JP3539664B2 - 積層鉄心の製造における制御方法と装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転電機における積層鉄心の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転電機における回転子鉄心は、珪素鋼板やパーマロイ等の薄板を積層して形成される。
【0003】
ところで、図1に示すように、誘導モータの回転子(ロータ)の軸穴はその軸受けの構造により1〜5段の段付き軸穴とする場合がある。これをカウンタボア型回転子と称し、各カウンタボアの積層枚数を設定することにより、積層鉄心全体の形状を設定する。
【0004】
また、このようなカウンタボア型回転子は、外径が同一であれば、各カウンタボア形状が異なる製品であっても、同一金型で形成されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の方法では、軸穴形状の違う複数のカウンタボアからなるロータの製造方法において、製品毎に各カウンタボアの積層枚数を設定し、製造しており、同一金型でカウンタボアの積層枚数が異なる製品を製造する場合、プレスを停止させ、製品データを変更し、再度製造を開始しなくてはならなかった。
【0006】
また、図1に示すようなカウンタボアの形状の設定は、製品処理前の製品データ設定の際に入力するもので、シーケンサシステムによる制御で製品処理中(プレス打ち抜き中)にそのカウンタボアの形状を変化させることができない。
【0007】
よって、ここで問題となるのは、同一金型で製品形状を変えた製品を処理する場合、プレス停止後製品データを変更し、再度、製品処理を行わなければならないことである。
【0008】
そこで本発明が解決しようとする課題は、カウンタボアの積層枚数が異なる製品の製造を、プレスを停止することなく行うことができる積層鉄心の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、それぞれが軸穴形状が異なる複数のカウンタボアからなる鉄心片を積層した複数の積層体により構成される積層鉄心を同一金型を使用してプレス打ち抜きして鉄心片の積層枚数が異なる積層鉄心の製造に際しての制御方法であって、プレス打ち抜きの準備段階において、前記形状の異なる複数のカウンタボアの製品データを入力設定し、設定された製品データの中の特定の製品データに基づいて特定の積層体のカウンタボアのプレス打ち抜きを行い、この特定の製品データを有するカウンタボアからなる鉄心片のプレス打ち抜きが終了したのち、前記設定された製品データの中の新たな特定の製品データに基づいて、新たな積層体のカウンタボアのプレス打ち抜きを行い、それと共に、プレス打ち抜き後の製品排出を、前記製品データを入力設定したカウンタボアからなる鉄心片の積層鉄心の製品データに基づいて、プッシャー、コンベア等により製品毎に排出経路を自動振り分けする積層鉄心の製造における制御方法と装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴は、複数の製品の各カウンタボアの積層枚数及び各製品の製造個数を記録する手段(PLC)を設け、プレスを停止せずにカウンタボアの積層枚数が異なる積層鉄心を製造することにある。
【0011】
図2は本発明の方法を実施するための制御装置のブロック図であり、図中1はプレス装置、2はPLC(シーケンサ)、3はカウンタボア用ソレノイド、4はデータ設定用タッチパネル、5は製品毎に排出方向を振り分けるプッシャー及びコンベアである。
【0012】
この制御装置において、データ設定用タッチパネル4で各CB(カウンタボア)の寸法及び形状並びに打ち抜き材料の板厚を入力すると、PLC2で自動変換し、各CBの積層枚数及び形状を設定する。
【0013】
また、各CBの積層枚数により積層開始から形状変更のためにソレノイドに指令を与えるまでの積層枚数(CB1,CB1〜CB2,CB1〜CB3,CB1〜CB4,CB1〜CB5)を算出する。
【0014】
また、積層枚数が指定されるCBをデータ設定用パネル4を指定する。
そして、通常はプレス装置からの信号により積層枚数をカウントし、積層枚数がCB1の設定枚数になったら、ソレノイド3に信号を送り、打ち抜き形状をCB2に変更する。積層枚数がCB1−CB2までの設定枚数の合計になったらソレノイド3に信号を送り、打ち抜き形状をCB3に変更する。積層枚数がCB1〜CB3までの設定枚数の合計になったらソレノイド3に信号を送り、打ち抜き形状をCB4に変更する。積層枚数がCB1〜CB4までの設定枚数の合計になったら、ソレノイド3に信号を送り打ち抜き形状をCB5に変更し、CB1〜CB5まで設定枚数を積層しカウンタボア型回転子を製造する。
【0015】
図3は本発明による製品振り分けのためのプッシャーの配置を示す平面図である。本実施例では、PLC2と連動し、カウンタボアの形状が異なる製品を、製品毎に排出経路を振り分けるプッシャーを2台、金型6下部に設けている。電磁鋼板7から打ち抜かれた鉄心片は、製品毎に積層され、積層された製品がブランク8に送られ、PLCからの信号を受けたプッシャーにより、そのプッシャーの排出経路へ製品が排出される。
【0016】
製品処理を行う準備段階のデータ設定で複数の製品データを入力、保存し製品処理中(プレス打ち抜き中)に製品処理設定個数により自動で製品形状を変化させ、それに伴う金型からの製品排出は、プッシャーにより製品毎に排出経路を自動で振り分けるように制御することとする。また、製品排出経路を振り分ける機器は、プッシャー5−1,5−2のほかに、コンベア等の他の搬送手段も使用することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、製造を行う準備段階のデータ設定で形状の異なる複数の製品データを入力、保存し、鉄心片のプレス打ち抜き中に、設定個数により自動で製品形状を変化させることにより、カウンタボアの形状が異なる製品を同一金型で製造する際、プレスを停止せずに製造することができる。
また、プレスを停止せずに製品毎に搬送経路を振り分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカウンタボアの断面図である。
【図2】本発明を実施するための制御装置のブロック図である。
【図3】本発明による製品振り分けのためのプッシャーの配置を示す平面図である。
【符号の説明】
CB カウンタボア、1 プレス装置、2 PLC(シーケンサ)、3 カウンタボア用ソレノイド、4 データ設定用タッチパネル、5 プッシャーまたはコンベア、5−1,5−2 プッシャー、6 金型、7 電磁鋼板、8 ブランク
Claims (2)
- それぞれが軸穴形状が異なる複数のカウンタボアからなる鉄心片を積層した複数の積層体により構成される積層鉄心を同一金型を使用してプレス打ち抜きして鉄心片の積層枚数が異なる積層鉄心の製造に際しての制御方法であって、
プレス打ち抜きの準備段階において、前記形状の異なる複数のカウンタボアの製品データを入力設定し、
設定された製品データの中の特定の製品データに基づいて特定の積層体のカウンタボアのプレス打ち抜きを行い、
この特定の製品データを有するカウンタボアからなる鉄心片のプレス打ち抜きが終了したのち、前記設定された製品データの中の新たな特定の製品データに基づいて、新たな積層体のカウンタボアのプレス打ち抜きを行い、
それと共に、
プレス打ち抜き後の製品排出を、前記製品データを入力設定したカウンタボアからなる鉄心片の積層鉄心の製品データに基づいて、プッシャー、コンベア等により製品毎に排出経路を自動振り分けする積層鉄心の製造における制御方法。 - プレス装置とシーケンサとカウンタボア用ソレノイドとデータ設定用タッチパネルと製品毎に排出方向を振り分けるプッシャーとコンベアからなる鉄心片の積層枚数が異なる積層鉄心の製造における制御装置であって、
前記データ設定用タッチパネルによって入力された各カウンタボアの寸法及び形状並びに打ち抜き材料の板厚が、シーケンサにおいて自動変換されて、各カウンタボアの積層枚数及び形状が設定され、
それぞれのカウンタボアの積層枚数により積層開始から形状変更のためにソレノイドに指令が与えられるまでの積層枚数が算出されて、各カウンタボアからなる鉄心片の積層枚数が指定され、
前記プレス装置においてカウントされた積層枚数が前記設定枚数に到達したとき、ソレノイドへの信号により、打ち抜き形状が変更され、
前記それぞれのカウンタボアからなる鉄心片の積層枚数毎に積層された製品が前記シーケンサからの信号を受けたプッシャーにより、排出経路へ製品が排出される積層枚数が異なる積層鉄心の製造における制御装置。
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| JP04788698A JP3539664B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 積層鉄心の製造における制御方法と装置 |
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