JP3483476B2 - オールプリーツスカート - Google Patents
オールプリーツスカートInfo
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Description
ト、特に、直線裁断の前後2枚の身頃用生地から構成さ
れており、スカートの全周に渡ってプリーツが設けられ
ている所謂オールプリーツスカートに関するものであ
る。
スカートの基本的な型として広く知られており、女子の
学生服に多用されている。このオールプリーツスカート
には、プリーツの幅が上下で一定であるものと、プリー
ツの幅を裾の部分で最大として、ヒップの部分ではこれ
より小さくしたテパードプリーツと呼ばれるものが存在
する。まず、プリーツの幅が上下で一定な通常のオール
プリーツスカートについて説明すると、図8(A)に示
すように、長方形の前身頃用生地fと長方形の後身頃用
生地bとの夫々について、山折りと谷折りとを繰り返し
行い、多数のプリーツpを形成する。前身頃用生地fと
後身頃用生地bとは同一の形状大きさであるため、図
は、1つの生地のみを描いている。このとき、裾sから
ヒップhまでは、山折り線と谷折り線とを平行とする
が、ヒップhからウエストwまでは、谷折り線を傾斜さ
せて、プリーツの重ね代を大きくする。図では、プリー
ツの重ね代が大きくなった部分(以下、ドロップ差用重
ね代と言う)を、図中の斜線で示しており、ウエストw
のプリーツの山aを、cの位置に合わせてプリーツを付
ける。これにより、プリーツの折り形状は、裾からヒッ
プの部分では、図8(B)に示すように山折り線aと山
折り線aとの間隔が比較的大きくなるが、ウエストの部
分では、図8(C)に示すように山折り線aと山折り線
aとの間隔が比較的小さくなる(図中、bはプリーツの
谷を示す)。その結果、図8(A)では、前身頃用生地
及び後身頃用生地の全体形状が長方形状に描かれている
が、図8(D)に示すように、ウエストwの線は、湾曲
したカーブを描くこととなる。従って、前身頃用生地f
及び後身頃用生地bの各々のプリーツ表面のウエスト回
りの長さw1は、プリーツ表面のヒップ回りの長さh1
及びプリーツ表面の裾回りの長さs1よりも小さくな
る。この前後各生地f,bのプリーツ表面のヒップ回り
の長さh1と、ウエスト回りの長さw1との差が、前後
各生地のドロップ差d(符号dは図示せず)となる。こ
こで、プリーツ表面のヒップ回りh1等の各部位の長さ
とは、プリーツの襞に隠れた部分を除外したヒップ回り
h1等の各部位の寸法を言う。そして、この前後各生地
のドロップ差dは、各生地のプリーツpの襞数(襞数
p)によって均等に分配されるものであり、前後各生地
f,bのウエスト部分におけるプリーツ1本当たりのド
ロップ差用重ね代の長さdwは、(h1−w1)/(襞
数p)によって求められる。
裁断の前後2枚の身頃用生地から構成されており、スカ
ートの全周に渡ってプリーツが設けられているものであ
り、プリーツの無いスカートや部分プリーツスカート等
のように、型紙の段階で人体の前後差やドロップ差を考
慮し、それに応じた生地の裁断を行うことができない。
即ち、この前身頃用生地fと後身頃用生地bとは、長方
形状の生地を用いて前後に均等なプリーツを付けている
ため、両者の側辺を縫製して筒状のスカートとすると、
プリーツ表面で見たスカートgの立体形状は、図9に示
すような略円筒台形になる。この図9は、プリーツの表
面のみを連続したものとして描いたもので、1本1本の
プリーツやその重ね代は描いていない。このスカートg
では、前後共同じ形状及び大きさの図8の前身頃用生地
及び後身頃用生地を用いて、図9のスカートを製造した
ものである。そのため、前身頃用生地fのプリーツ表面
の裾回りの長さs1と、後身頃用生地bのプリーツ表面
の裾回りの長さs1とが等しく、これらの和が裾回りの
長さs2となる。同様に、前身頃用生地fのプリーツ表
面のヒップ回りの長さh1と、後身頃用生地bのプリー
ツ表面のヒップ回りの長さh1とが等しく、これらの和
がヒップ回りの長さh2となる。さらに同様に、前身頃
用生地fのプリーツ表面のウエスト回りの長さw1と、
後身頃用生地bのプリーツ表面のウエスト回りの長さw
1とが等しく、これらの和がウエスト回りの長さw2と
なる。
プリーツ表面の裾回りの長さs2と、ヒップ回りの長さ
h2とを90cmとし、ウエスト回りの長さw2を64cm
とし、前身頃用生地fのプリ−ツ数を10とし、後身頃
用生地bのプリーツ数を10とすると、前後両身頃用生
地f,bの1本のプリーツの幅は、裾sからヒップhに
かけては、90/(10+10)=4.5(cm)とな
り、ウエストwの部分では、64/(10+10)=
3.2(cm)となる。そして、スカート全体のドロップ
差は90−64=26cmであり、ウエスト部分における
プリーツ1本当たりのドロップ差用重ね代の幅dwは、
(90−64)/(10+10)=26/20=1.3
cmとなる。
プリーツスカートであるが、テーパードプリーツについ
ては、プリーツの幅を裾の部分で最大として、ヒップの
部分ではこれより小さくなっている。テーパードプリー
ツ自体の図示は省略するが、これを図8に示す通常のオ
ールプリーツスカートと比較して説明する。通常のオー
ルプリーツスカートでは、ヒップhのプリーツの幅と裾
sのプリーツの幅とが等しいものであったが、テーパー
ドプリーツでは、プリーツの幅をヒップhの部分のプリ
ーツから裾sの部分のプリーツにかけて徐々に大きくし
ていくものである。従って、前身頃用生地f及び後身頃
用生地bの各々のプリーツ表面の各部の長さは、ウエス
ト回りの長さw1が最も小さく、ヒップ回りの長さh1
から裾回りの長さs1へと徐々に大きくなる。他の点に
ついては、先の通常のオールプリーツスカートと同じで
あり、このテーパードプリーツの場合でも、前身頃用生
地と、後身頃用生地とは、共に均等なプリーツがつけら
れるものである。
スカートでは、通常のプリーツの場合でもテーパードプ
リーツの場合でも、前身頃用生地と後身頃用生地とは、
同じ大きさの生地を用いて、同じ条件のプリーツを形成
しているため、プリーツ表面で見たスカートの立体形状
が、前後に対称な略円錐台形となる点である。他方、人
体を、人体ウエスト線の脇側面の前後中心点を起点に直
下する前半身と後半身の分岐線となる脇線Oを基準に観
察すると、前後に対称ではないという点である(図10
参照)。特に、人体の前後差はヒップHの部分で最も大
きく現れる。このように、ヒップ線の周方向の前後差が
あるにもかかわらず、従来のオールプリーツスカートで
は前後対称に形成されているため、人体のヒップの部分
が後身頃用生地のスカートのプリーツ表面の周方向長さ
よりも大きくなってしまい易く、その結果、プリーツの
谷折り線が開いた、いわゆるプリーツ割れが生じてしま
う。
際、ウエストにおける背中の中心C1が、1cm以下の僅
かな数値ではあるが、腹の中心C2よりも低い位置にあ
ることが、自然な着用状態となると言う点である。これ
に対して、従来のオールプリーツスカートgは、前後に
対称な略円錐台形となっている。その結果、従来のオー
ルプリーツスカートを自然な着用状態で着用した場合、
ヒップ並びに裾の位置の水平線を基準として見ると、前
上がりにスカートを着用しているようになる。これは無
地のスカートでも当然の事ながら、チェック柄等のよう
に、横方向の柄の線が顕著に現れるスカートでは、横の
線が水平に現れず、前上がりに現れてしまう現象が、よ
り目立つこととなる。しかも、ヒップの部分で生地の余
裕がなくなり、ヒップの位置で、プリーツ割れが生ずる
おそれが大きくなる。尚、図10は生地の柔らかさを無
視して極端に描いたものであるが、基本的な考え方は上
記の通りである。
の前後2枚の身頃用生地によって構成されているオール
プリーツスカートでありながら、人体、特にヒップにお
ける前半身と後半身の非対称性に合致し易く、プリーツ
の割れの生ずるおそれを減少させることのできるものを
提供せんとする。また、本願発明は、スカートを自然な
状態で着用した際に、スカートのヒップや裾の線が水平
により近い状態で現れるオールプリーツスカートの提供
を目的とする。
地1と後身頃用生地2とが左右両側で縫製され筒状のス
カートをなしていると共に、このスカートの前身頃用生
地1と後身頃用生地2の両身頃用生地にプリーツ11,
21が形成され、このプリーツ11,21の重ね代が、
ヒップhからウエストwに向かうに従って漸次大きくな
るオールプリーツスカートにおいて、次の構成を特徴と
するオールプリーツスカートを提供することにより、上
記の課題を解決する。
プリーツ11,21の重ね代とウエストwのプリーツ1
1,21の重ね代の差が、前身頃用生地1よりも後身頃
用生地2の方において、大きく設定されたものであり、
人体ウエスト線の脇側面の前後中心点を起点に直下する
前半身と後半身の分岐線となる脇線Oを基準に、人体の
前後差が最も大きく現れる人体ヒップ線の周方向の前後
差に対応して、後身頃用生地2におけるドロップ差(即
ち、後身頃用生地2のプリーツ表面のヒップ回りの長さ
hbとウエスト回りの長さwbとの差)を、前身頃用生
地1におけるドロップ差(前身頃用生地1のプリーツ表
面のヒップ回りの長さhfとウエスト回りの長さwfと
の差)よりも大きく設定したことを特徴とするオールプ
リーツスカートを提供する。
に係るオールプリーツスカートにおいて、ヒップ回りを
水平の基準線として、ウエストwにおける後身頃用生地
2の中央23の位置が前身頃用生地1の中央13の位置
より低いことを特徴とするものを提供する。本願の第3
の発明にあっては、第1又は第2の発明に係るオールプ
リーツスカートにおいて、スカートの前身頃用生地1と
後身頃用生地2の両身頃用生地に形成されたプリーツ1
1,21が、ヒップの位置におけるプリーツの幅より
も、裾の部分におけるプリーツの幅の方が大きなテーパ
ードプリーツであることを特徴とするものを提供する。
頃用生地2のプリーツ表面のウエスト回りの長さwb
を、前身頃用生地1のプリーツ表面のウエスト回りの長
さwfと等しく設定し、後身頃用生地2のプリーツ表面
のヒップ回りの長さhbが前身頃用生地1のプリーツ表
面のヒップ回りの長さhfよりも大きく設定することが
最も好ましい。
施の形態を説明する。このオールプリーツスカートは、
前身頃用生地1と後身頃用生地2とが左右両側で縫製さ
れ筒状のスカートをなしていると共に、このスカートの
前身頃用生地1と後身頃用生地2の両身頃用生地にプリ
ーツ11,21が形成されている。この前身頃用生地1
を図1に示し、後身頃用生地2を図2に示し、スカート
の全体説明図を図3に示す。
ヒップhとの間では同じに設定された通常のプリーツを
備えたオールプリーツスカートを例示したものであり、
各プリーツの基本的な形状は、従来のオールプリーツス
カートのものと同様とされ、前後の各身頃用生地1,2
について、山折りと谷折りとを繰り返し行うことによっ
て形成されている。そして、プリーツの重ね代が、ヒッ
プ回りからウエスト回りに向かうに従って漸次大きくな
ることも従来と同様であるが、前身頃用生地と後身頃用
生地とが非対称である点が、従来のものと根本的に異な
る点である。
のとすることができる。繰り返しにはなるが再度説明す
ると、図1(A)に示すように、山折りと谷折りとを繰
り返し行い、多数のプリーツ11が形成される。裾sか
らヒップhまでは、山折り線と谷折り線とが平行であ
り、ヒップhからウエストwまでは、谷折り線が傾斜し
ている。この結果、ヒップhからウエストwまでは、プ
リーツの重ね代が漸次大きくなる。図では、プリーツの
重ね代が大きくなった部分(以下、ドロップ差用重ね代
12と言う)を、図中の斜線で示しており、ウエストw
のプリーツ山aを、cの位置に合わせてプリーツを付け
る。これにより、プリーツの折り形状は、裾sからヒッ
プhの部分では、図1(B)に示すようにプリーツ11
の山aと山aとの間隔が比較的大きく、ウエストの部分
では、図1(C)に示すようにプリーツ11の山aと山
aとの間隔が比較的小さくなる(図中、bはプリーツの
谷を示す)。その結果、図1(A)では、前身頃用生地
及び後身頃用生地の全体形状が長方形状に描かれている
が、図1(D)に示すように、ウエストwの線は、湾曲
したカーブを描くこととなる。従って、前身頃用生地f
のプリーツ表面のウエスト回りの長さwfは、プリーツ
表面のヒップ回りの長さhf及びプリーツ表面の裾回り
の長さsfよりも小さくなる。この前身頃用生地11の
プリーツ表面のヒップ回りの長さhfと、ウエスト回り
の長さwfとの差が、前身頃用生地のドロップ差df
(符号dfは図示せず)となる。ここで、プリーツ表面
のヒップ回りhf等の各部位の長さとは、プリーツの襞
に隠れた部分を除外したヒップ回りhf等の各部位の寸
法を言う。そして、この前身頃用生地のドロップ差df
は、前身頃用生地のプリーツ11の襞数(襞数pf)に
よって均等に分配されるものであり、前身頃用生地1の
ウエスト部分におけるプリーツ1本当たりのドロップ差
用重ね代12の長さdfwは、(hf−wf)/(襞数
pf)によって求められる。
あり、次の表1の第1欄の項目に関する前身頃用生地1
の数値を第2欄に示す。
用生地1と同じ横幅の生地を用いて製作するが、前身頃
用生地1より、プリーツ21の幅大きく、その分、プリ
ーツの重ね代を小さくするものであると言うように、前
身頃用生地1のプリーツ11とは異なる条件で形成す
る。尚、後身頃用生地2のプリーツを延ばした状態の全
横幅を、前身頃用生地1よりも、大きくして製作すると
言ったように、両身頃用生地1,2の生地自体の横幅
を、異なるものとして実施することも可能である。プリ
ーツを付けた状態の後身頃用生地2を図2に示すが、こ
の後身頃用生地2は下記の点が異なる他は、図1の前身
頃用生地1と同様であり、同一内容の詳細な説明は、図
1の前身頃用生地及び図8の従来の前後の身頃用生地の
説明をもって代えるものとする。
ト線の脇側面の前後中心点を起点に直下する前半身と後
半身の分岐線となる脇線Oを基準に観察すると、前後に
対称ではなく、ヒップHの部分で前後差が最も大きく現
れる。そこで、本願では、オールプリーツスカートにお
いても、ヒップ線の周方向の前後差を設けるようにした
もので、後身頃用生地2のプリーツ表面のヒップ回りの
長さ(hb)を、前身頃用生地1のそれ(hf)よりも
大きくする。即ち、後身頃用生地2のドロップ差(d
b)を、前身頃用生地1のドロップ差(df)よりも大
きく設定するものであり、大きくする程度は、各個人の
体型やプリーツの数等によって左右されるが、2〜10
cm程度、より好ましくは、2〜5cm程度が適当である。
この前後差を小さくすると、人体の前後差に充分に対応
し得ず、大きくすると、前身頃用生地と後身頃用生地の
プリーツ幅が前後において大きくことなることとなり、
スカート全体のデザインやプリーツのデザイン上で好ま
しくはない。尚、この実施の形態では、プリーツの本数
は、前後において等しいものとしているが、後身頃用生
地のプリーツ数を前身頃用生地のプリーツ数よりも多く
することもできる。
けるプリーツ1本当たりのドロップ差用重ね代22の長
さ(dbw)は、前身頃用生地のそれ(dfw)よりも
大きくするものである。即ち、裾sからヒップhまで
は、プリーツの谷bの線と山aの線とを平行とするが、
プリーツのヒップhからウエストwまでは、谷bの線の
傾斜を、前身頃用生地よりも強くして、ウエスト部分に
おけるプリーツ一つ当たりのドロップ差用重ね代22の
長さ(dbw)を大きなものとする。これにより、ウエ
ストwにおいては、後身頃用生地のプリーツ表面のウエ
スト回りの長さ(wb)を、前身頃用生地のそれ(w
f)と同じ長さとする。プリーツ表面の裾回りの長さ
(sb)及びヒップ回りの長さ(hb)を、プリーツ表
面のウエスト回りの長さ(wb)よりもx=3cm大きく
した場合の具体的な数値の例を表1の第3欄に示す。
は、前身頃用生地1及び後身頃用生地2の全体形状が長
方形状に描かれているが、図1(D)、図2(D)に示
すように、ウエストwの線は、湾曲したカーブを描くこ
ととなる。しかも、後身頃用生地2においては、プリー
ツ1本当たりのドロップ差用重ね代22が、前身頃用生
地1のドロップ差用重ね代12よりも大きいため、ウエ
ストwの線における湾曲したカーブが、前身頃用生地1
よりも急で深いものとなる。そして、この後身頃用生地
2を前身頃用生地1と縫製したスカート3の立体形状で
見ると、図3及び図4に示すようになる。
とした斜視図であり、この図3では前後差を充分には認
識し得ないが、この図3の中央縦断面の説明図である図
4にて、詳細に説明する。
ップ及び裾の半径は、hf/π=sf/πであり、ウエ
ストの半径はwf/πである。そして、ヒップとウエス
トとの間は、前身頃用生地1の縦長さをyとした台形で
表される。これに対して、後身頃用生地2は、前身頃用
生地1よりも、プリーツ表面のヒップ回りの長さがx=
3cm大きくなるため、ヒップの半径は、hb/π=(h
f+x)/πとなり、裾の半径は、sb/π=(sf+
x)/πとなる。他方、前身頃用生地1と後身頃用生地
2とは、ウエストの半径は等しくwf/π=wb/πで
あり、また、ヒップとウエストとの間の生地の長さも同
じくyである。その結果、ヒップ回りを水平の基準線N
とすると、前身頃用生地1よりも後身頃用生地2の方
が、プリーツ表面のヒップ回りの長さが大きくなってい
る分だけ(即ち、hf<(hf+x)=fb)、ウエス
トwにおいては、後身頃用生地2の中央23の位置が前
身頃用生地1の中央13の位置よりも下方になる。その
値zは、xを始めとして他の数値を幾らに設定するかに
よって変わるが、表1の数値の例において、前後の生地
の縦長さy=20cmとして、x=2〜10cmとすると、
概算でz=2〜9mmとなる。
プ回りの水平の基準線Nまでの直線高さzfは、((h
f−wf)/π)2 +y2 の平方根であり、表1の数値
を代入すると、ルート417=20.4となる。他方、
後身頃用生地2の中央23からヒップ回りの水平の基準
線Nまでの直線高さzbは、((hb−wb)/π)2
+y2 の平方根であり、x=2〜10cmとすると、ルー
ト423〜ルート454=20.6〜21.3となる。
そしてzは、zf−zbで求めることができ、z=2〜
9mmとなる。
ト3では、ヒップ回りを水平の基準線として、ウエスト
回りの前後の水平高さに差が設けられたものである。よ
り詳しくは、ヒップ回りを水平の基準線として、前身頃
用生地の中央13と、後身頃用生地の中央23との高さ
を比較すると、後身頃用生地の中央23が低くなる。そ
の結果、図5に示すように、スカートを着用した際、ウ
エストにおける背中の中心13が、僅かな数値ではある
が、腹の中心23よりも低い位置に自然と位置すること
となり、オールプリーツスカート3を自然な着用状態で
着用した状態で、ヒップ回り並びに裾回りが、水平に近
い状態に現れることとなる。
るオールプリーツスカートにあっては、前身頃用生地よ
りも後身頃用生地の方が、ヒップ回りのプリーツの重ね
代とウエスト回りのプリーツの重ね代の差を大きく設定
したものであり、後身頃用生地におけるドロップ差(前
身頃用生地のプリーツ表面のヒップ回りの長さとウエス
ト回りの長さとの差)を、前身頃用生地におけるドロッ
プ差(前身頃用生地のプリーツ表面のヒップ回りの長さ
とウエスト回りの長さとの差)よりも大きくなる。その
ため、脇線Oを基準に前後に対称ではない人体(特に、
ヒップHの部分)にあっても、ヒップの部分に充分な余
裕が与えられ、プリーツ割れが生ずることを防止できる
ものであり、理想的なオールプリーツスカートの着用姿
により近いものとすることができたものである。
との基本的な形態が設定され、この前身頃用生地と後身
頃用生地のウエストの線(図の上端辺)に沿って、従来
と同様の帯状のウエスト部材が縫着され、オールプリー
ツスカートの基本形状が完成すると共に、ポケット、フ
ァスナ等の他の部材も必要に応じて付けられることとな
る。
の線w(図の上端辺)に沿って、ウエスト部材4を縫着
した状態を示したものである。この(A)の場合のよう
に、ウエストの線w(図の上端辺)とウエスト部材4と
は、略平行に(同じ上下間隔で)縫着すれば良く、前身
頃用生地1においても、同様に縫着すればよい。
後身頃用生地2との縫着位置を、平行とせずに、上下に
ずらして縫着することも可能である。図6(B)は、そ
の例を示したものであり、この例では、後身頃用生地2
とウエスト部材4との縫着位置を、背中側で下方にずら
して縫着したものであり、上下の高さの差を、より一層
大きくすることができる。但し、この場合には、横線の
柄が生地に入っていると、ウエスト部材4と横線の柄と
が平行とならないため、デザイン上、好ましくないと考
えられる場合もある。また、後身頃用生地2とウエスト
部材4との縫着位置を、背中側で大きく下方にずらして
縫着すると、上下の高さの差を大きくすることができる
反面、その分、左右両側の生地が引っ張られてしまうと
言った問題が生ずるおそれがある。
更して実施し得るものであり、例えば、テーパードプリ
ーツと呼ばれるものにも適用できる。これは、上記の例
と基本的には同じであり、プリーツの幅を裾の部分で最
大として、ヒップの部分ではこれより小さくしたもの
で、裾からヒップにかけてのプリーツにもテーパードプ
リーツが付けられたものである。即ち、先の実施の形態
では、前身頃用生地についてwf<hf=sfであった
が、テーパードプリーツではwf<hf<sfとなる。
そして、後身頃用生地についてwb<wb+x=hb=
sbであったが、テーパードプリーツではwb<(wb
+x)=hb<sbとなるものである。このテーパード
プリーツスカートの着用状態を示す模式図を図7に示す
と共に、各部の数値の例を表2に示す。この表2の例で
は、前身頃用生地1と後身頃用生地2の夫々について、
裾sにおけるプリーツの幅を、ヒップhにおけるプリー
ツの幅よりも、0.4cmずつ大きくした点が先の例と異
なり、他の点については、先の例と同じとした。
更して実施し得るものであり、例えば、前身頃用生地1
と後身頃用生地2とで、プリーツ本数を異なるようにし
て実施することもできる。その際、例えば表1の例で
は、後身頃用生地2のプリーツの本数を11本とするこ
とによって、裾sからヒップhにおけるプリーツの幅
が、4.36cmとなり、前身頃用生地1のプリーツの幅
(4.5cm)と略等しくなると言うように、前身頃用生
地に比して後身頃用生地におけるプリーツの本数を多く
することが望ましい。
の幅は均一なものとして実施した例を示したが、各身頃
用生地における部位によって、プリーツの幅は変化させ
ることも可能である。例えば、各身頃用生地において、
左右両側寄りのプリーツの幅を、中央付近のプリーツの
幅よりも大きくすることも可能である。
スト回りの長さ(wf)(wb)は、前身頃用生地1と
後身頃用生地2において、共に同じ長さとして実施した
が、この寸法を異なるようにして実施することもでき
る。例えば、表1の例においては、プリーツ表面のウエ
スト回りの長さ(wf)(wb)は、前身頃用生地1と
後身頃用生地2とは共に32cmとしているが、前身頃用
生地1においては31cmとして、後身頃用生地2におい
ては32cmとすることも可能である。
おける前半身と後半身の非対称性に合致し易く、プリー
ツの割れの生ずるおそれを減少させることのできるオー
ルプリーツスカートを提供することができたものであ
る。さらに、ヒップ回りを水平の基準線として、ウエス
ト回りの前後の水平高さに差を設けることによって、ス
カートを自然な状態で着用した際に、スカートのヒップ
や裾の線が水平により近い状態で現れるオールプリーツ
スカートを提供することができたものである。
リーツスカートの前身頃用生地の正面図であり、(B)
は(A)のB−B線に沿うヒップ部分のプリーツの説明
図であり、(C)は(A)のC−C線に沿うウエスト部
分のプリーツの説明図であり、(D)はドロップ差の重
ね代を付けた状態の要部正面図である。
あり、(B)は(A)のB−B線に沿うヒップ部分のプ
リーツの説明図であり、(C)は(A)のC−C線に沿
うウエスト部分のプリーツの説明図であり、(D)はド
ロップ差の重ね代を付けた状態の要部正面図である。
エスト部材の取付状態を示す要部正面図であり、(B)
は同ウエスト部材の取付状態の他の例を示す要部正面図
である。
の着用状態を示す模式図である。
頃用生地及び後身頃用生地の正面図であり、(B)は
(A)のB−B線に沿うヒップ部分のプリーツの説明図
であり、(C)は(A)のC−C線に沿うウエスト部分
のプリーツの説明図であり、(D)はドロップ差の重ね
代を付けた状態の要部正面図である。
さ 2 後身頃用生地 21 後身頃用生地のプリーツ 23 ウエストにおける後身頃用生地の中央 hb 後身頃用生地のプリーツ表面のヒップ回りの長さ wb 後身頃用生地のプリーツ表面のウエスト回りの長
さ w ウエスト h ヒップ s 裾 O 後半身と後半身の分岐線となる脇線
Claims (3)
- 【請求項1】 前身頃用生地(1)と後身頃用生地
(2)とが左右両側で縫製され筒状のスカートをなして
いると共に、このスカートの前身頃用生地(1)と後身
頃用生地(2)の両身頃用生地にプリーツ(11,2
1)が形成され、このプリーツ(11,21)の重ね代
が、ヒップ(h)からウエスト(w)に向かうに従って
漸次大きくなるオールプリーツスカートにおいて、 ヒップ(h)のプリーツ(11,21)の重ね代とウエ
スト(w)のプリーツ(11,21)の重ね代の差が、
前身頃用生地(1)よりも後身頃用生地(2)の方にお
いて、大きく設定されたものであり、 人体ウエスト線の脇側面の前後中心点を起点に直下する
前半身と後半身の分岐線となる脇線(O)を基準とし
て、人体の前後差が最も大きく現れる人体ヒップ線の周
方向の前後差に対応して、後身頃用生地(2)における
ドロップ差(即ち、後身頃用生地(2)のプリーツ表面
のヒップ回りの長さ(hb)とウエスト回りの長さ(w
b)との差)を、前身頃用生地(1)におけるドロップ
差(前身頃用生地(1)のプリーツ表面のヒップ回りの
長さ(hf)とウエスト回りの長さ(wf)との差)よ
りも大きく設定したことを特徴とするオールプリーツス
カート。 - 【請求項2】 ヒップ回りを水平の基準線として、ウエ
スト(w)における後身頃用生地(2)の中央(23)
の位置が前身頃用生地(1)の中央(13)の位置より
低いことを特徴とする請求項1記載のオールプリーツス
カート。 - 【請求項3】 スカートの前身頃用生地(1)と後身頃
用生地(2)の両身頃用生地に形成されたプリーツ(1
1,21)が、ヒップの位置におけるプリーツの幅より
も、裾の部分におけるプリーツの幅の方が大きなテーパ
ードプリーツであることを特徴とする請求項1又は2記
載のオールプリーツスカート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26629898A JP3483476B2 (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | オールプリーツスカート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26629898A JP3483476B2 (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | オールプリーツスカート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000096316A JP2000096316A (ja) | 2000-04-04 |
| JP3483476B2 true JP3483476B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=17429008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26629898A Expired - Lifetime JP3483476B2 (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | オールプリーツスカート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3483476B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-21 JP JP26629898A patent/JP3483476B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000096316A (ja) | 2000-04-04 |
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