体を備え、この貯留箱体の下部内には、複数の繰
出し羽根部を有する繰出しロール等の繰出し回転体が、
回転可能に配設されている。
【0003】そして、繰出し回転体が、駆動モータから
駆動力を受けて回転すると、繰出し羽根部にて所定量の
被散布物が繰り出されて落下口から落下し、例えば圃場
面に散布される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の散布装置では、例えば、固まり易い性質の被散布物
が繰出し回転体の隣合う繰出し羽根部間に詰まった場合
に、所定量の被散布物が繰り出されず、適切な散布作業
が困難となるおそれがある問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、散布作業を適切に行うことができる散布装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の散布装置
は、被散布物を貯留する貯留箱体と、この貯留箱体内で
回転する回転軸部およびこの回転軸部の外周面に周方向
に間隔をおいて突出形成された複数の繰出し羽根部を有
する繰出し回転体と、この繰出し回転体の繰出し羽根部
を変形させることにより、隣合う繰出し羽根部間に詰ま
った被散布物を崩す詰まり防止手段とを備えているもの
である。
【0007】そして、この構成では、詰まり防止手段に
て隣合う繰出し羽根部間に詰まった被散布物を崩すこと
ができるので、均一な散布量が確保され、散布作業が適
切に行われる。
【0008】請求項2記載の散布装置は、請求項1記載
の散布装置において、貯留箱体は、下方に向って開口し
た落下口が形成され、繰出し回転体の繰出し羽根部の先
端移動軌跡に対応した形状をなす底板部を有し、詰まり
防止手段は、前記貯留箱体の底板部に突設され、前記繰
出し回転体の繰出し羽根部に接触してこの繰出し羽根部
を変形させることにより、隣合う繰出し羽根部間に詰ま
った被散布物を崩す作用突部であるものである。
【0009】そして、この構成では、作用突部にて隣合
う繰出し羽根部間に詰まった被散布物を崩すことができ
るので、簡単な構成であるにも拘わらず、均一な散布量
が確実に確保され、散布作業が適切に行われる。
【0010】請求項3記載の散布装置は、請求項2記載
の散布装置において、貯留箱体の底板部は、高さ位置調
節可能とされているものである。
【0011】そして、この構成では、貯留箱体の底板部
の高さ位置を調節することにより、底板部と繰出し羽根
部との位置関係を適切な状態に容易に設定可能である。
【0012】請求項4記載の散布装置は、請求項1ない
し3のいずれかに記載の散布装置において、繰出し回転
体の繰出し羽根部は、弾性材にて形成されているもので
ある。
【0013】そして、この構成では、繰出し回転体の繰
出し羽根部が弾性に基づいて揺れるため、隣合う繰出し
羽根部間に詰まった被散布物が確実に崩される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の構
成を図面を参照して説明する。
【0015】図1において、1は農作業機で、この農作
業機1は、図示しないトラクタにて牽引されて耕耘作業
を行うロータリー部2を前部に有する耕耘装置3を備
え、この耕耘装置3の上部には、ロータリー部2の前方
に被散布物Aを散布する左右一対の散布装置5,5が装
着されている。なお、被散布物Aは、例えば粉状或いは
粒状の肥料、薬剤等である。
【0016】そして、左右一対の散布装置5,5は、そ
れぞれ同じ構造のもので、図1および図2に示すよう
に、被散布物Aを貯留する貯留箱体としてのホッパー11
と、このホッパー11内で回転する水平状の回転軸部12お
よびこの回転軸部12の外周面に周方向に間隔をおいて突
出形成された複数の繰出し羽根部13を有する繰出し回転
体としての繰出しロール14と、この繰出しロール14にて
繰り出される被散布物Aをロータリー部2の前方位置ま
で案内する複数の案内体としてのホース16と、これらホ
ース16から供給される被散布物Aをロータリー部2の前
方に向けて拡散する拡散体17等にて構成されている。
【0017】ホッパー11は、図1、図2または図3に示
すように、前後の支持フレーム21,22にて水平状に支持
された状態で耕耘装置3の上部に配置され、前後板部2
3,24、左右板部25,26および底板部27を有して上方に
向って開口した細長箱形状に形成されており、上面開口
部は開閉蓋28にて開閉可能となっている。なお、前板部
23には、ホッパー11内の被散布物Aの残量確認用の窓部
29が形成されている。
【0018】このホッパー11の底板部27は、図3に示さ
れるように、例えばステンレス板等を用いて曲げ加工に
て一体に成形したもので、繰出しロール14の繰出し羽根
部13の先端移動軌跡に対応した形状、すなわち細長湾曲
板形状でかつ側面視断面略U字形状に形成されている。
そして、下方を向いた繰出し羽根部13の先端部は、底板
部27の円弧状上面に接触しながらこの底板部27の上面に
沿って移動する。
【0019】また、この底板部27は、例えば対をなすね
じ方式の高さ位置調節手段31を介して離間対向した側板
部である前後板部23,24の下端部に吊下げ状態に連結さ
れており、高さ位置調節可能となっている。
【0020】この高さ位置調節手段31は、調節ナット3
2,32、ボルト33、タンブラ34、側板側連結部材35、底
板側連結部材36等にて構成され、調節ナット32を操作し
てボルト33を底板側連結部材36とともに図示イ方向に移
動させることにより底板部27を前後板部23,24に対して
上下動でき、底板部27の高さ位置を適宜に調節できる。
【0021】さらに、ホッパー11の底板部27の幅方向で
ある前後方向の中央位置には、図3および図4に示され
るように、上下面に貫通した複数の落下口38が開口形成
され、これら複数の落下口38は互いに間隔を介して底板
部27の長手方向に並んで配置されている。なお、落下口
38の開口量は、開閉板であるシャッタ板39の移動にて無
段階に調節可能となっている。このシャッタ板39は、図
1および図2に示す散布量調節用の操作レバー40の回動
操作によって、ホッパー11の底板部27下面に沿って長手
方向に摺動移動させることができる。
【0022】また、ホッパー11の底板部27の前後方向の
中央位置には、落下口38の両側に近接して位置するよう
に、上方に向って略円弧状或いは略山形状に突出した複
数の詰まり防止手段としての作用突部41が、絞り加工に
より一体に突出形成されている。これら複数の作用突部
41は、例えば互いに間隔を介して底板部27の長手方向に
並んで配置、すなわち、底板部27の上面上に上方に向っ
て断続的に突設されている。
【0023】そして、ホッパー11の底板部27に突設した
作用突部41は、繰出しロール14の回転時において、この
繰出しロール14の繰出し羽根部13が作用突部41との対向
位置(作用突部41の上方位置)を通過する際に、この繰
出し羽根部13の下端部である先端部に接触する。
【0024】この作用突部41が繰出し羽根部13の先端部
に接触すると、この繰出し羽根部13の先端側が作用突部
41にて押圧されてやや曲げ弾性変形するため、隣合う繰
出し羽根部13,13間に被散布物Aが嵌入して詰まってい
たとしても、この被散布物Aは、繰出し羽根部13の弾性
に基づく揺れによって粉状或いは粒状に崩され、底板部
27の開口した落下口38から落下する。
【0025】一方、繰出しロール14は、図3に示すよう
に、側面視断面略正方形状の軸部材45の外周面にゴム等
の弾性材からなる細長筒状部材46が嵌着されることによ
って構成されている。そして、この繰出しロール14は、
ホッパー11の内部の下部位置でこのホッパー11の底板部
27の長手方向に沿った左右水平方向の回転中心軸線Xを
中心として回転する側面視断面略円形状の回転軸部12が
設けられている。この回転軸部12の外周面には、回転軸
部12の軸方向に長手方向を有する細長板状の弾性変形可
能な複数、例えば8つの繰出し羽根部13が、周方向に等
間隔をおいて放射状に一体的に突出形成されている。な
お、回転軸部12は、図示しない軸受け部材を介してホッ
パー11の側板部である左右板部25,26に回転可能に支持
されている。
【0026】そして、散布作業時には、隣合う繰出し羽
根部13,13間の溝凹部13a内に、所定量の被散布物Aが
収容位置され、この所定量の被散布物Aが回転軸部12の
回転に基づく繰出し羽根部13の回転に応じて底板部27の
内面に沿って移動し、落下口38の位置に達するとホース
16内に向って落下する。こうして、1本の回転体である
繰出しロール14にて所定量の被散布物Aが繰り出され
る。
【0027】なお、図2において、51は駆動源としての
駆動モータで、この駆動モータ51の出力軸部52に同軸状
に固着された一の回転体であるスプロケット53および繰
出しロール14の回転軸部12に同軸状に固着された他の回
転体であるスプロケット54間には、図1に示すように、
無端体である伝動用のチェーン55が巻き掛けられてい
る。そして、駆動モータ51の駆動でチェーン55が走行す
ることにより、繰出しロール14の回転軸部12が駆動回転
し、この回転軸部12と一体となって各繰出し羽根13が駆
動回転するようになっている。
【0028】次に、上記一実施の形態の動作を説明す
る。
【0029】図示しないトラクタによる牽引により農作
業機1の移動時に、図示しないスイッチを操作すること
により駆動モータ51を駆動させると、伝動用のチェーン
55が走行し、繰出しロール14が回転中心軸線Xを中心と
して図示ロ方向(図3上、反時計回り)に駆動回転す
る。
【0030】繰出しロール14が回転すると、この繰出し
ロール14の繰出し羽根部13によって所定量の被散布物A
が繰り出され、この所定量の被散布物Aは、落下口38を
介してホース16内を通って拡散体17内に供給され、この
拡散体17の散布口17aからロータリー部2の前方に向け
て拡散される。耕耘装置3のロータリー部2は、トラク
タからの駆動力を受けて回転することにより、被散布物
Aが散布された土を耕耘する。
【0031】ここで、例えば、図3に示すように、固ま
り易い性質の被散布物Aが隣合う繰出し羽根部13,13間
の溝凹部13a内に嵌入して詰まったとする。この場合、
繰出しロール14の繰出し羽根部13が、作用突部41の上方
位置を通過する際に、作用突部41と接触すると、繰出し
羽根部13の先端側がその被散布物A側にはじかれてやや
揺動し、その結果、一つの塊となって固まっていた被散
布物Aは、もとの粉状或いは粒状に崩され、底板部27の
開口した落下口38から落下し、その後、ホース16内を通
って拡散体17内に供給され、この拡散体17の散布口17a
からロータリー部2の前方に向けて拡散される。
【0032】このようにして、上記一実施の形態の散布
装置5によれば、ホッパー11の底板部27に突設した作用
突部41にて隣合う繰出し羽根部13,13間の溝凹部13a内
に詰まった被散布物Aを崩して落下口38に落下させるこ
とができるので、簡単な構成であるにも拘わらず、均一
な散布量を確実に確保でき、散布作業を適切に行うこと
ができる。
【0033】また、高さ位置調節手段31を設けることに
より、ホッパー11の底板部27を高さ位置調節可能な構成
としたので、高さ位置調節手段31の調節ナット32を操作
することでホッパー11の底板部27の高さ位置を調節で
き、よって、この底板部27と繰出し羽根部13との位置関
係を適切な状態に容易に設定できる。
【0034】すなわち、例えば、ホッパー11の底板部27
をホッパー11の前後板部23,24に固着した構成(図示せ
ず)では、製造上の寸法誤差等によって、底板部27の円
弧状上面と繰出し羽根部13との間に不要な間隙ができた
り、或いは、底板部27の円弧状上面と繰出し羽根部13と
の接触力が増大して駆動モータ51に余分な負荷がかかっ
たりする等の問題がある。これに対し、ホッパー11の底
板部27を高さ位置調節可能とした構成では、寸法誤差等
に応じてホッパー11の底板部27の高さ位置を調節するこ
とにより、このような問題を解消できる。
【0035】また、例えば、被散布物Aの種類に応じて
作用突部41を利用する必要がない場合に、繰出し羽根部
13の先端が作用突部41と接触しないようにホッパー11の
底板部27の高さ位置を低く設定することで、駆動モータ
51への無駄な負荷を防止できる。
【0036】なお、上記実施の形態においては、散布装
置5は、耕耘装置3の上部に装着した構成として説明し
たが、耕耘装置3以外の他の装置と組み合わせてもよ
く、或いは、単独の装置としても用いることができる。
【0037】また、上記いずれの実施の形態において
も、詰まり防止手段の作用突部41は、ホッパー11の底板
部27の幅方向中央位置に突設した構成について説明した
が、例えば、図示しないが、ホッパー11の側面部23,2
4,25,26に突設してもよい。また、作用突部41は、底
板部27の幅方向中央位置には限定されず、底板部27の任
意の位置に設けてもよい。
【0038】さらに、上記いずれの実施の形態において
も、詰まり防止手段の作用突部41は、ホッパー11の底板
部27の上面上に断続的に突設した構成として説明した
が、例えば、図示しないが、ホッパー11の底板部27の上
面上に連続的に突設した構成でもよく、例えば、ホッパ
ー11の底板部27の落下口38以外の部分に略一直線状に連
続的に突設した構成でもよい。
【0039】また、詰まり防止手段は、ホッパー11の底
板部27に突設された作用突部41には限定されず、例え
ば、図示しないが、ホッパー11の底板部27の上面に凹設
された作用凹部でもよく、この作用凹部は、底板部27上
面に接触してやや弾性変形した状態で移動してくる繰出
し羽根部13を復帰変形させることにより、隣合う繰出し
羽根部13,13間に詰まった被散布物Aを崩し、この被散
布物Aを落下口38から落下させる。
【0040】なお、繰出しロール14は、図3に示される
ように回転中心軸線Xを中心として図示ロ方向に回転す
る構成として説明したが、このロ方向とは反対の方向に
回転する構成でもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、詰まり防
止手段にて隣合う繰出し羽根部間に詰まった被散布物を
崩すことができるので、均一な散布量を確保でき、散布
作業を適切に行うことができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、作用突部に
て隣合う繰出し羽根部間に詰まった被散布物を崩するこ
とができるので、簡単な構成であるにも拘わらず、被散
布物を落下口から的確に落下させることができ、よっ
て、均一な散布量を確実に確保でき、散布作業を適切に
行うことができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、貯留箱体の
底板部の高さ位置を調節することにより、底板部と繰出
し羽根部との位置関係を適切な状態に容易に設定でき
る。
【0044】請求項4記載の発明によれば、繰出し回転
体の繰出し羽根部が弾性に基づいて揺れるため、隣合う
繰出し羽根部間に詰まった被散布物を確実に崩すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の散布装置を装着した農
作業機の側面図である。
【図2】同上散布装置の正面図である。
【図3】同上散布装置の側面視断面図である。
【図4】同上散布装置の底板の平面図である。
【符号の説明】
5 散布装置 11 貯留箱体としてのホッパー 12 回転軸部 13 繰出し羽根部 14 繰出し回転体としての繰出しロール 27 底板部 38 落下口 41 詰まり防止手段としての作用突部 A 被散布物
フロントページの続き (72)発明者 宮本 一正 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松山株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−98627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 15/00 - 23/04 A01M 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被散布物を貯留する貯留箱体と、 この貯留箱体内で回転する回転軸部およびこの回転軸部
    の外周面に周方向に間隔をおいて突出形成された複数の
    繰出し羽根部を有する繰出し回転体と、 この繰出し回転体の繰出し羽根部を変形させることによ
    り、隣合う繰出し羽根部間に詰まった被散布物を崩す詰
    まり防止手段とを備えていることを特徴とする散布装
    置。
  2. 【請求項2】 貯留箱体は、下方に向って開口した落下
    口が形成され、繰出し回転体の繰出し羽根部の先端移動
    軌跡に対応した形状をなす底板部を有し、 詰まり防止手段は、前記貯留箱体の底板部に突設され、
    前記繰出し回転体の繰出し羽根部に接触してこの繰出し
    羽根部を変形させることにより、隣合う繰出し羽根部間
    に詰まった被散布物を崩す作用突部であることを特徴と
    する請求項1記載の散布装置。
  3. 【請求項3】 貯留箱体の底板部は、高さ位置調節可能
    とされていることを特徴とする請求項2記載の散布装
    置。
  4. 【請求項4】 繰出し回転体の繰出し羽根部は、弾性材
    にて形成されていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の散布装置。
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