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JP3481585B2 - 跳ね返り防止装置及び跳ね返り防止物 - Google Patents
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JP3481585B2 - 跳ね返り防止装置及び跳ね返り防止物 - Google Patents

跳ね返り防止装置及び跳ね返り防止物

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JP3481585B2
JP3481585B2 JP2000374461A JP2000374461A JP3481585B2 JP 3481585 B2 JP3481585 B2 JP 3481585B2 JP 2000374461 A JP2000374461 A JP 2000374461A JP 2000374461 A JP2000374461 A JP 2000374461A JP 3481585 B2 JP3481585 B2 JP 3481585B2
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一昭 三ツ巻
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三ツ巻 弘子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き戸等の跳ね返
りを防止するための跳ね返り防止装置及び引き戸等の跳
ね返り防止物に関する。
【0002】
【従来の技術】玄関や部屋等の出入り口、或いはサッシ
等には、押し引きによって左右に開閉する引き戸が設け
られる場合がある。かかる引き戸は、我が国の建物にお
いては面積が狭く、扉の開閉にさほど面積を割けない住
宅等が多いためか、多用されている。このような引き戸
にあっては、下底部にローラが設けられているものと、
ローラが設けられていないものが存在する。
【0003】前者の場合、引き戸の下底部には、滑らか
に回転可能なローラが設けられていて、このローラがレ
ールに嵌め込まれている。このため、引き戸を閉める際
には、引き戸を引くだけでローラがレール上を滑動し、
抵抗が少ない状態で引き戸を開閉することが可能であ
る。また、引き戸を閉めるときには、引き戸を引いて戸
当たりに当接させる。それによって玄関やサッシ等の戸
締りを行っている。また、後者の場合にあっては、開閉
の際の抵抗が大きい点が前者とは異なるが、他の動作は
同様となっている。
【0004】なお、近年のローラ付きの引き戸は、アル
ミニウム等を材質とするフレーム及び厚みのあるガラス
によって形成されるものがかなりあり、そこそこ重量が
あるものが多い。しかしながら、引き戸の重量があるに
もかかわらずローラとレールの間に生じる抵抗が少ない
ため、引き戸を滑らかにすべらせて戸締りをすることが
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ローラ付き
の引き戸を勢い良く引いて閉じた場合、引き戸が戸当た
りに衝突し、その反動で跳ね返りを生じてしまうことが
ある。特に近年の引き戸は、ローラとレールの間の抵抗
が少ないためか、引き戸が重量があるにも拘らず跳ね返
りを生じてしまうようになっている。これは、ローラと
レールとの間の抵抗が少ない場合、一度引き戸がレール
上を走行すると勢いが衰えないままに戸当たりに衝突す
ることにも起因している。
【0006】このため、引き戸をゆっくり閉めた場合で
も、ズッシリとした跳ね返りを生じてしまうことがあ
る。このため、例えば冬等の寒い時期には、隙間風を防
止するためには引き戸を確実に閉める必要があるが、こ
のような跳ね返りを防止して引き戸を確実に閉めるため
には、手で引き戸を押さえたり、或いは跳ね返った引き
戸を再び閉める等の動作を余儀なくされる。また、跳ね
返りを防ぐために、引き戸に手を当てたまま引いて、戸
当たりに引き戸が当接しても引き戸を戸当たりに向けて
押し込むこともある。
【0007】すなわち、上述の如く引き戸を閉める場合
には、単に引き戸をレール上で走行させるだけでは足り
ず、戸当たり後において再び引き戸に手を当てて引き戸
を閉める動作を必要としている。このため、急いで外出
しなければならない場合等には、もどかしさを感じるこ
とがあり、引き戸を閉じる動作に手間を要するものとな
っている。
【0008】なお、現状では磁石やスプリング等を利用
した締め金具や、いわゆるキャッチと呼ばれる類の装置
によって引き戸の跳ね返りを防止しようとするものがあ
る。しかしながら、かかる締め金具やキャッチ等にて引
き戸の跳ね返りを防止しようとすれば、引き戸と戸当た
りの間でかなり強い保持力を与える構成とせざるを得な
い。このように引き戸と戸当たりの間で強い保持力が与
えられると、引き戸の開閉時の抵抗が大きくなり、実用
面で不便を感じるものとなっている。
【0009】このように、引き戸を閉めても戸当たりへ
の衝突による反動で引き戸に跳ね返りが生じず、しかも
引き戸を再び開く場合には容易に開けることができる手
段を引き戸に設けることが望まれている。
【0010】本発明は、上記の事情に基づきなされたも
ので、その目的とするところは、戸当たりに衝突しても
引き戸に跳ね返りを生じさせることがなく、引き戸から
手を離しても確実に引き戸を閉めることが可能な跳ね返
り防止装置及び跳ね返り防止物を提供しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、一方の部材が他方の部材に衝突した場合
に、衝突の反動による跳ね返りを防止する跳ね返り防止
装置において、一方の部材に取り付けられる移動体に設
けられていて、所定角度回動可能な回動部材と、移動体
に設けられていて、移動体の衝突時に移動し、該移動位
置において回動部材の回動を規制すると共に、球状部材
である規制部材と、他方の部材又はその脇に取り付けら
れる固定体から突設されていて、一方の部材と他方の部
材との衝突時には移動体内部に差し込まれ回動部材を回
動させた後にこの回動部材と嵌合しかつその後の回動部
材の回動を規制部材によって規制されることで移動体と
固定体とを連結状態とすると共に、規制部材が元の位置
に戻ることで回動部材が回動可能となり移動体と固定体
とを連結解除状態とする係合部材と、移動体のうち一方
の部材と他方の部材との衝突時に規制部材が移動して存
在する位置に設けられ、規制部材の衝突によって進行方
向が変更される複数の衝突壁と、を具備し、これら複数
の衝突壁の間で、規制部材は複数回衝突を繰り返すこと
としたものである。
【0012】このように、係合部材が移動体内部に差し
込まれると、回動部材が回動されて回動部材と係合部材
とが嵌合する。そして、この嵌合の後に、若しくは回動
と同時に他方の部材に一方の部材が衝突した場合には、
その衝突によって規制部材が回動部材の回動を規制する
位置に移動する。それによって、回動部材が元の位置に
戻ろうとする回動できなくなり、一方の部材と他方の
部材との衝突による衝撃の反動によって一方の部材が他
方の部材から離間しようとしても、離間不可能となる。
このため、一方の部材と他方の部材の間に隙間が生じる
のを防止できる。また、一方の部材と他方の部材との衝
突による反動でも、一方の部材が開放しないため、反動
による隙間を無くすべく、一方の部材から手を離さずに
他方の部材まで引っ張ったり、二度三度と一方の部材を
閉める作業から開放される。それによって、例えば引き
戸のような一方の部材を閉める場合の利便性が向上す
る。
【0013】また、一方の部材と他方の部材との衝突時
には、球状部材である規制部材が衝突壁に衝突する。そ
して、規制部材は複数の衝突壁の間で衝突を繰り返すこ
とになるが、何等衝突を行わない場合と比較して、複数
の衝突壁の間での衝突を繰り返せば、衝突を繰り返す分
だけ時間が経過することとなる。それによって、この衝
突の間に係合部材の差し込みによって回動部材が回動さ
れると、この回動部材が確実に規制部材に当接してこれ
を押圧する。すなわち、衝突壁を設けない場合には、規
制部材が跳ね返って回動部材が回動して該規制部材に接
触する前に戻る場合があるが、かかる衝突壁を設けるこ
とにより、回動部材を確実に規制部材に当接させること
が可能となる。
【0014】また、他の発明は、一方の部材が他方の部
材に衝突した場合に、衝突の反動による跳ね返りを防止
する跳ね返り防止装置において、一方の部材に取り付け
られる移動体に設けられていて、所定角度回動可能な回
動部材と、移動体に設けられていて、移動体の衝突時に
移動し、該移動位置において回動部材の回動を規制する
規制部材と、他方の部材又はその脇に取り付けられる固
定体から突設されていて、一方の部材と他方の部材との
衝突時には移動体内部に差し込まれ回動部材を回動させ
た後にこの回動部材と嵌合しかつその後の回動部材の回
動を規制部材によって規制されることで移動体と固定体
とを連結状態とすると共に、規制部材が元の位置に戻る
ことで回動部材が回動可能となり移動体と固定体とを連
結解除状態とする係合部材と、移動体に設けられ、係合
部材と回動部材との嵌合時に係合部材の移動体内部への
差し込みに連動して摺動するピストン部材と、移動体に
設けられ、ピストン部材の摺動に連動すると共に係合部
材を移動体内部に差し込む前においては規制部材を保持
し、係合部材を移動体内部に差し込んだ後には規制部材
の保持を解除するカム部材と、を具備するものである。
【0015】このように、係合部材が移動体内部に差し
込まれると、回動部材が回動されて回動部材と係合部材
とが嵌合する。そして、この嵌合の後に、若しくは回動
と同時に他方の部材に一方の部材が衝突した場合には、
その衝突によって規制部材が回動部材の回動を規制する
位置に移動する。それによって、回動部材が元の位置に
戻ろうとする回動ができなくなり、一方の部材と他方の
部材との衝突による衝撃の反動によって一方の部材が他
方の部材から離間しようとしても、離間不可能となる。
このため、一方の部材と他方の部材の間に隙間が生じる
のを防止できる。また、一方の部材と他方の部材との衝
突による反動でも、一方の部材が開放しないため、反動
による隙間を無くすべく、一方の部材から手を離さずに
他方の部材まで引っ張ったり、二度三度と一方の部材を
閉める作業から開放される。それによって、例えば引き
戸のような一方の部材を閉める場合の利便性が向上す
る。
【0016】また、カム部材は、衝突時以外の通常の状
態においては規制部材を保持することとなる。すなわ
ち、余分に規制部材が飛び出して来るのを防止すること
ができる。また、カム部材の衝突時には、カム部材によ
る規制部材の保持が解除され、さらに一方の部材と他方
の部材とが衝突することで規制部材が飛び出す。それに
よって、回動部材と係合部材とが嵌合し、一方の部材と
他方の部材とが衝突し、衝突の反動によって一方の部材
が跳ね返った場合でも、回動部材の回動を規制すること
が可能となる。 また、このようなカム部材を設けること
により、例えば引き戸のような一方の部材が衝突直前に
レール上のゴミに乗ったり、手や体が触れた時に僅かに
減速し、それによって規制部材が飛び出して回動部材の
下に入り込んでしまうことがある。このように回動部材
の下に規制部材が入り込んでしまうと、回動部材が回転
できないにも係わらず、係合部材が回動部材に衝突して
しまう。しかしながら、カム部材で規制部材を保持する
ことにより、係合部材の衝突以外では規制部材が飛び出
さず、それによって上述の装置の破壊を防止することが
可能となる。
【0017】さらに、他の発明は、上述の発明に加えて
更に、ピストン部材は、付勢力付与手段によって係合部
材が移動体内部に差し込まれて摺動した場合に付勢力が
与えられることとしたものである。このようにしたこと
で、係合部材が移動体内部に差し込まれた場合には、ピ
ストン部材には付勢力付与手段によって係合部材の差し
込みに抗する付勢力が与えられる。すなわち、移動体内
部に差し込まれた係合部材を抜けば、該ピストン部材は
付勢力付与手段によって押し戻される。それによって、
ピストン部材の摺動に連動するカム部材は、係合部材が
差し込まれる前の状態に戻ることが可能となる。
【0018】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、回動部材と係合部材との間の嵌合は、これらの一
方に突出した爪部を設けると共に他方に窪んだ凹係合部
を設け、該凹係合部に対する爪部の嵌め込みによってな
されることとしたものである。
【0019】このようにすれば、爪部が凹係合部に嵌め
込まれることで、回動部材と係合部材との間の嵌合が行
われる。また、爪部は突出して設けられているため、移
動体内部に差し込まれて係合部材と回動部材とが嵌合す
る場合でも、その逆に係合部材と回動部材の嵌合が解か
れる場合でも、回動部材が回動される構成となる。それ
により、一方の部材と他方の部材の衝突による衝撃で規
制部材が回動部材の回動を規制する位置に移動した場
合、回動部材が回動できなくなる。このため、一方の部
材と他方の部材との衝突による衝撃の反動によって一方
の部材が他方の部材から離間しようとしても、離間不可
能となる。
【0020】さらに、他の発明は、上述の発明に加えて
更に、回動部材には爪部が設けられていると共に、係合
部材には凹係合部が設けられていることとしたものであ
る。このようにすれば、係合部材が移動体内部に差し込
まれる場合に、突出した爪部がない分、係合部材が差し
込まれる移動体の開口部の開口面積を必要以上に余分に
設ける必要が無くなる。このように移動体の開口部の開
口面積を大きくしないことにより、係合部材が回動部材
にぶつかる位置を適切化することが可能となる。
【0021】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、爪部の突出高さ及び凹係合部の窪み深さは、回動
部材が規制部材により回動規制されるまでの回動部材の
回動距離よりも大きく形成されていることとしたもので
ある。このようにしたことで、回動部材と係合部材とが
嵌合して該回動部材が規制部材によって回動が規制され
ている状態においては、係合部材が一方の部材の衝突に
よる跳ね返りで移動体から抜けようとしても、爪部と凹
係合部が噛み合ったまま抜けることができない。それに
よって、回動部材と係合部材の間における嵌合状態を維
持することが可能となる。
【0022】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、規制部材は傾斜面に設けられていて、衝突以外
の通常時においては該規制部材が自重によって転動して
回動部材の回動を規制する位置には存在しないこととし
たものである。このようにしたことで、衝突以外の通常
時には回動部材が規制部材によって回動が規制されるこ
とが無くなる。また、回動部材が回動して規制部材との
間の接触(押圧)が解かれると、規制部材は自重によっ
て回動部材の回動を規制する位置以外に転動する。ま
た、衝突時には、回動部材の回動を規制する位置に規制
部材が転動する。それによって、再び回動部材は回動が
規制される。
【0023】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、回動部材には規制部材を押圧する押圧部が設けら
れていて、該回動部材の回動時に規制部材が特定の位置
に存するときには押圧部で規制部材を押圧することで回
動部材の回動が規制されることとしたものである。この
ようにしたことで、回動部材が回動した場合には、押圧
部で規制部材と接触することになる。さらに回動部材が
回動しようとする場合には、規制部材を押圧することに
なるが、回動部材が規制部材を押圧しても、規制部材が
存在するために回動部材は回動できない。それによっ
て、回動部材の回動が規制されることとなる。
【0024】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、回動部材は付勢部材によって係合部材の嵌合に対
して付勢力が与えられることとしたものである。このよ
うに構成すれば、係合部材が移動体内部に差し込まれた
とき、係合部材と回動部材とを付勢力で嵌合する状態に
することができる。また、係合部材が移動体から抜かれ
た場合や、何等係合部材が差し込まれない状態において
も、回動部材は付勢部材から付勢力を受けることで、所
定位置に位置する状態となる。
【0025】さらに、他の発明は、所定角度回転可能な
回動部材と、跳ね返り防止物が他方の部材に衝突した際
に移動し該移動位置において回動部材の回動を規制する
と共に、球状部材である規制部材と、他方の部材側に設
けられた係合部材が当該跳ね返り防止物と他方の部材と
の衝突時に差し込まれる開口部と、他方の部材との衝突
時に規制部材が移動して存在する位置に設けられ、規制
部材の衝突によって進行方向が変更される複数の衝突壁
と、を有する移動体を備え、他方の部材との衝突時に係
合部材が差し込まれ回動部材を回動させた後に、この回
動部材と係合部材が嵌合し、複数の衝突壁の間で、規制
部材は複数回衝突を繰り返し、かつその後の回動部材の
回動を規制部材によって規制されることで移動体と係合
部材とが連結状態とされると共に、規制部材が元の位置
に戻ることで回動部材が回動可能となり、移動体と係合
部材とが連結解除状態とされるものである。
【0026】このようにしたことで、係合部材が移動体
内部に差し込まれると、回動部材が回動されて回動部材
と係合部材とが嵌合する。そして、この嵌合の後に、若
しくは嵌合と同時に他方の部材に跳ね返り防止物が衝突
した場合には、その衝撃によって規制部材が回動部材の
回動を規制する位置に移動する。それによって、回動部
材が元の位置に戻ろうとする回動ができなくなり、跳ね
返り防止物と他方の部材との衝突による衝撃の反動によ
って跳ね返り防止物が他方の部材から離間しようとして
も、離間不可能となる。このため、引き戸等の跳ね返り
防止物と戸当たり等の他方の部材の間に隙間が生じるの
を防止できる。 また、一方の部材と他方の部材との衝突
時には、球状部材である規制部材が衝突壁に衝突する。
そして、規制部材は複数の衝突壁の間で衝突を繰り返す
ことになるが、何等衝突を行わない場合と比較して、複
数の衝突壁の間での衝突を繰り返せば、衝突を繰り返す
分だけ時間が経過することとなる。それによって、この
衝突の間に係合部材の差し込みによって回動部材が回動
されると、この回動部材が確実に規制部材に当接してこ
れを押圧する。すなわち、衝突壁を設けない場合には、
規制部材が跳ね返って回動部材が回動して該規制部材に
接触する前に戻る場合があるが、かかる衝突壁を設ける
ことにより、回動部材を確実に規制部材に当接させるこ
とが可能となる。
【0027】また、他の発明は、所定角度回転可能な回
動部材と、跳ね返り防止物が他方の部材に衝突した際に
移動し該移動位置において回動部材の回動を規制する規
制部材と、他方の部材側に設けられた係合部材が当該跳
ね返り防止物と他方の部材との衝突時に差し込まれる開
口部と、係合部材と回動部材との嵌合時において係合部
材の開口部からの差し込みに連動して摺動するピストン
部材と、ピストン部材の摺動に連動すると共に、係合部
材を開口部から差し込んだ後には規制部材の保持を解除
するカム部材と、を有する移動体を備え、他方の部材と
の衝突時に係合部材が差し込まれ回動部材を回動させた
後に、この回動部材と係合部材が嵌合し、係合部材の差
し込みによってピストン部材が摺動し、このピストン部
材の摺動にカム部材が連動して規制部材の保持を解除
し、その後の回動部材の回動が規制部材の移動によって
規制されることで移動体と係合部材とが連結状態とされ
ると共に、規制部材が元の位置に戻ることで回動部材が
回動可能となり、移動体と係合部材とが連結解除状態と
されることとしたものである。
【0028】このようにしたことで、係合部材が移動体
内部に差し込まれると、回動部材が回動されて回動部材
と係合部材とが嵌合する。そして、この嵌合の後に、若
しくは嵌合と同時に他方の部材に跳ね返り防止物が衝突
した場合には、その衝撃によって規制部材が回動部材の
回動を規制する位置に移動する。それによって、回動部
材が元の位置に戻ろうとする回動ができなくなり、跳ね
返り防止物と他方の部材との衝突による衝撃の反動によ
って跳ね返り防止物が他方の部材から離間しようとして
も、離間不可能となる。このため、引き戸等の跳ね返り
防止物と戸当たり等の他方の部材の間に隙間が生じるの
を防止できる。 また、カム部材は、衝突時以外の通常の
状態においては規制部材を保持することとなる。すなわ
ち、余分に規制部材が飛び出して来るのを防止すること
ができる。また、カム部材の衝突時には、カム部材によ
る規制部材の保持が解除され、さらに一方の部材と他方
の部材とが衝突することで規制部材が飛び出す。それに
よって、回動部材と係合部材とが嵌合し、一方の部材と
他方の部材とが衝突し、衝突の反動によって一方の部材
が跳ね返った場合でも、回動部材の回動を規制すること
が可能となる。 また、このようなカム部材を設けること
により、例えば引き戸のような一方の部材が衝突直前に
レール上のゴミに乗ったり、手や体が触れた時に僅かに
減速し、それによって規制部材が飛び出して回動部材の
下に入り込んでしまうことがある。このように回動部材
の下に規制部材が入り込んでしまうと、回動部材が回転
できないにも係わらず、係合部材が回動部材に衝突して
しまう。しかしながら、カム部材で規制部材を保持する
ことにより、係合部材の衝突以外では規制部材が飛び出
さず、それによって上述の装置の破壊を防止することが
可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)以下、本発
明の第一の実施の形態について、図1から図4に基づい
て説明する。このうち、図1は本発明の跳ね返り防止装
置10の構成を示す側面断面図であり、図2は図1の跳
ね返り防止装置10の構成を示す平面図であり、このう
ち移動体11についてはX−X線における断面図を示す
ものである。これらの図において、跳ね返り防止装置1
0は、一方の部材及び跳ね返り防止物としての引き戸1
3に取り付ける移動体11と、他方の部材としての戸当
たり14に取り付ける固定体12とから構成される。
【0030】なお、実際には戸当たり14の脇に固定体
12を取付固定する場合もあるが、かかる場合は、戸当
たり14に固定体12を取付固定する場合と同一視でき
るので、以下の説明においては戸当たり14に固定体1
2を取り付ける場合について説明する。
【0031】これらのうち、固定体12は移動しない戸
当たり(引き戸13が衝突する部分からずらして移動体
11と嵌合する位置)14に取り付けられるものであ
り、その構成は取付板20及び係合部材としての係合バ
ー21から構成されるものである。このうち、取付板2
0はその一部が屈曲形成されており、この屈曲形成によ
って長手方向の中央部分が両端側よりも隆起した台座部
22が設けられている。
【0032】この台座部22の中央には、上述の係合バ
ー21を取付板20に対して取付固定するためのネジ2
4を挿通させる取付孔23が形成されている。このた
め、係合バー21を取付板20に取付固定する場合、台
座部22の隆起側に係合バー21を当接させる。その後
に、台座部22の裏面側から取付孔23にネジ24を差
し込む。なお、係合バー21の一端側からは、ネジ孔2
5が螺刻されている。このため、取付孔23に差し込ま
れたネジ24をネジ孔25に位置合わせし、ネジ24を
捻じ込むことで、係合バー21の取付板20に対する取
付固定が為される。
【0033】この取付板20の両端側は、戸当たり14
に対して取付固定を為すための当接部26となってい
る。なお、取付板20と戸当たり14の間における取付
固定は、ネジによるものでも接着剤、或いは両面テープ
等、種々の手段・方法を採用可能である。戸当たり14
に対してネジにより取付板20を取付固定する場合、当
接部には貫通孔(不図示)を形成すれば良い。
【0034】係合バー21は、その本体部分が四角柱と
なっており、図1に示すように、本体部分の中途部に凹
係合部27が形成されている。この凹係合部27は、後
述する移動体11内部に係合バー21が差し込まれたと
きに、後述する爪部47と係合するものである。この凹
係合部27は、側面から見た外観形状が略三角溝状に形
成されている。このため、凹係合部27の壁面27a
(壁面27b)に沿って爪部47が摺動可能な角度に形
成されている。
【0035】すなわち、図1において、中心線Lに対し
て凹係合部27の壁面27a及び壁面27bが為す角度
をθ1,θ2とすると、θ1とθ2はほぼ等しく、しか
もその角度は鋭角となるように形成されている。実際に
は、壁面27a,27bは爪部47の良好な摺動を可能
とするために、θ1とθ2は45度近傍に設定されてい
る。しかしながら、これ以外の鋭角であっても、勿論構
わない。なお、係合バー21は、その先端側が四角錘状
の尖形部21aに形成されている。
【0036】係合バー21が差し込まれる移動体11
は、図2及び図4に示すように、例えばサッシのフレー
ム等の如き、引き戸13の側方に取り付けられるもので
ある。この移動体11は、ケーシング30によって全体
が覆われる構成である。このケーシング30は、図2に
示すように、固定体14側の前面ケース30aと、2つ
の側面ケース30b,30cと、両側面ケース30b,
30cによって挟み込まれる内部ケース30dとで構成
され、所定の大きさの空間部31を内部に有している。
なお、この実施の形態では、両側面ケース30b、30
cは透明とされている。
【0037】ここで、ケーシング30には、図3に示す
ように、固定体12と対向する部分であってバー係合部
32に連通する部分が切り欠かれて開口部30gが形成
されている。それによって、バー係合部32内部に係合
バー21が差し込まれることを可能としている。なお、
開口部30gは、図1における係合バー21の上下及び
左右方向の長さよりも夫々大きめに開口している。それ
によって、引き戸13や戸当たり14の夫々の取付誤差
や経年変化を吸収可能としている。
【0038】また、バー係合部32よりも下方側には、
後述する回動爪45が所定の角度だけ回動可能に取り付
けられる回動空間部33が設けられている。この回動空
間部33においては、バー係合部32に係合バー21が
差し込まれた場合、ちょうど係合バー21の凹係合部2
7側の係合面27c(係合バー21の4つの側面中の下
方側の面)と略面一となるように平面状の上壁面34が
形成されている。それによって、係合バー21が差し込
まれていない時に回動爪45がバネ50によって回動し
てきても、上壁面34によって回動角度を規制すること
を可能としている。なお、図1においては、底壁面35
は上壁面34と略平行に形成されているが、底壁面35
はこれに限られるものではなく、回動爪45の回動を妨
げなければ、種々変更可能である。
【0039】また、回動空間部33よりも下方側には、
転動部36が形成されている。転動部36は、平面状の
下底面が転動面37であり、この転動面37に沿って規
制球40を転動させるものである。この転動部36は、
引き戸13が戸当たり14に衝突した場合に、図1にお
ける固定体12側に規制球40が転動する空間である。
すなわち、転動部36は、引き戸13が停止している通
常の状態において規制球40を受け止めている受け部4
1と、上述の転動面37と、衝突時に規制球40が衝突
する衝突部42とから形成されている。このうち、転動
面37は、衝突時に容易に衝突部42に規制球40がそ
の慣性力によって移動可能であると共に、引き戸13が
停止している自然な状態では、受け部41に規制球40
が戻り、当接した状態となる傾斜角度を為して形成され
ている。すなわち、転動面37は、受け部41側が下が
り、衝突部42側が上がっている傾斜面となっている。
【0040】なお、規制球40は、規制部材として機能
するものであるため、例えば鋼のような変形し難い材質
によって形成されている。
【0041】ここで、衝突部42を構成する側壁は、図
2に示すように所定の角度傾斜して形成された衝突壁
A,Bとなっている。この図において、衝突部42の固
定体12側の端部には、ケーシング30の前面ケース3
0aを斜めに切り欠くことによって衝突壁Aが形成され
ている。この衝突壁Aは、引き戸13が戸当たり14に
衝突し、慣性力によって規制球40が進行してきた場合
に先に衝突する壁面であり、規制球40が衝突した場合
に規制球40の進行方向を衝突壁Bに向けて変更するた
めのものである。この衝突壁Aは、規制球40の進行方
向に対して例えば約35〜45度程度傾斜していて、し
かも固定体12側に向かうにつれてもう一方の衝突壁B
に近接するように形成されている。
【0042】また、衝突壁Bは、規制球40を衝突壁B
と反対側の対向壁Cに反射させるものである。このた
め、衝突壁Bは、規制球40の最初の進行方向に対して
例えば略5〜25度程度傾斜して形成されている。ここ
で、衝突壁Bの傾斜方向は、転動部36からケーシング
30を構成する側面ケース30bの外側に向かうように
形成されている。なお、衝突壁Bにより規制球40が反
射された場合、規制球40は対向壁Cに向かって進行す
ることとなる。すなわち、規制球40は対向壁Aと衝突
壁Bとの間を繰り返し複数回往復することとなる。
【0043】なお、上述の対向壁Cと衝突壁Bは、これ
ら対向壁Cと衝突壁Bの間で規制球40が繰り返し複数
回反射するものであれば、どのような傾斜角度に設定さ
れていても構わない。この複数回の反射が可能となる構
成によって、規制球40が前面ケース30aに衝突した
後、すぐに受け部41側へ戻るという動作が禁止され
る。
【0044】回動空間部33には、回動部材としての回
動爪45が存している。回動爪45は、図1に示すよう
に、平面状の上端面45aを有していて、この上端面4
5aが回動空間部33の上壁面34に面接触可能に形成
されている。このような上端面45aの面接触を可能と
する位置となるように、回動爪45は回動軸46によっ
て回動自在に支持されている。また、上端面45aに
は、爪部47が固定体12側の端部に形成されている。
爪部47は、上述した凹係合部27に嵌合する部分であ
り、略三角溝状の凹係合部27に対応した断面三角形と
なる三角突起状に形成されている。なお、この爪部47
の壁面47a,47bの傾斜角度は、上述の凹係合部2
7の壁面27a,27bと同様の角度に形成されてい
る。
【0045】また、回動爪45には、バネ受け部48が
設けられている。バネ受け部48は、爪部47の下端面
側から、下方に向かって突設されたものである。このバ
ネ受け部48には、弾性部材としてのコイル状のバネ5
0が当接する。バネ50は、回動空間部33の固定体1
2側とは反対側の側壁51に一端側が係止されていて、
他端側はバネ受け部48に当接している。それによっ
て、バネ受け部48はバネ50から押圧力が与えられ、
通常は回動空間部33の上壁面34と回動爪45の上端
面45aとが当接する状態を維持している。
【0046】回動爪45のうち、爪部47が形成されて
いる部分よりも固定体12側の側面45bは、なだらか
な曲面に形成されている。それによって、回動空間部3
3の固定体12側の前面ケース30aにこの側面45b
が当接しても、回動爪45が滑らかに回動することを可
能としている。
【0047】また、回動爪45のうち、爪部47が形成
されている部分とは反対側の位置(転動部36側)に
は、転動面37と並行となる下面を有する押圧部52が
形成されている。この押圧部52は、回動爪45が回動
しようとしても、直下に規制球40が存するときには、
規制球40と接触することで回動爪45の回動を規制す
る機能を有するものである。それによって、引き戸13
と戸当たり14とが衝突した直後の嵌合状態の係合バー
21が引き抜かれる方向にスライドしようとして、回動
爪45を転動部36側に回動させようとした場合でも、
回動爪45の回動を阻止することで係合バー21のスラ
イド(引き抜き)が規制されることとなる。
【0048】ここで、係合バー21がスライドしようと
しても、押圧部52が規制球40を押圧している状態に
おいては、爪部47が凹係合部27に嵌合した状態で互
いに噛み合って外れないようにする必要がある。すなわ
ち、爪部47の突出高さ及び凹係合部27の窪み深さ
は、回動爪45が回動して規制球40に当接するまでの
回動寸法よりも大きくなるように設けられている。
【0049】以上のような構成を有する跳ね返り防止装
置10の作用について、以下に説明する。まず、引き戸
13が開いた状態から戸当たり14に向けて閉じる場
合、引き戸13に取り付けられている移動体11が、戸
当たり14に取り付けられている固定体12に対して進
行する。そして、移動体11と固定体12とが接触する
が、この場合、係合バー21が移動体11の内部に設け
られているバー係合部32内部に差し込まれる状態とな
る。
【0050】バー係合部32に係合バー21が差し込ま
れると、まず尖形部21aが爪部47に当接する。さら
に係合バー21が差し込まれることにより、バネ50の
弾性力に抗しながらも尖形部21aが爪部47を下方に
押し下げる。このとき、規制球40は引き戸13の移動
に伴う慣性力によって、受け部41に保持されている。
このため、係合バー21は爪部47を下方に押し下げる
ことが可能であり、それによって、回動爪45が回動軸
46を中心として回動することとなる。さらに係合バー
21が進行すると、バネ50の弾性力によって係合バー
21の凹係合部27と爪部47が互いに嵌合する。な
お、凹係合部27と爪部47とが互いに嵌合するとき、
引き戸13と戸当たり14とが衝突するように、移動体
11の取付位置が調整されている。
【0051】ここで、凹嵌合部27と爪部47とが嵌合
したときに、引き戸13が戸当たり14に衝突する。す
ると、この衝突の反動によって引き戸13が戸当たり1
4から跳ね返ろうとする。
【0052】一方、引き戸13が戸当たり14に衝突す
ると、これらの間の衝突により引き戸13が急に停止す
ることで、規制球40がその慣性力によって転動部36
(転動面37)を転動して衝突部42へと移動する。こ
の場合、衝突部42に移動した規制球40は、まず衝突
壁Aに衝突する。衝突による反動で衝突壁Aによって跳
ね返された規制球40は、進行方向が変化して衝突壁B
へと向かう。そして、規制球40は衝突壁Bと衝突し、
この衝突壁Bによって跳ね返されて対向壁Cに衝突す
る。以後、衝突壁Bと対向壁Cとの間の衝突を複数回繰
り返す。
【0053】これら衝突壁Bと対向壁Cとの間において
所定の回数だけ衝突を繰り返すと、一定の時間が経過し
てしまう。この時間経過が行われる前に、引き戸13が
戸当たり14への衝突による反動で跳ね返ろうとする。
引き戸13の跳ね返りによる進行で、爪部47の壁面4
7aが凹係合部27の壁面27aとぶつかり、さらに引
き戸13の跳ね返りが進行することで、爪部47の壁面
47aが係合バー21の壁面27aによって押し下げら
れる。これにより、回動爪45が回動し始め、この回動
爪45の押圧部52が下方側(転動面36側)に向かっ
て移動し始める。
【0054】ここで、上述したように、規制球40が受
け部41に戻らずに衝突部42において複数回の衝突を
繰り返して存在している。このため、回動爪45が下方
側に向かって移動した場合、押圧部52は規制球40に
当接してこの規制球40を押圧することになる。押圧部
52が規制球40を押圧している状態においては、回動
爪45は規制球40の存在によってこれ以上回動できな
くなる。それによって、引き戸13が跳ね返りの慣性力
によって戸当たり14から離間する方向に進行しようと
しても、これ以上進行することができない。すなわち、
以後の引き戸13の跳ね返りの進行が停止される。
【0055】なお、引き戸13の跳ね返りの振動とエネ
ルギーが沈静化した場合には、爪部47と凹係合部27
の間には、クリアランスが生じ、それによって規制球4
0が押圧部52とは接触せずにフリーとなる。それによ
って、規制球40は、元の場所に収まることになる。ま
た、爪部47と凹係合部27の間にクリアランスが生じ
なく、押圧部52が規制球40を押圧している状態で
は、壁面27aの下方部分が壁面47aの上方部分と接
触していると共に、壁面27bと壁面27bとは離間し
て隙間が存する状態となっている。このため、引き戸1
3を僅かに戸当たり14側に寄せるだけで簡単に壁面2
7aと壁面47aとの接触状態が解除され、回動爪45
は上方側(バー係合部32側)に向かって僅かに回動す
る。すなわち、引き戸13をわずかに戸当たり14側に
寄せるだけで押圧部52もわずかに上方に移動する。そ
れによって、押圧部52による規制球40への押圧状態
が解除され、規制球40はフリーとなって転動面37を
転動し、受け部41に受け止められる。それによって規
制球40は元の場所に収まることになる。
【0056】また、規制球40が受け部41に存する状
態においては、回動爪45の回動が規制球40によって
邪魔されることがない。このため、引き戸13を戸当た
り14から引いて離間させる場合、凹係合部27の壁面
27aが爪部47の壁面47aを押し下げることが可能
となり、回動爪45がバネ50の弾性力に抗しながらも
自由に回動可能となる。この回動爪45の回動によっ
て、爪部47が凹係合部27に嵌め込まれた状態から解
除可能となる。以後、引き戸13を自由に移動させるこ
とが可能となる。
【0057】このような構成の跳ね返り防止装置10に
よれば、係合バー21がバー係合部32に差し込まれる
と、凹係合部27と爪部47とが嵌合する。そして、こ
の嵌合の後に、若しくは嵌合と同時に戸当たり14に引
き戸13が衝突するが、衝突による引き戸13の急激な
停止によって規制球40が衝突部42に移動する。そし
て、移動した規制球40は、引き戸13の跳ね返りの直
後まで衝突部42で保持される。このようにすること
で、引き戸13の跳ね返りに伴って係合バー21が引き
抜き方向にスライドし、それによって回動爪45が回動
しようとしても、規制球40の存在によって回動できな
くなる。
【0058】それによって、引き戸13が戸当たり14
から跳ね返って離間するのを防止することができ、引き
戸13と戸当たり14の間に隙間が生じるのを防止でき
る。このように、引き戸13の跳ね返りを防止できるの
で、例えば冬等の季節に、引き戸13が開いてしまうこ
とによる寒い隙間風が生じるのを防止することが可能と
なる。特に、近年のサッシ等の引き戸13においては、
ローラとレールの間の抵抗が少ないため、引き戸13の
跳ね返りが容易に生じてしまうが、本発明ではこの引き
戸13の跳ね返りを効果的に防止することが可能とな
る。
【0059】また、引き戸13と戸当たり14との衝突
による反動でも、引き戸13が開放しないため、引き戸
13から手を離さずに戸当たり14まで引っ張ったり、
二度三度と引き戸13を閉め直す作業から開放される。
それによって、引き戸13を閉める場合の利便性が向上
する。
【0060】さらに、爪部47は突出して設けられてい
る。それによって、引き戸13が跳ね返ることにより、
爪部47が凹係合部27から外れようとする場合には、
回動爪45に確実に回動が生じる。その際、引き戸13
と戸当たり14の衝突による引き戸13の急激な停止で
規制球40が衝突部42に移動するので、回動爪45が
回動できず、係合バー21の引き抜きが防止される。こ
の結果、引き戸13が跳ね返って戸当たり14から離間
しようとしても、離間できなくなる。
【0061】また、回動爪45側に爪部47を設け、係
合バー21側に凹係合部27を設ける構成としたこと
で、係合バー21がバー係合部32内部に差し込まれる
場合に、係合バー21に突出した爪部47がない分、開
口部30gの開口面積を必要以上に設ける必要がなくな
る。このように、開口部30gの開口面積を大きくしな
いことにより、係合バー21が回動爪45にぶつかる位
置を、適切化することが可能となる。
【0062】なお、爪部47を係合バー21に設け、凹
係合部27を回動爪45側に設けるようにしても良い。
この場合には、爪部47が設けられた係合バー21の挿
入に対応して、開口部30gの開口面積を大きくすれば
良い。
【0063】さらに、爪部47の突出高さ及び凹係合部
27の窪み深さは、押圧部52が規制球40に当接して
回動規制されるまでの回動爪45の回動距離よりも大き
く形成されている。このため、規制球40が衝突部42
に存する状態においては、係合バー21が引き戸13の
跳ね返りによりスライドしようとしても、爪部47と凹
係合部27が噛み合ったまま抜けることができない。そ
れによって、回動爪45と係合バー21の間における嵌
合状態(連結状態)を維持することができる。
【0064】また、規制球40は転動面37に設けられ
ていて、衝突以外の通常時においては規制球40は自重
によって受け部41に存するように構成されている。こ
のため、衝突以外の通常時には回動爪45が規制球40
によって回動が規制されない。また、引き戸13の跳ね
返り時における規制球40が押圧部52によって押圧さ
れている状態においても、回動爪45がバネ50により
押されてわずかに回動して規制球40との間の押圧が解
かれると、規制球40は自重によって衝突部42から転
動面37を転動する。それによって、引き戸13が跳ね
返り時以外に開かれる場合には、規制球40が引き戸1
3のスライドを邪魔することがなくなり、良好に引き戸
13を押し開くことが可能となる。
【0065】さらに、押圧部52を設けこの押圧部52
にて規制球40を押圧する構成としたことにより、規制
球40と回動爪45の間のクリアランスが少なくなり、
規制球40による回動爪45の回動規制を良好に行うこ
とが可能となる。また、規制球40を球状部材としたこ
とにより、転動部36における規制球40の転動が容易
なものとなる。
【0066】また、引き戸13と戸当たり14の衝突時
に規制球40が進行する衝突部42に、衝突壁A,Bを
設ける構成としたことにより、規制球40は衝突壁Bと
対向壁Cの間で衝突を繰り返すことになる。このため、
規制球40が複数回の衝突を行わない場合と比較して、
衝突壁Bと対向壁Cの間で衝突を繰り返す分だけ余分に
時間が経過する。それによって、この複数回の衝突の間
に係合バー21の引き抜き方向へのスライドが生じて
も、そのスライドによって回動爪45が回動し始める
と、押圧部52にて確実に規制球40が押圧される。こ
のため、引き戸13は戸当たり14から離間できないこ
ととなる。
【0067】すなわち、衝突壁A,Bを設けない場合に
は、規制球40がすぐ跳ね返ってしまい、回動爪45が
回動して押圧部52が規制球52に接触する前に元の位
置に戻る場合がある。しかしながら、かかる衝突壁A,
Bを設けることで、引き戸13と戸当たり14との衝突
時に確実に規制球40を押圧部52で押圧することが可
能となる。
【0068】さらに、回動爪45は、バネ50によって
付勢力が与えられている。この付勢力によって、係合バ
ー21がバー係合部32に差し込まれて回動爪45が回
動した際、爪部47が凹係合部27に弾性付勢する状態
とすることができる。また、係合バー21を移動体11
に差し込まない状態においても、回動爪45はバネ50
から付勢力を受けることで、上端面45aに当接した状
態を維持できる。
【0069】(第二の実施の形態)以下、本発明の第二
の実施の形態について、図5及び図6に基づいて説明す
る。なお、本実施の形態の跳ね返り防止装置60におい
ては、上述の第一の実施の形態で述べた構成と同一の部
材・構成に付いては、同一の符号を付して説明する。
【0070】これらの図において、バー係合部32の奥
側には、ピストン部材61が設けられている。このピス
トン部材61は、係合バー21の尖形部21aがその衝
突部61aにぶつかるとこの尖形部21aによって押し
込まれるものである。なお、バー係合部32にはピスト
ン保持部62が設けられている。このピストン保持部6
2には、ピストン部材61の断面形状に対応した断面の
凹部63aと、凹部の一方の壁(下方側の壁)がさほど
突出しないように形成された変形凹部63bとが形成さ
れている。この凹部63a及び変形凹部63bにピスト
ン部材61が嵌合されることで、ピストン部材61は良
好に摺動可能な構成となっている。
【0071】また、ピストン保持部62の凹部63から
後方にピストン部材61が突出する部分には、付勢力付
与手段としてのバネ部材64の突出端部が位置してい
る。バネ部材64は、ピストン部材61に対して戸当た
り14側に向かって戻るように付勢力を与えるものであ
る。なお、このバネ部材64の他端部は、バネ取付部6
5に取り付けられている。
【0072】ピストン部材61には、その中途部に切欠
き部66が形成されている。この切欠き部66には、カ
ム部材70が係合するように設けられている。カム部材
70は、図5に示すように、回動爪45の回動支点とな
る回動軸46を中心として回動自在に設けられているも
のである。そして、回動軸46からピストン部材61側
に向かって突起部71が延出している。突起部71の先
端部71aは、常に上述の切欠き部66に嵌め込まれて
いる。このため、ピストン部材61が摺動した場合に
は、突起部71は切欠き部66の移動に伴って回動軸4
6を中心として回動する。このようにして、カム部材7
0がピストン部材61の摺動に連動して回動する構成と
なっている。
【0073】ピストン部材61には、転動部36に向か
って球保持部72が延出している。この球保持部72
は、係合バー21が差し込まれていない状態において
は、図5において紙面に対し垂直であって奥側の方向に
向かい伸びる先端部72aで規制球40を受け部41と
の間で保持することを可能としている。しかしながら、
ピストン部材61が係合バー21によって押し込まれ、
カム部材70が回動(図5において反時計方向)した場
合には、球保持部72での規制球40の保持が解除され
て、以後規制球40は転動面37上を移動可能となる。
【0074】ここで、カム部材70は、平板状部材から
構成されているが、図6に示すように、カム部材70の
先端部72aは平板状部材の先端部分を折り曲げること
で形成されている。それによって、規制球40を先端部
72aによって良好に保持することを可能としている。
また、カム部材70がピストン部材61の摺動に伴って
衝突部42側に向けて回動した時、先端部72aと転動
面37との間のクリアランスが、規制球40を通過させ
る程度に設けられている。それによって、押圧部52に
よる規制球40の押圧が解除された場合には、規制球4
0が直ちに受け部41に戻ることを可能としている。
【0075】なお、この第二の実施の形態では、ケース
30は2つの側面ケース30b,30cと、これら側面
ケース30b,30cによって挟み込まれる内部ケース
30dと、固定体14側とは反体となる側に配置される
後面ケース30eとで構成されている。
【0076】以上のような構成を有する跳ね返り防止装
置60においては、係合バー21が差し込まれない状態
においては、ピストン部材61が何等摺動しないため、
このピストン部材61の摺動に連動するカム部材70も
回動しない。かかるカム部材70が回動しない状態で
は、バネ部材64の付勢力によってピストン部材61を
介してカム部材70が規制球40を保持する状態を維持
する。
【0077】それによって、閉めようとして勢いをつけ
て引いた引き戸13が減速し、規制球40が慣性力で飛
び出そうとしても、それを防ぐことが可能となる。すな
わち、カム部材70が設けられていない場合には、規制
球40の飛び出しを抑えることができないため、引き戸
13が減速した場合には規制球40が飛び出して衝突部
42に存することとなる。この状態で、係合バー21が
バー係合部32に差し込まれると、回動爪45が規制球
40の存在によって回動できないにも係わらず回動しよ
うとする。それによって、押圧部52で規制球40を過
大な力にて押さえ付けることになり、これら係合バー2
1や移動体11内部で破損が生じる場合がある。
【0078】しかしながら、本実施の形態の跳ね返り防
止装置60によれば、係合バー21が差し込まれていな
い状態では、ピストン部材61が摺動しなく、それによ
ってカム部材70は規制球40の飛び出しを抑える構成
となるため、上述の如き係合バー21や移動体11内部
に破損が生じるのを防止することが可能となる。
【0079】なお、跳ね返り防止装置60において、係
合バー21がバー係合部32に差し込まれた場合には、
以下のように作動する。まず、係合バー21の差し込み
によって、ピストン部材61が押し込まれる。それによ
って、突起部71がピストン部材61の切欠き部66に
係合しているカム部材70が回動され、規制球40の保
持状態が解除される。
【0080】さらに係合バー21がバー係合部32に差
し込まれると、引き戸13が戸当たり14に衝突すると
共に、爪部47と凹係合部27がしっかり係合した状態
となる。そして、この衝突によって引き戸13の戸当た
り14側への移動が停止し、カム部材70による保持が
解除された規制球40は、衝突部42に向かって進行す
る。ここで、引き戸13が戸当たり14に衝突すると、
この衝突の反動によって引き戸13は戸当たり14から
離間しようとする。それによって、係合バー21が今度
はバー係合部32から抜けようとする。
【0081】しかしながら、上述の第一の実施の形態で
述べたように、爪部47の壁面47aが凹係合部27の
壁面27aとぶつかり、さらに引き戸13が戸当たり1
4から離れる方向に進行することで、壁面47aが壁面
27aによって押し下げられる。それによって、回動爪
45が回動し、この回動爪45の押圧部52が下方側
(転動面36側)に向かって移動する。
【0082】そして、上述の第一の実施の形態で述べた
のと同様に、押圧部52は規制球40に当接してこの規
制球40を押圧することになる。それによって、回動爪
45はこれ以上回動できなくなり、引き戸13が衝突の
反動によって戸当たり14から離間しようとするのを防
止することができる。
【0083】このような構成の跳ね返り防止装置60に
よれば、カム部材70は、衝突時以外の通常の状態にお
いては規制球40を保持することとなる。すなわち、余
分に規制球40が衝突部42側に飛び出して来るのを防
止することができる。それによって、規制球40が飛び
出し、衝突部42に位置した状態で係合バー21がバー
係合部32に差し込まれるのを防止することができ、係
合バー21や移動体11が破損するのを防止することが
できる。このように、跳ね返り防止装置60の破損を防
止することで、該装置の長寿命化に貢献させることが可
能となる。
【0084】また、カム部材70の衝突時には、カム部
材70による規制球40の保持が解除され、さらに引き
戸13と戸当たり14とが衝突することで規制球40が
飛び出す。それによって、引き戸13と戸当たり14と
が衝突し、衝突の反動によって引き戸13が跳ね返った
場合でも、回動爪45の回動を良好に規制することが可
能となる。
【0085】また、ピストン部材61には、バネ部材6
4によって係合バー21が移動体11内部に差し込まれ
て摺動した場合に付勢力が与えられる。このようにした
ことで、係合バー21が移動体11内部に差し込まれた
場合には、ピストン部材61にはバネ部材64によって
係合バー21の差し込みに抗する付勢力が与えられる。
すなわち、移動体11内部に差し込まれた係合バー21
を抜けば、該ピストン部材61はバネ部材64によって
押し戻される。それによって、ピストン部材61の摺動
に連動するカム部材70は、係合バー21が差し込まれ
る前の状態に戻ることが可能となる。
【0086】以上、本発明の第一及び第二の実施の形態
について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可
能である。例えば、第一の実施の形態において示す衝突
壁A,Bは、第二の実施の形態に援用されているが、衝
突壁A,Bは必ずしも設ける必要はない。他だし、確実
な跳ね返り防止を図る意味では、衝突壁A,Bを設ける
のが好ましい。さらに、係合バー21を、四角柱状の本
体及び四角錐の先端とせずに、円柱と円錐の組み合わせ
等、他の形状としても良い。係合バー21の本体を円柱
とした場合は、開口部30g側の形状も円形とするのが
好ましい。
【0087】また、上述の第二の実施の形態において
は、回動爪45の回動とカム部材70とは別途独立に夫
々回動する構成としているが、回動爪45とカム部材7
0の間にギヤ等を設け、回動爪45の回動方向とは逆の
方向にカム部材70の回動を連動させるようにしても構
わない。このように構成した場合でも、カム部材70を
回動させて規制球40の保持を解除することが可能とな
り、またピストン部材61を省くことができる。
【0088】また、係合バー21を二つの部材から構成
するようにし、二つの部材の間の捻じ込みによって係合
バー21の突出長さを調整可能な構成にしても構わな
い。このように、捻じ込みによって長さ調整可能に構成
した場合は、引き戸13や戸当たり14へ取付固定する
際の取付位置に細心を払う必要がなくなり、主に係合バ
ー21がバー係合部32に挿通される位置であるかに注
意を払えば良くなる。すなわち、取付固定の際の微妙な
寸法調整作業から開放されることとなる。
【0089】さらに、係合バー21を例えば蝶番を用い
て折り畳み可能な構成にしても構わない。このように構
成した場合、例えば引き戸13を長時間開放し続ける等
の跳ね返り防止装置10,60の不使用時には、係合バ
ー21を折り畳めば良い。このようにすれば、引き戸1
3を引いて開放した部分に係合バー21が突出して邪魔
になることがない。
【0090】また、規制球40や転動面37を設けず
に、バネ50と回動爪45によって引き戸13の跳ね返
りを防止するようにしても良い。しかし、バネ50のみ
では跳ね返りの防止が不十分であるため、爪部47の壁
面47a,47bの傾斜角度について壁面47aを急斜
面とし、壁面47bを緩斜面にする等の工夫を加える必
要がある。
【0091】また、上述の各実施の形態の携帯において
は、引き戸13に本発明を適用した場合について述べた
が、本発明の適用はこれには限られず、例えばブライン
ドに用いても良いし、更にはレール上を滑走する引き戸
13以外の活動体(滑車等)の跳ね返り防止用の一時的
な連結具として用いることも可能である。また、レール
を滑走する場合に限られず、二つの部材が衝突しても跳
ね返らせず、両者を一時的に接触(連結)した状態にす
る必要があるものについて、本発明を適用可能である。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、係合部材が移動体内部
に差し込まれると、移動体内部の回動部材が回動されて
回動部材と係合部材とが嵌合する。そして、この嵌合の
後に、若しくは嵌合と同時に戸当たりに引き戸が衝突し
た場合には、その慣性力によって規制部材が回動部材の
回動を規制する位置に移動する。それによって、回動部
材が係合部材と外れる方向に回動できなくなり、引き戸
と戸当たりとの衝突による衝撃の反動によって引き戸が
戸当たりから離間しようとしても、離間不可能となる。
このため、引き戸と戸当たりの間に隙間が生じるのを防
止できる。また、引き戸と戸当たりとの衝突によって反
動が生じても、引き戸が開放しないため、反動による隙
間を無くすべく、引き戸から手を離さずに戸当たりまで
引っ張ったり、二度三度と引き戸を閉める作業から開放
される。それによって、引き戸を閉める場合の利便性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係わる跳ね返り防
止装置の側方から見た構成を示す断面図で、手前側の側
方ケースを取り除いた状態を示す図である。
【図2】図1の跳ね返り防止装置の平面図であると共
に、引き戸側については図1の移動体のX−X線に沿う
断面図を示すものである。
【図3】図1の跳ね返り防止装置において、移動体を正
面から見た構成を示す図である。
【図4】図1の跳ね返り防止装置において、移動体を引
き戸に、固定体をと当たりに取り付けた状態を示す図で
ある。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係わる跳ね返り防
止装置を示す図で、手前側の側方ケースを取り除いて示
す図である。
【図6】図5の矢印Aから見た背面図である。
【符号の説明】
10…跳ね返り防止装置 11…移動体 12…固定体 13…引き戸(一方の部材、跳ね返り防止物) 14…戸当たり(他方の部材) 21…係合バー(係合部材) 27…凹係合部 31…空間部 32…バー係合部 33…回動空間部 36…転動部 37…転動面 40…規制球(規制部材) 41…受け部 42…衝突部 45…回動爪(回動部材) 47…爪部 50…バネ(付勢部材) 52…押圧部 61…ピストン部材 64…バネ部材(付勢力付与手段) 70…カム部材 A,B…衝突壁

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材が他方の部材に衝突した場合
    に、衝突の反動による跳ね返りを防止する跳ね返り防止
    装置において、 一方の部材に取り付けられる移動体に設けられていて、
    所定角度回動可能な回動部材と、 上記移動体に設けられていて、上記移動体の衝突時に移
    動し、該移動位置において上記回動部材の回動を規制す
    と共に、球状部材である規制部材と、 上記他方の部材又はその脇に取り付けられる固定体から
    突設されていて、上記一方の部材と上記他方の部材との
    衝突時には上記移動体内部に差し込まれ上記回動部材を
    回動させた後にこの回動部材と嵌合しかつその後の回動
    部材の回動を上記規制部材によって規制されることで上
    記移動体と上記固定体とを連結状態とすると共に、上記
    規制部材が元の位置に戻ることで上記回動部材が回動可
    能となり上記移動体と上記固定体とを連結解除状態とす
    る係合部材と、上記移動体のうち上記一方の部材と上記他方の部材との
    衝突時に上記規制部材が移動して存在する位置に設けら
    れ、上記規制部材の衝突によって進行方向が変更される
    複数の衝突壁と、 を具備し、これら複数の衝突壁の間で、上記規制部材は
    複数回衝突を繰り返すことを特徴とする跳ね返り防止装
    置。
  2. 【請求項2】 一方の部材が他方の部材に衝突した場合
    に、衝突の反動による跳ね返りを防止する跳ね返り防止
    装置において、 一方の部材に取り付けられる移動体に設けられていて、
    所定角度回動可能な回動部材と、 上記移動体に設けられていて、上記移動体の衝突時に移
    動し、該移動位置において上記回動部材の回動を規制す
    る規制部材と、 上記他方の部材又はその脇に取り付けられる固定体から
    突設されていて、上記一方の部材と上記他方の部材との
    衝突時には上記移動体内部に差し込まれ上記回動部材を
    回動させた後にこの回動部材と嵌合しかつその後の回動
    部材の回動を上記規制部材によって規制されることで上
    記移動体と上記固定体とを連結状態とすると共に、上記
    規制部材が元の位置に戻ることで上記回動部材が回動可
    能となり上記移動体と上記固定体とを連結解除状態とす
    る係合部材と、上記移動体に設けられ、上記係合部材と上記回動部材と
    の嵌合時に上記係合部材の移動体内部への差し込みに連
    動して摺動するピストン部材と、 上記移動体に設けられ、上記ピストン部材の摺動に連動
    すると共に上記係合部材を移動体内部に差し込む前にお
    いては上記規制部材を保持し、上記係合部材を移動体内
    部に差し込んだ後には上記規制部材の保持を解除するカ
    ム部材と、 を具備することを特徴とする跳ね返り防止装置。
  3. 【請求項3】 前記ピストン部材は、付勢力付与手段に
    よって前記係合部材が前記移動体内部に差し込まれて摺
    動した場合に付勢力が与えられることを特徴とする請求
    記載の跳ね返り防止装置。
  4. 【請求項4】 前記回動部材と前記係合部材との間の嵌
    合は、これらの一方に突出した爪部を設けると共に他方
    に窪んだ凹係合部を設け、凹係合部に対する爪部の嵌
    め込みによってなされるものであることを特徴とする請
    求項1から3のいずれか1項に記載の跳ね返り防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記回動部材には爪部が設けられている
    と共に、前記係合部材には凹係合部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項記載の跳ね返り防止装置。
  6. 【請求項6】 前記爪部の突出高さ及び前記凹係合部の
    窪み深さは、前記回動部材が前記規制部材により回動規
    制されるまでの前記回動部材の回動距離よりも大きく形
    成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の
    跳ね返り防止装置。
  7. 【請求項7】 前記規制部材は傾斜面に設けられてい
    て、衝突以外の通常時においては該規制部材が自重によ
    って転動して前記回動部材の回動を規制する位置には存
    しないことを特徴とする請求項1からのいずれか1
    項に記載の跳ね返り防止装置。
  8. 【請求項8】 前記回動部材には前記規制部材を押圧す
    る押圧部が設けられていて、該回動部材の回動時に前記
    規制部材が特定の位置に存するときには上記押圧部で
    前記規制部材を押圧することで前記回動部材の回動が規
    制されることを特徴とする請求項1からのいずれか1
    項に記載の跳ね返り防止装置。
  9. 【請求項9】 前記回動部材は付勢部材によって前記係
    合部材の嵌合に対して付勢力が与えられることを特徴と
    する請求項1からのいずれか1項に記載の跳ね返り防
    止装置。
  10. 【請求項10】 所定角度回転可能な回動部材と ね返り防止物が他方の部材に衝突した際に移動し該移
    動位置において上記回動部材の回動を規制すると共に、
    球状部材である規制部材と、 上記他方の部材側に設けられた係合部材が当該跳ね返り
    防止物と上記他方の部材との衝突時に差し込まれる開口
    部と、上記他方の部材との衝突時に上記規制部材が移動して存
    在する位置に設けられ、上記規制部材の衝突によって進
    行方向が変更される複数の衝突壁と、 を有する移動体を備え、 上記他方の部材との衝突時に上記係合部材が差し込まれ
    上記回動部材を回動させた後に、この回動部材と上記係
    合部材が嵌合し、上記複数の衝突壁の間で、上記規制部材は複数回衝突を
    繰り返し 、 かつその後の回動部材の回動を上記規制部材によって規
    制されることで上記移動体と上記係合部材とが連結状態
    とされると共に、 上記規制部材が元の位置に戻ることで上記回動部材が回
    動可能となり、上記移動体と上記係合部材とが連結解除
    状態とされることを特徴とする跳ね返り防止物。
  11. 【請求項11】 所定角度回転可能な回動部材と ね返り防止物が他方の部材に衝突した際に移動し該移
    動位置において上記回動部材の回動を規制する規制部材
    と、 上記他方の部材側に設けられた係合部材が当該跳ね返り
    防止物と上記他方の部材との衝突時に差し込まれる開口
    部と、上記係合部材と上記回動部材との嵌合時において上記係
    合部材の上記開口部からの差し込みに連動して摺動する
    ピストン部材と、 上記ピストン部材の摺動に連動すると共に、上記係合部
    材を上記開口部から差し込んだ後には上記規制部材の保
    持を解除するカム部材と、 を有する移動体を備え、 上記他方の部材との衝突時に上記係合部材が差し込まれ
    上記回動部材を回動させた後に、この回動部材と上記係
    合部材が嵌合し、 上記係合部材の差し込みによって上記ピストン部材が摺
    動し、このピストン部材の摺動に上記カム部材が連動し
    て上記規制部材の保持を解除し、 その後の回動部材の回動が上記規制部材の移動によって
    規制されることで上記移動体と上記係合部材とが連結状
    態とされると共に、 上記規制部材が元の位置に戻ることで上記回動部材が回
    動可能となり、上記移動体と上記係合部材とが連結解除
    状態とされることを特徴とする跳ね返り防止物。
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