JP3508151B2 - 電 池 - Google Patents
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Description
極,負極の集電体に接続されたリード板のいずれかが電
池缶内面に溶接されてなる電池における溶接強度の改善
に関する。
メラやラジオカセット等のポータブル機器の普及に伴
い、使い捨ての一次電池に代わって繰り返し使用できる
二次電池に対する需要が高まっている。
ルカリ電解液を用いたニッケルカドミウム電池である。
しかし、この電池は電圧が約1.2Vであるので、電池
エネルギー密度を向上させることが困難である。また、
常温での自己放電率が1カ月で20%以上と高いという
欠点もある。
にリチウム等の軽金属を使用した非水電解液二次電池が
提案されている。この非水電解液二次電池は、電圧が3
V以上と高エネルギー密度を有する,自己放電率が低い
といった電池として優れた特性を有しており、実用電池
としての検討が進められている。
非水電解液二次電池では、負極に使用する金属リチウム
等が充放電の繰り返しによりデンドライト状に成長して
正極と接触し、この結果、電池内部において短絡が生じ
やすいという欠点があり、実用化が困難である。
し、この合金を負極に使用することも試みられている。
しかし、この場合には、負極に使用する合金が充放電を
繰り返すことにより粒子化し易いという欠点があり、や
はりこのことが実用化を妨げる。
公報等に開示されているように、コークス等の炭素質材
料を負極活物質として使用することが提案されている。
この負極活物質として炭素質材料を使用する二次電池
は、負極における上述のような欠点を有していないの
で、優れたサイクル寿命特性が得られる。そして、正極
活物質として特開昭63−135099号に記載される
ようなLix M02 (但し、Mは1種類以上の遷移金属
を表し、0.05<X<1.10である)を用いると、
さらに電池容量が向上し、エネルギー密度の高い非水電
解質二次電池を得ることが可能となる。
絡,負極合金の粒子化等,改善すべき問題を有するもの
もあるものの負極活物質が炭素材料、リチウムあるいは
リチウム合金等,比重の小さい材料であるためいずれも
ニッケルカドミウム電池に比べて軽量であり、携帯用機
器の電源として検討が進められている。
的には図6に示すような構成とされる。
池缶21内に電極22,非水溶媒が収容されてなる。上
記電極22は、正極活物質となるLix MO2 等が帯状
集電体に付着されてなる正極23と、負極活物質となる
リチウム,リチウム合金あるいは炭素質材料等が帯状集
電体に付着されてなる負極24とを、間にセパレータ2
5を介して交互に積層し、この積層体を巻回してなる渦
巻き型構成とされている。
は負極リード板26の一端部が接続されており、負極2
4に接続された負極リード板26の他の端部は電池缶2
1内底面に溶接されている。一方、上記渦巻き型構成の
電極22の正極23には正極リード板27の一端部が接
続されており、この正極23に接続された正極リード板
26の他の端部は電池缶21上部を絶縁材28を介して
閉蓋する電池蓋29に溶接されている。
めに、本発明の電池は、正極活物質をアルミニウム箔集
電体の両面に塗布させた正極板と、上記正極板の端部に
溶接された金属製正極リード板と、負極活物質を銅箔集
電体の両面に塗布させた負極板と、上記負極板の端部に
溶接された金属製負極リード板と、セパレータを介して
積層された上記正極板と負極板とが巻回されてなる渦巻
型電極体が収納された電池缶とを有し、上記正極リード
板又は負極リード板は、上記電池缶の内面との接続部に
所定間隔に配列された複数の半球状突起が設けられ、該
半球状突起と電池缶の内面とが溶接されていることを特
徴とする。また、本発明の電池は、リード板の溶接部分
に設けられる複数の突起がプレス加工により形成された
突起であることを特徴とするものである。また、本発明
の電池は、前記負極板に塗布された負極活物質には炭素
質材料が含有され、電界液として有機溶媒を用いた非水
電解液二次電池であることを特徴とするものである。ま
た、本発明の電池は、前記正極板に塗布された正極活物
質にはリチウム・コバルト複合酸化物材料を含有してな
る非水電解液二次電池であることを特徴とするものであ
る。
鑑みて提案されたものであり、負極リード板と電池缶内
底面との溶接強度が強く、携帯使用に際する振動によっ
て該溶接が破壊されず携帯用機器の電源として好適な電
池を提供することを目的とする。
めに、本発明の電池は、正極及び負極が電池缶内に収容
され、正極,負極の集電体に接続されたリード板のいず
れかが電池缶内面に溶接されてなる電池において、上記
リード板の電池缶内面との溶接部分に複数の突起が設け
られていることを特徴とするものであり、さらにはリー
ド板の溶接部分に設けられる複数の突起がプレス加工に
より形成された突起であることを特徴とするものであ
る。
内に正極,負極が電解液とともに収容されてなる。そし
て、上記負極には負極リード板の一端部が接続され、負
極リード板の他の端部は電池缶内底面に溶接されてい
る。一方、上記正極には正極リード板の一端部が接続さ
れ、正極リード板の他の端部は電池缶上部を絶縁材より
なるガスケットを介して閉蓋する電池蓋に溶接されてい
る。
て、上記負極リード板の電池缶内底面に溶接された部分
に複数の突起を設ける。そして、負極リード板と電池缶
内底面とを、この負極リード板に形成された突起部と電
池缶内底面とを接触させ、例えばこの部分に局部的に電
流を通じることにより溶接する。
電池缶内底面とは、複数の突起が溶接点となるため、突
起を介さずに電池缶内底面と負極リード板表面を直接溶
接する場合のように平坦面同士が一点の溶接点で溶接さ
れているのに比べて、ねじり強度,引っ張り強度のいず
れもが強く、電池の携帯使用に際する振動に対して優れ
た耐破壊性を示す。なお、負極リード板の溶接される部
分に形成する突起は複数であることが重要であり、突起
が一つのみである場合には、引っ張り強度は向上するも
ののねじり強度が不足し、溶接部分の耐破壊性を十分に
向上させることができない。
缶内底面に設けるようにしても同様に溶接強度の向上が
成し得るものと考えられるが、電池缶内底面に突起を設
けた場合には、電池缶内底面の突起と負極リード板を正
確に位置合わせするのが困難であることから、製造操作
が煩雑化する。本発明において、突起を負極リード板側
に設けるように規定したのは、このような位置合わせの
困難さを回避するためである。
工法を用いることにより容易に負極リード板に形成する
ことができる。
るいは水溶系電解液電池,非水電解液電池を問わず適用
可能であるが、上述の如く本発明が携帯使用時の耐振動
性の向上に効果があることから、特に携帯用機器の電源
として多用される非水電解液二次電池に用いると良い。
いて用いられる負極,正極,電解液としては、通常この
種の非水電解液二次電池で用いられているものがいずれ
も使用可能である。
料、リチウム、リチウム合金等が挙げられる。具体的に
例示すれば、炭素質材料としては、リチウムをドープ、
脱ドープできるものであって、熱分解炭素類、ピッチコ
ークス,ニードルコークス,石油コークス等のコークス
類、グラファイト類、ガラス状炭素類、フェノール樹
脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成してなる有機高分
子化合物の焼成体、炭素繊維、活性炭素等がある。
−Sn,Li−Pb等の合金が挙げられる。
を溶解したものであれば、従来から知られたものがいず
れも使用できる。
類や、ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,置換テ
トラヒドロフラン,ジオキソラン,ピラン及びその誘導
体、ジメトキシエタン,ジエトキシエンタン等のエーテ
ル類や、3−メチル−2−オキサゾリジノン等の3置換
−2−オキサゾリジノン類やスルホラン,メチルスルホ
ラン,アセトニトリル,プロピオニトリル等が挙げら
れ、これらを単独若くしは2種類以上混合したものが使
用される。
は、過塩素酸リチウム、ホウフッ化リチウム、リンフッ
化リチウム、塩化アルミン酸リチウム、ハロゲン化リチ
ウム、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム等が使用
できる。
缶内底面に溶接され、正極リード板が電池蓋に溶接され
た構成の電池の例であるが、これとは逆に正極リード板
が電池缶内底面に溶接され、正極リード板が電池蓋に溶
接された構成の電池にも本発明は適用でき、同様の作用
効果を発揮する。すなわち、このような電池において、
正極リード板の電池缶内底面に溶接される部分に複数の
突起を設ける。これにより、正極リード板と電池缶内底
面とは、この複数の突起が溶接点となって溶接されるの
で、ねじり強度,引っ張り強度が強く、携帯に際する振
動に対して優れた耐破壊性を示す。
極に接続されたリード板のいずれかが電池缶内面に溶接
されてなる電池において、電池缶内面に溶接されたリー
ド板の電池缶内面に溶接される部分に複数の突起を設け
ると、リード板と電池缶内面とは、複数の突起を溶接点
として溶接されることとなり、いわゆる多点溶接された
形になる。
と負極リード板表面を直接溶接したような場合、すなわ
ち平坦面同士を一点で溶接した場合に比べて、ねじり強
度,引っ張り強度のいずれもが向上し、電池の携帯使用
に際する振動に対して優れた耐破壊性を示すものとな
る。
体的な実験結果に基づいて詳細に説明する。
ウム1モルと炭酸コバルト1モルとを混合し900℃の
空気中で5時間焼成することによりLiCoO2 を生成
し、このLiCoO2 をボウルミルで粉砕することによ
って正極活物質を得た。
量部、導電剤となるグラファイト6重量部及び結着剤と
なるポリフッ化ビリニデン3重量部とを混合し、さらに
分散剤となるN−メチルピロリドンを添加して正極活物
質ペーストを調製した。この正極活物質ペーストを厚さ
30μmのアルミニウム箔製集電体の両面に均一塗布し
て乾燥させた後、ローラプレスを行なうことによって、
正極板1を作製した。なお、この正極板は、幅35m
m、長さ300mm、厚さ0.18mmの板状体であ
る。
幅4mmのニッケル製正極リード板7を溶接にて取り付
けた。
た。ピッチコークスを振動ミル中で直径12.7mmの
ステンレス鋼製の球と共に2分間粉砕した。この粉砕し
たピッチコークスは真密度が2.03g/cm3、00
2面の面間隔が3.46Å、C軸方向の結晶厚みLcが
40Åであった。なお、002面の面間隔は、日本学術
振興会法に準じてX線解析により求めたものである。次
に、この粒状のピッチコークス90重量部、結着剤とな
るポリフッ化ビニリデン10重量部とを混合し、さらに
分散剤となるN−メチルピロリドンを添加して負極活物
質ペーストを調製した。
ト6a,6bを厚さ10μmの銅箔製集電体5の両面に
均一塗布して乾燥させた後、ローラープレスを行なうこ
とによって、負極板2を作製した。なお、この負極板2
は、幅35mm、長さ300mm、厚さ0.2mmの板
状体である。
aが0.1mmのニッケル製負極リード板8を溶接にて
取り付け、この負極リード板8の電池缶内面に溶接され
る部分には、図3,図4に示すように幅方向に3列,長
手方向に4列の半球状の突起11をプレス加工により形
成した。なお、突起は、高さbが0.3mm、突起間隔
cが1.25mmであり、リード板の端部からの距離d
が1.75mm位置に形成した。
正極板1、負極リード板8が溶接された負極板2を、ポ
リプロピレン製の一対の薄板状セパレーター3a、3b
を介して負極板2、セパレータ3a、正極板1、セパレ
ータ3bの順で積層し、この積層体を過巻型に巻回して
渦巻型電極体12を作製した。この渦巻型電極体12を
ニッケルめっきを施した鉄製の缶4内に収納した。
極リード板8を電池缶4内底面にそれぞれ溶接した。な
お、負極リード板8の電池缶4内底面への溶接は一対の
抵抗溶接用電極を用いて溶接すべき部分に局部的に電流
を流すことによって行った。すなわち、先ず、図5に示
すように負極リード板8の突起11が電池缶4内底面の
略中央領域にくるように該負極リード8板を位置調整し
た。次いで、電池缶4を抵抗溶接用電極31a上に底面
が該電極31a側となるように載置し、さらに渦巻型電
極体12の中心に棒状の抵抗溶接用電極31bを挿入し
てその先端が負極リード板8に当接するようにし、抵抗
溶接用電極31a,31b間に電流を流すことによって
溶接を行った。
ド板8を溶接した後、電池缶4内に炭素プロピレンとジ
エチルカーボネイトとを混合してなる混合溶媒に六フッ
化リン酸リチウムが1モル/lなる割合で溶解された電
解液を注入した。そして、ポリプロピレン製ガスケット
9と電池蓋10とを電池缶4内の上部に挿入し、該電池
缶4の上部をかしめることによって電池缶を密封し、1
000セルの非水電解液二次電池(実施例電池1)を作
成した。なお、この非水電解液二次電池は、外径13.
8mm、高さ45mmの円筒状である。
同様にして非水電解液二次電池(比較例電池1)を10
00セル作成した。
て、充電電圧4.2Vmax,電流100mAなる条件
にて8時間充電を行い、充電後、交流電流1kHzに対
する内部抵抗を測定した。さらにこのようにして内部抵
抗を測定した電池を、1mの高さ位置からコンクリート
上に任意の方向で3回自由落下させ、同様にして内部抵
抗を測定した。
て、落下によって内部抵抗が増大した電池の個数を示
す。
池缶内底面とが突起を介さずに溶接されている比較例電
池では、落下によって1000個中12個の電池が内部
抵抗の増大を来す。これら電池の内部抵抗の増大は、負
極リード板と電池缶内底面との溶接が落下によって破壊
されたことが原因であると考えられる。これに対して、
負極リード板と電池缶内底面とが突起を介して溶接され
た実施例電池においては、内部抵抗の増大を来す電池は
確認されず、負極リード板と電池缶内底面との溶接が破
壊し難いものであることがわかる。
り、リード板が電池缶から剥離するのに要するねじり負
荷力を測定した。その結果を表2に示す。
ード板が0.3kg重程度のねじり負荷力で剥離するの
に対して、実施例電池においてはリード板を剥離させる
には1.5kg重と大きなねじり負荷力を要した。ま
た、上記実施例電池はリード板に突起を12点設けて電
池缶内底面に溶接した場合であるが、リード板に突起を
3〜11点設けて電池缶内底面に溶接した場合でもリー
ド板を剥離させるには同程度のねじり負荷力を要した。
面に溶接される部分に突起を設けることは、正極リード
板と電池缶内底面との溶接強度を向上させ、外部からの
衝撃に耐えうる電池を得る上で有効であることがわかっ
た。
明では、正極及び負極が電池缶内に収容され、正極,負
極の集電体に接続されたリード板のいずれかが電池缶内
面に溶接されている電池において、リード板の電池缶内
面への溶接部分に複数の突起を設けているので、上記構
成の電池のリード板と電池缶内底面との溶接強度を向上
させることが可能である。したがって、携帯使用に際す
る振動によってリード板と電池缶内面との溶接が破壊さ
れ難く携帯用機器の電源として実用的な電池を得ること
が可能である。
略断面図である。
である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 正極活物質をアルミニウム箔集電体の両
面に塗布させた正極板と、 上記正極板の端部に溶接された金属製正極リード板と、 負極活物質を銅箔集電体の両面に塗布させた負極板と、 上記負極板の端部に溶接された金属製負極リード板と、 セパレータを介して積層された上記正極板と負極板とが
巻回されてなる渦巻型電極体が収納された電池缶とを有
し、 上記正極リード板又は負極リード板は、上記電池缶の内
面との接続部に所定間隔に配列された複数の半球状突起
が設けられ、該半球状突起と電池缶の内面とが溶接され
ていることを特徴とする電池。 - 【請求項2】 リード板の溶接部分に設けられる複数の
突起がプレス加工により形成された突起であることを特
徴とする請求項1記載の電池。 - 【請求項3】 前記負極板に塗布された負極活物質には
炭素質材料が含有され、電界液として有機溶媒を用いた
非水電解液二次電池であることを特徴とする請求項1記
載の電池。 - 【請求項4】 前記正極板に塗布された正極活物質には
リチウム・コバルト複合酸化物材料を含有してなる非水
電解液二次電池であることを特徴とする請求項1記載の
電池。
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|---|---|---|---|
| JP06223993A JP3508151B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 電 池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06223993A JP3508151B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 電 池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06275253A JPH06275253A (ja) | 1994-09-30 |
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Family
ID=13194405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06223993A Expired - Lifetime JP3508151B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 電 池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3508151B2 (ja) |
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-
1993
- 1993-03-22 JP JP06223993A patent/JP3508151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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| JPH06275253A (ja) | 1994-09-30 |
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