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JP3483300B2 - 高粘性物質用押出機のフィルター交換装置 - Google Patents
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JP3483300B2 - 高粘性物質用押出機のフィルター交換装置 - Google Patents

高粘性物質用押出機のフィルター交換装置

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JP3483300B2
JP3483300B2 JP11521494A JP11521494A JP3483300B2 JP 3483300 B2 JP3483300 B2 JP 3483300B2 JP 11521494 A JP11521494 A JP 11521494A JP 11521494 A JP11521494 A JP 11521494A JP 3483300 B2 JP3483300 B2 JP 3483300B2
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薫 国松
照幸 中川
智雄 木下
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東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高粘性物質用押出機の
運転を中断することなくフィルター交換を可能にするフ
ィルター交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種熱可塑性樹脂、シリコーンゴ
ム用ベースコンパウンド等の高粘性物質の製造手段の一
つとして押出機が使用されており、これら押出機の押出
口には押出物質中の異物を除去するためにフィルター部
材が装着されている。このフィルター部材は、押出作業
の進行と共に次第に異物を蓄積して目詰まりを生ずるよ
うになるため、定期的にフィルター交換作業を行うよう
にしている。しかし、このようなフィルター交換を行う
たびに押出作業を中断すると生産性が低下するため、こ
の押出作業を中断することなくフィルター交換作業が行
えるようにした装置が、実開昭48−69859号公報
や実公昭52−26548号公報等によって提案されて
いる。
【0003】この従来のフィルター交換装置は、いずれ
も押出機に装着したフィルター部材を、押出機を横切る
方向に複数個連続配置するか、または帯状に連続させる
ようにし、それをフィルター部材に目詰まりが発生する
時期に定期的に摺動させて、新しいフィルター部材を押
出口にセットするようにして連続の押出作業を可能にし
たものである。
【0004】しかし、一般に、押出機に装着されるフィ
ルター部材は、その装着部から高粘性物質の漏れが発生
しないように押圧ブロックによって堅く締付け固定され
ている。したがって、このようなフィルター部材の強力
な締付け状態下に、前述のようにフィルター部材を摺動
させてフィルター交換を行うと、その摺動面から金属が
削り取られ、金属粉(黒色粉末)が高粘性物質中に混入
して、その品質低下を招くという欠点があった。かかる
欠点は、特に透明性或いは白色の外観を要求されるシリ
コーンゴム用ベースコンパウンドについては致命的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題を解消し、押出機の運転を中断すること
なくフィルター交換を行うようにしたものにおいて、金
属粉等の削り屑が高粘性物質中に混入しないようにした
フィルター交換装置を提供することにある。特に、この
種の押出機によって高粘性のシリコーンゴム用ベースコ
ンパウンド(オルガノシロキサン生ゴムと補強性充填
剤、特にフュームドシリカ、湿式法シリカ等の補強性充
填剤の混合物)を製造する場合に好適とされるフィルタ
ー交換装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、押出機の押出口にフィルター部材を押圧ブロック
により締付け挟持すると共に、該フィルター部材の側部
に次期交換用フィルター部材を隣接するように配置し、
これらフィルター部材を同時に前記押出口を横切る方向
に摺動させてフィルター部材を交換するフィルター交換
装置において、前記フィルター部材が前記押出口と前記
押圧ブロックとにそれぞれ対面する部分に、互いに対を
なすプラスチック部材をそれぞれ配置したことを特徴と
するものである。
【0007】このように押出機の押出口と押圧ブロック
とにフィルター部材が対面する部分に、互いに対をなす
プラスチック部材を介在させることによって、フィルタ
ー交換時にフィルター部材を摺動させたとき、押出中の
高粘性物質近傍の金属同士が直接接触することがないの
で、金属粉等の削り屑を発生することがない。また、押
圧ブロックを押出機の押出口側に押圧する増力装置を設
けるようにし、フィルター交換時にフィルター部材を摺
動するときに、この増力装置によって押圧ブロックの押
圧を一時的に解除するようにすれば、上記プラスチック
部材に圧力が加わることなく、かつ瞬時に交換が可能と
なって上記作用効果を一層良好にすることができる。
【0008】本発明において、プラスチック部材に使用
する樹脂としては、耐摩擦性と耐圧縮性に優れた機械的
特性を有し、さらに高粘性物質の種類によっては耐熱性
を有するものが望ましい。そのためプラスチック部材の
樹脂としては、ポリイミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂
およびフッ素樹脂の群から選ばれた高強度、高圧縮剛性
の耐熱性樹脂が好ましい。
【0009】なかでもポリイミド樹脂は機械的特性が最
も優れているため最も好ましい材料である。このポリイ
ミド樹脂としては、熱硬化性アミドイミド系樹脂、熱硬
化性イミドアミン系樹脂、熱可塑性アミドイミド系樹脂
等を挙げることができる。また、このポリイミド樹脂の
好ましい物性としては、引張強さが1500 kg/cm2
上、曲げ強さが200 kg/cm2 以上、熱変形温度が20
0℃以上、摩擦係数が0.1〜0.03であることであ
る。かかる特性を有するポリイミド樹脂としては、東レ
株式会社から市販されている商品名「TIポリマー」が
ある。
【0010】本発明の押出機の押出用に使用する高粘性
物質としては、特に限定されるものではなく、未加硫ゴ
ム等のエラストマーなどが適用可能である。未加硫ゴム
としては、例えばシリコーンゴム用ベースコンパウン
ド、フッ素ゴム用ベースコンパウンド、EPDM用ベー
スコンパウンド等を挙げることができる。また、各種熱
可塑性樹脂の溶融押出しにも適用可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例を参照して具
体的に説明する。図1は、本発明の実施例からなる押出
機のフィルター交換装置を示すものである。図1におい
て、1は押出機、2はその押出口、3は押出スクリュー
である。押出機1の押出口2には、フィルター部材7が
押圧ブロック8により押圧挟持されるように取り付けら
れている。フィルター部材7は、金網等のスクリーン4
を分配板5の前に配置し、この積層体に摺動板6を装着
することにより構成されている。分配板5は耐圧板とも
呼ばれ、前後に貫通する多数の孔が設けられており、押
出口2から押し出されるポリマーの圧力に対してスクリ
ーン4が変形しないように支持すると共に、ポリマーの
整流を行うようになっている。
【0012】一方、押出機1の押出口2と押圧ブロック
8には、それぞれリング状のプラスチック部材9,9が
装着されている。この押出口2と押圧ブロック8のプラ
スチック部材9,9にそれぞれ対面するように、フィル
ター部材7側にもリング状のプラスチック部材10,1
0が装着されている。このように互いに対をなすリング
状のプラスチック部材9,10は、押圧ブロック8が押
出口2側に押圧されることにより、継ぎ目からポリマー
漏れを発生しないように密着する構造になっている。
【0013】さらに、押出機1には、押圧ブロック8の
押圧と押圧解除とを交互に行うための増力装置が設けら
れている。この増力装置は、押出機1に固定された支持
フレーム12に回転軸13を軸支し、この回転軸13の
一方の端部に、軸心Oから距離eだけ軸心O’が偏心し
た偏心カム15を連結し(図2参照)、その偏心カム1
5を押圧ブロック8に係合させる一方で、回転軸13の
他方の端部にブラケット16を固定し、そのブラケット
16に油圧シリンダー14を連結し、その他端を押出機
1上に回動自在に連結することにより構成されている。
【0014】このように構成された増力装置は、図1の
状態では、油圧シリンダー14を収縮させることにより
押圧ブロック8を押出口2側に引き寄せ、フィルター部
材7を押出口2に対して強固に挟持する。他方、この状
態から油圧シリンダー14を伸長させて、回転軸13を
角度αだけ回動させると(図2参照)、偏心カム15を
鎖線で示すように変化させるため、押圧ブロック8を押
出口2から離れる方向(押出方向)に距離fだけ移動さ
せ、その押圧力を解除する(図3参照)。
【0015】上記構成の押出機1において、上下に固定
された支持フレーム12,12の内側には、それぞれ摺
動レール11,11が押出口2の押出方向を横切る方向
(紙面に直交する方向)に延びるように固定されてい
る。この摺動レール11,11にフィルター部材7の摺
動板6,6が嵌合し、かつ摺動レール11に沿って押出
口2を横切る方向(紙面に直交する方向)に移動可能に
なっている。
【0016】フィルター部材7は正面視が矩形に形成さ
れており、かつ押出口2に装着されたフィルター部材7
の他に、摺動レール11,11上の左右両側に別のフィ
ルター部材7が装着されている(図4参照)。この横並
びに配置された複数個のフィルター部材7を、摺動レー
ル11に沿って同時に移動させると、押出口2のフィル
ター部材7が、その隣りに待機する新しいフィルター部
材7によって置き換えられるため、この移動操作によっ
て押出機の押出作業を中断することなくフィルター交換
を行うことができる。
【0017】このフィルター交換操作は、図4に示すよ
うに実施することができる。図4において、押出機1の
押出口2に上下に対設した摺動レール11,11には、
押出口2に対面するように中央位置Bのフィルター部材
7が取り付けられ、この中央のフィルター部材7を挟ん
で、左側位置Aに次の使用のために待機するフィルター
部材7が支持され、また右側位置Cに使用後のフィルタ
ー部材7が支持されている。
【0018】3個並んだフィルター部材7の両外側に
は、1台ずつの支持用油圧シリンダー21,22が設け
られている。勿論、これら油圧シリンダーは圧空シリン
ダーや機械式伸縮機構であってもよい。右側の油圧シリ
ンダー21は、使用後のフィルター部材7を洗浄交換し
て載せ、これを上昇させて上方の搬送装置23に把持さ
せるようにする。搬送装置23は、新しいフィルター部
材7を受け取るとガイドレール24に沿って左端に移動
し、そのフィルター部材7を、下方から上昇してきた左
側の油圧シリンダー22に受け渡す。
【0019】支持用油圧シリンダー22は再び下降し、
次のフィルター交換操作のために待機する。フィルター
交換時期になると、交換用油圧シリダー25が作動し、
油圧シリンダー22上のフィルター部材7を右側に押し
込むと共に、摺動レール11上の左側位置Aのフィルタ
ー部材7を中央位置Bに移動させ、さらに中央位置Bの
使用後のフィルター部材7を右側位置Cに移動させるこ
とによって、フィルター交換操作を行う。
【0020】このフィルター交換操作において、押出口
2および押圧ブロック8とフィルター部材7との間は、
それぞれプラスチック部材9,10を介して摺接してい
るので、金属同士が摺接するときのような金属粉が発生
することはない。。さらに、本発明によるフィルター交
換操作では、上記のようにフィルター部材7を摺動させ
るとき、上述した増力装置によって押圧ブロック8を、
図3に示すように、フィルター部材7から離す方向に一
時的に移動させ、使用後のフィルター部材7と新しいフ
ィルター部材7とが押出口2に対して入れ替わると同時
に元の図1の押圧状態に復帰させる操作を行うとよい。
【0021】この増力装置による押圧ブロック8の押圧
解除時間は、1〜2秒程度の瞬間でよく、この間にフィ
ルター部材の摺動を完了するようにする。また、押圧ブ
ロック8を軸方向に往復運動させるストロークは、0.
05〜1mmでよい。このように増力装置により押圧ブ
ロック8を押圧解除操作してフィルター交換を行うこと
により、プラスチック部材9,10間の摩損が軽減さ
れ、かつポリマーの汚損および交換時の漏出を一層少な
く完璧にすることができる。
【0022】また、増力装置による増力効果は、偏心カ
ム15の偏心量eと油圧シリンダー14の動作線と回転
軸の軸芯との距離の選択により、油圧シリンダー14に
与えた力の数十〜数百倍にすることができるため、シー
ル効果を完全ならしめることができる。
【0023】
【発明の効果】上述したように、本発明によるフィルタ
ー交換装置によれば、押出機の押出口と押圧ブロックと
にそれぞれフィルター部材が対面する部分に、互いに対
をなすプラスチック部材を介在させるようにしたため、
フィルター交換時にフィルター部材を摺動させるとき、
押出中の高粘性物質近傍の金属同士が直接接触すること
がないので、金属粉等の削り屑によってポリマー汚損を
発生することがない。
【0024】また、押圧ブロックを押出機の押出口側に
押圧する増力装置を設けた場合には、この増力装置によ
って一時的に押圧ブロックを押圧解除することによっ
て、上記プラスチック部材に圧力が加わることなく、か
つ瞬時にフィルター交換することができ、上記作用効果
を一層良好なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例からなる押出機のフィルター交
換装置を示す縦断面図である。
【図2】本発明の装置に設けた増力装置を、図1のX矢
視から見た平面図である。
【図3】図1のフィルター交換装置の押圧ブロックを押
圧解除した状態にして示す縦断面図である。
【図4】本発明のフィルター交換装置を押出機の押出口
側から見た状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 押出機 2 押出口 4 スクリーン 5 分配板 6 摺動板 7 フィルター
部材 8 押圧ブロック 9,10 プラ
スチック部材 11 摺動レール 13 回転軸 14 油圧シリンダー 15 偏心カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 智雄 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダ ウコーニング・シリコーン株式会社 研 究開発本部内 (56)参考文献 特開 昭62−87319(JP,A) 特開 昭64−71724(JP,A) 特開 平7−1552(JP,A) 実開 昭48−69859(JP,U) 実開 昭60−150025(JP,U) 実開 昭58−153008(JP,U) 実開 昭56−135836(JP,U) 実開 平1−104324(JP,U) 実公 昭52−26548(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機の押出口にフィルター部材を押圧
    ブロックにより締付け挟持すると共に、該フィルター部
    材の側部に次期交換用フィルター部材を隣接するように
    配置し、これらフィルター部材を同時に前記押出口を横
    切る方向に摺動させてフィルター部材を交換するフィル
    ター交換装置において、前記フィルター部材が前記押出
    口と前記押圧ブロックとにそれぞれ対面する部分に、互
    いに対をなすプラスチック部材をそれぞれ配置した高粘
    性物質用押出機のフィルター交換装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧ブロックを前記押出口側に押圧
    する増力装置を設け、該増力装置を前記フィルター部材
    の摺動時に一時的に押圧解除する構成にした請求項1に
    記載の高粘性物質用押出機のフィルター交換装置。
  3. 【請求項3】 前記増力装置を、油圧シリンダーと該油
    圧シリンダーにより回転駆動される偏心カムから構成
    し、該偏心カムを前記押圧ブロックに係合させて押出方
    向に往復運動させるようにした請求項2に記載の高粘性
    物質用押出機のフィルター交換装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルター部材は、スクリーンを分
    配板の上に積層し、この積層体を摺動板によって保持す
    るように構成した請求項1,2または3に記載の高粘性
    物質用押出機のフィルター交換装置。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック部材が、ポリイミド樹
    脂から構成された請求項1,2,3または4に記載の高
    粘性物質用押出機のフィルター交換装置。
  6. 【請求項6】 高粘性物質がシリコーンゴム用ベースコ
    ンパウンドである請求項1,2,3,4または5に記載
    の 高粘性物質用押出機のフィルター交換装置。
JP11521494A 1994-05-27 1994-05-27 高粘性物質用押出機のフィルター交換装置 Expired - Lifetime JP3483300B2 (ja)

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JP3945781B2 (ja) * 2004-07-26 2007-07-18 株式会社日本製鋼所 スクリーンチエンジャー
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