JP3483589B2 - ゴム基材層を備えた積層ポリマーセメントコンクリートの製造方法および積層ポリマーセメントコンクリート構造材。 - Google Patents
ゴム基材層を備えた積層ポリマーセメントコンクリートの製造方法および積層ポリマーセメントコンクリート構造材。Info
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Description
したコンクリート製品、電波吸収機能を有する金属酸化
物を含有する機能層を積層したコンクリート製品、又、
ポリマーセメントモルタルに配合する材料を適宜選択す
ることにより多様な機能を発揮させる積層コンクリート
製品等を形成するためのゴム基材層を備えた積層ポリマ
ーセメントコンクリートおよびその製造方法に関する。
架、舗装、枕木等における振動騒音を軽減防止するた
め、防振ゴムをコンクリートの構造物や部材に敷設した
り接着している。この方法の材料・工法はコストが高
く、かつ、施工も繁雑である。これを解決するために
は、構造物または部材の施工のためのコンクリート施工
において、防振ゴムと同様な機能、すなわち、ゴム弾性
を発現させることのできるコンクリート、例えば防振ゴ
ムを一体に積層したコンクリートが製造できるような、
新たなコンクリートの製造方法の開発が最良である。
施工は、セメント、骨材、ゴム粉、ラテックス・エマル
ジョン、水等を同時に混練したポリマーセメントコンク
リートを加振して、ゴム粉とラテックス・エマルジョン
のブリージングを促進し、上層をゴム粉とラテックスに
富む層とし、これの硬化によりゴム弾性層を形成する方
法、すなわちポリマーセメントコンクリートの一回打設
工法によっている。
する方法としては、防振ゴムをコンクリートに接着する
方法がある。
利用するポリマーセメントコンクリートの一回打設工法
においては、ラテックス・エマルジョンとともにセメン
ト粒子、砂、ゴム粉などの粒子の小さいものが浮上し、
ゴム弾性層の品質管理が困難である。また、これらがブ
リージング層の下部に沈降し、ブリージング層が乾燥・
硬化して形成されるラテックス層すなわちゴム弾性層の
厚さが薄く、かつ、下層のコンクリート層との間に脆弱
なセメントリッチなペースト層やゴム粉などを含む移行
層が生ずるという欠点がある。
ゴム粉が残り、さらに、ラテックス・エマルジョンの水
分が加えられるため、過剰水分状態が生じてモルタルの
粘性が不足し、骨材分離が生じ易く、さらに、強度不足
のコンクリートになるという欠点がある。その他、防振
ゴムの接着による施工方法では、防振ゴムの形状寸法が
大きくなると、接着作業が繁雑であり、かつ手数が多く
かかり、接着品質の信頼性が低下し易いという欠点があ
る。
にゴム弾性を付与することのできる省力化された簡易な
施工技術の開発が強く要請されている。そこで、上記の
ような欠点の避けられない在来技術に代わる新規技術を
提供する目的で設定する、本発明における技術的課題
は、所要の弾性材層を確実に形成するとともにコンクリ
ート層の強度を向上・確保することのできるゴム基材層
を備えた積層ポリマーセメントコンクリートおよびその
製造方法を提供することである。
するための本発明の技術手段は、ゴム基材を備えた積層
ポリマーセメントコンクリートの製造方法として、ゴ
ム、プラスチック、木材、金属等の粉粒体または繊維を
混練したラテックス・エマルジョンを配合したポリマー
セメントモルタルを表層部形成側に打設し、このポリマ
ーセメントモルタルに配合したものと同一のラテックス
・エマルジョンを配合したポリマーセメントコンクリー
トを前記ポリマーセメントモルタル打設個所の内側に打
設して、表層にゴム基材層を備えた積層ポリマーセメン
トコンクリートを製造することを特徴とする。
ス・エマルジョンを配合したポリマーセメントモルタル
と、同一のラテックス・エマルジョンを配合したポリマ
ーセメントコンクリートとを、上下方向に重ねて打設し
たことを特徴とする。さらにまた、前記製造方法におい
て、ラテックス・エマルジョンを配合したポリマーセメ
ントモルタルと、同一のラテックス・エマルジョンを配
合したポリマーセメントコンクリートとを、側面方向に
積層させたことを特徴とする。
ト構造材としては、前記請求項1乃至3記載の製造方法
によって製造された積層ポリマーセメントコンクリート
構造材であって、ゴム、プラスチック、その他の有機
系、無機系の微粒体または繊維を混練したラテックス・
エマルジョンが配合されたゴム基材層を形成し、表層側
に配設されたポリマーセメントモルタルと、このポリマ
ーセメントモルタルに配合されたラテックス・エマルジ
ョンと同一のラテックス・エマルジョンが配合され、ポ
リマーセメントモルタル打設個所の内側に配設されたポ
リマーセメントコンクリートとからなることを特徴とす
る。
ントコンクリートの製造方法は、ラテックス・エマルジ
ョンを配合したポリマーセメントモルタルと、ラテック
ス・エマルジョンを配合したポリマーセメントコンクリ
ートとに、同一のラテックス・エマルジョンを配合した
ことによって、ポリマーセメントモルタルとポリマーセ
メントコンクリートとが接合する界面の相溶・混和がよ
く、両積層材のラテックスによる結合すなわち接着が促
進される。このため、在来のゴム弾性層を備えたコンク
リートよりも信頼性が高く、良質かつ多様な機能を発現
するゴム基材層が形成される。
マーセメントコンクリートとのそれぞれを、順に型枠内
に、上下方向に前後して打設し、または、左右方法に並
列かつ隣接して形成させる等の方法によって、所要のゴ
ム弾性層を表層に有する積層ポリマーセメントコンクリ
ート構造材が製造される。製造された積層ポリマーセメ
ントコンクリート構造材は、信頼性が高く良質かつ多様
な機能を発現するゴム基材層を表層に形成し、ポリマー
セメントモルタルとポリマーセメントコンクリートとが
接合する界面の相溶・混和がよく、両積層材のラテック
スによる結合すなわち接着が促進され、ゴム基材層とコ
ンクリート層とが強固に一体化された積層ポリマーセメ
ントコンクリート構造材となり、コンクリート層の強度
を向上・確保する。
ーセメントコンクリート構造材の施工後には、所要のゴ
ム弾性層を所定位置に確実に形成するとともに、コンク
リート層の強度を向上・確保し、希望する弾性機能を発
揮するコンクリート構造物が形成される。また、ポリマ
ーセメントモルタルのゴム粉の代わりに、コルク、プラ
スチック・ビーズ、石粉、金属粉等の粒子、あるいは化
学繊維のモノフィラメント、チョップ、テキスタイル、
不織布等の無機系、有機系の材料をフィラーあるいは強
化材として応用すれば、物理的化学的な機能を発現する
高度化多様化したコンクリート構造材として用途が拡大
する。
ネオプレンラテックスの45±0.5%エマルジョンに
エマルジョン重量の1.0〜3.0倍のSBR(スチレ
ン・ブタジエン・ラバー)の直径5mm以下のゴム粉を
混練したポリマーセメントモルタル2を厚さ20〜50
mmに打設した後、直ちに前記ネオプレンラテックス・
エマルジョンをセメント重量に対して10%以下の割合
で配合したポリマーセメントコンクリート3を高さ20
0〜450mm打設し、60℃以上の雰囲気温度におい
て養生した。
化物、すなわちゴム弾性を有するゴム基材層(2)は、
3〜5tonf/cm(10×10cm2 )のばね係数
を示す。また、このゴム基材層(2)と、ポリマーセメ
ントコンクリート3側のコンクリート層との、接着せん
断強度は3〜7kgf/cm2 という所要の物性を示
す。さらに、ポリマーセメントコンクリート3側のコン
クリート層の圧縮強度は250kgf/cm2 以上が得
られ、ゴム弾性のあるゴム基材層(2)を備えた十分な
強度を有する積層ポリマー・セメント・コンクリートで
あることが認められた。
とポリマーセメントコンクリート3とを、上下方向へ交
互に打設することにより、図2に示すように、多層構造
の積層ポリマーセメントコンクリートが得られ、コンク
リートへの振動、衝撃を緩和し、あるいは、コンクリー
ト防水の機能を強化することができる。 (実施例3)実施例1の打設の順序を逆にして、図3に
示すように、先に、ポリマーセメントコンクリート3を
打設したのち、直ちに、ポリマーセメントモルタル2を
打設して、加熱養生すると、この方法により得られたコ
ンクリートの強度、ゴム弾性層となるゴム基材層(2)
のばね係数、接着せん断強度等は、先の実施例1とほぼ
同等の物性並びに実用性を示した。
粉、コルク粒子、あるいは、プラスチック・ビーズ等の
粒子を適宜混練したポリマーセメントモルタル2を使用
することにより、ゴム基材層(2)すなわちゴム弾性層
のバネ係数、硬さを調製した積層ポリマーセメントコン
クリートとして利用することができる。さらに、ラテッ
クス・エマルジョンにPET(テトロンなどのポリエチ
レン・テレフタレート),ナイロン等の不織布、あるい
は、チョップ等の繊維を含有するポリマーセメントモル
タル2を使用すれば、繊維強化したゴム基材層(2)す
なわちゴム弾性層を備えた積層ポリマーセメントコンク
リートとして利用することができる。
してフェライト、ニッケル、銀、銅等の金属粉体を混練
したポリマーセメントモルタルを使用すれば、金属分散
相のゴム基材相(2)を備え、導電性、電波吸収性等の
所要の電気特性を発現するポリマーセメントコンクリー
トとして利用することができる。 (実施例4)これらの実施例に用いたポリマーセメント
モルタル2とポリマーセメントコンクリート3を、着脱
自在な仕切板4を設けた型枠5に、図4に示すように、
左右方向(側面方向)へ並列かつ隣接して打設し、直ち
に仕切板4を取り外すことにより、ポリマーセメントモ
ルタル2とポリマーセメントコンクリート3とが直接接
触し、硬化後、ゴム基材層(2)とポリマーセメントコ
ンクリート層とが並列した積層コンクリートとなり、左
右方向の荷重に対する振動、衝撃の緩和、あるいは、防
水性が要求される、例えば盛土の擁壁などのコンクリー
ト構造物として利用することができる。
ートを水平にして使用すれば、実施例1の上下方向に積
層した積層ポリマーセメントコンクリートとしても利用
することができることは自明である。 (実施例5)凹凸のある型枠(図示せず)を用いると、
ポリマーセメントモルタルは液状ないし流動性に富むモ
ルタルであるから、図5に示すように、表面に凹凸のあ
るゴム基材層(2)を備えた積層コンクリートとして成
形される。そのため、例えば、道床抵抗の大きい鉄道枕
木として使用することができるなど、各種の部材・構造
物として活用することができる。
備えた積層ポリマーセメントコンクリートの製造方法と
して、ゴム、プラスチック、その他の有機系、無機系の
微粒体または繊維を混練するラテックス・エマルジョン
を配合したポリマーセメントモルタルと、コンクリート
積層物を形成させるために打設する、ラテックス・エマ
ルジョンを配合したポリマーセメントコンクリートとに
同一のラテックス・エマルジョンを配合したことによっ
て、ゴム粉等の粒子または繊維を含むラテックス・エマ
ルジョンを配合したポリマーセメントモルタルと、ラテ
ックス・エマルジョン、セメント、骨材等を配合したポ
リマーセメントコンクリートとが、層状に直接接触して
打設でき、両層に含まれている同一のラテックス・エマ
ルジョンが、両層の相溶性を良くし、両層間の接着を良
好な状態にさせることができる。
子、繊維等の固形物質が存在し、これら固形物質により
凹凸状となるため、これらの凹凸が両層に対してそれぞ
れ楔効果を出し、すなわち、接着面に作用するせん断外
力に対する抵抗を示して、接着結合を一層安定化し、ゴ
ム基材層とコンクリート層とが強固に一体化した積層コ
ンクリートとなる。
モルタルは、液状ないし流動性に富むモルタルであり、
凹凸のある型枠を用いると、表面に凹凸のあるゴム基材
層を備えた積層コンクリートが形成できるため、例えば
道床抵抗の大きい鉄道枕木として使用することができる
など、各種の部材・構造物としての活用が広がる。そし
てまた、高層ビルなどのコンクリート構造物の電波反射
による電波障害が問題となっているため、電波の吸収機
能を有する金属酸化物を含有する機能層を備えた積層し
たコンクリートが提供でき、防振、歩行快適性のコンク
リート床板としても利用可能な材料を提供することがで
きるものである。
配合する粒子または繊維の種類を適宜選択して、これら
の粒子、繊維の物性、機能とラテックスとの複合効果に
より、各種の物理的化学的な機能をコンクリートに付与
することができるため、ただ単にゴム弾性を発現した積
層コンクリートができるだけではなく、物理的化学的に
多面的な機能を発現するゴム基材層を備えた積層コンク
リートを実現させ、更なる技術的な発展を期待すること
ができるばかりでなく、生産、応用技術的な効果ばかり
でなく、経済的な効果を高めることができる。
リマーセメントモルタルとのそれぞれを、順に型枠内
に、上下方向に前後して打設し、または、側面方向に並
列かつ隣接して形成させる等の方法によって打設するこ
とによって、所要のゴム弾性層を表層に有する積層ポリ
マーセメントコンクリート構造材が製造できる。そして
また、このように製造された積層ポリマーセメントコン
クリート構造材の施工後は、所要のゴム弾性層を所定位
置に確実に形成できるとともに、コンクリート層の強度
を向上・確保することができ、希望する弾性機能を発揮
するコンクリート構造物が形成できる。
積層ポリマーセメントコンクリートの製造時における横
断面図である。
積層ポリマーセメントコンクリートの横断面図である。
積層ポリマーセメントコンクリートの製造時における横
断面図である。
積層ポリマーセメントコンクリートの製造時における横
断面図である。
積層ポリマーセメントコンクリートの横断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】ゴム、プラスチック、木材、金属等の粉粒
体または繊維を混練したラテックス・エマルジョンを配
合したポリマーセメントモルタルを表層部形成側に打設
し、このポリマーセメントモルタルに配合したものと同
一のラテックス・エマルジョンを配合したポリマーセメ
ントコンクリートを前記ポリマーセメントモルタル打設
個所の内側に打設して、表層にゴム基材層を備えた積層
ポリマーセメントコンクリートを製造することを特徴と
するゴム基材層を備えた積層ポリマーセメントコンクリ
ートの製造方法。 - 【請求項2】前記製造方法において、ラテックス・エマ
ルジョンを配合したポリマーセメントモルタルと、同一
のラテックス・エマルジョンを配合したポリマーセメン
トコンクリートとを、上下方向に重ねて打設したことを
特徴とする請求項1記載のゴム基材層を備えた積層ポリ
マーセメントコンクリートの製造方法。 - 【請求項3】前記製造方法において、ラテックス・エマ
ルジョンを配合したポリマーセメントモルタルと、同一
のラテックス・エマルジョンを配合したポリマーセメン
トコンクリートとを、側面方向に積層させたことを特徴
とする請求項1記載のゴム基材層を備えた積層ポリマー
セメントコンクリートの製造方法。 - 【請求項4】前記請求項1乃至3記載の製造方法によっ
て製造された積層ポリマーセメントコンクリート構造材
であって、ゴム、プラスチック、その他の有機系、無機
系の微粒体または繊維を混練したラテックス・エマルジ
ョンが配合されたゴム基材層を形成し、表層側に配設さ
れたポリマーセメントモルタルと、このポリマーセメン
トモルタルに配合されたラテックス・エマルジョンと同
一のラテックス・エマルジョンが配合され、ポリマーセ
メントモルタル打設個所の内側に配設されたポリマーセ
メントコンクリートとからなることを特徴とする積層ポ
リマーセメントコンクリート構造材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14510793A JP3483589B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ゴム基材層を備えた積層ポリマーセメントコンクリートの製造方法および積層ポリマーセメントコンクリート構造材。 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14510793A JP3483589B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ゴム基材層を備えた積層ポリマーセメントコンクリートの製造方法および積層ポリマーセメントコンクリート構造材。 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071647A JPH071647A (ja) | 1995-01-06 |
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ID=15377547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14510793A Expired - Fee Related JP3483589B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ゴム基材層を備えた積層ポリマーセメントコンクリートの製造方法および積層ポリマーセメントコンクリート構造材。 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3483589B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4570064B2 (ja) * | 2001-03-12 | 2010-10-27 | 東日本高速道路株式会社 | 電波吸収道路 |
| CN105464336B (zh) * | 2015-11-20 | 2018-05-11 | 温州市雨泽建材有限公司 | 一种采用无碱砂防析白材料的地面装饰结构 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP14510793A patent/JP3483589B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JPH071647A (ja) | 1995-01-06 |
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