JP3496146B2 - 防潮ゲート - Google Patents
防潮ゲートInfo
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Description
が高潮等に襲われて水没する災害を防止するために、海
岸等に設置する防潮ゲートに関するものである。
保護する目的で建造されたのは堤防やコンクリートの壁
であった。ただ、道路のために堤防が作れない所には横
引きのゲートを準備しておき、必要なときに引き出して
使用したり、河川が流出する場所では樋門を設けて通常
引き上げておくローラーゲートやスライドゲートの扉体
を必要なときに降下させて開口部を閉じたりしているの
である。
災害を防ぐためには、堤防やコンクリートの壁を建造す
るのが基本ではあるが、人が居住する場所に隣接した現
存の防潮堤の嵩上げが必要となった場合などでは困った
問題が発生することがある。それは、高くなった堤防の
ために日照が悪くなったり、通風が妨げられることによ
り、生活環境が悪くなることや、視界が狭くなる、景色
が悪くなる等の理由で、住む人達の賛成が得られない事
態となることである。
ような場合に海岸に設置する防潮ゲートを提供しようと
するものである。すなわち、通常時は平らに倒伏して、
日照や通風を確保し、景観を保全しており、高潮の危険
に臨んでは起立して必要な高さとなり、海水が陸側に侵
入するのを防止するのである。加えて、扉体頭部の空間
に収納可能な支柱を防潮ゲートの頭部に設けることによ
り、倒伏しているゲートを起立させると支柱が自動で鉛
直に懸垂して、ゲートが高潮の水圧を受けても倒伏しな
いよう構成して、防潮ゲートの災害防止機能の確実性を
向上させたものである。
堤の天端に平行に設置した1列の水平横向きのアンカー
ボルトと固定台兼用押え板とが、空気を排出したとき平
らな長方形に潰れる3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製
の空気袋の開いた辺を、上記鉛直面に押え付けることに
よって開いた辺を密閉しつつ、空気袋を防潮堤の海側上
端に固定する。 b)上記固定台兼用押え板の海側面に、十分な強度を有
するゴム引布製の繋ぎ板の1辺を、固定台兼用押え板の
上面より適当量だけ上に突き出た押え板とボルトによっ
て強固に固定し、他の辺を堰幅より少し小さい幅方向の
寸法と起立時に必要な起立高を確保するために必要な長
さを有する鋼板製の扉体の海側面の下部に押え板とボル
トにより強固に固定することによって、固定台兼用押え
板に鋼板製の扉体を起伏自在に繋ぐと同時に両者間の漏
水を防止する。 c)他方、防潮堤の天端面の空気袋より陸側の適当な位
置に設置したアンカーボルトと押え板で一端を固定した
十分なる強度を有するゴム引布製の帯の他端を、鋼板製
の扉体の陸側面の空気袋が接触するより上側の適当な位
置にボルトと押え板で固定することにより、扉体が所定
の姿勢まで起立したときにはこの帯に作用する張力のた
め扉体が停止するようにする。 d)このように構成した上で、陸上の空気操作装置から
空気袋に空気管を接続し、この空気袋の内に空気操作装
置から圧縮空気を送入すれば空気袋が膨張して扉体を起
立させ、逆に空気袋から空気を排出すれば、空気袋が平
らに潰れて扉体が倒伏するようにする。 e)加えて、前記のゴム引布製の帯より少し堰幅の中央
寄りの扉体頭部に位置する軸受に支持されて中心線の水
平投射が扉体回転中心と直交し扉体起立時に水平となる
軸に適当な長さと圧縮強度を有する1対の支柱を回転自
由に組み込むと同時に、堰幅の中央付近の扉体頭部に位
置する軸受に支持されて中心線の水平投射が扉体回転中
心と直交し、扉体倒伏時に水平となる軸に支柱の先端に
干渉するカムとカムの姿勢を制御するアームよりなるア
ーム付きカムを回転自由に組込む。 f)その上で支柱とアーム付きカムの配置を勘案して、
扉体倒伏時には、防潮堤天端の陸側縁に位置して扉体頭
部を支持する扉体支持材がアーム付きカムのアームを押
上げた結果、カムが支柱先端に干渉することがなく、逆
に扉体起立時にはアームを扉体から引出すことによりカ
ムが支柱先端に干渉して支持する結果、支柱を扉体頭部
に格納することができるように構成したことを特徴とす
るものである。
潮堤の天端に平行に設置した1列の水平横向きのアンカ
ーボルトの代りの、防潮堤の海側壁面の上端に設置した
アンカー金物の突起した鉛直面において、防潮堤天端に
平行して設けた、1列の水平横向きの、雌ねじにねじ込
むボルトと固定台兼用押え板とが、空気を排出したとき
平らな長方形に潰れる3辺が閉じ、1辺が開いたゴム引
布製の空気袋の開いた辺を、上記鉛直面に押え付けるこ
とによって、開いた辺を密閉しつつ、空気袋を防潮堤の
海側上端に固定したことをも特徴とするものである。
て、扉体の高さ方向の曲げ剛性を強化する目的で、扉体
の海側の面に、細長い鋼板を当該面に直角の姿勢で、扉
体の回転中心に直角の方向に溶接により取り付けたこと
をも特徴とするものである。
ゲート幅の小さい(2〜3m程度)防潮ゲートを、扉体
の回転中心の延長方向に並べて設置することにより、幅
の大きい(10〜300m程度)防潮ゲートとしたこと
をも特徴とするものである。
て、奇数基のゲート幅の小さい防潮ゲートを扉体の回転
中心の延長方向に並べて設置し、この内、偶数番目の防
潮ゲートにおいては、扉体が所定の姿勢まで起立したと
きに扉体を停止させるためのゴム引布製の帯を省略する
と同時に、扉体の側端部の全長においてその陸側面から
隣接するゲートに向けて突起する鋼板を設けることによ
り、奇数番目の防潮ゲートがゴム引布製の帯に作用する
張力によって所定の起立姿勢で停止したときに、当該突
起する鋼板が隣接する奇数番目の扉体の側端部の陸側面
に重なり、両扉体の間の漏水を防止しつつ、偶数番目の
扉体も所定の起立姿勢にて停止するようにしたことをも
特徴とするものである。
空気操作装置に充分大きな体積を有する空気タンクを含
ませることにより、防潮ゲートを起立させるとき,空気
タンクに蓄えた圧縮空気を使用するようにしたことをも
特徴とするものである。
鋼板製の扉体の海側の面に車両の走行や人の歩行に耐え
る路床を取り付けたことをも特徴とするものである。
の実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。図1、
図2、図3、図4、図5、図6、図7ならびに図8は、
この発明の1実施例を示すものであり、図1は起立した
防潮ゲートにおいて支柱が鉛直に懸垂した状態の背面
図、図2は起立した防潮ゲートにおいて支柱を扉体頭部
に収納した状態の背面図、図3は起立した扉体頭部から
支柱が鉛直に懸垂した状態を示す断面図、図4は倒伏し
た防潮ゲートの断面図、図5は扉体、支柱、支柱の軸、
アーム付きカムならびにアーム付きカムの軸の説明図
で、アーム付きカムが支柱の先端に干渉した状態を示
し、図6はカムが最も引き込んで支柱の先端に干渉しな
い姿勢にあるアーム付きカムを示す説明図、図7はカム
が最も突き出して支柱の先端に干渉する姿勢にあるアー
ム付きカムを示す説明図、図8は空気袋の形状の説明図
である。
防潮堤の海側壁面の上端に突起した鉛直面1に水平横向
きで防潮堤の天端に平行に1列に設置したアンカーボル
ト2は、固定台兼用押え板3によって空気袋4の開いた
辺の縁5を上記鉛直面1に押え付けることによって、空
気袋4の開いた辺を密閉すると同時に、空気袋4を防潮
堤の海側上端に固定する。
は、樹脂製のロッド6によって補強繊維の折曲半径が過
小とならないように保護した補強繊維の折返し部7があ
り、固定台兼用押え板3の下端の角8ならびに鉛直面1
の下端の角9にかかって、空気袋4の開いた辺の縁5が
空気袋4に作用する張力によって引き抜かれないように
する。
分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板10の1辺を固定
台兼用押え板3の上面11より適当量だけ上方に突き出
た押え板12とボルト13によって強固に固定し、他の
辺を堰幅より少し小さい幅方向の寸法と起立時に必要な
起立高を確保するために必要な長さを有する鋼板製の扉
体14の海側面の下部に、押え板15とボルト16によ
り強固に固定することによって、固定台兼用押え板3に
鋼板製の扉体14を起伏自在に繋ぐと同時に両者間の漏
水を防止する。
17によって補強繊維の折曲半径が過小とならないよう
保護した補強繊維の折返し部18があり、固定台兼用押
え板3の海側の下の角19ならびに押え板14の角20
に掛かって、作用する張力によって繋ぎ板10が所定の
位置から引き抜かれないようにする。また扉体14の下
端に取り付けられた丸棒鋼21は固定台兼用押え板3の
上面11に支持されると同時に押え板12の上方向に突
き出た部分22によって繋ぎ板10を介して海側からも
支持されているから、扉体14は丸棒鋼21を回転の支
持点にして円滑な起伏運動を行なうことができる。
の適当な位置に設置したアンカーボルト23と押え板2
4でコンクリートの上面25に1端を固定した十分な強
度を有するゴム引布製の帯26の他端を、鋼板製の扉体
14の空気袋4が接触するより上の適当な位置にボルト
27と押え板28で固定することにより、鋼板製の扉体
14が所定姿勢まで起立したときには、この帯26に作
用する張力により扉体14が停止するようにする。
ッド29によって補強繊維の折曲半径が過小とならない
よう保護した補強繊維の折返し部30があり、押え板2
4の角31ならびに押え板28の角32にかかって、帯
26が作用する張力によって所定の位置から引抜かれな
いようにする。
体14の頭部に位置する軸受33,34に支持されて、
中心線の水平投射が扉体14の回転中心と直交し扉体起
立時に水平となる軸35に適当な長さと圧縮強度を有す
る1対の支柱36を回転自由に組み込むと同時に、堰幅
の中央付近の扉体14の頭部に位置する軸受37,38
に支持されて、中心線の水平投射が扉体14の回転中心
と直交し、扉体倒伏時に水平となる軸39に支柱36の
先端に干渉するカム40とカム40の姿勢を制御するア
ーム41よりなるアーム付きカム42を回転自由に組込
む。その上で支柱36の軸35とアーム付きカム42の
軸39の配置を勘案して、扉体倒伏時には、防潮堤天端
の陸側の縁に位置して扉体14の頭部を支持する支持台
43がアーム付きカム42のアーム41を押上げた結
果、カム40は最も引き込んだ姿勢となり、支柱36の
先端44に干渉することがないようにする。同時に、扉
体起立時にはストッパ45が扉体14に当たるまでアー
ム41を引出すことができるから、図7に示すように、
カム40は最も突き出た姿勢となり、支柱36の先端4
4に干渉するようにする。
扉体14が倒伏した状態では、支持台43がアーム41
を押し上げた結果、図6の状態となり、カム40が最も
引き込んだ姿勢で支柱36の先端44に干渉することが
ない。したがって、支柱36は重力によって扉体14の
頭部から引出され、先端44が支持台43に当たってい
るから、空気袋4に圧縮空気を送入して扉体14を起立
させると、次第に支柱36が引出される。その結果、扉
体14が完全に起立した時には、図1に示すように、支
柱36は鉛直に懸垂した姿勢となる。すなわち、扉体1
4が高潮の水圧を受けたときに、扉体14が倒伏して起
立高が著しく減少することのないよう支持する柱として
支柱36は機能する。扉体14を倒伏させるには、図2
に示すように支柱36を人力で持ち上げて扉体14の頭
部に格納した上で、アーム付きカム42のアーム41を
扉体14から引き出した結果、図7のようにカム40が
支柱36の方に突き出して支柱36の先端44に干渉さ
せる。このようにすれば、扉体14の頭部に格納した支
柱36から手を離しても、カム40に支持されて格納位
置に留まるので、引続いて給気用開閉弁51を閉じ、排
気用開閉弁48を開けば、空気袋4の内の圧力を有する
空気は空気管47、排気用開閉弁48、排気用流量調整
弁49を経由して排気放出部50から大気中に放出され
て扉体14が倒伏して図4の状態に至る。図4の状態で
は、支持台43がアーム41を押し上げてアーム付きカ
ム42を図6の姿勢とするので、支柱36の先端44は
カム40から開放されて支持台43に当たるまで自重に
よって引出されて、次の起立操作に備える。
端の丸棒鋼21に沿った位置には、繋ぎ板10を固定す
るボルト16に合わせた雌ねじ58が1列に配置され、
その上方には、帯26を固定するボルト27に合わせた
孔59がある。また上端の曲げ加工部56付近には、軸
受33,34に支持されて扉体14が起立したときに水
平となる軸35に回転自由に組み込まれた支柱36や軸
受37,38に支持されて扉体14が倒伏したときに水
平となる軸39に回転自由に組み込まれたアーム付きカ
ム42が配置されている。
は平らな長方形に潰れるよう製造された空気袋4はゲー
ト幅より少し小さな幅方向の寸法と、これに直角方向に
は膨張したときに扉体14を押し起すのに必要な長さを
有している。そして、固定台兼用押え板3で押えるべき
開いた辺以外の3辺ではゴム引布が連続して折返し閉じ
ている。また開いた辺の相対する2枚のゴム引布の端部
5には、樹脂製のロッド6によって補強繊維の折曲半径
が過小とならないよう保護した補強繊維の折返し部7が
ある。
ボルト2が貫通するための孔57が、2枚のゴム引布製
の板の縁5を貫いている。また空気袋4の下側のゴム引
布の中央付近には口金46が取付けられている。
の口金46に連続した空気管47を防潮堤のコンクリー
トに埋設するなどして高所に導き、空気操作装置の排気
用開閉弁48、排気用流量調整弁49、排気放出部5
0、給気用開閉弁51、給気用流量調整弁52、空気タ
ンク53、逆止弁54、ならびに空気圧縮機55に、図
1、図2、図3および図4のように接続する。そして、
空気タンク53には通常、空気圧縮機55で圧縮空気を
製造して逆止弁54を経由して送入して貯える。
用開閉弁51を開いて空気タンク53から、給気用流量
調節弁52、給気用開閉弁51、空気管47を経由して
空気袋4の内部に空気を送入した結果、空気袋4が膨張
して扉体14が起立した状態の断面図が図3である。扉
体14は所定姿勢まで起立し、帯26に張力が作用して
停止し、扉体14の先端は所定の高さに達している。こ
の状態を陸側から見たのが図1および図2であり、空気
袋4が扉体14の陸側にあって、ほぼ全幅において扉体
14を支えている。
閉弁48を開いて、空気袋4の内部の圧力を有する空気
を、空気管47、排気用開閉弁48、排気用流量調節弁
49を経由して排気放出部50から大気中に放出した結
果、扉体14が完全に倒伏した状態の断面図が図4であ
る。扉体14の頭部の曲げ加工部56が、防潮堤天端の
支持台43に支持された結果、防潮堤天端と扉体14と
の間に空間が確保されるから、空気袋4や帯26が扉体
14によって押し潰されることはない。
係る防潮ゲートの他の実施例を示すものであり、図9は
防潮ゲート群の概略背面図で起立状態を示し、図10は
所定の起立姿勢において張力が発生し扉体の起立運動を
停止させるゴム引布製の帯を省略した偶数番目の防潮ゲ
ートの概略断面図で起立状態を示し、図11は隣接する
防潮ゲートの扉体の重なりの概略説明図である。図9は
奇数基の防潮ゲートで構成した防潮ゲート群の1例とし
て3基の幅の小さい防潮ゲートを並べて設置した場合を
示し、防潮ゲート群が起立した状態の背面図である。図
9において奇数番目の防潮ゲート(1番目と3番目)
は、図1から図8に示した防潮ゲートと同一であり、扉
体101の陸側面には支柱36、アーム付きカム42な
らびにゴム引布製の帯26が取り付けられている。
の扉体102の陸側面には支柱36、アーム付きカム4
2は取り付けられているが、ゴム引布製の帯26は省略
されている。そのため偶数番目の防潮ゲートの扉体10
2は単独では所定の起立姿勢で停止することができな
い。この状況を図10に示す。そこで、偶数番目の防潮
ゲートの扉体102の側端部の陸側面の全長において、
奇数番目の防潮ゲートの扉体101に向けて突起する鋼
板103を設ける。いま、高所に設けた空気制御装置の
排気用開閉弁48を閉じ、給気用開閉弁51を開いて空
気タンク53から給気用流量調整弁52、給気用開閉弁
51、空気管47、口金46を経由して空気袋4の内部
に圧縮空気を送入した結果、空気袋4が膨張して扉体1
01,102が一緒に起立運動を行なって所定の姿勢ま
で起立した結果を陸側から見たのが図9である。
が取り付けられているゴム引布製の帯26に発生した張
力によって所定の起立姿勢において停止する。次に、扉
体101の側端部の陸側面の支圧部104が、なお起立
運動を継続しようとする偶数番目の防潮ゲートの扉体1
02の側端部全長において突起する鋼板103の支圧部
105と重なって、両扉体間の漏水を防止しつつ支持す
るので、扉体102も所定の起立姿勢において停止す
る。この支圧部104,105の重なりの状況の説明図
が図11である。この実施例では、ゲート幅の小さい防
潮ゲートを扉体の回転中心の延長方向に多数並べて設置
することにより、幅の大きい防潮ゲートを建造した場合
において、隣接する防潮ゲートの間の漏水を防止する手
段として、ゴム板で両防潮ゲートの扉体を連結するなど
全部を一体に連結する方法ではなく、隣接する扉体の側
端部が相互に重なり合う方法により、各々を分離してお
くことが可能であることを示した。このように構成すれ
ば、防潮ゲート群の各防潮ゲートの扉体を単独に人力あ
るいは仮設クレーンによって起立させることが可能とな
り、空気袋の破損や空気タンクの圧力不足等の原因で空
気操作装置による防潮ゲートの起立が不可能となる非常
事態においても扉体を起立させて防潮ゲートの機能を確
保する応急処置が可能となる。
押え板3が防潮堤の海側の壁面の天端にあり、(a)空
気袋の密閉と固定のための押え板の機能、(b)扉体を
起伏自在に繋留する機能と下部水密ゴムの機能の2つの
機能を有するゴム引布製の繋ぎ板を固定する機能、
(c)扉体を下から支持する機能、という重要な3機能
を達成する主要部品となっているので、部品数の少ない
非常に安価なゲートとすることができた。また十分な強
度と柔軟性を有するゴム引布製の繋ぎ板によって起伏自
在に繋留される鋼板製扉体では、回転軸や軸受が不要と
なるから非常に安価となる。また空気袋により幅方向に
ほぼ連続して支持される扉体は加工度の低い鋼板製扉体
となったので、これもゲートが非常に安価となる要因で
ある。
有する空気タンクを保有させ、通常必要な空気圧を保持
することにより、空気圧縮機が作動しなくても防潮ゲー
トを起立させることができる。したがって、 A)台風時など、停電していても防潮ゲートが起立す
る。 B)空気圧縮機の作動時間を長くすることが許容され、
駆動電動機が小型となって維持費が安価となる。 C)起立操作時間の短縮が可能である。 という利点を実現できた。さらに、この発明の防潮ゲー
トでは、起立操作と同時に支柱が扉体を支持する姿勢と
なるので、高潮の水圧力により扉体の起立高が著しく低
下することがなく、安全性に優れている。また、ゲート
幅の小さい防潮ゲートを扉体の回転中心の延長方向に多
数並べて設置することにより幅の大きい防潮ゲートとし
た場合、隣接する防潮ゲートを相互に連結することな
く、扉体の側端部と隣接する扉体から突起する鋼板の重
なりによって相互の間の漏水を防止する構造を採用する
ことにより、各防潮ゲートの扉体を別々に人力あるいは
仮設クレーンによって起立させることが可能となるか
ら、万一空気袋の破損や空気タンクの圧力不足等の原因
で空気操作装置、すなわち圧縮空気による防潮ゲートの
起立操作が不可能となった場合においても防潮ゲートの
機能を確保することが可能であり、安全性に優れた防潮
ゲートである。以上のように、この発明の防潮ゲート
は、経済性に優れ、防災ゲートとしての性能も優れてい
るので、これを提供することにより大きな社会的利益を
もたらすことができる。
した防潮ゲートにおいて支柱が鉛直に懸垂した状態の背
面図である。
格納した状態の背面図である。
ら鉛直に懸垂した状態の断面図である。
きカムならびにアーム付きカムの軸の説明図である。
姿勢にあるアーム付きカムを示す説明図である。
勢にあるアーム付きカムを示す説明図である。
潮ゲート群の起立した状態の背面図である。
番目の防潮ゲートの起立した状態を示す断面図である。
明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】a)防潮堤の海側壁面の上端に突起した鉛
直面に、防潮堤の天端に平行に設置した1列の水平横向
きのアンカーボルトと固定台兼用押え板とが、空気を排
出したとき平らな長方形に潰れる3辺が閉じ1辺が開い
たゴム引布製の空気袋の開いた辺を、上記鉛直面に押え
付けることによって開いた辺を密閉しつつ、空気袋を防
潮堤の海側上端に固定する。 b)上記固定台兼用押え板の海側面に、十分な強度を有
するゴム引布製の繋ぎ板の1辺を、固定台兼用押え板の
上面より適当量だけ上に突き出た押え板とボルトによっ
て強固に固定し、他の辺を堰幅より少し小さい幅方向の
寸法と起立時に必要な起立高を確保するために必要な長
さを有する鋼板製の扉体の海側面の下部に押え板とボル
トにより強固に固定することによって、固定台兼用押え
板に鋼板製の扉体を起伏自在に繋ぐと同時に両者間の漏
水を防止する。 c)他方、防潮堤の天端面の空気袋より陸側の適当な位
置に設置したアンカーボルトと押え板で一端を固定した
十分なる強度を有するゴム引布製の帯の他端を、鋼板製
の扉体の陸側面の空気袋が接触するより上側の適当な位
置にボルトと押え板で固定することにより、扉体が所定
の姿勢まで起立したときにはこの帯に作用する張力のた
め扉体が停止するようにする。 d)このように構成した上で、陸上の空気操作装置から
空気袋に空気管を接続し、この空気袋の内に空気操作装
置から圧縮空気を送入すれば空気袋が膨張して扉体を起
立させ、逆に空気袋から空気を排出すれば、空気袋が平
らに潰れて扉体が倒伏するようにする。 e)加えて、前記のゴム引布製の帯より少し堰幅の中央
寄りの扉体頭部に位置する軸受に支持されて中心線の水
平投射が扉体回転中心と直交し扉体起立時に水平となる
軸に適当な長さと圧縮強度を有する1対の支柱を回転自
由に組み込むと同時に、堰幅の中央付近の扉体頭部に位
置する軸受に支持されて中心線の水平投射が扉体回転中
心と直交し、扉体倒伏時に水平となる軸に支柱の先端に
干渉するカムとカムの姿勢を制御するアームよりなるア
ーム付きカムを回転自由に組込む。 f)その上で支柱とアーム付きカムの配置を勘案して、
扉体倒伏時には、防潮堤天端の陸側縁に位置して扉体頭
部を支持する扉体支持材がアーム付きカムのアームを押
上げた結果、カムが支柱先端に干渉することがなく、逆
に扉体起立時にはアームを扉体から引出すことによりカ
ムが支柱先端に干渉して支持する結果、支柱を扉体頭部
に格納することができるように構成したことを特徴とす
る防潮ゲート。 - 【請求項2】請求項1の防潮ゲートにおいて、防潮堤の
天端に平行に設置した1列の水平横向きのアンカーボル
トの代りの、防潮堤の海側壁面の上端に設置したアンカ
ー金物の突起した鉛直面において、防潮堤天端に平行し
て設けた、1列の水平横向きの、雌ねじにねじ込むボル
トと固定台兼用押え板とが、空気を排出したとき平らな
長方形に潰れる3辺が閉じ1辺が開いたゴム引布製の空
気袋の開いた辺を、上記鉛直面に押え付けることによっ
て、開いた辺を密閉しつつ、空気袋を防潮堤の海側上端
に固定したことを特徴とする防潮ゲート。 - 【請求項3】請求項1または2の防潮ゲートにおいて、
扉体の高さ方向の曲げ剛性を強化する目的で、扉体の海
側の面に、細長い鋼板を当該面に直角の姿勢で、扉体の
回転中心に直角の方向に溶接取付けしたことを特徴とす
る防潮ゲート。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかの防潮ゲート
において、ゲート幅の小さい(2〜3m程度)防潮ゲー
トを、扉体の回転中心の延長方向に並べて設置すること
により、幅の大きい(10〜300m程度)防潮ゲート
としたことを特徴とする防潮ゲート。 - 【請求項5】 請求項4の防潮ゲートにおいて、奇数基
のゲート幅の小さい防潮ゲートを扉体の回転中心の延長
方向に並べて設置し、この内、偶数番目の防潮ゲートに
おいては、扉体が所定の姿勢まで起立したときに扉体を
停止させるためのゴム引布製の帯を省略すると同時に、
扉体の側端部の全長においてその陸側面から隣接するゲ
ートに向けて突起する鋼板を設けることにより、奇数番
目の防潮ゲートがゴム引布製の帯に作用する張力によっ
て所定の起立姿勢で停止したときに、当該突起する鋼板
が隣接する奇数番目の扉体の側端部の陸側面に重なり、
両扉体の間の漏水を防止しつつ、偶数番目の扉体も所定
の起立姿勢にて停止するようにしたことを特徴とする防
潮ゲート。 - 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかの防潮ゲート
において、空気操作装置に充分大きな体積を有する空気
タンクを含ませることにより、防潮ゲートを起立させる
とき、空気タンクに蓄えた圧縮空気を使用するようにし
たことを特徴とする防潮ゲート。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかの防潮ゲー
トにおいて、鋼板製の扉体の海側の面に車両の走行や人
の歩行に耐える路床を取り付けたことを特徴とする防潮
ゲート。
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-
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Patent Citations (4)
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