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JP3536082B2 - 製氷皿の駆動制御構造 - Google Patents
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JP3536082B2 - 製氷皿の駆動制御構造 - Google Patents

製氷皿の駆動制御構造

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JP3536082B2
JP3536082B2 JP03326997A JP3326997A JP3536082B2 JP 3536082 B2 JP3536082 B2 JP 3536082B2 JP 03326997 A JP03326997 A JP 03326997A JP 3326997 A JP3326997 A JP 3326997A JP 3536082 B2 JP3536082 B2 JP 3536082B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の自動製氷
装置において、製氷した氷を貯氷箱に貯めるまでの一連
の装置に係り、特に貯氷箱に氷が所定量あるかどうかを
検出して、これに関連して貯氷箱への氷の移送を行う場
合の製氷皿の駆動制御構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から家庭用の冷蔵庫において、製氷
皿で製氷が完了すればこれを検知して、その下に設置さ
れた貯氷箱に氷を貯める構成は各種開示されている。こ
の技術の基本的な構成は、製氷皿の水が凍ったことを検
知し、次に貯氷箱の氷の残量を検知し、氷が満杯であれ
ば製氷皿からの離氷を行わず、反対に氷が無いか少ない
ことを検知した場合には製氷皿から離氷を行って貯氷箱
に氷を貯めるというものであり、いずれにしても製氷皿
を動作させた後には、再度最初の姿勢まで復帰させて一
連の動作を完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな動作を確実に行うためには、製氷皿が製氷位置にあ
るかどうか、貯氷箱に氷が存在するかどうか、製氷皿か
ら離氷したかどうかなどを検出する必要があると同時
に、製氷皿が現在どの位置にあるのかを把握しておかな
ければ正しい動作を行うことができない。
【0004】これに関連する技術としては、例えば特開
平6−249556号公報に開示された技術があり、さ
らに、その改良技術として実開平6−78770号公報
に開示された技術がある。これらは下述する本発明と同
様に、製氷皿の回動時に連動して検氷レバーを作動さ
せ、氷位の信号を得て製氷皿の駆動モータの回動を制御
するものであったが、製氷皿の原点位置の確認に際し
て、例えば離氷後等において製氷皿を原点に復帰させる
ためモータを逆転させる時に、タイマーを連動させ、一
定の逆転時間経過後に信号が変化したか否かで原点位置
を確認するものであった。そのとき、カム歯車の回転を
機械的に係止するため、モータに対して通電した状態の
ままで回動機構のロック状態が継続して行われることを
許容しなければならず、モータ等の駆動系統に多大な負
担をかけるものであった。
【0005】本発明では、上記各動作を行うにおいて、
製氷皿の現在位置を検出し、無駄のない確実な動作を行
うことができる製氷装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は製氷皿の駆動制御構造として、皿回動軸と
直結するメインギアと同軸にサブギアを重ねて設け、各
ギアは駆動ギアを介してそれぞれ独立して一定角度回動
するようにすると共にサブギアは正方向に付勢する付勢
バネを設けてメインギアと共回り構成とし、メインギア
には軸周方向に第2カムおよび第4カムを設けると共に
氷位の検出手段を作動させる案内切欠を設け、サブギア
には軸周方向に第1カムおよび第3カムを設けると共
に、共回り時に第3カムと上記第2カムとで合成カムを
構成し得るようにし、上記各カム山と連動して回動する
スイッチング・バーの一部およびこれと対向する位置に
一対の信号素子および検知素子を設けてカム山の長さに
応じた所定幅の制御信号を出力する制御回路を設けると
共に、上記メインギアの案内切欠の上面を氷位検出レバ
ーの回動軸に設けた摺動片が摺動することで当該氷位検
出レバーが貯氷箱内に陥入して氷の量を検出するように
した氷位検出手段を設ける、という構成を採用したもの
である。
【0007】そして、より具体的には、皿回動軸の一端
に設けるメインギアの外周に一定領域に渡って駆動ギア
と噛合する歯列を設けると共にその内側に貫設したカム
室に第2カム及び第4カムを設ける一方、外周の上記歯
列を設けない部分に傾斜面を有する案内切欠を設け、こ
のメインギアと同軸に重ねて設けるサブギアは、一定領
域に渡り駆動ギアと噛合する歯列を備えたギア部を設け
る一方、カム用凹部を隔てて内側軸周に第1カム、第3
カム及び検知突起を設け、メインギアに取り付けた付勢
バネで正方向に付勢すると共に係止壁とで挟定してメイ
ンギアと共回り可能とし、共回りのときに上記メインギ
アの第2カムが僅かに先行して第3カムと重なって合成
カムを形成するようにし、上記各カム山と連動して回動
するスイッチング・バーの一部及びこれと対向する位置
に一対の信号素子及び検知素子を設けてカム山の長さに
応じた所定幅の制御信号を出力する制御回路を設けると
共に、上記メインギアの案内切欠の上面を氷位検出レバ
ーの回動軸に設けた摺動片が摺動することで当該氷位検
出レバーが貯氷箱内に陥入して氷の量を検出するように
した氷位検出手段を設ける、という構成とした。
【0008】この場合、スイッチング・バーの先端に信
号素子を設けると共に後端の回動軸との中間部に支持片
を設け、一方アシスト・レバーは上記カム室およびカム
用切欠内に突出して上記各カム面を摺動する従動ピンを
設けて回動可能とし、上記支持片がアシスト・レバーの
摺動面を摺動することでスイッチング・バーがカム山の
長さに応じて回動可能とし、さらに上記信号素子と対向
する位置に設けた検知素子と対向状態が変化するように
し、制御回路はその対向状態の相違によって異なる所定
幅の制御信号を出力するという手段を採用した。
【0009】また、氷位検出手段は、氷位検出レバーを
保持するレバー・ホルダーの回動軸に設けた駆動杆の先
端に設けた摺動片が上記メインギアの案内切欠に沿って
摺動するものとした。
【0010】さらに、上記第1カム、第2カム、合成カ
ム、第4カムのカム山の大きさがこの順序で逓増または
逓減するものとし、また、検知素子はホール素子で、信
号素子が磁石片であるものとした。
【0011】請求項1または2記載の発明によれば、メ
インギアおよびサブギアが互いに独立して回動し或いは
共回りして、製氷皿が回動を開始する時および最大ひね
り位置ある時に、および回動途中で貯氷箱の氷位を検出
するときに、それぞれの状態に応じて幅の異なる信号を
出力して、その信号によって製氷皿の状態や貯氷箱の氷
位が確実に把握できて、製氷皿の駆動制御が正確に行う
ことができるものである。
【0012】即ち、各ギアに設けたカム山に摺動するア
シスト・レバーの従動ピンおよびスイッチング・バーに
よって信号素子を検知素子に対して近接乃至は乖離さ
せ、それぞれの状態における信号を得るようにし、その
際、カム山の大きさをそれぞれ異なるものとすること
で、信号の峻別を可能としたものである。さらにその信
号の幅を順次逓増または逓減するものとして制御回路に
おける信号の取り扱いを簡便なものとするようにしてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図面に従って説明する。図1は自動製氷装置のうち
製氷皿(図示せず)の回動・制御を行うユニットを示
し、図1(A)に示すように、前箱1aおよび後箱1b
からなるケース1に、下述する本発明の駆動制御構造を
収納したうえ密封して冷蔵庫内の冷気の侵入を阻止する
ようにしたものである。これによってケース1内の結露
の発生を防止し、誤動作等を抑制することができる。2
は製氷皿と連結し、該製氷皿を一定角度回動させて離氷
動作を行わせるための皿回動軸であって、扁平とした先
端をケース1の前箱1aから突出させて設けるが、図3
(A)に示すように、この皿回動軸2の後端は上記ケー
ス1内においてメインギア3と同軸に直結している。
【0014】このメインギア3は、図2および図3に示
すように、外周の一定領域(角度α=約140度)のみ
に歯列4を設け、該部で駆動モータ(図示せず)から伝
達機構を介して伝達された駆動力を伝える駆動ギア5と
噛合してその回動により製氷皿を所定の角度だけ回動さ
せるようにしたものであるが、製氷皿が始動時の水平姿
勢にあるときは、図8に示したように、上記歯列4が
駆動ギア5と噛合する直前状態である位置に歯列4の先
端4aを位置させて設けておく。これは、下述するよう
に、始動時に先ずサブギアのみを先行して回動させて始
動確認のための第1信号T1を出力させるためである。
【0015】また、図3(B)に示すように、メインギ
ア3の内側軸周方向の一部にカム室6を貫設し、互いに
山の長さが異なる第2カム7と第4カム8を所定間隔を
おいて設ける。メインギア3の外周で上記歯列4を設け
ない部分には、下述する氷位検出レバーを作動させるた
め、上記皿回動軸2の軸方向に切り欠いた傾斜面9aを
有する案内切欠9を設ける。なお、10は下述する付勢
バネを収納するため軸周方向に設けたバネ溝である。ま
た11は下述するサブギアが回動時に当接する係止壁で
あって、サブギアとメインギア3とが共回り可能とする
ために設けたものである。
【0016】次に12は上記メインギア3と同軸に重ね
て設けるサブギアで、図4に示すように、その軸周に上
記メインギア3に設けたカム7、8と軸方向に重なるよ
うに互いに山の長さが異なる第3カム13と第1カム1
4を所定間隔をおいて設ける。このうち第3カム13
は、図8、に示したように、上記メインギア3との
共回りを開始したときにメインギア3の第2カム7が僅
かに先行して第1カム14と重なり、上記いずれのカム
とも山の長さが異なる合成カム7’を形成するような位
置に設ける。また、カムの外側にカム用凹部15を隔て
て上記メインギア3の歯列4と同径、同ピッチで駆動ギ
ア5と噛合可能な歯列16を一定領域(角度β=約30
度)に設けたギア部17を設ける。18はメインギア3
とサブギア12が共回りをして最大ひねり位置に達する
段階で共回りを確実に継続させるため上記ギア部17と
所定の間隔をおいて前記歯列4と同径、同ピッチで設け
た歯列である。さらにサブギア12の裏面の軸周方向に
は、上記バネ溝10に陥入する案内突条19を設け、上
記バネ溝10の一端10aとこの案内突条19の後端1
9a間に付勢バネ20を緊縮状態で取付けてこのサブギ
ア12が図面上、反時計回り方向(この方向を正方向と
する)に回動するように付勢し、図2、図8に示した
ように、始動時に歯列16の先頭16aが駆動ギア5の
歯に当接するようにしておく。この付勢バネ20は、下
述するように、駆動ギア5が回転を開始するときにサブ
ギア12の歯列16と駆動ギア5の歯とが確実に噛合す
るようにして、歯が噛合する際の遊びによってサブギア
の回動開始位置に誤差が生じないようにするものであ
る。また、メインギア3が回動を開始した後はメインギ
ア3とサブギア12を一体として共回りさせる役割を有
するものである。21は軸の半径方向に突設した検知突
起であって、回動時に下述する氷位検出構造の摺動片と
当接し、または当接しないことで貯氷箱の氷位によって
メインギア3との共回りを中止または継続するようにし
たものである。
【0017】また、22はスイッチング・バーで、図5
に示すように、バー先端に例えば磁石片からなる信号素
子23を設けると共に、後端に設けた回動軸24との中
間部に支持片25を突設したものである。26はアシス
ト・レバーであって図6に示すように軸26aで回動可
能とすると共にレバー中央部に上記メインギア3のカム
室6およびサブギア12のカム用凹部15内に突出する
従動ピン26bを立設し、図1(B)に示すように、該
従動ピン26bが各カムおよび合成カムに当接摺動した
ときにレバーの摺動面26cが上記支持片25に当接摺
動してスイッチング・バー22全体を回動させるように
している。なお、上記構成のアシスト・レバー26を設
けると共に支持片25を回動軸24と信号素子23の中
間部に設けたのは、カム山に従って上下動する従動ピン
26bの動きを拡大して信号素子23の動きとし、検知
素子に対する信号を明確に検知できるようにするためで
ある。
【0018】27は駆動モータの始動、停止、回転方向
の設定をはじめ注水装置等、自動製氷装置全体を構成す
る他の装置に対する入出力信号をコントロールする制御
回路28を構成した基板で、上記スイッチング・バー2
2の先端に設けた信号素子23と対向する位置に検知素
子として例えばホール素子29を設けたものである。即
ち、製氷皿の回動位置や貯氷箱内の氷の有無によってス
イッチング・バー22が回動し、その結果磁石片23が
ホール素子29に対して一定時間近接または乖離するか
ら、その状態の変化を制御回路28に出力し、制御回路
28でホール素子29からの信号の変化を検知して制御
方法を決定可能とするのである。尚、上記信号素子及び
検知素子は、信号素子が検知素子に対して対向位置にあ
るか否かによって信号出力が変化するものであれば、例
えば発光ダイオードとフォトトランジスタの組み合わせ
等公知の検知手段が採用できる。又、信号素子と検知素
子を一対として、例えばスイッチング・バーに何れを設
けるかは任意である。
【0019】30は氷位検出レバー31を嵌合保持する
レバー・ホルダーで、回動軸32で回動自在とし、図7
に示すように、ケース1内で同軸に設けた駆動杆33の
先端に摺動片34を突設し、この摺動片34が上記メイ
ンギア3に設けた案内切欠9の上面を摺動することで回
動し、バネ35を介して氷位検出レバー31を貯氷箱
(図示せず)内に陥入するように付勢して氷の量を検出
するようにしたもので、全体で氷位検出手段を構成する
ものである。即ち、下述するように貯氷箱内に氷が無い
か少ないときは、レバーが貯氷箱内に深く陥入して該レ
バーが大きく回動し、一方氷が満杯の時には、レバーは
氷によって回動を阻止されてあまり回動しないから、こ
のレバーの回動の幅によって氷の量が検出できるのであ
る。
【0020】次に、上記構成にかかる本発明の製氷皿の
駆動制御構造の一連の動作について図8〜11に従って
説明する。図8のが始動時および最終停止時の基本位
置を示すもので、皿回動軸2に連結した製氷皿(図示せ
ず)は水平姿勢にあり、製氷は完了しているものとす
る。また、氷位検出レバー31は、貯氷箱に氷が無いか
少ない場合には図1(B)に示すバネ35によって付勢
され貯氷箱の奥まで陥入して駆動杆33も案内切欠9内
に回動している。一方、氷が満杯の場合は、レバーはあ
まり陥入せず駆動杆33は回動しない。
【0021】まず、制御回路28からの始動信号により
駆動モータ(図示せず)が回転を始めると伝達機構等を
介して順次伝達された駆動力によって駆動ギア5が回転
を開始する。この信号はタイマー等によって定期的にま
たは間欠的に自動出力されるものである。駆動ギア5の
回転開始に伴い、図8に示すように付勢バネ20によ
って駆動ギア5の歯に当接するように反時計回り方向に
付勢されたサブギア12の歯列16が上記駆動ギア5と
正確に噛合し、サブギア12は皿回動軸2を中心に回動
を始める。このときメインギア3と駆動ギア5は噛合し
ていないためメインギア3は回動せず、連結した製氷皿
は水平姿勢を維持したままである。
【0022】サブギア12が回動するに従い、図8に
示すように第1カム14がアシスト・レバー26の従動
ピン26bを押し上げ、連動して摺動面26cがスイッ
チング・バー22の支持片25を押し上げ、この第1カ
ム14の山の長さを越える間だけ該バー22の先端の磁
石片23がホール素子29との対向位置から乖離して第
1信号T1(信号幅t=t1)が出力される。従って、
この第1信号T1を検知することで製氷皿が水平状態か
ら離氷作業を開始したことが確認できる。
【0023】さらにサブギア12が回動してギア部17
の先端がメインギア3の係止壁11に当接すると、その
ままサブギア12がメインギア3を正方向に押してメイ
ンギア3とサブギア12が共回りを開始する。図8、
に示すように駆動ギア5はサブギア12のギア部17
との噛合が解除されると同時にメインギア3の歯列4と
噛合し、メインギア3が回動するから、製氷皿は皿回動
軸2を介して離氷方向に回動を開始する。この時、サブ
ギア12は、付勢バネ20で同じ回動方向に付勢されて
いるから、駆動ギア5との噛合が解かれても係止壁11
に押しつけられるように付勢バネ20で挟定され、メイ
ンギア3と一体となって共回りを継続する。
【0024】貯氷箱に氷が無いか少ない場合、氷位検出
レバー31はバネ35によって付勢され貯氷箱内の奥ま
で陥入しているから、レバー・ホルダー30は図8に
示すように大きく回動してその回動軸32と同軸に設け
た駆動杆33は案内切欠9内に回動している。そのた
め、メインギア3と共に回動してきたサブギア12の検
知突起21と駆動杆33先端の摺動片34とは互いに当
接せず、メインギア3とサブギア12の共回りは継続し
て行われる。
【0025】この状態で、メインギア3の第2カム7と
サブギア12の第3カム13は図9、に示すように
メインギア3の第2カム7が僅かに先行してカム山の一
部が互いに重なり、上記何れのカムとも山の長さが異な
る合成カム7’を形成しているから、アシスト・レバー
26の従動ピン26bを上記合成されたカム7’の山を
乗り越える間だけ押し上げ、連動するスイッチング・バ
ー22の先端の磁石片23がホール素子29から乖離し
て第3信号T3(信号幅t=t3)が出力される。この
信号は貯氷箱に氷がないか少ない状態を検知したことを
示すものである。この第3信号T3の検知により、離氷
作業の継続が決定される。
【0026】上記動作と並行して、レバー・ホルダー3
0の回動軸32と同軸に設けた駆動杆33の先端の摺動
片34は図9に示すようにメインギア3の案内切欠9
の傾斜面9aを摺動し、その結果、レバー・ホルダー3
0が回動軸32を中心にバネ35の付勢力に反して氷位
検知レバーが水平となる方向へ持ち上げられる。このと
き図9、に示すようにサブギア12の歯列18もメ
インギア3と共に駆動ギア5と噛合しているから、摺動
片34が上記傾斜面9aを越えてサブギア12上を摺動
して摩擦抵抗が生じてもメインギア3とサブギア12の
共回りは確実に継続する。
【0027】なお、氷が満杯の場合は、図11に示す
ように駆動杆33があまり回動していないから、サブギ
ア12の検知突起21と摺動片34が互いに当接してサ
ブギア12の回動を停止させるのであるが、これについ
ては後述する。
【0028】さらに上記ギア3、12の回動が進むと、
図9に示すようにメインギア3の第4カム8がアシ
スト・レバー26の従動ピン26bを押し上げ、スイッ
チング・バー22を介してその山の長さを越える間だけ
磁石片23がホール素子29から乖離して第4信号T4
(信号幅t=t4)が出力される。この状態で製氷皿は
最大角度にひねられており、離氷が行われることにな
る。また、上記第4信号T4が検出されることにより制
御回路28を介して駆動モータは停止され、製氷皿の回
動も停止する。
【0029】適宜な手段で離氷を確認後、駆動モータは
逆方向に回転して製氷皿を始動時の位置まで戻すのであ
るが、その行程は上述した動作を概ね逆に辿ってなされ
る。即ち、メインギア3およびサブギア12が逆に回動
して、各カム山によって第4信号T4、第3信号T3が
その順序に出力される。ただし、氷位検出レバー31の
レバー・ホルダー30は、離氷によって貯氷箱内に氷が
あるため図10に示したようにバネ35によって付勢
されてもほとんど下降しない。
【0030】回動がさらに進むと製氷皿は図8の位置
で再び水平姿勢となり、その時点でメインギア3と駆動
ギア5との噛合が解除されるから、製氷皿は水平位置の
ままで停止する。その時、共回りしていたサブギア12
と駆動ギア5との噛合が開始されているから、サブギア
12のみがさらに回動し、サブギア12の第1カム14
によって再びアシスト・レバー26の従動ピン26bが
押し上げられ、第1信号T1(t=t1)が出力され
る。この第1信号T1の検出によって、製氷皿が確実に
水平姿勢を維持していることが確認できるから、制御回
路28により駆動モータを停止させ、次の注水行程等に
移行することができるのである。
【0031】次に、貯氷箱に氷が満杯の場合について図
10、11に従って説明すると、上述したとおり、図1
0、の状態で最初サブギア12のみが回動し、第1
信号T1が出力される。ついでメインギア3が駆動ギア
5と噛合を開始して共回りを開始する。氷が満杯の時は
駆動杆33があまり回動していないから、図11に示
すように、回動してきたサブギア12の検知突起21が
残っている駆動杆33先端の摺動片34と当接してサブ
ギア12の回動を停止させることになる。このとき、サ
ブギア12と駆動ギア5との噛合は解除され駆動ギア5
はメインギア3とのみ噛合してメインギア3のみが回動
している。
【0032】この状態では、上述した氷がない場合と異
なり、メインギア3の第2カム7とサブギア12の第3
カム13の一部が重なって合成カム7’を形成するので
はなく、図11、に示すように、メインギア3の第
2カム7のみが進行してこの第2カム7のカム山を乗り
越える間だけアシスト・レバー26の従動ピン26bを
押し上げるから、磁石片23がホール素子29から乖離
して第2信号T2(信号幅t=t2)が出力されること
になる。この第2信号T2は貯氷箱に氷が満杯の状態を
検知したことを示すものである。このとき製氷皿は僅か
に傾いてはいるが離氷には至っていない。この第2信号
T2が検知されることにより、制御回路28を介して駆
動モータは直ちに停止し、離氷動作を中止すると共に、
製氷皿を当初の水平姿勢に戻すように駆動モータは反転
を開始する。
【0033】そして、製氷皿は図10の位置で再び水
平姿勢となり、その時点でメインギア3と駆動ギア5と
の噛合が解除され製氷皿は停止するが、サブギア12と
の噛合が既に開始されているから、サブギア12のみが
余分に回転し、サブギア12の第1カム14によって再
び従動ピン26bが押し上げられ、第1信号T1(t=
t1)が出力される。この第1信号T1の検出によっ
て、製氷皿が確実に水平姿勢を維持していることが確認
できると共に、その前に貯氷箱が満杯であるという信号
T2も検知しているから、制御回路28を介して駆動モ
ータは停止し、一方、新たな注水行程等には移行せず、
待機する信号が出力される。
【0034】以上述べたように、製氷皿の回動と連動す
るカム動作によって、磁石片とホール素子は近接しある
いは乖離して、時間の経過に従ってホール素子から図1
2に示すような信号を得ることができる。そこで、以上
の動作をホール素子から出力されるこの検知信号に着目
し、図12に従って改めて説明する。なお、図12では
出力信号をパルス信号に整形したものを示している。
【0035】即ち、始動するとまず幅t1の第1信号T
1が出力され離氷作業を開始したことが確認される。製
氷皿の回動に従って貯氷箱内の氷の量を検知し、貯氷箱
内に氷が無いか少ない場合には幅t3の第3信号T3が
出力され、製氷皿の回動が継続される。さらに回動して
幅t4の第4信号T4を検知すると、製氷皿は最大ひね
り位置にあることが確認され、駆動モータは停止、反転
する。復帰時は第4信号T4、第3信号T3の順に検知
し、最終的に幅t1の第1信号T1が検知されれば、製
氷皿が再び水平姿勢を維持していることが確認できるの
である。
【0036】また、氷が貯氷箱に満杯の場合には、第1
信号T1の次に幅t2の第2信号T2が検出されること
になる。このときは、即時に駆動モータを停止して製氷
皿の回動を中止し、初期状態に復帰するために駆動モー
タを反転する。再び第2信号T2を検知し、最終的に第
1信号T1を検知すれば製氷皿が水平姿勢に復帰してい
ることが確認できる。この時には、上記信号の順序か
ら、新たな注水行程には移行しないような指示がなされ
る。
【0037】この場合、信号のパルス幅tは例えばt1
<t2<t3<t4のように逓増するもの、或いは逆に
逓減するものとしておく。これによって第1信号T1の
次に幅がt2<t3である第2信号T2が検出されれ
ば、貯氷箱内に氷が満杯であることを知ることができ
て、駆動モータを停止して離氷作業を中止することが可
能であり、その時の制御回路における判断の手法が簡素
化できる。また、信号の幅を随時モニターしておけば、
離氷作業のうちどの段階が行われているかが容易に把握
することができる。
【0038】なお、この信号のパルス幅t1〜t4は、
磁石片23を上下動させる各カムの山の長さによって簡
単に設定できるものである。即ち、上記構成では、従動
ピン26bが各カム山14、7’、8、7を越える間だ
けホール素子29との対向位置から乖離し、その間ホー
ル素子29がオフ状態となるから、その状態を検知信号
とできるのである。また、上記信号幅t1〜t4の信号
に代えて、或いはその信号と共に、図12に示す無信号
部分の幅t5、t6を検知信号として利用することで
も、製氷皿が何れの段階にあるかを知ることが可能とな
る。
【0039】
【発明の効果】上記請求項1から3にかかる製氷皿の制
御駆動構造は、製氷皿の回動の開始時および最大ひねり
位置、さらに貯氷箱の氷位の有無によって、それぞれ異
なる幅の信号を出力するようにしたものであるから、出
力される信号幅を順次モニターしておくことにより、そ
の信号幅によって製氷皿が現在どの位置にあるか或いは
貯氷箱に氷があるか否かを確実に把握することが可能と
なり、製氷皿の駆動に際し無駄のない正確な制御を行う
ことができる。
【0040】信号素子をカム山の形状によって検知素子
に対して近接または乖離させることで信号を得るように
したものであるから、カム山の大きさを任意に選択する
ことによって、状態ごとに異なる幅の信号を出力するこ
とが簡単にできる。
【0041】また請求項5に記載したように、信号幅を
順次逓増または逓減するような幅に設定しておけば、前
段階の信号幅との比較によって、製氷皿の現在位置およ
び回動方向が確実に把握でき、制御回路の構成の簡素化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明構造を収納した制御ユニットの
ケースの側面図、(B)はその内部構造の正面図であ
る。
【図2】駆動ギアとメインギア、サブギアの噛合状態を
示す部分拡大図である。
【図3】(A)はメインギアの側面図、(B)は正面図
である。
【図4】サブギアの正面図である。
【図5】(A)はスイッチングバーの正面図、(B)は
平面図である。
【図6】(A)はアシスト・レバーの正面図、(B)は
側面図である。
【図7】(A)はレバー・ホルダーの平面図、(B)は
側面図である
【図8】製氷皿の、回動開始から検氷位置までの動作を
示す説明図である。
【図9】製氷皿の、検氷位置から最大ひねり位置までの
動作を示す説明図である。
【図10】貯氷箱に氷が満杯の場合の動作を示す説明図
で、回動開始から検氷位置までの動作を示すものであ
る。
【図11】氷が満杯の状態を検知した状態を示す説明図
である。
【図12】出力信号のタイムチャートである。
【符号の説明】
2 皿回動軸 3 メインギア 4 歯列 5 駆動ギア 6 カム室 7 第2カム 7’ 合成カム 8 第4カム 9 案内切欠 11 係止壁 12 サブギア 13 第3カム 14 第1カム 15 カム用凹部 17 ギア部 20 付勢バネ 21 検知突起 22 スイッチング・バー 23 信号素子 25 支持片 26 アシスト・レバー 26b 従動ピン 28 制御回路 29 検知素子 30 レバー・ホルダー 34 摺動片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−220940(JP,A) 特開 平8−313129(JP,A) 特開 平10−220943(JP,A) 特開 平8−110135(JP,A) 特開 平6−147708(JP,A) 特開 平4−124570(JP,A) 特開 平3−230067(JP,A) 実開 平4−125173(JP,U) 特公 昭46−12195(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 1/10 301 F25C 1/10 302

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皿回動軸と直結するメインギアと同軸にサ
    ブギアを重ねて設け、各ギアは駆動ギアを介してそれぞ
    れ独立して一定角度回動するようにすると共にサブギア
    は正方向に付勢する付勢バネを設けてメインギアと共回
    り構成とし、メインギアには軸周方向に第2カムおよび
    第4カムを設けると共に氷位の検出手段を作動させる案
    内切欠を設け、サブギアには軸周方向に第1カムおよび
    第3カムを設けると共に、共回り時に第3カムと上記第
    2カムとで合成カムを構成し得るようにし、上記各カム
    山と連動して回動するスイッチング・バーの一部および
    これと対向する位置に一対の信号素子および検知素子を
    設けてカム山の長さに応じた所定幅の制御信号を出力す
    る制御回路を設けると共に、上記メインギアの案内切欠
    の上面を氷位検出レバーの回動軸に設けた摺動片が摺動
    することで当該氷位検出レバーが貯氷箱内に陥入して氷
    の量を検出するようにした氷位検出手段を設けたことを
    特徴とする製氷皿の駆動制御構造。
  2. 【請求項2】皿回動軸と直結するメインギアの外周に一
    定領域に渡って駆動ギアと噛合する歯列を設けると共に
    その内側に貫設したカム室に第2カム及び第4カムを設
    ける一方、外周の上記歯列を設けない部分に傾斜面を有
    する案内切欠を設け、このメインギアと同軸に重ねて設
    けるサブギアは、一定領域に渡り駆動ギアと噛合する歯
    列を備えたギア部を設ける一方、 カム用凹部を隔てて内側軸周に第1カム、第3カム及び
    検知突起を設け、メインギアに取り付けた付勢バネで正
    方向に付勢すると共に係止壁とで挟定してメインギアと
    共回り可能とし、共回りのときに上記メインギアの第2
    カムが僅かに先行して第3カムと重なって合成カムを形
    成するようにし、上記各カム山と連動して回動するスイ
    ッチング・バーの一部及びこれと対向する位置に一対の
    信号素子及び検知素子を設けてカム山の長さに応じた所
    定幅の制御信号を出力する制御回路を設けると共に、
    記メインギアの案内切欠の上面を氷位検出レバーの回動
    軸に設けた摺動片が摺動することで当該氷位検出レバー
    が貯氷箱内に陥入して氷の量を検出するようにした氷位
    検出手段を設けたことを特徴とする製氷皿の駆動制御構
    造。
  3. 【請求項3】スイッチング・バーの先端に信号素子を設
    けると共に後端の回動軸との中間部に支持片を設け、一
    方アシスト・レバーは上記カム室及びカム用切欠内に突
    出して上記各カム面を摺動する従動ピンを設けて回動可
    能とし、上記支持片がアシスト・レバーの摺動面を摺動
    することでスイッチング・バーがカム山の長さに応じて
    回動可能とし、更に上記信号素子と対向する位置に設け
    た検知素子と対向状態が変化するようにし制御回路はそ
    の対向状態の相違によって異なる所定幅の制御信号を出
    力するようにしたものである請求項2記載の製氷皿の駆
    動制御構造。
  4. 【請求項4】氷位検出手段は、氷位検出レバーを保持す
    るレバー・ホルダーの回動軸に設けた駆動杆の先端に設
    けた摺動片が上記メインギアの案内切欠に沿って摺動す
    るものである請求項1から請求項3のいずれか1項記載
    の製氷皿の駆動制御構造。
  5. 【請求項5】上記第1カム、第2カム、合成カム、第4
    カムのカム山の大きさがこの順序で逓増または逓減する
    ものである請求項1から請求項4のいずれか1項記載の
    製氷皿の駆動制御構造。
  6. 【請求項6】検知素子がホール素子で、信号素子が磁石
    片である請求項1から請求項5のいずれか1項記載の製
    氷皿の駆動制御構造。
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