JP3478052B2 - 表面実装型インダクタ - Google Patents
表面実装型インダクタInfo
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- JP3478052B2 JP3478052B2 JP12204997A JP12204997A JP3478052B2 JP 3478052 B2 JP3478052 B2 JP 3478052B2 JP 12204997 A JP12204997 A JP 12204997A JP 12204997 A JP12204997 A JP 12204997A JP 3478052 B2 JP3478052 B2 JP 3478052B2
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Description
クタ、例えば、携帯電話等の小型電子機器等に組み込ま
れて使用される表面実装型インダクタに関する。 【0002】 【従来の技術】図5に示すように、この種の表面実装型
インダクタとして、巻線部2cとこの巻線部2cの両端
部に設けられた二つの脚部2a,2bとからなる、いわ
ゆる横置きタイプのコア2を備えた表面実装型インダク
タ1が提案されている。巻線部2cには巻線5が巻回さ
れている。巻線5の両終端部5a,5bは、コア2の脚
部2a,2bに設けられた端子電極4a,4bに熱圧着
され、電気的に接続されている。コア2の上部には保護
材6が設けられ、巻線部2cに巻回された巻線5の上部
が保護材6にて被覆されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、インダクタ
1は、溶融半田を利用したフロー半田やクリーム半田を
利用したリフロー半田により、回路基板8等に設けた取
付け電極8aに半田付けされ、実装される。インダクタ
1をフロー半田により回路基板8に実装する際には、イ
ンダクタ1を接着剤9により回路基板8に仮固定する必
要がある。この接着剤9は、通常、印刷法やディスペン
サ法等の方法により、略一定の厚さで回路基板8上に付
与される。 【0004】しかしながら、インダクタ1は、脚部2
a,2bによって、巻線部2cの底面2dと回路基板8
の表面との間に大きな間隙を有している。このため、通
常の接着剤9の厚さでは、接着剤9が巻線5に達するこ
とができず、インダクタ1を回路基板8に仮固定するこ
とができなかった。そこで、他の電子部品とは別に、イ
ンダクタ1の場合には、接着剤9の量を多くすることも
考えられるが、接着剤9の付与作業が煩雑になるという
問題があった。 【0005】さらに、インダクタ1では、回路基板8へ
実装する際等のインダクタ1の取り扱いに当たって、吸
引ノズルで巻線部2cの中央部分を吸着することが多
い。ところが、インダクタ1の巻線部2cは、脚部2
a,2bの間に架橋された構造であるため、巻線部2c
の中央部分にかかる垂直方向の荷重に対して機械的強度
が弱く、吸引ノズルによる衝撃力によって、例えば巻線
部2cの中央付近にクラックや割れが生じるおそれがあ
る。 【0006】そこで、本発明の目的は、フロー半田時の
仮固定を確実に行うことができ、かつ、取り扱い時に加
わる荷重に対して強い表面実装型インダクタを提供する
ことにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る表面実装型インダクタは、 (a)巻線部と、この巻線部の両端部に設けられた二つ
の脚部とで構成されたコアと、 (b)巻線部に巻回された巻線と、 (c)巻線部の底面のみに配設された仮固定用コーティ
ング材と、 (d)コアの上部のみに配置され、上面が平面状である
保護材と を備え、(e)コアの脚部は実装の際に基板に接する平面状の先
端面を有し、 (f)仮固定用 コーティング材が少なくとも巻線部の長
さ方向又は幅方向のいずれか一方向に凸状の湾曲面を有
し、 (g)仮固定用コーティング材の凸状湾曲面の頂部が、
コアの脚部の先端面から0〜1 50μm後退しているこ
と、 を特徴とする。 【0008】 【作用】表面実装型インダクタがフロー半田によって実
装される際には、巻線部の底面側に凸状に張り出された
仮固定用コーティング材が、回路基板等の表面に付与さ
れた接着剤に十分達し、インダクタが回路基板等に仮固
定される。このとき、余分な接着剤は仮固定用コーティ
ング材の凸状湾曲面の頂部の外方に向かって拡がり、仮
固定用コーティング材と接着剤の接触面積が広くなる。 【0009】 また、仮固定用コーティング材は巻線部
の底面側に配設されているので、コアの両端部に設けら
れた二つの脚部の間に仮固定用コーティング材が配設さ
れた構成となる。そして、この仮固定用コーティング材
が脚部の間に架橋された巻線部の補強材及び支持材とし
て機能する。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表面実装型イ
ンダクタの実施形態について添付図面を参照して説明す
る。 【0011】 図1及び図2に示すように、表面実装型
インダクタ11は、概略、コア2と、巻線5と、仮固定
用のコーティング材13とで構成されている。コア2
は、巻線部2cとこの巻線部2cの両端部に設けられた
二つの脚部2a,2bとからなる、いわゆる横置きタイ
プのものである。コア2の材料としては、非磁性体のセ
ラミック材料やフェライト等の磁性体材料が用いられ
る。脚部2a,2bの先端側には、Ag,Cu,Ag−
Pd等からなる端子電極4a,4bがそれぞれ設けられ
ている。 【0012】巻線5は、コア2の巻線部2cに巻回され
ている。巻線5の両終端部5a,5bは、コア2に設け
られた端子電極4a,4bに、例えば熱圧着等の手段に
よって固定され、電気的に接続されている。巻線5とし
ては、例えば、ウレタン樹脂にて被覆された銅線等が用
いられ、両終端部5a,5bにおいて、ウレタン樹脂は
熱圧着等の際にかかる熱によって飛散し、銅線が露出す
ることになる。 【0013】コア2の上部には樹脂からなる保護材12
が設けられ、巻線部2cに巻回された巻線5の上部が保
護材12にて被覆されている。保護材12の上面は平面
である。保護材12の上面を平面にする理由は、インダ
クタ11を回路基板8に実装する際等に、吸引ノズルに
よる吸着を確実に行えるようにすると共に、吸引ノズル
による吸着時に巻線5が損傷するのを防止するためであ
る。この保護材12は、例えば、コア2の巻線部2cに
巻線5が巻回されたものを、コア2の上面側から樹脂浴
に浸漬してコア2の上部に樹脂を付与した後、樹脂浴か
ら引き揚げ、光又は熱等により樹脂を硬化させることに
より形成される。 【0014】一方、樹脂等からなるコーティング材13
は、コア2の巻線部2cの底面2dに配設され、巻線部
2cに巻回された巻線5の下部を被覆している。すなわ
ち、コーティング材13は、保護材12と共に、巻線部
2cを両側から挟んだ構造になっている。コーティング
材13の表面は、巻線部2cの長さ方向(図1におい
て、矢印X方向)及び幅方向(図1において、矢印Y方
向)に凸状の湾曲面であり、巻線部2cの略中央部に凸
状湾曲面の頂部13aが位置している。そして、頂部1
3aとコア2の脚部2a,2bの先端面との差dは0〜
150μmの範囲となるように、コーティング材13を
形成するのが望ましい。すなわち、頂部13aは、脚部
2a,2bの先端面から0〜150μm後退しているの
が望ましい。 【0015】コーティング材13は、例えば図3に示す
ように、巻線5が巻回されたコア2を、脚部2a,2b
を上側にして保持板14上に配列し、ディスペンサ15
により脚部2aと2bの間の巻線部2cに液状コーティ
ング材13を付与して形成される。このとき、液状コー
ティング材13として、60Pa・s(パスカル・秒)
程度の粘度を有するものを用いれば、液状コーティング
材13は脚部2aと2bの間の巻線部2cの底面2dに
留まり、コーティング材13の頂部13aと脚部2a,
2bの先端面との差dを、0〜150μmの範囲内とす
ることができる。液状コーティング材13が付与された
コア2は、光又は熱等により液状コーティング材13が
硬化される。 【0016】こうして得られた表面実装型インダクタ1
1がフロー半田によって表面実装される際は、吸引ノズ
ルによって保護材12の上面が吸着され、図4に示すよ
うに、回路基板8等の実装位置に載置される。回路基板
8には印刷等により予め接着剤9が付与されており、コ
ーティング材13の頂部13aが接着剤9に接する。こ
れにより、余分な接着剤9は頂部13aの外方に向かっ
て拡がり、コーティング材13と接着剤9の接触面積が
広くなり、インダクタ11は回路基板8に確実に仮固定
される。また、コーティング材13は巻線部2cの底面
2d側に配設されているので、巻線部2cの補強材及び
支持材としても機能する。従って、実装時等に吸引ノズ
ルによって巻線部2cに垂直方向の荷重が加わっても、
コーティング材13によってコア2が破損するのを防止
することができる。 【0017】 なお、本発明に係る表面実装型インダク
タは前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の
範囲内で種々に変更することができる。前記実施形態の
仮固定用のコーティング材は、巻線部2cの長さ方向及
び幅方向の両方向に凸状の湾曲面を有しているが、必ず
しもこれに限るものではなく、巻線部2cの長さ方向又
は幅方向のいずれか一方向に凸状の湾曲面を有するもの
であってもよい。 【0018】 また、保護材12は、以下の方法によっ
て形成してもよい。すなわち、コア2の巻線部2cに巻
線5が巻回されたものを、コア2の上面側から、樹脂が
入った金型内に浸漬して光又は熱等により樹脂を硬化さ
せた後、金型から取り外されることにより保護材12を
形成することができる。あるいは、樹脂板をコア2の上
面に接着するものであってもよい。 【0019】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、コアの巻線部の底面に、少なくとも巻線部の長
さ方向又は幅方向のいずれか一方向に凸状の湾曲面を有
した仮固定用コーティング材を配設したので、インダク
タがフロー半田によって回路基板等に表面実装される際
には、回路基板等に付与された接着剤に仮固定用コーテ
ィング材の頂部が接し、余分な接着剤は頂部の外方に向
かって拡がり、仮固定用コーティング材と接着剤の接触
面積が広くなり、インダクタを回路基板に確実に仮固定
することができる。また、仮固定用コーティング材はコ
アの巻線部の底面側に配設されているので、巻線部の補
強材及び支持材としても機能する。従って、実装時等
に、吸引ノズルによって巻線部に垂直方向の荷重が加わ
っても、コアの破損を仮固定用コーティング材によって
防止することができる。
態を示す底面側から見た斜視図。 【図2】図1に示した表面実装型インダクタの一部断面
図。 【図3】図1に示した表面実装型インダクタのコーティ
ング材の形成手順を示す斜視図。 【図4】図1に示した表面実装型インダクタを回路基板
に仮固定した状態を示す一部断面図。 【図5】従来の表面実装型インダクタを示す正面図。 【符号の説明】 2…コア 2a,2b…脚部 2c…巻線部 5…巻線 11…表面実装型インダクタ 13…コーティング材
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 巻線部と、この巻線部の両端部に設けら
れた二つの脚部とで構成されたコアと、 前記巻線部に巻回された巻線と、 前記巻線部の底面のみに配設された仮固定用コーティン
グ材と、 前記コアの上部のみに配置され、上面が平面状である保
護材と を備え、前記コアの脚部は実装の際に基板に接する平面状の先端
面を有し、 前記仮固定用コーティング材が少なくとも前記巻線部の
長さ方向又は幅方向のいずれか一方向に凸状の湾曲面を
有し、 前記仮固定用コーティング材の凸状湾曲面の頂部が、前
記コアの脚部の先端面から0〜 150μm後退している
こと、 を特徴とする表面実装型インダクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12204997A JP3478052B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 表面実装型インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12204997A JP3478052B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 表面実装型インダクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10312921A JPH10312921A (ja) | 1998-11-24 |
| JP3478052B2 true JP3478052B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=14826351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12204997A Expired - Lifetime JP3478052B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 表面実装型インダクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3478052B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003168611A (ja) | 2001-09-18 | 2003-06-13 | Murata Mfg Co Ltd | 高周波用コモンモードチョークコイル |
| JP7020397B2 (ja) * | 2018-12-29 | 2022-02-16 | 株式会社村田製作所 | コイル部品 |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP12204997A patent/JP3478052B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10312921A (ja) | 1998-11-24 |
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