JP3471764B2 - リチウム電池素子の製造方法 - Google Patents
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Description
子の製造方法に関するものである。
に延在して形成された正極シートと負極シートをセパレ
ータを挟んで重ね合わせ、これら正極シートと負極シー
トとセパレータを延在方向に丸めることにより断面が長
円をなす円筒状に構成された電極積層体を偏平形状に成
形することによって製造されている。従来のリチウム電
池素子の製造方法は以下のとおりである。 工程1)前記断面が長円状に構成された電極積層体をア
ルミ板に複数個形成された成形凹部に置く。 工程2)複数個の電極積層体がセットされた前記アルミ
板をビニール袋に入れ、前記ビニール袋内で前記電極積
層体が前記アルミ板から外れないように、前記ビニール
袋の開口部から、空気を吸い出し、その後、前記ビニー
ル袋の開口部を熱溶着で塞ぐ。 なお、前記電極積層体を前記ビニール袋に入れるのは、
前記電極積層体が次に述べる工程3の加熱、加圧時に、
上型に付着するのを防止するためである。 工程3)電極積層体が入ったビニール袋をプレス装置の
下型の表面に置く。前記プレス装置の上下型は平らにな
っており、内部にヒーターと熱電対を備えており、50
゜C〜120゜Cで一定温度に加熱されている。前記プ
レス装置は加圧時に、上下型の間の寸法が一定の寸法に
なると、それ以上加圧できないように、ストッパを備え
ている。 工程4)前記プレス装置で、前記電極積層体が入ったビ
ニール袋を一定時間、加熱しながら加圧することで前記
電極積層体を偏平な形状に成形する。 工程5)前記プレス装置とは別のプレス装置の下型の表
面に前記電極積層体が入ったビニール袋を置く。このプ
レス装置の上下型は、表面が平らで型の内部は、冷却用
のエアーが通っており、前記工程3で形成された電極積
層体を一定時間加圧することにより、前記電極積層体を
40゜C以下に冷却し、形成した形状が元の円筒状に戻
らないようにしている。 工程6)前記ビニール袋を破いて、偏平に成形された電
極積層体を取り出す。
方法では、前記ビニール袋への電極積層体のセット、空
気の吸い出し、袋を破いての取り出し等の作業に時間が
かかり、製造コストが高くなるという問題がある。この
発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもの
で、製造時間を短縮して製造コストを低減することがで
きるリチウム電池素子の製造方法を提供することを目的
とする。
に、この発明の製造方法は、帯状に形成された正極シー
トと負極シートをセパレータを挟んで重ね合わせ、これ
ら正極シートと負極シートとセパレータとを延在方向に
丸めることにより断面が長円状に構成された電極積層体
を、偏平形状に成形するリチウム電池素子の製造方法に
おいて、加圧面を有する上型と、載置面を有する下型と
を有し、前記上型と下型を加熱した状態で互いに接離す
る上下方向に移動させるように構成された加熱加圧装置
と、上方に開放状の成形凹部が複数形成され前記載置面
の上に載置される成形型と、前記成形型を前記下型の外
方に搬送する第1搬送装置とを設け、前記加熱加圧装置
により、前記載置面に載置された前記成形型の各成形凹
部に収容された前記電極積層体を前記上型と下型によっ
て加熱しつつ加圧して前記電極積層体を偏平形状に成形
し、前記第1搬送装置による前記成形型の搬送の前に、
前記電極積層体を偏平形状に成形した前記上型と下型の
間隔を僅かに離間させた状態で、前記成形型の部分に上
下方向と直交する方向の力を前記第1搬送装置により加
えることで、前記上型の加圧面へ付着した前記電極積層
体を該加圧面から切り離すようにしたことを特徴とす
る。
前記成形型の各成形凹部に収容された前記電極積層体
を、前記上型と下型によって加熱しつつ加圧して前記電
極積層体を偏平形状に成形する。そして、前記第1搬送
装置による前記成形型の搬送の前に、前記電極積層体を
偏平形状に成形した前記上型と下型の間隔を僅かに離間
させた状態で、前記成形型の部分に上下方向と直交する
方向の力を前記第1搬送装置により加えることで、前記
上型の加圧面へ付着した前記電極積層体を該加圧面から
切り離すことが行なわれる。したがって、前記上型に付
着した前記電極積層体は前記上型との付着が確実に解除
され前記成形型に収容される。
池素子の製造方法の実施の形態について図面に基づき説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態が適用され
た製造装置の構成を示す斜視図、図2は電極積層体の製
造手順を示す説明図、図3は成形型の斜視図である。ま
ず、図2を参照してリチウム電池素子の製造手順の概略
について説明する。図2(A)、(B)に示すように、
帯状に形成された正極シート51と負極シート52とを
セパレータ53を挟んで重ね合わせる。次いで、図2
(C1)、(C2)に示すように、これら正極シート5
1と負極シート52とセパレータ53とを延在方向に丸
めることにより断面が長円状をなす電極積層体54を構
成する。そして、図2(C3)に示すように、前記電極
積層体54を偏平形状に成形することで電極積層体55
(リチウム電池素子)を得る。本発明のリチウム電池素
子の製造方法は、上述した工程のうち、電極積層体54
を偏平形状に成形する工程に係るものである。
用されたリチウム電池素子の製造装置1は、基台102
と、供給装置2と、予備加熱装置3と、加熱加圧装置4
と、冷却加圧装置5と、トランスファー40(第1搬送
装置)と、成形型60と、スタートスイッチ10と、不
図示の制御機構とを備えて構成されている。
61、アルミ板62、複数個の成形凹部63から構成さ
れている。前記金属板61は矩形板状を呈している。前
記アルミ板62は、前記金属板61の上面に固着されて
おり、厚さを有し、前記金属板61よりも小さな矩形板
状に形成されている。前記各成形凹部63は、平面視矩
形状を呈し前記アルミ板62に厚さ方向に貫通して、縦
横に等しい間隔をおいて並べて設けられている。すなわ
ち、前記各成形凹部63は、前記アルミ板62の上面に
上方に開放されて形成され前記アルミ板62が前記金属
板61の上面に固着されることで、前記各成形凹部63
の底部は前記金属板61によって閉塞されている。前記
各成形凹部63は、前記電極積層体54が1つずつ収容
されるように構成されるとともに、前記電極積層体54
が前記成形凹部63に収容された状態で前記電極積層体
54の部分が前記アルミ板62の上面6202から上方
に突出した状態となるように構成されている。また、前
記各成形凹部63の深さ方向の寸法は、偏平形状に成形
された前記電極積層体55の厚さ方向の寸法よりも小と
なるように構成されている。
形板状の上板104を備え、上板104上には、前記供
給装置2と、予備加熱装置3と、加熱加圧装置4と、冷
却加圧装置5と、スタートスイッチ10とが設けられ、
前記上板104の下方には、前記トランスファー40が
配設されている。
トされた前記成形型60を検知する不図示の成形型検出
センサと、前記成形型60を前記予備加熱装置3に供給
する空圧シリンダ11とを備えている。
出センサと、上型12と、下型13と、ヒーター14
と、熱電対15と、温調器16、空圧シリンダ17と、
シリンダ保持部材18とを備えている。前記上型12と
下型13は互いに接離する上下方向に移動可能に構成さ
れている。不図示の成形型検出センサは、前記下型13
の上にセットされた前記成形型60を検知するように前
記上板104上に設けられている。前記ヒータ14と熱
電対15は、前記上型12に内蔵して設けられるととも
に、前記下型13にも内蔵して設けられている。前記温
調器16は、前記基台102に設けられ、前記各熱電対
15で検出される温度に基づいて前記各ヒータ14を制
御するものであり、前記上型12、下型13の表面温度
を40゜C〜100゜Cの範囲で一定の値になるよう制
御するように構成されている。前記空圧シリンダ17
は、前記上型12を下型13に対して上下方向に移動さ
せるものである。前記シリンダ保持部材18は、前記上
板104上に設けられ前記空圧シリンダ17を保持する
ように構成されている。
21と、油圧シリンダ22と、ヒーター23と、熱電対
24と、温調器25と、ストッパブロック26と、中間
センサ27と、シリンダ保持部材28とを備えている。
前記上型20は加圧面を有し、前記下型21は、載置面
を有している。これら前記上型20と下型21は、平面
視矩形状を呈し、互いに接離する上下方向に移動可能に
構成されている。前記ヒータ23と熱電対24は、前記
上型20に内蔵して設けられるとともに、前記下型21
にも内蔵して設けられている。前記温調器25は、前記
基台102に設けられ、前記各熱電対24で検出される
温度に基づいて前記各ヒータ23を制御するものであ
り、前記上型20、下型21の表面温度を40゜C〜1
00゜Cの範囲で一定の値になるよう制御するように構
成されている。
下型21に対して上下方向に移動させるものである。前
記ストッパブロック26は、前記上型20の対角線上の
2箇所に当接するように前記上板104上に設けられ、
前記上型20と下型21の間隔が所定の設定寸法となっ
たときに、前記上型20に当接することでこれらが前記
設定寸法以上接近しないように、構成されている。前記
中間センサ27は、前記上板104上に設けられ、前記
上型20が前記下型21に対して僅かに離間する位置ま
で上昇されたことを検出するように構成されている。前
記シリンダ保持部材28は、前記上板104上に設けら
れ前記油圧シリンダ22を保持するように構成されてい
る。
31と、油圧シリンダ32と、ストッパブロック33
と、中間センサ34と、空圧シリンダ35(第2搬送装
置)とを備えている。前記上型30は加圧面を有し、前
記下型31は、載置面を有している。これら前記上型3
0と下型31は、平面視矩形状を呈し、互いに接離する
上下方向に移動可能に構成されている。前記上型30と
下型31には、不図示の空気流通路が形成されており、
不図示の圧縮空気供給源から供給される圧縮空気が前記
空気流通路を介して前記上型30と下型31の間に吹出
すことで前記下型31の上に位置している前記成形型6
0に収容された各電極積層体65を冷却するように構成
されている。
下型31に対して上下方向に移動させるものであり、前
記シリンダ保持部材28に保持されている。前記ストッ
パブロック33は、前記上型30の対角線上の2箇所に
当接するように前記上板104上に設けられ、前記上型
30と下型31の間隔が所定の設定寸法となったとき
に、前記上型30に当接することでこれらが前記設定寸
法以上接近しないように構成されている。前記中間セン
サ34は、前記上板104上に設けられ、前記上型30
が前記下型31に対して僅かに離間する位置まで上昇さ
れたことを検出するように構成されている。前記空圧シ
リンダ35は、前記上板104上に設けられ、前記下型
31の上にある前記成形型60の部分に上下方向と直交
する方向の力を加えて前記成形型60を前記下型31の
外方、すなわち排出位置6に向けて移動させるように構
成されている。
4、前記冷却加熱装置5は、直線上に配列されている。
前記トランスファー40は、トランスファー本体400
2と、第1保持部材4008と、第2保持部材4012
と、空圧シリンダ41、42とを備えて構成されてい
る。前記トランスファー本体4002は、前記予備加熱
装置3、加熱加圧装置4、冷却加熱装置5の下方に配設
されている。前記トランスファー本体4002は、前記
予備加熱装置3、加熱加圧装置4、冷却加熱装置5の配
列方向に沿って延在し間隔をおいて並べられた2本の横
柱4004と、これらを連結する連結部材4006とか
ら構成されている。前記第1保持部材4008は、下端
が前記各横柱4004に取着され、上端が前記成形型6
0の金属板61の四隅近傍の部分を保持するように設け
られた4本の支柱4010から構成されている。前記第
2保持部材4012も同様に、下端が前記各横柱400
4に取着され、上端が前記成形型60の金属板61の四
隅近傍の部分を保持するように設けられた4本の支柱4
010から構成されている。
ァー本体4002を例えば1mm上下方向に移動させる
ように前記基台102に設けられている。前記空圧シリ
ンダ42は、前記トランスファー本体4002を水平方
向に往復移動させるように前記基台102に設けられて
いる。すなわち、前記空圧シリンダ42は、前記第1保
持部材4008に保持された前記成形型60を前記予備
加熱装置3の位置から前記加熱加圧装置4の位置まで移
動させると同時に、前記第2保持部材4012に保持さ
れた前記成形型60を前記加熱加圧装置4の位置から前
記冷却加圧装置5の位置まで移動させるように構成され
ている。また、前記空圧シリンダ42は、前記トランス
ファー本体4002を前記移動と逆方向に移動するよう
に構成されている。
出センサの検出結果に基づいて前記各空圧シリンダ1
1、17、35、41、42と前記各油圧シリンダ2
2、32との制御を行なうように構成されており、これ
ら空圧シリンダと油圧シリンダの動作時間を制御するた
めのタイマーを備えている。これらタイマーには予め設
定時間が設定されている。 前記スタートスイッチ10は、前記制御機構に前記製造
装置の動作の開始を指示する信号を入力するように構成
されている。
して、第1の実施の形態が適用された製造装置1の動作
について説明する。まず、前記製造装置1の電源を投入
し、前記予備加熱装置3、加熱加圧装置4の上型と下型
のヒータを動作させて調温器で設定された温度まで昇温
させておく(ステップ10)。前記電極積層体54を前
記成形型60にセットし(ステップ12)、前記電極積
層体54がセットされた成形型60を供給装置2にセッ
トし(ステップ14)、前記スタートスイッチ10を押
下すると、製造装置1の自動運転がスタートする(ステ
ップ16)。
前記成形型60を検出することにより、前記供給装置2
の空圧シリンダ11が前記成形型60を押して前記予備
加熱装置3の下型13の載置面上にセットし(ステップ
18)、前記空圧シリンダ11は元の位置に復帰する
(ステップ20)。次いで、前記空圧シリンダ17を作
動させて前記上型12を下降させ前記電極積層体54の
上方に位置させ、上型12の加圧面が電極積層体54の
上面から数mm離れた位置に停止する(ステップ2
2)。前記予備加熱装置3のタイマーをスタートさせる
(ステップ24)。前記タイマーに設定されていた設定
時間を超えると、前記空圧シリンダ17を作動させ前記
上型12を上昇させる(ステップ26)。これにより、
前記成形型60にセットされた前記各電極積層体54は
前記上型12と下型13によって一定時間、一定温度で
加熱される。これにより予備加熱工程が終了する。
1を作動させ前記成形型60を前記第1保持部材400
8によって保持し前記下型13の上から1mm上昇させ
る(ステップ28)。次いで、前記トランスファー40
の空圧シリンダ42を作動させ前記成形型60を前記下
型13の上から前記加熱加圧装置4の下型21の載置面
の上方に移動させ(ステップ30)、前記空圧シリンダ
41を作動させ前記成形型60を1mm下降させ前記下
型21の載置面の上に載置する(ステップ32)。次い
で、前記トランスファー40の空圧シリンダ42を作動
させて前記トランスファー本体4002を元の位置に戻
す(ステップ34)。
よって前記下型21の載置面に移動された前記成形型6
0が検出されると、前記油圧シリンダ22を作動させ、
前記上型22を下降させることで前記成形型60に収容
された電極積層体54の加熱加圧を開始し(ステップ3
6)、前記加熱加圧装置4のタイマーをスタートさせる
(ステップ38)。前記タイマーに設定されていた設定
時間を超えると、前記油圧シリンダ22を作動させ前記
上型20の上昇を開始する(ステップ40)。この際、
前記上型20が前記ストッパブロック23に当接するた
め、前記電極積層体54は前記上型20の加圧面と、前
記成形型60の成形凹部63の底部との間で一定時間、
一定温度で加熱されるとともに、一定圧力で加圧され
る。これにより、前記電極積層体54は、偏平形状に成
形された電極積層体55となる。 これにより加熱加圧工程が終了する。
したら、前記油圧シリンダ22の油圧バルブを切り替
え、油の流れをストップし、前記上型20の上昇を停止
させる(ステップ42)。これにより、前記上型20
は、前記下型21から僅かに離間した(例えば2mmか
ら3mm程度)中間停止位置で停止される。前記電極積
層体55が前記上型20の加圧面に付着した場合、前記
上型20に付着した電極積層体55は、前記中間停止位
置で前記成形型60の成形凹部63に厚み方向で例えば
約半分の部分が残っている。 次に、前記トランスファー40の空圧シリンダ41を作
動させ、前記成形型60を前記第2保持部材4012に
保持させた状態で1mm上昇させる(ステップ44)。
この状態で、前記電極積層体55の部分は、前記成形型
60の成形凹部63に残っている。
記第2保持部材4012に保持された成形型60を水平
方向に沿って前記冷却加圧装置5の下型31の載置面に
搬送させる(ステップ46)。ここで、前記第2保持部
材4012によって前記成形型60が前記冷却加圧装置
5の下型31の載置面に搬送される前に、前記成形型6
0には、前記上型20の移動する上下方向と直交する方
向の力が前記第2保持部材4012によって加えられる
ため、前記上型20の加圧面に付着している前記電極積
層体55は前記成形型60の成形凹部63の部分(側
面)からせん断方向の力を受けて前記加圧面との付着が
切り離され、前記成形凹部63内に収容される。この
後、前記第2保持部材4012によって前記成形型60
が前記冷却加圧装置5の下型31の載置面に搬送され
る。次いで、前記トランスファー40の空圧シリンダ4
1を作動させ、前記成形型60を前記第2保持部材40
12に保持させた状態で1mm下降させて前記下型31
の載置面の上に載置する(ステップ48)。次いで、前
記トランスファー40の空圧シリンダ42を作動させて
前記トランスファー本体4002を元の位置に戻す(ス
テップ50)。
ンサによって前記下型31の載置面に移動された前記成
形型60が検出されると、前記油圧シリンダ32を作動
させ、前記上型30を下降させることで前記成形型60
に収容された電極積層体55の冷却加圧を開始し(ステ
ップ52)、前記冷却加圧装置5のタイマーをスタート
させる(ステップ54)。前記タイマーに設定されてい
た設定時間を超えると、前記油圧シリンダ32を作動さ
せ前記上型30の上昇を開始する(ステップ56)。こ
の際、前記上型30が前記ストッパブロック33に当接
するため、一定の圧力が前記電極積層体55に加わるこ
とになる。これにより、前記電極積層体55は前記上型
30の加圧面と、前記成形型60の成形凹部63の底部
との間で一定時間、前記上型30から吹出される圧縮空
気によって冷却されるとともに、一定圧力で加圧され
る。これにより、前記電極積層体55は加熱加圧工程の
前の状態に戻ること無く、確実に偏平形状となるように
成形される。これにより冷却加圧工程が終了する。
したら、前記油圧シリンダ32の油圧バルブを切り替
え、油の流れをストップし、前記上型30の上昇を停止
させる(ステップ58)。これにより、前記上型30
は、前記下型31から僅かに離間した(例えば1mmか
ら2mm程度)中間停止位置で停止される。前記電極積
層体55が前記上型30の加圧面に付着した場合、前記
上型30に付着した電極積層体55は、前記中間停止位
置で前記成形型60の成形凹部63に厚み方向で約半分
の部分が残っている。
前記成形型60を水平方向に沿って前記冷却加圧装置5
の下型31の載置面の上から前記排出位置6に搬送させ
る(ステップ60)。ここで、前記空圧シリンダ35に
よって前記成形型60が前記排出位置6に搬送される前
に、前記成形型60には、前記上型30の移動する上下
方向と直交する方向の力が前記空圧シリンダ35によっ
て加えられるため、前記上型30の加圧面に付着してい
る前記電極積層体55は前記成形型60の成形凹部63
の部分(側面)からせん断方向の力を受けて前記加圧面
との付着が切り離され、前記成形凹部63内に収容され
る。この後、前記空圧シリンダ35によって前記成形型
60が前記排出位置6に搬送される。 これにより冷却加圧工程が終了する。前記排出位置6に
押し出された前記成形型60に収容された前記各電極積
層体55は、前記排出位置6で取り出される。ここで空
になった前記成形型60は、作業者により、前記基台1
02の上板104上を滑らせて前記供給装置2の手前ま
で送られ、加工前の電極積層体54がセットされ、前記
供給装置2に供給される。
前記電極積層体54を偏平成形する際に、前記上型に対
する前記電極積層体54の付着を防止するためのビニー
ル袋が不要となるため、作業時間を大幅に短縮すること
ができ、製造コストを削減することができる。
を確保するために前記加熱加圧装置を大型とせざるを得
ず、このため、前記加熱加圧装置と、偏平成形する前の
電極積層体54を製造するための装置とを別々の場所に
設置しなくてはならなかった。このため、前記電極積層
体を装置間で搬送する必要があり、無駄な搬送時間がか
かっていた。しかしながら、本実施の形態の製造方法に
よれば、前記予備加熱装置3によって予備加熱を行なう
ようにしたので、従来に比較して前記加熱加圧装置4に
よる前記電極積層体54に対する加熱加圧時間を短縮す
ることができる。このため、単位時間当たりの加工数を
増やすことができるので、従来に比較して前記加熱加圧
装置4が同時に加熱加圧する前記電極積層体の数を減ら
すことができる。すなわち、1枚の成形型に載せる前記
電極積層体の数量を減らすことができるため、前記製造
装置1を小型化することが可能となる。したがって、前
記製造装置1は、例えば従来の加熱加圧装置や冷却加圧
装置の1台分と同じスペースを占有するだけで済むた
め、この製造装置1と、偏平成形する前の電極積層体5
4を製造するための装置とを1つのラインで連結するこ
とができ、無駄な搬送処理をなくすことができ、搬送用
の作業者を削減して製造コストを削減することができ
る。また、本実施の形態では、前記製造装置1に前記加
熱加圧装置4と冷却加圧装置5の双方を設けたので、両
者を独立して設けていた場合に比較して例えば作業者を
2名から1名に減らして製造コストを削減することがで
きる。
装置1Aについて説明する。図6は、本発明の第2の実
施の形態が適用された製造装置の構成を示す斜視図であ
る。図6に示すように、第2の実施の形態が第1の実施
の形態と異なる点は、供給装置2Aを前記基台102の
上板104上に設けるとともに、第1、第2予備加熱装
置3a、3bを設け、前記成形型60に収容されている
前記電極積層体54を2度予備加熱するように構成した
ことである。
記空圧シリンダ9によって前記成形型60を前記第1予
備加熱装置3aにセットするように構成されている。第
1予備加熱装置3aは、不図示の成形型検出センサと、
空圧シリンダ11と、上型12aと、下型13aと、ヒ
ーター14aと、熱電対15aと、温調器16a、空圧
シリンダ17aと、シリンダ保持部材18aとを備えて
いる。前記上型12aと下型13aは互いに接離する上
下方向に移動可能に構成されている。
3aの上にセットされた前記成形型60を検知するよう
に前記上板104上に設けられている。前記ヒータ14
aと熱電対15aは、前記上型12aに内蔵して設けら
れるとともに、前記下型13aにも内蔵して設けられて
いる。前記温調器16aは、前記基台102に設けら
れ、前記各熱電対15aで検出される温度に基づいて前
記各ヒータ14を制御するものであり、前記上型12
a、下型13aの表面温度を40゜C〜100゜Cの範
囲で一定の値になるよう制御するように構成されてい
る。前記空圧シリンダ17aは、前記上型12aを下型
13aに対して上下方向に移動させるものである。前記
シリンダ保持部材18aは、前記上板104上に設けら
れ前記空圧シリンダ17aを保持するように構成されて
いる。
熱装置3aに隣接して設けられている。前記第2予備加
熱装置3bは、不図示の成形型検出センサと、上型12
bと、下型13bと、ヒーター14bと、熱電対15b
と、温調器16b、空圧シリンダ17bと、シリンダ保
持部材18bとを備えている。前記上型12bと下型1
3bは互いに接離する上下方向に移動可能に構成されて
いる。
3bの上にセットされた前記成形型60を検知するよう
に前記上板104上に設けられている。前記ヒータ14
bと熱電対15bは、前記上型12bに内蔵して設けら
れるとともに、前記下型13bにも内蔵して設けられて
いる。前記温調器16bは、前記基台102に設けら
れ、前記各熱電対15bで検出される温度に基づいて前
記各ヒータ14bを制御するものであり、前記上型12
b、下型13bの表面温度を40゜C〜100゜Cの範
囲で一定の値になるよう制御するように構成されてい
る。前記空圧シリンダ17bは、前記上型12bを下型
13bに対して上下方向に移動させるものである。前記
シリンダ保持部材18bは、前記上板104上に設けら
れ前記空圧シリンダ17bを保持するように構成されて
いる。
体54がセットされた成形型60を供給装置2Aにセッ
トし、前記スタートスイッチ10を押下すると、前記供
給装置2の成形型検出センサーが成形型60を検出し、
前記空圧シリンダ9で前記予備加熱装置3aの下型13
a上にセットする。前記予備加熱装置3aの成形型検出
センサーが成形型60を検出すると、空圧シリンダ9は
元の位置に戻り、前記空圧シリンダ14aが下降し、前
記上型12aの下面が、前記電極積層体54の上面から
数mm離れた位置に停止し、予備加熱を開始する。第1
の実施の形態と同様に一定時間、一定温度で加熱される
と、前記空圧シリンダ14aにより前記上型12aが上
昇し予備加熱装置3aによる予備加熱が終了する。
成形型60を前記第2予備加熱装置3bの下型13b上
にセットする。前記予備加熱装置3bの成形型検出セン
サーが成形型60を検出すると、空圧シリンダ11は元
の位置に戻り、前記空圧シリンダ14bが下降し、前記
上型12bの下面が、前記電極積層体54の上面から数
mm離れた位置に停止し、予備加熱を開始する。前記第
1予備加熱装置3aと同様に一定時間、一定温度で加熱
されると、前記空圧シリンダ14bにより前記上型12
bが上昇し予備加熱装置3bによる予備加熱が終了す
る。この後の動作は第1の実施の形態と同様である。
形態の効果に加えて、予備加熱が2度されることによ
り、第1の実施の形態の場合に比較して更に長い時間、
前記各電極積層体54を加熱することができるので、前
記加熱加圧装置4における加熱加圧の時間をより短くす
ることができ、電極積層体54の1個当たりの製造時間
を短縮することができる効果がある。
素子の製造方法によれば、前記第1搬送装置による前記
成形型の搬送の前に、前記電極積層体を偏平形状に成形
した前記上型と下型の間隔を僅かに離間させた状態で、
前記成形型の部分に上下方向と直交する方向の力を前記
第1搬送装置により加えることで、前記上型の加圧面へ
付着した前記電極積層体を該加圧面から切り離すことが
行なわれる。したがって、前記上型に付着した前記電極
積層体は前記上型との付着が確実に解除され前記成形型
に収容されるため、前記上型に対する前記電極積層体の
付着を防止するためのビニール袋が不要となり、作業時
間を大幅に短縮することができ、製造コストを削減する
ことができる。
置の構成を示す斜視図である。
置の動作フローチャートである。
置の構成を示す斜視図である。
…供給装置、3、3a、3b……予備加熱装置、4……
加熱加圧装置、5……冷却加熱装置、40……トランス
ファー、60……成形型、63……成形凹部。
Claims (11)
- 【請求項1】 帯状に形成された正極シートと負極シー
トをセパレータを挟んで重ね合わせ、これら正極シート
と負極シートとセパレータとを延在方向に丸めることに
より断面が長円状に構成された電極積層体を、偏平形状
に成形するリチウム電池素子の製造方法において、 加圧面を有する上型と、載置面を有する下型とを有し、
前記上型と下型を加熱した状態で互いに接離する上下方
向に移動させるように構成された加熱加圧装置と、 上方に開放状の成形凹部が複数形成され前記載置面の上
に載置される成形型と、 前記成形型を前記下型の外方に搬送する第1搬送装置と
を設け、 前記加熱加圧装置により、前記載置面に載置された前記
成形型の各成形凹部に収容された前記電極積層体を前記
上型と下型によって加熱しつつ加圧して前記電極積層体
を偏平形状に成形し、 前記第1搬送装置による前記成形型の搬送の前に、前記
電極積層体を偏平形状に成形した前記上型と下型の間隔
を僅かに離間させた状態で、前記成形型の部分に上下方
向と直交する方向の力を前記第1搬送装置により加える
ことで、前記上型の加圧面へ付着した前記電極積層体を
該加圧面から切り離すようにした、 ことを特徴とするリチウム電池素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記加熱加圧装置の上型と下型を僅かに
離間させた際、前記上型の加圧面に付着した前記電極積
層体の一部を前記成形凹部内に位置させることを特徴と
する請求項1記載のリチウム電池素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記成形凹部の深さ方向の寸法が偏平形
状に成形された前記電極積層体の厚さ方向の寸法よりも
小となることを特徴とする請求項1記載のリチウム電池
素子の製造方法。 - 【請求項4】 加圧面を有する上型と、載置面を有する
下型とを有し、前記上型と下型を互いに接離する上下方
向に移動させるように構成された冷却加圧装置と、前記
電極積層体を収容し前記冷却加圧装置の下型の上に載置
された成形型を前記下型の外方に搬送するように構成さ
れた第2搬送装置とを設け、前記冷却加圧装置により、
前記下型の載置面に載置された前記成形型に収容された
前記電極積層体を前記上型と下型によって加圧するとと
もに冷却することを特徴とする請求項1記載のリチウム
電池素子の製造方法。 - 【請求項5】 前記第2搬送装置による前記成形型の搬
送の前に、前記冷却加圧装置の上型と下型の間隔を僅か
に離間させた状態で、前記上型の加圧面に付着した前記
電極積層体を該加圧面から切り離すことを特徴とする請
求項4記載のリチウム電池素子の製造方法。 - 【請求項6】 前記冷却加圧装置の上型と下型を僅かに
離間させた際、前記上型の加圧面に付着した前記電極積
層体の一部が前記成形凹部内に位置させることを特徴と
する請求項5記載のリチウム電池素子の製造方法。 - 【請求項7】 前記成形型は、前記成形凹部の深さ方向
の寸法が前記電極積層体が前記冷却加圧装置で加圧され
た後の厚さ方向の寸法よりも小となることを特徴とする
請求項5記載のリチウム電池素子の製造方法。 - 【請求項8】 前記冷却加圧装置による前記電極積層体
の冷却は前記電極積層体に圧縮空気を吹き付けることに
よって行なわれることを特徴とする請求項4記載のリチ
ウム電池素子の製造方法。 - 【請求項9】 前記成形型の成形凹部に収容された前記
電極積層体を予備加熱する予備加熱装置を設け、前記予
備加熱装置によって加熱された前記電極積層体を前記成
形型とともに前記加熱加圧装置に搬送することを特徴と
する請求項1記載のリチウム電池素子の製造方法。 - 【請求項10】 前記成形型の成形凹部に前記電極積層
体が収容された状態で前記電極積層体を加熱する第1予
備加熱装置と、前記第1予備加熱装置によって加熱され
た前記電極積層体をさらに加熱する第2予備加熱装置と
を設け、前記第2予備加熱装置によって加熱された前記
電極積層体を前記成形型とともに前記加熱加圧装置に搬
送することを特徴とする請求項1記載のリチウム電池素
子の製造方法。 - 【請求項11】 前記成形型の成形凹部は平面視矩形状
を呈していることを特徴とする請求項1記載のリチウム
電池素子の製造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001039474A JP3471764B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | リチウム電池素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001039474A JP3471764B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | リチウム電池素子の製造方法 |
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| JP2000149930A (ja) | 1998-11-12 | 2000-05-30 | Toshiba Battery Co Ltd | ポリマー電池用電極要素の製造装置 |
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