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JP3518566B2 - チップ型電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
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JP3518566B2 - チップ型電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

チップ型電解コンデンサの製造方法

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JP3518566B2
JP3518566B2 JP21411195A JP21411195A JP3518566B2 JP 3518566 B2 JP3518566 B2 JP 3518566B2 JP 21411195 A JP21411195 A JP 21411195A JP 21411195 A JP21411195 A JP 21411195A JP 3518566 B2 JP3518566 B2 JP 3518566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップ型電解コンデ
ンサの製造方法に関し、さらに詳しく言えば、コンデン
サのエージングをバッチ(batch)的に行なうこと
により、全体としての生産性を高めるようにしたチップ
型電解コンデンサの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チップ型電解コンデンサはリード同一方
向型(ディスクリート型)のアルミニウム電解コンデン
サに座板を取り付けることにより、回路基板に対して他
のチップ部品と同様に表面実装を可能としたもので、従
来においてはおおよそ次のようにして製造されている。
【0003】まず、ディスクリート型のアルミニウム電
解コンデンサの極性をそのリード端子の長短によって判
別し、そのリード端子間に所定の電圧を加えてショート
検査を行なう。そして、例えば30個を治具に取り付
け、所定の温度に保たれた恒温槽内において所定の電圧
を印加しながらエージングを行なう。エージング後、各
リード端子をプレス加工して偏平な帯状とした上で、耐
熱性合成樹脂からなる座板を取り付けた後、各リード端
子をその座板の底面に沿って外側に向けて互いに反対方
向に折り曲げてチップ化する。
【0004】次に、漏れ電流、静電容量および損失角の
正接(tanδ)などの特性を検査し、良品について静
電容量や定格および極性などの製品情報を印刷する。通
常、この印刷にはUVインク(紫外線硬化型インク)が
用いられるため、印刷後に所定時間紫外線ランプにより
紫外線を照射してインクの乾燥を行なう。そして、最終
的にエンボステープに包装(テーピング)する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これに
は次のような問題点が存在している。まず、エージング
後に座板を取り付けてチップ化しているが、リード端子
の折り曲げ時にそのリード端子を介して内部のコンデン
サ素子に負荷がかかるため、特に漏れ電流特性が変わっ
てしまうことがある。
【0006】また、エージングは自動エージング装置に
よって行なわれるが、コンデンサのエージングは製品の
1個送りで行なわれるため、エージング条件との関係か
ら、通常は製品の投入から排出に要するエージング時間
は40分〜1時間かかる。したがって、その間は自動エ
ージング装置のエージング電圧を変えることができない
ので、ロットチェンジをする場合、前の製品が全部排出
されるまで、40分〜1時間の待ち時間(ロス時間)が
あった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたもので、その目的は、チップ化したコ
ンデンサをバッチ方式で一括してエージング処理するこ
とにより、特性の安定したチップ型コンデンサを効率よ
く生産し得るようにしたチップ型電解コンデンサの製造
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、リード線同一方向型アルミニウ
ム電解コンデンサに耐熱合成樹脂からなる座板を取り付
けて表面実装可能なチップ型コンデンサとするチップ化
工程と、上記チップ型コンデンサの複数個をパレット内
に収納するとともに、同パレットに電極板を被せて上記
チップ型コンデンサの各々に外部から通電可能な状態と
してエージングに備えるエージング準備工程と、上記パ
レットを所定温度に保たれた恒温層内に収納し、上記電
極板を介して上記チップ型コンデンサの各々に所定のエ
ージング電圧を印加してエージングを行なうエージング
工程と、エージング後において上記各チップ型コンデン
サを上記パレットから取り出すコンデンサ取出し工程
と、しかる後そのチップ型コンデンサについて漏れ電流
などの特性検査を行なう検査工程とを順次行なうことを
特徴としている。
【0009】これによれば、チップ化した後にエージン
グが行なわれるため、漏れ電流(LC)特性の安定した
チップ型電解コンデンサが得られる。また、パレットに
は多数のコンデンサが収納されるため、エージング工程
の生産能力が大幅にアップされる。
【0010】請求項2においては、チップ化工程に先だ
ってアルミニウム電解コンデンサのショート検査を行な
うことを特徴としており、これによればあらかじめショ
ート不良品を排除することができ、無駄なチップ化が省
ける。また、請求項3ではチップ型コンデンサに対する
製品情報の印刷をチップ化工程とエージング準備工程と
の間で行なうことを特徴としている。これによれば、エ
ージング時の熱にて印刷インクを乾燥させることができ
る。
【0011】請求項4の発明では、上記エージング準備
工程において、パレットには各チップ型コンデンサがそ
の極性を揃えて嵌合される嵌合孔がマトリクス状に形成
されており、加振器にてパレットに振動を加えることに
より、各チップ型コンデンサが上記嵌合孔に嵌合される
ようにしたことを特徴としている。加振器は通常ボール
フィーダなどで使用されているような加振器であってよ
く、これによると人手を介することなく、チップ型コン
デンサの各嵌合孔への自動装填が可能となる。
【0012】また、請求項5の発明では、上記エージン
グ準備工程において、電極板には所定数の上記チップ型
コンデンサに対して共通の電極端子が設けられているこ
とを特徴としており、これに関連して、請求項6におい
ては、その電極端子が導電ゴムからなることを特徴とし
ている。例えば、パレットにチップ型コンデンサがm行
×n列のマトリクス状に配列されているとすると、電極
端子はそのm行もしくはn列に沿って、好ましくはその
数の少ない方に沿って配置される。
【0013】請求項7の発明は、上記コンデンサ取出し
工程において、パレットからチップ型コンデンサが一列
状態で順次取出されることを特徴としており、請求項8
ではそのために、上記コンデンサ取出し工程には、上面
が開放されたパレットをその上面を覆うようにして保持
するコ字状の保持具が用意されており、同保持具を18
0度反転させた後、パレットを所定のピッチで同保持具
から押し出すことにより、パレットからチップ型コンデ
ンサが一列状態で順次取出されるようにしたことを特徴
としている。
【0014】そして、請求項9においては、上記の検査
工程後に、チップ型電解コンデンサのエンボステープへ
の収納が行なわれることを特徴としており、このような
一連の製造工程を踏むことにより、生産性の高い合理的
な製造工程が構築される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の製造方法を図面を
参照しながらより詳しく説明する。まず、図1(a)に
は図示しないワーク供給手段より供給されるディスクリ
ート型のアルミニウム電解コンデンサ1が示されてい
る。
【0016】このアルミニウム電解コンデンサ1は内部
にコンデンサ素子が収納されたアルミニウム製の外装ケ
ース2を備え、その封口部からは2本のリード端子3
a,3bが引き出されている。リード端子3a,3bは
その極性に応じて異なる長さとされており、この場合長
い方のリード端子3aが陽極、短い方のリード端子3b
が陰極とされており、この長短をもってその極性判別が
行なわれる。
【0017】その極性判別後にショート検査が行なわれ
る。すなわち、このショート検査は図1(b)に示され
ているように、リード端子3a,3b間に所定の電圧E
を印加し、その間に流れる電流を電流計Aにて読み取る
ことにより行なわれる。
【0018】図示されていないが、このショート検査後
にリード端子3a,3bがプレス加工により偏平な帯板
状とされ、しかる後、図1(c)に示されているように
座板4の取り付けが行なわれ、これによりディスクリー
ト型のアルミニウム電解コンデンサ1がチップ型のコン
デンサ5とされる。
【0019】座板4は耐熱性合成樹脂の成形品からな
り、これには図示されていないが一対のリード挿通孔が
穿設されているとともに、その底面側には各々がリード
挿通孔に連通し、そこから外側に向けて互いに反対方向
に延在するようにリード案内溝が形成されている。ま
た、この座板4の隣接する2つの角部には、同角部を斜
めに切り落としてなる極性判別部6が設けられており、
例えばこの極性判別部6がある方が陽極とされる。
【0020】この座板4はそのリード挿通孔にリード端
子3a,3bを挿通させることにより、ディスクリート
型アルミニウム電解コンデンサ1の外装ケース2の封口
部側に装着され、しかる後リード端子3a,3bを同座
板4の底面に形成されているリード案内溝に沿って互い
に外側に向けて反対方向に折り曲げられる。これによ
り、座板4が外装ケースに対して保持されるとともに、
表面実装可能なチップ部品とされる。なお、場合によっ
ては外装ケース2と座板4との間に接着材もしくは両面
接着テープを介在させてもよい。
【0021】次に、チップ型コンデンサ5には図1
(d)に示されているように、同コンデンサ5に固有の
製品情報7が印刷される。この製品情報7には、例えば
静電容量や定格および極性方向などが含まれ、その印刷
は例えばUVインク(紫外線硬化型インク)によって行
なわれ、その印刷後には紫外線照射によるインク乾燥が
行なわれる。
【0022】このようにして、チップ化し製品情報の印
刷が行なわれた後、チップ型コンデンサ5のエージング
が行なわれるのであるが、本発明ではそのエージングに
先だってその準備工程が用意されている。この準備工程
では図2(a)に示されているようなパレット10が用
いられる。このパレット10は周囲に枠体10aを有
し、上面が開放された箱体からなり、その底部にはチッ
プ型コンデンサ5が嵌合される多数の嵌合孔11が設け
られている。
【0023】この例において、嵌合孔11は縦方向(行
方向)に35個、そして横方向(列方向)に25個の合
計875個が設けられており、図3(a)(b)にはそ
の一部の平面図とその断面図とがそれぞれ示されてい
る。これによると、各嵌合孔11は、チップ型コンデン
サ5が逆様(外装ケース2が下側で、座板4が上側)と
なるように嵌合される孔本体11aと、同孔本体11a
の上縁側に段付き状に形成された座板4の形状に合致す
る座板嵌合部11bとを備えている。
【0024】図2(a)に戻って、このパレット10は
加振器20上に載置される。この場合、加振器20には
通常のボールフィーダに適用されているようなものが用
いられ、パレット10内に多数のチップ型コンデンサ5
を投入した後、同加振器20を作動させてパレット10
に振動を加えることにより、各嵌合孔11にそのチップ
型コンデンサ5がその座板4の極性判別部6と座板嵌合
部11bとが合致するようにして嵌合され、その結果8
75個のチップ型コンデンサ5がその極性を揃えた状態
で、パレット10内の嵌合孔11内に整然と配列され
る。
【0025】なお、嵌合孔11に入り切れなかったもの
は、適宜作業者によって取り除かれるが、嵌合孔11に
空きがある場合には、チップ型コンデンサ5を追加投入
してその空きを埋めるようにすればよい。また、この例
において枠体10aはパレット10から分離されるよう
になっており、チップ型コンデンサ5の投入、整列時に
パレット10の周囲に配置され、その後は取り外され
る。もっとも、後述の電極板30の取り付けに支障がな
いような高さであれば、パレット10と一体であっても
よい。
【0026】このようにして、パレット10内にチップ
型コンデンサ5をその極性を揃えて整然と配列した後、
同パレット10の上面開放部分に電極板30が被せられ
る。この電極板30の内面側(パレット10内に臨む側
の面)には、図4(a)およびその側面図である同図
(b)に示されているように、各チップ型コンデンサ5
にエージング電圧を給電する複数の電極端子31が設け
られている。
【0027】この場合、各電極端子31は陽極側端子3
1aと陰極側端子31bを含み、パレット10のマトリ
クス配列に対して、例えばその縦方向の各行ごとにそれ
と平行に配置されている。すなわち、電極板30をパレ
ット10に被せた場合、陽極側端子31aはそれに対応
する行に沿って配列されている各チップ型コンデンサ5
の陽極側リード端子3aに対して共通に接続されるとと
もに、陰極側端子31bはその各チップ型コンデンサ5
の陰極側リード端子3bに対して共通に接続される。
【0028】なおこの例において、各チップ型コンデン
サ5の陽極側リード端子3aと陰極側リード端子3bが
図4(a)に示されているように、列方向(横方向)に
沿って配向されているため、各電極端子31はそれと直
交する行方向(縦方向)に並べられているが、これとは
異なり、各チップ型コンデンサ5の陽極側リード端子3
aと陰極側リード端子3bが行方向(縦方向)に配向さ
れている場合には、各電極端子31はそれと直交する列
方向(横方向)に並べられることになる。
【0029】各陽極側端子31aと陰極側端子31b
は、好ましくはともに帯状の導電ゴムからなる。そし
て、各陽極側端子31aはそれぞれ電流制限抵抗32を
介して直流エージング電源VEの+側電極に接続され、
これに対して各陰極側端子31bはそれぞれ同エージン
グ電源VEの−側電極に接続される。また、電極板30
をパレット10に被せた場合、陽極側端子31aと陰極
側端子31bの各端部(例えば図4(a)の実線33よ
り上側の部分参照)はそれぞれ同パレット10の外側に
位置し、エージング電源VEに対する接触端子として作
用する。
【0030】上記のように、パレット10内にチップ型
コンデンサ5をマトリクス状に配列し、同パレット10
に電極板30を被せた後、図2(c)に示されているよ
うに、止め金具40にて電極板30がパレット10に固
定され、この状態でパレット10が所定温度に保たれた
恒温槽(エージング槽)50内に入れられる(図2
(d)参照)。
【0031】エージング槽50はパレット10を多段に
収納し得る内部容積を有し、その内壁両側面にはパレッ
ト10を支持する支持レール51a,51bが設けられ
ている。なお作図の都合上、図2(d)には一対の支持
レール51a,51bしか示されていないが、実際には
必要な段数分設けられている。
【0032】図5に示されているように、一方の支持レ
ール51a上には、電極板30の各陽極側端子31aに
接触する給電端子52が設けられている。この給電端子
52は好ましくは導電ゴムからなり、各陽極側端子31
aに対応する部分に凸状の接触子52aが形成され、そ
の間の凹部52bが各陰極側端子31bに対応するよう
になされている。
【0033】したがって、この給電端子52はその各接
触子52aを介して電極板30の各陽極側端子31aに
接触し、陰極側端子31bとは接触しない。なお、給電
端子52は電流制限抵抗32を介してエージング電源V
Eの+側電極に接続されている。
【0034】図示されていないが、他方の支持レール5
1b上にも上記と同様な給電端子52が設けられてい
る。ただし、この支持レール51b側においては、その
凸状接触子52aが陰極側端子31bと接触し、その間
の凹部52bが陽極側端子31aに対応するように、支
持レール51a側とはそのピッチがずらされている。
【0035】したがって、この支持レール51b側の給
電端子52は、その各接触子52aを介して電極板30
の各陰極側端子31bに接触し、陽極側端子31aとは
接触しない。なお、この支持レール51b側の給電端子
52はエージング電源VEの−側電極に接続されてい
る。
【0036】上記の説明から分かるように、パレット1
0は実際には電極板30の両側にある接触端子部分を介
して支持レール51a,51bに支持されるとともに、
その給電端子52,52を介してエージング電圧の供給
を受ける。
【0037】図6にはそのエージング時の等価回路が示
されている。図5と対比すると凸状接触子52aと陽極
側端子31a、陰極側端子31bとの位置が入れ代わっ
ているが、これは作図の都合上のことであり実質的な変
更はない。この等価回路に示されているように、支持レ
ール51a側の給電端子52と、支持レール51b側の
給電端子52との間には、エージング電源VEをバイパ
スするようにスイッチ53を含む放電回路が接続されて
いる。
【0038】このスイッチ53はエージング時にはオフ
とされ、エージング終了後にオンとされる。これによ
り、エージング時に各チップ型コンデンサに蓄積された
電荷の放電が行なわれ、以後の工程での安全性が確保さ
れる。
【0039】このようにして、エージングが終了する
と、パレット10から電極板30が外され、同パレット
10からチップ型コンデンサ5の取り出しが行なわれ
る。このコンデンサ取出し工程には、図7に示されてい
るように、パレット10の保持具60と、長尺のベルト
コンベア70とが用意されている。
【0040】この例において、保持具60はパレット1
0の上面を覆うようにして同パレット10を受け入れる
コ字形の枠体からなり、図示しないモータなどにより1
80度往復的に回動可能とされている。すなわち、その
コ字形の底面側がモータなどの回転軸61により水平に
支持されており、図7において、その開口端が左側を向
く初期位置と、同開口端がベルトコンベア70側の右側
を向く製品取出し位置との間において180度往復的に
回動される。
【0041】また、図8に示されているように、この保
持具60に関連して、同保持具60が製品取出し位置に
あるとき、これに保持されているパレット10を所定の
ピッチでベルトコンベア70に向けて押し出すプッシャ
ーロッド62と、同保持具60自体を上下動させるリフ
トロッド63とが設けられている。なお、図7に示され
ているように、保持具60の底面にはプッシャーロッド
62を同保持具60内に挿通可能とする孔64が穿設さ
れている。
【0042】保持具60が図7の実線で示されている初
期位置にあるとき、電極板30を外されたパレット10
がその開口端から同保持具60内に挿入される。次に、
同保持具60が時計方向に180度回転され、同図想像
線で示されているようにベルトコンベア70側の製品取
出し位置にセットされる。この製品取出し位置におい
て、パレツト10は逆様となる。
【0043】これに伴って、プッシャーロッド62が図
示しない退避位置から保持具60の底面側に到来し、保
持具60からパレット10を例えば一列分だけベルトコ
ンベア70上に押出す。次に、リフトロッド63により
保持具60が所定高さ(チップ型コンデンサの軸長以
上)持ち上げられる。
【0044】これにより、パレット10からその一列分
のチップ型コンデンサ5がベルトコンベア70上に排出
される。なお、他の列のものは保持具60内に残されて
いるため、パレット10から排出されない。ベルトコン
ベア70によりその一列分のチップ型コンデンサ5が運
ばれパレット10の下方に無くなると、リフトロッド6
3により同パレット10がベルトコンベア70に接する
まで保持具60が下げられる。
【0045】そうすると、プッシャーロッド62により
再びパレット10が次の一列分がベルトコンベア70上
に位置するように押出される。そして、リフトロッド6
3により保持具60が再び所定高さまで持ち上げられ
て、次の一列分のチップ型コンデンサ5がベルトコンベ
ア70上に排出される。
【0046】以後、リフトロッド63の下降→プッシャ
ーロッド62による押出し→リフトロッド63の上昇→
リフトロッド63の下降がパレット10の最終列まで繰
り返され、すべてのチップ型コンデンサ5の排出が終了
すると、そのパレット10がベルトコンベア70を乗り
越えて反対側に配置されているパレット受け65上にま
で押出される。
【0047】そして、プッシャーロッド62が図示しな
い退避位置に移動した後、保持具60が180度反対側
の初期位置に戻されて、次のパレット10の受け待ち状
態にセットされるとともに、パレット受け65がそのリ
フトロッド66によりパレット一段分下げられる。
【0048】このようにして、パレット10からチップ
型コンデンサ5が一列に並べられた状態でベルトコンベ
ア70に排出され、同にコンベア70て次の検査工程に
搬送される。図9に示されているように、検査工程にお
いてチップ型コンデンサ5はその一つずつがターンテー
ブル80に移し代えられ、製品取出し位置に向けて移送
される。
【0049】その間、図示しない測定手段により、例え
ば静電容量、漏れ電流特性および損失角の正接(tan
δ)などが測定される。そして、製品取出し位置に到来
すると、選別テーブル81に受け渡され、不良と判定さ
れたものは不良品排出部82に排出され、良品はその一
つずつがエンボステープ83の凹部内に収納され、最終
的にテーピーングされる。
【0050】以上、ディスクリート型アルミニウム電解
コンデンサ(ワーク)の供給から最終のエンボステーピ
ングまでの一連の製造工程について説明したが、本発明
は上記の例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の
範囲内での変形は当然に含まれる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が奏される。すなわち、チップ化した
後、エージングするようにしたことにより、漏れ電流特
性の安定した製品が得られる。
【0052】また、多数のチップ型コンデンサを収納し
得るパレットを用いて、バッチエージングするようにし
たことにより、その生産能力を従来に比べて約3倍強程
度引き上げることができる。さらには、ロットチェンジ
に対してはパレットの変更(嵌合孔の異なるパレットの
変更)のみで迅速に対処することができ、前のロット製
品がすべてエージングされ終わるまで待つ必要がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク供給から印刷工程までの各工程を説明す
るための模式図。
【図2】パレット詰めからエージングまでの各工程を説
明するための模式図。
【図3】パレットの一部拡大平面図とその側面図。
【図4】電極板の要部拡大平面図とその側面図。
【図5】エージング槽の給電端子と電極板側の電極端子
との対応関係を示した要部斜視図。
【図6】エージング回路の等価回路。
【図7】パレットからの製品取出しに用いられる保持具
を模式的に示した斜視図。
【図8】パレットからの製品取出し方法を説明するため
の模式的斜視図。
【図9】検査工程とエンボステーピング工程を説明する
ための模式図。
【符号の説明】
1 アルミニウム電解コンデンサ 2 外装ケース 3a,3b リード端子 4 座板 5 チップ型コンデンサ 10 パレット 11 嵌合孔 20 加振器 30 電極板 31a 陽極側端子 31b 陰極側端子 50 エージング槽 51a,51b 支持レール 52 給電端子 60 保持具 70 ベルトコンベア
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−226336(JP,A) 特開 平5−335192(JP,A) 実開 昭58−72836(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/004 H01G 9/04 307 H01G 13/00 361 H01G 13/00 371

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード線同一方向型アルミニウム電解コ
    ンデンサに耐熱合成樹脂からなる座板を取り付けて表面
    実装可能なチップ型コンデンサとするチップ化工程と、
    上記チップ型コンデンサの複数個をパレット内に収納す
    るとともに、同パレットに電極板を被せて上記チップ型
    コンデンサの各々に外部から通電可能な状態としてエー
    ジングに備えるエージング準備工程と、上記パレットを
    所定温度に保たれた恒温層内に収納し、上記電極板を介
    して上記チップ型コンデンサの各々に所定のエージング
    電圧を印加してエージングを行なうエージング工程と、
    エージング後において上記各チップ型コンデンサを上記
    パレットから取り出すコンデンサ取出し工程と、しかる
    後そのチップ型コンデンサについて漏れ電流などの特性
    検査を行なう検査工程とを順次行なうことを特徴とする
    チップ型電解コンデンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記チップ化工程に先だって上記アルミ
    ニウム電解コンデンサのショート検査が行なわれること
    を特徴とする請求項1に記載のチップ型電解コンデンサ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記チップ化工程と上記エージング準備
    工程との間で、上記チップ型コンデンサに対して製品情
    報が印刷されることを特徴とする請求項1に記載のチッ
    プ型電解コンデンサの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記エージング準備工程において、上記
    パレットには上記各チップ型コンデンサがその極性を揃
    えて嵌合される嵌合孔がマトリクス状に形成されてお
    り、加振器にて上記パレットに振動を加えることによ
    り、上記各チップ型コンデンサが上記嵌合孔に嵌合され
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のチップ
    型電解コンデンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記エージング準備工程において、上記
    電極板には所定数の上記チップ型コンデンサに対して共
    通の電極端子が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載のチップ型電解コンデンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記電極端子は導電ゴムからなることを
    特徴とする請求項5に記載のチップ型電解コンデンサの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 上記コンデンサ取出し工程において、上
    記パレットから上記チップ型コンデンサが一列状態で順
    次取出されることを特徴とする請求項1に記載のチップ
    型電解コンデンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記コンデンサ取出し工程には、上面が
    開放された上記パレットをその上面を覆うようにして保
    持するコ字状の保持具が用意されており、同保持具を1
    80度反転させた後、上記パレットを所定のピッチで同
    保持具から押し出すことにより、上記パレットから上記
    チップ型コンデンサが一列状態で順次取出されることを
    特徴とする請求項7に記載のチップ型電解コンデンサの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 上記検査工程後に、上記チップ型電解コ
    ンデンサのエンボステープへの収納が行なわれることを
    特徴とする請求項1に記載のチップ型電解コンデンサの
    製造方法。
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