JP3501665B2 - 伝搬遅延方法及び装置、並びに位相同期回路 - Google Patents
伝搬遅延方法及び装置、並びに位相同期回路Info
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Description
置に関し、たとえば受信信号の伝搬遅延時間を変更する
ことにより受信信号の位相を受信側の通信装置内のシス
テムクロックに同期化する位相同期回路などに用いて好
適なものである。
用する位相同期回路に関するものである。
開平3−53629号公報に記載されたものがある。
は、直列に接続されている複数の遅延素子間の各接続点
をセレクタで択一的に選択することにより、所望の遅延
時間の受信信号を得ている。したがってたとえば3通り
の遅延時間(遅延時間0は除く)がほしければ、3段の
遅延素子が必要になる。
素子を経るごとに遅延時間が累加されてゆくので、接続
点を選択することで受信信号の遅延時間を選択すること
ができる。
ての接続点からセレクタに信号を取り出しておき、まえ
のセレクタ出力とシステムクロックとの位相差に基づい
て、当該セレクタが、1つの接続点からの信号を選択、
出力するように動作することで、ビット位相同期を実現
する。
信号のデューティ比を保持したまま遅延、出力するた
め、上記のような可変遅延回路の1段あたりの遅延素子
は、直列接続した2つのNOT回路(否定論理回路、イ
ンバータ、すなわち反転バッファ)で構成されるのがふ
つうである。
成しても、CMOSの場合、通常、出力電圧がハイレベ
ルからローレベルに変化するときの遅延時間DT−HL
と、ローレベルからハイレベルに変化するときの遅延時
間DT−LHとは異なる。このためNOT回路を1つだ
け使用すると、その出力信号のデューティ比は入力信号
から変動してしまう。
ことでデューティ比の変動を相殺するのである。上記の
ようにセレクタに3通りの遅延時間の受信信号を供給す
るとともにデューティ補償するためには、合計6つのN
OT回路をつねに駆動しなければならない。
は、3通りの遅延時間のうちの1つまたは遅延なしの受
信信号なので、可変遅延回路全体でみた場合、4つまた
は6つのNOT回路を駆動するための電力消費は無駄で
ある。
ット位相同期回路に用いた場合、信号受信中は受信信号
の極性が反転するたびに、6つのNOT回路が駆動され
るのであるから、当該電力消費量は伝送されるデータレ
ートに応じて上昇し、かなりの値になると考えられる。
めに、第1の発明では、直列に接続した複数の論理ゲー
トを用いて情報信号の伝搬遅延時間を変更する伝搬遅延
方法において、情報入力端子と制御入力端子を持つ論理
ゲートを複数備え、各論理ゲートの出力端子を次段の論
理ゲートの情報入力端子に接続する構成を繰り返すこと
で、情報信号を伝送するゲート組合せ回路を構成してお
き、前記複数の論理ゲートの制御入力端子に供給する制
御信号のパターンを変更することにより、開放した論理
ゲートに沿って前記情報信号の伝送経路を設定し、伝搬
遅延時間を変更することを特徴とする。また、第2の発
明の伝搬遅延装置では、(1)情報入力端子と制御入力
端子を持つ遅延素子をN段(Nは正の整数)縦列接続し
た入力側の遅延回路と、(2)情報入力端子と制御入力
端子を持つ遅延素子をN段縦列接続した出力側の遅延回
路と、(3)前記入力側遅延回路の1段目の遅延素子の
情報入力端子に接続された入力端子と、(4)前記出力
側遅延回路のN段目の遅延素子の出力端子に接続された
出力端子と、(5)前記入力側遅延回路の1段目の遅延
素子の出力端子と前記出力側遅延回路のN段目の遅延素
子の制御入力端子との間に接続された第1の経路選択回
路と、(6)前記入力側遅延回路の2段目の遅延素子の
出力端子と前記出力側遅延回路のN−1段目の遅延素子
の制御入力端子との間に接続された第2の経路選択回路
と、(7)前記入力側遅延回路のN段目の遅延素子の出
力端子と前記出力側遅延回路の1段目の遅延素子の制御
入力端子との間に接続された第Nの経路選択回路とを備
え、(8)前記N個の選択回路のうちの一つを選択的に
導通状態とすることを特徴とする。
数の論理ゲートを用いて情報信号の伝搬遅延時間を変更
する伝搬遅延装置において、情報入力端子と制御入力端
子を持つ論理ゲートを複数備え、各論理ゲートの出力端
子を次段の論理ゲートの情報入力端子に接続する構成を
繰り返すことで、情報信号を伝送するゲート組合せ回路
を構成しておき、前記複数の論理ゲートの制御入力端子
に供給する制御信号のパターンを変更することにより、
開放した論理ゲートに沿って前記情報信号の伝送経路を
設定し、伝搬遅延時間を変更することを特徴とする。
号の位相を、ディジタル位相同期ループを用いて受信側
のシステムクロックに同期させる位相同期回路におい
て、(1)請求項4〜7のいずれかの伝搬遅延装置と、
(2)この伝搬遅延装置で遅延され出力された情報信号
である遅延情報信号を、素子ごとに異なる遅延時間でさ
らに遅延する1又は複数の付加遅延素子と、(3)当該
遅延情報信号の時間幅方向の所定単位ごとに、各遅延時
間の遅延情報信号の状態を同時に記憶する複数の記憶素
子と、(4)これら複数の記憶素子の記憶内容を比較す
ることで、当該遅延情報信号の位相と前記システムクロ
ックの位相の時間的関係を判定し、これを判定結果とし
て出力する位相判定手段と、(5)当該判定結果に応じ
て前記制御信号のパターンを変更し、前記情報信号の伝
搬遅延時間を変更する遅延制御手段と、(6)前記の1
又は複数の付加遅延素子のうち、所定の1つの付加遅延
素子の出力を前記システムクロックに同期した同期情報
信号として後段へ送出する出力手段とを備えることを特
徴とする。
CMOS(Complementary MOS)形の否定論理積ゲート
(NAND回路)を使用する場合を例に、本発明の第1
の実施形態について説明する。
に、各NAND回路ごとの伝搬遅延時間のなかに占める
立上がり時間の割合が小さく、各NAND回路の内部で
の遅延時間が大きいことを前提とする。
な可変遅延回路10は、たとえば通信機器の受信部のビ
ット位相同期回路などの一部として使用され得る。
子10AにはNAND回路1Aの一方の入力端子と、N
AND回路1Bの一方の入力端子が接続されている。
施形態で使用されるNAND回路はすべて、2つの入力
端子を持っている。
NAND回路を横(行)方向にN個、縦(列)方向に4
個(ただしD行のNAND回路は奇数列だけに存在す
る)、マトリクス状に配列した構成である。
NAND回路には符号1A〜NAを付し、うえから2番
目の行(すなわちB行)に配列されたNAND回路には
符号1B〜NBを付し、うえから3番目の行(すなわち
C行)に配列されたNAND回路には符号1C〜NCを
付し、最下部の行(すなわちD行)に配列されたNAN
D回路には符号1D〜ND(D行に関してはNは奇数に
かぎる)を付している。
べて、その内部構成にいたるまで同じであるものとす
る。内部構成が同じなので、各NAND回路内部の伝搬
遅延時間は同じであり、任意の前段のNAND回路から
みた後段のNAND回路の負荷はすべてのNAND回路
間で同じであり、任意の後段のNAND回路からみた前
段のNAND回路の電流駆動能力はすべて同じである。
報信号ISに対して同一の伝搬遅延時間DTを付与す
る。
D回路内部の遅延時間から構成されるので、厳密には、
ファンアウト数にバラツキがあれば、立上がり時間にバ
ラツキが生じ、DTも一定にはならない。
に、A行〜C行の各NAND回路ごとの伝搬遅延時間の
なかに占める立上がり時間の割合が小さく、各NAND
回路の内部での遅延時間が大きいことを前提とすると、
このようなファンアウト数のバラツキがあっても、各N
AND回路ごとの伝搬遅延時間をほぼ一定値とみなすこ
とができる。この伝搬遅延時間がDTである。たとえ
ば、いわゆる(TTL(Transistor Transistor Logi
c)または)ハイスピードタイプのCMOSはこのよう
なケースに該当すると考えられる。
る情報信号ISの1ビット分の時間幅、および位相の変
動幅にくらべて十分に短い。
当該可変遅延回路10を搭載している通信機器のシステ
ムクロックと前記情報信号とのあいだの想定される位相
変動(位相ずれ)の大きさ、システムが許容する引き込
み時間(位相ずれの大きな非同期状態から位相ずれの小
さな同期状態に移行するまでの時間)の長さ、上記Nの
値などを考慮する必要がある。
う細かく制御できるが、ディジタルシステムの場合、受
信側の通信機器システムが情報信号の各ビットの識別が
正確にできる程度の位相ずれが残っている状態は、同期
状態である。
路(短い遅延時間)、標準の遅延伝送路(標準の遅延時
間)、長い遅延伝送路(長い遅延時間)を設定できるN
=3程度で、多くの場合、十分であると考えられる。
NAND回路において、上述した2つの入力端子のうち
1つは、可変遅延回路10の入力端子10Aから供給さ
れる情報信号ISの入力を受けるための情報入力端子と
して使用し、もう1つは、遅延制御回路から制御信号の
供給を受けるための制御入力端子tapとして使用す
る。
入力端子tap1Aなら、遅延制御回路のtap1Aと
いうタップ(または信号線)に接続されている入力端子
であることを意味する。
くとも論理的には、可変遅延回路10のA行およびB行
に対応して、ほぼ2行N列のマトリクス構造を備えてい
ることになる。
供給しているとき、NAND回路の論理動作は、情報入
力端子に供給されている信号がハイレベル「H」ならロ
ーレベル「L」を出力し、情報入力端子に供給されてい
る信号が「L」なら「H」を出力するので、否定回路
(NOT回路)の論理動作と同じである。
つの入力端子のうち1つは、可変遅延回路10の入力端
子10Aから供給される情報信号ISの入力を受けるた
めの情報入力端子として使用し、もう1つは、実質的に
A行、B行のNAND回路の制御入力端子と同等な入力
端子であるが、B行の1つのNAND回路を介して間接
的に前記遅延制御回路から制御される。
変遅延回路10内に設定される情報信号ISの遅延伝送
路に応じて、図1で上側の入力端子が遅延制御回路から
間接的制御を受けることもあり、下側の入力端子が遅延
制御回路から間接的制御を受けることもあり、その他方
の入力端子が情報信号入力端子となることもあり、なら
ないこともあるので、図面上の位置に応じて各入力端子
を、上側入力端子、下側入力端子とよぶものとする。
ことがないD行のNAND回路においては、2つの入力
端子のうち1つは、B行のNAND回路の出力端子とC
行のNAND回路の上側入力端子の双方に接続されてお
り、もう1つは「L」固定(接地)されている。
奇数列にしかNAND回路が存在しない。
面上の位置に応じて各入力端子を、上側入力端子、下側
入力端子とよぶものとする。
する前記NAND回路1Aの出力端子は、NAND回路
2Aの情報入力端子に接続されるとともに、NAND回
路2Bの情報入力端子に接続されている。
回路2A〜(N−1)Aの出力端子には、A行とB行の
NAND回路の情報入力端子が接続されている。すなわ
ちA行のNAND回路のファンアウト数は2である。
NAの出力端子はNAND回路に接続されていない。N
AND回路NAの出力端子はオープンにしておいてよ
い。
に所定の負荷を提供する目的で設けられているこのNA
ND回路NAは、情報信号ISの遅延伝送路となること
はなく、開閉制御されることもないので、その制御入力
端子は「L」固定されている。
は、NAND回路1Cの情報入力端子に接続されるとと
もに、NAND回路1Dの上側入力端子に接続されてい
る。
BなどB行の奇数列のNAND回路の出力端子には、C
行のNAND回路の上側入力端子と、D行のNAND回
路の上側入力端子が接続されている。すなわちB行の奇
数列のNAND回路のファンアウト数は2である。
ど、B行の偶数列のNAND回路の出力端子は、C行の
偶数列のNAND回路2C、4Cなどの上側入力端子に
だけ接続されているので、そのファンアウト数は1であ
る。
ND回路のうち、前記情報信号ISの遅延伝送路となり
得るのは上位3行(前記NAND回路NAは除く)、す
なわちA〜C行で、D行のNAND回路1D〜NDは、
情報信号ISを伝送することはない。
的はただ1つ、上述したようにB行の奇数列のNAND
回路1B、3Bなどののファンアウト数をA行のNAN
D回路と同じ2とするためである。
に、入力端子10Aから出力端子10Bまで遅延伝送路
をたどってみると、たとえば、入力端子10A→NAN
D回路1B→NAND回路1C→出力端子10Bの経路
では、入力端子10AはNAND回路1Aおよび1Bの
情報入力端子に接続されていることから、入力端子10
Aからみたファンアウト数は2で、次段のNAND回路
1Bのファンアウト数と同じである。
もなって後段を駆動する動作(スイッチング)に起因す
る伝搬遅延時間の差はNAND回路1Bの出力段階で、
厳密なレベルまで相殺される。
入力端子10A→NAND回路1A→NAND回路2B
→NAND回路2C→NAND回路1C→出力端子10
Bの経路では、NAND回路1Aの出力段階で前記遅延
時間の差は、厳密なレベルまで相殺される。
NAND回路1A→NAND回路2A→NAND回路3
B→NAND回路3C→NAND回路2C→NAND回
路1C→出力端子10Bの経路では、NAND回路3B
の出力段階で、ファンアウト数2の部分が4個所あっ
て、この時点で相殺される。
に、本実施形態では、D行の奇数列だけにNAND回路
を配置している。
るすべての遅延伝送路上には、必ず偶数箇所のファンア
ウト数2の部分が存在し、このような遅延時間差の相殺
は、つねに実行され、デューティ補償される。
1D〜NDの出力端子はオープンにしておいてよい。
り、B行N列のNAND回路NBは情報信号ISの遅延
伝送路となり得るので、制御入力端子tapNBを持
ち、その出力端子もオープンではなく、C行N列のNA
ND回路NCの情報入力端子に接続されている。
るなら、NAND回路1A〜NAは入力側遅延回路とし
てとらえることができ、NAND回路NC〜1Cは出力
側遅延回路としてとらえることができ、NAND回路1
B〜NBは経路選択回路としてとらえることができる。
施形態の動作について説明する。 (A−2)第1の実施形態の動作 図1の可変遅延回路10の任意の使用状態において、各
NAND回路の制御入力端子に供給される制御信号が、
たとえば図2に示すような、ハイレベル「H」、ローレ
ベル「L」パターンを有しているとする。このとき、各
NAND回路およびこれらのNAND回路に沿って伝送
される情報信号ISは定常状態、すなわち遅延伝送路の
変更後、動作が安定した状態にあるものとする。
うち、制御入力端子tapにハイレベル「H」の供給を
受けているのは、NAND回路1A、2A、3Bおよび
4Bだけであり、他のNAND回路の制御入力端子ta
pには、「L」が供給されている。
D回路4Cの上側入力端子には「L」が供給されてい
る。
子から供給されるもので、NAND回路4Bの出力が
「L」になるのは、NAND回路4Bの制御入力端子に
「H」が供給さるるとともに、NAND回路3Aの制御
入力端子に「L」が供給されているからである。
供給されたNAND回路の出力は、情報入力端子に
「L」が供給されても「H」が供給されても、つねに
「H」になるので、制御端子tap3Aに「L」を供給
するとともに制御入力端子tap4Bに「H」を供給す
れば、前記遅延制御回路は、NAND回路4Bの出力を
「L」にすることができる。
D回路4Cの出力は、その下側入力端子に「L」が供給
されても、「H」が供給されても、「H」である。
の遅延伝送路となるNAND回路4Cの左側のNAND
回路1C〜3Cの動作は、情報信号ISの遅延伝送路と
ならないNAND回路4Cの右側のNAND回路5C〜
NCの動作の影響を受けない。
上側入力端子にはすべて、B行のNAND回路5B〜N
Bの出力端子から、「H」が供給されている。この
「H」のために等価的NOT回路となっているNAND
回路5C〜NCの出力端子には、空間的に交互に、
「H」または「L」があらわれる。これら出力端子の論
理極性「H」、「L」のパターンは、入力端子10Aに
供給される情報信号ISの極性が反転しても変わらない
ので、NAND回路5C〜NCでは、前記スイッチング
による電力消費が抑制される。
される情報信号ISがハイレベル「H」の場合、情報信
号ISの遅延伝送路であって、等価的NOT回路である
各NAND回路の出力端子の状態は、NAND回路1A
では「L」、NAND回路2Aでは「H」、NAND回
路3Bでは「L」、NAND回路3Cでは「H」、NA
ND回路2Cでは「L」、最後のNAND回路1Cでは
「H」となる。
0Bからは、前記入力端子10Aに供給されたのと同じ
極性「H」の情報信号DIが送出される。同様にして、
入力端子10Aに供給される情報信号がローレベル
「L」の場合には、出力端子10Bから「L」が送出さ
れる。
「L」)は、順次に6つのNAND回路1A、2A、3
B、3C、2C、1Cで、遅延時間DTずつ遅延される
ので、出力端子10Bから送出されるとき、合計でほぼ
正確に6×DTだけ遅延されている。
搬遅延時間は、出力電圧がハイレベルからローレベルに
変化するときの遅延時間DT−HLと、ローレベルから
ハイレベルに変化するときの遅延時間DT−LHとで相
違する。このために任意の1個のNAND回路(等価的
NOT回路)についてみると、その出力信号のデューテ
ィ比は入力信号のデューティ比から、必然的に変動して
しまう。
となるNAND回路数は偶数(この例では6個)なの
で、デューティ比の変動分が相殺しあう結果、可変遅延
回路10の入力端子10Aに供給される情報信号IS
と、出力端子10Bから送出される情報信号DIのあい
だでは、デューティ比は一致する。
子に情報入力端子を接続しているNAND回路3Aは、
制御入力端子tap3Aに「L」が供給されているの
で、情報信号ISのレベルが「H」であっても「L」で
あっても、すなわちNAND回路2Aの出力端子の状態
が「H」であっても「L」であっても、その出力端子の
状態は「H」に保たれる。
A行とB行のNAND回路4A〜NA、および4B〜N
Bに情報信号ISを伝送せず、このため情報信号ISの
極性が反転しても出力端子の状態が変わらないNAND
回路4A〜NA、および4B〜NBは、情報信号ISの
極性反転にともなって後段を駆動する必要がないので、
スイッチングのための電力を消費しない。
段)のA行のNAND回路4A〜(N−1)Aの制御入
力端子tap4A〜(N−1)Aにはすべて、「L」が
供給されているので、NAND回路4A〜(N−1)A
の出力端子の状態はすべて「H」固定である。
送路となるNAND回路の制御入力端子には「H」を供
給し、遅延伝送路とならないNAND回路の制御入力端
子には「L」を供給している。
AND回路3Cを等価的NOT回路とするためには、上
述したように、その前段(右側)、C行4列のNAND
回路4Cの出力端子を「H」にすることが必要で、情報
信号の遅延伝送路ではないB行4列のNAND回路4B
の制御入力端子tap4Bにも「H」を供給すること
で、これを実現している。
NAND回路1Bおよび2Bの制御入力端子に「L」を
供給することには、当該ゲート1B、2Bを情報信号I
Sに対して閉鎖することのほか、NAND回路1Bおよ
び2Bの出力端子を「H」に固定することで、前記遅延
制御回路に接続されていないNAND回路1C、および
2Cを等価的NOT回路にする意味もある。
スイッチングによる電力消費は生じない。
ISの伝送(極性反転)でスイッチングによる電力消費
を生じるのは、情報信号ISの遅延伝送路となる6つの
NAND回路1A、2A、3B、3C、2C、1Cだけ
である。
とは別の遅延伝送路が設定されている定常状態である。
御入力端子は、tap1A、2A、3A、4B、および
5Bである。このとき、入力端子10Aに供給された情
報信号ISは、NAND回路1A、2A、3A、4B、
4C、3C、2C、1Cを順次に伝送されて出力端子1
0Bから送出される。
号DIが付与されている遅延時間は合計で8×DTであ
る。この場合も、出力端子10Bから送出される情報信
号DIは、入力端子10Aに供給された情報信号ISに
くらべて、極性も反転しておらず、デューティ比も維持
されている。すなわち情報信号ISとDIで相違するの
は遅延時間だけである。
たのが、図4である。
御入力端子は、tap1A、2B、3Bであり、情報信
号ISの遅延伝送路経路は、NAND回路1A、2B、
2C、1Cの4つである。したがって合計の遅延時間
は、4×DTとなる。
る情報信号DIは、入力端子10Aに供給された情報信
号ISにくらべて、極性も反転しておらず、デューティ
比も維持されている。
施形態の可変遅延回路10が設定することのできる最短
の遅延伝送路は、NAND回路1Bと1Cの2つのNA
ND回路からなる伝送路で、最長の遅延伝送路はNAN
D回路1A〜(N−1)A、NB、NC〜1Cの、合計
2N個のNAND回路からなる伝送路である。そして、
遅延伝送路の伸縮幅は、2個のNAND回路を単位とし
て行われる。
の遅延時間に関し、変更範囲は2×DT〜2N×DT、
最小の変更間隔は2×DTである。
の定常状態に切替えるさいの過渡状態について説明す
る。
から制御入力端子tapに供給される制御信号が変更さ
れることによって発生する。
状態に切替える場合、新たに遅延伝送路となるNAND
回路3Aの制御入力端子tap3Aを「L」から「H」
にするとともに、遅延伝送路でなくなるNAND回路3
Bの制御入力端子tap3Bを「H」から「L」にする
必要がある。
する「H」、「L」の切替えを、同時に行う場合、瞬間
的に、情報信号ISは伝送路を失うことになる。このよ
うな、遅延伝送路が時間的に欠落したケースでは、可変
遅延回路10の出力端子10Bから送出される遅延情報
信号DIの波形には、遅延時間DTにくらべて情報信号
ISの1パルスの時間幅が長い場合、本来1つであるパ
ルスが2つに分割されて出力されるパルス割れが生じ
る。
Sの1パルスの時間幅が短い場合には、出力パルスの得
られない期間が長くなる。
て、出力端子10Bから送出される遅延情報信号DIの
形状が、入力端子10Aに供給された情報信号ISの形
状から、大きく変動してしまう。
送路となるNAND回路3Aの制御入力端子tap3A
の切替えを、伝送路でなくなるNAND回路3Bの制御
入力端子tap3Bの切替えよりも早期に行うことで、
情報信号ISの遅延伝送路が一瞬たりとも失われること
がないようにする。
は、もとの伝送路と新たな伝送路の2つの伝送路が存在
することになる。この2つの伝送路を伝送される情報信
号ISが重なり合うことにより、前記パルス割れは防止
され、出力パルスの得られない期間は短くなる。
たに伝送路となるNAND回路は、遅延伝送路を長く変
更する場合はA行の1つのNAND回路であり、短く変
更する場合はB行の1つのNAND回路である。
送路でなくなるNAND回路は、遅延伝送路を長く変更
する場合はB行の1つのNAND回路であり、短く変更
する場合はA行の1つのNAND回路である。
に切替える例において、NAND回路4Bも新たに伝送
路となるのであるが、NAND回路4Bの制御入力端子
tap4Bには図2の状態でもすでに「H」が供給され
ていて、制御入力端子に供給する制御信号の変更を必要
としない。NAND回路4Bは、図2の状態ですでに等
価的NOT回路としていつでも情報信号ISを伝送でき
る状態、すなわち待機状態にある。
のような待機状態のNAND回路に該当する。NAND
回路NBを伝送路とする最長の伝送路を除き、どのよう
な遅延伝送路を設定している場合でも、必ず、当該遅延
伝送路に隣接しているB列のNAND回路が、待機状態
となっている。
「H」固定としたのは、前記の最長遅延伝送路を設定す
るさいに、当該NAND回路NCを等価的NOT回路と
して動作させるためである。
ISと同一極性の遅延された情報信号DIを得るにあた
って、高精度の遅延時間制御、デューティ補償、および
電力消費量の低減を実現することができる。
AND回路だけがスイッチング用の電力を消費し、遅延
に不要なNAND回路はスイッチング用の電力を消費し
ないことによって実現される。
在することで、遅延伝送路の変更制御が容易である。
様のもとでは、直列接続した複数の2つのNOT回路
と、セレクタとをあわせた従来の回路にくらべて遜色な
い。
第1の実施形態と同じ、CMOS形のNAND回路を使
用する場合を例に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
く、伝搬遅延時間のなかに占める立上がり時間の割合が
大きい場合を前提としたものである。たとえば、いわゆ
る標準タイプのCMOSゲートはこれに該当すると考え
られる。
アウト数2のNAND回路の配列のなかにたとえばファ
ンアウト数1のNAND回路が混在していれば、そこで
遅延時間のうちの立上がり時間が、1/2程度となって
NAND回路ごとの遅延時間が変化し、可変遅延回路の
制御が複雑化したり、遅延時間の信頼性が低下する可能
性がある。
らべ、上述したスイッチングによる電力消費は上昇する
ものの、遅延伝送路を構成するNAND回路数と合計の
遅延時間が単純な比例関係にあるので、立上がり時間が
大きい場合でも、遅延時間制御が容易である。
作 本実施形態にかかる可変遅延回路50を図8に示す。可
変遅延回路50の構成上、図1の可変遅延回路10と相
違するのは、D行の構成、およびD行とC行の接続関係
だけである。
A〜NA、NAND回路1B〜NB、およびこれらの接
続関係、ならびに制御入力端子tap1A〜(N−1)
A、tap1B〜NB、入力端子10A、出力端子10
Bはそれぞれ、図1で同一符号を付した各部と同じであ
り、また、情報信号IS、遅延情報信号DIも同じであ
るので、その詳しい説明は省略する。
D、3Dなど奇数列のほか、NAND回路2Dなどの偶
数列にもNAND回路が存在する。
B〜NB、1C〜NCのファンアウト数はすべて2で、
A行のNAND回路1A〜(N−1)Aのファンアウト
数2と等しくなる点が、第1の実施形態と相違する。
は、奇数列のNAND回路も偶数列のNAND回路も、
C行のNAND回路の上側入力端子と、D行のNAND
回路の上側入力端子に接続されている。
力端子は、C行の後段(左側)のNAND回路の下側入
力端子と、D行のNAND回路の下側入力端子に接続さ
れている。
ND回路の情報信号伝搬時のスイッチングによる電力消
費は、前段のNAND回路が負荷としての後段のNAN
D回路(当該NAND回路にいたるまでの信号線等の分
布容量など)を充放電するための電力と考えられるの
で、本来ファンアウト数1のところを、ファンアウト数
2にするということは、それだけ電力消費が増加すると
いう不利益をもたらす反面、負荷容量を同一化すること
で充放電時間を同一化し、正確な遅延時間の制御を可能
にする。
たがって各NAND回路の電力駆動能力や負荷としての
特性もよくそろっているLSIなどの集積回路を前提と
すると、ファンアウト数を統一することによる効果は大
きい。
数列のNAND回路)を設けた目的は、上述したように
B行およびC行のNAND回路1B〜NB、2C〜NC
のファンアウト数をA行のNAND回路と同じ2とし
て、各NAND回路1B〜NB、2C〜NCの遅延時間
を、A行の各NAND回路1A〜(N−1)Aと同じ値
DTで厳密に均一化するためである。
がり時間の割合が小さいという前提条件下で、第1の実
施形態と同等の効果を実現することができる。
位で同期をとるビット位相同期回路を例に、本発明の第
2の実施形態について説明する。
または可変遅延回路50の使用形態の一例ともなってい
る。
作 本実施形態にかかるビット位相同期回路30を図5に示
す。ビット位相同期回路30は、たとえば通信機器の受
信部の一部を構成し、ビット同期をとるために用いられ
るものである。
0の入力端子30Aは、上述した可変遅延回路10の入
力端子10Aに接続されている。
ap1A〜(N−1)Aおよび1B〜NBには、遅延制
御回路31の複数の出力信号線31Aのうちの1本が接
続されている。
ビット幅方向のビットパターンに応じて、可変遅延回路
10内で情報信号ISの遅延伝送路を択一的に設定でき
る接続形態であることを要する。
には、固定遅延回路32の入力端子と、Dタイプのフリ
ップフロップ(D−FF)34のD(データ)入力端子
が接続されている。出力端子10Bから取り出される情
報信号は、前記情報信号ISに遅延時間を付与した遅延
情報信号DIである。
延回路33の入力端子と、D−FF35のD入力端子が
接続されている。固定遅延回路32の内部構成は、偶数
個(たとえば2個)のNOT回路を直列に接続したもの
であってよい。固定遅延回路33の内部構成についても
同様である。これは遅延情報信号DIのデューティ比を
維持するためである。
DIに対して同じ遅延時間DT3を付与する。この遅延
時間DT3は、上述した遅延時間DTと同じ値、または
同程度の値であってもよいが、必ずしも同じ値である必
要はない。
報信号DIの1ビット分の時間幅にくらべて十分に短い
ことを要するので、情報信号ISのデータレートに基づ
いて定まるものである。
は、前記D−FF34のほか、同一のD−FF35およ
び36が設けられている。D−FF35のD入力端子
は、前記固定遅延回路32の出力端子に接続され、D−
FF36のD入力端子は、前記固定遅延回路33の出力
端子に接続されている。
ロックパルス)入力端子には、当該ビット位相同期回路
30の(システム)クロックCKが供給されているの
で、D−FF34〜36はクロックCKの同一クロック
パルスに同期してラッチされ、各D入力端子の状態を、
各D−FF34〜36のQ(データ)出力端子の状態と
する。
めに、D−FF34のQ出力をQA、D−FF35のQ
出力をQB、D−FF36のQ出力をQCとすると、位
相判定回路37に供給されるQA〜QCとクロックCK
のタイミングは、たとえば図6に示すようになる。
容を比較することによってビット位相の判定を行う。
は、クロックCKの位相に対して、遅延情報信号DIの
位相が、進んでいる(非同期状態)か、所定範囲内(同
期状態)か、遅れている(別の非同期状態)かのいずれ
に該当するかを判定する操作である。
37は、前記遅延制御回路31を制御する。そのために
位相判定回路37と遅延制御回路31は信号線37Aで
接続されている。
位相判定回路37のほか、当該ビット位相同期回路30
の出力端子30Bにも接続されている。したがって、D
−FF35のQ出力が、当該ビット位相同期回路30か
ら出力される出力情報信号SDとなる。
遅延情報信号DIのなかの「H」または「L」の1ビッ
トを示している。QAは、前記遅延時間DT3を付与さ
れていない状態の遅延情報信号DIであり、QBは固定
遅延回路32により遅延時間DT3を付与された遅延情
報信号DIで、QCは固定遅延回路32および33によ
り遅延情報信号DT3を合計2回付与された遅延情報信
号DIである。
T3で、QBとQCの遅延時間の差はDT3である。上
述したようにこのDT3は、遅延情報信号DIの1ビッ
ト分の時間幅BWにくらべて十分に短い。
「H」、♯1=「L」、♯2=「H」であるとする。
取ったクロックCKの立上がりエッジEが、3つの入力
QA〜QCの♯1の安定状態(中間部分)のタイミング
と一致している。これは遅延情報信号DIとクロックC
Kの同期状態を意味する。
♯1)であることから、位相判定回路37は同期状態を
検出することができる。「H」と「L」が入れ替わって
も同じで、要するにQA、QB、QCがすべて同じ状態
を示せば、それが同期状態として、位相判定回路37に
検出される。
遅延制御回路31に現在の状態を保持することを指示
し、この指示を受けた遅延制御回路31は、可変遅延回
路10に現状の遅延伝送路、したがって現状の遅延時間
を維持させる。
機器に受信されるまえに、ワンダなどの影響によって、
情報信号ISの位相が進む場合について考える。このと
き、図6では、信号進み方向PYに向ってQA〜QCが
同量だけ平行移動し、クロックCKの立上がりエッジタ
イミングEだけは固定している。
維持できるが、大きくなってたとえば、QAは♯2、Q
BおよびQCは♯1がそれぞれエッジタイミングEに一
致する状態になると、非同期状態となる。
「L」となることから、位相判定回路37は、信号進み
による当該非同期状態を検出することができる。「H」
と「L」が入れ替わっても同じで、要するにQAだけが
QB、QCと異なる状態を示せば、それが信号進みの非
同期状態として、位相判定回路37に検出される。
ったく逆の動作が行われる。
に向けて同量だけ平行移動し、QAおよびQB共通の状
態(♯1)に対し、QCの状態(♯0)だけが相違する
と、位相判定回路37は信号遅れによる非同期状態の検
出を行う。
回路37は、遅延制御回路31を介して、可変遅延回路
10に現状よりも長い遅延伝送路を選択させる。反対に
信号遅れによる非同期の場合は現状より短い遅延伝送路
を選択させる。
て、出力端子30Bから送出される信号は、全体として
クロックCKに同期したものになる。
法では、たとえば情報信号の同一極性が連続する期間で
は、信号進みによる非同期があっても、信号遅れによる
非同期があっても、位相判定回路37はすべて同期状態
と判定してしまう。
あっても、遅延情報信号DIの時間幅方向の長い期間で
みると、ビット位相同期回路30は、情報信号を有効に
同期化することが可能である。
成の一例を示した図7について説明する。この遅延制御
回路31は、第1の実施形態でいうところの遅延制御回
路にも対応し得るもので、上述した遅延伝送路の時間的
欠落を防止することを目的とする。
成および動作 図7において、前記クロックCKの供給を受ける同期式
のアップダウンカウンタ40は、位相判定回路37が2
本の信号線37A(すなわち信号線37AAおよび37
AB)で遅延(時間)増加を指示するたびに、1ずつカ
ウントアップしてゆき、遅延(時間)減少を指示するた
びに、1ずつカウントダウンしてゆく。このカウント値
のうち、任意の1つのカウント値は、可変遅延回路10
内の1つの遅延伝送路を構成する複数のNAND回路の
制御入力端子tapを指定する。
(“1”)であるとともに信号線37ABが「L」
(“0”)のときには、カウントアップが指示され、こ
のカウントアップは遅延伝送路を長く変更することを意
味するものとする。
ともに信号線37AAが「L」のときには、カウントダ
ウンが指示され、このカウントダウンは遅延伝送路を短
く変更することを意味するものとする。
値範囲は、2〜2×Nで、NAND回路数にして2ずつ
増減されるので、設定され得る遅延伝送路は全部でN通
り存在する。したがって、前記カウント値もN通りの値
を用意しなければならない。
受け取るデコーダ41は、当該N通りのカウント値を解
読して、「H」を供給する制御入力端子tapと、
「L」を供給する制御入力端子tapを、合計2N−1
本の出力信号線41A、41Bで指定する。これにより
遅延伝送路を構成するNAND回路が指定される。
制御入力端子tapに対応するバスで、出力信号線41
BはB行のNAND回路の制御入力端子tapに対応す
るバスである。
力端子[1]に接続される一方で、D−FF44を介し
て間接的にセレクタ42の入力端子[0]に接続されて
いる。
じ、N−1ビットのレジスタで、クロックCKの1クロ
ックパルス分だけ遅延した信号をセレクタ42の入力端
子[0]に供給する。
3の入力端子[0]に接続される一方で、D−FF45
を介して間接的にセレクタ43の入力端子[1]に接続
されている。
数と同じ、Nビットのレジスタで、クロックCKの1ク
ロックパルス分だけ遅延した信号をセレクタ43の入力
端子[1]に供給する。
に接続されているリセットセットフリップフロップ(R
S−FF)46のQ(セット)出力に応じて、Q出力が
「H」(“1”)のときには、ともに入力端子[1]を
選択し、Q出力が「L」(“0”)のときには、ともに
入力端子[0]を選択する。
のバッファ47を介して制御入力端子tap1A〜(N
−1)Aにつながるバス47Aが接続されている。同様
に、セレクタ43の出力端子には信号線駆動用のバッフ
ァ48を介して制御入力端子tap1B〜NBにつなが
るバス48Aが接続されている。
線37AAが「H」で、信号線37ABが「L」のと
き、当該RS−FF46のS(セット)入力端子には
「H」が供給され、R(リセット)入力端子には「L」
が供給されるので、Q出力端子からは「H」が出力され
る。
レクタ42、43は、ともに入力端子[1]を選択する
ので、A行のNAND回路の制御入力端子tapにはB
行のNAND回路の制御入力端子tapよりも、1クロ
ック分早く、制御信号が供給されることになる。
れる信号線37AAが「L」で、信号線37ABが
「H」のとき、当該RS−FF46のS(セット)入力
端子には「L」が供給され、R(リセット)入力端子に
は「H」が供給されるので、Q出力端子からは「L」が
出力される。
レクタ42、43は、ともに入力端子[0]を選択する
ので、B行のNAND回路の制御入力端子tapにはA
行のNAND回路の制御入力端子tapよりも、1クロ
ック分早く、制御信号が供給されることになる。
送路の時間的欠落を防止することができる。
施形態にかかる可変遅延回路10および50に、遅延伝
送路の時間的欠落のない最適な使用環境の1つを提供す
ることができる。
信頼性も高い。
用しているので、本実施形態にかかるビット位相同期回
路は、ビット位相同期回路全体としても消費電力が低減
されている。
のとしたが、TTLなどで構成してもよい。
ぱら前段のNAND回路のファンアウト数を調整するこ
とを目的として設けられているNAND回路、たとえば
NAND回路NAや、NAND回路1Dなどは、2入力
ではなく3入力以上の多入力とすることで、同一目的の
NAND回路数を減少し、構成の簡略化をはかることが
できる。
となり得るNAND回路と同等な負荷を有する回路であ
ればどのようなものであってもよく、遅延対象となる情
報信号のデューティ劣化を容認する場合には不要であ
る。
延素子としてNAND回路を用いたが、XOR(排他的
論理和)回路、NOR(否定論理和)回路を用いても同
様な効果が期待できる。2入力のXORはそのまま前記
NAND回路と置換して等価的NOT回路として動作す
ることができ、2入力のNOR回路は制御入力端子に供
給する制御信号の極性を反転するだけで、前記NAND
回路と置換して等価的NOT回路して動作することがで
きる。
は、基本的に、情報信号ISの遅延伝送路となるNAN
D回路の制御入力端子には「H」を供給し、遅延伝送路
とならないNAND回路の制御入力端子には「L」を供
給している。
おいて、1つの制御入力端子tap3Aを「L」とした
ことで、情報信号ISの極性「H」、「L」が反転して
も、NAND回路3Aの出力端子は「H」に固定される
(情報信号ISの極性が反転しても変わらない)のであ
るから、NAND回路3Aの後段のA行およびB行のN
AND回路の制御入力端子に供給するのは、必ずしも
「L」である必要はない。
およびB行のNAND回路の制御入力端子tap4A〜
tap(N−1)A、およびtap4B〜NBのすべて
に「H」を供給してもよく、「H」と「L」が空間的に
混在するように供給してもよい。
ことは、NAND回路1B、2B、3Aの制御入力端子
には「L」を供給するとともに、NAND回路1A、2
A、3B、および4Bの制御入力端子には「H」を供給
することである。その他の制御入力端子tapは「H」
固定でも「L」固定でもかまわない。
AND回路の内部において、各入力端子にはダイオード
が逆方向、直列に接続されている回路構成なので、その
入力端子は「H」固定としたほうが電力消費が低減でき
る。この電力消費は、上述したスイッチングにともなう
ものとは異なり、静的なものである。同じ理由で、TT
Lの場合は、上記NAND回路NAなどの入力端子もプ
ルアップしたほうがよい。
る信号の符号形式として、たとえばマンチェスタ符号や
CMI(Code Mark Inversion)符号など、同一極性
の連続が短い符号を用いるようにすると、位相判定回路
の判定動作が安定的に高頻度で行われるようになり、信
頼性の向上が期待できる。
とるために、情報信号を1ビットずつフリップフロップ
で記憶し、ビット単位で比較するようにしたが、複数ビ
ットを記憶し複数ビット単位でビットパターンを比較す
ることにより位相判定を行うようにしてもよい。これに
より同一極性のビットが連続する場合でも、位相判定を
行うことが可能になる。
制御信号の出力タイミングを1クロックCK分ずらす構
成としたが、これは情報信号ISの位相変動(ワンダ、
ジッタなど)に対して十分に短い時間であれば、1クロ
ック以上でもよく、1クロック未満でもよい。
路にかかるものであったが、ビット位相同期回路は可変
遅延回路10、50の適用の一例であって、その他の回
路、たとえば遅延対象がクロック信号であるクロック位
相調整回路、データ位相調整回路などDLL(Digital
−Locked−Loop)構成を使用する回路一般に広く適用で
きるほか、DLL以外の構成で入力信号を遅延する場合
にも広く適用できる。
報信号ISの遅延時間の合計は、NAND回路数にし
て、2,4,6,…,2Nと2個単位(すなわち2×D
T単位)で変更されたが、4,8,12,…などと、4
個単位で変更したり、6個単位で変更することなども可
能である。
伝送路、長い遅延伝送路の3通りの伝送路を設定するな
ら、Nの値は上述した3ではなく、4個単位のケースで
はN=6、6個単位のケースではN=9などと大きくな
る。
集積回路を前提として、NAND回路のファンアウト数
を2に統一するものとしたが、たとえばディスクリート
で可変遅延回路10を構成するような場合には、もとも
と素子間にバラツキがあり、したがってNAND回路間
の特性にもバラツキが存在するのであるから、上記のよ
うなファンアウト数の統一は、ファンアウト数を1から
2に増加することによる消費電力の増加という不利益を
考えると、行わないほうがよい。
な遅延回路を用いて説明したが、同等な動作を行うソフ
トウエアを用いるようにしてもよい。
の論理ゲートを用いて情報信号の伝搬遅延時間を変更す
る伝搬遅延方法及び装置について、広く適用することが
可能である。
ディジタル位相同期ループを用いて受信側のシステムク
ロックに同期させる位相同期回路について、広く適用す
ることができる。
延方法及び装置、並びに位相同期回路によれば、遅延す
る情報信号の伝搬遅延時間の変更にあたって必要とされ
る電力消費量を低減することができる。
す概略図である。
す説明図である。
す説明図である。
す説明図である。
成を示す概略図である。
作を示すタイムチャートである。
用され得る遅延制御回路の詳細構成を示す概略図であ
る。
す概略図である。
1)D(ND)…NAND回路、10、50…可変遅延
回路、30…ビット位相同期回路、31…遅延制御回
路、32,33…固定遅延回路、37…位相判定回路、
IS…情報信号、DI…遅延情報信号、tap1A〜N
A、1B〜NB、1C〜NC、1D〜(N−1)D(N
D)…制御入力端子。
Claims (9)
- 【請求項1】 直列に接続した複数の論理ゲートを用い
て情報信号の伝搬遅延時間を変更する伝搬遅延方法にお
いて、情報入力端子と制御入力端子を持つ論理ゲートを複数備
え、各論理ゲートの出力端子を次段の論理ゲートの情報
入力端子に接続する構成を繰り返すことで、 情報信号を
伝送するゲート組合せ回路を構成しておき、 前記複数の論理ゲートの制御入力端子に供給する制御信
号のパターンを変更することにより、開放した論理ゲー
トに沿って前記情報信号の伝送経路を設定し、伝搬遅延
時間を変更することを特徴とする伝搬遅延方法。 - 【請求項2】 請求項1の伝搬遅延方法において、 前記ゲート組合せ回路は、前記情報信号を入力するため
の入力端子と出力するための出力端子を1つずつ備え、 前記論理ゲートは、一方の入力端子を情報入力端子と
し、他方の入力端子を制御入力端子とした否定論理積ゲ
ートで、 初段の論理積ゲートの情報入力端子には、当該ゲート組
合せ回路の前記入力端子を接続し、 各論理積ゲートの出力端子は、次段の2つの論理積ゲー
トの情報入力端子に接続し、 さらに、最後段の論理積ゲートの出力端子は、当該ゲー
ト組合せ回路の前記出力端子に接続しておき、 前記論理積ゲートの制御入力端子に供給する制御信号に
よって、開放する偶数個の論理積ゲートを設定し、 当該ゲート組合せ回路の入力端子に供給される情報信号
は、これら偶数個の論理積ゲートを順次に通過して、ゲ
ート組合せ回路の出力端子から送出されることを特徴と
する伝搬遅延方法。 - 【請求項3】 請求項2の伝搬遅延方法において、 前記論理積ゲートを否定論理和ゲートで置換して、前記
制御信号として極性を反転した信号を使用するか、 あるいは、前記論理積ゲートを排他的論理和ゲートで置
換することを特徴とする伝搬遅延方法。 - 【請求項4】 情報入力端子と制御入力端子を持つ遅延
素子をN段(Nは正の整数)縦列接続した入力側の遅延
回路と、情報入力端子と制御入力端子を持つ 遅延素子をN段縦列
接続した出力側の遅延回路と、 前記入力側遅延回路の1段目の遅延素子の情報入力端子
に接続された入力端子と、 前記出力側遅延回路のN段目の遅延素子の出力端子に接
続された出力端子と、 前記入力側遅延回路の1段目の遅延素子の出力端子と前
記出力側遅延回路のN段目の遅延素子の制御入力端子と
の間に接続された第1の経路選択回路と、 前記入力側遅延回路の2段目の遅延素子の出力端子と前
記出力側遅延回路のN−1段目の遅延素子の制御入力端
子との間に接続された第2の経路選択回路と、 前記入力側遅延回路のN段目の遅延素子の出力端子と前
記出力側遅延回路の1段目の遅延素子の制御入力端子と
の間に接続された第Nの経路選択回路とを備え、 前記N個の選択回路のうちの一つを選択的に導通状態と
することを特徴とする伝搬遅延装置。 - 【請求項5】 直列に接続した複数の論理ゲートを用い
て情報信号の伝搬遅延時間を変更する伝搬遅延装置にお
いて、情報入力端子と制御入力端子を持つ論理ゲートを複数備
え、各論理ゲートの出力端子を次段の論理ゲートの情報
入力端子に接続する構成を繰り返すことで、 情報信号を
伝送するゲート組合せ回路を構成しておき、 前記複数の論理ゲートの制御入力端子に供給する制御信
号のパターンを変更することにより、開放した論理ゲー
トに沿って前記情報信号の伝送経路を設定し、伝搬遅延
時間を変更することを特徴とする伝搬遅延装置。 - 【請求項6】 請求項5の伝搬遅延装置において、 前記論理ゲートは、一方の入力端子を情報入力端子と
し、他方の入力端子を制御入力端子とした否定論理積ゲ
ートで、 前記ゲート組合せ回路は、前記情報信号を入力するため
の入力端子と出力するための出力端子を1つずつ備え、 さらに、当該ゲート組合せ回路は少なくとも、 当該ゲート組合せ回路の前記入力端子を情報入力端子に
接続している初段の否定論理積ゲートと、 当該ゲート組合せ回路の前記出力端子を出力端子に接続
している最後段の否定論理積ゲートとを備え、 当該ゲート組合せ回路内部の各否定論理積ゲートの出力
端子は、次段の2つの否定論理積ゲートの情報入力端子
に接続しておき、 前記否定論理積ゲートの制御入力端子に供給する制御信
号によって、開放する偶数個の否定論理積ゲートを設定
し、 当該ゲート組合せ回路の入力端子に供給される情報信号
は、これら偶数個の否定論理積ゲートを順次に通過し
て、ゲート組合せ回路の出力端子から送出されることを
特徴とする伝搬遅延装置。 - 【請求項7】 請求項6の伝搬遅延装置において、 前記否定論理積ゲートを否定論理和ゲートで置換して、
前記制御信号として極性を反転した信号を使用すること
を特徴とする伝搬遅延装置。 - 【請求項8】 請求項6の伝搬遅延装置において、 前記否定論理積ゲートを排他的論理和ゲートで置換する
ことを特徴とする伝搬遅延装置。 - 【請求項9】 受信した情報信号の位相を、ディジタル
位相同期ループを用いて受信側のシステムクロックに同
期させる位相同期回路において、 請求項4〜8のいずれかの伝搬遅延装置と、 この伝搬遅延装置で遅延され出力された情報信号である
遅延情報信号を、素子ごとに異なる遅延時間でさらに遅
延する1又は複数の付加遅延素子と、 当該遅延情報信号の時間幅方向の所定単位ごとに、各遅
延時間の遅延情報信号の状態を同時に記憶する複数の記
憶素子と、 これら複数の記憶素子の記憶内容を比較することで、当
該遅延情報信号の位相と前記システムクロックの位相の
時間的関係を判定し、これを判定結果として出力する位
相判定手段と、 当該判定結果に応じて前記制御信号のパターンを変更
し、前記情報信号の伝搬遅延時間を変更する遅延制御手
段と、 前記の1又は複数の付加遅延素子のうち、所定の1つの
付加遅延素子の出力を前記システムクロックに同期した
同期情報信号として後段へ送出する出力手段とを備える
ことを特徴とする位相同期回路。
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